JP2008091689A - 横型二重拡散型mosトランジスタおよびその製造方法、並びに集積回路 - Google Patents

横型二重拡散型mosトランジスタおよびその製造方法、並びに集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】横型二重拡散型MOSトランジスタであって、高耐圧で、かつ低オン抵抗特性をもつものを提供すること。
【解決手段】 第2導電型の半導体層1と、第1導電型の素子領域2と、第2導電型のボディ拡散領域3と、ゲート絶縁膜4a,4bと、ゲート電極5と、第1導電型のソース拡散領域6と、第1導電型のドレイン拡散領域7と、このドレイン拡散領域7に沿った領域に形成されたロコス10とを備える。素子領域2のうち、横方向に関して、ボディ拡散領域3から第1境界位置15までを占める主領域2bの不純物濃度に比して、第1境界位置15から第2境界位置16までを占める特定領域2aの不純物濃度が低い。
【選択図】図1

Description

この発明は、横型二重拡散型MOSトランジスタおよびその製造方法に関し、特に高耐圧で低オン抵抗特性をもつ横型二重拡散型MOSトランジスタおよびその製造方法に関する。
また、この発明は、そのような横型二重拡散型電界効果トランジスタを備えた集積回路に関する。
近年、電子機器が多機能化されるのに伴い、それに使用される半導体装置は多様化し、高耐圧化、大電力化、小型化、低消費電力化が要求されている。低消費電力化を達成するためにはオン抵抗が低いトランジスタが必要である。
図4は、一般的な横型二重拡散型MOSトランジスタの構造を示している。この横型二重拡散型MOSトランジスタは、この例ではNチャネル型MOSトランジスタであり、P型シリコン基板101上に形成されたドリフト領域としての低濃度Nウェル拡散領域102を備えている。低濃度Nウェル拡散領域102内の表面には、チャネルを形成するためのPボディ拡散領域103が形成されている。Pボディ拡散領域103上からこの拡散領域の外側のNウェル拡散領域102上まで覆う位置に、ゲート酸化膜104を介してゲート電極105が設けられている。ゲート電極105の両側に相当するPボディ拡散領域103の表面、Nウェル拡散領域102の表面にそれぞれNソース拡散領域106、Nドレイン拡散領域107が形成されている。Pボディ拡散領域103の内、ゲート電極5の直下で、かつNソース拡散領域106とNウェル拡散領域102とで挟まれた領域がチャネルとなる。また、Pボディ拡散領域103は、Pバックゲート拡散領域108および図示しない配線を介してNソース拡散領域106と短絡しており、これにより寄生NPNが動作することを防いでいる。
上記横型二重拡散型MOSトランジスタは特に高耐圧で低オン抵抗であることが要求される。耐圧は、Pボディ拡散領域103とNドレイン拡散領域107との間の横方向の距離(ドリフト領域の長さ)や、Nウェル拡散領域102の濃度により決まる。つまり、ドリフト領域が長く、かつNウェル拡散領域102の濃度が低いほど耐圧が高い(その理由は、ボディ領域103から空乏層が拡がってドレイン拡散領域107まで到達したとき、それ以上拡がれず、そこでの電界集中によりブレイクダウンするためである。)。しかし、もう一つの必要性能である低オン抵抗化のためには、ドリフト領域が短く、かつNウェル拡散領域102の濃度が高い必要がある。この結果、耐圧とオン抵抗はトレードオフの関係にある。また小型化が要求されることからも、ドリフト領域を長くして耐圧を高くする選択は受け入れがたい。
これに対して、同一面積でドリフト領域の長さを増やすために、図5のようにNウェル拡散領域102のうちNドレイン拡散領域107に沿った部分に、局所酸化によってロコス(局所酸化膜)110を形成した構造が知られている。これにより、ボディ領域103から拡がる空乏層がドレイン拡散領域107へ到達しにくくする効果に加えて、ゲート電極端でのゲート酸化膜破壊を防止する効果が得られる。しかし、このように単にロコス110を設けた構造では、空乏層の拡がりが不均一になり、ロコスエッジ114付近に電界が集中して、耐圧が低下する場合がある。
そこで、従来は、図6に示すように、すきま領域(ドリフト領域)の表面(+で示す部分)121の不純物濃度を、ロコス110の下部の基板領域よりも薄くした構造が提案されている(例えば特許文献1(特開平10−256534号公報)参照。)。これにより、この部分121における電界の集中を防止して、耐圧の低下を防いでいる。
特開平10−256534号公報 特開平3−201484号公報
しかしながら、図6に示す構造では、ボディ拡散領域103とロコス110との間の、すきま領域(ドリフトドレイン領域)の全域にわたって、表面部分のN型不純物濃度を低くしているため、オン抵抗を低くできないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、横型二重拡散型MOSトランジスタであって、高耐圧で、かつ低オン抵抗特性をもつものを提供することにある。
なお、ゲート電極端でのゲート酸化膜破壊を防止するためには、例えば特許文献2(特開平3−201484号公報)に記載されているように、ゲート電極端のゲート酸化膜厚を厚くすることが有効である。
上記課題を解決するため、この発明の横型二重拡散型MOSトランジスタは、
第2導電型の半導体層と、
上記第2導電型の半導体層上に設けられた第1導電型の素子領域と、
上記素子領域内の表面に形成された第2導電型のボディ拡散領域と、
上記ボディ拡散領域上からこの拡散領域の外側の上記素子領域上まで覆う領域に、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
上記ゲート電極の両側に相当する上記ボディ拡散領域の表面、上記素子領域の表面にそれぞれ形成された第1導電型のソース拡散領域、第1導電型のドレイン拡散領域と、
上記ボディ拡散領域とドレイン拡散領域との間で上記ドレイン拡散領域に沿った領域に形成されたロコスとを備え、
上記素子領域のうち、上記ソース拡散領域とドレイン拡散領域とを結ぶ横方向に関して、上記ボディ拡散領域から上記ボディ拡散領域と上記ロコスとの間に定められた第1境界位置までを占める主領域の不純物濃度に比して、上記第1境界位置から上記ロコスの直下に定められた第2境界位置までを占める特定領域の不純物濃度が低いことを特徴とする。
ここで、例えば「第1導電型」はN型、「第2導電型」はP型を指す。逆に、「第1導電型」がP型、「第2導電型」はN型であっても良い。
また、領域の「不純物濃度」とは、その領域の導電型(N型またはP型)を定める不純物の濃度を指す。
この発明の横型二重拡散型MOSトランジスタでは、上記ボディ拡散領域とドレイン拡散領域との間で上記ドレイン拡散領域に沿った領域にロコスを形成しているので、動作時に、ボディ領域から拡がる空乏層がドレイン拡散領域へ到達しにくくする効果に加えて、ゲート電極のドレイン拡散領域側エッジでのゲート酸化膜破壊を防止する効果が得られる。しかも、上記素子領域のうち、上記主領域の不純物濃度に比して上記特定領域の不純物濃度が低いので、上記特定領域における電界の集中が防止されて、耐圧は低下しない。しかも、この発明では、ボディ拡散領域とロコスとの間のドリフトドレイン領域の全域にわたって不純物濃度を低くしているのではなく、上記特定領域の不純物濃度を低くしているだけであるため、オン抵抗を低くできる。したがって、高耐圧で、かつ低オン抵抗特性をもつ横型二重拡散型MOSトランジスタが実現される。
なお、上記第2導電型の半導体層は、半導体基板であっても良いし、上記半導体基板上に形成された別の半導体層(例えばエピタキシャル層)であっても良い。
一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタでは、
上記ゲート絶縁膜は、上記ソース拡散領域から上記ボディ拡散領域と上記第1境界位置との間に定められた第3境界位置までの領域を覆う第1ゲート絶縁膜と、この第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が厚く、上記第3境界位置から上記ロコスまでの領域を覆う第2ゲート絶縁膜とを含み、
上記素子領域の上記主領域のうち、上記ボディ拡散領域から上記第3境界位置までの領域の不純物濃度が少なくとも均一であることを特徴とする。
この一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタによれば、上記ボディ拡散領域のうちゲート電極の直下の表面部分(チャネル領域)は、膜厚が薄い第1ゲート絶縁膜で覆われているので、相互コンダクタンス(Gm)が大きくなって、さらにオン抵抗を低くできる。
一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタは、上記素子領域の上記主領域の不純物濃度が均一であることを特徴とする。
この一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタでは、さらにオン抵抗を低くできる。
一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタでは、上記ロコスのボディ拡散領域側エッジは、上記第1境界位置と第2境界位置との間の中央に位置することを特徴とする。
上記ロコスの「ボディ拡散領域側エッジ」とは、上記ソース拡散領域とドレイン拡散領域とを結ぶチャネル方向に関して、上記ロコスの二つのエッジのうち上記ボディ拡散領域に近い方のエッジ、言い換えれば、上記ドレイン拡散領域から遠い方のエッジを指す。
この一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタでは、上記ロコスのボディ拡散領域側エッジが確実に上記特定領域の範囲内となる。したがって、上記ロコスのボディ拡散領域側エッジ付近に電界が集中するのが防止されて、耐圧の低下が確実に防止される。
公知の集積回路として、同一の半導体基板上に、或るドレイン耐圧を有する第1の種類の電界効果トランジスタと、上記ドレイン耐圧よりも高いドレイン耐圧を有する第2の種類の電界効果トランジスタとを混載したものがある。そのような集積回路では、第1の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚に対して、高いドレイン耐圧を実現するために、第2の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は厚く設定されている。
そこで、この発明の集積回路は、
同一の半導体基板上に、請求項1に記載の横型二重拡散型電界効果トランジスタと、ゲート絶縁膜の膜厚がそれぞれ実質的に一定で、互いに異なるドレイン耐圧を有する第1および第2の種類の電界効果トランジスタとを少なくとも備え、
上記横型二重拡散型電界効果トランジスタの上記第1ゲート絶縁膜の膜厚は、或るドレイン耐圧を有する第1の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と実質的に同じであり、
上記横型二重拡散型電界効果トランジスタの上記第2ゲート絶縁膜の膜厚は、上記ドレイン耐圧よりも高いドレイン耐圧を有する第2の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と実質的に同じであることを特徴とする。
この発明の集積回路では、上記発明の横型二重拡散型電界効果トランジスタの第1ゲート絶縁膜を上記第1の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜と同時に形成でき、また、上記発明の横型二重拡散型電界効果トランジスタの第2ゲート絶縁膜を上記第2の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜と同時に形成できる。したがって、製造工程を削減でき、製造コストを低減できる。
一実施形態の集積回路では、上記集積回路はスイッチングレギュレータ用であることを特徴とする。
この発明の横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法は、
上記発明の横型二重拡散型MOSトランジスタを作製する横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法であって、
上記第2導電型の半導体層の表面に上記ロコスを形成する工程と、
フォトリソグラフィを行って、上記第2導電型の半導体層の表面のうち上記特定領域に相当する領域をフォトレジストで覆う工程と、
上記フォトレジストをマスクとして、上記第2導電型の半導体層の表面のうち上記特定領域の両側に相当する領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、上記素子領域のうちの少なくとも上記主領域を形成する工程と、
上記フォトレジストを除去したのち熱処理を行って、上記特定領域の両側に相当する領域から上記第1導電型の不純物を合流するように横方向拡散させることによって上記素子領域のうちの上記特定領域を形成する工程と、
上記第1ゲート絶縁膜および上記第2ゲート絶縁膜を含む上記ゲート絶縁膜を形成する工程と、
上記ゲート電極を形成する工程と、
上記ゲート電極および上記ロコスをマスクとして第1導電型の不純物のイオン注入を行って、上記ソース拡散領域、ドレイン拡散領域を形成する工程とを含むことを特徴とする。
この発明の横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法では、今回の発明の横型二重拡散型MOSトランジスタの構造が得られる。
別の局面では、この発明の横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法は、
上記発明の横型二重拡散型MOSトランジスタを作製する横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法であって、
上記第2導電型の半導体層の表面に上記ロコスを形成する工程と、
上記第1ゲート絶縁膜と上記第2ゲート絶縁膜とに加えて、上記ロコスの外側に上記第1ゲート絶縁膜と同じ厚みを有する第3ゲート絶縁膜を含むように上記ゲート絶縁膜を形成する工程と、
上記ロコスおよび上記第2ゲート絶縁膜をマスクとして、上記第2導電型の半導体層の表面のうち上記第1ゲート絶縁膜および上記第3ゲート絶縁膜の直下に相当する領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、上記素子領域のうちの少なくとも上記主領域を形成する工程と、
熱処理を行って、上記第1ゲート絶縁膜および上記第3ゲート絶縁膜の直下に相当する領域から上記第1導電型の不純物を合流するように横方向拡散させることによって上記素子領域のうちの上記特定領域を形成する工程と、
上記ゲート電極を形成する工程と、
上記ゲート電極および上記ロコスをマスクとして第1導電型の不純物のイオン注入を行って、上記ソース拡散領域、ドレイン拡散領域を形成する工程とを含むことを特徴とする。
この発明の横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法では、今回の発明の横型二重拡散型MOSトランジスタの構造が得られる。しかも、先の局面の製造方法に比して、上記特定領域に相当する領域をフォトレジストで覆う工程を有しないので、製造プロセスが簡素化される。したがって、工数および製造コストの低減が可能となる。また、上記第2のゲート酸化膜およびロコスに対して、上記主領域および特定領域を自己整合的に精度良く形成できる。
一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法では、
上記主領域を形成するためのイオン注入のエネルギを、このイオン注入の飛程をRp、その飛程の分散をΔRp、上記第2のゲート酸化膜の膜厚をToxとしたとき、
Rp + ΔRp < Tox
なる関係を満たすように設定することを特徴とする。
この一実施形態の横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法では、上記主領域を形成するためのイオン注入の際に、上記第2のゲート酸化膜によって上記第1導電型の不純物が確実にマスクされる。したがって、横型二重拡散型MOSトランジスタが確実に製造される。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
なお、以下の実施形態では、第1導電型がN型、第2導電型がP型の例について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態となる横型二重拡散MOSトランジスタの断面構造を示している。この横型二重拡散型MOSトランジスタは、この例ではNチャネル型MOSトランジスタであり、第2導電型の半導体層としてのP型シリコン基板1と、このP型シリコン基板1上に形成された素子領域としての低濃度Nウェル拡散領域2を備えている。低濃度Nウェル拡散領域2内の表面には、チャネルを形成するためのPボディ拡散領域3が形成されている。Pボディ拡散領域3上からこの拡散領域の外側のNウェル拡散領域2上まで覆う位置に、絶縁膜としてのゲート酸化膜4を介してゲート電極5が設けられている。ゲート電極5の両側に相当するPボディ拡散領域3の表面、Nウェル拡散領域2の表面にそれぞれNソース拡散領域6、Nドレイン拡散領域7が形成されている。
上記ゲート酸化膜4は、Nソース拡散領域6からPボディ拡散領域3のパターンを越えた領域まで覆う第1ゲート酸化膜4bと、この第1ゲート酸化膜4bよりも膜厚が厚く、第1ゲート酸化膜4bが覆う領域よりもNドレイン拡散領域7に近い領域を覆う第2ゲート酸化膜4aとを含んでいる。
Nウェル拡散領域2の表面でNドレイン拡散領域7に沿った領域に、第2ゲート酸化膜4aに連なってロコス(局所酸化膜)10が形成されている。ロコス10の膜厚は第2ゲート酸化膜4aの膜厚よりも厚くなっている。
また、Nソース拡散領域6とNドレイン拡散領域7とを結ぶ横方向に関してPボディ拡散領域3からこのPボディ拡散領域3とロコス10との間に定められた第1境界位置15までを占める主領域2bの不純物濃度に比して、第1境界位置15からロコス10の直下に定められた第2境界位置16までを占める特定領域2aの不純物濃度が低くなっている。Nウェル拡散領域2のうち第2境界位置16に関して第1境界位置15と反対の側、つまりNドレイン拡散領域7側は、上述の主領域2bの不純物濃度と同じ不純物濃度を有する別の主領域2cとなっている。主領域2b,2cの不純物濃度は均一である。
この例では、ロコス10のボディ拡散領域側エッジ14は、第1境界位置15と第2境界位置16との間の中央に位置している。また、第1ゲート酸化膜4bと第2ゲート酸化膜4aとを区切る第3境界位置13は、Pボディ拡散領域3と第1境界位置15との間に定められている。
Pボディ拡散領域3のうち、ゲート電極5の直下の表面部分で、Nソース拡散領域6とNウェル拡散領域2とで挟まれた領域がチャネルとなる。また、Nウェル拡散領域2の表面部分がドリフトドレイン領域となる。なお、Pボディ拡散領域3はP拡散領域8を介して不図示の配線によってNソース拡散領域6と短絡されている。これにより、Pボディ拡散領域3とNソース拡散領域6とを同電位にして、寄生NPNが動作することを防いでいる。その他の配線やフィールド膜、保護膜については、簡単のため説明を省略する。
この横型二重拡散型MOSトランジスタは、次のようにして作製される。
まず、図2Aに示すように、P型シリコン基板1の表面にシリコン酸化膜11を30nmの膜厚で形成し、その上にシリコン窒化膜30を160nmの膜厚で成長(被着)する。そして、フォトリソグラフィおよびエッチングを行って、シリコン窒化膜30のうちロコスを形成すべき領域(開口30w)に相当する部分を除去する。その後、開口30wを通してロコス酸化を実施して、開口30w内にロコス10を形成する。
次に上記シリコン窒化膜30をすべて除去し、ロコス10以外のシリコン酸化膜11も一度除去する。
この後、図2Bに示すように、酸化を行って、ロコス10以外の領域にゲート酸化膜4を80nmの厚さで形成する。なお、スイッチングレギュレータ用集積回路を作製する場合のように、この横型二重拡散型電界効果トランジスタと、高耐圧ゲートMOSトランジスタと、低耐圧ゲートMOSトランジスタとを共通のP型シリコン基板1に形成する場合は、このゲート酸化膜4(つまり、後述する第2ゲート酸化膜4a)の形成と同時に、P型シリコン基板1上に並行して形成される図示しない高耐圧ゲートMOSトランジスタのゲート酸化膜を同じ厚さ80nmに形成する。
次に、図2Cに示すように、フォトリソグラフィを行って、図1中に示したNウェル拡散領域2以外の部分を覆うとともに、ロコス10とゲート酸化膜4との間の境界位置(これは図1中に示したロコス10のボディ拡散領域側エッジに相当する。)14を中心とした上記特定領域2aに相当する領域を覆うように、フォトレジスト31を設ける。そして、このフォトレジスト31をマスクとして、P型シリコン基板1のうちフォトレジスト31の開口に対応する表面部分に、N型不純物としてのリン21を約1×1013atoms/cm程度イオン注入する。この時点では、P型シリコン基板1のうち特定領域2aに相当する領域は、まだP型のままである。
次に、フォトレジスト31を除去したのち、図2Dに示すように、熱処理としての1200℃、600分間のドライブイン処理を行う。これにより、Nウェル拡散領域2のうちの主領域2b,2cを形成すると共に、主領域2b,2cからリンを合流するように横方向拡散させることによって、Nウェル拡散領域2のうちの特定領域2aを形成する。このようにした場合、特定領域2a、すなわちロコスエッジ14を中心としたリンをイオン注入していない領域2aは一応N型になってはいるが、リンが直接イオン注入された主領域2b,2cの不純物濃度(図2D中にNで示す。)に比べて、不純物濃度が低くなっている(図2D中にN−−で示す。)。特に、ロコスエッジ14付近はリンが直接イオン注入された主領域2b,2cより最も遠いため、不純物濃度が最も低くなっている。一方、主領域2b,2cの不純物濃度は略均一になる。
次に、図2Eに示すように、Nウェル拡散領域2の主領域2bに、公知の手法により、ボロンを約3×1013atoms/cm程度イオン注入して、チャネル領域となるP型ボディ拡散領域3を形成する。
その後、ゲート酸化膜4の一部、すなわち、図2Eにおいて、Pボディ拡散領域3と第1境界位置15との間に定められた第3境界位置13よりも左側に相当する部分をエッチングにより一旦除去し、再酸化を行って、膜厚25nmの第1ゲート酸化膜4bを形成する。このとき、ゲート酸化膜4のうち第3境界位置13よりも右側の部分は第2ゲート酸化膜4aとして残す。なお、スイッチングレギュレータ用集積回路を作製する場合のように、この横型二重拡散型電界効果トランジスタと、高耐圧ゲートMOSトランジスタと、低耐圧ゲートMOSトランジスタとを共通のP型シリコン基板1に形成する場合は、この第1ゲート酸化膜4bの形成と同時に、P型シリコン基板1上に並行して形成される図示しない低耐圧ゲートMOSトランジスタのゲート酸化膜を同じ厚さ25nmに形成する。
次に、この上全域にポリシリコンを形成し、図2Fに示すように、このポリシリコンをパターン加工してゲート電極5とする。このとき、ゲート電極5は、Pボディ拡散領域3からNウェル拡散領域2内のロコス10までまたがる位置に形成する。動作時には、P型ボディ拡散領域3のうちゲート電極5が重なっている部分がチャネルとなる。
次に、図1に示すように、ゲート電極5およびロコス10をマスクとして砒素を約6×1015atoms/cm程度、イオン注入する。これにより、Pボディ拡散領域3の表面に、ゲート電極5に対して自己整合的にNソース拡散領域6を形成すると共に、Nウェル拡散領域2の主領域2cの表面に、ロコス10に対して自己整合的にNドレイン拡散領域7を形成する。
最後に、P型ボディ拡散領域3のバックゲートを取るために、ソース拡散領域6に沿った位置にPバックゲート拡散領域8を形成し、ソース拡散領域6とPバックゲート拡散領域8とを図示しない配線にて短絡する。
このようにして、図1の横型二重拡散MOSトランジスタが作製される。
このようにして作製された横型二重拡散型MOSトランジスタでは、Pボディ拡散領域3とNドレイン拡散領域7との間で上記ドレイン拡散領域7に沿った領域にロコス10を形成しているので、動作時に、Pボディ拡散領域3から拡がる空乏層がドレイン拡散領域7へ到達しにくくする効果に加えて、ゲート電極5のドレイン拡散領域側エッジでのゲート酸化膜破壊を防止する効果が得られる。しかも、Nウェル拡散領域2のうち、主領域2b,2cの不純物濃度に比して特定領域2aの不純物濃度が低いので、上記特定領域2a、つまりロコスエッジ14における電界の集中が防止されて、耐圧は低下しない。しかも、この発明では、Pボディ拡散領域3とロコス10との間のドリフトドレイン領域の全域にわたって不純物濃度を低くしているのではなく、上記特定領域2aの不純物濃度を低くしているだけであるため、オン抵抗の増加も最小限に抑えられ、特許文献1(特開平10−256534号公報)に記載の従来例に比してオン抵抗を低くできる。
また、Pボディ拡散領域3のうちゲート電極5の直下の表面部分(チャネル領域)は、膜厚が薄い第1ゲート絶縁膜4bで覆われているので、相互コンダクタンス(Gm)が大きくなって、さらにオン抵抗を低くできる。なお、仮に、チャネル領域が、膜厚が厚い第2ゲート絶縁膜4aで覆われていれば、相互コンダクタンス(Gm)が小さくなって、オン抵抗が高くなってしまう。
また、第1ゲート絶縁膜4bと第2ゲート絶縁膜4aとを区切る第3の境界位置13は、Pボディ拡散領域3と第1境界位置15との間に定められている。このことは、ドリフト領域内で、第1ゲート酸化膜4bの直下の領域は必ず主領域2bが占めていること(言い換えれば、第1ゲート酸化膜4bの直下の領域内に特定領域2aがはみ出していないこと)を意味する。これは、この横型二重拡散型MOSトランジスタのオン抵抗をできる限り低くするためである。すなわち、ゲート電極5に印加される正電圧を高くしていくと、Pボディ拡散領域3のうちゲート電極5の直下の表面部分(チャネル領域)がN型反転し、さらに、もともとN型である主領域2bの表面のN型キャリア密度よりもN型キャリア密度が濃くなっていく。その程度は、ゲート酸化膜の膜厚に依存する。ゲート酸化膜の厚さが薄いほど、低いゲート電圧でN型反転が起こり、よりN型キャリア密度が濃くなっていく。したがって、第1ゲート酸化膜4bの直下の領域のN型キャリア密度が第2ゲート酸化膜4aの直下のN型キャリア密度よりも濃くなる。ここで、ドリフト領域内で、第1ゲート酸化膜4bの直下の領域は必ず主領域2bが占めていることにより、第1ゲート酸化膜4bの直下の領域のN型キャリア密度をさらに高めることができる。仮に、第1ゲート酸化膜4bの直下の領域内に特定領域2aがはみ出していれば、つまり、第1ゲート酸化膜4bの直下の領域の不純物濃度が部分的に低ければ、オン時にせっかくN型反転しても、オン抵抗に関して不利になる。
また、主領域2bの不純物濃度は、既述のように略均一になっているので、さらにオン抵抗を低くできる。
このように、この発明によれば、高耐圧で、かつ低オン抵抗特性をもつ横型二重拡散型MOSトランジスタが実現される。
また、スイッチングレギュレータ用集積回路を作製する場合のように、この横型二重拡散型電界効果トランジスタと、第1の種類としての高耐圧ゲートMOSトランジスタと、第2の種類としての低耐圧ゲートMOSトランジスタとをP型シリコン基板1に形成する場合は、上述の製造方法により、それらの3種類のトランジスタを共通のP型シリコン基板1上に混載した集積回路が得られる。既述のように、上記横型二重拡散型電界効果トランジスタの第1ゲート絶縁膜4bを低耐圧電界効果トランジスタのゲート絶縁膜と同時に形成でき、また、上記横型二重拡散型電界効果トランジスタの第2ゲート絶縁膜4aを高耐圧電界効果トランジスタのゲート絶縁膜と同時に形成できる。したがって、製造工程を削減でき、製造コストを低減できる。
(第2の実施形態)
上記横型二重拡散型MOSトランジスタは、別の製造方法によっても作製される。
この製造方法では、図2Cに示したフォトレジスト31からなるマスクに代えて、図3に示すように、ゲート絶縁膜とロコスとをマスクにしてイオン注入を行う点が異なっている。
具体的には、図2Bに示すようにロコス10以外の領域にゲート酸化膜4を形成した後、図3に示すように、Pボディ拡散領域3と第1境界位置15との間に定められた第3境界位置13よりも左側に相当する部分と、ロコス10よりも右側に相当する部分とをエッチングにより一旦除去し、再酸化を行って、膜厚25nmの第1ゲート酸化膜4b、第3ゲート絶縁膜4cをそれぞれ形成する。このとき、ゲート酸化膜4のうち第3境界位置13からロコス10までの部分は第2ゲート酸化膜4aとして残す。
次に、ロコス10および第2ゲート絶縁膜4aをマスクとして、P型シリコン基板1の表面のうち第1ゲート絶縁膜4bおよび第3ゲート絶縁膜4cの直下に相当する領域に第1導電型の不純物としてのリン21をイオン注入する。
ここで、イオン注入のエネルギを、このイオン注入の飛程をRp、その飛程の分散をΔRp、第2のゲート酸化膜4aの膜厚をToxとしたとき、
Rp + ΔRp < Tox …(1)
なる関係を満たすように設定する。この設定により、第2のゲート酸化膜4aによってリン21が確実にマスクされる。つまり、イオン種(この例ではリン)がほとんどシリコン半導体層内に注入されないことを意味する。したがって、この段階で既述の特定領域2aをP型のままに確実に残すことができ、横型二重拡散型MOSトランジスタを確実に製造できる。
この後、第1の実施形態で述べたのと同様に、熱処理としての1200℃、600分間のドライブイン処理を行う。これにより、Nウェル拡散領域2のうちの主領域2b,2cを形成すると共に、主領域2b,2cからリンを合流するように横方向拡散させることによって、Nウェル拡散領域2のうちの特定領域2aを形成する。
この製造方法では、先の製造方法に比して、特定領域2aに相当する領域をフォトレジストで覆う工程を有しないので、製造プロセスが簡素化される。したがって、工程削減による工数および製造コストの低減が可能となる。
また、第2のゲート酸化膜4aおよびロコス10に対して、主領域2b,2cおよび特定領域2aを自己整合的に精度良く形成できる。したがって、横型二重拡散型MOSトランジスタを確実に低オン抵抗化できる。
なお、上の例では、第2導電型の半導体層は、P型シリコン基板1であるものとしたが、これに限られるものではない。第2導電型の半導体層は、例えば半導体基板の表面に形成されたP型エピタキシャル層であってもよい。
また、上記横型二重拡散型MOSトランジスタの各領域の導電型を逆にしても、高耐圧で、低オン抵抗という効果は同様に得られる。
また、上述の各実施形態では、半導体基板としてシリコン基板、不純物として砒素、リンを用いたが、これに限られるものではなく、半導体製造に用いられている様々な材料を使用できる。また、この発明は、化合物半導体を用いた横型二重拡散型MOSトランジスタにも広く適用できる。
本発明の一実施形態である横型二重拡散型MOSトランジスタを示す断面図である。 上記横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法を説明する工程断面図である。 上記横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法を説明する工程断面図である。 上記横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法を説明する工程断面図である。 上記横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法を説明する工程断面図である。 上記横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法を説明する工程断面図である。 上記横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法を説明する工程断面図である。 上記製造方法とは別の製造方法を説明する工程断面図である。 従来の一般的な横型二重拡散型MOSトランジスタを示す断面図である。 ドレイン領域に沿ってロコスを有する横型二重拡散型MOSトランジスタを示す断面図である。 ボディ拡散層とロコスとの間のすきま領域の全域にわたって表面部分のN型不純物濃度が低く設定されている従来の横型二重拡散型MOSトランジスタを示す断面図である。
符号の説明
1 P型シリコン基板
2 N型ウェル拡散領域
2a 特定領域
2b,2c 主領域
3 Pボディ拡散領域
4 ゲート酸化膜
4a 第1ゲート酸化膜
4b 第2ゲート酸化膜
4c 第3ゲート酸化膜
5 ゲート電極
6 Nソース拡散領域
7 Nドレイン拡散領域
8 Pバックゲート拡散領域

Claims (9)

  1. 第2導電型の半導体層と、
    上記第2導電型の半導体層上に設けられた第1導電型の素子領域と、
    上記素子領域内の表面に形成された第2導電型のボディ拡散領域と、
    上記ボディ拡散領域上からこの拡散領域の外側の上記素子領域上まで覆う領域に、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    上記ゲート電極の両側に相当する上記ボディ拡散領域の表面、上記素子領域の表面にそれぞれ形成された第1導電型のソース拡散領域、第1導電型のドレイン拡散領域と、
    上記ボディ拡散領域とドレイン拡散領域との間で上記ドレイン拡散領域に沿った領域に形成されたロコスとを備え、
    上記素子領域のうち、上記ソース拡散領域とドレイン拡散領域とを結ぶ横方向に関して、上記ボディ拡散領域から上記ボディ拡散領域と上記ロコスとの間に定められた第1境界位置までを占める主領域の不純物濃度に比して、上記第1境界位置から上記ロコスの直下に定められた第2境界位置までを占める特定領域の不純物濃度が低いことを特徴とする横型二重拡散型MOSトランジスタ。
  2. 請求項1に記載の横型二重拡散型MOSトランジスタにおいて、
    上記ゲート絶縁膜は、上記ソース拡散領域から上記ボディ拡散領域と上記第1境界位置との間に定められた第3境界位置までの領域を覆う第1ゲート絶縁膜と、この第1ゲート絶縁膜よりも膜厚が厚く、上記第3境界位置から上記ロコスまでの領域を覆う第2ゲート絶縁膜とを含み、
    上記素子領域の上記主領域のうち、上記ボディ拡散領域から上記第3境界位置までの領域の不純物濃度が少なくとも均一であることを特徴とする横型二重拡散型MOSトランジスタ。
  3. 請求項2に記載の横型二重拡散型MOSトランジスタにおいて、
    上記素子領域の上記主領域の不純物濃度が均一であることを特徴とする横型二重拡散型MOSトランジスタ。
  4. 請求項1に記載の横型二重拡散型MOSトランジスタにおいて、
    上記ロコスのボディ拡散領域側エッジは、上記第1境界位置と第2境界位置との間の中央に位置することを特徴とする横型二重拡散型MOSトランジスタ。
  5. 同一の半導体基板上に、請求項1に記載の横型二重拡散型電界効果トランジスタと、ゲート絶縁膜の膜厚がそれぞれ実質的に一定で、互いに異なるドレイン耐圧を有する第1および第2の種類の電界効果トランジスタとを少なくとも備え、
    上記横型二重拡散型電界効果トランジスタの上記第1ゲート絶縁膜の膜厚は、或るドレイン耐圧を有する第1の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と実質的に同じであり、
    上記横型二重拡散型電界効果トランジスタの上記第2ゲート絶縁膜の膜厚は、上記ドレイン耐圧よりも高いドレイン耐圧を有する第2の種類の電界効果トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と実質的に同じであることを特徴とする集積回路。
  6. 請求項5に記載の集積回路において、
    上記集積回路はスイッチングレギュレータ用であることを特徴とする集積回路。
  7. 請求項1に記載の横型二重拡散型MOSトランジスタを作製する横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法であって、
    上記第2導電型の半導体層の表面に上記ロコスを形成する工程と、
    フォトリソグラフィを行って、上記第2導電型の半導体層の表面のうち上記特定領域に相当する領域をフォトレジストで覆う工程と、
    上記フォトレジストをマスクとして、上記第2導電型の半導体層の表面のうち上記特定領域の両側に相当する領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、上記素子領域のうちの少なくとも上記主領域を形成する工程と、
    上記フォトレジストを除去したのち熱処理を行って、上記特定領域の両側に相当する領域から上記第1導電型の不純物を合流するように横方向拡散させることによって上記素子領域のうちの上記特定領域を形成する工程と、
    上記第1ゲート絶縁膜および上記第2ゲート絶縁膜を含む上記ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    上記ゲート電極を形成する工程と、
    上記ゲート電極および上記ロコスをマスクとして第1導電型の不純物のイオン注入を行って、上記ソース拡散領域、ドレイン拡散領域を形成する工程とを含むことを特徴とする横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法。
  8. 請求項1に記載の横型二重拡散型MOSトランジスタを作製する横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法であって、
    上記第2導電型の半導体層の表面に上記ロコスを形成する工程と、
    上記第1ゲート絶縁膜と上記第2ゲート絶縁膜とに加えて、上記ロコスの外側に上記第1ゲート絶縁膜と同じ厚みを有する第3ゲート絶縁膜を含むように上記ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    上記ロコスおよび上記第2ゲート絶縁膜をマスクとして、上記第2導電型の半導体層の表面のうち上記第1ゲート絶縁膜および上記第3ゲート絶縁膜の直下に相当する領域に第1導電型の不純物をイオン注入して、上記素子領域のうちの少なくとも上記主領域を形成する工程と、
    熱処理を行って、上記第1ゲート絶縁膜および上記第3ゲート絶縁膜の直下に相当する領域から上記第1導電型の不純物を合流するように横方向拡散させることによって上記素子領域のうちの上記特定領域を形成する工程と、
    上記ゲート電極を形成する工程と、
    上記ゲート電極および上記ロコスをマスクとして第1導電型の不純物のイオン注入を行って、上記ソース拡散領域、ドレイン拡散領域を形成する工程とを含むことを特徴とする横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法。
  9. 請求項8に記載の横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法において、
    上記主領域を形成するためのイオン注入のエネルギを、このイオン注入の飛程をRp、その飛程の分散をΔRp、上記第2のゲート酸化膜の膜厚をToxとしたとき、
    Rp + ΔRp < Tox
    なる関係を満たすように設定することを特徴とする横型二重拡散型MOSトランジスタの製造方法。
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