JP2008087280A - 液式筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁開口時、弁座と弁体との密接解除部分にインキタンクから適正量のインキを供給できる液式筆記具を提供する。
【解決手段】弁装置4が、前方に付勢され且つペン体3と伴に前後動可能な弁体7と、前記弁体7と密接可能な弁座63と、前記弁体7を内部に収容し且つ側壁にインキ流通孔52が貫設された弁収容筒5とを備える。弁開口時、弁体7の後退が規制される。弁体7の前端部外周面が、弁座63と密接可能なシール部71と、前記シール部71から後方に連設された小径部72と、前記小径部72から後方に連設された大径部73とを備える。弁開口時、小径部72の外面と弁収容筒5の内面との間に環状空間9を形成し、小径部72の後端をインキ流通孔52の前端より後方に位置させ、環状空間9とインキ流通孔52の前端部とを径方向に連通させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液式筆記具に関する。詳細には、ペン体とインキタンクとの間に、筆記時の筆圧によるペン体の後退によって開口する弁装置を設けた液式筆記具に関する。本発明で、「前」とはペン体側を指し、「後」とはインキタンク側を指す。
従来のこの種の液式筆記具に関して、特許文献1には、前後動可能な塗布体と、塗布体の後方にコイルスプリングの押圧力によって常時閉弁される弁機構部と、更に弁機構部の後方に塗布液を内蔵する本体容器とを備えた液体塗布具であって、筆記時の筆圧によって、前記コイルスプリングの押圧力に抗して塗布体が後方側に移動した際に、前記弁機構部が開口して本体容器の先端側から塗布液が塗布体側に供給可能となるものに於いて、弁機構部は、弁本体とその弁本体の前端に位置した弁座と、弁本体に収容されコイルスプリングよってその前端が前記弁座に押圧・密接するように設けられた弁棒とで構成され、前記弁本体の側面には所要箇所で弁本体の後端から前方に懸けて窓部が形成され、その窓部の前端面が前記弁座の後端面と略同一面上に位置して設けられたことを特徴とする液体塗布具が開示されている。また、特許文献1の段落番号0015には、窓部の前端面が前記弁座の後端面と略同一面上に位置して設けることによって、筆記を開始する際に短時間に塗布体の先端までインキが導通可能となるという記載がある。
特開2005−343097号公報
ところが、前記特許文献1の液式筆記具は、弁開口量(ペン体の後退ストローク)が大きく設定されると、弁開口時、弁座と弁棒との密接解除部分に、窓部(本願のインキ流通孔)を介して、インキタンクからの多量のインキが供給されがちである。そのため、弁開口時、塗布体(本願のペン体)に過剰のインキが供給され、外部にインキが漏出するおそれがある。一方、前記特許文献1の液式筆記具は、弁開口量が小さく設定されると、弁開口時、弁座と弁棒との密接解除部分に、迅速にインキが供給できないおそれがある。即ち、前記特許文献1の液式筆記具は、インキタンクからペン体へのインキ供給量の調節が、ペン体の後退ストロークの調節のみであるため、容易ではない。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、弁開口時のペン体へのインキ供給量を容易に調節でき、その結果、弁開口時、弁座と弁体との密接解除部分にインキタンクから適正量のインキを供給できる液式筆記具を提供しようとするものである。
本願の第1の発明は、ペン体3とインキタンク21との間に、筆記時の筆圧によるペン体3の後退によって開口する弁装置4を設け、前記弁装置4が、前方に付勢され且つペン体3と伴に前後動可能な弁体7と、前記弁体7と密接可能な弁座63と、前記弁体7を内部に収容し且つ側壁にインキ流通孔52が貫設された弁収容筒5とを備え、弁開口時、前記弁体7の後退が規制される液式筆記具であって、前記弁体7の前端部外周面が、前記弁座63と密接可能なシール部71と、前記シール部71から後方に連設された小径部72と、前記小径部72から後方に連設され且つ前記小径部72より大きい外径を有する大径部73とを備え、弁開口時、前記小径部72の外面と前記弁収容筒5の内面との間に環状空間9を形成し、前記小径部72の後端を前記インキ流通孔52の前端より後方に位置させ、前記環状空間9と前記インキ流通孔52の前端部とを径方向に連通させてなること特徴する。
前記第1の発明の液式筆記具1は、弁開口時、弁体7の大径部73の外面と弁収容筒5の内面とにより、インキタンク21から弁収容筒5の内部前方へのインキの流量が規制されると同時に、弁体7の小径部72の外面と弁収容筒5の内面との間の環状空間9とインキ流通孔52の前端部とが径方向に連通される。それにより、インキタンク21からのインキが、インキ流通孔52を通して前記環状空間9に供給され、前記環状空間9から、弁座63と弁体7のシール部71との密接解除部分に適正量のインキが供給される。その結果、ペン体3にインキが過剰に供給されて外部にインキが漏出するおそれや、ペン体3へのインキの供給不足による筆跡かすれが生じるおそれがない。前記第1の発明の液式筆記具1は、小径部72の外径または小径部72の軸方向の長さを適宜設定することにより、弁開口時のペン体3へのインキ供給量を容易に調節できる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明において、前記シール部71が前方に向かうに従い外径が小さくなる傾斜面からなり、前記小径部72が軸方向に略同じ外径部分を有する環状ストレート面からなることを特徴とする。
前記第2の発明の液式筆記具1は、弁開口時、環状ストレート面からなる弁体7の小径部72外面と、傾斜面からなるシール部71外面とに沿ってインキが円滑にペン体3まで流れ、円滑なインキ流出性が得られる。尚、前記傾斜面は、前方に向かうに従い外径が小さくなる形状であればよく、例えば、円錐面(環状テーパ面)、凸曲面、凹曲面が挙げられる。
本願の第3の発明は、前記第1の発明または第2の発明において、弁開口時及び弁閉鎖時のいずれにおいても、前記小径部72の外面と前記弁収容筒5の内面との間に環状空間9を形成し、前記小径部72の後端を前記インキ流通孔52の前端より後方に位置させ、前記環状空間9と前記インキ流通孔52の前端部とを径方向に連通させてなること特徴する。
前記第3の発明の液式筆記具1は、弁閉鎖状態においても、環状空間9とインキ流通孔52とが連通しているため、弁開口時、迅速にペン体3にインキを供給することができる。
本願の第4の発明は、前記第1の発明、第2の発明または第3の発明において、前記インキ流通孔52の前端部を、前記弁収容筒5の内部に、軸方向前方且つ径方向内方に連通させてなることを特徴とする。
前記第4の発明の液式筆記具1は、インキ流通孔52の前端部が弁収容筒5の内部と径方向内方のみ連通する構成に比べ、弁開口時、弁座63と弁体7との密接解除部分に、インキ流通孔52の前端部を介して、迅速にインキを供給できる。
本願の第5の発明は、ペン体3とインキタンク21との間に、筆記時の筆圧によるペン体3の後退によって開口する弁装置4を設け、前記弁装置4が、前方に付勢され且つペン体3と伴に前後動可能な弁体7と、前記弁体7と密接可能な弁座63と、前記弁体7を内部に収容し且つ側壁にインキ流通孔52が貫設された弁収容筒5とを備え、弁開口時、前記弁体7の後退が規制される液式筆記具であって、弁開口時、前記インキ流通孔52の前端部を、弁収容筒5の内部に、軸方向前方且つ径方向内方に連通させてなることを特徴とする。
前記第5の発明の液式筆記具1は、インキ流通孔52の前端部が弁収容筒5の内部と径方向内方のみ連通する構成に比べ、弁開口時のインキ流通孔52の前端部の弁収容筒5内への開口量(即ち、弁開口時のペン体3へのインキ供給量)を容易に調節でき、その結果、弁開口時、弁座63と弁体7との密接解除部分にインキタンク21から適正量のインキを供給できる。また、前記第5の発明の液式筆記具1は、インキ流通孔52の前端部が弁収容筒5の内部と径方向内方のみ連通する構成に比べ、弁開口時、弁座63と弁体7との密接解除部分にインキ流通孔52の前端部を介して迅速にインキを供給できる。
本発明の液式筆記具によれば、弁開口時、弁座と弁体との密接解除部分にインキタンクから適正量のインキを供給できる。
図1乃至図4に本発明・液式筆記具1の実施の形態を示す。
本実施の形態は、内部にインキを直に貯溜可能なインキタンク21を備えた本体2と、前記本体2の前端開口部に前後動可能に取り付けられるペン体3と、前記ペン体3とインキタンク21との間に配置される弁装置4とからなる。
前記本体2は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底円筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記本体2の前端開口部には弁装置4が設けられ、前記弁装置4の後方の本体2内には、インキを直に貯溜可能なインキタンク21が形成される。また、前記インキタンク21内には、インキ成分の沈降分離を解消するために、球状の攪拌部材22が収容される。
前記ペン体3は、多孔質含浸体よりなる。前記多孔質含浸体は、インキを含浸可能な連続気孔を有する部材であり、例えば、繊維束の樹脂加工体、繊維束の熱融着加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体、合成樹脂の連続気泡体等が挙げられる。前記ペン体3は、研削により、前端部がチゼル形状または砲弾形状となり、前部が太径部となり、後部が太径部より小さい外径を有する細径部となる。本実施の形態では、ポリエステル繊維またはアクリル繊維の樹脂加工体が採用される。
・弁装置
前記弁装置4は、弁体7と、前記弁体7が密接可能な弁座部材6と、前記弁体7を前方に付勢する弾発体8と、前記弁体7、前記弁座部材6及び前記弾発体8を収容する弁収容筒5とからなる。
・弁収容筒
前記弁収容筒5は、有底円筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記弁収容筒5は、後部が本体2の前端開口部に圧入固着され、前部が本体2の前端より前方に突出される。前記弁収容筒5の前部と後部との間の外面には鍔部51が径方向外方に突設され、該鍔部51が本体2の前端に当接される。前記弁収容筒5の後部側壁には、複数(具体的には3個)のインキ流通孔52が貫設され、該インキ流通孔52によりインキタンク21内と弁収容筒5内とがインキ流通可能に連通される。前記弁収容筒5の底壁の軸心にはガイド孔53(具体的には横断面四角形状の孔)が軸方向に貫設され、該ガイド孔53に弁体7の後部が軸方向に摺動可能に挿入される。前記弁収容筒5の底壁に、弾発体8の後端が係止される。さらに、前記弁収容筒5の底壁に、弁装置4の開口時、弁体7の第2の段部77が当接して弁体7の後退が規制される。
前記弁収容筒5のインキ流通孔52を有する側壁の内径は、前記弁収容筒5のインキ流通孔52より前方の内径より大きく設定される。それにより、前記弁収容筒5のインキ流通孔52を有する側壁内面と、前記弁収容筒5のインキ流通孔52より前方の内面との間に段部が形成される。そして、前記段部と弁座部材6の後端との間に、軸方向の隙間が形成される。即ち、前記インキ流通孔52の前端は、弁座63の後方に位置される。
・弁座部材
前記弁座部材6は、円筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレンまたはポリエチレン)の射出成形により得られる。前記弁座部材6は、前記弁収容筒5の前端開口部に圧入固着される。前記弁座部材6の前端部外面には、径方向外方に突出する鍔部61が一体に形成され、前記鍔部61が弁収容筒5の前端に当接される。前記弁座部材6の内面には、軸方向に延びる複数本(具体的には6本)のリブ62が一体に形成され、前記リブ62とペン体3の外面とが軸方向に摺接する。また、前記リブ62の相互間に、外気をインキタンク21内に取り込むための空気通路が形成される。前記弁座部材6の後端部内面には、環状の弁座63が一体に形成され、前記弁座63に、前方に付勢された弁体7のシール部71が密接され、弁装置4が閉鎖される。前記弁体7のシール部71が密接される弁座63の座面は、後方に向かうに従い内径が大きくなる傾斜面(具体的には円錐面)となっている。
・弁体
前記弁体7は、棒状体であり、合成樹脂(例えばポリエチレンまたはポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記弁体7の前端部外面には、前方に向かって外径が小さくなる傾斜面(具体的には凸曲面状)からなるシール部71と、前記シール部71から後方に連設される環状ストレート面からなる小径部72と、前記小径部72から後方に連設され、前記小径部72より大きい外径を有する大径部73とが一体に形成される。
前記弁体7の前端部軸心には、前方に開口する前端孔74が形成される。前記前端孔74の内面には、軸方向に延びる複数本(具体的には4本)のリブ75が一体に形成される。前記前端孔74にペン体3の後端部が圧入され、前記リブ75がペン体3の後端部外面に圧接される。その結果、前記前端孔74にペン体3の後端部が取り付けられる。
前記弁体7の大径部73より後方の外面には、第1の段部76が一体に形成され、前記第1の段部76に弾発体8の前端が係止される。前記第1の段部76の後方には、第2の段部77が一体に形成される。前記第2の段部77が、弁開口時、弁収容筒5の底壁と当接し、弁体7の後退が規制され、それにより、弁開口量が適正に維持される。本実施の形態では、弁体7の軸方向の移動可能量(ペン体の後退ストローク)は、0.4mm〜1.0mmに設定される。
本実施の形態の液式筆記具1は、弁装置4の閉鎖状態及び開口状態(即ち弁閉鎖時及び弁開口時)において、前記小径部72の外面と前記弁収容筒5の内面との間に、環状空間9が形成され、前記小径部72の後端(即ち大径部73の前端)が、インキ流通孔52の前端よりも後方に位置され、前記環状空間9と前記インキ流通孔52の前端部とが径方向に連通される。それにより、弁装置4の開口時、環状空間9がインキ流通孔52と連通し、インキタンク21内のインキの適正量が、インキ流通孔52及び環状空間9を通って、弁装置4の弁座63とシール部71との密接解除部分に供給される。その結果、筆記時(弁開口時)、ペン体3に適正量のインキが供給され、外部にインキが漏出したり、筆跡がかすれたりするおそれがない。尚、本実施の形態の液式筆記具1において、前記大径部73の外面と前記弁収容筒5の内面との間には、前記小径部72の外面と前記弁収容筒5の内面との間の隙間(環状空間9)より小さい隙間が形成される。
また、本実施の形態の液式筆記具1は、前記シール部71が前方に向かうに従い外径が小さくなる傾斜面からなり、前記小径部72が軸方向に略同じ外径部分を有する環状ストレート面からなる。それにより、弁開口時、環状ストレート面からなる弁体7の小径部72外面と、傾斜面からなるシール部71外面とに沿ってインキが迅速且つ円滑にペン体3まで流れ、円滑なインキ流出性が得られる。
また、本実施の形態の液式筆記具1は、インキ流通孔52の前端が弁座63の後方に位置し、且つ、インキ流通孔52の前端が小径部72の後端よりも前方に位置される。その結果、インキ流通孔52の前端部が、軸方向前方且径方向内方に開口し、弁収容筒5内の弁座63近傍と連通される(図4参照・図4の矢印はインキ流通孔52の前端部の開口方向を示す)。本実施の形態の液式筆記具1は、前記小径部72の外径、及び小径部72の後端とインキ流通孔52の前端との距離を適宜設定することにより、ペン体3へのインキ供給量を適正なものに容易に調節できる。それにより、弁開口時、弁座63と弁体7との密接解除部分にインキタンク21から適正量のインキを供給できる。また、本実施の形態の液式筆記具1は、インキ流通孔52の前端部が径方向内方のみ開口する構成に比べ、弁開口時、弁座63と弁体7のシール部71との密接解除部分にインキ流通孔52の前端部を介して迅速にインキを供給できる。
・弾発体
前記弾発体8は、ステンレス鋼製線材よりなる圧縮コイルスプリングである。前記弾発体8は、前端が弁体7の第1の段部76に係止されるとともに、後端が弁収容筒5の底壁に係止され、それにより、弁体7を常時前方に付勢している。前記弾発体8は、筆記時の筆圧で後退可能なように弾発力が設定される。
・インキ
本実施の形態において、インキタンク21内に貯溜されるインキは、粘度が5mPa・s〜15mPa・s(25℃)であり、表面張力が25mN/m〜45mN/m(25℃)であり、着色剤の粒径が1μm〜4μmである。
・作用
本実施の形態の液式筆記具1を用いて、ペン体3を下向きし筆記すると、筆圧によりペン体3が弾発体8の前方付勢に抗して後退するとともに、前記ペン体3の後退に伴い弁体7が後退し、それにより、弁体7のシール部71と弁座63とが離間し、弁装置4が開口する。このとき、弁体7の第2の段部77と弁収容筒5の底壁とが当接し、弁体7の後退が規制され、弁体7のシール部71と弁座63との間に所定量のインキ流通間隙が形成される。前記インキ流通間隙には、インキタンク21から、インキ流通孔52及び環状空間9を通して適正量のインキが供給される。したがって、弁開口時、前記インキ流出間隙からペン体3に適正量のインキが供給され、外部にインキが漏出するおそれや、筆跡にかすれが生じるおそれがない。
また、筆記を終了し、ペン体3の後方への押圧を解除すると、弾発体8の前方付勢により弁体7が前進し、該弁体7のシール部71が弁座63に密接し、弁装置4が閉鎖される。それにより、インキタンク21からペン体3へのインキ供給が完全に停止される。
本発明の実施の形態の非筆記状態(弁装置の閉鎖状態)を示す要部縦断面図である。 (a)が図1のA−A矢視断面図である。(b)が図1のB−B矢視断面図である。(c)が図1のC−C矢視断面図である。 図1の実施の形態の筆記状態(弁装置の開口状態)を示す要部縦断面図である。 図3のP部拡大図である。
符号の説明
1 液式筆記具
2 本体
21 インキタンク
22 攪拌部材
3 ペン体
4 弁装置
5 弁収容筒
51 鍔部
52 インキ流通孔
53 ガイド孔
6 弁座部材
61 鍔部
62 リブ
63 弁座
7 弁体
71 シール部
72 小径部
73 大径部
74 前端孔
75 リブ
76 第1の段部
77 第2の段部
8 弾発体
9 環状空間

Claims (5)

  1. ペン体とインキタンクとの間に、筆記時の筆圧によるペン体の後退によって開口する弁装置を設け、前記弁装置が、前方に付勢され且つペン体と伴に前後動可能な弁体と、前記弁体と密接可能な弁座と、前記弁体を内部に収容し且つ側壁にインキ流通孔が貫設された弁収容筒とを備え、弁開口時、前記弁体の後退が規制される液式筆記具であって、
    前記弁体の前端部外周面が、前記弁座と密接可能なシール部と、前記シール部から後方に連設された小径部と、前記小径部から後方に連設され且つ前記小径部より大きい外径を有する大径部とを備え、弁開口時、前記小径部の外面と前記弁収容筒の内面との間に環状空間を形成し、前記小径部の後端を前記インキ流通孔の前端より後方に位置させ、前記環状空間と前記インキ流通孔の前端部とを径方向に連通させてなること特徴する液式筆記具。
  2. 前記シール部が前方に向かうに従い外径が小さくなる傾斜面からなり、前記小径部が軸方向に略同じ外径部分を有する環状ストレート面からなる請求項1記載の液式筆記具。
  3. 弁開口時及び弁閉鎖時のいずれにおいても、前記小径部の外面と前記弁収容筒の内面との間に環状空間を形成し、前記小径部の後端を前記インキ流通孔の前端より後方に位置させ、前記環状空間と前記インキ流通孔の前端部とを径方向に連通させてなる請求項1または2記載の液式筆記具。
  4. 前記インキ流通孔の前端部を、前記弁収容筒の内部に、軸方向前方且つ径方向内方に連通させてなる請求項1,2または3記載の液式筆記具。
  5. ペン体とインキタンクとの間に、筆記時の筆圧によるペン体の後退によって開口する弁装置を設け、前記弁装置が、前方に付勢され且つペン体と伴に前後動可能な弁体と、前記弁体と密接可能な弁座と、前記弁体を内部に収容し且つ側壁にインキ流通孔が貫設された弁収容筒とを備え、弁開口時、前記弁体の後退が規制される液式筆記具であって、
    弁開口時、前記インキ流通孔の前端部を、弁収容筒の内部に、軸方向前方且つ径方向内方に連通させてなることを特徴とする液式筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102825947A (zh) * 2011-06-17 2012-12-19 厦门市绿科达环保科技有限公司 一种负压出墨可换墨液环保水性粉笔

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