JP2008102813A - 報知装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 運転者の視線を逸らすことや車内での会話を阻害することなく、運転者へ各種事象の発生をきめ細かく伝達することを可能する。
【解決手段】 エンジンを搭載し自走する車両の走行速度の増減を前記エンジンの駆動制御を行うエンジン制御部へ指示するための操作ペダルに設けられる1又は複数の振動部と、前記車両の燃料若しくはバッテリの残量、又は前記走行速度を表す車両情報を前記エンジン制御部から受け取る受け取り手段と、前記車両情報の表す走行速度が所定の制限速度を超えていること、又は前記車両情報の表す燃料若しくはバッテリ残量が所定の閾値を下回っていること、の何れかを検知した場合に、該検知した事象に対して予め定められた振動パターンで前記1又は複数の振動部を振動させて該事象の発生を報知する制御手段と、を具備することを特徴とする報知装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転者に各種事象の発生を報知する技術に関する。
エンジンを搭載し自走する車両の運転者に対して、速度の出しすぎや、燃料やバッテリの残量が僅かになったことなどを警告音やインストルメントパネル(以下、「インパネ」と呼ぶ)に設けられた発光部の点滅により報知する技術が一般に普及している。
また、運手者は、警告音やインパネの点滅などの明示的な報知が行われなくても、運転席へ聴こえてくるエンジン音などからエンジンの不調などを察知することができる場合もある。
上記のように、従来は運転者の視覚または聴覚に訴える態様で各種報知が行われていたのであるが、このような態様では以下に述べるような問題が生じ得る。
例えば、警告音による報知では、カーオーディオなどによる楽音再生が為されている場合に警告音が楽音にまぎれてしまい聞き取り難いといった問題や、警告音によって車内での会話が阻害されてしまうといった問題がある。また、そもそも、音による報知では、運転者が聴覚障害者である場合に、全く意味を為さないといった問題もある。
一方、インパネに設けられた発光部の点滅など視覚に訴える態様では、例えば制限速度を超えて速度を出しすぎているか否かを報知することはできるものの、その超過の度合いをきめ細かく報知することはできない。また、運転者の視覚に訴える報知では、運転者が視線をその報知箇所へ逸らせてしまう場合があり、余所見運転の原因となり兼ねないといった問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、運転者の視線を逸らすことや車内での会話を阻害することなく、運転者へ各種事象の発生をきめ細かく伝達することを可能する技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、エンジン又は電動機を搭載し自走する車両の走行速度の増減を前記エンジン又は電動機の駆動制御を行う駆動制御部へ指示するための操作ペダルに設けられる1又は複数の振動部と、前記車両の燃料若しくはバッテリの残量、又は前記走行速度を表す車両情報を前記駆動制御部から受け取る受け取り手段と、前記車両情報の表す走行速度が所定の制限速度を超えていること、又は前記車両情報の表す燃料若しくはバッテリ残量が所定の閾値を下回っていること、の何れかを検知した場合に、該検知した事象に対して予め定められた振動パターンで前記1又は複数の振動部を振動させて該事象の発生を報知する制御手段と、を具備することを特徴とする報知装置を提供する。
より好ましい態様においては、上記報知装置は、前記車両の走行位置を特定する位置特定手段を備え、前記制御手段は、前記車両情報の表す走行速度が、前記位置特定手段により特定された位置に応じて定まる制限速度を超えていることを検出した場合に、前記振動部を所定の振動パターンで振動させることを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明は、エンジン又は電動機を搭載し自走する車両の走行速度の増減を前記エンジン又は電動機の駆動制御を行う駆動制御部へ指示するための操作ペダルに設けられる1又は複数の振動部と、前記車両の周囲に歩行者または他の車両がいるか否かを検出するセンサから、その検出結果を示すデータを受け取る受け取り手段と、前記受け取り手段によって受け取ったデータが、前記車両の周囲に歩行者または他の車両がいることを示している場合に、前記1又は複数の振動部を所定の振動パターンで振動させて、その旨を報知する制御手段と、を有することを特徴とする報知装置を提供する。
本発明に係る報知装置は、操作ペダルの振動といった運転者の触覚に訴える態様で各種報知を行うため、運転者の視線を逸らすことや車内での会話を阻害することはない。加えて、多様な振動パターンを予め用意しておけば、運転者へ各種事象の発生をきめ細かく伝達することも可能である。
つまり、本発明によれば、運転者の視線を逸らすことや車内での会話を阻害することなく、運転者へ各種事象の発生をきめ細かく伝達することが可能になる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施する際の最良の形態について説明する。
(A:構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る報知装置10の構成例を示すブロック図である。
報知装置10は、ガソリンエンジンを備え自走する車両(例えば、自動車、図1では図示省略)に搭載され、その車両の運転者に対して各種事象の発生を報知するものである。図1に示すように、報知装置10は、振動部110Aおよび110Bと、記憶部120と、振動部110Aおよび110Bの振動制御を行う制御部130と、インタフェース部140とを有しており、振動部110Aや110Bを事象毎に異なる振動パターンで振動させることによってその事象の発生を報知する。なお、以下では、振動部110Aおよび110Bの両者を区別する必要がない場合には、単に「振動部110」と表記する。
振動部110は、この振動部110を振動させるための機構としてバイブレータとアクチュエータとを含んでおり(図1では何れも図示省略)、図2に示すように、アクセルペダルやブレーキペダルなどの操作ペダルに埋設されている。ここで、バイブレータとは、振動部110を操作ペダルのペダル面の法線方向に図3に示すように様々な周期で細かく振動させるための振動機構であり、アクチュエータとは、振動部110が埋め込まれているペダル面があたかもうねっているかのように複数の振動部110を連携させて振動させる振動機構である。なお、振動部110の具体的な構成としては、アクチュエータとバイブレータの組み合わせによって複数種の指圧動作(「もみ動作」や「叩き動作」、「押し動作」など)の再現が可能な電動マッサージ機の構成を採用すればよい。
図2(a)は、振動部110Aが設けられているアクセルペダルの一例を示す図であり、図2(b)は、振動部110Bが設けられているブレーキペダルの一例を示す図である。ここで、アクセルペダルとは、そのアクセルペダルを踏み込むことによって走行速度の増加をECU(Engine Control Unit)へ指示するための操作ペダルであり、ブレーキペダルとは、そのブレーキペダルを踏み込むことによって走行速度の減少をECUへ指示するための操作ペダルである。
このアクセルペダルおよびブレーキペダルには、運転者の足先が接する部分にのみ上記各振動部110が埋設されている。ここで、上記各操作ペダルにて、運転者の足先が接する部分にのみ振動部110が埋め込まれている理由は、それら振動部110を操作ペダルのペダル面の全面に亘って埋め込むと、振動部110の振動によって操作ペダル全体が振動してしまい、運転操作に支障をきたす虞があるからである。なお、本実施形態では、各操作ペダルに振動部110が4つずつ埋設されている場合について説明するが、各操作ペダルに埋設される振動部の数は3以下であっても良く、また、5以上であっても良い。要は、1または複数の振動部が各操作ペダルに埋め込まれている態様であれば良い。
記憶部120は、例えばフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリであり、この記憶部120には、図4に示すパターンテーブルが格納されている。図4に示すように、パターンテーブルには、走行速度が制限速度を超えていることや、燃料(本実施形態では、ガソリン)の残量が僅少であることなどの各事象を表す事象識別子に対応付けて、各々固有の振動パターン(振動波形)を表す振動パターンデータが格納されている。
具体的には、本実施形態では、制限速度オーバーを示す事象識別子“010”には、バイブレータのみを駆動させて振動部110を細かく振動させることを示す振動パターンデータaが対応付けられており、残燃料僅少を示す事象識別子“020”には、アクチュエータのみを駆動させ、各操作ペダル面をうねらすように振動部110を振動させることを示す振動パターンデータbが対応付けられており、車間距離不十分を示す事象識別子“030”には、アクチュエータとバイブレータの両者を駆動させて振動部110を振動させることを示す振動パターンデータcが対応付けられている。
図4に示すパターンテーブルは、報知装置10が搭載されている車両の運転中に、上記各事象識別子で識別される事象の何れかが発生した場合に、振動部110を振動させることによってその事象の発生を運転者へ報知する際に用いるべき振動パターンを制御部130に特定させる際に利用される。
インタフェース部140は、例えばCAN(Controller
Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)、USB(Universal Serial Buss)など所定の規格に準拠した外部機器接続インタフェースであり、接続されている外部機器(図1に示すように、本実施形態では、カーナビゲーション装置、ECUおよび車間距離センサ)から各種データを受け取って制御部130へ引き渡すデータ受け取り手段としての役割を担っている。
カーナビゲーション装置は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機と道路地図データベースとを含んでおり、衛星軌道を周回するGPS衛星と通信して、このカーナビゲーション装置が搭載されている車両の現在位置およびその現在位置に対応する道路の制限速度(法定速度)を特定し、その制限速度を示すデータを出力する。
なお、本実施形態では、車両の位置に応じて制限速度を特定するためにカーナビゲーション装置を用いる場合について説明したが、例えば車両の位置とは無関係に常に時速60キロメートルを制限速度とする場合など、固定の制限速度と車両の走行速度とを比較する場合には、上記カーナビゲーション装置を設ける必要がないことは言うまでもない。
ECUは、そのECUが搭載されている車両のエンジンの駆動制御を行う駆動制御部であり、車両の走行速度や燃料の残量を検出し、その検出結果を示すデータを車両情報として出力する。
なお、本実施形態では、車両情報として車両の走行速度や燃料の残量を表すデータを用いる場合について説明したが、アクセルペダルの踏み込み量を表すアクセル開度やバッテリ残量を示すデータを上記車両情報に含めても良いことは勿論であり、また、走行速度や燃料の残量を表すデータに代えてアクセルペダルの踏み込み量を表すアクセル開度やバッテリ残量を示すデータを上記車両情報として用いても勿論良い。
車間距離センサは、例えばマイクロ波発信機と同受信機とを備えており、報知装置10が搭載されている車両の前方を同方向に走行している車両(以下、先行車両)に向けて上記マイクロ波発信機よりマイクロ波を発信し、その反射波を上記受信機により受信するまでに要した時間から上記先行車両との車間距離を算出し、その算出結果を示すデータを出力するものである。
なお、本実施形態では、車間距離センサにより先行車両との車間距離を計測し、その計測結果を制御部130へ伝達する場合について説明したが、報知装置10が搭載されている車両の後方を同方向に走行している後続車両との車間距離を上記車間距離センサにより計測し、その計測結果を制御部130へ伝達するようにしても良い。また、報知装置10を搭載している車両の周囲に歩行者がいるか否かを検出するイメージセンサを上記車間距離センサとともに、または、上記車間距離センサの代わりに設け、その検出結果を制御部130へ伝達させるようにしても良い。
制御部130は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、ROM(Read Only Memory:図示省略)に記憶されている制御プログラムをRAM(Random
Access Memory:図示省略)へ読み出して実行することによって、本発明に係る報知装置に特徴的な処理を実行する。具体的には、制御部130は、カーナビゲーション装置、ECUおよび車間距離センサから受け取ったデータを解析することによって、上記各事象識別子の示す事象(制限速度(法定速度)オーバー、残燃料僅少、および、車間距離不十分)の発生を検出した場合に、その検出結果に応じた振動パターンで振動部110を振動させることによって、それら事象の発生を運転者へ伝達する処理を実行する。なお、各外部機器から引き渡されたデータを解析することによって上記各事象の発生を検知した場合には、制御部130は、その事象を示す事象識別子をRAMの所定領域へ書き込むとともに、振動部110を振動させていることを示す状態フラグを上記RAMの所定の記憶領域へ書き込む。
以上が報知装置10の構成例である。
(B:動作)
次いで報知装置10が行う動作について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する動作の開始時点では、図4に示す3つの事象識別子で示される事象は何れも発生しておらず、振動部110は振動していないものとする。また、これに対応して、制御部130により発生を検知された事象の事象識別子を格納するためのRAM内の所定領域には、初期値(例えば0x00)が設定されており、同状態フラグを格納するための領域にも初期値(本実施形態では、“0”)が設定されているものとする。そして、以下に説明する動作例では、報知装置10が搭載される車両の運転者は、上記3種類の事象の各々に対応する振動パターンを事前に体感し把握しているものとする。
図5は、制御プログラムにしたがって作動している制御部130が実行する報知処理の流れを示す図である。図5に示すように、制御部130は、カーナビゲーション装置、ECUおよび車間距離センサの各外部機器から出力されるデータをインタフェース部140を介して受け取り(ステップSA100)、それらデータに基づいて、運転者へ報知するべき事象が発生したか否かを判定する(ステップSA110)。
より詳細に説明すると、制御部130は、ステップSA110において、制限速度オーバー、残燃料僅少、および、車間距離不十分の各事象についてこの順に発生の有無を判定し、発生を検知した場合には、発生した事象を示す事象識別子をRAM内の所定領域へ書き込み、即座に後続ステップを実行する。
例えば、制御部130は、ECUから引き渡された車両情報の表す走行速度が、カーナビゲーション装置から引き渡されるデータの表す制限速度を超えている場合には、制限速度オーバーと判定し、その旨を示す事象識別子(010)をRAM内の所定領域へ書き込んでステップSA110の処理を終了する。一方、ECUから引き渡された車両情報の表す走行速度が、カーナビゲーション装置から引き渡されるデータの表す制限速度以下である場合には、制御部130は、ECUから引き渡された車両情報の示す燃料残量と所定の第1の閾値を比較して前者が後者を下回った場合に、残燃料僅少と判定し、その旨を示す事象識別子(020)をRAM内の所定領域へ書き込む。これに対して、制御部130は、ECUから引き渡された車両情報の示す燃料残量が上記第1の閾値以上である場合には、車間距離センサから受け取ったデータの示す車間距離と所定の第2の閾値とを比較することによって、車間距離が不十分であるか否かを判定する。
ステップSA110の判定結果が“Yes”である場合(すなわち、RAM内の所定の記憶領域に制限速度オーバー、残燃料僅少、および、車間距離不足の何れかを示す事象識別子が格納されている場合)には、制御部130はステップSA110にて発生を検知した事象に対応する振動パターンを示す波形データをパターンテーブルから読み出し、その波形データにしたがって振動部110の振動させ(ステップSA120)、状態フラグに、振動部110を振動させていることを示す値(本実施形態では“1”)をセットする。
逆に、ステップSA110の判定結果が“No”である場合には、制御部130は、振動部110の振動を停止させる制御を行う(ステップSA130)。なお、ステップSA130の実行段階で振動部110が振動していない場合には、このステップSA130を実行する必要がないことは言うまでもない。具体的には、制御部130は、状態フラグの値が“1”である場合にのみ上記ステップSA130の処理を実行し、状態フラグの値を初期値にリセットする。
ステップSA120またはステップSA130に後続して実行されるステップSA140においては、制御部130はECUから引き渡される運転情報を解析し、そのECUによる駆動制御対象であるエンジンが停止しているか否かを判定する。そして、制御部130は、その判定結果が“No”である場合には、上記ステップSA100以降の処理を繰り返し実行し、逆に、その判定結果が“Yes”である場合には、本報知処理を終了する。
例えば、ステップSA110にて、車両の走行速度がその走行位置における制限速度を上回っていることが検出された場合には、ステップSA120にて振動部110を小刻み振動させる(バイブレータのみを駆動させる)旨の振動制御が実行される。同様に、燃料残量が上記第1の閾値を下回ったことがステップSA110にて検出された場合には、ステップSA120にてペダル面をうねらすように振動部110を振動させる(アクチュエータのみを駆動させる)旨の振動制御が実行され、先行車両との車間距離が上記第2の閾値を下回っていることがステップSA110にて検出された場合には、ステップSA120にてアクチュエータとバイブレータの両者により振動部110を振動させる旨の振動制御が実行される。
これに対して、運転者は、車両の運転中に操作ペダルに足を乗せたときにその操作ペダルから足先へ伝わる振動の振動パターンの相違により上記各事象のうちの何れが発生したのかを把握することができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る報知装置10によれば、アクセルペダルやブレーキペダルに埋設された振動部110を各種事象に応じた振動パターンで振動させることによって各種事象の発生が運転者へ伝達されるため、運転者が聴覚障害者であっても確実に各種事象の発生を伝達することができることは勿論、車内で楽曲などが再生されている場合であっても確実に各種事象の発生を運転者へ伝達することが可能であり、また、車内で為される会話などを妨げることもない。
加えて、本実施形態に係る報知装置10によれば、インパネに設けられた発光部の点滅など視覚に訴える報知態様とは異なり、運転者が視線を逸らしてしまう虞もない。
(C:変形)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、係る実施形態に以下に述べるような変形を加えても良いことは勿論である。
(1)上述した実施形態では、ガソリンエンジン車に本発明に係る報知装置を搭載する場合について説明したが、ディーゼルエンジン車に本発明に係る報知装置を搭載するとしても良く、また、いわゆるハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車に本発明に係る報知装置を搭載するようにしても良いことは勿論である。ガソリンエンジン車以外であっても、聴覚に訴える報知や視覚に訴える報知では前述した各種問題が生じることは変わりなく、また、それら車両の駆動部(例えば、ディーゼルエンジン車にあってはディーゼルエンジン、電気自動車にあっては電動機)の駆動制御を行う駆動制御部およびその駆動制御に対して走行速度の増減を指示する操作ペダルを有していることは変わりないからである。
(2)上述した実施形態では、振動部110をバイブレータにより振動させる場合には、図3(a)〜(c)に示すように、一定周期で振動させる場合について説明した。しかしながら、各事象の区別をより明確に運転者へ伝達するため、例えばモールス信号のように、互いに周期の異なる2種類の振動を事象毎に異なる組み合わせパターンで組み合わせた振動パターン(いわゆる周波数変調:図6(a)、(b)および(c)参照)でそれら事象の発生をユーザへ伝達するようにしても良い。
(3)上述した実施形態では、各事象に応じた振動パターンの振動でその事象の発生を運転者に伝達する場合に、アクセルペダルに埋設された振動部110Aとブレーキペダルに埋設された振動部110Bとを同一の振動パターンで振動させる場合について説明したが、振動部110Aと振動部110Bとで振動パターンを異ならせるようにしても良い。また、制限速度オーバーを報知する場合には、振動部110Aのみを振動させ、車間距離不足を報知する場合には、振動部110Bのみを振動させるようにしても良く、また、アクセルペダルとブレーキペダルの何れか一方にのみ振動部110を埋設しておくとしても勿論良い。
(4)上述した実施形態では、検出した事象毎に振動部の振動パターンを変えて運転者へ伝達する場合について説明した。しかしながら、発生した事象の度合いを振動の振幅を変えることによって運転者へ伝達するようにしても良い。具体的には、制限速度に対する走行速度の超過分が大きいほど振幅を大きくしたり、燃料やバッテリの残量が少ないほど振幅を大きくすることが挙げられる。同様に、車両の周囲にいる歩行者の人数が多いほど、また、先行車両との車間距離が短いほど振幅を大きくするとしても良い。また、発生した事象の度合いを伝達する態様としては、その度合いに応じて振幅を変えることの他に振動の周期を変えることによってその度合いを伝達するようにしても良い。
(5)上述した実施形態では、検出した事象毎に振動部の振動パターンを変えて運転者へ伝達する場合について説明した。しかしながら、図6(d)に示すように、報知を開始してから所定時間が経過してもその報知の効果が表れない場合(例えば、補報知後も走行速度が制限速度を超えたままになっている場合や、車間距離が広がらない場合)には、報知の効果が表れるまで振幅を次第に増大させつつ報知を継続するようにしても良い。
(6)上述した実施形態では、アクセルペダルまたはブレーキペダルに埋設されている各振動部110を一定周期で振動させる場合について説明したが、振動部110毎に振動の初期位相を異ならせておくとしても良く、また、マッサージ機などのように、各振動部を独立に振動させるようにしても勿論良い。各振動部を独立に振動させるようにすると、多様な振動パターンの再現が可能になり、多様な事象をきめ細やかに報知することが可能になる。
また、上述した実施形態では、振動部110を振動させるための振動機構をバイブレータとアクチュエータの両者で構成する場合について説明したが、バイブレータとアクチュエータの何れか一方で振動機構を構成するとしても勿論良く、その場合には、アクセルペダルやブレーキペダルの構成素材や形態に応じてバイブレータとアクチュエータの何れを用いるかを適宜定めるようにすれば良い。
(7)上述した実施形態では、ある1つの事象が起きた場合の報知について説明したが、同時に複数の事象を報知しても良い。その場合、複数個所を同時に振動させたり、複数の振動パターンを順次切り替えて振動させたりすれば良い。
本発明の一実施形態に係る報知装置10の構成例を示すブロック図である。 同振動部110Aと振動部110Bが埋設されるアクセルペダルおよびブレーキペダルの一例を示す図である。 同パターンテーブルに記憶されている振動パターンデータの表す振動パターンを示す図である。 同記憶部に記憶されているパターンテーブルの一例を示す図である。 同制御部130が実行する報知処理の流れを示す図である。 変形例に係る振動パターンを示す図である。
符号の説明
10…報知装置、110A,110B…振動部、120…記憶部、130…制御部、140…インタフェース部。

Claims (3)

  1. エンジン又は電動機を搭載し自走する車両の走行速度の増減を前記エンジン又は電動機の駆動制御を行う駆動制御部へ指示するための操作ペダルに設けられる1又は複数の振動部と、
    前記車両の燃料若しくはバッテリの残量、又は前記走行速度を表す車両情報を前記駆動制御部から受け取る受け取り手段と、
    前記車両情報の表す走行速度が所定の制限速度を超えていること、又は前記車両情報の表す燃料若しくはバッテリ残量が所定の閾値を下回っていること、の何れかを検知した場合に、該検知した事象に対して予め定められた振動パターンで前記1又は複数の振動部を振動させて該事象の発生を報知する制御手段と、
    を具備することを特徴とする報知装置。
  2. 前記車両の走行位置を特定する位置特定手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記車両情報の表す走行速度が、前記位置特定手段により特定された位置に応じて定まる制限速度を超えていることを検出した場合に、前記振動部を所定の振動パターンで振動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の報知装置。
  3. エンジン又は電動機を搭載し自走する車両の走行速度の増減を前記エンジン又は電動機の駆動制御を行う駆動制御部へ指示するための操作ペダルに設けられる1又は複数の振動部と、
    前記車両の周囲に歩行者または他の車両がいるか否かを検出するセンサから、その検出結果を示すデータを受け取る受け取り手段と、
    前記受け取り手段によって受け取ったデータが、前記車両の周囲に歩行者または他の車両がいることを示している場合に、前記1又は複数の振動部を所定の振動パターンで振動させて、その旨を報知する制御手段と、
    を有することを特徴とする報知装置。
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