JP2008111717A5

JP2008111717A5 -

Info

Publication number: JP2008111717A5
Application number: JP2006294504A
Authority: JP
Filing date: 2006-10-30
Publication date: 2009-12-17
Anticipated expiration: 2026-10-30

Claims

フローサイトメータを用いて血液中の血小板を測定する測定用試薬であって、
網状赤血球を染色するための第１色素と、血小板を染色するための第２色素とを含有してなり、該第２色素がカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも１種の色素である網状赤血球及び血小板測定用試薬。
前記第１色素が、核酸染色性シアニン色素である請求項１に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
前記第１色素が、次の式：

（式中、Ｒ₁は水素原子、炭素数１〜６のアルキル基又は−ＣＨ₂（ＣＨＲ₅）_xＯＲ₆であ
り；
Ｒ₂及びＲ₃は同一又は異なって、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数１〜６のアルキル基、炭素数１〜６のアルコキシ基、アリール基またはアラルキル基であり；
Ｒ₄は、炭素数１〜６のアルキル基、−ＣＨ₂（ＣＨＲ₇）_yＯＲ₈、アリール基又はアラル
キル基であり；
Ｒ₅及びＲ₇は、それぞれ水素原子又は炭素数１〜３のヒドロキシアルキル基であり；
Ｒ₆及びＲ₈は、それぞれ水素原子、アシル基または炭素数１〜３のアルキル基であり；
Ｚは、硫黄原子、酸素原子、セレン原子又はＣＲ₉Ｒ₁₀であり；
Ｒ₉及びＲ₁₀は互いに同一又は異なって、それぞれ炭素数１〜３のアルキル基であり；
ｎは１又は２の整数であり；
ｘ及びｙは、それぞれ０〜３の整数であり；
Ｘ^-はアニオンである）
で表される請求項２に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
赤血球の非特異的染色を抑制するための多価アニオンをさらに含有する請求項１〜３のいずれか１項に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
ｐＨが６．０〜１１．０である請求項１〜４のいずれか１項に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
浸透圧が１５０〜６００ｍＯｓｍ／ｋｇである請求項１〜５のいずれか１項に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
色素の透過性を促進するための染色促進剤を含む請求項１〜６のいずれか１項に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
前記染色促進剤がカチオン界面活性剤である請求項７に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
前記第２色素が、血小板を脂質粒子から識別可能に染色する請求項１〜８のいずれか１項に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
前記第２色素が、血小板を破砕赤血球から識別可能に染色する請求項１〜８のいずれか１項に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬。
網状赤血球を染色するための第１色素を含有する第１試薬と、血小板を染色するための第２色素を含有する第２試薬とを含み、該第２色素がカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも１種の色素である網状赤血球及び血小板測定用試薬キット。
測定時のｐＨを一定に保つための緩衝剤を含有する第３試薬をさらに含有する請求項１１に記載の網状赤血球及び血小板測定用試薬キット。
測定時のｐＨを一定に保つための緩衝剤を含有する第１試薬と、網状赤血球を染色するための第１色素及び血小板を染色するための第２色素を含有する第２試薬とを含み、該第２色素がカプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも１種の色素である網状赤血球及び血小板測定用試薬キット。
網状赤血球を染色するための第１色素と、カプリブルー、ナイルブルー及びブリリアントクレシルブルーからなる群より選択される少なくとも１種である血小板を染色するための第２色素と、検体とを混合して測定用試料を調製し、
得られた測定用試料中の細胞に光を照射して、該細胞から発せられる散乱光及び蛍光を測定し、
検出された散乱光及び蛍光に基づいて網状赤血球及び血小板を検出する
ことを含む網状赤血球及び血小板測定方法。
前記測定用試料が、フローサイトメータのフローセルに導入され、フローセル内を流れる測定用試料中の細胞に光が照射される請求項１４に記載の網状赤血球及び血小板測定方法。
検出された網状赤血球及び血小板をさらに計数する請求項１４又は１５に記載の方法。