JP5105846B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、吸込口体あるいは連通管に、掃除機本体から電源が供給される動作部とその動作部を制御する制御部とを備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機として、例えば特許文献1に記載された電気掃除機が知られている。この電気掃除機は、例えばホースに、このホース内の2本の配線を介して掃除機本体から電源が供給される手元回路部が設けられている。手元回路部は、表示や報知などの出力を行う出力手段を備えている。一方、掃除機本体には、ゴミ量検出手段とこのゴミ量検出手段が検出したゴミ量に応じた本体情報を配線に出力する信号送信手段とが設けられている。
そして、ゴミ量に応じて電源電圧を制御することによって本体情報を手元回路部に送信する。手元回路部は制御された電源電圧を検出して、その検出結果を出力手段に出力し、出力手段は本体情報を表示あるいは報知する。この電気掃除機によれば、ホースの配線を増やすことなく手元回路部への電源供給と信号の送信とを行うことができる。
特開2001−104226号公報
上記特許文献1には、掃除機本体から手元回路部へ供給される電源の電圧波形を用いて信号を送信するという技術思想は開示されているものの、これを実現する具体的構成は開示されていない。本出願の発明者が電源の電圧波形を信号として利用することについて検討を重ねたところ、以下に述べるような課題が生じることが判明した。電圧波形を制御するために双方向性サイリスタ等の電力制御素子を用いる場合、電力制御素子の導通・非導通の過渡的状態で発生する高圧スパイク電圧を低減させるためにスナバ回路を設ける必要がある。しかし、このスナバ回路が電圧波形に影響を及ぼし、結果として信号の伝達が正確に行われないおそれがあるということである。このスナバ回路による電圧波形への影響は、単に電力制御を行う場合では問題にはならないが、電源の電圧波形を信号に利用する場合には信号伝達の信頼性が損なわれるため大きな問題となる。
そこで、本発明は上記課題を解決し、電源の電圧波形を信号として利用することができ、しかも確実に信号伝達が行える電気掃除機を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、電動送風機を備えた掃除機本体と、この掃除機本体に接続され電力線が配設された連通管と、この連通管に接続され電動送風機の動作により塵埃を吸い込む吸込口体と、この吸込口体に設けられるとともに電力線を介して掃除機本体から電圧が印加される電源部と、吸込口体に設けられ電源部により動作する動作部とを有し、掃除機本体、この掃除機本体から電源部に印加する電圧波形を制御する本体制御部を備え、吸込口体、本体制御部で制御された電圧波形を検出する検出部とこの検出部の検出結果に基づいて動作部を制御する制御部とを備えた電気掃除機であって、本体制御部は、電力線に接続される電力制御素子とこの電力制御素子に並列接続されるスナバ回路とを備え、制御部は、電源部に印加される電圧波形のうち、スナバ回路によって生じる電圧のピーク値に対応する電圧値よりも大きい所定電圧値以上の電圧波形に基づいて動作部を制御するものである。
本発明によれば、掃除機本体から供給される電圧波形を利用して本体制御部から制御部に信号を送ることができ、スナバ回路を用いて電力制御素子の導通/非導通の過渡的状態変化時に発生する高圧スパイク電圧を低減しつつ、この信号伝達の信頼性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
はじめに、図1、図2および図3を用いて、電気掃除機の構成を説明する。電気掃除機は、掃除機本体1と、この掃除機本体1に形成された吸込口2に一端が着脱可能に接続されるホース3と、このホース3の他端に一端が着脱可能に接続される延長管4と、この延長管4の他端に着脱可能に接続される吸込口体5とからなる。ホース3と延長管4とで連通管6が構成される。
掃除機本体1は、電動送風機7、吸込口2を介してホース3と連通する集塵部としての集塵袋8を内部に設け、電動送風機7の吸気風が集塵袋8内を通過することでこの集塵袋8で塵埃を分離し集塵するようになっている。さらに、掃除機本体1の前側下面には旋回自在な旋回輪(図示せず)を、本体1の後側側面には大径の一対の従動後輪9(一方のみ図示)をそれぞれ設けている。
ホース3は、伸縮自在で湾曲可能な略円筒状からなるもので、ハンドル10および電動送風機7の入力等を設定する操作ボタン11を備えた手元操作管12(手元操作部)を有している。この操作ボタン11は、電動送風機7、吸込口体5に設けられた動作部としての吸込口モータ13の電源スイッチを兼ね、この電動送風機7、吸込口モータ13をそれぞれ異なる駆動状態にする複数種類の運転モードを選択することができるように構成されている。具体的には、図中に示すように、ホース3から延長管4の方向に向けて、電動送風機7の停止設定用の操作ボタン11a、電動送風機7の強入力/弱入力の運転モード設定用の操作ボタン11b、吸込口モータ13の正転/反転/停止の運転モード設定用の操作ボタン11cが一列に順次並んで配設されている。
また、ホース3には、電動送風機7の電源例えば交流電源と吸込口体5とを接続するための一対の電力線14が設けられている。さらに、ホース3には、掃除機本体1に設けられた後述する本体制御部と手元操作部12とを接続する一対の信号線15が設けられている。信号線15の1本は電力線14を共用している。そして、これら電力線14と信号線15とは、ホースの3の一端から他端にわたって配設されている。
延長管4は大径管4aとこの大径管4a内に挿入される小径管4bからなり、小径管4bを大径管4aに対してスライドさせることで延長管4全体を伸縮可能にしている。これら大径管4aと小径管4bとには一対の電力線16が設けられ、この電力線16はホース3に設けられた電力線14と接続されている。
次に、吸込口体5の構成について詳述する。吸込口体5は、この延長管4の先端に着脱可能に取り付けられるもので、被掃除面上の塵埃を吸い込む吸込開口5aを設けている。図2は、吸込口体5の構成を掃除面(底面)側から見た様子を示す平面図である。図2に示すように、吸込口体5には動作部としての吸込口モータ13が配設されており、この吸込口モータ13の回転は、動力伝達機構17により回転清掃体18に伝達されるようになっている。吸込口体5の掃除面(底面)側には、吸込口体5が被掃除面上にあるときにオンする掃除面スイッチ19が配設されている。この被掃除面スイッチ19は、吸込口モータ13の安全スイッチとして機能する。なお、吸込口体5内には、吸込口体制御装置60を実装した吸込口回路基板21が組み込まれている。
次に、掃除機本体1に内蔵された本体制御部30、吸込口体5に内蔵された吸込口制御装置60を含む回路構成を図3に基づいて説明する。31は商用交流電源で、本体制御部30において、制御信号で駆動されるスイッチング素子、例えば、双方向性サイリスタ32、電流ヒューズ33、および電動送風機7の一部を構成し交流電源で駆動される整流子モータ(以下、単にモータという)34が直列に接続されている。
電動送風機7は、主にモータ34とこのモータ34で回転されるファン35とから構成されている。モータ34は、例えば、ブラシ(図示せず)と、このブラシに摺動する整流子を備えた電機子34aと界磁巻線34b,34cとから構成されるユニバーサルモータである。ファン35はモータ34の回転軸に接続された遠心型ファンであり、モータ34によりファン35が回転すると、塵埃を含んだ空気が吸込口体5から延長管4、ホース3を介して掃除機本体1に吸い込まれる。36はゼロクロス検出部で、モータ34に印加する交流電源電圧のゼロクロスポイントを検出する。
37はマイクロコンピュータからなり、本体制御部30の一部を構成する本体制御装置で、そのI/O部38には、手元操作管12に接続された信号線15が接続され、手元操作管12からは指示信号等がI/O部38に入力される。そして、本体制御装置37は、商用交流電源31のゼロクロスタイミングの取込み、手元操作管12からの指示信号等の取込みを行うとともに、双方向性サイリスタ32、および電力線14に接続された電力制御素子としての双方向性サイリスタ39の制御端子に制御信号を出力するようになっている。
また、双方向性サイリスタ39にはスナバ回路39bが並列に接続されている。このスナバ回路39bは一般的に抵抗とコンデンサの組合せで構成され、双方向性サイリスタ39の導通/非導通の過渡的状態変化時に発生する高圧スパイク電圧を低減する目的で使用される。なお、図示はしていないが、双方向性サイリスタ32にもスナバ回路が並列接続されている。
また、手元操作管12の各操作ボタン11a〜11cとそれぞれ直列に設けられた抵抗部品12a〜12cは、それぞれ異なる抵抗値となっており、本体電源部40の出力電圧の分圧値を操作ボタン11の操作状態に応じて変化させるための回路構成(電圧可変回路)をなしている。そして、操作ボタン11の操作状態に応じて変動する分圧値を本体制御装置37が周期的に読み取る。
本体制御装置37は、主に、中央処理部41、メモリ42、前述したI/O部38、およびタイマ43などから構成される。メモリ42は、中央処理部41が実行する制御プログラム、ならびに必要な定数などのデータが予め記憶しており、また、中央処理部41の演算データなどを一時記憶しておくデータ記憶領域ならびに作業領域として使用される。
44は電動送風機7に流れる電流を検出する電流検出部で、この電流検出部44の出力は本体制御装置37に入力される。そして、この電流検出部44の検出結果に基づいて、図示しない表示部でゴミ詰まり情報を表示するようになっている。
次に、吸込口体5に設けられた吸込口制御装置60の構成を説明する。商用交流電源31に双方向性サイリスタ39を介して、電源部としての吸込口電源部48が接続されている。この双方向性サイリスタ39の制御信号の出力タイミングは、前述したように本体制御装置37が制御する。吸込口電源部48は、電力線16に接続される整流部48a、降圧部48b、定電圧部48cなどから構成されている。整流部48aは例えばダイオードから構成され、定電圧部48cは例えば電解コンデンサから構成されている。整流部48aには、トランジスタ等の4つのスイッチング素子49a〜49dから構成されるブリッジ回路49が接続され、さらに、このブリッジ回路49に吸込口モータ13が接続されている。また、吸込口電源部48は、制御部としての吸込口制御部50の電源としても機能する。
吸込口制御部50は、主に、メモリ51、中央処理部52、I/O部(図示せず)、およびタイマ53から構成される。メモリ51は、吸込口体5に設けられた動作部の動作に係る制御プログラム、ならびに必要な定数などのデータが予め記憶されている。この吸込口制御部50には、電源検出部54が接続される。
図4に示すように、電源検出部54は電圧変換回路70と比較部を構成する比較回路71とからなる。電圧変換回路70は、電力線16に接続される整流部70aと電圧分圧部70bとによって構成される。電圧分圧部70bは、整流部70aとグランドとの間に直列接続される二つの抵抗Ra、Rbから構成され、抵抗RaとRbとの間に現れる電圧値が比較電圧値Vとして次段の比較回路71に入力される。また、比較回路71は、比較器71aと基準電圧発生部71bとによって構成される。基準電圧発生部71bは、定電圧部48cとグランドとの間に直列接続された二つの抵抗Rc、Rdとを備え、これら抵抗Rc、Rdによって分圧された電圧値が所定電圧値である基準電圧Vcとして比較回路71に入力される。
比較器71aの電源は定電圧部48cから供給される。したがって、この定電圧部48cを有する吸込口電源部48は、吸込口モータ13、吸込口制御部50の他、電源検出部54の電源としても機能するものといえる。なお、定電圧部48cは、その波形が本体制御部30で制御される電源電圧から電圧を生成するものであるが、本体制御部30で制御される電圧波形が出力されているときには常に一定の電圧を生じている。
比較回路71は吸込口制御部50に接続されている。吸込口制御部50には、比較回路71の出力である検出部出力72が、電源電圧の波形情報として入力される。そして、この波形情報に応じて、ブリッジ回路49の各スイッチング素子49a〜49dへオン、オフの制御信号を出力して、吸込口モータ13の回転方向を制御する。例えば、吸込口制御部50が、スイッチング素子49aと49dをオンさせた場合は、掃除面に対して吸込口体5が前方向に進むように回転(正転)し、逆に、スイッチング素子49bと49cをオンさせた場合は、掃除面に対して吸込口体5が後方向に進むように回転(反転)する。
なお、コンセントが差し込まれて商用電源から掃除機本体1に電源が供給されると、本体制御装置37は、双方向性サイリスタ39の制御端子に所定のタイミングで制御信号を出力して、吸込口体5の吸込口電源部48に電力を供給する。これにより、吸込口制御部50は電源が供給されて動作可能となる。
このような構成において、手元操作管12の操作ボタン11が操作されると、この操作に基づいた指示信号が本体制御装置37に入力される。電動送風機7を動作させる旨の指示信号である場合には、本体制御装置37から双方向性サイリスタ32の制御端子に制御信号が供給され、電動送風機7が駆動される。本体制御装置37は、位相制御により電動送風機7の入力を可変できる。
また、操作ボタン11が操作されて、吸込口モータ13を正転させる旨の指示信号が本体制御装置37に入力されると、本体制御部37は双方向性サイリスタ39の制御端子に制御信号を出力する。例えば、図5(e)に示すように、ゼロクロスタイミングから時間tb経過した時点を起点として時間tの間制御信号を出力する。図5(h)で示すT1からT3にかけての時間がtである。このとき、吸込口端子の間すなわち電力線16には図5(f)に示す電圧が発生する。この電圧が掃除機本体1から吸込口体5に供給される吸込口モータ13の電源であり、かつ、この電圧波形が掃除機本体1から吸込口体5への信号である。なお、この制御信号の出力タイミングは操作ボタン11Cの操作に応じて予め定められたものであり、上述したような商用電源投入時に吸込口制御部50を動作可能とするために制御信号を供給する場合とは異なるタイミングに設定されている。
図5(f)に波形が示される電圧は、吸込口モータ13や吸込口制御部50の電源を生成するために吸込口電源部48に入力されるとともに、電源検出部54の整流部70aにも入力される。このとき、図5(f)に示すように、電力線16には、T0からT1にかけての時間tbにおいて、本体制御部37が制御信号を出力していないにも係わらずピーク値が±Vaなる電圧が発生している。この電圧は、スナバ回路39bの持つエネルギーによって生じるものであり、以下、スナバ電圧という。このように、電源検出部54の整流部70aに入力される電圧波形には、スナバ電圧の波形が含まれる。
また、図5(g)は、比較電圧値Vの電圧波形、すなわち同図(f)の端子間電圧波形を電圧分圧部70bで低圧化した波形を示すものである。ここでVdは比較電圧値Vのピーク値で、本体制御装置37から制御信号が出力されているT1からT3の区間に生じるものである。また、Vbはスナバ電圧のピーク値に対応する電圧値で、本体制御装置37から制御信号が出力されていないT0からT1の区間に生じるものである。上述したように整流部70aに入力される電圧波形はスナバ電圧の影響を受けるものであるから、この電圧波形に基づいて出力される比較電圧値Vの電圧波形も図5(g)に示すようにT0からT1の区間において波形が歪む。
比較器71aは、比較電圧値Vが基準電圧値Vc以上であるときに吸込口制御部50に対して検出部出力72を出力する。この基準電圧値Vcは、図5(g)に示すように、スナバ電圧のピーク値に対応する比較電圧値Vbより大きく、比較電圧値のピーク値Vdより小さい値となっている。
このようにして基準電圧値VcをVdとVbとの間に設けた結果、電源検出部54の出力である検出部出力72の波形は図5(h)のようになる。そして、この波形が吸込口制御部50に入力される。これに応じて吸込口制御部50は吸込口モータ13を正転させるように制御する。すなわち、吸込口制御部50は、例えば図中のtcやtdをタイマ53で計測することで、掃除機本体1から吸込口体5に印加される電源電圧の波形をスナバ電圧の影響を受けないように検出し、これに基づいて吸込口モータ13を制御している。
なお、本体制御装置37が制御信号を出力し続ける時間tは図5(g)に示す比較電圧値Vの波形と、比較回路71において設定した所定電圧値Vcの値とから決める。具体的には、時間tは比較電圧値Vの値が基準電圧値Vcの値よりも低下する時点T2以降とする。この時点T2は予め設定されている。
そして、操作ボタン11が操作されて異なる指示信号、例えば吸込口モータ13を反転させる旨の指示信号が本体制御装置37に入力されると、この本体制御装置37は制御信号の出力タイミングを異ならせる。具体的には、ゼロクロスポイントから制御信号が出力されるまでの時間tbを変化させる。これにより、吸込口端子間電圧、比較電圧、検出部出力も変化し、吸込口制御部50は吸込口モータを反転させる。同様に、本体制御装置37が制御信号の出力タイミングを変えることにより、言い換えれば吸込口制御部30が電源電圧波形を制御することにより、掃除機本体1から吸込口体5に異なる信号を送信することができる。
以上説明したように本実施の形態の電気掃除機によれば、掃除機本体1から供給される吸込口モータ13の電源の電圧波形を利用して、吸込口モータ13等の動作部を制御することができる。しかも、吸込口体に設けた電源検出部54に比較回路71を設け、この比較回路71が、基準電圧値Vcと比較電圧値Vとを比較して比較電圧値Vが基準電圧値Vc以上のときに吸込口制御部50に対して検出部出力72を出力し、この検出部出力72に基づき吸込口モータ13を制御している。このため、吸込口モータ13を制御するための信号となる電源電圧波形に生じるスナバ回路39bによる影響を取り除くことができ、本体制御部30で制御された信号を電源検出部54で確実に検出できる。したがって、吸込口モータ13を確実に制御することができる。
ところで、双方向性サイリスタは、通常モータ等の負荷の電力を制御する目的で用いられる。その場合、その制御端子に制御信号を供給すれば双方向性サイリスタはオンし、モータ等により電力が消費されて双方向性サイリスタを継続して動作させるために充分な電流、すなわち保持電流以上の電流が流れ、双方向性サイリスタは保持電流よりも低い電流になるまで、例えば電源電圧が反転するまで導通する。このため、双方向性サイリスタの制御端子への制御信号は所定のタイミングで極めて短い時間供給すればよい。
これに対し、本実施の形態のように、例えば掃除機本体1から吸込口体5に供給される吸込口モータ13の電源電圧の波形を利用して吸込口体5への信号とするものにおいては、吸込口モータ13が動作していない状態で双方向性サイリスタ39が制御されることがある。この場合、制御端子への制御信号により双方向性サイリスタ39がオン状態になるが、吸込口制御部50を構成するマイクロコンピュータが電力を消費する程度であるので、充分な電流が流れず、すなわち双方向性サイリスタ39の保持電流を維持できずに電源電圧が反転する前に双方向性サイリスタ39がオフしてしまうおそれがある。そうすると、所望の電源電圧波形とすることができず、結果として掃除機本体1から吸込口体5への信号の信頼性が低下するという問題が生じる。
しかしながら、本実施の形態においては、本体制御部37が、図5(e)に示すように、吸込口制御信号をその立ち上がりからT2まで、すなわち比較電圧値Vの値が基準電圧値Vcの値よりも低下する時点まで出力し続けるようにしている。このため、比較電圧値Vが基準電圧値Vcよりも高いときに双方向性サイリスタ39がオフすることがない。したがって、電源電圧波形のうち信号として用いる波形は確実に電源検出部54に送信されるので、掃除機本体1から吸込口体5に確実に信号を送ることができる。なお、吸込口モータ13が動作している場合は、双方向性サイリスタ39に保持電流以上の電流が流れるので、本体制御装置37が出力する制御信号は極めて短い期間でもよい。
加えて、上記実施の形態では、比較器71aは、吸込口電源部48の定電圧部48cから電源を供給されているので、本体制御部37によって制御される電源電圧波形に拘わらず、また、吸込口モータ13の動作の有無に拘わらず、安定して動作できる。
また、電圧変換回路70と比較回路71とから電源検出部54を構成し、比較回路71の基準電圧値VcをVdとVbの間に設定しているだけなので、スナバ電圧の影響を取り除くための回路構成が簡単である。
上記実施の形態においては、動作部を吸込口体5に設けたものについて説明したが連通管6に設けてもよく、この場合は掃除機本体1からの電圧波形を検出する電源検出部および動作部を制御する制御部50も連通管6に設ければよい。例えば、電流検出部44の検出結果に基づいてゴミ詰まり状況を表示する表示部等を連通管6の手元操作管12に設けることが考えられる。このように連通管6に動作部および電源検出部を設けた場合でも、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態においては、比較器71aを用いることによって、スナバ電圧以上の電圧波形に基づいた検出部出力を吸込口制御部50に入力するようにしているが、図5(g)に示される比較電圧を、A/D変換して吸込口制御部50を構成するマイクロコンピュータに入力させ、あるいはA/D変換機能を有するマイクロコンピュータに直接入力させ、このマイクロコンピュータで基準電圧Vc以上の電圧波形を取り出すようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態においては、電源検出部54における電圧検出方法として全波整流による方法について説明したが、もちろん半波整流波形による方法も可能である。また、本体制御部30に用いられる電力制御素子としては、双方向性サイリスタ39の他に電界効果トランジスタ(FET)等を用いることも可能である。上記実施の形態においては、電圧変換回路70の構成として整流部70aと電圧分圧部70bを用いたものについて説明したが、例えば、電圧変換回路70にフォトカプラを用いることも可能である。この場合、比較器71aの電源と同様、フォトカプラの電源も定電圧部48cから得るようにすればよい。さらに、上記各実施の形態においては、本体制御部30が、掃除機本体1から吸込口体5への電圧波形を位相制御するようにしているが、商用電源波形においてある半波期間をなくすことによって信号を送信するベースバンド方式等の他の方式で電圧波形を制御することもできる。さらには、交流の電圧波形を用いているが直流の電圧波形を用いることも可能である。
また、動作部としては回転清掃体18を駆動する吸込口モータ13に限るものではなく、例えば掃除機本体1に設けられた電流検出部44で検出された電流に基づいてゴミ詰まり情報を報知する報知部、吸込口体5を走行させるためのアクチュエータ等、掃除機本体1からの信号により動作されるものを用いることができる。
本発明の実施の形態に係る電気掃除機の構成を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る吸込口本体の構成を示す平面図。 本発明の第一の実施形態に係る電気掃除機の回路構成を示す図。 検出部の回路構成を示す回路図。 同実施の形態における各部の電圧、信号波形を示す図。
符号の説明
1 掃除機本体
5 吸込口体
連通管
7 電動送風機
13 吸込口モータ(動作部)
14 電力線
16 電力線
30 本体制御部
48 吸込口電源部(電源部)
50 吸込口制御部(制御部)
54 電源検出部(検出部)
39 双方向性サイリスタ
39b スナバ回路

Claims (4)

  1. 電動送風機を備えた掃除機本体と、この掃除機本体に接続され電力線が配設された連通管と、この連通管に接続され前記電動送風機の動作により塵埃を吸い込む吸込口体と、この吸込口体に設けられるとともに前記電力線を介して掃除機本体から電圧が印加される電源部と、前記吸込口体に設けられ前記電源部により動作する動作部とを有し、
    前記掃除機本体この掃除機本体から前記電源部に印加する電圧波形を制御する本体制御部を備え
    前記吸込口体、前記本体制御部で制御された電圧波形を検出する検出部とこの検出部の検出結果に基づいて前記動作部を制御する制御部とを備えた電気掃除機であって、
    前記本体制御部は、前記電力線に接続される電力制御素子とこの電力制御素子に並列接続されるスナバ回路とを備え、
    前記制御部は、前記電源部に印加される電圧波形のうち、前記スナバ回路によって生じる電圧のピーク値に対応する電圧値よりも大きい所定電圧値以上の電圧波形に基づいて前記動作部を制御する
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 電動送風機を備えた掃除機本体と、この掃除機本体に接続され電力線が配設された連通管と、この連通管に接続され前記電動送風機の動作により塵埃を吸い込む吸込口体と、前記連通管に設けられるとともに前記電力線を介して前記掃除機本体から電圧が印加される電源部と、前記連通管に設けられ前記電源部により動作する動作部とを有し、
    前記掃除機本体この掃除機本体から前記電源部に印加する電圧波形を制御する本体制御部を備え
    前記連通管、前記本体制御部で制御された電圧波形を検出する検出部とこの検出部の検出結果に基づいて前記動作部を制御する制御部とを備えた電気掃除機であって、
    前記本体制御部は、前記電力線に接続される電力制御素子とこの電力制御素子に並列接続されるスナバ回路とを備え、
    前記制御部は、前記電源部に印加される電圧波形のうち、前記スナバ回路によって生じる電圧のピーク値に対応する電圧値よりも大きい所定電圧値以上の電圧波形に基づいて前記動作部を制御する
    ことを特徴とする電気掃除機。
  3. 前記検出部は、前記電源部に印加される電圧値を前記所定電圧値と比較してその比較結果に基づいて前記制御部に信号を出力する比較部を有する
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電気掃除機。
  4. 前記電力制御素子は双方向性サイリスタであって、前記本体制御部は、少なくとも前記動作部が非動作状態であるときに、前記電源部に印加される電圧値が前記所定電圧値よりも低くなるまで前記双方向性サイリスタに制御信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電気掃除機。
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