JP2008127161A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】幅の広いシートがシート処理装置に搬送された際、シートの側端が押圧部材と接触して搬送通路を詰まらせないようにした。
【解決手段】画像形成装置から排出されたシートSは、シート処理装置に搬送されて整合処理される。シート処理装置は、処理トレイとオフセットローラ407とシート押え部材700とを有している。幅の広いシートSは、シート押え部材700に形成した逃げ部701を通りながら処理トレイ上に搬送される。処理トレイ上に搬送されたシートSの側端は、幅方向への移動するオフセットローラ407により逃げ部701から離脱され、側端が逃げ部701から離脱したシートSは、オフセットローラ407の回転及び移動により整合される。
【選択図】図7
【解決手段】画像形成装置から排出されたシートSは、シート処理装置に搬送されて整合処理される。シート処理装置は、処理トレイとオフセットローラ407とシート押え部材700とを有している。幅の広いシートSは、シート押え部材700に形成した逃げ部701を通りながら処理トレイ上に搬送される。処理トレイ上に搬送されたシートSの側端は、幅方向への移動するオフセットローラ407により逃げ部701から離脱され、側端が逃げ部701から離脱したシートSは、オフセットローラ407の回転及び移動により整合される。
【選択図】図7
Description
本発明は、シートを押える押圧部材との干渉を防いでシートを整合できるシート処理装置と、該シート処理装置を備えた画像形成装置とに関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成装置には、画像形成装置から排出されたシートを処理するシート処理装置を備えたものがある。シート処理装置は、排出されたシートのシート搬送方向の後端、及びシート搬送方向と交差する方向に沿った側端を揃えてシートを整合し、整合されたシートに孔あけやステイプルなどの処理をして所定のシート束に束ねることができる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載されるシート処理装置は、画像形成装置本体から排出されたシートを、シート処理装置に設けたシート受け入れ部で受け取るようになっている。シート受け入れ部で受け取ったシートは、搬送通路を通り、入口センサによりシートの通過を検知した搬送ローラの駆動によって処理トレイに向けて搬送される。
処理トレイに搬送されたシートは、処理トレイに設けたシート束排出センサにより検知されると、オフセットローラの回転によって搬送方向下流側に向けて搬送されるようになっている。搬送方向下流側に向けて搬送されたシートは、所定の時間が経過すると逆転するオフセットローラによって搬送方向上流側に向けて搬送される。このように、搬送方向上流側に向けて搬送されたシートの後端は、処理トレイの搬送方向上流側端部に立設したシート後端ストッパに突き当てられて整合されるようになっている。
後端が整合されたシートは、オフセットローラのシート搬送方向と交差する方向(幅方向)の移動によって、押圧部材と処理トレイとの間に入り込みながら、処理トレイの側縁に立設した側端位置決め壁に突き当てられて、シートの幅方向の側端が整合される。
しかし、画像形成装置本体から、規定サイズ以外のシート、例えばA3サイズ以上の幅の広いシートが排出された場合には、シートの側端が押圧部材と接触して、搬送通路を詰まらせてしまう場合がある。また、搬送通路を詰まらせることなく処理トレイに搬送されたシートであっても、シートの側端が押圧部材と接触すると処理トレイ上に斜行した状態で積載されることになり、オフセットローラの動作によって整合できない場合がある。
このため、幅の広いシートが排出された場合を考慮して、押圧部材をシートと接触しないように側端位置決め壁に寄せて配置することも考えられる。しかし、押圧部材を側端位置決め壁に寄せて配置した場合には、シートの側端の近傍のみが押圧部材により押圧されるため、一度整合されたシートがずれてしまう場合がある。また、押圧部材の配置を変更するとオフセットローラの作動量が増える等、装置構成が複雑になる上、シート処理装置の横幅が増大して製品のコストアップになることが考えられる。
そこで、本発明は、押圧部材に逃げ部を形成し、幅の広いシートが排出された際には、シートの側端が逃げ部を通るようにしてシートと押圧部材との干渉を回避し、もって上記課題を解決したシート処理装置を提供することにある。
本発明のシート処理装置は、搬送されてきたシートが積載されるシート積載手段と、
前記シート積載手段に積載された前記シートをシート搬送方向に対して交差する方向へ移動させるシート移動手段と、
前記シート移動手段によって移動させられた前記シートの側端を受け止める側端整合部材と、
前記側端整合部材に受け止められた前記シートを前記シート積載手段に押圧する上下動自在な押圧部材と、を備えたシート処理装置において、
前記押圧部材は、前記搬送されてきたシートの側端との干渉を回避する逃げ部を有し、
前記シート移動手段は、前記シート積載手段に積載されて側端が前記逃げ部に係合している前記シートを、前記逃げ部から外す動作をした後、該シートを前記側端整合部材に移動させる、ことを特徴としている。
前記シート積載手段に積載された前記シートをシート搬送方向に対して交差する方向へ移動させるシート移動手段と、
前記シート移動手段によって移動させられた前記シートの側端を受け止める側端整合部材と、
前記側端整合部材に受け止められた前記シートを前記シート積載手段に押圧する上下動自在な押圧部材と、を備えたシート処理装置において、
前記押圧部材は、前記搬送されてきたシートの側端との干渉を回避する逃げ部を有し、
前記シート移動手段は、前記シート積載手段に積載されて側端が前記逃げ部に係合している前記シートを、前記逃げ部から外す動作をした後、該シートを前記側端整合部材に移動させる、ことを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを処理する上記のシート処理装置と、を備えている。
前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを処理する上記のシート処理装置と、を備えている。
本シート処理装置は、幅の広いシートがシート搬送手段によりシート積載手段に向けて搬送される際に、シートの側端が逃げ部を通るので、シートの側端と押圧部材との干渉によって搬送通路を詰まるらせることを防ぐことができる。また、シートの側端と押圧部材とが干渉して、シートが斜行してシート積載手段に排出されることを防ぐことができる。
また、画像形成装置は、上記シート処理装置を備えているので、装置の大型化を防ぐことができると共に、製品のコストアップを抑えることができる。
以下、図に基づいて、シートに画像を形成する画像形成装置と本発明のシート処理装置とを説明する。
図1は、シート処理装置を備えた画像形成装置の一例を示す複写機の断面図である。画像形成手段である例えば画像形成装置Aは、画像を形成する画像形成装置本体500と、画像形成装置本体500の上面に設けられた自動原稿給送装置(ADF)300と、画像形成装置Aから排出されたシートを処理するシート処理装置400とを有している。
画像形成装置本体500の上方にはリーダ部120が配置されてあり、自動原稿給送装置300から送られた原稿画像を、リーダ部120で読み取るようになっている。リーダ部120の上部は、ガラス板102で覆われており、ガラス板102に搬送された原稿を、ガラス板102の下面側で移動するスキャナ104部のランプ103により照射するようになっている。ランプ103により照射された原稿は、ミラー105,106,107及びレンズ108を介してCCDイメージセンサ部109にて画像が読み取られ、読み取られた画像を光電変換等によりデジタル処理される。
デジタル処理された画像信号は、画像形成装置本体500の中段に配置したプリンタ部200の露光制御部201にて変調した光信号に変換されて、感光体ドラム202に向けて照射される。変調光が照射された感光体ドラム202は、照射部分に潜像が形成されて現像器203から供給されたトナーによってトナー像に現像される。
トナー像は、転写部206にて、シートカセット204又はシートカセット205から搬送されたシートSに転写され、トナー像が転写されたシートSは、定着部207で加熱圧着されて定着する。この後、シートSは、画像形成装置本体500の上部に配置した排紙部208からシート処理装置400に向けて排出される。
画像が形成されてシート処理装置400に排出されたシートSは、予めシート処理装置400にて指定された動作モードに従って仕分けされ、或いは穴あけや綴じ等の処理がされる。
本実施の形態のシート処理装置400は、排紙部208から排出されたシートSを仕分けるソート機能に加えて、一定の厚さに積載したシートSの端部を綴じるステイプル機能を備えている。
シート処理装置400は、図2及び図3に示すように、画像形成装置本体500から順次排出されるシートSを積載して処理する、シート積載手段である例えば処理トレイ410を有している。さらに、シート処理装置400は、処理トレイ410上で処理されたシート束を最終的に堆積するスタックトレイ421を有している。そして、シート処理装置400は、シート枚数に応じたシート束を処理トレイ410上で作成して、シート束毎にスタックトレイ421へ排出するようになっている。
処理トレイ410は、画像形成装置本体500から排出されたシートSが通過する搬送通路450と、シートSを搬送通路450上で搬送する搬送ローラ405と、搬送されたシートSを整合するオフセットローラ407とを有している。さらに、処理トレイ410は、処理トレイ410に搬送されたシートSを押えるシート押え部材700(図4,図6)を有している。
搬送通路450の前端部には、排紙部208に近接して配置されたシート受け入れ部401が形成されてあり、画像形成装置本体500から排出されたシートSを受け取り、搬送通路450の後方に向けて導いている。この場合に、シート受け入れ部401で受け取ったシートSは、搬送通路450内に設置した入口センサ403により検知された後、搬送ローラ405によって処理トレイ410に向けて搬送される。
搬送ローラ405及びオフセットローラ407は、図4及び図5に示すように、搬送モータ431の回転により、ベルト431a、431b、及び431cを介して回転するようになっている。そして、搬送ローラ405及びオフセットローラ407は、搬送モータ431の駆動を受けて搬送モータ431の回転量に応じた量だけ搬送方向、或いは搬送方向の逆方向に回転(以下、逆転という)する。
この場合に、シート移動手段である例えばオフセットローラ407は、軸406aに、軸406aの軸方向に移動自在に支持されたオフセットローラアーム406を介して取り付けられている。オフセットローラアーム406は、オフセットモータ432の駆動によりピニオン423とラック424とを介して幅方向に移動自在になっていると共に、ピックアップソレノイド433によって軸406aを支点として昇降自在になっている。
即ち、シートSが処理トレイ410に向かって排出されたとき、オフセットローラ407は、ピックアップソレノイド433のオン・オフ動作により昇降するオフセットローラアーム406によって、上方に移動するようになっている。オフセットローラ407の上方への移動により、シートSを搬送通路450から処理トレイ410に向けて搬送できる。
処理トレイ410の側部には、シートSの搬送方向と並行するように、処理トレイ410に搬送されたシートSの側端と当接できる側端位置決め壁416が設けられている。この場合に、側端位置決め壁416は側端整合部材を構成しており、シートSのシート搬送方向と交差する方向(以下、幅方向という)の側端を整合する整合位置基準になっている。また、側端位置決め壁416の前方には、処理トレイ410上で整合されたシート束に対してステイプル処理をするステイプラユニット420が配設されている。
シート押え部材700は、図6、図7及び図8に示すように、軸406aに回転自在に支持されてあり、処理トレイ410に搬送されたシートSをシート押え部材700の自重によって押圧している。この場合に、シート押え部材700はシートSを押える押圧部材を形成している。
シート押え部材700は、シート面に接してシートSを押圧する押圧面700bと、オフセットローラアーム406の下面を受け入れる斜面700aが形成された浮かせ片700cとを有している(図9参照)。更に、シート押え部材700の上下方向の中間部には、シートSの搬送方向に向けて凹型に切り欠いた逃げ部701が形成されている。
逃げ部701は、横幅の広いシートSが処理トレイ410に搬送される際にシートSの側端を通すことができ、シートSの側端が逃げ部701を通ることで、シートSとシート押え部材700との干渉を回避している。この場合に、逃げ部701は、シート押え部材700の上下方向の中間部で、シートSが搬送される方向に形成した溝により形成することもできる。また、シート押え部材700のシートSが搬送される部分を切除して、シート押え部材700の断面形状をL型に形成することで逃げ部701とすることもできる。
次に、以上の構成によるシート処理装置400の動作について説明する。
画像形成装置本体500で画像が形成されたシートSは、シート処理装置400のシート受け入れ部401で受け入れられて、搬送ローラ405の回転によって搬送通路450を処理トレイ410に向けて搬送される。搬送通路450を搬送されるシートSのうちで幅の広いシートSは、シートの側端がシート押え部材700に形成した逃げ部701を通りながら処理トレイ410に向けて搬送される(図6参照)。
次に、シートSの後端が搬送ローラ405のニップから離れたことを入口センサ403により検知されると、搬送ローラ405、オフセットローラ407の回転を一旦停止する。次に、予め上昇姿勢で待機していたオフセットローラ407(図6)は、ピックアップソレノイド433のオフ操作により下降する(図7)。下降したオフセットローラ407は、搬送通路450と処理トレイ410とに跨った状態のシートSに当接して、側端位置決め壁416から離間する方向(図7中の矢印H方向)へ移動して、逃げ部701にあるシートSの側端を逃げ部701から離脱させる。
そして、オフセットローラ407は、所定時間シート搬送方向に回転して、逃げ部701から離脱したシートSをシート搬送方向に移動させた後(図8(a))、さらに所定時間が経過すると逆転してシートSをシート搬送方向と反対の方向に移動させる(図8(b))。
シートSがシート搬送方向と反対の方向に移動する際には、処理トレイ410上に積載されていたシートを保持していたシートクランプ部材412は、シートSを受け入れるために上昇した位置に移動する。
オフセットローラ407の逆転によって移動されたシートSの後端は、処理トレイ410の搬送方向の上流側端部に立設したシート後端ストッパ411に突き当てられる。オフセットローラ407の回転が停止し、シートSの搬送方向(シートSの後端)が整合される。
次に、オフセットローラ407は、側端位置決め壁416に接近する方向(図8(c)中の矢印K方向)に移動して、後端が整合されたシートSを幅方向に移動させる。幅方向に移動するシートSは、図9に示すように、シート押え部材700の案内面700dに案内されながら押圧面700bと処理トレイ410との間に入り込み、側端位置決め壁416に突き当てられて側端が整合する。この場合に、案内面700dは、側端位置決め壁416に向かう方向に傾斜した傾斜面である。
なお、この場合に、オフセットローラ407は、シートSの側端Saが逃げ部701に案内された状態のシートSを、シート搬送方向に移動してシートSの搬送方向を整合させた後に、側端位置決め壁416から離間する方向へ移動してシートSの側端Saを逃げ部701から離脱させても良い。
オフセットローラ407は、シートSが画像形成装置本体500から斜行して排出された場合を考慮して、シートSを側端位置決め壁416に当接させた後、さらに5mm程度、シートSを側端位置決め壁416の方向に向けて移動する。オフセットローラ407がシートSを余分に搬送することで、側端位置決め壁416に当接したシートSの側端部分にループDが形成され、形成されたループDによってシート押え部材700が押し上げられる。
オフセットローラ407が側端位置決め壁416に接近する方向へ移動すると、オフセットローラアーム406は、シート押え部材700の斜面700aに乗り上がり、斜面700aが有する傾斜によって上方(矢印F方向)に浮き上がる。オフセットローラアーム406の浮き上がりにより、オフセットローラ407はシートSの上面から距離Eだけ離間する。
この時、ループDによって押し上げられていたシート押え部材700は、シート押え部材700の自重にオフセットローラアーム406及びオフセットローラ407の重量が加えられて、シートSを押圧する力を増すことができる。
以上のように、シートSの側端がシート押え部材700に押圧された状態でオフセットローラ407がシート面から離間すると、シートSの側端以外は矢印H方向に移動して、シートに形成されていたループDが開放される。この結果、シートSは、側端が側端位置決め壁416に当接した状態で整合される。
次に、異なる幅のシートが搬送される例として、シートSの幅中心が搬送通路450の幅中心と一致してシート処理装置400に送り込まれる、所謂センタ基準について説明する。
ここで、オフセットローラ407が待機している位置から、オフセットローラアーム406が斜面700aに乗り上がるまでの距離は、シートの幅サイズに関係なく一定である。このため、シートの幅中心にオフセットローラ407を待機させてシートの幅方向の整合を行うと次のような不具合が生じる。即ち、シートSの側端は、シートSの幅が広い程、側端位置決め壁416の近い位置にある。例えば、図10に示すように、幅の広いシートは、シートSの側端から側端位置決め壁416までの距離Yが短いので、側端位置決め壁416に早く当接してループDが大きく形成され、シートSが座屈して整合できなくなる場合がある。
本実施の形態では、センタ基準により異なる幅のシートSが処理トレイ410に搬送された場合に、オフセットローラ407は、図10に示すように、シート幅によらずに各シートの側端Saから一定の距離を隔てた位置Xで待機するようになっている。この場合に位置Xは、オフセットローラ407がシートSに当接する位置になる。
センタ基準により搬送された各シートSは、シート幅により側端Saから側端位置決め壁416までの距離Yが異なっているが、ループDの大きさは、シートSの幅サイズに関係なくほぼ同じに形成される。即ち、側端Saが側端位置決め壁416に当接してから、オフセットローラ407が斜面700aによってシートから離れるまでの移動量は同じなので、各ループDの大きさは同じになる。この結果、シート処理装置400は、シートSの幅に関係なく、側端Saを安定してかつ精度良く整合できる。
なお、位置Xは、シートSの幅が広い程大きく設定することが好ましい。即ち、シートSの幅が広い場合には、シートSと処理トレイ410との接触面積が大きくなりシートSの摺動抵抗が増えるので、シートSを幅方向に移動させる際にオフセットローラ407がシートS面から滑り、シートSを正確に移動できない場合がある。このため、オフセットローラ407がシートSに対して滑る量を見込み、位置Xの値をシートSの幅に応じて大きく設定すれば、シートSの整合精度を向上できる。
次に、シートSの側端Saが搬送通路450の片側から常に一定の距離を隔てた位置に搬送される所謂片側基準ついて説明する。
片側基準により搬送されるシートSは、図11に示すように、シート幅によらず、シートSの側端Saから側端位置決め壁416までの距離Yは同じである。このため、オフセットローラ407は、シート幅に関係なくシートSの側端Saから同じ距離の位置Xで待機していれば良い。即ち、片側基準の場合のオフセットローラ407は、側端位置決め壁416から側端Saまでの距離Yに側端Saから位置Xまでの距離を加えた位置で待機している。片側基準によってシートSを整合する場合には、オフセットローラ407は一定の距離の移動で足りる。
以上のように、センタ基準或いは片側基準によって搬送されるシートの中で幅の広いシートS(規定サイズ以外のシート、例えばA3サイズ以上の幅の広いシート)は、前述したように、図6に示すように、図6の左側の側端Saがシート押え部材700に設けた逃げ部701を通りながら処理トレイ410に搬送される。そして、オフセットローラ407は、図7に示すように、シートSに接触した状態で、軸406aに沿って側端位置決め壁側416から離間する方向Hに所定距離移動して、逃げ部701から側端Saを離脱させる。次に、図8の(a)に示すように、オフセットローラ407の正転によりシートSを処理トレイ410に所定距離搬送する。次に、処理トレイ410に搬送されたシートSは、図8の(b)に示すように、逆転するオフセットローラ407によってシートの後端がシート後端ストッパ411に突き当てられて、シートの搬送方向が整合される。
そして、図8(c)、図9に示すように、逃げ部701から離脱したシートSの側端Saは、側端位置決め壁側416と近接する方向Kに移動するオフセットローラ407により、シート押え部材700の案内面700dに案内されながら押圧面700bと処理トレイ410との間に入り込む。押圧面700bと処理トレイ410との間に入り込んだシートSの側端Saは、側端位置決め壁416に突き当てられるまで移動して、シートSの幅方向が整合される。
この場合に、逃げ部701の上下方向の寸法は、搬送通路450の上下方向の寸法に対して大きく設定されているので、オフセットローラ407の逆転によってシートSが搬送通路450に戻されることはない。また、オフセットローラ407を方向Hに移動して逃げ部701から側端Saを離脱させる動作と、オフセットローラ407がシートSを所定距離搬送した後逆転してシートの後端をシート後端ストッパ411に突き当てる動作とを入れ替えることもできる。
オフセットローラ407の動作が完了すると、シート後端ストッパ411に取り付けたシートクランプ部材412は、シートSの後端部を処理トレイ410に向けて押え付ける。シートクランプ部材412によって処理トレイ410に押え付けられたシートは、順次搬送されるシートによる連れ送り等の影響を受けることなく、整合された状態で保持される。
なお、シートクランプ部材412は、オフセットローラ407が逆転し始めると、シートSの後端を受け入れることができるように上方に回動した位置で待機している(図8(b)参照)。また、オフセットローラ407によってシートSを側端位置決め壁側416に近接する方向Kに移動させる際も同様に、シートクランプ部材412は上方に回動した位置で待機している。
後端及び側端Saが整合されたシートSは、ステイプラユニット420でステイプル処理されて、或いは整合されたままで、シート束排出部材413の作動により処理トレイ410上からスタックトレイ421に向けて排出される。シート束排出部材413は、図12に示すように、シート束をシートクランプ部材412により保持した状態で、スタックトレイ421に向けて排出するようになっている。
シート束排出部材413により排出されたシート束の後端が、処理トレイ410の終端に到達すると、シートクランプ部材412によるシート束の保持が解除されて、シート束はスタックトレイ421に排出される。
以上のように、シート処理装置400では、幅の広いシートの側端がシート押え部材700に形成された逃げ部701を通るので、シートをシート押え部材700に干渉させることなく処理トレイ410に向けて搬送できる。
以上のように、シート押え部材700に逃げ部701を設けたので、幅の広いシートSであっても、シート押え部材700に邪魔されることなく整合できる。また、逃げ部701を設けたことにより、シート処理装置400を大きくすることなく幅の広いシートSを扱うことができるので、画像処理装置の大型化を防げると共に、製品価格の上昇を抑えることができる。
A 画像形成装置(画像形成手段)
S シート
Sa 側端
400 シート処理装置
407 オフセットローラ(シート移動手段)
410 処理トレイ(シート積載手段)
416 側端位置決め壁(側端整合部材)
700 シート押え部材(押圧部材)
701 逃げ部
S シート
Sa 側端
400 シート処理装置
407 オフセットローラ(シート移動手段)
410 処理トレイ(シート積載手段)
416 側端位置決め壁(側端整合部材)
700 シート押え部材(押圧部材)
701 逃げ部
Claims (4)
- 搬送されてきたシートが積載されるシート積載手段と、
前記シート積載手段に積載された前記シートをシート搬送方向に対して交差する方向へ移動させるシート移動手段と、
前記シート移動手段によって移動させられた前記シートの側端を受け止める側端整合部材と、
前記側端整合部材に受け止められた前記シートを前記シート積載手段に押圧する上下動自在な押圧部材と、を備えたシート処理装置において、
前記押圧部材は、前記搬送されてきたシートの側端との干渉を回避する逃げ部を有し、
前記シート移動手段は、前記シート積載手段に積載されて側端が前記逃げ部に係合している前記シートを、前記逃げ部から外す動作をした後、該シートを前記側端整合部材に移動させる、
ことを特徴とするシート処理装置。 - 前記逃げ部は、前記押圧部材の上下方向の中間部に前記シート搬送方向に沿って形成された溝である、
請求項1に記載のシート処理装置。 - 前記押圧部材は、上下方向の中間部から上方の前記シート移動手段に対向する部分を切除して前記逃げ部が形成された断面L字状の部材である、
請求項1に記載のシート処理装置。 - シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを処理するシート処理装置と、を備え、
前記シート処理装置が、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置である、
ことを特徴とする画像形成装置。
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- 2006-11-21 JP JP2006314505A patent/JP2008127161A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011016649A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Konica Minolta Business Technologies Inc | シート後処理装置及びこれを備えた画像形成システム |
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