JP2008112675A - コネクタ - Google Patents

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誠 深町
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】両コネクタの嵌合動作を円滑に進めることで作業性等の向上を図る。
【解決手段】雌型コネクタFは、端子収容部11と、端子収容部11の周りを取り囲むとともに同端子収容部11との間に雄側のコネクタハウジング80の挿入空間Aを有する筒部21と、端子収容部11に装着され、キャビティ12内に進入することで雌側の端子金具30の抜け止めをなすリテーナ60とを備える。筒部21にはリテーナ60の挿通口22が開口して形成され、筒部21の四隅部分は曲面状をなす円弧部25とされる。筒部21における挿通口22の相対向する対向口縁には、円弧部25を含む領域に配置されるとともに、雄側のコネクタハウジング80の挿入方向に対して斜めで、かつ、挿入方向後方へ行くほど相互の間隔を狭めるガイド縁29が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタに関する。
リテーナを備えたコネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、端子金具を収容可能なキャビティを有する端子収容部と、端子収容部の周りを取り囲む筒部と、筒部に設けられたリテーナ挿通口を貫通して端子収容部に装着され、さらに端子収容部に設けられたリテーナ装着孔に嵌合しつつキャビティ内に進入し、もってキャビティ内に正規挿入された端子金具を抜け止め状態で保持するリテーナとを備えている。そして、相手側コネクタとの嵌合時には、筒部のリテーナ挿通口は開放状態にあり、このリテーナ挿通口の内側を通って相手側のコネクタハウジングが筒部と端子収容部との間に形成された挿入空間に挿入され、これにより、両コネクタハウジングが正規嵌合されるようになっている。
特開2003−115350公報
ところで、図7に示すように、仮に、筒部2の四隅部分が曲面状をなし、その曲面部4にリテーナの挿通口3が開口する形態である場合に、両コネクタが正規姿勢に対して斜めに傾いた姿勢をとりつつその嵌合動作を進めると、相手側のコネクタハウジング5の先端が開放状態にある挿通口3の口縁(後側口縁)に引っ掛かることがある。そうすると、それ以上の嵌合動作が規制されるのに加え、ここから無理に嵌合動作を進めようとすると、端子金具やコネクタハウジングの破損につながるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両コネクタの嵌合動作を円滑に進めることで、品質の向上および作業性の向上を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子金具を収容可能なキャビティを有する端子収容部と、前記端子収容部の周りを取り囲むとともに同端子収容部との間に相手側コネクタハウジングの挿入空間を有する筒部と、前記端子収容部に装着されて、前記キャビティ内に進入することで前記端子金具を抜け止め状態で保持するリテーナとを備え、前記筒部には前記リテーナの挿通口が開口して形成され、前記筒部の少なくとも二隅部分は曲面状をなす円弧部とされるコネクタであって、前記筒部における前記挿通口の相対向する対向口縁には、前記円弧部を含む領域に配置されるとともに、前記相手側コネクタハウジングの挿入方向に対して斜め方向に延出され、前記挿入方向前方へ行くほど相互の間隔を狭めるガイド縁が形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記筒部において前記二隅部分と対応する円弧部の間には平坦面状をなす平坦部が介在しており、前記ガイド縁は、前記相手側コネクタハウジングの挿入方向の後端から前端にかけて延出する形態とされ、前記ガイド縁の前記後端が前記円弧部側に設定され、前記ガイド縁の前記前端が前記平坦部側に設定されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
リテーナを筒部の挿通口を通してキャビティ内に進入させて端子収容部に装着させ、その状態で、筒部と端子収容部との間における挿入空間に相手側コネクタハウジングを挿入しつつ両コネクタの嵌合動作を開始する。この場合に、筒部における挿通口の対向口縁は、曲面状をなす円弧部を含む領域に形成されるとともに、相手側コネクタハウジングの挿入方向に対して斜めで、かつ、挿入方向前方へ行くほど相互の間隔を狭めるガイド縁を有しているから、仮に、両コネクタの嵌合姿勢が正規姿勢から斜めに傾いていたとしても、相手側コネクタハウジングはガイド縁によって正規嵌合位置へ誘導されつつその嵌合動作を進行させることになる。したがって、両コネクタの嵌合動作が途中で停止することなく円滑に実行される結果、作業性が向上するとともに、端子金具が折損等される事態を防止できる。
<請求項2の発明>
ガイド縁が相手側コネクタハウジングの挿入方向の後端位置から前端位置にかけて延出する形態とされ、ガイド縁の後端位置が円弧部側に設定され、ガイド縁の前端位置が平坦部側に設定されているから、相手側コネクタハウジングの先端部がガイド縁の後端側から前端側へ向けて同ガイド縁と摺接可能に移動することにより、両コネクタの嵌合姿勢が正規姿勢へと確実に矯正させられる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態のコネクタは、雌側の端子金具30を収容する雌型コネクタFであって、かつ、レバー40を装着したレバー式コネクタを例示するものであり、雌側の端子金具30と、雌側のコネクタハウジング10と、カバー50と、レバー40と、リテーナ60とを備え、さらに、雌側のコネクタハウジング10は、端子収容部11と、筒部21とから構成される。一方、相手側のコネクタは、雄側の端子金具70を収容する雄型コネクタMであって、雄側の端子金具70と、雄側のコネクタハウジング80(本発明における相手側コネクタハウジングに相当する)とを備え、雄側のコネクタハウジング80はフード部81を備える。なお、以下の説明において、前後方向については、両コネクタハウジングの嵌合面側を前方とし、上下方向については図1を基準とする。
雄側のコネクタハウジング80は合成樹脂製であって、雄側の端子金具70を貫通状態で保持する端子装着部82と、端子装着部82の前方に開口された筒状のフード部81とからなり、全体として高さ方向(上下方向)に長い縦長形状をなしている。端子装着部82は機器側に不動に固定され、ここに雄側の端子金具70が高さ方向に複数並列して装着されている。雄側の端子金具70の先端部はフード部81内に突出して配され、そして、フード部81の両側外面には略円柱状をなすカムピン83が突設されている。
雌側のコネクタハウジング10は同じく合成樹脂製であって、図1および図5に示すように、全体として高さ方向に長い縦長形状をなし、雌側の端子金具30を収容する端子収容部11と、端子収容部11の側面周りを取り囲む筒状の筒部21とを備え、筒部21の内面と端子収容部11の外面との間に形成された間隙(以下、挿入空間Aという)に、相手側のフード部81が前方から進入することで、両コネクタハウジング10,80が嵌合可能となっている。筒部21の後端は端子収容部11の後部に連結壁19を介して一体に接続されている。
端子収容部11には、電線90の端末に接続された雌側の端子金具30を後方から挿入可能とされるキャビティ12が、雄側の端子金具70と対応するよう高さ方向および幅方向に複数並列して設けられている。各キャビティ12の前端には雌側の端子金具30の前止まり壁13が形成され、前止まり壁13の前面にはラッパ状の誘い込み面14が全周に亘って形成されている。
また、端子収容部11には、同端子収容部11の端面、詳しくは短辺側の端面(図示する上面)に開口しつつ高さ方向に細長く延出されるリテーナ装着孔15が、各キャビティ12を高さ方向に貫通して形成されている。端子収容部11の端面は筒部21によって覆われているが、リテーナ装着孔15の開口は筒部21に設けられたリテーナ60の挿通口22を通して外部に通じている。
端子収容部11の長辺側の端面には、リテーナ装着孔15が開口する短辺寄りの左右両側位置に、リテーナ60を保持するためのリテーナ係合部16が断面山型に突出して形成されている。リテーナ60は、後述するように、リテーナ係合部16と係合しつつ同リテーナ係合部16を乗り越えることで仮係止位置と本係止位置とに変位可能となっている。
また、筒部21は、端子収容部11を全周に亘って包囲する形態であって、左右一対の長辺部23と、上下一対の短辺部24(本発明における平坦部に相当する)と、四隅部分を構成して長辺部23と短辺部24との間に連なる曲面状の円弧部25とからなる。このうち、円弧部25は、四半円弧状をなし、その両端がそれぞれ長辺部23および短辺部24に一体に連繋されている。また、長辺部23は、高さ方向にほぼ垂直でかつ平坦面状に延出される形態をなし、短辺部24は、幅方向にほぼ水平でかつ平坦面状に延出される形態をなしている。そして、長辺部23は、幅方向に二枚の板部26が並んだ二重板構造として構成され、両板部26間に、レバー40に設けられたアーム部41が進入する収容空間Bが保有されている。長辺部23の前面は両板部26の前端同士を連ねて閉止され、この閉止部分に、前方からカムピン83を受け入れ可能とされるカムピン導入口(図示せず)が開口して形成されている。
そして、筒部21には、短辺部24から円弧部25にかけて拡幅状に延出されるリテーナ60の挿通口22が開口して形成されている。詳しくは挿通口22は、図4に示すように、全体として多角形状、詳しくは左右対称の六角形状をなし、互いに平行しつつ幅方向に延出される前後一対の口縁27A,27Bと、これより短く延出される左右一対の口縁28,29(本発明における対向口縁に相当する)とから区画され、さらに、左右一対の口縁28,29は互いに平行しつつ前後方向(両コネクタハウジング10,80の嵌合方向)に延出される左右一対の側口縁28と、前後方向および幅方向に対して斜め方向に延出される左右一対のガイド縁29とから構成される。各ガイド縁29は、その前端が側口縁28の後端に連なり、その後端が側口縁28の前端に連なることで、前端から後端にかけて次第に相互の間隔を狭める形態となっている。端的には挿通口22は、前半部が方形状に開口され、後半部が台形状、詳しくは後側の口縁27Bが短辺とされる等脚台形状に開口されている。なお、相手の雄側のコネクタハウジング80と関連していえば、各ガイド縁20の前端は、雄側のコネクタハウジング80の挿入方向の後端であり、各ガイド縁20の後端は、雄側のコネクタハウジング80の挿入方向の前端である。
また、前後一対の口縁27A,27Bは短辺部24を全幅に亘って横切る形態とされ、このうち、前側の口縁27Aはその両端部が円弧部25側にも及ぶよう長く延出され、後側の口縁27Bは短辺部24の幅寸法とほぼ同じ長さをもって延出されている。そして、ガイド縁29の前端は円弧部25の領域内に設定され、ガイド縁29の後端は円弧部25と短辺部24との境界部24Aに設定されている。図示する場合、短辺部24は、一段高い位置に配置されており、円弧部25との境界部24Aが段差状に立ち上げられている。また、左右一対の口縁28,29は、円弧部25を厚み方向に垂直に貫通され、その切り欠き面が鉛直面に対して上向き傾斜となる。
リテーナ60は合成樹脂製であって、図5に示すように、幅方向に延出される連結部61と、連結部61の両端から互いに平行に突出する左右一対の脚部62と、連結部61の延出途中から脚部62と並んで突出する係合突部63とからなる。連結部61は挿通口22に対応する形態であって挿通口22に挿通可能とされ、係合突部63はリテーナ装着孔15に対応する形態であってリテーナ装着孔15に挿通可能とされる。各脚部62の内面には、仮係止用凹部64と本係止用凹部65が高さ方向に並んで形成されている。かかるリテーナ60は、いわゆるサイドタイプのリテーナとして機能し、係合突部63をリテーナ装着孔15に進入させつつ、端子収容部11の端部(上端部)に跨るようにして装着される。そして、リテーナ60は、連結部61が端子収容部11の端面から浮いた状態で、仮係止用凹部64がリテーナ係合部16に嵌合する仮係止位置(図5に示す状態)と、そこから押し込まれて連結部61が端子収容部11の端面に近接または当接した状態で、本係止用凹部65がリテーナ係合部16に嵌合する本係止位置(図6に示す状態)とを移動可能とされ、移動の間、脚部62はその開き動作を伴いつつリテーナ係合部16を乗り越え可能とされる。リテーナ60が仮係止位置にある状態では、係合突部63の係止本体66がキャビティ12外に退避されることで、キャビティ12内への雌側の端子金具30の挿通動作が許容され、リテーナ60が本係止位置にある状態では、係合突部63の係止本体66がキャビティ12内に進入することで、キャビティ12内に正規挿入された雌側の端子金具30が抜け止め状態で係止されるようになっている。
カバー50は合成樹脂製であって、雌側のコネクタハウジング10の後面を被覆可能なキャップ状をなしている。このカバー50は、雌側のコネクタハウジング10の後面から導出される電線90を所定方向に引き出す電線カバーとして機能するものであり、その後面には電線導出筒51が立設されている。各電線90は、電線導出筒51の内側に通されたあと同電線導出筒51に結わい付けられるバンド52によって束ねられ、外部後方へ導出されるようになっている。また、カバー50の後面には、レバー40を係止可能なレバーロック部53が撓み変形可能に形成されている。
レバー40は同じく合成樹脂製であって、操作部42とその両端から突出する左右一対のアーム部41とからなり、全体として門型をなしている。かかるレバー40はカバー50に対し後方から跨るようにして装着され、カバー50に設けられた支軸55に軸支されて回動初期位置と回動終端位置とを回動可能とされる。回動初期位置では、レバー40の操作部42が雌側のコネクタハウジング10、詳しくは筒部21における挿通口22の近くに配され(図1を参照)、回動終端位置では、カバー50の操作部42が雌側のコネクタハウジング10から遠くに離れて配され、操作部42がレバーロック部53に弾性係止されることでレバー40の戻り方向(回動初期位置側)への回動操作が規制される。そして、アーム部41には所定方向に延びるカム溝43が形成されており、カム溝43の入り口はアーム部41の外周縁に開口されている。レバー40を支軸55を中心として回動初期位置から回動終端位置に向けて回動すると、カムピン83がカム溝43内を相対移動することでカム機構がはたらき、両コネクタハウジング10,80が互いに引き寄せられるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、カバー50にレバー40を装着して回動初期位置に留め置き、その状態でカバー50をコネクタハウジングの後部に被せ付ける。そして、リテーナ60を、筒部21の挿通口22を通して端子収容部11に組み付けて、仮係止位置に留め置く。この状態で、筒部21の挿通口22は、図1に示すように、リテーナ60の全体が端子収容部11側に移動することで、開放状態にある。端子収容部11のキャビティ12内に雌側の端子金具30を全て挿入したら、リテーナ60を押し込んで本係止位置に至らす。この場合に、リテーナ60の押し込み操作が規制されれば、雌側の端子金具30のいずれかが半挿入状態であることがわかるので、その半挿入状態にある雌側の端子金具30を正規深さで挿入させ、再びリテーナ60を本係止位置に押し込むようにする。
続いて、雄側のコネクタハウジング80に雌側のコネクタハウジング10を対面させた状態で、図1に示す矢線方向に沿って、雄側のコネクタハウジング80と雌側のコネクタハウジング10とを相対的に接近させる。雄側のコネクタハウジング80のカムピン83がレバー40のカム溝43の入り口に導入されたら、操作部42を摘んでレバー40を回動終端位置側に回動させる。この場合に、両コネクタハウジング10,80が正しく向き合った状態から嵌合動作が開始されると、フード部81が筒部21と端子収容部11との間の挿入空間A内に前方から進入して筒部21における挿通口22の口縁を非干渉に通過することとなる。その後、図2に示すように、レバー40が回動終端位置まで回動されると、フード部81の先端が連結部61に当接可能な位置に到達し、これにより、両コネクタハウジング10,80が正規深さで嵌合されると同時に、雌雄の両端子金具30,70が正規深さで導通接続される。
一方、図3に示すように、両コネクタハウジング10,80のうちの少なくともいずれか一方が嵌合方向に対して斜め姿勢をとって嵌合動作が開始されると、フード部81の先端部は、挿入空間A内に進入するものの、その挿入途中で筒部21における挿通口22の口縁、詳しくは左右一対の口縁28,29に当接することがある。しかし、この当接状態で嵌合動作が進むと、フード部81の先端部は、側口縁28側からガイド縁29側へと摺接状態で移行し、さらにガイド縁29に沿って後方へ移動する。すると、ガイド縁29が後方へ行くにしたがって徐々に縮幅する形態であることから、フード部81の先端部は、嵌合動作が進むにつれ挿入空間A側を向く方向(図3に示す矢線方向)にその挿入姿勢が少しずつ矯正させられ、挿通口22の口縁、特に後側の口縁27Bを非干渉に通過して正規嵌合位置へと至るようになる。つまり、両コネクタハウジング10,80の嵌合動作は途中で停止することなく円滑に進行するわけである。
以上説明したように本実施形態によれば、次の効果を奏する。
筒部21における挿通口22の左右一対の口縁28,29は、曲面状をなす円弧部25側に形成されるとともに、雄側のコネクタハウジング80の挿入方向に対して斜め方向であって、かつ、後方へ行くほど相互の間隔を狭めるガイド縁29を有しているから、両コネクタハウジング10,80のいずれか一方または両方が正規姿勢から斜めに傾いた嵌合姿勢をとっていても、雄側のコネクタハウジング80(フード部81)はガイド縁29によって正規嵌合位置へ誘導されつつその嵌合動作を進行させることが可能となる。したがって、両コネクタハウジング10,80の嵌合動作が途中で停止することなく円滑に実行される結果、作業性が向上するとともに、雄側の端子金具70が折損等される事態を防止できる。なお、本実施形態のようなレバー式コネクタにあっては、雄側のコネクタハウジング80と筒部21における挿通口22の口縁とが干渉状態になっていることに気付かず、レバー40の操作に伴って無理やり嵌合動作を進めてしまい、ひいては破損につながるおそれがあるため、かかるガイド縁29によって両コネクタハウジング10,80を正規嵌合状態に誘導できる意義は大きいといえる。
また、ガイド縁29の前端位置が円弧部25側に設定され、ガイド縁29の後端位置が短辺部24側であって円弧部25との境界部24Aに設定されているから、雄側のコネクタハウジング80の先端部(フード部81の先端部)がガイド縁29の前端側から後端側へ向けて同ガイド縁29と摺接可能に移動することとなり、両コネクタハウジング10,80の嵌合姿勢が正規姿勢へ確実に矯正させられる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ガイド縁は円弧部の領域内にほぼ全体が形成されていたが、本発明によれな、ガイド縁は円弧部と短辺部とにまたがって形成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、ガイド縁は直線状に延出して形成されていたが、本発明によれば、ガイド縁は曲線状に延出して形成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、円弧部は端子収容部の四隅部分に設けられていたが、本発明によれば、円弧部は端子収容部の短辺部を挟んだ二隅部分に設けられるだけでもよい。
(4)上記実施形態では、レバーはカバーを介して雌側のコネクタハウジングに取り付けられていたが、本発明によれば、レバーは雌側のコネクタハウジングに直接取り付けられるものであってもよい。
(5)本発明は、雄側のコネクタハウジング側にリテーナが挿通される挿通口が開口して形成される場合にも適用可能である。
本実施形態におけるコネクタの嵌合前の状態を示す側断面図 コネクタの嵌合後の状態を示す側断面図 不正な姿勢をとって嵌合動作が行われる途中の状態を示す側断面図 雌側のコネクタハウジングの平面図 リテーナを仮係止位置で組み付けた状態における雌側のコネクタハウジングの一部破断正面図 リテーナを本係止位置で組み付けた状態における雌側のコネクタハウジングの一部破断正面図 従来例における側面図
符号の説明
F…雌型コネクタ
M…雄型コネクタ
10…雌側のコネクタハウジング
11…端子収容部
15…リテーナ装着孔
21…筒部
22…挿通口
28…側口縁
29…ガイド縁
30…雌側の端子金具(端子金具)
40…レバー
43…カム溝
50…カバー
70…雄側の端子金具
80…雄側のコネクタハウジング(相手側コネクタハウジング)
81…フード部

Claims (2)

  1. 端子金具を収容可能なキャビティを有する端子収容部と、前記端子収容部の周りを取り囲むとともに同端子収容部との間に相手側コネクタハウジングの挿入空間を有する筒部と、前記端子収容部に装着されて、前記キャビティ内に進入することで前記端子金具を抜け止め状態で保持するリテーナとを備え、前記筒部には前記リテーナの挿通口が開口して形成され、前記筒部の少なくとも二隅部分は曲面状をなす円弧部とされるコネクタであって、
    前記筒部における前記挿通口の相対向する対向口縁には、前記円弧部を含む領域に配置されるとともに、前記相手側コネクタハウジングの挿入方向に対して斜め方向に延出され、前記挿入方向前方へ行くほど相互の間隔を狭めるガイド縁が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記筒部において前記二隅部分と対応する円弧部の間には平坦面状をなす平坦部が介在しており、前記ガイド縁は、前記相手側コネクタハウジングの挿入方向の後端から前端にかけて延出する形態とされ、前記ガイド縁の前記後端が前記円弧部側に設定され、前記ガイド縁の前記前端が前記平坦部側に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
JP2006295868A 2006-10-31 2006-10-31 コネクタ Pending JP2008112675A (ja)

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