JP2008087281A - 液式筆記具 - Google Patents

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秀之 田中
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Abstract

【課題】部品数を減少させ、安価に液式筆記具を提供する。
【解決手段】本体2の前端部に前後動可能に設けたペン体3と、本体2内に設けられ、インキを直に貯溜するインキタンク21と、ペン体3と前記インキタンク21との間の本体2内に配置され、筆記時の筆圧によるペン体3の後退によって開口する弁装置4とを備える。弁装置4が、ペン体3と伴に前後動可能な弁体7と、弁体7を前方に付勢する弾発体8と、弁体7と密接可能な弁座63と、前記弁体7、前記弾発体8及び前記弁座63を内部に収容し且つ本体2の前端開口部内面に固着される弁収容筒5とを備える。弁収容筒5の前端開口部内面に筒状の弁座部材6を固着する。弁座部材6の内面に、弁座63と、ペン体3の外面を摺動可能に保持する摺動部62とを合成樹脂により一体に形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液式筆記具に関する。詳細には、ペン体とインキタンクとの間に、筆記時の筆圧によるペン体の後退によって開口する弁装置を設けた液式筆記具に関する。本発明で、「前」とはペン体側を指し、「後」とはインキタンク側を指す。
従来のこの種の液式筆記具に関して、特許文献1には、「前後動可能な塗布体と、塗布体の後方にコイルスプリングの押圧力によって常時閉弁される弁機構部と、更に弁機構部の後方に塗布液を内蔵する本体容器とを備えた液体塗布具であって、筆記時の筆圧によって、前記コイルスプリングの押圧力に抗して塗布体が後方側に移動した際に、前記弁機構部が開口して本体容器の先端側から塗布液が塗布体側に供給可能となる液体塗布具」が開示されている。
また、前記特許文献1には、「弁機構部3が、弁本体3a、弁棒4、コイルスプリング8、弁座6で構成されること」、「弁棒4が先軸2の前方から弁本体3aの内孔に挿入されること」、「先軸2は、その軸部2a後方に弁本体3aが一体に設けられること」、「シリコーンゴム等の弾性体からなるリング状の弁座6が先軸2の内段部に後端を当接させた状態で装着されること」、「コイルスプリング8が、弁本体の後端に形成された壁部3bの内面側と弁棒の段部4bとの間に敷設されること」、「口先部5が先軸内孔に固着されること」、及び「弁座6が先軸の段部7cと口先部5の後端部で狭窄された状態で固定されること」が開示されている。
特開2005−343097号公報
ところが、前記特許文献1の液式筆記具は、弁機構部(本願の弁装置に相当)において、弁座がシリコーンゴム等の弾性体からなり、さらに、前記弁座を固定するために、弁座と別部品の口先部を固着する構造であるため、部品コスト及び組立コストを安価に抑えることが困難である。
本発明の液式筆記具は、前記従来の問題点を解決するものであって、部品数を減少させ、安価に提供することを目的とする。
本願の第1の発明は、本体2の前端部に前後動可能に設けたペン体3と、本体2内に設けられ、インキを直に貯溜するインキタンク21と、前記ペン体3と前記インキタンク21との間の本体2内に配置され、筆記時の筆圧によるペン体3の後退によって開口する弁装置4とを備え、前記弁装置4が、ペン体3と伴に前後動可能な弁体7と、前記弁体7を前方に付勢する弾発体8と、前記弁体7と密接可能な弁座63と、前記弁体7、前記弾発体8及び前記弁座63を内部に収容し且つ本体2の前端開口部内面に固着される弁収容筒5とを備えた液式筆記具であって、前記弁収容筒5の前端開口部内面に筒状の弁座部材6を固着し、前記弁座部材6の内面に、前記弁座63と、前記ペン体3の外面を摺動可能に保持する摺動部62とを合成樹脂により一体に形成したことを特徴とする。
前記第1の発明の液式筆記具1は、部品数を減少させることができ、それにより、部品コストの削減が可能になるとともに、組立工程の簡素化により組立コストの削減が可能になり、その結果、安価に提供できる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明において、前記弁座部材6の弁座63の位置する箇所の外面と、前記弁収容筒5の内面との間に環状の隙間9を形成したことを特徴とする。
前記第2の発明の液式筆記具1は、弁座部材6の弁座63の位置する箇所の外面と、弁収容筒5の内面との間を、非固着状態に維持でき、弁収容筒5の内面と弁座部材6の外面との固着により弁座63の内面の形状が変形することを回避できる。その結果、弁座部材6を弁収容筒5の内面に固着した後においても、弁座63の内面の形状を適正なものに維持でき、弁座63と弁体7とのシール性が阻害されることがない。
本発明の液式筆記具によれば、部品数が減少し、安価に提供できる。
図1乃至図5に本発明・液式筆記具1の実施の形態を示す。
本実施の形態は、内部にインキを直に貯溜可能なインキタンク21を備えた本体2と、前記本体2の前端開口部に前後動可能に取り付けられるペン体3と、前記ペン体3とインキタンク21との間に配置される弁装置4とからなる。
前記本体2は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底円筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記本体2の前端開口部には弁装置4が設けられ、前記弁装置4の後方の本体2内には、インキを直に貯溜可能なインキタンク21が形成される。また、前記インキタンク21内には、インキ成分の沈降分離を解消するために、球状の攪拌部材22が収容される。
前記ペン体3は、多孔質含浸体よりなる。前記多孔質含浸体は、インキを含浸可能な連続気孔を有する部材であり、例えば、繊維束の樹脂加工体、繊維束の熱融着加工体、フェルトの樹脂加工体、フェルトのニードルパンチ加工体、合成樹脂の連続気泡体等が挙げられる。前記ペン体3は、研削により、前端部がチゼル形状または砲弾形状となり、前部が太径部となり、後部が細径部となる。本実施の形態では、ポリエステル繊維またはアクリル繊維の樹脂加工体が採用される。
・弁装置
前記弁装置4は、弁体7と、前記弁体7が密接可能な弁座部材6と、前記弁体7を前方に付勢する弾発体8と、前記弁体7、前記弁座部材6及び前記弾発体8を収容する弁収容筒5とからなる。
・弁収容筒
前記弁収容筒5は、有底円筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記弁収容筒5は、後部が本体2の前端開口部に圧入固着され、前部が本体2の前端より前方に突出される。前記弁収容筒5の前部と後部との間の外面には鍔部51が径方向外方に突設され、該鍔部51が本体2の前端に当接される。前記弁収容筒5の後部側壁には、複数(具体的には3個)のインキ流通孔52が貫設され、該インキ流通孔52によりインキタンク21内と弁収容筒5内とがインキ流通可能に連通される。前記弁収容筒5の底壁の軸心にはガイド孔53(具体的には横断面四角形状の孔)が軸方向に貫設され、該ガイド孔53に弁体7の後部が軸方向に摺動可能に挿入される。前記弁収容筒5の底壁に、弾発体8の後端が係止される。さらに、前記弁収容筒5の底壁に、弁装置4の開口時、弁体7の第2の段部77が当接して弁体7の後退が規制される。
・弁座部材
前記弁座部材6は、円筒体であり、合成樹脂(例えばポリプロピレンまたはポリエチレン)の射出成形により得られる。前記弁座部材6は、前記弁収容筒5の前端開口部に圧入固着される。前記弁座部材6の前端部外面には、径方向外方に突出する鍔部61が一体に形成され、前記鍔部61が弁収容筒5の前端に当接される。前記弁座部材6の内面には、軸方向に延びる複数本(具体的には6本)のリブ62(摺動部)が一体に形成され、前記リブ62とペン体3の外面とが軸方向に摺接する。また、前記リブ62の相互間に、外気をインキタンク21内に取り込むための空気通路が形成される。前記弁座部材6の後端部内面には、環状の弁座63が一体に形成され、前記弁座63に、前方に付勢された弁体7のシール部71が密接され、弁装置4が閉鎖される。前記弁体7のシール部71が密接される弁座63の座面は、後方に向かうに従い内径が大きくなる傾斜面(具体的には円錐面)となっている。
・弁体
前記弁体7は、棒状体であり、合成樹脂(例えばポリエチレンまたはポリプロピレン)の射出成形により得られる。前記弁体7の前端部外面には、前方に向かって外径が小さくなる傾斜面(具体的には凸曲面)からなるシール部71と、前記シール部71から後方に連設される環状ストレート面からなる小径部72と、前記小径部72から後方に連設され、前記小径部72より大きい外径を有する大径部73とが一体に形成される。
前記弁体7の前端部軸心には、前方に開口する前端孔74が形成される。前記前端孔74の内面には、軸方向に延びる複数本(具体的には4本)のリブ75が一体に形成される。前記前端孔74にペン体3の後端部が圧入され、前記リブ75がペン体3の後端部外面に圧接される。その結果、前記前端孔74にペン体3の後端部が取り付けられる。
前記弁体7の大径部73より後方の外面には、第1の段部76が一体に形成され、前記第1の段部76に弾発体8の前端が係止される。前記第1の段部76の後方には、第2の段部77が一体に形成される。前記第2の段部77が、弁開口時、弁収容筒5の底壁と当接し、弁体7の後退が規制され、それにより、弁開口量が適正に維持される。本実施の形態では、弁体7の軸方向の移動可能量(ペン体の後退ストローク)は、0.4mm〜1.0mmに設定される。
本実施の形態の液式筆記具1は、前記弁座部材6の内面に、前記弁座63と、前記ペン体3の外面を摺動可能に保持するリブ62(摺動部)とを合成樹脂により一体に形成したことにより、部品数を減少させることができ、それにより、部品コストの削減が可能になるとともに、組立工程の簡素化により組立コストの削減が可能になり、その結果、安価に提供できる。
本実施の形態の液式筆記具1は、弁座部材6の弁座63より前方の外面と、弁収容筒5の内面とが圧入固着され、弁座部材6の弁座63の位置する箇所の外面と、弁収容筒5の内面との間に環状の隙間9が形成される。それにより、弁座部材6の弁座63の位置する箇所の外面と、弁収容筒5の内面との間を、非固着状態に維持でき、弁収容筒5の内面と弁座部材6の外面との固着により弁座63の内面の形状が変形することを回避できる。その結果、弁座部材6を弁収容筒5の内面に固着した後においても、弁座63の内面の形状を適正なものに維持でき、弁座63と弁体7とのシール性が阻害されることがない。
・弾発体
前記弾発体8は、ステンレス鋼製線材よりなる圧縮コイルスプリングである。前記弾発体8は、前端が弁体7の第1の段部76に係止されるとともに、後端が弁収容筒5の底壁に係止され、それにより、弁体7を常時前方に付勢している。前記弾発体8は、筆記時の筆圧で後退可能なように弾発力が設定される。
・インキ
本実施の形態において、インキタンク21内に貯溜されるインキは、粘度が5mPa・s〜15mPa・s(25℃)であり、表面張力が25mN/m〜45mN/m(25℃)であり、着色剤の粒径が1μm〜4μmである。
・作用
本実施の形態の液式筆記具1を用いて、ペン体3を下向きし筆記すると、筆圧によりペン体3が弾発体8の前方付勢に抗して後退するとともに、前記ペン体3の後退に伴い弁体7が後退し、それにより、弁体7のシール部71と弁座63とが離間し、弁装置4が開口する。このとき、弁体7の第2の段部77と弁収容筒5の底壁とが当接し、弁体7の後退が規制され、弁体7のシール部71と弁座63との間に所定量のインキ流通間隙が形成される。前記インキ流通間隙には、インキタンク21からインキ流通孔52を通してインキが供給される。
また、筆記を終了し、ペン体3の後方への押圧を解除すると、弾発体8の前方付勢により弁体7が前進し、該弁体7のシール部71が弁座63に密接し、弁装置4が閉鎖される。それにより、インキタンク21からペン体3へのインキ供給が完全に停止される。
本発明の実施の形態の非筆記状態(弁装置の閉鎖状態)を示す要部縦断面図である。 (a)が図1のA−A矢視断面図である。(b)が図1のB−B矢視断面図である。(c)が図1のC−C矢視断面図である。 図1のP部拡大図である。 図1の実施の形態の筆記状態(弁装置の開口状態)を示す要部縦断面図である。 図4のD−D矢視断面図である。
符号の説明
1 液式筆記具
2 本体
21 インキタンク
22 攪拌部材
3 ペン体
4 弁装置
5 弁収容筒
51 鍔部
52 インキ流通孔
53 ガイド孔
6 弁座部材
61 鍔部
62 リブ(摺動部)
63 弁座
7 弁体
71 シール部
72 小径部
73 大径部
74 前端孔
75 リブ
76 第1の段部
77 第2の段部
8 弾発体
9 環状の隙間

Claims (2)

  1. 本体の前端部に前後動可能に設けたペン体と、本体内に設けられ、インキを直に貯溜するインキタンクと、前記ペン体と前記インキタンクとの間の本体内に配置され、筆記時の筆圧によるペン体の後退によって開口する弁装置とを備え、前記弁装置が、ペン体と伴に前後動可能な弁体と、前記弁体を前方に付勢する弾発体と、前記弁体と密接可能な弁座と、前記弁体、前記弾発体及び前記弁座を内部に収容し且つ本体の前端開口部内面に固着される弁収容筒とを備えた液式筆記具であって、
    前記弁収容筒の前端開口部内面に筒状の弁座部材を固着し、前記弁座部材の内面に、前記弁座と、前記ペン体の外面を摺動可能に保持する摺動部とを合成樹脂により一体に形成したことを特徴とする液式筆記具。
  2. 前記弁座部材の弁座の位置する箇所の外面と、前記弁収容筒の内面との間に環状の隙間を形成した請求項1記載の液式筆記具。
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