JP2008122828A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも樹脂微粒子と着色剤微粒子とを凝集、融着する工程を経て作製され、紫外線吸収剤を含有する静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
Description
前記静電荷像現像用トナーは、紫外線吸収剤を含有するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
前記紫外線吸収剤を水系媒体中に分散させてなる紫外線吸収剤分散液を用いて作製されることを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤の具体例としては、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−p−クレゾール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、2−〔5−クロロ(2H)−ベンゾトリアゾール−2−イル〕−4−メチル−6−(tert−ブチル)フェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ジ−tert−ペンチルフェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール、メチル−3−〔3−t−ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオネート−ポリエチレングリコール(分子量約300)との縮合物、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−ドデシル−4−メチルフェノール、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−エチルヘキシル−3−〔3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェニル〕プロピオネート、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−(1−メチル−1−フェニルエチル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール等が挙げられる。
トリアジン系紫外線吸収剤の具体例としては、2−(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヒドロキシフェニル、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−〔(ヘキシル)オキシ〕フェノール、2−〔4−〔(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ〕−2−ヒドロキシフェニル〕−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−〔4−〔(2−ヒドロキシ−3−(2’−エチル)ヘキシル)オキシ〕−2−ヒドロキシフェニル〕−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−ブチルオキシフェニル)−6−(2,4−ビス−ブチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−〔1−オクチルオキシカルボニルオトキシ〕フェニル)−4,6−ビス(4−フェニル)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤の具体例としては、オクタベンゾン、2,4−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン等が挙げられる。
ベンゾエート系紫外線吸収剤の具体例としては、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等が挙げられる。
(1)重合性単量体に予め紫外線吸収剤を溶解させておき、紫外線吸収剤を含有した重合性単量体を重合させることにより樹脂微粒子を形成し、これを凝集させることでトナー母身体となる着色粒子に含有させる方法。
(2)紫外線吸収剤を水系媒体中に微分散させた分散液を予め用意しておき、樹脂微粒子分散液、着色剤微粒子分散液とともに紫外線吸収剤分散液を添加し、これら粒子を凝集させることでトナー母体となる着色粒子に含有させる方法。
(2)着色剤微粒子分散液の作製工程
(3)樹脂微粒子の凝集・融着工程
(4)熟成工程
(5)冷却工程
(6)洗浄工程
(7)乾燥工程
(8)外添剤処理工程
以下、各工程について説明する。
樹脂微粒子は、後述する凝集工程で最初に反応系に添加する樹脂微粒子のことで、この工程は、樹脂微粒子を形成する重合性単量体を水系媒体中に投入して重合を行うことにより、たとえば120nm程度の大きさの樹脂微粒子を形成する工程である。本発明に係るトナーを作製する場合、樹脂微粒子中に紫外線吸収剤を含有させたものを形成することも可能である。この場合、紫外線吸収剤を重合性単量体に溶解あるいは分散させておき、紫外線吸収剤を含有した重合性単量体を水系媒体中で重合することにより、紫外線吸収剤を含有した樹脂微粒子が形成される。また、同様の手順により、樹脂微粒子中にワックスを添加することも可能である。
水系媒体中に着色剤を分散させ、たとえば、110nm程度の大きさを有する着色剤の微粒子分散液を作製する工程である。
この工程は、水系媒体中で樹脂微粒子と着色剤粒子を凝集させ、凝集させたこれらの粒子を融着させて粒子形成を行う工程であり、本発明でいう「樹脂微粒子と着色剤微粒子とを凝集、融着する工程」に該当する工程である。
この工程は、上記凝集・融着工程に引き続き、反応系を加熱処理することにより粒子の形状を揃える様に熟成を行う工程である。
この工程は、前記粒子の分散液を冷却処理(急冷処理)する工程である。冷却処理条件としては、1〜20℃/minの冷却速度で冷却する。冷却処理方法としては特に限定されるものではなく、反応容器の外部より冷媒を導入して冷却する方法や、冷水を直接反応系に投入して冷却する方法を例示することができる。
この工程は、上記工程で所定温度まで冷却された粒子分散液から着色粒子を固液分離する工程と、固液分離されてウェットのケーキ状集合体にした着色粒子から界面活性剤や凝集剤等の付着物を除去するための洗浄工程からなる。
この工程は、洗浄処理された粒子を乾燥処理し、乾燥された粒子を得る工程である。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、撹拌式乾燥機などを使用することが好ましい。
この工程は、乾燥された粒子に必要に応じ外添剤を混合し、トナーを作製する工程である。外添剤の混合装置としては、ヘンシェルミキサー、コーヒーミル等の機械式の混合装置を使用することができる。なお、本発明に係るトナーに使用可能な外添剤としては、後述するものが挙げられる。
具体的なイエロー染料としては、C.I.ソルベントイエロー2、同3、同5、同7、同8、同16、同17、同24、同30、同31、同35、同44、同88、同89、同98、同102、同103、同104、同105、同111、同114、同162、C.I.ディスパースイエロー160等が挙げられる。
また、本発明では着色剤にキレート染料を用いることも可能である。キレート染料は、金属イオンに色素が2座以上で配位している化合物で、色素以外の配位子を有してもよい。ここで、配位子とは金属イオンに配位可能な原子団のことで、電荷を有しても有していなくてもよい。
M(Dye)n(A)m
一般式(1)において、Mは金属イオンを表し、Dyeは金属と配位結合可能な色素を表す。Aは色素以外の配位子を表し、nは1、2、3、mは0、1、2、3を表す。mが0のときnは2又は3を表し、その場合、Dyeは同種であっても異なっていてもよい。Mで表される金属イオンとしては、周期律表の第1〜8族に属する金属、例えば、Al、Co、Cr、Cu、Fe、Mn、Mo、Ni、Sn、Ti、Pt、Pd、Zr及びZnのイオンが挙げられる。色調、各種耐久性からNi、Cu、Cr、Co、Zn、Feのイオンが特に好ましい。具体的なキレート染料としては、たとえば、特開平9−277693号公報、特開平10−20559号公報、特開平10−30061号公報に開示されているキレート染料が挙げられる。
黒色の着色剤としては、例えば、ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等のカーボンブラック、更にマグネタイト、フェライト等の磁性粉も使用可能である。
ルジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート等の多官能性ビニル類を使用して架橋構造の樹脂とすることもできる。
(外添剤の記載)
次に、本発明に係るトナーは、その製造工程で外部添加剤(=外添剤)として数平均一次粒径が40〜800nmの無機微粒子や有機微粒子等の粒子を添加して、トナー作製されることが可能である。
1−1.着色剤分散液1〜4の調製
(1)着色剤分散液1の調製
前記記構造を有する下記染料(D−1)20質量部を酢酸エチル450質量部に溶解後、「アクアロンKH−05(第一工業社製)」8質量部を含む水溶液750質量部を滴下し、十分に撹拌した。その後、「クリアミックスWモーションCLM−0.8W(エムテクニック社製)」を用いて300秒間乳化処理を行った。
「着色剤分散液1」の調製で用いた前記染料(D−1)を下記構造を有する染料(D−2)に変更した他は同様の手順で「着色剤分散液2」を調製した。この「着色剤分散液2」における着色剤粒子の粒子径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ51nmであった。
「着色剤分散液1」の調製で用いた染料(D−1)を染料「ソルベントレッド14(BASF社製)」に変更した他は同様の手順で「着色剤分散液3」を調製した。この「着色剤分散液3」における着色剤粒子の粒子径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ78nmであった。
n−ドデシル硫酸ナトリウム9.2質量部をイオン交換水160質量部に撹拌溶解する。撹拌を行いながら液中にC.I.ピグメントレッド81:4 20質量部を添加し、次いで、クレアミックスを用いて平均粒径が165nmの「着色剤微粒子4」を含有してなる「着色剤分散液4」を調製した。
以下に示す5種類の樹脂粒子分散液を作製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、ドデシル硫酸ナトリウム7.08質量部とイオン交換水3000質量部を添加し、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら内温を80℃に昇温した。
スチレン 112.8質量部
n−ブチルアクリレート 41.0質量部
メタクリル酸 10.7質量部
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール 14.6質量部
循環経路を有する機械式分散機「CLEAMIX(エム・テクニック(株)製)」を用いて1時間混合分散させて乳化粒子(油滴)を含有する分散液を調製した。
n−ブチルアクリレート 137.2質量部
メタクリル酸 35.7質量部
滴下終了後80℃で60分間加熱、撹拌して、重合を継続した後、40℃まで冷却して「樹脂粒子分散液1」を作製した。作製した「樹脂粒子分散液1」における樹脂粒子の粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ、120nmであった。
「樹脂粒子分散液1」の作製で、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノールを、2−(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヒドロキシフェニルに変更した他は同様の手順で、「樹脂粒子分散液2」を作製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、ドデシル硫酸ナトリウム7.08質量部とイオン交換水3000質量部を添加し、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら内温を80℃に昇温した。
スチレン 103.6質量部
n−ブチルアクリレート 37.8質量部
メタクリル酸 9.8質量部
2−(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヒドロキシフェニル 72.8質量部
循環経路を有する機械式分散機「CLEAMIX(エム・テクニック(株)製)」を用いて1時間混合分散させて乳化粒子(油滴)を含有する分散液を調製した。
n−ブチルアクリレート 126質量部
メタクリル酸 32.8質量部
滴下終了後80℃で60分間加熱、撹拌して、重合を継続した後、40℃まで冷却して「樹脂粒子分散液3」を作製した。作製した「樹脂粒子分散液3」における樹脂粒子の粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ、119nmであった。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、ドデシル硫酸ナトリウム7.08質量部とイオン交換水3000質量部を添加し、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら内温を80℃に昇温した。
スチレン 115.1質量部
n−ブチルアクリレート 42.0質量部
メタクリル酸 10.9質量部
循環経路を有する機械式分散機「CLEAMIX(エム・テクニック(株)製)」を用いて1時間混合分散させて乳化粒子(油滴)を含有する分散液を調製した。
n−ブチルアクリレート 140.0質量部
メタクリル酸 36.4質量部
滴下終了後80℃で60分間加熱、撹拌して、重合を継続した後、40℃まで冷却して「樹脂粒子分散液4」を作製した。作製した「樹脂粒子分散液4」における樹脂粒子の粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ、120nmであった。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、ドデシル硫酸ナトリウム7.08質量部とイオン交換水3000質量部を添加し、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら内温を80℃に昇温した。
スチレン 115.0質量部
n−ブチルアクリレート 41.9質量部
メタクリル酸 10.8質量部
2−(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヒドロキシフェニル 0.6質量部
循環経路を有する機械式分散機「CLEAMIX(エム・テクニック(株)製)」を用いて1時間混合分散させて乳化粒子(油滴)を含有する分散液を調製した。
n−ブチルアクリレート 139.9質量部
メタクリル酸 36.3質量部
滴下終了後80℃で60分間加熱、撹拌して、重合を継続した後、40℃まで冷却して「樹脂粒子分散液5」を作製した。作製した「樹脂粒子分散液5」における樹脂粒子の粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ、119nmであった。
(1)紫外線吸収剤分散液1の調製
先ず、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール20質量部を酢酸エチル600質量部に溶解させた液を用意した。次に、界面活性剤「アクアロンKH−05(第一工業製薬(株)製)」8質量部を含有する水溶液1000質量部を液中に滴下し、撹拌処理を行った。撹拌処理を行った液を、「クリアミックスWモーションCLM−0.8W(エムテクニック社製)」に投入し、300秒間かけて乳化処理を行った。
前記「紫外線吸収剤分散液1」で用いた2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノールを、2−(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヒドロキシフェニルに変更した他は同様の手順で「紫外線吸収剤分散液2」を調製した。「紫外線吸収剤分散液2」における紫外線吸収剤の粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ、75nmであった。
「紫外線吸収剤分散液1」の2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノールを、前述のベンゾフェノン系紫外線吸収剤(3−1)に変更した他は同様の手順で「紫外線吸収剤分散液3」を調製した。「紫外線吸収剤分散液3」における紫外線吸収剤の粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ、77nmであった。
「紫外線吸収剤分散液1」の2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノールを、前述のベンゾエート系紫外線吸収剤(4−1)に変更した他は同様の手順で「紫外線吸収剤分散液4」を調製した。「紫外線吸収剤分散液4」における紫外線吸収剤の粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800(大塚電子社製)」を用いて測定したところ、79nmであった。
(1)着色粒子1の作製
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、
樹脂粒子分散液1 1250質量部(固形分換算)
イオン交換水 2000質量部
着色剤分散液1 165質量部(固形分換算)
を投入し、撹拌を行い、反応液を調製した。
前記「着色粒子1」の作製で使用した「着色剤分散液1」を「着色剤分散液2」に変更した他は同様の手順で「着色粒子2」を作製した。また、「着色粒子1」の作製で使用した「着色剤分散液1」を「着色剤分散液3」に変更した他は同様の手順で「着色粒子3」を作製した。さらに、「着色粒子1」の作製で使用した「着色剤分散液1」を「着色剤分散液4」に変更した他は同様の手順で「着色粒子4」を作製した。
前記「着色粒子1」の作製で使用した「樹脂粒子分散液1」を「樹脂粒子分散液2」に変更した他は同様の手順で「着色粒子5」を作製した。また、「着色粒子1」の作製で使用した「樹脂粒子分散液1」を「樹脂粒子分散液3」に変更した他は同様の手順で「着色粒子6」を作製した。
前記「着色粒子1」の作製で使用した「樹脂粒子分散液1」を「樹脂粒子分散液5」に変更した他は同様の手順で「着色粒子7」を作製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、
樹脂粒子分散液3 1100質量部(固形分換算)
イオン交換水 500質量部
紫外線吸収剤分散液2 1620質量部
着色剤分散液1 165質量部(固形分換算)
を投入し、撹拌を行い、反応液を調製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、
樹脂粒子分散液4 1125質量部(固形分換算)
イオン交換水 2000質量部
着色剤分散液1 165質量部(固形分換算)
を投入し、撹拌を行い、反応液を調製した。
樹脂粒子分散液3 125質量部(固形分換算)
を添加した後、液温90℃の状態で約1時間放置した。
前記「着色粒子9」の作製で使用した「着色剤分散液1」を「着色剤分散液2」に変更した他は同様の手順で「着色粒子10」を作製した。また、「着色粒子9」の作製で使用した「着色剤分散液1」を「着色剤分散液3」に変更した他は同様の手順で「着色粒子11」を作製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、
樹脂粒子分散液4 1225質量部(固形分換算)
イオン交換水 1750質量部
着色剤分散液1 165質量部(固形分換算)
紫外線吸収剤分散液1 250質量部(固形分換算)
を投入し、撹拌を行い、反応液を調製した。
前記「着色粒子12」の作製で使用した「紫外線吸収剤分散液1」を「紫外線吸収剤剤分散液2」に変更した他は同様の手順で「着色粒子13」を作製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、
樹脂粒子分散液4 612質量部(固形分換算)
イオン交換水 875質量部
着色剤分散液1 82質量部(固形分換算)
紫外線吸収剤分散液3 125質量部(固形分換算)
を投入し、撹拌を行い、反応液を調製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、
樹脂粒子分散液4 1690質量部(固形分換算)
イオン交換水 2415質量部
着色剤分散液1 227質量部(固形分換算)
紫外線吸収剤分散液4 345質量部(固形分換算)
を投入し、撹拌を行い、反応液を調製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けたセパラブルフラスコに、
樹脂粒子分散液4 1250質量部(固形分換算)
イオン交換水 2000質量部
着色剤分散液1 165質量部(固形分換算)
を投入し、撹拌を行い、反応液を調製した。
下記材料を「ヘンシェルミキサー」(三井三池化工社製)で十分混合した後、該混合物を2軸押出混練機「PCM−30」(池貝鉄工社製)で溶融混練し、迅速に冷却した後、「フェザーミル」(ホソカワミクロン社製)で粗粉砕した。
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール 15質量部
染料(D−1) 12質量部
ペンタエリスリト−ルテトラベヘネート 10質量部
次に、該粉粗砕物をジェット粉砕機「IDS」(日本ニューマチック工業社製)で粉砕・分級して、体積基準におけるメディアン径(D50)が6.4μmの「着色粒子18」を作製した。
上記「着色粒子1〜19」の各々に、以下の外添処理を行い、「トナー1〜19」とした。すなわち、疎水性シリカ(数平均一次粒子径=12nm、疎水化度=68)を1質量%、疎水性酸化チタン(数平均一次粒子径=20nm、疎水化度=63)を1質量%添加し、「ヘンシェルミキサー」(三井三池化工社製)で混合した。その後、目開きが45μmの篩を用いて粗大粒子を除去する工程を経て「トナー1〜19」を調製した。
上記「トナー1〜19」の各々に、シリコーン樹脂を被覆した体積平均粒径60μmのフェライトキャリアを混合し、トナー濃度が6%の「現像剤1〜19」を調製した。
評価装置として、図1の画像形成装置に対応する市販の複合プリンタ「bizhub Pro C250(コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)製)」に、上記現像剤を投入した現像装置を装填し、形成されたトナー画像より以下の評価を行った。
市販のA4判上質紙(64g/m2)上にトナー付着量が0.7mg/cm2となるトナー画像を形成し、分光側色計「CM−2002(コニカミノルタセンシング(株)製)」を用いて彩度C*を算出した。彩度C*は、各トナー画像のL*a*b*色空間図より、下記式により算出した。C*が75以上のものを合格とした。
式中、a*、b*はそれぞれa*座標とb*座標の値を表す。
市販のA4判上質紙(64g/m2)上にトナー付着量が0.7mg/cm2となるトナー画像を形成し、50℃の環境下に7日間にわたり放置し、放置前後における色調変動ΔEの評価を行った。分光側色計「CM−2002(コニカミノルタセンシング(株)製)」を用い、各トナー画像の放置前後のL*値、a*値、b*値を用い下記式より算出したものである。ΔEが10.0未満のものを合格とした。
式中、L1*、a1*、b1*は放置前の値であり、L2*、a2*、b2*は放置後の値を示す。
市販のOHPシート(厚さ75μmのポリエステルフィルム製)上に透過画像を形成し、「330型自記分光光度計(日立製作所(株)製)」を用い、可視分光透過率の測定による評価を行った。すなわち、トナー非担持のOHPシートをリファレンスとし、定着画像の可視分光透過率を測定して、650nmにおける分光透過率の差を求めて、OHP画像の透過性を評価した。透過率が70%以上のものを合格とした。なお、OHPシート上のトナー付着量が、0.7±0.05mg/cm2となる様に設定して、評価を行った。
ウェザーメータ「アトラスCi165(東洋精機製作所(株)製)」を用いて耐光性評価を行った。評価は、前述のA4判上質紙(64g/m2)上に形成したトナー画像上の任意個所における画像濃度を測定後、前記装置によりトナー画像に85000ルクスのキセノン光を連続7日間照射し、前記個所の画像濃度を再度測定することにより行った。すなわち、キセノン光照射前後の画像濃度差より色素残存率を算出して評価を行った。
色素残存率(%)={(Ci−Cf)/Ci}×100
色素残存率が80%以上のものを合格とした。
画像濃度は、反射濃度計「X−Rite310TR」(X−Rite社製)を用いて測定した。なお、トナー画像は、前述のA4判上質紙(64g/m2)上に形成したものである。画像濃度が1.3以上のものを合格とした。
2Y、2M、2C、2K 帯電手段
3Y、3M、3C、3K 露光手段
4Y、4M、4C、4K 現像手段
5Y、5M、5C、5K 1次転写ロール
6Y、6M、6C、6K クリーニング手段
7 中間転写体ユニット
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
21 給紙搬送手段
24 熱ロール色定着装置
Claims (6)
- 少なくとも樹脂微粒子と着色剤微粒子とを凝集、融着する工程を経て作製される静電荷像現像用トナーであって、
前記静電荷像現像用トナーは、紫外線吸収剤を含有するものであることを特徴とする静電荷像現像用トナー。 - 前記紫外線吸収剤の含有量が、1質量%以上20質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記紫外線吸収剤が、ベンゾトリアゾール系化合物、トリアジン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、及び、ベンゾエート系化合物のうち少なくとも1つを含有するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記紫外線吸収剤が、前記樹脂微粒子中に含有されているものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記少なくとも樹脂微粒子と着色剤微粒子とを凝集、融着する工程で、
前記紫外線吸収剤を水系媒体中に分散させてなる紫外線吸収剤分散液を用いて作製されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。 - 前記少なくとも樹脂微粒子と着色剤微粒子とを凝集、融着する工程で作製された粒子表面に、前記紫外線吸収剤を含有する樹脂微粒子を被覆する工程を経て作製されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
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- 2006-11-15 JP JP2006308838A patent/JP2008122828A/ja active Pending
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