JP2008121750A - ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィードバック制御や学習補正が困難な係合油圧値であっても、ソレノイドの油圧特性のばらつき等に拘らず適切に油圧制御を行うことができるようにする。
【解決手段】スムーズOFF制御手段104によってロックアップクラッチ26を解放する際に解放初期圧学習手段106によって行われる解放初期圧PLUF の学習補正の学習値GPOFSを、減速時ロックアップ低圧係合手段102によって実行される低圧係合制御の低圧係合圧Pdec に反映させるため、実際に搭載されているソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じて低圧係合圧Pdec を適切に制御できる。しかも、解放初期圧学習手段106による学習が所定範囲まで収束したと判定された場合に、その学習値GPOFSを低圧係合圧Pdec に反映させるため、学習途中の不安定な学習結果に基づく誤った油圧制御が防止され、低圧係合圧Pdec を高い信頼性で一層適切に制御することができる。
【選択図】図6
【解決手段】スムーズOFF制御手段104によってロックアップクラッチ26を解放する際に解放初期圧学習手段106によって行われる解放初期圧PLUF の学習補正の学習値GPOFSを、減速時ロックアップ低圧係合手段102によって実行される低圧係合制御の低圧係合圧Pdec に反映させるため、実際に搭載されているソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じて低圧係合圧Pdec を適切に制御できる。しかも、解放初期圧学習手段106による学習が所定範囲まで収束したと判定された場合に、その学習値GPOFSを低圧係合圧Pdec に反映させるため、学習途中の不安定な学習結果に基づく誤った油圧制御が防止され、低圧係合圧Pdec を高い信頼性で一層適切に制御することができる。
【選択図】図6
Description
本発明はロックアップクラッチの制御装置に関し、特に、ロックアップクラッチの係合油圧を制御するソレノイドの油圧特性のばらつきに拘らず係合油圧を適切に制御できる制御装置に関するものである。
動力源と自動変速機との間に配設される流体式動力伝達装置の一種に、動力源側と自動変速機側とを直結する油圧式のロックアップクラッチを備えているものがある。そして、油圧指令値に従ってロックアップクラッチの係合油圧を連続的に変化させるソレノイドを用いて、そのロックアップクラッチの係合解放制御を行うことが広く知られている。特許文献1に記載の装置はその一例で、ロックアップクラッチが所定のスリップ状態となるようにソレノイドをフィードバック制御することにより、ソレノイドの油圧特性のばらつきに拘らず目的とするスリップ状態となるように係合油圧を適切に制御することができる。また、フィードバック制御の際の補正量などに基づいて、そのフィードバック制御開始時の油圧を学習補正することも提案されている。
特開2001−141050号公報
ところで、アクセルOFFの減速時にロックアップクラッチを係合制御する場合、例えば車速低下によるエンジンストールを防止したりフューエルカットOFFに伴ってエンジンを再始動したりする際にロックアップクラッチを速やかに解放できるようにするため、できるだけ低い係合油圧で係合させることが提案されている。しかしながら、あくまでも係合状態に維持する必要があるため、その時の係合油圧をフィードバック制御したり学習補正したりすることは困難であり、従来はソレノイドの油圧特性のばらつきに拘らずスリップ状態になることが無いように、そのばらつきを考慮して油圧を大き目に設定する必要があった。
例えば、図10に実線で示すノミナル品の油圧特性に対して、破線で示すように所定のばらつき(公差)を有する場合、スリップを回避するためには最も係合油圧が低くなる下限品を想定して油圧値を設定する必要がある。すなわち、ロックアップ係合油圧PLUの目標値に基づいてロックアップ油圧指令値SPLU を決定する換算マップなどを、ノミナル品を基準として実線の通り設定すると、下限品を用いた場合にロックアップ係合油圧PLU=aで係合させるためには、ロックアップ油圧指令値SPLU =bとなり、ロックアップ係合油圧PLU(ノミナル品を基準とした目標値)をaよりもばらつき補正圧Pbaraだけ高い値cとする必要がある。一方、このようにロックアップ係合油圧PLUを大き目に設定すると、ノミナル品の場合には実際のロックアップ係合油圧PLUがそのまま油圧cになり、上限品の場合には更に高い油圧dとなるのであり、必要以上に高い油圧に制御されることになる。下限品の油圧特性を基準として換算マップ等を設定した場合には、ロックアップ係合油圧PLUの目標値そのものは大きくする必要がないものの、ノミナル品や上限品では実際の油圧が必要以上に高くなることは同じである。
なお、このような問題はフィードバック制御や学習補正が困難な他の係合油圧値の制御においても同様に生じる。また、ソレノイドの油圧特性だけでなく、ロックアップクラッチの摩擦材の摩擦係数μのばらつきも影響することがあり、その場合は、その摩擦係数μのばらつきも考慮して油圧値(目標値)を設定する必要がある。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、フィードバック制御や学習補正が困難な係合油圧値であっても、ソレノイドの油圧特性のばらつき等に拘らず適切に油圧制御を行うことができるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 動力源と自動変速機との間に配設された流体式動力伝達装置に備えられ、その動力源側と自動変速機側とを直結する油圧式のロックアップクラッチに関し、(b) 油圧指令値に従ってそのロックアップクラッチの係合油圧を連続的に変化させるソレノイドを有し、そのソレノイドを介してロックアップクラッチを係合解放制御する制御装置において、(c) 前記ロックアップクラッチの係合油圧を所定の第1油圧に制御する際に、そのロックアップクラッチの係合または解放時の態様が所定の態様となるようにその第1油圧を学習補正する学習手段と、(d) その学習手段による学習が所定範囲まで収束したことを判定する収束判定手段と、(e) その収束判定手段によって学習が所定範囲まで収束したと判定された場合に、その学習結果を前記第1油圧とは異なる第2油圧の油圧制御に反映させる学習反映手段と、を有することを特徴とする。
第2発明は、第1発明のロックアップクラッチの制御装置において、前記学習手段は、前記ロックアップクラッチの係合油圧を滑らかに低下させて解放するスムーズOFF制御時の解放初期圧を解放時間に基づいて学習補正するもので、その解放初期圧が前記第1油圧であることを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明のロックアップクラッチの制御装置において、(a) 前記学習反映手段は、前記ロックアップクラッチを通常より低い低圧係合圧で係合状態に保持する低圧係合制御において、前記学習結果をその低圧係合圧に反映させるもので、その低圧係合圧が前記第2油圧であり、(b) その低圧係合制御の実行中に変速操作が行われたことを検出した際には、変速に伴うイナーシャトルクの変化分を考慮して前記低圧係合圧を補正することを特徴とする。
このようなロックアップクラッチの制御装置においては、ロックアップクラッチの係合油圧を所定の第1油圧に制御する際に学習手段によって行われた学習補正の学習結果を利用して第2油圧の油圧制御を行うため、その第2油圧そのもののフィードバック制御や学習補正が困難な場合でも、実際に使用されているソレノイドの油圧特性等に応じて第2油圧を適切に制御できるようになる。しかも、学習手段による学習が所定範囲まで収束したと判定された場合に、その学習結果を第2油圧の油圧制御に反映させるため、学習途中の不安定な学習結果に基づく誤った油圧制御が防止され、第2油圧を高い信頼性で一層適切に制御することができる。
第2発明は、ロックアップクラッチの係合油圧を滑らかに低下させて解放するスムーズOFF制御時の解放初期圧を解放時間に基づいて学習補正する場合で、ソレノイドの油圧特性のばらつき等を学習補正によって良好に吸収することが可能であり、その学習結果が第2油圧の油圧制御に反映されることにより、その第2油圧の油圧制御においてもソレノイドの油圧特性のばらつき等が良好に吸収され、実際に使用されているソレノイドの油圧特性等に応じて第2油圧が適切に制御される。
第3発明は、ロックアップクラッチを通常より低い低圧係合圧で係合状態に保持する低圧係合制御において、学習結果をその低圧係合圧に反映させる場合で、実際に使用されているソレノイドの油圧特性等に応じてスリップを確実に回避しつつ低圧係合圧を一層低下させることが可能で、ロックアップ解放指令に伴ってロックアップクラッチを一層速やかに解放できるようになる。しかも、低圧係合制御の実行中に変速操作が行われたことを検出した際には、変速に伴うイナーシャトルクの変化分を考慮して低圧係合圧を補正するため、変速時のイナーシャトルクの変化でスリップが発生することを防止しつつ、変速時以外の低圧係合圧を一層低下させることができる。
本発明のロックアップクラッチの制御装置は、車両に搭載される流体式動力伝達装置のロックアップ制御に好適に適用される。流体式動力伝達装置としては、トルクコンバータやフルードカップリングが好適に用いられる。動力源としては、燃料の燃焼によって動力を発生するエンジンや電動モータ、或いはそれ等の両方を備えているハイブリッド形動力源など、種々の態様が可能である。自動変速機についても、遊星歯車式や2軸噛合式等の有段の自動変速機、或いはベルト式等の無段変速機など、種々の自動変速機を採用できる。
ロックアップクラッチの係合油圧を連続的に変化させるソレノイドとしては、例えば励磁電流のデューティ比に応じた油圧を出力するデューティソレノイドが好適に用いられるが、励磁電流の大きさに応じた油圧を出力するリニアソレノイド等を採用することもできる。また、一般にはソレノイドを備えたソレノイドバルブの出力油圧を信号圧としてコントロールバルブを制御することにより、ロックアップクラッチの係合油圧を調圧するように構成される。
学習手段は、例えば第2発明のようにスムーズOFF制御時の解放初期圧を解放時間に基づいて学習補正するものが好適に用いられるが、所定のスリップ状態となるようにスリップ制御する際の係合油圧(第1油圧)を学習補正するものなど、他の学習手段を利用することもできる。上記スムーズOFF制御は、解放初期圧から係合油圧を一定の変化率で滑らかに低下させる制御で、制御開始から実際にロックアップクラッチが相対回転(スリップ)し始めるまでの解放時間が目標値と一致するように解放初期圧を学習補正することにより、ソレノイドの油圧特性のばらつきや摩擦材の摩擦係数μのばらつき等の各部の個体差に拘らず、解放ショックを抑制しつつロックアップクラッチを速やかに解放することができる。なお、実際の第1油圧(上記解放初期圧など)を学習によって補正することができれば良く、学習の対象は油圧の目標値に関するものでも油圧指令値に関するものでも良い。
学習結果を反映する第2油圧の油圧制御は、例えば第3発明の低圧係合制御などフィードバック制御や学習補正が困難なものに、本発明は特に有効であるが、フィードバック制御や学習補正が可能な油圧制御においても、本発明を適用することにより制御を簡素化しつつソレノイドの油圧特性のばらつき等に拘らず第2油圧を適切に制御できる。
第3発明では、低圧係合制御の実行中に変速操作が行われた場合には、変速に伴うイナーシャトルクの変化分を考慮して低圧係合圧を補正するようになっているが、この変速操作時の油圧補正は低圧係合制御に限ったことではなく、第2油圧の油圧制御が低圧係合制御以外の場合にも適用できる。変速操作としては、例えばシフトレバーによる低速レンジへのシフト操作やアップダウン位置へのシーケンシャルシフト操作、或いはステアリングに配設されたレバーやスイッチ等によるパドルシフト操作、シーケンシャルシフト操作などがある。また、第3発明は変速操作に従って変速が行われる場合であるが、予め定められた変速マップ等に従って自動的に変速が行われる場合にも、必要に応じて同様の油圧補正を行うことが可能である。
ロックアップクラッチの伝達トルク(入力トルク)が変化したりトルク容量が変化したりする場合には、ロックアップクラッチの係合状態が変化してスリップを生じる可能性があるため、前記低圧係合圧のように係合油圧をぎりぎりまで低下させたい場合には、マップ等を用いて油圧補正を行うことが望ましい。ロックアップクラッチの伝達トルクが変化する場合としては、前記変速時の他に例えばエアコンやオルタネータ等の補機類の作動状態が変化した場合などがあり、トルク容量が変化する場合としては、例えば作動油の油温が所定範囲を超えて高くなったり低くなったりすることにより、油圧の特性が変化したり摩擦材の摩擦係数μが変化したりした場合などがある。学習手段によって学習補正が行われる第1油圧の油圧制御においても、同様の油圧補正が行われることが望ましい。なお、ロックアップクラッチの係合油圧に関する最も大きな要因は動力源に関するもので、動力源の負荷(トルクや回転速度変化など)に基づいて演算式やマップ等により前記低圧係合圧などの第2油圧の基準値が定められる。
学習手段による学習が所定範囲まで収束したことを判定する収束判定手段は、その学習結果を第2油圧の油圧制御に反映させた場合に、学習途中の不安定な学習結果に基づいて誤った油圧制御が行われることを防止するためのもので、学習手段による学習の態様や第2油圧の油圧制御の要求精度等に応じて判定基準は適宜定められる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両用駆動装置10の骨子図である。この車両用駆動装置10は横置き型であって、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両に好適に採用されるものであり、走行用の動力源としてエンジン12を備えている。内燃機関にて構成されているエンジン12の出力は、エンジン12のクランク軸13、流体式動力伝達装置としてのトルクコンバータ14から前後進切換装置16、入力軸36、ベルト式無段変速機(CVT)18、減速歯車装置20を介して差動歯車装置22に伝達され、左右の駆動輪24L、24Rへ分配される。上記トルクコンバータ14、前後進切換装置16、自動変速機としてのベルト式無段変速機18などにより動力伝達機構が構成されている。
図1は、本発明が適用された車両用駆動装置10の骨子図である。この車両用駆動装置10は横置き型であって、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両に好適に採用されるものであり、走行用の動力源としてエンジン12を備えている。内燃機関にて構成されているエンジン12の出力は、エンジン12のクランク軸13、流体式動力伝達装置としてのトルクコンバータ14から前後進切換装置16、入力軸36、ベルト式無段変速機(CVT)18、減速歯車装置20を介して差動歯車装置22に伝達され、左右の駆動輪24L、24Rへ分配される。上記トルクコンバータ14、前後進切換装置16、自動変速機としてのベルト式無段変速機18などにより動力伝達機構が構成されている。
エンジン12の吸気配管31には、図示しないスロットルアクチュエータを用いてエンジン12の吸入空気量を電気的に制御するための電子制御スロットル弁80が備えられている。電子制御装置60(図2参照)により、運転者の出力要求量を表すアクセル操作量Accなどに応じて上記電子制御スロットル弁80の開閉制御および燃料噴射制御等が行われることによりエンジン12の出力が増減制御される。
トルクコンバータ14は、エンジン12のクランク軸13に連結されたポンプ翼車14p、およびタービン軸34を介して前後進切換装置16に連結されたタービン翼車14tを備えており、流体を介して動力伝達を行うようになっている。また、それ等のポンプ翼車14pおよびタービン翼車14tの間にはロックアップクラッチ26が設けられており、油圧制御回路86(図2参照)のロックアップコントロール弁などによって係合側油室15および解放側油室17に対する油圧供給が切り換えられることにより、ロックアップクラッチ26が係合または解放されるようになっており、係合させられることによってポンプ翼車14pおよびタービン翼車14tは一体回転させられる。この係合によってエンジン12とベルト式無段変速機18との間は、上記前後進切換装置16において動力伝達経路が成立させられる場合には実質的に直結されたことになる。上記ポンプ翼車14pには、ベルト式無段変速機18を変速制御したりベルト挟圧力を発生させたり、或いは各部に潤滑油を供給したりするための油圧を発生する機械式のオイルポンプ28が設けられている。
前後進切換装置16は、ダブルピニオン型の遊星歯車装置を主体として構成されており、トルクコンバータ14のタービン軸34はサンギヤ16sに一体的に連結され、ベルト式無段変速機18の入力軸36はキャリア16cに一体的に連結されている一方、キャリア16cとサンギヤ16sは前進用クラッチC1を介して選択的に連結され、リングギヤ16rは後進用ブレーキB1を介してハウジングに選択的に固定されるようになっている。前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1は断続装置に相当するもので、何れも油圧シリンダによって摩擦係合させられる油圧式摩擦係合装置であり、前進用クラッチC1が係合させられるとともに後進用ブレーキB1が解放されることにより、前後進切換装置16は一体回転状態とされて前進用動力伝達経路が成立(達成)させられ、前進方向の駆動力がベルト式無段変速機18側へ伝達される。一方、後進用ブレーキB1が係合させられるとともに前進用クラッチC1が解放されると、前後進切換装置16によって後進用動力伝達経路が成立(達成)させられ、入力軸36はタービン軸34に対して逆方向へ回転させられるようになり、後進方向の駆動力がベルト式無段変速機18側へ伝達される。また、前進用クラッチC1および後進用ブレーキB1が共に解放されると、前後進切換装置16は動力伝達を遮断するニュートラル(遮断状態)になる。
ベルト式無段変速機18は、前記入力軸36に設けられた入力側部材である有効径が可変の入力側可変プーリ42と、出力軸44に設けられた出力側部材である有効径が可変の出力側可変プーリ46と、それ等の可変プーリ42、46に巻き掛けられた伝動ベルト48とを備えており、可変プーリ42、46と伝動ベルト48との間の摩擦力を介して動力伝達が行われる。可変プーリ42および46は、入力軸36および出力軸44にそれぞれ固定された固定回転体42aおよび46aと、入力軸36および出力軸44に対して軸まわりの相対回転不能かつ軸方向の移動可能に設けられた可動回転体42bおよび46bと、それらの間のV溝幅を変更するための推力を付与する入力側油圧シリンダ42cおよび出力側油圧シリンダ46cとを備えて構成されており、入力側可変プーリ42の油圧シリンダ42cの油圧が制御されることにより、両可変プーリ42、46のV溝幅が変化して伝動ベルト48の掛かり径(有効径)が変更され、変速比γ(=入力軸回転速度NIN/出力軸回転速度NOUT )が連続的に変化させられる。また、出力側可変プーリ46の油圧シリンダ46cの油圧は、ベルト滑りが生じない所定の挟圧力で伝動ベルト48が挟圧されるように制御される。
図2は、図1のエンジン12やトルクコンバータ14のロックアップクラッチ26、ベルト式無段変速機18などを制御するために車両に設けられた制御系統を説明するブロック線図で、電子制御装置60には、エンジン回転速度センサ62、タービン回転速度センサ64、入力軸回転速度センサ65、車速センサ66、アイドルスイッチ付きスロットルセンサ68、冷却水温センサ70、CVT油温センサ72、アクセル操作量センサ74、フットブレーキスイッチ76、レバーポジションセンサ78、エアコンスイッチ92などが接続され、エンジン12の回転速度(エンジン回転速度)NE、タービン軸34の回転速度(タービン回転速度)NT、入力軸36の回転速度(入力軸回転速度)NIN、車速V、電子スロットル弁80の全閉状態(アイドル状態)およびその開度(スロットル弁開度)θTH、エンジン12の冷却水温TW 、ベルト式無段変速機18やロックアップクラッチ26等の油圧回路の油温TCVT 、アクセルペダル等のアクセル操作部材の操作量(アクセル開度)Acc、常用ブレーキであるフットブレーキの操作の有無、シフトレバー77のレバーポジション(操作位置)PSH、エアコンの作動の有無などを表す信号が供給されるようになっている。タービン回転速度NTは、前進用クラッチC1が係合させられた前進走行時には入力軸回転速度NINと一致し、車速Vはベルト式無段変速機18の出力軸44の回転速度(出力軸回転速度)NOUT に対応する。また、アクセル操作量Accは運転者の出力要求量を表している。
シフトレバー77は、駐車のためのパーキング位置「P」や後進走行のためのリバース位置「R」、動力伝達を遮断するニュートラル位置「N」、前進走行のためのドライブ位置「D」、前進走行時に前記ベルト式無段変速機18の変速比γを手動操作で増減できるマニュアル位置「M」、等へ択一的に操作されるようになっている。マニュアル位置「M」には、更に変速比γを増減するためのダウンシフト位置やアップシフト位置、或いは変速範囲の上限(変速比γが小さい側)が異なる複数の変速レンジを選択できる複数のレンジ位置等が備えられている。そして、前記レバーポジションセンサ78は、たとえば上記パーキング位置「P」、リバース位置「R」、ニュートラル位置「N」、ドライブ位置「D」、マニュアル位置「M」やアップシフト位置、ダウンシフト位置、或いはレンジ位置等へシフトレバー77が操作されたことを検出する複数のON、OFFスイッチ等を有して構成されている。なお、変速比γを手動操作で変更するために、シフトレバー77とは別にステアリングホイール等にダウンシフトスイッチやアップシフトスイッチ、或いはレバー等を設けることも可能である。
電子制御装置60は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン12の出力制御やベルト式無段変速機18の変速制御、ベルト挟圧力制御、ロックアップクラッチ26の係合、解放制御、などを実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用と変速制御用とに分けて構成される。エンジン12の出力制御は電子スロットル弁80、燃料噴射装置82、点火装置84などによって行われ、ベルト式無段変速機18の変速制御、ベルト挟圧力制御、およびロックアップクラッチ26の係合、解放制御は、何れも油圧制御回路86によって行われる。油圧制御回路86は、電子制御装置60により励磁されて油路を開閉するソレノイド弁や油圧制御を行うリニアソレノイド弁、それらのソレノイド弁から出力される信号圧に従って油路を開閉したり油圧制御を行ったりする開閉弁、調圧弁などを備えて構成されている。
上記ベルト式無段変速機18の変速制御については、電子制御装置60は例えば図3に示すように運転者の出力要求量を表すアクセル操作量Accおよび車速Vをパラメータとして予め定められた変速マップから入力側の目標回転速度NIN * を算出し、実際の入力軸回転速度NINが目標回転速度NIN * と一致するように、それ等の偏差に応じて無段変速機18の変速制御、すなわち入力側可変プーリ42の油圧シリンダ42cに対する作動油の供給、排出によって変速制御圧PBELTが制御され、変速比γが連続的に変化させられる。図3のマップは変速条件に相当するもので、車速Vが小さくアクセル操作量Accが大きい程大きな変速比γになる目標回転速度NIN * が設定されるようになっている。また、車速Vは出力軸回転速度NOUT に対応するため、入力軸回転速度NINの目標値である目標回転速度NIN * は目標変速比に対応し、無段変速機18の最小変速比γmin と最大変速比γmax の範囲内で定められている。
ロックアップクラッチ26を係合解放する基本制御は、例えば図4に示すように入力トルクに対応するスロットル弁開度θTHおよび車速Vをパラメータとして予め記憶された切換マップ(切換条件)に基づいて、実際のスロットル弁開度θTHおよび車速Vに応じてON(係合)−OFF(解放)を切り換える。切換マップは、実線で示す係合切換線と破線で示す解放切換線とが所定のヒステリシスを有して定められており、ロックアップクラッチ解放状態において車速Vが係合切換線を横切って高車速側へ変化したり、スロットル弁開度θTHが係合切換線を横切って低スロットル弁開度側へ変化すると、ロックアップクラッチ26は係合させられる。また、ロックアップクラッチ係合状態において車速Vが解放切換線を横切って低車速側へ変化したり、スロットル弁開度θTHが解放切換線を横切って高スロットル弁開度側へ変化すると、ロックアップクラッチ26は解放される。
また、減速走行時、すなわちアクセルペダルが踏込み操作されていないアクセルOFFで惰性走行する前進走行時において、ロックアップクラッチ26を係合することで駆動輪側からの逆入力をエンジン12側へ直接伝達することにより、エンジン回転速度NEを車両の減速に従って緩やかに減少させることにより、エンジン12に対する燃料供給を停止するフューエルカット領域(車速範囲)を拡大する。エンジン12は、燃費を向上させるために、スロットル弁開度θTHが零のアイドル状態での減速走行時に、所定車速以上で燃料噴射装置82による燃料供給を停止するフューエルカット制御が行われるようになっている。
図5は、油圧制御回路86のうち上記ロックアップクラッチ26を係合解放制御するロックアップ制御回路200を示す回路図で、ロックアップコントロールバルブ202を備えている。ロックアップコントロールバルブ202は、第2調圧弁からライン圧PL2が供給される一対の第1ライン圧ポート204および第2ライン圧ポート206、トルクコンバータ14の係合側油室15に接続された係合側ポート208、トルクコンバータ14の解放側油室17に接続された解放側ポート210、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUから出力される係合信号圧PDSUが供給される信号圧ポート212を備えている。そして、その係合信号圧PDSUが信号圧ポート212に供給されると、スプール214が中心線より右側半分に示すようにスプリング216の付勢力に抗して下方へ移動させられたON状態になり、第1ライン圧ポート204と係合側ポート208とが連通させられ、ロックアップ係合油圧PLUが係合側油室15へ供給されるとともに、解放側ポート210がドレーンポート218に連通させられることにより、解放側油室17内の作動油がドレーンされ、ロックアップクラッチ26が係合(ON)させられる。
上記ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUは、OFF(非励磁)では係合信号圧PDSUの出力を停止するが、係合信号圧PDSUを出力する励磁状態では、電子制御装置60から出力されるロックアップ油圧指令値SPLU に従って励磁電流がデューティ制御されることにより、係合信号圧PDSUを連続的に変化させる。また、ロックアップコントロールバルブ202は、ロックアップ係合油圧PLUが供給されるフィードバック油室220を備えており、そのロックアップ係合油圧PLUが係合信号圧PDSUと釣り合うようにスプール214が移動させられる。これにより、係合信号圧PDSUすなわちロックアップ油圧指令値SPLU に応じてロックアップ係合油圧PLUを連続的に制御することが可能で、そのロックアップ係合油圧PLUに応じてロックアップクラッチ26の係合トルクすなわち係合力が連続的に変化させられる。本実施例ではロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUのソレノイドが、ロックアップクラッチ26の係合油圧(ロックアップ係合油圧PLUに対応)を連続的に変化させるソレノイドである。
一方、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUがOFF(非励磁)となり、係合信号圧PDSUの出力が停止させられると、ロックアップコントロールバルブ202は、中心線より左側半分に示すようにスプリング216の付勢力に従ってスプール214が上方へ移動させられて原位置に保持されるOFF状態になる。これにより、第2ライン圧ポート206と解放側ポート210とが連通させられ、ライン圧PL2が解放側油室17へ供給されるとともに、係合側ポート208が排出ポート222に連通させられることにより、係合側油室15内の作動油が排出ポート222から排出され、ロックアップクラッチ26が解放(OFF)される。排出ポート222から排出された作動油は、オイルクーラー224を経てオイルパン等へ戻されるようになっており、そのオイルクーラー224により作動油が冷却されるようになっている。なお、余剰の作動油は、クーラーバイパス弁226からオイルパン等へ戻される。
ロックアップコントロールバルブ202にはまた、ロックアップソレノイドバルブSLの出力油圧PSLが供給されるバックアップポート228が設けられており、その出力油圧PSLが供給されると、前記係合信号圧PDSUの供給に拘らずロックアップコントロールバルブ202をOFF状態に維持してロックアップクラッチ26を強制的に解放する。ロックアップソレノイドバルブSLはON−OFFソレノイドバルブで、ライン圧PLをそのまま出力油圧PSLとして出力するものであり、例えば発進停止時等の低車速時に油圧PSLを出力することにより、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUのONフェール等によりロックアップクラッチ26が係合してエンジンストールが発生することを防止できる。
図6は、ロックアップクラッチ26の係合解放制御に関して前記電子制御装置60が備えている制御機能を説明する機能ブロック線図で、前記図4の切換マップに従ってロックアップクラッチ26を係合解放する基本制御を実行するロックアップクラッチ制御手段100は、更に減速時ロックアップ低圧係合手段102、スムーズOFF制御手段104を備えている。減速時ロックアップ低圧係合手段102は、アクセルOFFの減速時にロックアップクラッチ26を係合制御する場合、車速低下によるエンジンストールを防止したりフューエルカットOFFに伴ってエンジン12を再始動したりする際にロックアップクラッチ26を速やかに解放できるようにするため、アクセルON時等の通常のロックアップ係合圧よりも低い低圧係合圧Pdec でロックアップクラッチ26を係合させるものである。図8のロックアップ係合油圧PLUのグラフにおいて、解放指令時間tS よりも前のロックアップ係合時に実線で示す油圧PLUONは、アクセルON時の通常係合圧で、一点鎖線で示す低圧係合圧Pdec は、スリップが生じない範囲で通常係合圧PLUONよりも低い油圧に設定される。
スムーズOFF制御手段104は、解放ショックを抑制しつつロックアップクラッチ26をできるだけ速やかに解放するもので、図7のフローチャートに従って信号処理を行う。図7のステップSB1では、ロックアップクラッチ26を前記通常係合圧PLUONまたは低圧係合圧Pdec で係合させるロックアップON制御を実行中か否かを判断し、実行中でなければそのまま終了するが、ロックアップON制御を実行中の場合にはステップSB2以下を実行する。ステップSB2では、前記図4の切換マップ或いはその他の解放条件に従ってロックアップクラッチ26を解放すべき解放指令が出力されたか否かを判断し、解放指令が出力された場合にはステップSB3以下のスムーズOFF制御を実行する。図8は、このスムーズOFF制御が行われた場合のタイムチャートの一例で、時間tS は、解放指令が出力されてステップSB2の判断がYES(肯定)になり、スムーズOFF制御が開始された時間である。
ステップSB3では、スムーズOFF制御の初期油圧である解放初期圧PLUF を設定する。スムーズOFF制御は、図8から明らかなように解放初期圧PLUF からロックアップ係合油圧PLUを予め定められた一定の変化率で解放油圧PLUOFF まで滑らかに低下させるもので、その間にロックアップクラッチ26を滑らかに解放する制御である。したがって、ロックアップクラッチ26を速やかに解放するためには、ロックアップクラッチ26がスリップしない範囲でできるだけ低い油圧に解放初期圧PLUF を設定することが望ましく、基本的には図9の(a) に示すようなマップに従ってエンジン回転速度NEに応じて解放初期圧基準値を求める。これはアクセルOFF時の場合で、アクセルON時にはスロットル弁開度θTH等のエンジン負荷に基づいて基準値を求めるようにすれば良い。また、エアコンやオルタネータ等の補機負荷によって必要なクラッチトルクは変化するとともに、CVT油温TCVT が所定範囲を超えて高い場合や低い場合にも、粘性抵抗や油圧変化の応答性等が変化してクラッチトルクが変化するため、例えば図9の(b) 、(c) に示すようなマップに従ってそれ等の補正値を算出し、解放初期圧基準値に加算して解放初期圧PLUF を求める。更に、エンジン回転速度NEの変化率など、ロックアップクラッチ26の伝達トルクに影響する他の要素を考慮して解放初期圧PLUF を設定するようにしても良い。
一方、ロックアップ係合油圧PLUを制御する前記ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性、すなわちロックアップ油圧指令値SPLU とロックアップ係合油圧PLUとの関係は、例えば図10に実線で示すノミナル品の油圧特性に対して破線で示すようにばらつき(公差)を有する。また、ロックアップ係合油圧PLUの目標値に基づいてロックアップ油圧指令値SPLU を算出する換算マップとして、本実施例ではノミナル品を基準として実線で示す通りのマップが設定されており、その換算マップに従ってロックアップ係合油圧PLUの目標値に応じてロックアップ油圧指令値SPLU を算出する。したがって、例えば油圧特性が下限品のロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの場合には、ロックアップ係合油圧PLU(ノミナル品を基準とした目標値)がcの時にはロックアップ油圧指令値SPLU =bとなるが、実際のロックアップ係合油圧PLUはcよりも低いaとなり、ロックアップ係合油圧PLUが不足する可能性がある。
このようなロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性のばらつき、或いはその他の個体差による油圧制御のばらつきを吸収するため、本実施例では解放初期圧学習手段106(図6参照)によって上記解放初期圧PLUF を逐次学習補正するようになっている。解放初期圧学習手段106は、図11のフローチャートに従って学習値GPOFSを算出するとともに学習値記憶装置108に上書きして記憶するもので、前記スムーズOFF制御手段104は、ステップSB3で解放初期圧PLUF を設定する際に、その学習値記憶装置108から学習値GPOFSを読み出して解放初期圧PLUF を補正する。
図11のステップSC1では、スムーズOFF制御が行われる毎に解放初期圧PLUF の学習制御が可能か否かを判断し、学習制御が可能であればステップSC2以下を実行する。この学習制御の許可基準は、適切に学習制御を行うことができるか否かに基づいて定められており、例えばセンサの異常時、エンジン冷却水温TW が所定値以下、シフトレバー操作によるマニュアル変速の実行中、車両の急停止時等には、学習制御が不許可となる。前記補機負荷による油圧補正やCVT油温TCVT による油圧補正を行わない場合は、それ等の補機負荷やCVT油温TCVT が所定範囲を逸脱している時にも、学習制御を不許可とすることが望ましい。
ステップSC2では、スムーズOFF制御時の実際の解放時間JKAIHOUを読み込む。解放時間JKAIHOUは、図8に示すように解放指令によりスムーズOFF制御が開始された時間tS から、実際にロックアップクラッチ26が相対回転(スリップ)し始めるロックアップOFF時間tR までの時間で、ロックアップOFFとなったか否かはエンジン回転速度NEとタービン回転速度NTとに差が生じたか否かで判断できる。次のステップSC3では、解放時間JKAIHOUが、目標解放時間MKAIHOUに基づいて定められた所定の許容範囲内か否かを判断し、許容範囲内であればステップSC4で現在の学習値GPOFSをそのまま維持する。また、許容範囲を逸脱している場合には、その偏差に応じてスッテプSC5で学習値GPOFSを増減補正するとともに、補正した新たな学習値GPOFSを学習値記憶装置108に上書きする。学習値GPOFSの初期値は0で、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUがノミナル品であれば、学習値GPOFSは略0に維持されるが、下限品の場合には、解放初期圧PLUF (目標値)を増大させるように正の学習値GPOFSが設定され、上限品の場合には、解放初期圧PLUF (目標値)を低下させるように負の学習値GPOFSが設定される。
前記図7のステップSB3で、上記学習値GPOFSを用いて解放初期圧PLUF が設定されると、ステップSB4では、ロックアップ係合油圧PLUをその解放初期圧PLUF まで一気に低下させるとともに、その解放初期圧PLUF から解放油圧PLUOFF まで予め定められた一定の変化率で滑らかに低下させる。具体的には、図8のロックアップ係合油圧PLUは目標値(指令油圧)であり、そのロックアップ係合油圧PLUに応じて、図10に実線で示す換算マップに従ってロックアップ油圧指令値SPLU を逐次算出し、そのロックアップ油圧指令値SPLU に従ってロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの励磁電流をデューティ制御する。その場合に、解放初期圧PLUF が解放時間JKAIHOUに応じて学習補正されるため、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じて解放初期圧PLUF が適切な油圧値に制御され、実際の解放時間JKAIHOUが目標解放時間MKAIHOUとなるようにスムーズOFF制御が適切に行われる。図8の時間tE は、スムーズOFF制御の終了時間で、ロックアップクラッチ26は、それよりも前のロックアップOFF時間tR で解放される。本実施例では、上記解放初期圧PLUF が第1油圧に相当する。
ところで、前記減速時ロックアップ低圧係合手段102による減速時ロックアップ低圧係合制御でも、上記解放初期圧PLUF と同様に低圧係合圧Pdec を学習補正することが望ましいが、この減速時ロックアップ低圧係合制御ではロックアップクラッチ26を確実に係合状態に維持する必要があるため、その低圧係合圧Pdec をフィードバック制御したり学習補正したりすることは困難である。このため、従来はロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等のばらつき(個体差)に拘らずスリップ状態になることが無いように、そのばらつきを考慮して低圧係合圧Pdec を大き目に設定していた。すなわち、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUに関しては、前記図10における下限品を想定してばらつき補正圧Pbaraだけ高い油圧に低圧係合圧Pdec が設定されていた。したがって、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUが下限品であれば、ばらつき補正圧Pbaraだけ高い低圧係合圧Pdec で減速時ロックアップ低圧係合制御が行われることにより、ロックアップクラッチ26の係合圧が適切に制御される。しかしながら、ノミナル品の場合には、実際の低圧係合圧Pdec が所期の値よりばらつき補正圧Pbaraだけ高い油圧になり、上限品の場合には更に高圧となって、必要以上に高い油圧に制御されるという問題があった。
これに対し、本実施例では、図6に示すように収束判定手段110および学習反映手段112が設けられ、解放初期圧学習手段106による学習制御の学習結果を減速時ロックアップ低圧係合制御に流用し、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じて、必要最低限の低圧係合圧Pdec が設定されるようになっている。すなわち、解放初期圧PLUF の学習値GPOFSには、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等が反映されるため、前記ばらつき補正圧Pbaraの代りにその学習値GPOFSを低圧係合圧Pdec に反映させることにより、ロックアップクラッチ26がスリップ状態になることを回避しつつ低圧係合圧Pdec を一層低下させることができるのである。本実施例では、この低圧係合圧Pdec が第2油圧に相当する。
図12は、このように解放初期圧PLUF の学習値GPOFSを流用して減速時ロックアップ低圧係合制御を実行する場合の信号処理を説明するフローチャートで、ステップSA1〜SA5は収束判定手段110に相当し、ステップSA7は学習反映手段112に相当し、それ以外の各ステップSA6、SA8〜SA12は前記減速時ロックアップ低圧係合手段102に相当する。
図12のステップSA1では、実際の解放時間JKAIHOUが予め定められたカウンタクリア判定時間TCLR より短いか否かを判断し、JKAIHOU≧TCLR であればそのままステップSA3以下を実行するが、JKAIHOU<TCLR の場合には、ステップSA2で学習カウンタCNTをクリアして0とした後ステップSA3以下を実行する。カウンタクリア判定時間TCLR は、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUが下限品の場合など、ノミナル品よりも実際のロックアップ係合油圧PLUが低い場合に、解放初期圧PLUF が殆ど学習補正されておらず、ロックアップクラッチ26が非常に短時間で解放する状態か否かを判定するためのもので、前記図8に示すように比較的短い一定時間が設定される。
ステップSA3では、実際の解放時間JKAIHOUが予め定められたカウンタアップ判定時間TUP以上か否かを判断し、JKAIHOU<TUPであればそのままステップSA5以下を実行するが、JKAIHOU≧TUPの場合には、ステップSA4で学習カウンタCNTに1を加算した後ステップSA5以下を実行する。カウンタアップ判定時間TUPは、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUが下限品の場合など、ノミナル品よりも実際のロックアップ係合油圧PLUが低い場合に、解放初期圧PLUF の学習補正がある程度進行し、その学習値GPOFSを減速時ロックアップ低圧係合制御に流用することが可能になったか否かを判定するためのもので、前記図8に示すように目標解放時間MKAIHOUよりも少し短めの一定時間が設定される。
ステップSA5では、学習カウンタCNTが予め定められた収束判定値COKよりも大きくなったか否かを判断し、CNT≦COKの場合、すなわち解放初期圧PLUF の学習補正が未だ収束していない場合には、ステップSA6で次式(1) に従って低圧係合圧Pdec を設定する一方、CNT>COKの場合、すなわち解放初期圧PLUF の学習補正がある程度収束した場合には、ステップSA7で前記学習値記憶装置108から解放初期圧PLUF の学習値GPOFSを読み込むとともに次式(2) に従って低圧係合圧Pdec を設定する。収束判定値COKは、解放初期圧PLUF の学習補正がある程度収束して学習値GPOFSが略安定するようになったか否かを判定するためのもので、例えば前記図8に示す上限品の場合に実際の解放時間JKAIHOUが目標解放時間MKAIHOUの近傍に達するまでの学習回数等を考慮して予め一定値(例えば5〜10程度)が設定される。
Pdec =PEng +PAUX +Pbara ・・・(1)
Pdec =PEng +PAUX +GPOFS ・・・(2)
Pdec =PEng +PAUX +Pbara ・・・(1)
Pdec =PEng +PAUX +GPOFS ・・・(2)
上記(1) 式および(2) 式における「PEng 」は低圧係合基準値で、例えば図14の(a) に示すようなマップに従ってエンジン回転速度NEに応じて算出する。この場合は、ロックアップクラッチ26のスリップを確実に回避するために、前記図9(a) に示す解放初期圧基準値よりも高めの値が定められている。また、「PAUX 」は、エアコンやオルタネータ等の補機負荷の作動状態による油圧補正値で、例えば図14の(b) に示すようなマップに従って補機負荷に応じて算出する。この図14(b) のマップは、例えば前記図9(b) と同じマップを用いることができる。そして、解放初期圧PLUF の学習補正が未だ収束していない場合の(1) 式では、従来と同様に予め定められたばらつき補正圧Pbaraを加算して低圧係合圧Pdec を算出するが、解放初期圧PLUF の学習補正が収束した場合の(2) 式では、解放初期圧PLUF の学習値GPOFSをばらつき補正圧Pbaraの代りに加算して低圧係合圧Pdec を算出する。図13は、(1) 式と(2) 式の違いを説明する図で、左側が(1) 式、右側が(2) 式であり、ばらつき補正圧Pbaraの代りに学習値GPOFSを用いる分だけ右側((2) 式)の低圧係合圧Pdec が低くなる。
図15は、前記ステップSA5の判断がYES(肯定)となり、ステップSA7で前記(2) 式に従って低圧係合圧Pdec を算出して減速時ロックアップ低圧係合制御が行われた場合のタイムチャートの一例で、時間t1 はアクセルOFFとなって減速時のロックアップ低圧係合制御が開始された時間である。低圧係合圧Pdec は、前記低圧係合基準値PEng に学習値GPOFSが加算され、基本的にはエンジン回転速度NEの変化に応じて変化させられるが、エアコン等の補機が作動状態である時間t1 〜t4 の間は、補機負荷による油圧補正値PAUX だけ更に大きくされる。
図12に戻って、次のステップSA8では、シフトレバー77による変速操作に従って行われるマニュアルシフトの実行中で、且つ前記CNT>COKであるか否かを判断し、否定(NO)の場合には直ちにステップSA10以下を実行するが、肯定(YES)の場合にはステップSA9で、例えば図14の(c) に示すような予め定められたマップに従ってマニュアルシフト時の油圧補正値Pmnl を更に加算する。すなわち、マニュアルシフト時にはエンジン回転速度NEの急な変化によるイナーシャトルクなどでロックアップクラッチ26の負荷が大きくなるため、そのイナーシャトルクの変化分を考慮して低圧係合圧Pdec を更に高くする必要があるのである。図14(c) のマップは、アップシフトかダウンシフトか、或いはどの変速レンジからどの変速レンジへの変速かを表す変速の種類毎に設定されている。図15の時間t2 〜t3 は、マニュアルシフトの実行中で、マニュアルシフト時の油圧補正値Pmnl だけ低圧係合圧Pdec が高められる。なお、この実施例ではCNT>COKであること、すなわち前記学習値GPOFSを用いて前記(2) 式に従って低圧係合圧Pdec を算出することが要件となっているが、CNT≦COKでばらつき補正圧Pbaraを用いて前記(1) 式に従って低圧係合圧Pdec を算出する時にも、マニュアルシフト時の油圧補正値Pmnl でその低圧係合圧Pdec を補正するようにしても良い。
ステップSA10では、CVT油温TCVT が予め定められた所定範囲内か否かを判断し、所定範囲内であれば直ちにステップSA12を実行するが、所定範囲から逸脱している場合にはステップSA11で、例えば図14の(d) に示すような予め定められたマップに従ってCVT油温TCVT に応じて求められる油圧補正値Ptcvtを更に加算する。すなわち、CVT油温TCVT が高くなると粘性抵抗が低下して油圧が高くなくため、低圧係合圧Pdec を低圧側へ補正する一方、CVT油温TCVT が低くなると粘性抵抗が大きくなって油圧が低下するため、低圧係合圧Pdec を高圧側へ補正する。この図14(d) のマップは、例えば前記図9(c) と同じマップを用いることができる。なお、図9および図14に示す各マップはあくまでも一例であり、実際の入力トルク変化やロックアップクラッチ26のトルク容量変化等に応じて適宜定められる。
そして、最後のステップSA12では、低圧係合圧Pdec を目標油圧として前記図10に実線で示す換算マップに従ってロックアップ油圧指令値SPLU を算出し、そのロックアップ油圧指令値SPLU に従ってロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの励磁電流をデューティ制御する。その場合に、解放初期圧PLUF の学習値GPOFSが収束した後は、ばらつき補正圧Pbaraの代りにその学習値GPOFSを用いて低圧係合圧Pdec を算出するため、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じて低圧係合圧Pdec が一層低下させられる。
このように、本実施例のロックアップクラッチの制御装置においては、スムーズOFF制御手段104によってロックアップクラッチ26を解放する際に解放初期圧学習手段106によって行われる解放初期圧PLUF の学習補正の学習結果(学習値GPOFS)を、減速時ロックアップ低圧係合手段102によって実行される減速時ロックアップ低圧係合制御の低圧係合圧Pdec に反映させるため、フィードバック制御や学習補正が困難なその低圧係合圧Pdec を、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じて適切に制御できるようになる。しかも、解放初期圧学習手段106による学習が所定範囲まで収束したと判定された場合、すなわちステップSA5の判断がYES(肯定)となった場合に、その学習値GPOFSを減速時ロックアップ低圧係合制御に反映させるため、学習途中の不安定な学習結果に基づく誤った油圧制御が防止され、低圧係合圧Pdec を高い信頼性で一層適切に制御することができる。
また、本実施例では、ロックアップクラッチ26の係合油圧PLUを滑らかに低下させて解放するスムーズOFF制御時の解放初期圧PLUF を解放時間JKAIHOUに基づいて学習補正するため、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性のばらつき等を学習補正によって良好に吸収することが可能であり、その学習結果が減速時ロックアップ低圧係合制御に反映されることにより、その減速時ロックアップ低圧係合制御においても、ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等のばらつきが良好に吸収され、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じて低圧係合圧Pdec が適切に制御される。
また、本実施例では、ロックアップクラッチ26を通常係合圧PLUONより低い低圧係合圧Pdec で係合状態に保持する減速時ロックアップ低圧係合制御において、スムーズOFF制御時の解放初期圧PLUF の学習結果をその低圧係合圧Pdec に反映させるため、実際に搭載されているロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブDSUの油圧特性等に応じてスリップを確実に回避しつつ低圧係合圧Pdec を一層低下させることが可能で、ロックアップ解放指令に伴ってロックアップクラッチ26を一層速やかに解放できるようになる。しかも、減速時ロックアップ低圧係合制御の実行中に変速操作が行われてマニュアルシフトが実行された場合には、その変速に伴うイナーシャトルクの変化分を考慮して低圧係合圧Pdec を補正するため、変速時のイナーシャトルクの変化でスリップが発生することを防止しつつ、変速時以外の低圧係合圧Pdec を一層低下させることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
12:エンジン(動力源) 14:トルクコンバータ(流体式動力伝達装置) 18:ベルト式無段変速機(自動変速機) 26:ロックアップクラッチ 60:電子制御装置 100:ロックアップクラッチ制御手段 102:減速時ロックアップ低圧係合手段 104:スムーズOFF制御手段 106:解放初期圧学習手段(学習手段) 110:収束判定手段 112:学習反映手段 DSU:ロックアップ係合圧制御用ソレノイドバルブ(ソレノイド) PLU:ロックアップ係合油圧(係合油圧) SPLU :ロックアップ油圧指令値(油圧指令値) PLUF :解放初期圧(第1油圧) Pdec :低圧係合圧(第2油圧) JKAIHOU:解放時間 GPOFS:学習値
Claims (3)
- 動力源と自動変速機との間に配設された流体式動力伝達装置に備えられ、該動力源側と該自動変速機側とを直結する油圧式のロックアップクラッチに関し、
油圧指令値に従って該ロックアップクラッチの係合油圧を連続的に変化させるソレノイドを有し、該ソレノイドを介して該ロックアップクラッチを係合解放制御する制御装置において、
前記ロックアップクラッチの係合油圧を所定の第1油圧に制御する際に、該ロックアップクラッチの係合または解放時の態様が所定の態様となるように該第1油圧を学習補正する学習手段と、
該学習手段による学習が所定範囲まで収束したことを判定する収束判定手段と、
該収束判定手段によって学習が所定範囲まで収束したと判定された場合に、その学習結果を前記第1油圧とは異なる第2油圧の油圧制御に反映させる学習反映手段と、
を有することを特徴とするロックアップクラッチの制御装置。 - 前記学習手段は、前記ロックアップクラッチの係合油圧を滑らかに低下させて解放するスムーズOFF制御時の解放初期圧を解放時間に基づいて学習補正するもので、該解放初期圧が前記第1油圧である
ことを特徴とする請求項1に記載のロックアップクラッチの制御装置。 - 前記学習反映手段は、前記ロックアップクラッチを通常より低い低圧係合圧で係合状態に保持する低圧係合制御において、前記学習結果を該低圧係合圧に反映させるもので、該低圧係合圧が前記第2油圧であり、
該低圧係合制御の実行中に変速操作が行われたことを検出した際には、変速に伴うイナーシャトルクの変化分を考慮して前記低圧係合圧を補正する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のロックアップクラッチの制御装置。
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