JP2008138522A - エンジンの始動時の触媒の早期昇温方法、及びその方法を備えた燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの始動時の触媒の早期昇温方法、及びその方法を備えた燃料制御装置 Download PDF

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久浩 大場
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健司 高田
Mitsuru Nagase
満 永瀬
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Abstract


【課題】アイドリング時の回転変動を抑制するための点火時期補正量より、燃料の性状を判定し、その判定結果に基づき燃料量を補正する。 始動時においてISC空気量への過負担,トルクダウン及びトルク段差を引き起こさないように、点火時期と空燃比を制御し、触媒の早期昇温方法を実現する。
【解決手段】始動後直後は触媒のヒートスポットに火種ができるまで、点火リタード主導で制御し、触媒のヒートスポットに火種が出来たと判断した時点で点火リタード主導からリーン空燃比主導で制御する。また、点火リタード主導から、リーン空燃比主導へ遷移する際は、トルク変動を引き起こさないように、等ISC空気量ラインを辿るように遷移制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの燃料制御装置に関し、始動時に触媒の早期昇温を促進し、未燃焼燃料の排出を抑制する空燃比制御の制御方法に関する。
従来の技術と言えば、特許文献1のように冷間始動時に触媒早期暖機を行うべく、点火時期を遅角させるとともにISC開度を通常よりも大きくしていた。シフトレンジがDレンジ移行時には点火時期を通常側へ移行させ、これにともなうトルク変動は、ISC開度を小さくして吸入空気量を減少させて吸収させるようにしていた。
また他の従来技術は、特許文献2のように触媒が活性化するまでに、排気管に2次空気導入口を設定し、酸素を供給することとなっていた。
特開2002−266688号公報 特開平10−169434号公報
本発明が解決しようとする問題点は、少ないISC空気量で触媒の早期昇温を図ることにある。従来の発明においては、点火時期を遅角させることは記載されているが、これは排温を上昇させるためであり、触媒の活性化に必要な酸素の供給は記載されていない。また後者の従来技術では、点火時期を遅角させることが記載されておらず、また排気に2次空気を導入させるだけでは、排気温度を外気の温度で低下させることとなり、昇温の遅れを招きかねない。
本発明は始動後の初期は触媒の火種となるヒートスポットが着火するまでは、点火時期を遅角側、空燃比は通常空燃比とし、排気温度を上昇させ、前記ヒートスポットが点火したと判断した点で点火を通常点火、空燃比をリーン空燃比として、触媒に酸素を供給させる。点火遅角主導から空燃比主導への状態遷移は等ISC空気量ラインに沿って行わせる。前記ヒートスポットが着火したか否かの判断は、所定の経過時間,吸入空気量の積算値,計測された触媒温度、または、酸素濃度センサの活性化度合いで判定する。
点火時期の遅角とリーン空燃比を同時に実施しないため、エンジンの出力トルクのダウンが少なく、ISC空気量が少なくなる。これに従い、排出される未燃焼ガスが減少し、且つ燃費が向上する。また点火遅角主導から空燃比主導への状態遷移が等ISC空気量ラインに沿って行われるため、状態遷移に伴うトルク変動がなく、エンジンの回転変動等が発生しない。
課題を解決するための触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置は、
点火遅角により、排気管の触媒に排熱を与える手段と、
空燃比をリーン化することで、排気管の触媒に酸素を与える手段と、
を有したエンジンの燃料制御装置において、
エンジン始動後の暖機時の点火時期に通常の点火時期と、
前記通常の点火時期に対して遅角側の点火時期を有し、
エンジン始動後の空燃比に通常の空燃比と前記通常の空燃比に対して、
リーン化した空燃比を有し、
エンジンの始動直後から、触媒の火種となる点が着火したと判断されるまで、
前記遅角側の点火時期と通常の空燃比で運転し、
前記触媒の火種となる点が着火したと判断されてから、
エンジントルクに変動が起こらないように、
前記通常の点火時期と前記リーン化した空燃比で運転する状態に遷移し、
前記触媒が活性化するまで、本状態で運転すること
を特徴とするものである。
以下、本発明の主な実施例を図を用いて説明する。図1は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の制御ブロックの一例である。ブロック101は、エンジン回転数計算手段のブロックである。エンジンの所定のクランク角度位置に設定されたクランク角度センサの電気的な信号、おもにパルス信号変化の単位時間当たりの入力数をカウントし、演算処理することで、エンジンの単位時間当りの回転数を計算する。ブロック102は、前述のブロック101で演算されたエンジンの回転数、及びエンジンの吸気管に設置されたセンサより検出された吸気管圧力、またはスロットル弁上流側に設置された空気流量計により計測されたエンジンの吸入空気量等をエンジン負荷として、各領域におけるエンジンの要求する基本燃料を計算する。ブロック103は、前述のブロック101で演算されたエンジンの回転数、前述のエンジン負荷により、前述のブロック102で計算された基本燃料のエンジンの各運転領域における補正係数を計算する。ブロック104は、前述のエンジン回転数、及び前述のエンジン負荷によりエンジンの各領域における最適な点火時期をマップ検索等で決定するブロックである。ブロック105は、触媒の昇温を促進させるため、始動時の空燃比及び点火時期を後述するタイミング及び制御量で制御する。ブロック106は、エンジンのアイドリング回転数を一定に保つためにアイドリング時の目標回転数を設定し、ISCバルブ制御手段への目標流量及びISC点火時期補正量を演算する。また、前述のブロック105で始動時の空燃比、及び点火時期が操作された場合の、トルク不足を補うための、始動時の空気量補正も行う。ブロック
107は、エンジンの排気管に設定された酸素濃度センサの出力から、エンジンに供給される燃料と空気の混合気が後述する目標空燃比に保たれるように空燃比帰還制御係数を計算する。尚、前述の酸素濃度センサは、実施例では、排気空燃比に対して比例的な信号を出力するものを示しているが、排気ガスが理論空燃比に対して、リッチ側/リーン側の2つの信号を出力するものでも差し支えはない。
ブロック108は、前述のエンジン回転数、及び前述のエンジン負荷によりエンジンの各領域における最適な目標空燃比をマップ検索等で決定する。本ブロックで決定された目標空燃比は、前述のブロック107の空燃比帰還制御に用いられる。ブロック109は、前述のブロック102で演算された基本燃料をブロック103の基本燃料補正係数,エンジン水温,ブロック105の始動時の空燃比制御量及びブロック107の空燃比帰還制御係数による補正を施す。ブロック110は、前述のブロック104でマップ検索された点火時期を、エンジンの状態(過渡もしくは定常)及びブロック105の始動時の点火時期制御量で補正を施す。
ブロック111〜114は、前述のブロック109で計算された燃料量をエンジンに供給する燃料噴射手段である。ブロック115〜118は、前述のブロック110で補正されたエンジンの要求点火時期に応じてシリンダに流入した燃料混合気を点火する点火手段である。ブロック119は、前述のブロック106で計算されたアイドリング時の目標流量となるようにISCバルブを駆動する手段である。
図2は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の制御ブロックの他の例である。前述の図1の例と異なるところは、ブロック105に触媒温度が入力されている点、及びブロック108に後酸素濃度センサが出力されており、触媒後の酸素濃度も空燃比帰還制御に寄与させるようにしている。また、本ブロック内では、触媒前後の酸素濃度センサ出力により、触媒の劣化指標を計算するように構成されている。
図3は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置が制御するエンジン回りの一例を示している。エンジン301は、吸入する空気量をスロットル絞り弁302,スロットル絞り弁をバイパスして、吸気管304へ接続された流路の流路面積を制御し、エンジンのアイドル時の回転数を制御するアイドルスピードコントロールバルブ303,吸気管304内の圧力を検出する吸気管圧力センサ305,エンジンの要求する燃料を供給する燃料噴射弁306,エンジンの所定のクランク角度位置に設定されたクランク角度センサ307,エンジンのシリンダ内に供給された燃料の混合気に点火する点火栓に、エンジン制御装置316の点火信号に基づいて点火エネルギを供給する点火モジュール308,エンジンのシリンダブロックに設定されエンジンの冷却水温を検出する水温センサ309,エンジンの排気管に設定され排気ガス中の酸素濃度を検出する前酸素濃度センサ310,エンジンの排気管のエンジン寄りに設定された前触媒311,前記前触媒311の内部の温度を計測する触媒温度センサ312,エンジンの排気管の後方に設定された後触媒313,前触媒311と後触媒313の中間の排気管に設定された後酸素濃度センサ314,エンジンの運転,停止のメインスイッチであるイグニッションキイスイッチ315、及びエンジンの各補器類を制御するエンジン制御装置316から構成されている。
尚本実施例では、吸気管圧力センサ305を設置してエンジンの負荷を計測することとしているが、エンジンの吸入空気量センサをスロットル絞り弁の前方に設置して、吸入空気量を計測し、エンジン負荷としても良い。またエンジンのアイドリング回転数はアイドルスピードコントロールバルブ203で制御しているが、スロットル絞り弁202をモータ等で制御するものにした場合は、前記アイドルスピードコントロールバルブ203は不用となる。
図4は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の内部構成の一例である。CPU401の内部にはエンジンに設置された各センサの電気的信号をデジタル演算処理用の信号に変換、及びデジタル演算用の制御信号を実際のアクチュエータの駆動信号に変換するI/O部402が設定されており、I/O部402には、吸入空気量センサ403,水温センサ404,クランク角センサ405,前酸素濃度センサ
406,後酸素濃度センサ407、触媒温度センサ408,吸気管圧力センサ409,イグニッションSW410が入力されている。CPU401からの出力信号ドライバ411を介して、燃料噴射弁412〜415,点火コイル416〜419、及びISCバルブへのISC開度指令値420へ出力信号が送られる。
図5は、従来の始動時における触媒早期昇温制御の一例である。チャート501は始動時のエンジン回転数挙動、チャート502は燃料の始動後増量係数の制御の挙動、チャート503は空燃比挙動、チャート504は点火時期の制御の挙動、チャート506は触媒のヒートスポットの温度上昇の挙動を示している。タイミング507より、始動時の触媒早期昇温制御が開始される。前記始動後増量係数は、通常の増量係数508に対して、リーン化の増量係数509に切り替わる。これにより、前記空燃比はチャート510が示すリーン空燃比となる。前記点火時期は、通常の点火時期511に対して遅角点火時期512に切り替わる。ISC空気量は、通常の空気量513に対して、空燃比リーン及び遅角点火時期によるトルクダウンを補うため、チャート514に示すように増量される。この例では、従来の触媒早期昇温制御が開始されたタイミング507よりトルクダウンによるエンジン回転数低下515及びリーン空燃比による排気温度低下で触媒のヒートスポット温度の低下516が発生している。
図6は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置始動時における触媒早期昇温制御の一例である。前述の図5の例と同様に、チャート601は始動時のエンジン回転数挙動、チャート602は燃料の始動後増量係数の制御の挙動、チャート603は空燃比挙動、チャート604は点火時期の制御の挙動、チャート606は触媒のヒートスポットの温度上昇の挙動を示している。タイミング607より、始動時の触媒早期昇温制御が開始される。前記点火時期は、通常の点火時期608に対して遅角点火時期609に切り替わる。次にタイミング610で前記始動後増量係数が通常の増量係数611に対して、リーン化の増量係数612に切り替わる。これにより、前記空燃比はチャート613が示すリーン空燃比となる。また前記点火時期は、遅角側点火時期609から通常の点火時期614へ切り替わる。この例では、触媒早期昇温制御のリーン化と遅角点火を同時に行わないので、トルク低下によるISC空気量の増加が少ない(チャート
615)。このため、触媒早期昇温制御開始タイミング607でのエンジンの回転落ちがなく(チャート616)、点火遅角時にリーン空燃比を供給しないため、触媒のヒートスポットの温度低下は発生しない(チャート617)。
図7は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の燃料と空燃比の設定の一例である。チャート701は始動時のエンジン回転数挙動、チャート702は燃料の始動後増量係数の設定、チャート703は点火時期の設定、チャート704はISC空気量の設定を示している。タイミング705より、始動時の触媒早期昇温制御が開始されると、点火時期は移行期間706を持って通常の点火時期707から遅角側点火時期708へ除々に移行する。ISC空気量も同様に増量側709へ除々に移行する。次にタイミング710で始動後増量係数は、通常の増量係数711からリーン化の増量係数712に、移行期間713を持って移行する。これと同時に点火時期は、遅角側点火時期708から通常の点火時期707へ除々に移行する。この際点火と空燃比の度合いは、エンジントルクにより定められ、タイミング710でトルク変動が発生しないように、遅角側点火時期とリーン化の増量係数を設定する。このことにより、ISC空気量はタイミング710で変更する必要はない。(領域714)始動時の触媒早期昇温制御の終了時は、移行期間715を持って、始動後増量係数及びISC空気量を通常の値に除々に移行する。
図8は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の制御の状態遷移の一例である。ライン801は等ISC空気量ラインを示している。状態802は始動時の触媒早期昇温制御の前期であり、遅角点火且つ通常始動後燃料増量係数である。状態803は触媒早期昇温制御の後期であり、通常点火且つリーン化始動後燃料増量係数である。触媒早期昇温制御の前期と後期の切換りは、等ISC空気量ラインの移行ライン804に沿って行われる。
図9は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の制御の状態遷移の他の例である。前述の図8の例と異なる点は、等ISC空気量ライン901が極端に変化している点である。この場合は、触媒早期昇温制御の前期の状態902から、触媒早期昇温制御の後期の状態903へ遷移する際に、まずライン904に沿って中間状態905へ遷移し、その後ライン906に沿って状態903へ遷移する。尚、本実施例では、中間状態の設定を1箇所としたが、等ISC空気量ラインの状態によっては、複数設定することも有る。
図10は、前述の図9の燃料と空燃比の設定の一例である。チャート1001はエンジン回転数、チャート1002は始動後燃料増量係数の挙動、チャート1003は点火時期の挙動を示している。タイミング1004で触媒早期昇温制御の前期から後期へ切り替わる。これに従い移行期間1005を持って中間状態1006へ遷移し、その後、移行期間1008持って触媒早期昇温制御の後期へ遷移する。
図11は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の制御の空燃比切替ロジックの一例である。ブロック1101でエンジン水温により通常の始動後の燃料補正量をテーブル検索する。ブロック1102でエンジン水温により、リーン化の燃料補正量をテーブル検索する。ブロック1103でエンジン水温により通常/リーン切替時の移行量をテーブル検索する。ブロック1104でエンジン水温により、通常/リーン切替時の移行インターバルをテーブル検索する。ブロック1105で空燃比の通常/リーンの切替判定を行い、その判定値に基づいて前記通常/リーンの燃料補正量をスイッチ1106で切り替える。切り替えられた補正量は、ブロック1107で移行処理を施す。
図12は、本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の制御の点火時期切替ロジックの一例である。ブロック1201でエンジン水温により通常の始動後の点火時期をテーブル検索する。ブロック1202でエンジン水温により遅角側の点火時期をテーブル検索する。ブロック1203でエンジン水温により通常/遅角切替時の移行量をテーブル検索する。ブロック1204でエンジン水温により、通常/遅角切替時の移行インターバルをテーブル検索する。ブロック1205で点火時期の通常/遅角の切替判定を行い、その判定値に基づいて前記通常/遅角の点火時期をスイッチ1206切り替える。切り替えられた点火時期は、ブロック1207で移行処理を施す。
図13は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の、制御の点火時期及び空燃比補正量切替時の移行の一例である。チャート1301が点火時期の挙動であり、チャート1302が始動後増量係数の挙動である。タイミング1303より、始動時の触媒早期昇温制御が開始されると、点火時期は移行量1304ずつ、移行インターバル1305毎に触媒昇温制御前期の点火時期に移行していく。タイミング1306より触媒昇温制御後期になると、始動後増量係数は、移行量1307ずつ、移行インターバル1308毎に触媒昇温制御後期の始動後増量係数に移行していく。
図14は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の、制御の点火時期及び空燃比補正量切替時の移行の他の例である。チャート1401が点火時期の挙動であり、チャート1402が始動後増量係数の挙動である。前述の図13と異なるのは、図13の移行が段階的であったのに対して、本例では、加重平均による滑らかな移行となっている点である。
図15は、前述の図11,図12の移行処理の詳細なブロックの一例である。本ブロックはトリガブロック1501により、与えられるインターバル毎に起動される。差分器
1502で本ブロックの前回の出力と目標値との差分を計算する。前記差分を比較器1503で0と比較し、差分値が0以下の場合は、スイッチ1504とスイッチ1505が切り替わり、前回の出力に移行量を加算し、最大値を入力された目標値とする経路により出力値を出力する。前記差分地が0より大きい場合は、前回の出力に移行量を減算し、最小値を入力された目標値とする経路により出力値を出力する。
図16は、前述の図11,図12の移行処理の詳細なブロックの他の例である。本ブロックの出力形態は、前述の図14の移行挙動となる。ゲイン1601で目標値に加重平均重みを乗算する。尚、加重平均重みは1より小さい値である。乗算器1602で前回の出力値に(1−加重平均重み)を乗算する。加算器1603で前記2ヶの乗算値を加算し、出力する。
図17は、前述の図11,図12の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの一例である。ブロック1701でエンジン水温により完爆判定回転数PERFTをテーブル検索する。ブロック1702でエンジン水温により完爆後ディレイ時間TPERDLYをテーブル検索する。ブロック1703でエンジン水温により点火遅角時間TRETDをテーブル検索する。本時間が触媒昇温制御前期の時間となる。ブロック1704でエンジン水温によりリーン化時間TLEANをテーブル検索する。本時間が触媒昇温制御後期の時間となる。比較器1705でエンジン回転数が前記完爆判定回転数PERFTを超えているかを判定する。超えている場合は、タイマ1 1706にトリガを与え起動する。比較器1707で前記タイマ1の値が完爆後ディレイ時間TPERDLYを超えているか否かを判定する。超えている場合は、タイマ2 1708にトリガを与えて起動し、判定信号1を“1”とする。比較器1709で前記タイマ2の値が点火遅角時間TRETDを超えているか否かを判定する。超えている場合は、タイマ3 1710にトリガを与えて起動し、判定信号2を“1”とする。比較器1711で前記タイマ3の値がリーン化時間TLEANを超えているか否かを判定する。超えている場合は、判定信号3を“1”とする。セレクタ決定ブロック1712は、前記判定信号1〜3の値の組み合わせで、セレクタを決定する。セレクタが決定されると、スイッチ1713を切り替え通常制御,遅角制御(触媒昇温制御前期)及びリーン化制御(触媒昇温制御後期)の何れかを選択し、指令値として出力する。
図18は、前述の図11,図12の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの他の例である。ブロック1801でエンジン水温により完爆判定回転数PERFTをテーブル検索する。ブロック1802でエンジン水温により完爆後ディレイ時間TPERDLYをテーブル検索する。ブロック1803でエンジン水温により空気量積算値閾値1 QTHRSH1 をテーブル検索する。ブロック1804でエンジン水温により空気量積算値閾値2
QTHRSH2をテーブル検索する。比較器1805でエンジン回転数が前記完爆判定回転数PERFTを超えているかを判定する。超えている場合は、タイマ1 1806にトリガを与え起動する。比較器1807で前記タイマ1の値が完爆後ディレイ時間TPERDLYを超えているか否かを判定する。超えている場合は、判定信号1を“1”とし、スイッチ1808を切り替えて加算器1809、及び遅延器1810からなる積算器で吸入空気量Qaの積算を開始する。比較器1811で前記吸入空気量Qaの積算値が、前記空気量積算値閾値1 QTHRSH1を超えているか否かを判定する。超えている場合は、判定信号2を“1”とする。比較器1812で前記吸入空気量Qaの積算値が、前記空気量積算値閾値2 QTHRSH2を超えているか否かを判定する。超えている場合は、判定信号3を“1”とする。ブロック1813は、前記判定信号1〜3の値の組み合わせで、セレクタを決定する。セレクタが決定されると、スイッチ1814を切り替え通常制御,遅角制御(触媒昇温制御前期)及びリーン化制御(触媒昇温制御後期)の何れかを選択し、指令値として出力する。
図19は、前述の図11,図12の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの他の例である。ブロック1901でエンジン水温により完爆判定回転数PERFTをテーブル検索する。ブロック1902でエンジン水温により完爆後ディレイ時間TPERDLYをテーブル検索する。ブロック1903で触媒劣化指標DCATINDXにより触媒温閾値1 TCATTHD1をテーブル検索する。ブロック1904で触媒劣化指標DCATINDXにより触媒温閾値2 TCATTHD2をテーブル検索する。比較器1905でエンジン回転数が前記完爆判定回転数PERFTを超えているかを判定する。超えている場合は、タイマ1 1906にトリガを与え起動する。比較器1907で前記タイマ1の値が完爆後ディレイ時間TPERDLYを超えているか否かを判定する。超えている場合は、判定信号1を“1”とする。比較器1908で触媒温度TCATが、前記触媒温閾値1 TCATTHD1を超えているか否かを判定する。超えている場合は、判定信号2を“1”とする。比較器
1909で触媒温度TCATが、前記触媒温閾値2 TCATTHD2を超えているか否かを判定する。超えている場合は、判定信号3を“1”とする。ブロック1910は、前記判定信号1〜3の値の組み合わせで、セレクタを決定する。セレクタが決定されると、スイッチ1911を切り替え通常制御,遅角制御(触媒昇温制御前期)及びリーン化制御(触媒昇温制御後期)の何れかを選択し、指令値として出力する。
図20は、前述の図17,図18,図19の判定信号3の判定の他の例である。比較器2001,比較器2002で酸素濃度センサ信号O2SIGが、電圧閾値O2UPPERより上によぎったか、もしくは、電圧閾値O2LOWERより下によぎったかを判定し、どちらかが成立していた場合は、OR回路2003で判定信号3を“1”とする。その後は、他の判定信号と組み合わせてセレクタを設定し、制御を選択する。
図21は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の制御の詳細なフローチャートの一例である。ステップ2101で入力されたクランク角度センサ信号より計算されたエンジン回転数を読み込む。ステップ2102ではエンジン負荷
(吸入空気量)を読み込む。ステップ2103では前記のエンジン回転数とエンジン負荷より基本燃料量の計算を行う。ステップ2104では、触媒早期昇温の為の始動時の空燃比及び点火時期の切替え判定を行う。ステップ2105では、前記エンジン回転数とエンジン負荷によりエンジンの充填効率等の補正係数を検索する。ステップ2106では、酸素濃度センサの出力信号を読み込み、ステップ2107で前記エンジン回転数とエンジン負荷によりエンジンの要求する目標空燃比の検索を行う。ステップ2108では前記酸素濃度センサの出力信号、及び前記目標空燃比を基に、空燃比帰還制御係数を計算する。ステップ2109では前記充填効率等の補正係数,前記空燃比帰還制御係数、及びステップ2205の空燃比切替え判定により、前記基本燃料量の補正を行う。ステップ2110では、前記エンジン回転数と前記エンジン負荷により基本点火時期の検索を行う。ステップ2111では前記ステップ2104の空燃比/点火切り替えの判定に基づいて基本点火時期の修正を行う。ステップ2112ではエンジン水温等に基づいて、目標とするアイドル回転数を計算する。ステップ2113は、前記目標とするアイドル回転数を保つために必要なISC目標流量を計算する。ステップ2114では前記ステップ2111の基本点火時期の補正量を読み込む。ステップ2115では前記基本点火時期の補正量に基づいて
ISC始動時空気補正量を計算する。ステップ2116では、前記ISC始動時空気補正量等により、最終的なISC空気量を計算し、ISCバルブ等に指令値を出力する。
図22は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の制御の詳細なフローチャートの他の例である。ステップ2201で入力されたクランク角度センサ信号より計算されたエンジン回転数を読み込む。ステップ2202ではエンジン負荷(吸入空気量)を読み込む。ステップ2203では前記のエンジン回転数とエンジン負荷より基本燃料量の計算を行う。ステップ2204では、触媒温度センサの出力信号から触媒温を読み込む。ステップ2205では、触媒早期昇温の為の始動時の空燃比及び点火時期の切替え判定を行う。ステップ2206では、触媒(前触媒)前に設定された酸素濃度センサの出力を読み込む。ステップ2207では、触媒(前触媒)後に設定された酸素濃度センサの出力を読み込む。ステップ2208では、前記触媒の前後酸素濃度センサの出力信号より、空燃比帰還制御係数を計算する。ステップ2209では前記エンジン回転数とエンジン負荷によりエンジンの充填効率等の補正係数を検索する。ステップ2210では前記充填効率等の補正係数,前記空燃比帰還制御係数、及びステップ2205の空燃比切替え判定により、前記基本燃料量の補正を行う。ステップ2211では、前記エンジン回転数と前記エンジン負荷により基本点火時期の検索を行う。ステップ2212では前記ステップ2205の空燃比/点火切り替えの判定に基づいて基本点火時期の修正を行う。ステップ2213では、前記触媒前後の酸素濃度センサ出力に基づいて、触媒の劣化指標を計算する。ステップ2214ではエンジン水温等に基づいて、目標とするアイドル回転数を計算する。ステップ2215は、前記目標とするアイドル回転数を保つために必要な
ISC目標流量を計算する。ステップ2216では前記ステップ2211の基本点火時期の補正量を読み込む。ステップ2217では前記基本点火時期の補正量に基づいてISC始動時空気補正量を計算する。ステップ2218では、前記ISC始動時空気補正量等により、最終的なISC空気量を計算し、ISCバルブ等に指令値を出力する。
図23は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の制御の空燃比切替ロジックの詳細なフローチャートの一例である。ステップ2301でエンジン水温を読み込む。ステップ2302で通常時の始動後燃料補正係数を前記エンジン水温でテーブル検索する。ステップ2303でリーン化燃料補正係数を前記エンジン水温でテーブル検索する。ステップ2304で空燃比の切り替えの判定がリーン化判定か否かを判断する。リーン化判断であれば、ステップ2305でリーン化の燃料補正係数を選択し、そうでない場合は、ステップ2306で通常の始動後補正係数を選択する。ステップ2307で前記エンジン水温で通常/リーン移行量をテーブル検索する。ステップ2308で前記エンジン水温で通常/リーン移行時間をテーブル検索する。ステップ2309で、前記選択された燃料補正係数,移行量、及び移行時間で移行処理を行う。
図24は本発明の対象となる始動時の触媒の早期昇温方法の制御の点火時期切替ロジックの詳細なフローチャートの一例である。ステップ2401でエンジン水温を読み込む。ステップ2402で通常時の始動後点火時期を前記エンジン水温でテーブル検索する。ステップ2403で遅角側点火時期を前記エンジン水温でテーブル検索する。ステップ2404で点火時期の切り替えの判定が遅角判定か否かを判断する。遅角判断であれば、ステップ
2405で遅角側点火時期を選択し、そうでない場合は、ステップ2406で通常の始動後点火時期を選択する。ステップ2407で前記エンジン水温で通常/遅角移行量をテーブル検索する。ステップ2408で前記エンジン水温で通常/R遅角移行時間をテーブル検索する。ステップ2409で、前記選択された点火時期,移行量、及び移行時間で移行処理を行う。
図25は前述の図15の移行処理の詳細なフローチャートの一例である。本チャートは前述の移行時間毎に与えられるトリガにより、所定インターバルで起動される。ステップ
2501で入力された目標値を読み込む。ステップ2502で前記目標値と、前回の出力を比較する。ステップ2503で前記比較値に基づき、目標値が前回の出力以上か否かを判断する。大きい場合は、ステップ2504で前回の出力に移行量を加算し、ステップ
2505で加算値が目標値より大きいか否かを判断し、大きい場合は、ステップ2506で出力値に目標値を選択する。前記ステップ2503で目標値が前回の出力より小さいと判断された場合は、ステップ2507で前回の出力から移行量を減算する。ステップ2508で減算値と目標値を比較し、目標値が大きい場合は、ステップ2509で出力に目標値を選択する。
図26は前述の図16の移行処理の詳細なフローチャートの一例である。ステップ2601で目標値に重みを乗算する。ステップ2602で前回の出力値に(1−重み)を乗算する。ステップ2603で乗算値同士を加算し、出力する。
図27は、前述の図17の空燃比/点火切替判定の詳細なフローチャートの一例である。ステップ2701でエンジン水温を読み込む。ステップ2702で前記エンジン水温で完爆判定回転数PERFTをテーブル検索する。ステップ2703で前記エンジン水温で完爆後ディレイ時間TPERDLYをテーブル検索する。ステップ2704で点火遅角時間TRETDをテーブル検索する。ステップ2705で前記エンジン水温でリーン化時間TLEANをテーブル検索する。ステップ2706でエンジン回転数Neを読み込む。ステップ2707でエンジン回転数Neが完爆判定回転数PERFT以上か否かを判断する。そうでない場合は、ステップ2708でタイマ1〜3を初期化する。PERFT以上の場合は、lステップ2709でタイマ1をカウントアップし、ステップ2710でタイマ1が完爆後ディレイ時間TPERDLY以上か否かを判断する。TPERDLY以上であれば、ステップ2711でタイマ2をカウントアップし、ステップ2712で判定信号1を“1”とする。ステップ2713でタイマ2が点火遅角時間TRETD以上か否かを判断する。以上の場合は、ステップ2714でタイマ3をカウントアップし、ステップ2715で判定信号2を“1”とする。ステップ2716でタイマ3がリーン化時間TLEAN以上か否かを判断する。以上であれば、ステップ2717で判定信号3を“1”とする。その後、ステップ2718で前記判定信号1〜3の値から、セレクタを設定し、ステップ
2719でセレクタに対応する制御を選択する。
図28は、前述の図18の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの一例である。ステップ2801でエンジン水温を読み込む。ステップ2802で前記エンジン水温で完爆判定回転数PERFTをテーブル検索する。ステップ2803で前記エンジン水温で完爆後ディレイ時間TPERDLYをテーブル検索する。ステップ2804で前記エンジン水温で空気量積算値閾値1 QTHRSH1をテーブル検索する。ステップ2805で前記エンジン水温で空気量積算値閾値2 QTHRSH2をテーブル検索する。ステップ2806でエンジン回転数Neを読み込む。ステップ2807でエンジン回転数Neが完爆判定回転数PERFT以上か否かを判断する。そうでない場合は、ステップ2808でタイマ1を初期化し、及び空気量積算値をクリアする。PERFT以上の場合は、ステップ2809でタイマ1をカウントアップし、ステップ2810でタイマ1が完爆後ディレイ時間
TPERDLY以上か否かを判断する。TPERDLY以上であれば、ステップ2811で判定信号1を“1”とし、ステップ2812で吸入空気量Qaの積算を開始する。ステップ2813でQaの積算値が空気量積算値閾値1 QTHRSH1以上か否かを判断する。以上の場合はステップ2814で判定信号2を“1”とする。ステップ2815で
Qaの積算値が空気量積算値閾値2 QTHRSH2以上か否かを判断する。以上の場合はステップ2816で判定信号3を“1”とする。その後、ステップ2817で前記判定信号1〜3の値から、セレクタを設定し、ステップ2818でセレクタに対応する制御を選択する。
図29は、前述の図19の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの一例である。ステップ2901でエンジン水温を読み込む。ステップ2902で前記エンジン水温で完爆判定回転数PERFTをテーブル検索する。ステップ2903で前記エンジン水温で完爆後ディレイ時間TPERDLYをテーブル検索する。ステップ2904で触媒劣化指標
DCATINDXを読み込む。ステップ2905で前記触媒劣化指標DCATINDXで触媒温度閾値1 TCATTHD1を検索する。ステップ2906で前記触媒劣化指標
DCATINDXで触媒温度閾値2 TCATTHD2を検索する。ステップ2907でエンジン回転数Neを読み込む。ステップ2908でエンジン回転数Neが完爆判定回転数PERFT以上か否かを判断する。そうでない場合は、ステップ2909でタイマ1を初期化する。PERFT以上の場合は、ステップ2910でタイマ1をカウントアップし、ステップ2911でタイマ1が完爆後ディレイ時間TPERDLY以上か否かを判断する。TPERDLY以上であれば、ステップ2912で判定信号1を“1”とし、ステップ2913で触媒温度TCATを読み込む。ステップ2914で触媒温度TCATが前記触媒温度閾値1 TCATTHD1以上か否かを判断する。以上の場合は、ステップ2915で判定信号2を“1”とする。ステップ2916で触媒温度TCATが前記触媒温度閾値2 TCATTHD2以上か否かを判断する。以上の場合はステップ2917で判定信号3を“1”とする。その後、ステップ2918で前記判定信号1〜3の値から、セレクタを設定し、ステップ2919でセレクタに対応する制御を選択する。
図30は、前述の図20の判定信号3の判定を図27のフローチャートに適用した一例である。ステップ3001〜ステップ3015までは、前述の図20の例と同じフローである。ステップ3016では酸素濃度センサ信号O2SIGを読み込む。ステップ3017とステップ3018で前記酸素濃度センサ信号O2SIGがO2UPPER以上か、もしくはO2LOWER以下かを判断する。そうであれば、判定信号3を“1”とする。その後、ステップ3020で前記判定信号1〜3の値から、セレクタを設定し、ステップ3021でセレクタに対応する制御を選択する。
本発明の燃料制御装置の制御ブロックの一例。 本発明の燃料制御装置の制御ブロックの他の例。 本発明の燃料制御装置が制御するエンジン回りの一例。 本発明の燃料制御装置の内部構成の一例。 従来の燃料制御装置の触媒早期昇温制御のチャートの一例。 本発明の燃料制御装置の触媒早期昇温制御のチャートの一例。 本発明の燃料制御装置の始動時の燃料と空燃比の設定の一例。 本発明の燃料制御装置の触媒早期昇温制御の状態遷移の一例。 本発明の燃料制御装置の触媒早期昇温制御の状態遷移の他の例。 本発明の前述の図9の燃料と空燃比の設定の一例。 本発明の燃料制御装置の始動時の触媒の早期昇温方法の制御の空燃比切替ロジックの一例。 本発明の燃料制御装置の始動時の触媒の早期昇温方法の制御の点火時期切替ロジックの一例。 本発明の燃料制御装置の始動時の触媒の早期昇温方法の、制御の点火時期及び空燃比補正量切替時の移行の一例。 本発明の燃料制御装置始動時の触媒の早期昇温方法の、制御の点火時期及び空燃比補正量切替時の移行の他の例。 本発明の前述の図11,図12の移行処理の詳細なブロックの一例。 本発明の前述の図11,図12の移行処理の詳細なブロックの他の例。 本発明の前述の図11,図12の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの一例。 本発明の前述の図11,図12の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの他の例。 本発明の前述の図11,図12の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの他の例。 本発明の前述の図17,図18,図19の判定信号3の判定の他の例。 本発明の燃料制御装置の始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の制御の詳細なフローチャートの一例。 本発明の燃料制御装置の始動時の触媒の早期昇温方法を備えた燃料制御装置の制御の詳細なフローチャートの他の例。 本発明の燃料制御装置の始動時の触媒の早期昇温方法の制御の空燃比切替ロジックの詳細なフローチャートの一例。 本発明の燃料制御装置の始動時の触媒の早期昇温方法の制御の点火時期切替ロジックの詳細なフローチャートの一例。 本発明の前述の図15の移行処理の詳細なフローチャートの一例。 本発明の前述の図16の移行処理の詳細なフローチャートの一例。 本発明の前述の図17の空燃比/点火切替判定の詳細なフローチャートの一例。 本発明の前述の図18の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの一例。 本発明の前述の図19の空燃比/点火切替判定の詳細なブロックの一例。 本発明の前述の図20の判定信号3の判定を図27のフローチャートに適用した一例。
符号の説明
303 アイドルスピードコントロールバルブ
308 点火モジュール
309 水温センサ
310 前酸素濃度センサ
311 前触媒
312 触媒温度センサ
315 イグニッションキイスイッチ
316 エンジン制御装置
401 CPU
402 I/O部
411 出力信号ドライバ
1712 セレクタ決定ブロック

Claims (10)

  1. エンジン始動後の暖機時の点火時期に通常の点火時期と、
    前記通常の点火時期に対して遅角側の点火時期を有し、
    エンジン始動後の空燃比に通常の空燃比と前記通常の空燃比に対して
    リーン化した空燃比を有し、
    エンジンの始動直後から、触媒の火種となる点が着火したと判断されるまで
    前記遅角側の点火時期と通常の空燃比で運転し、
    前記触媒の火種となる点が着火したと判断されてから、
    エンジントルクに変動が起こらないように、
    前記通常の点火時期と前記リーン化した空燃比で運転する状態に遷移し、
    前記触媒が活性化するまで、本状態で運転すること
    を特徴とした始動時の触媒早期昇温方法、及びその装置。
  2. 前記触媒の火種となる点が着火したと判断する手段は、
    エンジンの始動後からの第一の経過時間で判定することを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
  3. 前記触媒が活性化したと判断する手段は、
    前記触媒の火種となる点が着火したと判断されてから
    第二の経過時間で判定することを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
  4. 前記触媒の火種となる点が着火したと判断する手段は、
    エンジンの始動後からエンジンの吸入する空気量の積算値を第一の所定の値と比較して判定することを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
  5. 前記触媒が活性化したと判断する手段は、
    エンジンの始動後からエンジンの吸入する空気量の積算値を第二の所定の値と比較して判定することを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
  6. 前記触媒が火種となる点が着火したと判断する手段は、
    触媒の温度と予め定める第一の温度閾値を比較することで判定することを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
  7. 前記触媒が活性化したと判断する手段は、
    触媒の温度と前記第一の温度閾値より高い第二の温度閾値を比較することで判定することを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
  8. 前記第一又は第二の温度閾値は、
    触媒の劣化指標に基づいて定まることを特徴とする
    請求項6又は7記載のエンジンの燃料制御装置。
  9. 前記触媒が活性化したと判断する手段は、
    排気管に具備された酸素濃度センサの出力電圧を所定の閾値と、
    比較することで判定することを特徴とする
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
  10. 前記エンジントルクの変動が起きないように状態遷移する方法は、
    等ISC空気量ラインに沿って点火時期と空燃比を変化させることを特徴とした
    請求項1記載のエンジンの燃料制御装置。
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