JP2008079751A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 掃除機本体から吸込口体あるいは連通管の電源部に供給する電圧波形を利用して制御部に制御信号を送ることができ、しかも制御信号の伝達を確実に行うことができる電気掃除機を提供すること。
【解決手段】 吸込口体5には、回転清掃体18を回転させる吸込口モータ13が設けられている。吸込口モータ13は、吸込口電源部48を電源として動作し、手元操作管12の操作ボタン11によって動作が指示される。吸込口電源部48には、掃除機本体1から電力線14、16を介して電圧が供給させる。吸込口電源部48に供給される電圧の波形は、操作ボタン11の操作に応じて本体制御装置30によって制御され、この制御された電圧波形に応じて吸込口制御部50が吸込口モータ13を制御する。本体制御装置30は、操作ボタン11の操作が行われると、電圧波形を所定期間ゼロ電圧波形とした後に操作に応じた電圧波形とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、吸込口体あるいは連通管に、掃除機本体から電源が供給される動作部とその動作部を制御する制御装置とを備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機として、例えば特許文献1に記載された電気掃除機が知られている。この電気掃除機は、例えばホースに、このホース内の2本の配線を介して掃除機本体から電源が供給される手元回路部が設けられている。手元回路部は、表示や報知などの出力を行う出力手段を備えている。一方、掃除機本体には、ゴミ量検出手段とこのゴミ量検出手段が検出したゴミ量に応じた本体情報を配線に出力する信号送信手段とが設けられている。
そして、ゴミ量に応じて電源電圧を例えば位相制御することによって本体情報を手元回路部に送信する。手元回路部は、本体情報に基づいて位相制御された電源電圧波形を検出して、その検出結果を出力手段に出力し、出力手段は本体情報を表示あるいは報知する。この電気掃除機によれば、ホースの配線を増やすことなく手元回路部への電源供給と信号の送信とを行うことができる。
特開2001−104226号公報
ところで、ホース内の配線には各種ノイズが重畳される。上記特許文献1に記載された電気掃除機においても、掃除機本体から手元回路部に本体情報を送るための電源電圧波形にノイズが重畳され、このノイズが掃除機本体から手元回路部への本体情報の伝達に悪影響を与えるおそれがある。そして、掃除機本体からの本体情報を手元回路部で表示等するために、手元回路部は本体情報に基づいた電源電圧波形を常時検出しているものであるから、それだけノイズが重畳された電源電圧波形を検出しやすい。このため、手元回路部が、掃除機本体で位相制御された電源電圧波形をこれとは異なる波形であると誤検出しやすいという問題がある。特に、電源を供給するという機能を達成しつつ、電源電圧波形を制御して本体情報を伝達するという状況下においては、限られた範囲でしか電源電圧波形を変更することができないから、わずかなノイズでも誤検出につながるおそれがある。
そこで、本発明は上記課題を解決し、掃除機本体から吸込口体等への電源電圧波形を吸込口体等に設けられた動作部への指示信号として利用することができ、しかも確実に指示信号の伝達が行える電気掃除機を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、電動送風機を備えた掃除機本体と、この掃除機本体に接続され電力線が配設された連通管と、この連通管に接続され前記電動送風機の動作により塵埃を吸い込む吸込口体と、この吸込口体に設けられるとともに電力線を介して掃除機本体から電圧が印加される電源部と、吸込口体に設けられ電源部により動作する動作部とを有し、掃除機本体に、電源部への電圧の印加を所定期間停止した後に、電源部に印加する電圧波形を前記動作部への指示信号となる電圧波形とする本体制御装置を設け、吸込口体に、指示信号に基づいて動作部を制御する制御装置を設けたものである。
本発明によれば、掃除機本体から吸込口体に電源を供給するために電力線に印加される電源電圧波形を利用して本体制御装置から制御装置に指示信号を送ることができ、さらに制御装置による指示信号の検出精度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
はじめに、図1、図2および図3を用いて、電気掃除機の構成を説明する。電気掃除機は、掃除機本体1と、この掃除機本体1に形成された吸込口2に一端が着脱可能に接続されるホース3と、このホース3の他端に一端が着脱可能に接続される延長管4と、この延長管4の他端に着脱可能に接続される吸込口本体5とからなる。ホース3と延長管4とで連通管6が構成される。
掃除機本体1は、電動送風機7、吸込口2を介してホース3と連通する集塵部としての集塵袋8を内部に設け、電動送風機7の吸気風が集塵袋8内を通過することでこの集塵袋8で塵埃を分離し集塵するようになっている。さらに、本体1の前側下面には旋回自在な旋回輪(図示せず)を、本体1の後側側面には大径の一対の従動後輪9(一方のみ図示)をそれぞれ設けている。
ホース3は、伸縮自在で湾曲可能な略円筒状からなるもので、ハンドル10および電動送風機7の入力等を設定する操作ボタン11を備えた手元操作管12(手元操作部)を有している。この操作ボタン11は、電動送風機7、吸込口体5に設けられた動作部としての吸込口モータ13の電源スイッチを兼ね、この電動送風機7、吸込口モータ13をそれぞれ異なる駆動状態にする複数種類の運転モードを選択することができるように構成されている。具体的には、図中に示すように、ホース3から延長管4の方向に向けて、電動送風機7の停止設定用の操作ボタン11a、電動送風機7の強入力/弱入力の運転設定用の操作ボタン11b、吸込口モータ13の正転/反転/停止の運転設定用の操作ボタン11cが一列に順次並んで配設されている。
また、ホース3には、電動送風機7の電源例えば交流電源と吸込口体5とを接続するための一対の電力線14が設けられている。さらに、ホース3には、掃除機本体1に設けられた後述する本体制御部と手元操作部12とを接続する一対の信号線15が設けられている。信号線15の1本は電力線14を共用している。そして、これら電力線14と信号線15とは、ホースの3の一端から他端にわたって配設されている。
延長管4は大径管4aとこの大径管4a内に挿入される小径管4bからなり、小径管4bを大径管4aに対してスライドさせることで延長管4全体を伸縮可能にしている。これら大径管4aと小径管4bとには一対の電力線16が設けられ、この電力線16はホース3に設けられた電力線14と接続されている。
次に、吸込口体5の構成について詳述する。吸込口体5は、この延長管4の先端に着脱可能に取り付けられるもので、被掃除面上の塵埃を吸い込む吸込開口5aを設けている。図2は、吸込口体5の構成を掃除面(底面)側から見た様子を示す平面図である。図2に示すように、吸込口体5には吸込口モータ13が配設されており、この吸込口モータ13の回転は、動力伝達機構17により回転清掃体18に伝達されるようになっている。吸込口体5の掃除面(底面)側には、吸込口モータ13の安全スイッチとして機能する掃除面スイッチ19が配設されている。また、図1に示すように、吸込口体5の上面には集塵袋8の集塵量を報知する動作部としての報知部20が設けられている。なお、吸込口体5内には、吸込口体制御装置60を実装した吸込口回路基板21が組み込まれている。
次に、掃除機本体1に内蔵された本体制御装置30、吸込口体5に内蔵された吸込口制御装置60を含む回路構成を図3に基づいて説明する。31は商用交流電源で、本体制御装置30において、制御信号で駆動されるスイッチング素子、例えば、双方向性サイリスタ32、電流ヒューズ33、および電動送風機7の一部を構成し交流電源で駆動される整流子モータ(以下、単にモータという)34に直列に接続されている。
電動送風機7は、主にモータ34とこのモータ34で回転されるファン35とから構成されている。モータ34は、例えば、ブラシ(図示せず)と、このブラシに摺動する整流子を備えた電機子34aと界磁巻線34b,34cとから構成されるユニバーサルモータである。ファン35はモータ34の回転軸に接続された遠心型ファンであり、モータ34によりファン35が回転すると、塵埃を含んだ空気が吸込口体5から延長管4、ホース3を介して掃除機本体1に吸い込まれる。36はゼロクロス検出部で、モータ34に印加する交流電源電圧のゼロクロスポイントを検出する。
また、37は本体制御装置30の一部を構成する本体制御部で、そのI/O部38には、手元操作管12に接続された信号線15が接続され、手元操作管12からは指示信号等がI/O部38に入力される。そして、本体制御部37は、商用交流電源31のゼロクロスタイミングの取込み、手元操作管からの指示信号等の取込みを行うとともに、双方向性サイリスタ32、および電力線14に接続された双方向性サイリスタ39の制御端子にトリガとなる制御信号を出力するようになっている。
また、手元操作管12の各操作ボタン11a〜11cとそれぞれ直列に設けられた抵抗部品12a〜12cは、それぞれ異なる抵抗値となっており、本体電源部40の出力電圧の分圧値を操作ボタン11の操作状態に応じて変化させるための回路構成(電圧可変回路)をなしている。そして、操作ボタン11の操作状態に応じて変動する分圧値を、本体制御部37が周期的に読み取る。
本体制御部37は、主に、中央処理部41、メモリ42、前述したI/O部38、およびタイマ43などから構成される。メモリ42は、中央処理部41が実行する制御プログラム、ならびに必要な定数などのデータが予め記憶しており、また、中央処理部41の演算データなどを一時記憶しておくデータ記憶領域ならびに作業領域として使用される。
44は電動送風機7に流れる電流を検出する電流検出部で、この電流検出部44の出力は本体制御部37に入力される。本体制御部37は、電流検出部44の出力に応じて双方向性サイリスタ39を制御する。これにより、集塵袋8の集塵量に関する情報が吸込口体5に送られる。
次に、吸込口体5に設けられた吸込口制御装置60の構成を説明する。商用交流電源31に、制御信号で駆動されるスイッチング素子、例えば、双方向性サイリスタ39を介して、電源部としての吸込口電源部48が接続されている。この双方向性サイリスタ39に対する制御信号の出力タイミングは、前述したように本体制御部37が制御する。吸込口電源部48は、電力線16に接続される整流部48a、降圧部48b、定電圧部48cなどから構成されている。整流部48aは例えばダイオードから構成され、定電圧部48cは例えば電解コンデンサから構成されている。整流部48aには、トランジスタ等の4つのスイッチング素子49a〜49dから構成されるブリッジ回路49が接続され、さらに、このブリッジ回路49に吸込口モータ13が接続されている。スイッチング素子49a〜49dは、吸込口電源部48と吸込口モータ13との間に設けられたスイッチング手段としても機能する。また、吸込口電源部48は、制御部としての吸込口制御部50の電源としても機能する。
吸込口制御部50は、主に、メモリ51、中央処理部52、I/O部(図示せず)、およびタイマ53から構成され、例えばマイコンを使用する。メモリ51は、吸込口体5に設けられた動作部の動作に係る制御プログラム、ならびに必要な定数などのデータが予め記憶されている。この吸込口制御部50には、電力線16に印加された電圧波形を検出する検出部としても機能する電源検出部54、および報知部20が接続される。報知部20は、制御信号でオンオフするスイッチング素子20aおよびLEDなどの発光部20bで構成される。
電源検出部54は、吸込口電源部48に供給される電圧波形を、検出信号に変換し、この検出信号を吸込口制御部50に出力する。そして、吸込口制御部50は、この検出信号に応じて、ブリッジ回路49の各スイッチング素子49a〜49dへオン、オフの制御信号を出力して、吸込口モータ13の回転速度や回転方向を制御し、さらに、スイッチング素子20aにLED制御信号を出力する。例えば、吸込口制御部50が、スイッチング素子49aと49dをオンさせた場合は、掃除面に対して吸込口体5が前方向に進むように回転(正転)し、逆に、スイッチング素子49bと49cをオンさせた場合は、掃除面に対して吸込口体5が後方向に進むように回転(反転)する。
なお、本体制御部37は、コンセントが差し込まれて商用電源から電源が供給されると双方向性サイリスタ39の制御端子に所定のタイミングで制御信号を供給して、吸込口体5の電源部48に電力を供給する。これにより、吸込口制御部50は電源が供給されて動作可能となる。
このような構成において、手元操作管12の操作ボタン11が操作されると、この操作に基づいた信号が本体制御部37に入力される。電動送風機7を動作させる旨の信号である場合には、本体制御部37から双方向性サイリスタ32の制御端子に制御信号が供給され、電動送風機7の端子間に電圧が発生して電動送風機7が駆動される。本体制御部37は、双方向性サイリスタ32の制御端子に供給される制御信号の出力タイミングを変化させれば、位相制御により電動送風機7の入力を可変できる。
また、操作ボタン11が操作されて、吸込口体5の動作部である吸込口モータ13を動作させる旨の信号が本体制御部37に入力されると、本体制御部37は、図4(b)に示すように、双方向性サイリスタ39の制御端子への制御信号を商用交流電源波形の半周期より長い所定期間、例えば、商用交流電源の3周期の間停止させる。換言すれば、本体制御部37は、電源検出部54に対して所定期間ゼロ電圧波形を送る。これにより、吸込口電源部48への電圧の印加が所定期間停止されて吸込口体5への電源供給が一旦停止される。その後、本体制御部37は、操作ボタン11の操作に応じて予め定められた同図に示すタイミング(オフ時間)taで、双方向性サイリスタ39に対して制御信号を出力する。双方向性サイリスタ39は電源電圧が反転する近傍まで導通するので、吸込口体端子の間すなわち電力線16には図4の(c)に示す電圧が発生する。
電源検出部54は、図4の(c)の電圧を、図4の(d)に示す吸込口電源の検出信号に変換し、吸込口制御部50に入力する。吸込口制御部50は、この検出信号のLow時間を測定し、このLow時間が予め設定された時間tz以上の場合は、出力停止区間として認識する。そして、吸込口制御部50は、この出力停止区間後に検出信号がHighとなった直後のLow時間tb(以下、出力停止期間直後のLow時間tbという)を1回または複数回測定し、本体制御部37からの指示信号を認識する。この実施の形態の電源検出部54は、吸込口体5への電源供給が停止している間、検出信号Lowを出力しつづける。また、吸込口電源部48の定電圧部48cは、吸込口体5への電源供給が停止しても、少なくとも出力停止区間よりも長い間は、吸込口制御部50が動作するように設定されている。言い換えれば、本体制御部37は、前記吸込口体への電圧の印加が停止される所定時間を、吸込口体5への電圧の印加が停止してから前記電源部の出力が設定値すなわち吸込口制御部50を構成するマイクロコンピュータの動作が保証される電圧値になるまでの時間よりも短くなるように設定している。したがって、吸込口制御部50は、本体制御装置30から自分自身への電源供給が停止されても、出力停止区間の判定が可能となる。
このように、本体制御部37は、手元操作管12の操作ボタン11の操作を認識すると、予め設定した時間tz以上の時間、双方向性サイリスタ39への制御信号の出力を停止して吸込口体5への電源供給を止め、その後、操作ボタン11の操作に応じて、図4(b)に示すタイミング(オフ時間)taを変化させる。吸込口制御部50は、検出信号Low時間を計測し、この測定値が予め設定した時間tz以上であると判定した場合は、出力停止期間直後のLow時間tbをタイマ51で計測し、この測定値に応じて吸込口モータ13の動作状態を変えることができる。
次に、操作ボタン11の操作に関連する具体的動作について説明する。
操作ボタン11cは、前述した通り、吸込口モータ13の正転/反転/停止の運転設定用の操作ボタンであり、本体制御部37は操作ボタン11cの操作を検出すると、双方向性サイリスタ39への制御信号の出力を一旦停止する。その後、操作ボタン11cの操作回数に応じて双方向性サイリスタ39へタイミング(オフ時間)taで制御信号を周期的に設定回数出力する。吸込口制御部50は、吸込口電源検出信号のLow時間が予め設定された時間tz以上であると、出力停止区間として認識し、その後出力停止期間直後のLow時間tbを測定する。そして、ブリッジ回路49の各スイッチング素子49a〜49dへオンオフの制御信号を出力することによって、吸込口モータ13の動作状態を決定する。例えば、操作ボタン11cが操作されるごとに、吸込口モータ13の動作は、正転、反転、停止と切替る。
この時の本体制御部37の動作を、図5 のフローチャートに基づいて説明する。本体制御部37は、ステップS1にて周期的に操作ボタン11cの操作を検出する。本体制御部37は、ステップS1にて操作ボタン11cの操作があったことを検出すると、ステップS2にて、操作ボタン11cが押された回数が3N−2回目(N=1、2、3、‥)かどうか判別する。押された回数が3N−2回目の時、ステップS3にて、本体制御部37は、出力停止区間として、双方向性サイリスタ39への制御信号を30msの間停止する。その後、ステップS4にて、双方向性サイリスタ39への制御信号をオフ時間0.5msで、周期的に5回出力する。これにより、電力線16には吸込口モータ13への指示信号となる電圧波形が印加される。引き続き、ステップS5にて、本体制御部37は、双方向性サイリスタ39へ制御信号をオフ時間ゼロで出力する。このオフ時間ゼロの制御信号の出力は、半周期毎に周期的に継続する。
または、ステップS2にて、操作ボタン11cが押された回数が3N−2回目ではない時、ステップS6へ進み、操作ボタン11cが押された回数が3N−1回目かどうか判別する。押された回数が3N−1回目の時、ステップS7にて、本体制御部37は、出力停止区間として、双方向性サイリスタ39への制御信号を30msの間停止する。その後、ステップS8にて、双方向性サイリスタ39へ制御信号をオフ時間1.0msで、周期的に5回出力する。引き続き、同様に、ステップS5にて、本体制御部37は、双方向性サイリスタ39へ制御信号を、オフ時間ゼロで出力する。このオフ時間ゼロの制御信号の出力は、半周期毎に周期的に継続する。
または、ステップS6にて、操作ボタン11cが押された回数が3N−1回目ではない時、ステップS9にて、本体制御部37は、出力停止区間として、双方向性サイリスタ39への制御信号を30msの間停止する。その後、ステップS10にて、双方向性サイリスタ39へ制御信号をオフ時間1.5msで、周期的に5回出力する。引き続き、同様に、ステップS5にて、本体制御部37は、双方向性サイリスタ39へ制御信号を、オフ時間ゼロで出力する。このオフ時間ゼロの制御信号の出力は、半周期毎に周期的に継続する。
図5に示す各操作ボタン11cに応じた双方向性サイリスタ39のオフ時間の値、本体制御部37が設定する出力停止区間の時間、吸込口制御部50の出力停止区間判定時間tzなどの各動作状態を実現するための情報は、メモリ42およびメモリ51内にあらかじめ記憶しておく。
次に、図5に対応する吸込口制御部50の動作を、図6 のフローチャートに基づいて説明する。吸込口制御部50は、まず、ステップS11にて、検出信号Low時間tが予め設定された時間tz例えば20ms以上であるかどうかを判定する。検出信号Low時間がtz以上である時、吸込口制御部50は、本体制御部37が作り出す出力停止区間であると認識し、ステップ12にて、各スイッチング素子49a〜49dをオフさせる制御信号を出力して吸込口電源部48と吸込口モータ13との接続を遮断する。そして、ステップS13にて、出力停止期間直後のLow時間tbすなわち図4の(d)に示す検出信号のtbを測定してtb=0.5msであるか判定する。tb=0.5msのとき、吸込口制御部50は、ステップS14にて、スイッチング素子49aと49dをオンにする制御信号を出力し、吸込口モータ13を正転させる。
または、吸込口制御部50は、ステップS13にてtb=0.5msでなく、かつ、ステップ15にてtb=1.0msであると判断すると、ステップS16にて、スイッチング素子49bと49cをオンにする制御信号を出力し、吸込口モータ13を反転させる。
または、吸込口制御部50は、ステップS13にてtb=0.5msでなく、かつ、ステップ15にてtb=1.0msでないと判断すると、ステップS17にて、各スイッチング素子49a〜49dへの制御信号出力を止めて、吸込口モータ13を停止させる。または、吸込口制御部50は、ステップS11にて検出信号Low時間が予め設定された時間tz以上でないとき、動作部である吸込口モータ13の動作状態変更処理は行わない。
なお、電流検出部44の検出結果に基づいて吸込口体5に設けられた報知部20を動作させる点については、詳細な説明は省略するが、上述したとおりの、操作ボタン11cに基づいた吸込口モータ13の制御と同様に、吸込口モータ13への電源電圧の波形を制御することで行われる。
以上説明したように本実施の形態の電気掃除機によれば、掃除機本体1から供給される吸込口モータ13の電源の電圧波形を制御して、吸込口モータ13や報知部20などの動作部に対する指示信号としたことから、電源線14、16とは別に信号線を設けることなく、掃除機本体1から動作部を制御することができる。
また、本体制御部37は、操作ボタン11の操作に応じた制御信号を双方向性サイリスタ39に出力する前に、予め設定した所定時間だけ制御信号の出力を行わない。すなわち、本体制御装置30は、吸込口制御装置60の電源検出部54に対して指示信号を送る前に、所定期間だけ電力線14、16に印加する電圧波形をゼロ電圧波形として吸込口体5への電源供給をオフする。そして、吸込口制御部50は、この電源電圧の出力停止区間(電源供給停止区間)を認識すると、この出力停止区間の直後の電圧波形が本体制御部37からの指示信号だということが認識できる。したがって、吸込口制御装置60にとって指示信号の検出タイミングが明確になり、この検出タイミング以外は指示信号の検出を行う必要がない。このため、ノイズが重畳された指示信号を検出してしまう機会が減少するので、指示信号検出の信頼度が格段に向上する。特に本実施の形態のように、専用の信号線を使わずに電力線を用いて指示信号を送る構成の場合、電力線には様々なノイズが重畳されるので、受信側で送信側の送信タイミングが明確になることの効果は大きい。また、吸込口制御部50は、送信タイミング以外のときは、図6におけるステップS13以降の処理をしなくて済むので、処理負荷が軽減され、軽減された分、吸込口体5に関わる他の処理を実行可能とできる。
なお、吸込口制御装置60の電源検出部54は、上記した指示信号の検出タイミング以外のときも出力停止区間であるか否かを認識するために電源の電圧波形を検出している。しかしながら、これはゼロ電圧波形が所定期間連続しているか否かのみを検出すればよいものであるから、ノイズによる誤検出が生じることは極めて少ない。したがって、上述したとおり、常時指示信号を検出する場合と比べて、指示信号検出の信頼性が格段に向上する。
また、本体制御部37が、双方向性サイリスタ39への制御信号の出力停止区間の時間を、掃除機本体1へ供給される交流電圧の半周期以上にすることで、吸込口制御部50は、図4(d)に示す時間tzとtbの区別が明確となる。このため、吸込口制御部50は、出力停止期間であるゼロ電圧波形と、吸込口モータ13への指示信号となる電圧波形とを誤認識することを防止でき、本体制御部37から吸込口制御部50への伝達信頼性が向上する。しかも、双方向性サイリスタ39への制御信号の出力停止区間の時間を、吸込口体5への電圧の印加が停止してから吸込口電源部48の出力が設定値以下になるまでの時間よりも短くなるよう設定しているので、吸込口制御部50を確実に動作させることができる。また、指示信号の送信タイミングを伝達するためのゼロ電圧波形と、それに続く指示信号となる電圧波形とを共通の電源検出部48で検出するものであるから、構成が複雑にならない。
さらに、吸込口制御装置60は、電源電圧の出力停止区間を認識すると、各スイッチング素子49a〜49dへの制御信号の出力を停止して、これら各スイッチング素子49a〜49dをオフする。このため、吸込口体5に指示信号となる電圧波形が印加されても、吸込口モータ13には電源が供給されない。そして、この状態で指示信号となる電圧波形の検出を行うことから、吸込口モータ13の動作による影響を受けずに指示信号となる電圧波形を検出できるから、より一層指示信号検出の信頼性が高まる。
そして、図5のステップ5に示すように、本体制御装置30は、指示信号となる電圧波形を吸込口体5に送信した後に、商用交流電源の波形そのものを吸込口体5に送信しているので、吸込口モータ13に大きな電力を供給することができる。
また、手元操作部12の操作による指示を吸込口体5の吸込口制御部50に伝達する方法として、操作ボタン11cの操作を本体制御部37が読み取って吸込口体5に指示信号を伝達しているので、手元操作部12にこの手元操作部12から吸込口体5に指示信号を送るための制御部を設ける必要がない。換言すれば、手元操作部12に設けられた操作ボタン11cの操作を掃除機本体1の本体制御部37で読み取り、この本体制御部37から電力線14、16を利用して吸込口体5に指示信号を送っているので、手元操作部12と吸込口体5とを接続する新たな信号線を設けることなく、かつ、手元操作部12にマイクロコンピュータなどの制御部を設けることなく、ホース3の手元操作部12で吸込口体5の吸込口モータ13を制御することができる。
なお、上記実施の形態においては、動作部を吸込口体5に設けたものについて説明したが、連通管の手元操作管12に設けてもよい。この場合、掃除機本体1からの指示信号を検出して動作部を制御する制御装置も手元操作管12に設ける。また、動作部を、吸込口モータ13、報知部20として説明したが、これに限るものではなく、例えば被掃除面を叩打するビータを駆動させるための電磁石や、清掃部材を駆動するためのアクチュエータとしてもよい。
また、電流検出部44から本体制御部37に信号が入力された場合も、本体制御部37はサイリスタ39に制御信号を出力して上記と同様な指示信号伝達方法を採用することによって、吸込口制御部50が吸込口モータ13を制御してもよい。さらには、上記実施の形態においては、掃除機本体1から吸込口体5に供給する電源の電圧波形が交流波形である場合について説明したが、直流波形としてもよいことはいうまでもない。
また、上記実施の形態においては、吸込口制御部50は、指示信号となる電圧波形のオフ時間taに直接対応する検出信号Low時間tbを測定して指示信号を認識しているが、例えば、検出信号High時間tcを測定することによって指示信号を認識することも可能である。
本発明の実施の形態に係る電気掃除機の構成を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る吸込口本体の構成を示す平面図。 本発明の第一の実施形態に係る電気掃除機の回路構成を示す図。 同実施の形態における各部の電圧、信号波形を示す図。 同実施の形態の本体制御部が実行する処理を示す流れ図。 同実施の形態の吸込口制御部が実行する処理を示す流れ図。
符号の説明
1 掃除機本体
5 吸込口体
6 連通管
13 吸込口モータ(動作部)
14 電力線
16 電力線
30 本体制御装置
60 制御装置

Claims (5)

  1. 電動送風機を備えた掃除機本体と、この掃除機本体に接続され電力線が配設された連通管と、この連通管に接続され前記電動送風機の動作により塵埃を吸い込む吸込口体と、この吸込口体に設けられるとともに前記電力線を介して前記掃除機本体から電圧が印加される電源部と、前記吸込口体に設けられ前記電源部により動作する動作部とを有し、
    前記掃除機本体に、前記電源部への電圧の印加を所定期間停止した後に、前記電源部に印加する電圧波形を前記動作部への指示信号となる電圧波形とする本体制御装置を設け、
    前記吸込口体に、前記指示信号に基づいて前記動作部を制御する制御装置を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 電動送風機を備えた掃除機本体と、この掃除機本体に接続され電力線が配設された連通管と、この連通管に接続され前記電動送風機の動作により塵埃を吸い込む吸込口体と、前記連通管に設けられるとともに前記電力線を介して前記掃除機本体から電圧が印加される電源部と、前記連通管に設けられ前記電源部により動作する動作部とを有し、
    前記掃除機本体に、前記電源部への電圧の印加を所定期間停止した後に、前記電源部に印加する電圧波形を前記動作部への指示信号となる電圧波形とする本体制御装置を設け、
    前記連通管に、前記指示信号に基づいて前記動作部を制御する制御装置を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  3. 前記制御装置は、前記電源部への電圧の印加が所定期間停止されたゼロ電圧波形を検出するとともに前記指示信号となる電圧波形を検出する検出部を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電気掃除機。
  4. 前記制御装置は、前記吸込口体に設けられたスイッチング手段をオン・オフ制御することによって前記動作部を制御するとともに、前記ゼロ電圧波形を検出すると前記スイッチング手段をオフした状態で前記指示信号となる電圧波形を検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記本体制御部は、前記吸込口体への電圧の印加が停止される所定時間を、商用電源の電圧波形の半周期より長く且つ前記吸込口体への電圧の印加が停止してから前記電源部の出力が設定値以下になるまでの時間よりも短くなるよう設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気掃除機。
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