JP2008137424A - 車両用盗難防止装置、車両用盗難防止装置を備えた鞍乗り型車両 - Google Patents

車両用盗難防止装置、車両用盗難防止装置を備えた鞍乗り型車両 Download PDF

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Abstract

【課題】 イモビライザー機能の設定又は解除のコードが豊富になり、車両の盗難が防止される車両用盗難防止装置を提供する。
【解決手段】 フロントブレーキスイッチ15のオン・オフの切替えによる前輪制動信号41を検知する前輪制動信号検知回路5と、リアブレーキスイッチ16のオン・オフ切替えによる後輪制動信号42を検知する後輪制動信号検知回路6と、前輪制動信号41及び後輪制動信号42を組合わせて入力コード43を入力し、入力コード43が、予め設定された第1のID認証コード46と一致する場合に、エンジン32を始動可の状態とする車両用盗難防止装置10を構成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用盗難防止装置、特に、鞍乗型車両が標準装備している電気機器のオン・オフの切替え操作を利用した車両用盗難防止装置、及び、車両用盗難防止装置を備えた鞍乗り型車両に関するものである。
従来、多発する自動車盗難に対して、専用キーに埋め込まれたトランスポンダと呼ばれる電子チップが持つ固有のIDコードと、車両側のIDコードとを、電子的に照合し、一致すれば、エンジンを始動させることができる車両用盗難防止装置を、自動車に設けることが行われている。
そのような車両用盗難防止装置を備えた自動車に関する発明として、特許文献1に記載されたようなものがある。特許文献1には、「イグニッションキー11からの信号が一致しイグニッションスイッチがオンとされると所定のキーワードを含む可変コードがイモビライザーECU12からエンジンECU13に送信され、エンジンECU13においてキーワードが解読される。解読されたキーワードが誤っているときはエンジンの運転を禁止する車両盗難防止装置。」が記載されている。
これによれば、「可変コードによりエンジンECU13を開錠するイモビライザーECU12を設置することにより耐盗難性を向上した車両盗難防止装置を提供する。」ことができる旨記載されている。
また、自動二輪車窃盗に対して、前述したようなトランスポンダと呼ばれる電子チップを使用しない別の方法で対処する車両用盗難防止装置の発明もある。
そのような車両用盗難防止装置を備えた自動車に関する発明として、特許文献2に記載されたようなものがある。特許文献2には、「メインスイッチを所定のパターンで所定の時間内にオン・オフの切替え操作を行ってキーを抜けば、盗難防止システムが作動されない状態とすることができ、メインスイッチを何ら操作しないでキーを抜けば、盗難防止システムが作動されるようにすることができる車両用盗難防止装置。」に関する発明が記載されている。
これによれば、「リモコンを用いることなく、自動二輪車のイモビライザー機能の解除をすることができる。」旨記載されている。
特開平8−30873号公報 特許第3668388号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、イグニッションキー11、イモビライザーECU12、及び、エンジンECU13に、所定コードの送受信機能を別途設ける構成であるために、車両用盗難防止装置は、構造が複雑なものとなり、又、製造金額が高価なものになる虞があった。
また、特許文献1に記載された発明では、自動車の所有者以外の者がイグニッションキー11を拾得又は盗難した場合には、イグニッションキー11を自動車内のキー差込口に挿入して回動すれば運転可能となり、自動車が盗難される虞もあった。
さらに、特許文献1に記載された発明は、自動車の車両用盗難防止装置に関する発明であるが、自動二輪車等の鞍乗り型車両の場合には、例えば、ブレーキレバーが前輪用と後輪用とで別の箇所に配設されるという特有な性質があるから、そのような自動二輪車に特有な性質を利用できるのであれば、その性質を利用したいところである。
一方で、特許文献2に記載された発明では、1系統の電気機器のスイッチを所定のパターンで動作させて、イモビライザー機能の解除を行うことになるが、1系統の電気機器のスイッチだけでは、その所定のパターンの選択数に限界がある。
また、特許文献2に記載された発明では、所定のパターン自体が特定のものであるために、自動二輪車の所有者以外の者でも、キーさえあれば、イモビライザー機能を解除することができるということが考えられる。
さらに、そのようにならないようにするために、自動二輪車の所有者がイモビライザー機能の解除方法を自由に変更できれば良いが、その方法が複雑では操作が煩わしい。
そこで、この発明は、構造が簡単であると共に製造金額が低額で、所有者以外の者がエンジンの始動を開始できないようにすることができ、エンジンを始動するために必要なID認証のコードの数を豊富にすることができる車両用盗難防止装置を提供することを課題とする。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両に装備されて互いに別系統でオン・オフが切替え自在な複数の電気機器と、前記複数の電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる複数の操作信号を検知する操作信号検知手段と、前記複数の操作信号を組合わせた入力コードが所定時間内に入力されると、該入力コードが予め設定された第1のID認証コードと一致するか否かを判断して、一致するときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされ、一致しないときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされないように制御するエンジン始動制御手段とを備えた車両用盗難防止装置としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記複数の電気機器は、第1電気機器と第2電気機器が含まれ、前記複数の操作信号は、前記第1電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる第1操作信号、及び、前記第2電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる第2操作信号であり、前記操作信号検知手段は、前記第1操作信号を検知する第1操作信号検知手段、及び、前記第2操作信号を検知する第2操作信号検知手段であり、前記入力コードは、前記第1操作信号と前記第2操作信号を組合わせたコードであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記エンジンが始動可の状態となった後に、前記エンジン始動制御手段は、前記複数の電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる前記操作信号が所定のパターンで入力されると、所定時間内に所望の前記入力コードが入力されることによって所望の前記第1のID認証コードが登録され、前記操作信号が所定のパターン以外で入力されると、所望の前記第1のID認証コードが登録されないように制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記第1のID認証コードの他に、前記第1操作信号と前記第2操作信号とを組合わせて登録される第2のID認証コードがあり、前記エンジン始動制御手段は、所定の操作をした後で所定時間内に入力された前記入力コードと前記第2のID認証コードとが一致すると判断した場合には、所定時間内に所望の前記入力コードが入力されることによって所望の前記第1のID認証コードが登録され、前記入力コードと前記第2のID認証コードとが一致しない判断した場合には、所望の前記第1のID認証コードが登録されないように制御することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の構成に加え、前記第1のID認証コードは、複数設定可能であり、前記エンジン始動制御手段は、前記入力コードが入力されると、該入力コードが予め設定された前記複数の第1のID認証コードの何れかと一致するか否かを判断して、一致するときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされ、一致しないときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされないように制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記第1電気機器、及び、前記第2電気機器は、フロントブレーキスイッチ、リアブレーキスイッチ、メインスイッチ、右フラッシャースイッチ、左フラッシャースイッチ、ハザードスイッチ、フロントライトスイッチ、フロントライトポジションスイッチ、ハイビームスイッチ、エンジンスタートスイッチ、エンジンストップスイッチ、ホーンスイッチのうちの何れかであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか一つに記載の車両用盗難防止装置を備えた鞍乗り型車両としたことを特徴とする。
請求項1又は2に記載の発明によれば、複数の電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる複数の操作信号を組合わせて入力コードをエンジン始動制御手段に入力し、エンジン始動制御手段は、入力コードを第1のID認証コードと照合し、一致するときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えをし、一致しないときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えをしないように制御する。そのために、2系統の電気機器のオン・オフを所定時間内に切替え操作する場合の方が、複数の操作信号の組合わせが多くなるので、1系統の電気機器のオン・オフを所定時間内に切替え操作する場合に比較して、入力コードと第1のID認証コードの数を増加させることができる。従って、そのようにコードの数が豊富な第1のID認証コードの中から選択した第1のID認証コードを用いることになるので、従来よりも効果的に車両の盗難が防止される。
特に、1系統の電気機器のオン・オフを所定時間内に切替え操作することによる操作信号に基づく入力コードでは、第1のID認証コードの1つの要素しか入力できず、2つ以上の要素の組合わせによる第1のID認証コードを入力するには、ゆっくり入力したり早く入力したりする時間的要素等の他の要素を必要とするが、その時間的要素等の他の要素を不要とすることができる利点がある。
請求項3に記載の発明によれば、エンジンが始動可の状態となった後に、エンジン始動制御手段は、操作信号が所定のパターンで入力されると、所定時間内に所望の入力コードが入力されることによって所望の第1のID認証コードが登録され、操作信号が所定のパターン以外で入力されると、所望の第1のID認証コードが登録されないように制御する。従って、車両の所有者は、第1のID認証コードとして所望のタイプのものを登録することにより、常に自分が好む第1のID認証コードを使用できる。また、車両の所有者は、第1のID認証コードを時々所望のタイプのものに置き換えることにより、車両の盗難を更に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、エンジン始動制御手段は、所定の操作をした後で所定時間内に入力された入力コードと第2のID認証コードとが一致すると判断した場合には、所定時間内に所望の入力コードが入力されることによって所望の第1のID認証コードが登録され、入力コードと第2のID認証コードとが一致しないと判断した場合には、所望の第1のID認証コードが登録されない。従って、車両の所有者は、仮に第1のID認証コードを忘れてしまってエンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えができない場合であっても、第2のID認証コードを入力することにより、所望の第1のID認証コードを登録し、新しい第1のID認証コードを入力することで、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えができるようにすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1のID認証コードは、複数設定可能であり、エンジン始動制御手段は、入力コードが入力されると、入力コードが、予め設定された複数の第1のID認証コードの何れかと一致するか否かを判断して、一致するときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされ、一致しないときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされないように制御する。従って、複数人で自動二輪車を共有して使用する場合に、各人が各々好きな第1のID認証コードを使用して、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えをすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、従来から車両に装備されている互いに別系統な複数の電気機器を利用するので、車両用盗難防止装置を、従来の車両用盗難防止装置に比較して小型化することができる。従って、構造が簡単になると共に製造金額が低額になる。例えば、フロントブレーキスイッチとリアブレーキスイッチの操作により、第1操作信号と第2操作信号との組合わせによる入力コードが形成されるようにすれば、車両の所有者は、入力コードを容易に入力することができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、この発明の実施の形態を示す。
まず、構成を簡単に説明すると、車両用盗難防止装置10は、図示しない「鞍乗り型車両」である自動二輪車(スクータも含む)に取付けられ、図1で示すように、「第1電気機器」であるフロントブレーキスイッチ15と、「第2電気機器」であるリアブレーキスイッチ16と、「第3電気機器」であるメインスイッチ14と、イモビライザーユニット20と、このイモビライザーユニット20に接続されたCDIユニット31及びメーターユニット17とを備えている。また、CDIユニット31には、更に、エンジン32が接続されている。
「第1電気機器」であるフロントブレーキスイッチ15(図1参照)は、図示しない前輪を制動するブレーキのスイッチであり、フロントブレーキレバー12(図2(B)参照)を握ったり離したりすることにより、フロントブレーキスイッチ15のオン・オフが切替え自在であるように構成されている。(以下、オンは「ON」のことを意味し、オフは「OFF」のことを意味する。)。
「第2電気機器」であるリアブレーキスイッチ16(図1参照)は、図示しない後輪を制動するブレーキのスイッチであり、リアブレーキレバー13(図2(B)参照)を握ったり離したりすることにより、リアブレーキスイッチ16のオン・オフが切替え自在であるように構成されている。
また、「第3電気機器」であるメインスイッチ14(図1参照)は、主要電源供給手段やエンジンの点火系統のオン・オフの切替えが自在であるように構成されている。主要電源供給手段は、自動二輪車がキーを抜かれて停止した状態から、キーをキー差込口へ挿入し、回動して、車体内の主要部に電源を供給するのに必要なバッテリ等である。
フロントブレーキスイッチ15、リアブレーキスイッチ16、及び、メインスイッチ14の各々は、図示しない自動二輪車の車両に装備されて電気的に操作自在であり、図1で示すように、互いに別系統に構成されている。
イモビライザーユニット20は、図1で示すように、「第3操作信号検知手段」であるメインスイッチ入力回路21と、ブレーキ信号制御回路22と、電源回路23と、「エンジン始動制御手段」であるCPU(中央処理装置)24と、出力電源制御回路25と、LED駆動回路26とを備えている。
メインスイッチ入力回路21は、メインスイッチ14を切替え操作するときに生じる「第3操作信号」であるメインスイッチ操作信号37を入力されると、そのメインスイッチ操作信号37をCPU(中央処理装置)24へと出力するようになっている。
ブレーキ信号制御回路22内には、図1で示すように、「第1操作信号検知手段」である前輪制動信号検知回路5と、「第2操作信号検知手段」である後輪制動信号検知回路6とが備えられている。「第1操作信号検知手段」である前輪制動信号検知回路5は、フロントブレーキスイッチ15を切替え操作するときに生じる「第1操作信号」である前輪制動信号41を検知するようになっている。また、「第2操作信号検知手段」である後輪制動信号検知回路6は、リアブレーキスイッチ16を切替え操作するときに生じる「第2操作信号」である後輪制動信号42を検知するようになっている。また、ブレーキ信号制御回路22は、フロントブレーキスイッチ15を切替え操作するときに生じる前輪制動信号41、又は、リアブレーキスイッチ16を切替え操作するときに生じる後輪制動信号42の何れが入力されても、「点滅手段」であるブレーキランプ34を点滅させると共に、前輪制動信号41や後輪制動信号42をCPU(中央処理装置)24に出力するようになっている。
「エンジン始動制御手段」であるCPU(中央処理装置)24へは、メインスイッチ入力回路21から出力されたメインスイッチ操作信号37が入力されると共に、前輪制動信号検知回路5が検知した前輪制動信号41及び後輪制動信号検知回路6が検知した後輪制動信号42に基づく入力コード43が入力されるようになっている。
ID認証コード45には、自動二輪車のユーザーが使用する第1のID認証コード46、第2のID認証コード47とがある。
第1のID認証コード46は、エンジン32が始動禁止状態から始動可の状態へと切替えられるようにするために必要なコードである。
また、第2のID認証コード47は、前に登録された第1のID認証コード46を忘却した場合に、必要なコードである。また、その第2のID認証コード47は、ユーザーが販売店から自動二輪車を受け取るときに登録するコードである。
CPU(中央処理装置)24は、入力コード43が入力されると、入力コード43が、予め設定された第1のID認証コード46と一致するか否かを判断して、一致するときに、エンジン32の始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされ、一致しないときに、エンジン32の始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされないように制御する。すなわち、CPU(中央処理装置)24は、入力コード43が第1のID認証コード46と一致する場合には、出力電源制御回路25を介してCDIユニット31を駆動させてエンジン32が始動可能とされ、入力コード43が第1のID認証コード46と一致しない場合には、出力電源制御回路25を介してCDIユニット31を駆動させないように構成されている。
入力コード43が、前に登録された第1のID認証コード46に代えて新しく登録される第1のID認証コード46と照合可能にする場合であって、ユーザーが第1のID認証コード46を記憶している場合には、以下のように行う。
すなわち、最初に、ユーザーが、メインスイッチ14をオフからオンに1回切替える(図5参照。ステップ1(以下、「ステップ」を「S」という。))。そして、ユーザーは、第1のID認証コード46を入力コード43として入力するために、フロントブレーキスイッチ15とリアブレーキスイッチ16の切替え操作をする(図5、S2参照)。そうすると、CPU(中央処理装置)24は、入力コード43が第1のID認証コード46と一致するか否かを判断する。そして、一致する場合には、エンジン32が始動可の状態となり(図5、S3参照)、一致しない場合には、エンジン32が始動禁止状態となる。それから、CPU(中央処理装置)24は、ユーザーが、「所定の操作」である「メインスイッチ14を一度オフにした後に、メインスイッチ14をオフからオンに切替える所定のパターンの動作を2回繰り返す操作」をすることにより、この「所定の操作」が、メインスイッチ操作信号37として入力される(図5、S4参照)。そうすると、新しい第1のID認証コード46の登録モードが開始し、新しい第1のID認証コード46の登録が可能となり、新規照合操作を登録できる(図5、S5参照)。
また、入力コード43が、前に登録された第1のID認証コード46に代えて新しい第1のID認証コード46と照合可能にする場合であって、ユーザーが第1のID認証コード46を忘却した場合には、以下のように行う。
すなわち、メインスイッチ14をオフからオンに1回切替える(図5、S21参照)。そして、ユーザーが、フロントブレーキレバー12及びリアブレーキレバー13との両方を同時に握る(図5、S22参照)。このように、メインスイッチ14、フロントブレーキスイッチ15、リアブレーキスイッチ16の全てをオフからオンに切替えた状態で10秒間経過させる(図5、S23参照)。
CPU(中央処理装置)24は、入力コード43が第2のID認証コード47と一致するか否かを判断する(S24)。そして、一致する場合には、前に登録された第1のID認証コード46に代えて新しく登録される第1のID認証コード46の設定が可能となる(S5)。
電源回路23は、メインスイッチ14をオフとした場合にも、イモビライザーユニット20の内部に電源を供給する。その電源を供給されたCPU(中央処理装置)24は、LED駆動回路26を介してメーターユニット17内の点滅ランプ17a(図2(C)参照)を点滅させて、車両の盗難を抑止するようになっている。
ただし、CPU(中央処理装置)24は、一定期間を経過すると、バッテリが上がらないようにするために、電源の供給を停止するように電源供給停止信号を電源回路23に出力し、その後は、イモビライザーユニット20の作動及び点滅ランプ17aの点滅が、完全に停止されるようになっている。イモビライザーユニット20が停止された後であっても、ユーザー以外の第三者が、自動二輪車のエンジン32を始動しようとしても、メインスイッチ14をオンにして第1のID認証コード46を入力しない限りは、エンジン32を始動できないので問題はない。
その他、ブレーキランプ34は、ブレーキ信号制御回路22に接続されており、フロントブレーキスイッチ15がオンになっても、リアブレーキスイッチ16がオンになっても、点灯するようになっている。
次に、この発明の実施の形態1に係る車両用盗難防止装置10の使用方法に関して述べる。
〈1〉「エンジンの始動可の状態と始動禁止状態との間の切替えに関して」(図2参照。)
最初に、エンジン32を始動可の状態から始動禁止状態へと切替える場合について述べ、次に、エンジン32を始動禁止状態から始動可の状態へと切替える方法について述べる。
まず、自動二輪車のユーザーが自動二輪車を走行状態から停車状態にしたい場合には、メインスイッチ14をオンからオフへと1回切替えると、エンジン32は始動可の状態から始動禁止状態へと切替えられて停止する。
この後に再びメインスイッチ14がオフからオンへと切替えられた場合には、エンジン32の停止後所定期間(例えば、1分などに設定しておく。)内であれば、イモビライザーユニット20内のCPU(中央処理装置)24は、第1のID認証コード46が入力されなくても、CDIユニット31に起動するように指令し、エンジン32を再び始動可とする。
しかし、エンジン32の停止後所定期間(例えば、1分などに設定しておく。)を経過した後には、メインスイッチ14がオフからオンに切替えられた後、イモビライザーユニット20内のCPU(中央処理装置)24は、第1のID認証コード46が入力されなければ、CDIユニット31を起動するように指令しないので、エンジン32は始動可とされることがない。
また、エンジン32の停止後所定期間を経過した後に、自動二輪車のユーザーが自動二輪車を停車状態から走行状態にしたい場合には、以下のようにして、エンジン32を始動禁止状態から始動可の状態へと切替えることができる。自動二輪車のユーザーは、最初に、図2(A)で示すように、メインスイッチ14をオフからオンへと1回切替える。それから直ちに、図2(B)で示す第1のID認証コード46の入力モードが開始し、図2(C)で示すように、点滅ランプ17aが10秒間の早い点滅を継続する。自動二輪車のユーザーは、図2(B),(C)で示すように、この点滅ランプ17aが早い点滅をする10秒以内に、第1のID認証コード46を入力する必要があり、フロントブレーキレバー12を、1回握って、1回離し、リアブレーキレバー13を、1回握って、1回離す一連の動作を行うと、CDIユニット31が起動されてエンジン32が始動可の状態となる。
ただし、エンジン32を始動禁止状態から始動可の状態へと切替える場合であって、前述した入力モードのときに、入力コード43が第1のID認証コード46と異なっていると、CDIユニット31が起動されないので、エンジン32が始動禁止状態のままである。
〈2〉「第2のID認証コード47の登録に関して」(図3参照。)
第2のID認証コード47は、ユーザーが販売店から自動二輪車を受け取るときに登録するものである。ここでは、第2のID認証コード47の登録方法を以下説明する。
第2のID認証コード47を登録する場合は、自動二輪車のユーザーは、販売店から自動二輪車を受け取るときに、まず、メインスイッチ14を1回オフからオンに切替え、フロントブレーキレバー12及びリアブレーキレバー13を同時に握る。そして、メインスイッチ14、フロントブレーキスイッチ15、リアブレーキスイッチ16がオンとなった状態で10秒を経過させる。
そうすると、第2のID認証コード47の登録モードが開始される。また、このときに、メーターユニット17に配設された点滅ランプ17aが30秒間ゆっくり点滅する。
そして、この30秒間ゆっくり点滅している間に、予めユーザーが決めた4桁の番号(例えば、ここでは「2134」として説明する。)を登録する。登録方法は、以下のように行う。最初に、図3(A)で示すように、右ハンドル18の近傍に配設されたフロントブレーキレバー12を握って離す動作を2回繰返し、左ハンドル19の近傍に配設されたリアブレーキレバー13を1回握って離して数字「2」を確定する。次に、図3(B)で示すように、フロントブレーキレバー12を握って離す動作を1回行い、リアブレーキレバー13を1回握って離して数字「1」を確定する。次に、フロントブレーキレバー12を握って離す動作を3回繰返し、リアブレーキレバー13を1回握って離して数字「3」を確定する。次に、フロントブレーキレバー12を握って離す動作を4回繰返し、リアブレーキレバー13を1回握って離して数字「4」を確定する。そうすると、入力コード43は、「2134」となり、これが第2のID認証コード47として、CPU(中央処理装置)24に仮登録される。
そうすると、メーターユニット17に配設された点滅ランプ17aが30秒間早い点滅を開始する。そして、前述したのと同様に、自動二輪車のユーザーは、フロントブレーキレバー12及びリアブレーキレバー13を操作して、第2のID認証コード47である「2134」を、再度、確認本登録する。これにより、第2のID認証コード47がCPU(中央処理装置)24に確認本登録されることになる。
なお、点滅ランプ17aの点滅時間は、第2のID認証コード47を入力する場合には30秒間となっている。30秒となっているのは、第2のID認証コード47を入力するのにかかる時間を考慮したものである。
〈3〉「第1のID認証コード46の登録、変更の方法に関して」(図4及び図5参照。)
ここでは、入力コード43が、前に登録された第1のID認証コード46に代えて新しく登録される第1のID認証コード46と照合可能とする方法を以下説明する。
自動二輪車のユーザーが前に登録された第1のID認証コード46を記憶している場合に関して以下に述べる。最初に、自動二輪車のユーザーは、図2(A)で示すように、メインスイッチ14をオフからオンに切替えると直ちに(図5参照。ステップ1(以下、「ステップ」を「S」という。))、図2(B)で示す第1のID認証コード46の入力モードが開始し、図2(C)で示すように、点滅ランプ17aが10秒間の早い点滅を継続する。自動二輪車のユーザーは、この点滅ランプ17aが早い点滅をする10秒以内に、第1のID認証コード46を入力する必要があり、フロントブレーキレバー12を、1回握り、1回離し、リアブレーキレバー13を、1回握り、1回離す一連の動作をして第1のID認証コード46を入力コード43として入力する(図5参照。S2)。そうすると、CPU(中央処理装置)24は、入力コード43が第1のID認証コード46と一致するか否かを判断し、一致する場合には、エンジン32が始動可の状態となり(図5参照。S3)、一致しない場合には、エンジン32が始動禁止状態となる。
そして、エンジン32が始動可の状態となった後に、自動二輪車のユーザーは、図4(A)で示すように、メインスイッチ14を一度オフにして、それから、オフ・オンの動作を2回繰り返す(図5参照。S4)。このときに、メインスイッチ14のオフからオンへの動作は、1秒以内で行い、オフ・オン2回の動作は、5秒以内に行う。そうすると、第1のID認証コード46の仮登録モードが開始し、点滅ランプ17aがゆっくり点滅を開始する。
それから直ちに、自動二輪車のユーザーは、この点滅ランプ17aがゆっくり点滅する10秒以内に、新しい第1のID認証コード46を仮登録する必要があり、今度は、図4(B)で示すように、リアブレーキレバー13を1回握り、フロントブレーキレバー12を1回握り、リアブレーキレバー13を1回離し、フロントブレーキレバー12を1回離す一連の動作を行う。
10秒経過したところで、図4(D)で示す第1のID認証コード46の確認登録モードが開始し、図4(E)で示すように、点滅ランプ17aが早い点滅を開始する。自動二輪車のユーザーは、10秒以内に、新しい第1のID認証コード46を確認登録する必要がある。そこで、自動二輪車のユーザーは、図4(D)で示すように、リアブレーキレバー13を1回握り、フロントブレーキレバー12を1回握り、リアブレーキレバー13を1回離し、フロントブレーキレバー12を1回離す一連の動作を行う。これにより、新しい第1のID認証コード46が照合操作されて確認登録され、新規に照合操作が登録されたことになる(図5のS5)。
次に、自動二輪車のユーザーが第1のID認証コード46を忘却した場合には、最初に、メインスイッチ14をオフからオンにする(図5のS21参照)。次に、フロントブレーキレバー12及びリアブレーキレバー13との両方を同時に引く(図5のS22参照)。そして、このフロントブレーキレバー12及びリアブレーキレバー13の両方を握った状態で10秒間を経過させる(図5のS23参照)。そうすると、第2のID認証コード47の入力モードが開始される。そこで、フロントブレーキレバー12及びリアブレーキレバー13によって、4桁の暗証番号である第2のID認証コード47を入力(図5のS24参照)する。
そうすると、前述したように、新しい第1のID認証コード46への仮登録モード及び確認登録モードになるから、新しい第1のID認証コード46への仮登録及び確認登録をすることができる(図5のS5)。
このような車両用盗難防止装置10によれば、2系統のフロントブレーキスイッチ15とリアブレーキスイッチ16のオン・オフを所定時間内に切替え操作する場合の方が、複数の前輪制動信号41と後輪制動信号42の組合わせが多くなるので、1系統の電気機器のオン・オフを所定時間内に切替え操作する場合に比較して、入力コード43と第1のID認証コード46の数を増加させることができる。従って、そのようにコードの数が豊富な第1のID認証コード46の中から選択した第1のID認証コード46を用いることになるので、従来よりも効果的に車両の盗難が防止される。
特に、1系統の電気機器のオン・オフを所定時間内に切替え操作することによる入力数に基づく入力コードでは、第1のID認証コード46の1桁のみしか入力できず、2つ以上の要素の組合わせによる第1のID認証コード46を入力するには、ゆっくり入力したり早く入力したりする時間的要素等の他の要素を必要とするが、その時間的要素等の他の要素を不要とすることができる利点がある。すなわち、時間的要素が加わると、自動二輪車のユーザーにとって操作し難いのであるが、その時間的要素が加わらないと、自動二輪車のユーザーにとって操作し易いという利点がある。この利点に関しては、第2のID認証コード47の場合も同様である。
車両の所有者が、独自に第1のID認証コード46や第2のID認証コード47を決定することになる。従って、車両の所有者以外の者は、車両の所有者から第1のID認証コード46や第2のID認証コード47を教えてもらわない限り、エンジン32の始動禁止状態から始動可の状態への切替えができないようにすることができる。
車両の所有者は、第1のID認証コード46として所望のタイプのものを登録することにより、常に自分が好む第1のID認証コード46を使用できる。また、車両の所有者は、第1のID認証コード46を所望のタイプのものに置き換えることにより、車両の盗難を更に防止することができる。
なお、このメインスイッチ操作信号37の入力に代えて、前輪制動信号41、後輪制動信号42、又は、その他の電気機器による操作信号の入力を、第1のID認証コード46の登録の条件とする構成とすることも可能である。
さらに、従来から車両に装備されている互いに別系統な複数の電気機器を利用するので、車両用盗難防止装置10を、従来の車両用盗難防止装置に比較して小型化することができる。従って、構造が簡単になると共に製造金額が低額になる。例えば、フロントブレーキスイッチ15とリアブレーキスイッチ16の操作により、前輪制動信号41と後輪制動信号42との組合わせによる入力コード43が形成されるようにすれば、車両の所有者は、入力コード43を容易に入力することができる。特に、ブレーキランプ34は、フロントブレーキレバー12の操作でも、リアブレーキレバー13の操作でも、同じブレーキランプ34が点灯するので、他の第三者にID認証コード45を察知され難いという利点がある。
なお、この発明の実施の形態における車両用盗難防止装置10では、CDIユニット31にID認証コードが登録されてID認証する機能がなかったが上記実施の形態に限定されず、図6で示す車両用盗難防止装置80のように、CDIユニット31にもID認証コード45が登録されてID認証する機能があるようにする構成とすることも可能である。
また、この発明の実施の形態における車両用盗難防止装置10では、出力電源制御回路25が設けられていたが上記実施の形態に限定されず、図6で示す車両用盗難防止装置80のように、出力電源制御回路25の代わりに通信回路81が設けられる構成とすることも可能である。
ここで、図6は、この発明の実施の形態と同一部材については、同一符号を付して説明を省略する。
車両用盗難防止装置80では、CDIユニット31内にID認証コード45が登録されている。そして、このID認証コード45には、第1のID認証コード46及び第2のID認証コード47がある。CPU(中央処理装置)24内でID認証コード45によってされた制御は、車両用盗難防止装置80においては、CDIユニット31内でも行われる。
このような車両用盗難防止装置80によれば、自動二輪車の所有者以外の者が、もしもイモビライザーユニット20を交換して自動二輪車を運転して盗難したとしても、通信回路81を経由して送信された第1のID認証コード46に基づき、CDIユニット31でも第1のID認証コード46の照合をしなければ、自動二輪車を運転することができないこととなる。従って、更に、自動二輪車の盗難防止効果が向上される。
その他、この発明の実施の形態によれば、フロントブレーキレバー12が右ハンドル18側に取付けられ、リアブレーキレバー13が左ハンドル19側に取付けられている一般のスクータのようなものを図2乃至図4に示して述べたが、上記実施の形態に限定されない。例えば、フロントブレーキレバー12が右ハンドル18側に取付けられ、リアブレーキレバー13が右足用のフットレスト側に取付けられている自動二輪車にも適用することが可能である。
また、この発明の実施の形態では、「第1電気機器」としてフロントブレーキスイッチ15を、「第2電気機器」としてリアブレーキスイッチ16を、「第3電気機器」としてメインスイッチ14を、例示しているが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、第1電気機器、第2電気機器、又は、第3電気機器は、フロントブレーキスイッチ15、リアブレーキスイッチ16、メインスイッチ14、右フラッシャースイッチ、左フラッシャースイッチ、ハザードスイッチ、フロントライトスイッチ、フロントライトポジションスイッチ、ハイビームスイッチ、エンジンスタートスイッチ、エンジンストップスイッチ、ホーンスイッチのうちの何れかであるとして構成することも可能である。また、これらのスイッチを4種類以上組合わせたものとして、4種類以上の操作信号に基づいて入力コード43を作成して、ID認証コード45と一致するか否かを判断する構成とすることも可能である。例えば、一つ目のスイッチを操作して操作信号を生じさせ、次に、二つ目のスイッチを操作して操作信号を生じさせ、三つ目のスイッチを操作して操作信号を生じさせ、四つ目のスイッチを操作して操作信号を生じさせ、・・・という操作を、片手のみで順に行うような構成が、これに該当する。
さらに、この発明の実施の形態では、第1のID認証コード46と第2のID認証コード47とで、ID認証コード45の作成方法が異なっていたが、両方とも同様の作成方法によるID認証コード45とすることも可能である。あるいは、例えば、4桁の数字からなる入力コード43を作成する際に、最初の1桁目をフロントブレーキレバー12でカウントして確定し、次の2桁目をリアブレーキレバー13でカウントして確定し、次の3桁目をフロントブレーキレバー12でカウントして確定し、次の4桁目をリアブレーキレバー13でカウントして確定するというように、「第1の電気機器」であるフロントブレーキスイッチ15による「第1の操作信号」である前輪制動信号41と、「第2の電気機器」であるリアブレーキスイッチ16による「第2の操作信号」である後輪制動信号42とに基づいて、前輪制動信号41と後輪制動信号42との組合せにより、入力コード43を作成する手法とすることも可能である。
さらに、この発明の実施の形態では、第1のID認証コード46は、1つであったが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、第1のID認証コード46は、複数設定可能であり、CPU(中央処理装置)24は、前輪制動信号41及び後輪制動信号42を組合わせて入力コード43を入力し、入力コード43が、予め設定された複数の第1のID認証コード46の何れかと一致するか否かを判断して、一致するときに、エンジン32の始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされ、一致しないときに、エンジン32の始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされないように制御することも可能である。これによれば、自動二輪車のユーザーが複数の第1のID認証コード46の何れか一つを覚えてさえいれば、エンジン32の始動禁止状態から始動可の状態への切替えができる。従って、何れかの第1のID認証コード46を忘却した場合であっても、エンジン32の始動が可能となる。または、複数人で自動二輪車を共有して使用する場合に、各人が各々好きな第1のID認証コード46を使用して、エンジン32の始動禁止状態から始動可の状態への切替えができる。
この複数個の第1のID認証コード46を登録するにあたっては、例えば、第1のID認証コード46の枠として3つ登録する場合には、以下のように行う。
前述した1種類の第1のID認証コード46を登録する方法と同様な方法、すなわち、図4に示すようなメインスイッチ14をオンからオフにして、オフ・オンの動作を2回繰り返す操作を行った後に、一つ目の新たな第1のID認証コード46を登録することになる。その後、前述したようなメインスイッチ14の操作をして、同様に二つ目の新たな第1のID認証コード46を登録し、更にその後、前述したようなメインスイッチ14の操作をして、同様に三つ目の新たな第1のID認証コード46を登録する。その後に、前述したようなメインスイッチ14の操作をして、同様に四つ目の新たな第1のID認証コード46を登録しようとする場合には、第1のID認証コード46の登録枠が3つしかないので、自動的に一つ目の新たな第1のID認証コード46が消去されて、四つ目の新たな第1のID認証コード46が登録されることになる。なお、ここでは、第1のID認証コード46の数を3つとして説明したが、複数個であれば同様なことが行えるので、2つや4つ以上であっても良い。
また、この発明の実施の形態では、第1のID認証コード46を入力するときに、フロントブレーキスイッチ15やリアブレーキスイッチ16の切替え操作は、オフからオンへの動作、オンからオフへの動作の何れであっても、前輪制動信号41や後輪制動信号42として認識され、第2のID認証コード47を入力するときに、フロントブレーキスイッチ15やリアブレーキスイッチ16の切替え操作は、オフからオンへの動作のみ、前輪制動信号41や後輪制動信号42として認識されたが、上記実施の形態に限定されない。すなわち、フロントブレーキスイッチ15やリアブレーキスイッチ16の切替え操作には、第1のID認証コード46でも第2のID認証コード47でも、「オフからオンへの動作のみ」、「オンからオフへの動作のみ」、あるいは、「オフからオンへの動作とオンからオフへの動作の両方の動作」の3通りの動作が考えられるが、何れの動作方法で前輪制動信号41や後輪制動信号42として認識されるように構成しても良い。
さらに、「鞍乗型車両」には、スクータ、自動二輪車、自動三輪車、自動四輪車等が含まれる。
この発明の実施の形態に係る車両用盗難防止装置の配線図である。 同実施の形態に係るエンジンを始動禁止状態から始動可の状態へと切替えるときに、第1のID認証コードを入力する過程を示す工程図である。 同実施の形態に係る第2のID認証コードを登録するときのフロントブレーキスイッチ及びリアブレーキスイッチの操作方法を説明する工程図である。 同実施の形態に係る第1のID認証コードを登録するときのメインスイッチ、フロントブレーキスイッチ、リアブレーキスイッチの操作方法を示すと共に、点滅ランプの点滅状況を示す工程図である。 同実施の形態に係り、入力コードが、前に登録された第1のID認証コードに代えて、新たに登録される第1のID認証コードと照合可能にする過程を示すフローチャートであり、第1のID認証コードを用いる通常操作(S1〜S5)、第2のID認証コードを用いる操作(S21〜S24,S5)の2通りの操作過程を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態に係る車両用盗難防止装置におけるCDIユニット内にID認証機能を設けた状態を示す配線図である。
符号の説明
5 前輪制動信号検知回路(第1操作信号検知手段)
6 後輪制動信号検知回路(第2操作信号検知手段)
10 車両用盗難防止装置
12 フロントブレーキレバー
13 リアブレーキレバー
14 メインスイッチ(第3電気機器)
15 フロントブレーキスイッチ(第1電気機器)
16 リアブレーキスイッチ(第2電気機器)
21 メインスイッチ入力回路(第3操作信号検知手段)
24 CPU(中央処理装置)(エンジン始動制御手段)
32 エンジン
37 メインスイッチ操作信号(第3操作信号)
41 前輪制動信号(第1操作信号)
42 後輪制動信号(第2操作信号)
43 入力コード
45 ID認証コード
46 第1のID認証コード
47 第2のID認証コード

Claims (7)

  1. 車両に装備されて互いに別系統でオン・オフが切替え自在な複数の電気機器と、
    前記複数の電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる複数の操作信号を検知する操作信号検知手段と、
    前記複数の操作信号を組合わせた入力コードが所定時間内に入力されると、該入力コードが予め設定された第1のID認証コードと一致するか否かを判断して、一致するときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされ、一致しないときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされないように制御するエンジン始動制御手段とを備えたことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 前記複数の電気機器は、第1電気機器と第2電気機器が含まれ、前記複数の操作信号は、前記第1電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる第1操作信号、及び、前記第2電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる第2操作信号であり、前記操作信号検知手段は、前記第1操作信号を検知する第1操作信号検知手段、及び、前記第2操作信号を検知する第2操作信号検知手段であり、前記入力コードは、前記第1操作信号と前記第2操作信号を組合わせたコードであることを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
  3. 前記エンジンが始動可の状態となった後に、前記エンジン始動制御手段は、前記複数の電気機器のオン・オフを切替え操作するときに生じる前記操作信号が所定のパターンで入力されると、所定時間内に所望の前記入力コードが入力されることによって所望の前記第1のID認証コードが登録され、前記操作信号が所定のパターン以外で入力されると、所望の前記第1のID認証コードが登録されないように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
  4. 前記第1のID認証コードの他に、前記第1操作信号と前記第2操作信号とを組合わせて登録される第2のID認証コードがあり、前記エンジン始動制御手段は、所定の操作をした後で所定時間内に入力された前記入力コードと前記第2のID認証コードとが一致すると判断した場合には、所定時間内に所望の前記入力コードが入力されることによって所望の前記第1のID認証コードが登録され、前記入力コードと前記第2のID認証コードとが一致しない判断した場合には、所望の前記第1のID認証コードが登録されないように制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用盗難防止装置。
  5. 前記第1のID認証コードは、複数設定可能であり、前記エンジン始動制御手段は、前記入力コードが入力されると、該入力コードが予め設定された前記複数の第1のID認証コードの何れかと一致するか否かを判断して、一致するときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされ、一致しないときに、エンジンの始動禁止状態から始動可の状態への切替えがされないように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の車両用盗難防止装置。
  6. 前記第1電気機器、及び、前記第2電気機器は、フロントブレーキスイッチ、リアブレーキスイッチ、メインスイッチ、右フラッシャースイッチ、左フラッシャースイッチ、ハザードスイッチ、フロントライトスイッチ、フロントライトポジションスイッチ、ハイビームスイッチ、エンジンスタートスイッチ、エンジンストップスイッチ、ホーンスイッチのうちの何れかであることを特徴とする請求項2に記載の車両用盗難防止装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一つに記載の車両用盗難防止装置を備えたことを特徴とする鞍乗り型車両。
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