JP2006034756A - 電気掃除機 - Google Patents

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Takafumi Ishibashi
崇文 石橋
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Abstract

【課題】清掃中に、回転ブラシの切り替え操作が不要な電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸引風を発生する電動送風機2に連通する吸気経路に着脱自在に接続される吸込具9と、吸込具9に回転自在に設けられた回転ブラシ10を駆動する電動機11と、電動送風機2と電動機11の動作モードを設定する操作手段4と、電動送風機2と電動機11が停止する停止モードの時に、設定された動作モードでの運転時に回転ブラシ10を回転させるか、または停止させるかを設定する停止スイッチSW1を有するもので、電動送風機2および電動機11停止時に、停止スイッチSW1により予め、動作モードでの運転時に回転ブラシ10を回転させるか、または停止させるかを設定することで、通常の清掃動作中に、回転ブラシ10のオン、オフの切り替え操作をする必要が無くなり、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般家庭用、業務用の電気掃除機に関するものである。
従来のこの種の電気掃除機について、図9を用いて説明する。図9は、従来の電気掃除機の全体斜視図である。
図9において、1は電気掃除機本体(以下「本体1」という)であり、2は本体1に内蔵され吸い込み力を発生する電動送風機であり、3は電動送風機2の異なった電力での動作モードを切り換える操作手段4を有したホースである。
5は延長管であり、6は吸引した塵埃を蓄積しておく集塵室であり、ホース3と集塵室6は、本体1に設けた吸気口7を介して接続され、集塵室6とホース3、または、集塵室6とホース3と延長管5で吸気経路8を形成している。
9は床面に接して床面の塵埃等を吸引するための吸込具であり、床面の塵埃を掻き上げる回転ブラシ10と、回転ブラシ10を回転駆動する電動機11を内蔵している。
吸気経路8には、本体1から電動機11へ電力を供給する電力線12が2本配置されており、本体1に設けた制御手段(図示せず)は、操作手段4にて設定されるモードに応じて電動送風機2と電動機11の供給電力を制御する。
操作手段4には、回転ブラシ10運転用のスイッチ(図示せず)が設けられ、そのスイッチを操作することで、回転ブラシ10を回転駆動する電動機11のオン、オフができるようになっている。また、ホース3には集塵室6に蓄積された塵埃が満杯になると報知する塵埃満杯報知手段(図示せず)を有している。
上記のように構成された電気掃除機は、使用者が操作手段4を操作して電動送風機2と電動機11に電力を供給し、停止モードから動作モードへ移行すると、吸込具9から吸引された塵埃が、吸気経路8を経由して集塵室6に蓄積される。操作手段4に設けられた回転ブラシ10用のスイッチを操作することにより、電動送風機2には電力を供給した状態、つまり、電動送風機2が動作している状態で、回転ブラシ10のオン(回転)とオフ(停止)を操作することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−254013号公報
しかしながら、前記従来の電気掃除機の構成では、使用者が清掃を行う環境が、回転ブラシ10が、常時オン、または、常時オフでよく、回転ブラシ10のオンとオフを清掃中に切換える必要がなくても、環境によっては、使用者が清掃中に必ず、回転ブラシ10用のスイッチを操作しなければならないという、使用性の面で課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、清掃中に、回転ブラシのオン、オフの操作をする必要のない使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の電気掃除機は、吸引風を発生する電動送風機と、前記電動送風機に連通する吸気経路に着脱自在に接続される吸込具と、前記吸込具に回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを駆動する電動機と、前記電動送風機と前記電動機の動作モードを設定する操作手段と、複数の動作モードを有して前記電動送風機と前記電動機を制御する制御手段と、前記電動送風機の駆動時に前記回転ブラシを回転させるか停止させるかを設定する設定手段とを備え、前記設定を、前記電動送風機と前記電動機が停止する停止モード時に行なう電気掃除機とするもので、電動送風機および電動機が停止している時に、設定手段により予め、動作モードでの運転時に回転ブラシを回転させるか、または停止させるかを設定することで、通常の清掃動作中に、回転ブラシのオン、オフの切り替え操作をする必要が無くなり、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
本発明の電気掃除機は、電動送風機および電動機が停止している時に、動作モードでの運転時に回転ブラシを回転させるか、または停止させるかを予め設定できるので、通常の清掃動作中に、回転ブラシのオン、オフの切り替え操作をする必要が無くなり、使い勝手が良いものである。
第1の発明は、吸引風を発生する電動送風機と、前記電動送風機に連通する吸気経路に着脱自在に接続される吸込具と、前記吸込具に回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを駆動する電動機と、前記電動送風機と前記電動機の動作モードを設定する操作手段と、複数の動作モードを有して前記電動送風機と前記電動機を制御する制御手段と、前記電動送風機の駆動時に前記回転ブラシを回転させるか停止させるかを設定する設定手段とを備え、前記設定を、前記電動送風機と前記電動機が停止する停止モード時に行なう電気掃除機とするもので、電動送風機および電動機が停止している時に、設定手段により予め、動作モードでの運転時に回転ブラシを回転させるか、または停止させるかを設定することで、通常の清掃動作中に、回転ブラシのオン、オフの切り替え操作をする必要が無くなり、使い勝手の良い電気掃除機を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の電動送風機と電動機の動作モードを停止モードに移行させる停止スイッチを配し、前記停止スイッチを設定手段に兼用するもので、設定手段専用の手段を設ける必要が無く、安価に形成でき、かつ、簡単な操作で、前記回転ブラシの設定を行うことができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の設定手段で設定された情報を記憶する不揮発性の記憶装置を有するもので、動作モードにおいて回転ブラシを回転させるか、または停止させるかを一旦設定したら、次回設定を切り換えるまでは、同じ設定を維持するので、使用性が向上する。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の回転ブラシの回転と停止の設定が切り替わった時に、その切り替わりを報知する報知手段を有するもので、使用者が回転ブラシを回転させるか否かの切換設定を行った時に、切り換わったことを容易に確認することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の全体斜視図であり、図2は、同電気掃除機の制御のブロック図である。なお、上記従来例と同一部分については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図1、2において、20は第1の吸込具であり、21は、第1の吸込具20に着脱自在に装着される第2の吸込具であり、第2の吸込具21は、吸気経路8の一部を形成する延長管5に着脱自在に接続されている。
第1の吸込具20には、従来同様に回転ブラシ10と、回転ブラシ10を駆動する電動機11を内蔵しており、電動機11には、吸気経路8に設けられた電力線12から第2の吸込具21を経由して電力が供給される。
22は、操作手段4にて設定された電力を電動送風機2に供給するとともに、回転ブラシ10が所定の回転数で回転するよう電動機11に電力を供給して制御する制御手段である。
図3に電動機11への電力供給制御の経路の回路構成図を示すが、図3に示すように、制御手段22は、その判断部をマイクロコンピュータ26で構成し、電動機11への電力供給量をマイクロコンピュータ26から送信されるトリガ信号により、電動機11の駆動手段となる双方向性サイリスタ27で制御を行う。
マイクロコンピュータ26は、電動機11を位相制御しており、双方向性サイリスタ27のトリガタイミングを、電源のゼロクロスに対して変えることで、電動機11への供給電力を変化させることができ、電動送風機2に対しても同様の制御を行うようにしている。
23は、第1の吸込具20、第2の吸込具21の使用状態や接続状態を検出する状態検出手段であり、図3に示すように、検出部を第1の吸込具20に内蔵され電動機11に並列に接続された抵抗r2、r3と、第2の吸込具21に内蔵した抵抗r1で構成し、判断部として、マイクロコンピュータ26を用い、第1の吸込具20と第2の吸込具21の状態によって決まる、r1、r2、r3の合成抵抗と、抵抗RとでVddを分割してマイクロコンピュータ26に印加される信号電圧V1により、マイクロコンピュータ26が、第1の吸込具20と、第2の吸込具21の状態を判断する。
第1の吸込具20は、電動機11に直列に接続された接触スイッチ28を備え、第1の吸込具20が床面などの被清掃物に接触していればオンし、接触していなければオフ構成となっており、被清掃物への接触が無ければ、電動機11への電力供給を強制的に遮断するようになっており、抵抗r3は、接触スイッチ28より電動機11側に、抵抗r2は、接触スイッチ28より反電動機11側に配置されている。
24は、電動機11の回転によって誘起される起電力を検出する起電力検出手段であり、検出部は、状態検出手段23の検出部と兼ね、その判断をマイクロコンピュータ26にて行う。
25は、通常は、集塵室6への塵埃の蓄積が満杯であることを報知する満杯報知手段として機能し、回転ブラシ10の回転、停止の設定が切り換わったことを報知する機能を兼ね備えたLEDで構成した報知手段であり、29は動作モード時に回転ブラシ10を回転させるか、回転させないかの情報を記憶しておく不揮発性の記憶装置である。
また、マイクロコンピュータ26の片側と電力線12の片側のラインを共通の構成とすることにより、本体1とホース3の接続部は電気的に3本のラインで接続され、ホース3から延長管5、電動機11までは、電力線12の2本のラインのみで構成されている。
操作手段4は、図3に示すように、SW1、SW2、SW3の複数のスイッチを有し、各々のスイッチを押されたときのR1、R2、R3、R4の合成抵抗値と、本体1側に配置された抵抗R0とでVddを分割してマイクロコンピュータ26に印加される信号電圧V2により、マイクロコンピュータ26が押されたスイッチを認識するようになっている。
本実施の形態においては、SW1を停止スイッチとし、SW2とSW3を、電動送風機2と回転ブラシ10を夫々動作させる動作モードへ移行させるスイッチとする。
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
操作手段4のスイッチSW2、またはスイッチSW3を操作すると、動作モードとなり、制御手段22によって、電動送風機2へ電力が供給されて動作を開始する。制御手段22は記憶装置29に記憶された情報を取り込み、この時、電動機11は、記憶装置29に記憶された設定で制御される。動作モードにおいて、停止スイッチSW1を操作すると、制御手段22は停止モードへの移行指示と判断して、停止モード、つまり、電動送風機2、電動機11共に電力供給を停止する。
停止モードにおいて、停止スイッチSW1を操作すると、制御手段22は、動作モードにおいての回転ブラシ10の動作、非動作の切り換え指示であると判断して、現在、記憶装置29から取り込んでいる電動機11の動作設定とは逆の設定に切り換え、記憶装置29の記憶情報を切り換えた後の情報に更新する。以上のように、本実施の形態では、停止スイッチSW1が、動作モードで回転ブラシ10を回転させるか、または停止させるかを設定する設定手段の機能を兼ねている。
これにより、回転ブラシ10の動作切り換え用のスイッチを設けることなく、回転ブラシ10の動作設定を切り換えることができるとともに、清掃する環境が日々変わらない一般の状況においては、清掃する毎に回転ブラシ10の動作の切り換えを行う必要がなく、使い勝手が向上する。
また、回転ブラシ10の動作設定が切り換わった時に、満杯報知手段を兼ねた報知手段25を、回転ブラシ10が動作する設定に切り換わった時には1秒間の点灯、停止する設定値に切り換わった時には、1秒間点灯、1秒間消灯、1秒間点灯を行なうように制御手段22が制御することにより、停止モードで、回転ブラシ10の動作が確認できない状況でも、どちらの設定に切り換わったのか、使用者が容易に認識することが出来、しかも、専用の報知手段を必要としないので、簡単な構成で実現できる。
動作モードにおいて、回転ブラシ10が動作する設定になっている場合、電動機11に電力が供給されている時は、図4に示すように、マイクロコンピュータ26は、双方向性サイリスタ27に対し、ゼロクロスから所定時間遅れたタイミングでトリガオンし、次のゼロクロスの前でトリガオフする位相制御を行っている。双方向性サイリスタ27がトリガオフしている時は、電動機11への電力供給は、一時的に遮断されるため、電動機11のインピーダンスを無視することができ、表1の(式1)〜(式4)に示すように、信号電圧V1はGNDに対して、Vddを、r1、r2、r3の合成抵抗と、Rとで分割した電圧が印加される。
Figure 2006034756
従って、マイクロコンピュータ26は、図4に示すように、双方向性サイリスタ27がトリガオフしている、ゼロクロスから所定の時間経過したタイミングT1にて信号電圧V1を判断することにより、第1の吸込具20と第2の吸込具21の使用状態、接続状態を判断することができる。
状態としては、第1の吸込具20、第2の吸込具21共に吸気経路8上に接続され、かつ被清掃物に接触している状態と接触していない状態、第2の吸込具21のみが吸気経路8上に接続されている状態、第1の吸込具20、第2の吸込具21共に吸気経路8上に接続されていない状態の4つの状態を識別することができる。
通常、電動機11に印加される電圧Eは、流れる電流をI、電動機11の内部抵抗をRaとすると、
Figure 2006034756
となる。Ecは電動機11が回転することによって発生する逆起電力であり、
Figure 2006034756
となる。
双方向性サイリスタ27がトリガオフしている時は、電流Iは0であるが、回転ブラシ10は回転しているので、電動機11は起電力を発生しており、
Figure 2006034756
となり、電動機11にはEcの起電力が発生している。
接触スイッチ28がオンしていれば、抵抗r1、r2、r3の合成抵抗値、
Figure 2006034756
に対して、Ecが影響して流れる電流Ic分だけ、回転ブラシ10の回転が停止している時にrcに流れる電流にオンされ、信号電圧V1には、Ecの影響を受けたレベルの電圧が現れる。
この時、使用者が清掃を行う動作として、第2の吸込具21が装着された第1の吸込具20を被清掃面上を移動させると、回転ブラシ10は被清掃面から機械的な負荷を受けるが、電動機11に電力を供給して、回転力が発生しているため、回転ブラシ10と電動機11の回転数は、あまり影響を受けず、信号電圧V1は、使用者の動作に対して比較的安定したレベルを維持し、状態検出手段23は、高精度に状態を検出することができる。
しかしながら、電動機11への電力を完全に停止した状態で、使用者が第2の吸込具21が装着された第1の吸込具20を床面上で操作すると、その動作に応じて回転ブラシ10が回転し、それに連結された電動機11も回転する.このため、図5に示すように、状態検出手段23の検出部に起電力Ecの影響を受けたノイズが信号電圧V1に重畳し、第1の吸込具20が被清掃面に接触していても、マイクロコンピュータ26は、あたかも、第1の吸込具20が、被清掃面から離れた、もしくは、第1の吸込具20または、第2の吸込具21が吸気経路8から外されたと誤認識してしまう。しかも、式6に示すように、起電力のレベルは回転数、つまり回転ブラシ10の回転数に比例するため、使用者の第1の吸込具20の操作方法によって、ノイズの重畳の仕方が変わってくる。
そこで、本実施の形態では、マイクロコンピュータ26は、図6に示すように、電動機11に電力を供給していない時は、前述したゼロクロスから所定のタイミングT1で信号電圧V1のレベルを確認した後、更に、所定のタイミングT2でも信号電圧V1のレベルの確認を行う。タイミングT1でのレベルとタイミングT2でのレベルが同じであれば、一時情報として起電力によるノイズが重畳していないと判断し、レベルが異なればノイズが重畳していると判断する。この確認をゼロクロス毎に所定回数行い、ノイズが重畳している一時情報の回数が所定回数以上であれば、電動機11による起電力が発生しているという情報を確定する。
マイクロコンピュータ26は、起電力が発生しているという情報を確定すると、タイミングT1で検出した第1の吸込具20、第2の吸込具21の状態情報がどの状態であっても、第1の吸込具20と第2の吸込具21が吸気経路8上に装着され、かつ、被清掃面に接触している状態へと補正し、第1の吸込具20、第2の吸込具21の状態情報を確定する。
回転ブラシ10と電動機11は、第1の吸込具20に設けられており、かつ、起電力をV1で検出できる状態は、第1の吸込具20と第2の吸込具21が吸気経路8上に装着され、かつ、被清掃面に接触している状態しかあり得ないため、この補正が有効となる。第1の吸込具20が被清掃面から離れる等上記以外の状態では、V1には起電力によるノイズが重畳してこないので、電動機11への電力供給を停止している状態では、タイミングT1とタイミングT2とのレベルが等しくなり、起電力が発生しているという情報を確定する必要は無く、また、タイミングT1でのレベルのみで、第1の吸込具20、第2の吸込具21の状態を検出することができる。
従って、回転ブラシ10の回転が停止していても、第1の吸込具20、第2の吸込具21の4つの状態を高精度に検出することができ、しかも、その状態を本体1内のマイクロコンピュータ26に送信するのに専用の信号線を設ける必要がないので、第1の吸込具20、第2の吸込具21、吸気経路8の構成を複雑にすることなく実現することができる。
また、動作モードにおいては、制御手段22によって、電動送風機2は位相制御され、第1の吸込具20、第2の吸込具21の使用状態に応じて供給する電力を変えるように制御されており、第1の吸込具20、第2の吸込具21が吸気経路8に装着され、被清掃面に接触しているときは、電動送風機2への供給電力を高くして清掃能力を向上し、接触していないときは清掃状態ではないので、供給電力を低下させて省エネを図る。
また、吸気経路8に、第1の吸込具20、第2の吸込具21の何れも装着されていない時は、再び供給電力を高くするようにし、第2の吸込具21のみが吸気経路8に装着されている時には、更に供給電力を上げて第2の吸込具21の清掃能力を高めるようにする。以上のように、第1の吸込具20、第2の吸込具21の使用状態に応じて電動送風機2を制御することにより、それぞれの状態での清掃能力を向上させることができる。
更に、回転ブラシ10が停止設定の状態での動作モード時に、マイクロコンピュータ26に入力される信号電圧V1が、第1の吸込具20、第2の吸込具21が吸気経路8に装着され、被清掃面に接触していない状態が確定し、かつ、信号電圧V2が、電動機11による起電力が発生していない状態が確定していれば、使用者によって第1の吸込具20は被清掃面に接触しているが、清掃のための操作をしていないので、制御手段22が電動送風機2への供給電力を低下させることにより、更に省エネを向上することができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の制御のブロック図を示すものである。なお、上記第1の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
図7において、上記第1の実施の形態と異なるのは、動作モードにおいて回転ブラシ10が停止設定である時に、起電力を検出しない構成を取っており、任意の周期もしくは一定周期tで一時的に電動機11に電力を供給する一時供給手段30と、第1の吸込具20の被清掃面への接触、非接触を検出する第1の状態検出手段31と、第1の吸込具20、第2の吸込具21共に装着され被清掃面とは非接触か、また、吸気経路8上に第2の吸込具21のみが装着されているか、または、第1の吸込具20、第2の吸込具21共に接続されていないかの状態を検出する第2の状態検出手段32と、第1の状態検出手段31と第2の状態検出手段の検出結果より、第1の吸込具20、第2の吸込具21の状態を確定、判断する判断手段33を設けた点である。
第2の状態検出手段32は、第1の実施の形態の状態検出手段23と同様の構成で、判断部をマイクロコンピュータ26に有しており、第1の状態検出手段31は、その検出部を図3に示すホース3内に設けた抵抗rで構成し、判断部をマイクロコンピュータ26に有する。
以上のように構成された電気掃除機について、以下、その動作、作用を説明する。
動作モードにおいて、回転ブラシ10の動作を停止する設定を選択されていると、第1の実施の形態でも説明したように、使用者の操作する第1の吸込具20の動作に応じて、信号電圧V1に起電力によるノイズが重畳してくる。しかし、これは、第1の吸込具20の接触スイッチ28がオンしている状態、つまり、第1の吸込具20、第2の吸込具21が共に吸気経路8上に装着され、かつ、被清掃面に接触している状態のみ、発生する現象である。
マイクロコンピュータ26は、信号電圧V2に入力される波形に対し、図8に示すように、電動機11をトリガオンするタイミングT4より前のタイミングT3で、操作手段4での操作状態を判断し、タイミングT4以降のタイミングT5で、第1の状態検出手段31としての判断を行うことにより、本実施の形態においても、第1の状態検出手段31、第2の状態検出手段32の各々のための専用の信号線を設けることなく実現することができる。
図3において、抵抗rの値を抵抗値の小さな数Ωのもので構成し、流れる電流Iが0〜約1Vになる電動機11で構成しているとする。電動機11がトリガオンしていない時は、信号電圧V2は、Vddを操作手段4の抵抗R1、R2、R3、R4の合成抵抗と、R0を分割した電圧となり、例えば、スイッチSW2を押されているとすると、
Figure 2006034756
となる。この時電力線12に流れる電流は微少であり、r << R0、R1、R2、R3、R4とすることにより、抵抗rは無視することができる。
これにより、タイミングT3で判断することにより、電動機11の動作に関わらず、操作手段4の操作状況を判断することができる。
電動機11がトリガオンしていると電流Iが流れているので、抵抗rの両端にはr×Iの電圧降下が発生する。抵抗rと電動機11の構成により、この電圧降下は数Vとなり、前述した操作手段4の信号電圧に重畳されて、無視できないレベルでV2に現れる(図8のT5参照)。電流Iは、回転ブラシ10が受ける機械的負荷による負荷電流に大きく左右されるため、電動機11の起電力にはほとんど影響を受けない。また、第1の吸込具20が被清掃面から離れ、接触スイッチ28がオフすると電流Iは流れなくなるので、第1の状態検出手段31の判断部は、タイミングT5でのV2のレベルが所定のレベルより高ければ、第1の吸込具20が被清掃面に接触しており、低ければ、接触していないと判断することができる。
一時供給手段30は、制御手段22より、動作モードであり、且つ回転ブラシ10の停止設定であるという情報を受け取ると、電源周波数の半周期を1つの単位として、所定の周期tに1回、双方向性サイリスタ27をトリガオンし、電動機11に一時的に電力を供給する。この時、周期tとトリガオンする位相制御のタイミングは、回転ブラシ10が回転しない、もしくは、ほとんど回転しない程度のものになるよう設定している。第1の状態検出手段31は、一時的に供給された電力に対してV2のレベルを監視する。
また、第2の状態検出手段32は、第1の実施の形態の状態検出手段23と同様の判断を行う。
判断手段33は、第1の状態検出手段31と第2の状態検出手段32の状態情報を受け取り、第1の状態検出手段31の情報を優先して判断を行う。つまり、第1の状態検出手段31の状態情報が被清掃面への接触している状態であれば、状態の確定情報とし、接触していない状態であれば、第2の状態検出手段32の状態情報を確定情報とする。
これにより、電動機11の発生する起電力とは無関係に、第1の吸込具20、第2の吸込具21の状態を検出できるので、高精度な制御が可能となる。
尚、本実施の形態において、電動機11に流れる電流を0V〜約1Vとし、抵抗rを数Ωとしたが、電動機11の電流に応じて、V2に重畳する電圧が、所望の電圧となるよう抵抗rを構成してもよい。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、電動送風機および電動機が停止している時に、動作モードでの運転時に回転ブラシを回転させるか、または停止させるかを予め設定できるので、通常の清掃動作中に、回転ブラシのオン、オフの切り替え操作をする必要が無くなり、使い勝手が良いもので、電動機等の電気負荷を有する吸込具等のアタッチメントを使用する各種機器に広く適用できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 同電気掃除機の制御のブロック図 同電気掃除機の電動機への電力供給配線図 同電気掃除機の吸込具の状態信号説明図 同吸込具の起電力発生時の状態信号説明図 同起電力の検出説明図 本発明の実施の形態2における電気掃除機の制御のブロック図 同電気掃除機の吸込具の被清掃物への接触検出説明図 従来の電気掃除機の全体斜視図
符号の説明
1 本体
2 電動送風機
3 ホース
4 操作手段
5 延長管
8 吸気経路
9 吸込具
10 回転ブラシ
11 電動機
20 第1の吸込具(吸込具)
21 第2の吸込具(吸込具)
23 状態検出手段
26 マイクロコンピュータ
27 双方向性サイリスタ(駆動手段)
SW1 停止スイッチ(設定手段)

Claims (4)

  1. 吸引風を発生する電動送風機と、前記電動送風機に連通する吸気経路に着脱自在に接続される吸込具と、前記吸込具に回転自在に設けられた回転ブラシと、前記回転ブラシを駆動する電動機と、前記電動送風機と前記電動機の動作モードを設定する操作手段と、複数の動作モードを有して前記電動送風機と前記電動機を制御する制御手段と、前記電動送風機の駆動時に前記回転ブラシを回転させるか停止させるかを設定する設定手段とを備え、前記設定を、前記電動送風機と前記電動機が停止する停止モード時に行なう電気掃除機。
  2. 電動送風機と電動機の動作モードを停止モードに移行させる停止スイッチを配し、前記停止スイッチを設定手段に兼用する請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 設定手段で設定された情報を記憶する不揮発性の記憶装置を有する請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  4. 回転ブラシの回転と停止の設定が切り替わった時に、その切り替わりを報知する報知手段を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
JP2004221336A 2004-07-29 2004-07-29 電気掃除機 Withdrawn JP2006034756A (ja)

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KR102093144B1 (ko) * 2019-02-11 2020-03-25 레이캅코리아 주식회사 청소기 헤드
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