JP2008079093A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器に関し、所定角度に固定される筐体部の固定精度の向上にある。
【解決手段】支持フレーム部(可動アーム部8)と、前記支持フレーム部に設置された回転支持部(回転モジュール12)と、前記回転支持部に固定され、前記回転支持部によって回転可能な筐体部(可動側筐体部6)と、前記回転支持部の回転中心部から離間させて設置され、前記筐体部を所定角度に回転させた際に、前記支持フレーム部と前記筐体部とをロック状態に保持する回転ロック機構(60)とを備えた構成である。
【選択図】図7

Description

本発明は、液晶表示ユニット部等の表示部が回転可能な携帯端末装置等の電子機器に関し、表示部を搭載した可動側筐体部を所定角度でロック可能な電子機器に関する。
表示ユニット部が回転可能な携帯端末装置等の電子機器では、表示ユニット部を回転によって縦長から横長、横長から縦長に変換する場合に、表示ユニット部を所定の表示位置に固定することが必要となる。このような表示位置の固定には、機械的な操作が必要である。
このような回転機構を備える電子機器に関し、特許文献1には、二軸ヒンジの回転機構及びその回転機構を備えた携帯電話が開示され、摺動部材又は回転軸支持部材と圧接部材との間にコイルばねによる荷重を作用させることにより、摺動摩擦トルクやクリックトルクを発生させることが開示されている。
特許文献2には、携帯通信機のバッテリ保持構造について、本体側に撓ませた板ばねを突出させ、この板ばねが入り込む凹部を回転可能なバッテリ側に備えることにより、バッテリの回転によりバッテリ側の凹部に板ばねを着脱させることが開示されている。
特許文献3には、折畳み可能な本体に回転可能な表示ユニット部を縦長から横長に又はその逆に回転可能に取り付け、表示ユニット部の回転をロックするロック機構、その解除機構を備えることが開示されている。
特開2005−127449号公報(要約、図1等) 特開平10−13289号公報(要約、図2等) 特開2001−156893号公報(要約、図5、図11等)
ところで、二軸ヒンジを用いた回転機構にコイルばねによる荷重を作用させることにより、摺動摩擦トルクやクリックトルクを発生させる構成(特許文献1)では、荷重がヒンジに集中し、二軸ヒンジで支えられた部材の固定強度が低く、又は、固定強度が変化する等、安定性に乏しい。また、板ばねと凹部との結合構造(特許文献2)は、構造が簡単である反面、安定性に欠ける。また、回転ロック設定やそのロック設定を解除する構造として、縦長(0度位置)及び横長(90度位置)を手動にて操作する細棒と表示ユニットの凹部に差込み角度を保持するといった設定構造(特許文献3)では、操作性に乏しい。
また、表示ユニット部とアーム部を連結する回転モジュール内部(カム構造)で所定角度に保持する構造を用いることが可能であるが、回転モジュールの保持角度が一定とはならず(例えば、±0.7度程度のバラツキがある)、閉状態での固定部と表示ユニット部の間に合わせズレが生じ、開状態では表示画面に傾斜を生じる等、固定性に問題がある。
斯かる要求や課題について、特許文献1ないし3にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
そこで、本発明の目的は、回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器に関し、所定角度に固定される筐体部の固定精度の向上にある。
また、本発明の他の目的は、回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器に関し、筐体部の回転操作性を高めるとともに、所定角度に固定される筐体部の固定精度を向上させることにある。
また、本発明の他の目的は、回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器に関し、所定角度で固定される筐体部の固定性を向上させることにある。
また、本発明の他の目的は、回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器に関し、その薄型化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、携帯端末装置等の電子機器であって、支持フレーム部に設置された回転支持部に筐体部が回転可能に取り付けられている。そこで、回転支持部の回転中心部から離間させて回転ロック機構を設置することにより、筐体部を所定角度に回転させた際に、支持フレーム部と筐体部とを所定角度でロック状態に保持することができる。回転支持部と回転ロック機構とを別構成とし、両者を離間させたことから、離間距離に比例して回転支持部側で筐体部を所定の回転角度で固定する場合に比較し、同一の固定力であれば、固定強度が高められるとともに、ぶれ角度が小さくなり、筐体部の固定精度を向上させることができる。また、支持フレーム部に対する筐体部の固定強度が高められるとともに、筐体部のぶれ角度を小さくでき、所定角度での固定性を向上させることができる。これらにより、上記目的が達成される。
そこで、上記目的を達成するため、本発明の第1の側面は、電子機器であって、支持フレーム部と、前記支持フレーム部に設置された回転支持部と、前記回転支持部に固定され、前記回転支持部によって回転可能な筐体部と、前記回転支持部の回転中心部から離間させて設置され、前記筐体部を所定角度に回転させた際に、前記支持フレーム部と前記筐体部とをロック状態に保持する回転ロック機構とを備えた構成である。斯かる構成によれば、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記支持フレーム部と前記筐体部との回転面を摺動可能に密着させた構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記回転ロック機構は、ロックピンと、このロックピンに係合するピン係合部と、前記ロックピン又は前記ピン係合部に弾性力を作用させる弾性部とを備え、前記ロックピンと前記ピン係合部との係合により、前記ロック状態を生起させる構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記ピン係合部を前記支持フレーム部側又は前記筐体部側に備え、前記ロックピンを前記筐体部側又は前記支持フレーム部側に備え、前記弾性部は、前記ピン係合部及び/又は前記ロックピンに弾性力を作用させた構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記筐体部の回転により移動する前記ピン係合部を挿入する溝部を前記筐体部側又は前記支持フレーム部側の面内に備え、前記ピン係合部に対して前記筐体部の回転半径方向に摺動させる前記ロックピンを前記支持フレーム部側又は前記筐体部側の内側に備えた構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記支持フレーム部及び/又は前記筐体部に、前記筐体部の回転開始点及び回転終点にストッパ機構を備える構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記筐体部は、表示ユニットを備える構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記支持フレーム部は固定側筐体部に開閉機構を介して連結され、前記固定側筐体部に対して前記開閉機構により開閉可能である構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記支持フレーム部と前記筐体部との間の摺動面部に摺動シートを備える構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
また、上記目的を達成するためには、上記電子機器において、好ましくは、前記ストッパ機構は、溝部とピン係合部とで構成してもよい。斯かる構成によっても、上記目的を達成できる。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器について、支持フレーム部に回転可能に設置される筐体部を所定角度に固定でき、筐体部の固定精度の向上に寄与する。
(2) 回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器について、筐体部の回転操作性を高めることができる。
(3) 回転機構によって角度が変更可能な筐体部を備える電子機器について、その薄型化に寄与する。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1ないし図6を参照して説明する。図1は、携帯端末装置を示す斜視図、図2は、携帯端末装置の閉状態を示す側面図、図3は、携帯端末装置の開状態を示す正面図、図4は、開状態にある携帯端末装置の可動側筐体部の右回転(左回転)を示す図、図5は、閉状態にある携帯端末装置を背面側から見て示した図、図6は、閉状態にある携帯端末装置の可動側筐体部の右回転(左回転)を示す図である。
携帯端末装置2は、開閉部や回転部等の複数の可動部を備える電子機器の一例であって、図1及び図2に示すように、第1の筐体部として固定側筐体部4と、第2の筐体部として可動側筐体部6とを備えており、固定側筐体部4には支持フレーム部としての可動アーム部8が開閉機構であるヒンジ機構10によって取り付けられ、また、可動アーム部8には回転支持部としての回転モジュール12が取り付けられ、この回転モジュール12に可動側筐体部6が固定され、可動側筐体部6は回転モジュール12によって回転可能である。
固定側筐体部4には、図3に示すように、符号キーやカーソルキー等の複数のキーを備える入力操作部14等が設置され、また、可動側筐体部6にはLCD(Liquid Crystal Display)素子等で構成される表示ユニットとして表示部16が設置されている。
このような携帯端末装置2によれば、可動部としてヒンジ機構10及び回転モジュール12を備えたことにより、可動側筐体部6を可動アーム部8とともに開閉させ、又は、可動側筐体部6を所定角度に回転させることができる。図1及び図2に示すように、可動側筐体部6は、固定側筐体部4に対して可動アーム部8とともに閉じ、又は、図3に示すように、開状態で維持することができる。また、可動アーム部8及び可動側筐体部6は、閉状態から開状態に至る途上で、停止、保持させることもできる。図3に示す開状態において、aは可動側筐体部6の中心線に一致する中心固定位置(左右回転開始点)、bは可動側筐体部6の右側固定位置(右側回転終点)、cは可動側筐体部6の左側固定位置(左側回転終点)である。
また、図4に示すように、可動側筐体部6は、開状態において、中心固定位置aから矢印Aの方向(右側)に右側固定位置bまで回転させて固定し、又は、中心固定位置a又は右側固定位置bから矢印Bの方向(左側)に左側固定位置cまで回転させて固定し、固定側筐体部4に対してL字形に変形させることができる。また、可動側筐体部6は、左右の回転終点b、cに至る途上で、回転モジュール12が持つ停止トルクによって停止させ、その停止位置で保持させることもできる。
また、図5に示す閉状態においても、同様に、可動側筐体部6の中心固定位置a(左右回転開始点)に対し、可動側筐体部6の右側固定位置b(右側回転終点)、可動側筐体部6の左側固定位置c(左側回転終点)が設定されている。即ち、可動側筐体部6は、可動アーム部8側に回転モジュール12を介して支持されているので、図6に示すように、中心固定位置aから矢印Aの方向(右側)に右側固定位置bまで回転させて固定し、又は、中心固定位置aから矢印Bの方向(左側)に左側固定位置cまで回転させて固定し、固定側筐体部4に対してL字形に変形させることができ、また、可動側筐体部6は、左右の回転終点b、cに至る途上で、回転モジュール12が持つ停止トルクによって停止させ、その停止位置で保持させることもできる。このような回転操作により、固定側筐体部4の背面側から可動側筐体部6にある表示部16の表示内容を視認することができる。
次に、この携帯端末装置2及び回転ロック機構について、図7を参照して説明する。図7は、携帯端末装置2を示す分解斜視図である。図7において、図1ないし図6と同一部分には同一符号を付してある。
この携帯端末装置2の構造及び回転ロック構造は、支持フレーム部としての可動アーム部8を備える電子機器の回転ロック機構の一例であって、この実施の形態では、可動アーム部8に回転モジュール12を介在して可動側筐体部6が取り付けられ、この可動側筐体部6を所定角度でロックさせる構成を示している。
固定側筐体部4は固定側フロントケース部18と固定側リアケース部19とを備え、固定側フロントケース部18の長手方向の縁部側にはヒンジ機構10の軸受部20が形成されている。この軸受部20には軸受孔22が設けられている。固定側リアケース部19には固定側基板等が搭載されている。
可動側筐体部6は可動側フロントケース部23と可動側リアケース部24とを備え、可動側リアケース部24の円形部26側には回転モジュール12が取り付けられている。この回転モジュール12の周囲部には環状の摺動シート30が設置される。この摺動シート30は、可動アーム部8の摺動面との潤滑性を維持し、がたつきを防止している。可動側フロントケース部23には可動側基板等が搭載されている。
可動アーム部8は、アーム部32とアームカバー部34とを備える。アーム部32の円形部36側には、既述の回転モジュール12とともに可動側筐体部6の可動側リアケース部24が固定手段として例えば、複数のネジ38によって固定される。また、アーム部32には、ヒンジ機構10の軸受部40、42が形成され、各軸受部40、42の間隔44内に固定側筐体部4の軸受部20が挿入される。軸受部40には固定側筐体部4の軸受部20に到達するヒンジ軸としてのヒンジモジュール46が挿入されて固定され、また、軸受部42にもヒンジ軸としてのヒンジモジュール48が挿入されて固定される。ヒンジモジュール48は、図示しないケーブルを挿通させるため、ケーブルガイドとして構成してもよい。
アームカバー部34は、アーム部32の上面を覆う蓋部50と、各軸受部40、42を覆う被覆部52、54とを備えている。蓋部50は、アーム部32に接合されてアーム部32の上面を防護し、被覆部52、54は、各軸受部40、42の周壁部を覆い、各軸受部40、42を補強し、防護する。
ヒンジ機構10は、既述の通り、固定側筐体部4の軸受部20と、可動アーム部8の軸受部40、42と、ヒンジモジュール46、48とを以て構成され、固定側筐体部4に可動アーム部8を開閉可能(この実施の形態では、180度に開閉可能)に支持している。また、回転モジュール12は、可動アーム部8に可動側筐体部6を回転可能に支持している。
そこで、可動側筐体部6を回転モジュール12を介して回転可能に支持する可動アーム部8、可動アーム部8上で回転モジュール12により回転可能な可動側筐体部6には、可動側筐体部6の左右許容回転角90度の中心位置即ち、0度位置を決定する回転ロック機構60と、左右許容回転角90度の回転範囲を決定するストッパ機構62(図17)とが設置されている。
この実施の形態では、回転ロック機構60のピン係合部64が可動側リアケース部24に一体成形されている。ピン係合部64は、回転モジュール12より外側で摺動シート30の内側に設置され、可動側リアケース部24の上面に突出している。ピン係合部64と係合するロックピン66は、可動アーム部8のアーム部32に取り付けられ、この実施の形態の場合、アーム部32の内側に設置されている。
次に、回転ロック機構60について、図8ないし図15を参照して詳述する。図8は、携帯端末装置の回転ロック機構60の位置を示す図、図9は、可動アーム部8からの回転ロック機構60を拡大して示した図、図10は、ロックピンを取り出して示した斜視図、図11は、可動アーム部8のロックピン部分を拡大して示した斜視図、図12は、回転モジュール及びピン係合部の位置関係を示す図、図13は、ピン係合部(ストッパ機構のストッパ部)を示す図、図14は、回転ロック動作を示す図、図15は、回転ロック機構における可動側筐体部6の角度と荷重変化を示す図である。図8ないし図14において、図1ないし図7と同一部分には、同一符号を付してある。
図8に示すように、この回転ロック機構60は、可動アーム部8に回転モジュール12を介して回転可能に支持されている可動側筐体部6を固定側筐体部4に一致する位置即ち、中心固定位置aに固定し、保持させるための機構である。ここで、可動側筐体部6を可動アーム部8に固定、保持させることは、ユーザにその位置が基準位置であることを認識させ、かつ、ユーザが回転する意思を以て左方向又は右方向に力を加えない限り、移動しない程度の保持状態であって、移動を許可しないといったロック状態を想定したものではない。通常の回転操作のための負荷及び開閉操作では回転しない程度の保持を想定している。
そこで、この実施の形態では、可動側筐体部6を固定側筐体部4に一致する位置即ち、中心固定位置aに固定し、保持させるため、可動アーム部8に固定された回転モジュール12の回転中心を貫く仮想中心軸68上に回転ロック機構60を設置している。中心固定位置aに可動筐体部6を固定することからすれば、回転ロック機構60を中心軸68上に設置する必要はないが、回転ロック機構60のピン係合部64をストッパ機構62に共用しており、ストッパ機構62が左右の同一の回転角度(実施の形態では90度)の位置で回転阻止をするため、中心軸68上に設定されている。
図9に示すように、可動アーム部8のアーム部32には、回転モジュール12の中心軸方向に長辺部を持つ長方形状のガイド孔70が形成され、このガイド孔70にロックピン66が回転モジュール12の中心軸方向に摺動可能に設置されているとともに、このロックピン66とアーム部32との間には弾性部としてコイルばね72が設置されている。即ち、ロックピン66は、コイルばね72の復元力を受けることにより、回転モジュール12の中心軸方向に移動可能である。
ロックピン66は、図10に示すように、ピン本体部74の背面側に既述のガイド孔70に摺動可能に挿入される矩形形状のスライド部76を備え、ピン本体部74には、スライド部76の頂部とほぼ同等な高さを持つ円弧状の突出部からなるピン先端部78が中心軸上に形成されているとともに、ピン本体部74の中心軸上にはガイド軸80が形成され、このガイド軸80にコイルばね72が装着されている。ピン先端部78を中心に、ピン本体部74の両側には、アーム部82、84が形成されており、各アーム部82、84は例えば、L字形状であって、その下端部には、幅方向に突出させたストッパ部86を備える。このロックピン66は例えば、合成樹脂で一体成形されている。
このロックピン66において、スライド部76の幅wは、ガイド孔70の幅d(>w)より僅かに小さく設定されているので、スライド部76は、ガイド孔70に案内され、ロックピン66をガイド孔70に沿って移動可能であり、ロックピン66に作用させたコイルばね72の復元力と、ピン係合部64との接触に応じて移動する。
このロックピン66は、図11に示すように、可動アーム部8の内部に摺動可能に設置されている。このロックピン66を摺動させる摺動機構88を詳述すれば、可動アーム部8のアーム部32内に、ロックピン66を摺動させる摺動溝90がガイド孔70とともに形成されている。摺動溝90には、アーム部82、84に対応するガイド溝92、94が形成されており、このガイド溝92、94の天井側には、ストッパ部86に対応し、ロックピン66の上方向の移動範囲を規制するストッパ部96が形成されている。そして、ロックピン66のガイド軸80に取り付けられたコイルばね72は、ロックピン66のピン本体部74とアーム部32の底面部98との間に拘束されている。即ち、ロックピン66が図中の矢印Eで示す方向に移動すると、即ち、ピン係合部64との係合が開始されると、コイルばね72は圧縮され、その復元力がロックピン66に強く作用することになる。この復元力が回転ロック機構60の回転を阻止する保持力に用いられる。
このロックピン66と係合するピン係合部64は、図12に示すように、可動側筐体部6の可動側リアケース部24の中心軸上に突設されている。この実施の形態では、回転モジュール12の回転中心から充分に離間した位置であって、周回する摺動シート30の内側の部位に設置されている。
図13に示すように、ピン係合部64は可動側リアケース部24と一体に形成された突出部であって、基台部100とピン接触部102とを備え、基台部100は円弧状であって、ピン接触部102の垂直投影面積より大きく設定されている。ピン接触部102には、その中央にロックピン66を挿入させる円弧状の窪みを成す凹部104が形成され、この凹部104を挟んで円弧状の突部106、108及び傾斜部110、112が基台部100の前縁より後退した位置に形成されている。ピン接触部102の凹部104、突部106、108及び傾斜部110、112は、中心軸上に左右対象に形成され、かつ、配置されている。このような左右対象とするのは、可動側筐体部6が中心軸を挟んで左右90度に回転し、その中心部でロック状態及び操作感を得るためである。
このような回転ロック機構60を備えると、固定側筐体部4に可動側筐体部6を一致させた位置では、ピン係合部64の凹部104にロックピン66が嵌まり込み、ロックピン66には、圧縮状態にあるコイルばね72から復元力が作用しており、コイルばね72の復元力に応じた荷重により、ロック状態となる。この場合、可動側筐体部6に回転方向に力を加えると、ロックピン66は、ピン係合部64の突部106、108側に接触してコイルばね72はより圧縮状態が高くなる。このため、そのコイルばね72から大きい復元力が作用するため、ピン係合部64とロックピン66との間の荷重が大きくなる。この結果、可動側筐体部6の回転は、その荷重を超える回転力を作用させない限り、回転させることができないので、ロック状態が維持される。
ここで、可動側筐体部6を回転させ、固定側筐体部4の中心位置に移動させた場合には、図14に示すように、ピン係合部64とロックピン66との相対的な位置が変化し、ピン係合部64からロックピン66が外れた位置P1では、コイルばね72は開放状態となるのに対し、ピン係合部64の傾斜部110にロックピン66が接触する位置P2では、傾斜部110の傾斜に応じてコイルばね72は圧縮状態が増加し、ピン係合部64の突部106にロックピン66が到達する位置P3では、コイルばね72の圧縮状態は最も高くなり、ピン係合部64の凹部104にロックピン66が嵌まり込んだ位置P4では、コイルばね72の圧縮状態は位置P3より軽減されるものの、開放状態の位置P1より高い圧縮状態が維持される。
この結果、可動側筐体部6の回転位置に応じてコイルばね72の復元力による荷重がピン係合部64のロックピン66側の形状に応じて変化する結果、図15に示すように、可動側筐体部6に作用する荷重Fは可動側筐体部6の回転角度θ〔°〕によって変化し、トルク変化とロック状態が形成される。図15において、P4は中心位置を示している。各位置P1、P2、P3、P4の荷重をF1(=0)、F2、F3、F4とすれば、F3>F4≧F2>F1となる。
次に、ストッパ機構62について、図16ないし図19を参照して詳述する。図16は、可動アーム部の裏面側を示す図、図17、図18及び図19は、ストッパ機構及びその動作を示す図である。図16ないし図19において、図1ないし図14と同一部分には、同一符号を付してある。
このストッパ機構62は、回転ロック機構60を中心に、可動側筐体部6の左右回転の最大回転角度を設定し、その最大回転角度で可動側筐体部6を停止させる構造である。
この実施の形態では、ピン係合部64をストッパ部に共用しており、ピン係合部64には、ストッパ面114、116が形成されている(図13、図14)。
このピン係合部64(ストッパ部)に対し、図16に示すように、可動アーム部8にはピン係合部64が挿入される円弧状の溝部118が形成され、溝部118の終端部でピン係合部64のストッパ面114、116を接触させるストッパ120、122が形成されている。具体的には、ストッパ面114がストッパ120、ストッパ面116がストッパ122に当たり、可動側筐体部6の回転が阻止される。この阻止される位置が中心固定位置aから左右90度の位置b、cである。
斯かる構成によれば、図17に示す位置にある可動側筐体部6を左側に回転させると、図18に示すように、ピン係合部64のストッパ面114が溝部118の終端部であるストッパ120に当たり、可動側筐体部6が左側90度の角度位置で停止する。また、図17に示す位置にある可動側筐体部6を右側に回転させると、図19に示すように、ピン係合部64のストッパ面116が溝部118の終端部であるストッパ122に当たり、可動側筐体部6が右側90度の角度位置で停止する。
以上述べた実施の形態に関し、特徴事項を抽出しながら、利点や効果等に言及する。
この携帯端末装置2では、固定側筐体部4に可動アーム部8を開閉可能に取り付け、この可動アーム部8に可動側筐体部6を回転可能に取り付け、開閉による折畳みと、可動側筐体部6の回転動作及び所定位置での回転ロック機能を備える。
回転ロック機構60では、ロックピン66とピン係合部64との凹凸係合と、コイルばね72の弾性による復元力によって凹凸係合にロック状態を維持するための荷重を作用させている。このような構成は、極めて簡単な構造でありながら、所定の回転角度で固定維持が可能であるとともに、固定精度の向上が図られ、また、コイルばね72による荷重を超える回転力を作用させれば、可動側筐体部6を所定の角度に回転でき、操作性の高い携帯端末装置2を構成することができる。
可動側筐体部6は、表示ユニット部を構成しており、その回転操作角度は左右各90度(180度の動作範囲)と広く、折り畳んだ状態(0度)で保持することができるとともに、折り畳んだ状態でも回転操作が可能であり、所望の角度に操作することができる。
回転ロック機構60のピン係合部64は、ストッパ機構62のストッパを構成しているから、別個に構成した場合の角度設定等は不要であるとともに、部品点数の削減に寄与している。即ち、ピン係合部64の回転方向の幅を決定すれば、溝部118の周回長を設定するだけで、最大回転角度例えば、左右各90度の位置に高精度に可動側筐体部6を設定することができ、表示ユニット部の位置の精度を高めることができる。
回転ロック機構60では、ピン係合部64のピン接触部102とロックピン66との接触により回転角度によって異なる荷重が得られ、この結果、回転トルクとロック状態が得られる。
上記実施の形態では、回転モジュール12が最大角度側に引き込み、筐体部同士当接する引き込みカム機構とされているので、左右各90度角度(最大角度)精度の向上、操作性の向上に寄与している。
ピン係合部64とロックピン66との係合方向が可動アーム部8のラジアル方向に設定されており、アーム部32の内部に収納されているので、高さ方向に設置した場合に比較し、アーム部32の厚さを薄くでき、携帯端末装置2の偏平化、薄型化に寄与している。
また、ロックピン66が接圧する範囲(リアケース部突起幅)を少なくするので、回転負荷の低減(操作力の低減)、ロックピン66の摩耗防止が図られている。
回転ロック機構60は、回転モジュール12の回転中心、可動側筐体部6の回転中心より離間した位置で可動側筐体部6をロックするので、可動側筐体部6のロック精度が高く、回転部分のガタつきを防止でき、安定したロック状態が維持される。
以上のように、この携帯端末装置2では、回転操作性が高く、閉状態での固定側筐体部4と可動側筐体部6(表示ユニット部)のずれ、開状態での表示画面の傾斜等を防止でき、品質の高い商品の提供に寄与する。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態について、図20及び図21を参照して説明する。図20は、回転ロック機構を示す図、図21は、回転ロック機構の変形例を示す図である。図20及び図21において、図1ないし図19と同一部分には同一符号を付してある。
回転ロック機構60に関し、第1の実施の形態では、ロックピン66をコイルばね72の復元力によって可動可能に構成したが、ロックピン66を可動側筐体部6側に固定してもよく、また、図20に示すように、ピン係合部64をコイルばねによって進退可能に構成しても、同等の効果が期待できる。この場合、ピン係合部64側にガイド軸124を形成し、このガイド軸124にコイルばね126を取り付ける。
斯かる構成とすれば、可動側筐体部6に設置したロックピン66と、可動アーム部8側のピン係合部64との係合により、可動側筐体部6をその係合位置の回転角度にロックさせることができる。
また、第1の実施の形態では、ロックピン66側のみにコイルばね72を取り付けたが、図21に示すように、ロックピン66及びピン係合部64の双方にコイルばね72、126を取り付け、各ばねの復元力によって係合関係を持たせることにより、強固なロック状態を維持することができる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、電子機器として携帯端末装置2を例示したが、本発明は、図22及び図23に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)130に適用することもできる。図22及び図23において、図1ないし図8、図16と同一部分には同一符号を付してある。この場合、このPC130では、固定側筐体部4に対して可動側筐体部6を横長配置(図22)、又は固定側筐体部4に対して可動側筐体部6を縦長配置(図23)とすることができる。このようなPC130に本発明を適用しても、同様の効果が期待できる。
(2) 上記実施の形態では、電子機器として携帯端末装置2やPC130を例示したが、可動部を備えるリモコン装置やゲーム機器等にも本発明を適用することができる。
(3) 上記実施の形態では、可動側筐体部6にピン係合部64、可動アーム部8にロックピン66を設置した回転ロック機構60を例示したが、本発明に係る回転ロック機構60は、支持フレーム部と筐体部との回転ロックを実現することであり、支持フレーム部又は筐体部の何れにピン係合部64又はロックピン66を設置しても、同様の効果が期待できるので、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
次に、以上述べた本発明の実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 支持フレーム部と、
前記支持フレーム部に設置された回転支持部と、
前記回転支持部に固定され、前記回転支持部によって回転可能な筐体部と、
前記回転支持部の回転中心部から離間させて設置され、前記筐体部を所定角度に回転させた際に、前記支持フレーム部と前記筐体部とをロック状態に保持する回転ロック機構と、
を備えたことを特徴とする電子機器。
(付記2) 付記1の電子機器において、
前記支持フレーム部と前記筐体部との回転面を摺動可能に密着させたことを特徴とする電子機器。
(付記3) 付記1の電子機器において、
前記回転ロック機構は、ロックピンと、このロックピンに係合するピン係合部と、前記ロックピン又は前記ピン係合部に弾性力を作用させる弾性部とを備え、前記ロックピンと前記ピン係合部との係合により、前記ロック状態を生起させることを特徴とする電子機器。
(付記4) 付記3の電子機器において、
前記ピン係合部を前記支持フレーム部側又は前記筐体部側に備え、前記ロックピンを前記筐体部側又は前記支持フレーム部側に備え、前記弾性部は、前記ピン係合部及び/又は前記ロックピンに弾性力を作用させたことを特徴とする電子機器。
(付記5) 付記3の電子機器において、
前記筐体部の回転により移動する前記ピン係合部を挿入する溝部を前記筐体部側又は前記支持フレーム部側の面内に備え、前記ピン係合部に対して前記筐体部の回転半径方向に摺動させる前記ロックピンを前記支持フレーム部側又は前記筐体部側の内側に備えたことを特徴とする電子機器。
(付記6) 付記1の電子機器において、
前記支持フレーム部及び/又は前記筐体部に、前記筐体部の回転開始点及び回転終点にストッパ機構を備えることを特徴とする電子機器。
(付記7) 付記1の電子機器において、
前記筐体部は、表示ユニットを備えることを特徴とする電子機器。
(付記8) 付記1の電子機器において、
前記支持フレーム部は固定側筐体部に開閉機構を介して連結され、前記固定側筐体部に対して前記開閉機構により開閉可能であることを特徴とする電子機器。
(付記9) 付記3の電子機器において、
前記ピン係合部は、前記ロックピンが嵌まり込む凹部を備えることを特徴とする電子機器。
(付記10) 付記1の電子機器において、
前記回転ロック機構が前記回転支持部の回転中心を挟んで開閉機構と対向位置に設置されたことを特徴とする電子機器。
(付記11) 付記3の電子機器において、
前記弾性部は、スプリングであることを特徴とする電子機器。
(付記12) 付記1の電子機器において、
前記支持フレーム部と前記筐体部との間の摺動面部に摺動シートを備えることを特徴とする電子機器。
(付記13) 付記6の電子機器において、
前記ストッパ機構は、溝部とピン係合部とで構成されることを特徴とする電子機器。
(付記14) 固定側筐体部に開閉機構を介在させて開閉可能に取り付けられた可動アーム部と、
前記可動アーム部に設置された回転支持部と、
前記回転支持部に固定され、前記回転支持部によって回転可能な可動側筐体部と、
前記回転支持部の回転中心部から前記回転支持部の外側に離間させて設置され、前記可動側筐体部を所定角度に回転させた際に、前記可動アーム部と前記可動側筐体部とをロック状態に保持する回転ロック機構と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記15) 付記14の携帯端末装置において、
前記可動アーム部と前記可動側筐体部との回転面を摺動可能に密着させたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記16) 付記14の携帯端末装置において、
前記回転ロック機構は、ロックピンと、このロックピンに係合するピン係合部と、前記ロックピン又は前記ピン係合部に弾性力を作用させる弾性部とを備え、前記ロックピンと前記ピン係合部との係合により、前記ロック状態を生起させることを特徴とする携帯端末装置。
(付記17) 付記16の携帯端末装置において、
前記ピン係合部を前記可動アーム部又は前記可動側筐体部に備え、前記ロックピンを前記可動側筐体部又は前記可動アーム部に備え、前記弾性部は、前記ピン係合部及び/又は前記ロックピンに弾性力を作用させたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記18) 付記16の携帯端末装置において、
前記可動側筐体部の回転により移動する前記ピン係合部を挿入する溝部を前記可動側筐体部又は前記可動アーム部の面内に備え、前記ピン係合部に対して前記可動側筐体部の回転半径方向に摺動させる前記ロックピンを前記可動アーム部又は前記可動側筐体部の内側に備えたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記19) 付記14の携帯端末装置において、
前記可動アーム部及び/又は前記可動側筐体部に、前記可動側筐体部の回転開始点及び回転終点にストッパ機構を備えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記20) 付記14の携帯端末装置において、
前記可動側筐体部は、表示ユニットを備えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記21) 付記16の携帯端末装置において、
前記ピン係合部は、前記ロックピンが嵌まり込む凹部を備えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記22) 付記14の携帯端末装置において、
前記回転ロック機構が前記回転支持部の回転中心を挟んで前記開閉機構と対向位置に設置されたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記23) 付記16の携帯端末装置において、
前記弾性部は、スプリングであることを特徴とする携帯端末装置。
(付記24) 付記14の携帯端末装置において、
前記可動アーム部と前記可動側筐体部との間の摺動面部に摺動シートを備えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記25) 付記19の携帯端末装置において、
前記ストッパ機構は、溝部とピン係合部とで構成されることを特徴とする携帯端末装置。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、液晶表示ユニット部等の表示部が回転可能な携帯端末装置等の電子機器に関し、表示部を搭載した可動側筐体部を所定角度でロックでき、所定角度での固定精度を高め、がたつきを防止できる等、有用である。
第1の実施の形態に係る携帯端末装置を示す斜視図である。 携帯端末装置の閉状態を示す側面図である。 携帯端末装置の開状態を示す正面図である。 開状態にある携帯端末装置の可動側筐体部の右回転(左回転)を示す図である。 閉状態にある携帯端末装置を背面側から見て示した図である。 閉状態にある携帯端末装置の可動側筐体部の右回転(左回転)を示す図である。 携帯端末装置を示す分解斜視図である。 携帯端末装置の回転ロック機構の位置を示す図である。 可動アーム部からの回転ロック機構を拡大して示した図である。 ロックピンを取り出して示した斜視図である。 可動アーム部のロックピン部分を拡大して示した斜視図である。 回転モジュール及びピン係合部の位置関係を示す図である。 ピン係合部を示す図である。 回転ロック動作を示す図である。 回転ロック機構における可動側筐体部の角度と荷重変化を示す図である。 可動アーム部の裏面側を示す図である。 ストッパ機構及びその動作を示す図である。 ストッパ機構及びその動作を示す図である。 ストッパ機構及びその動作を示す図である。 第2の実施の形態に係る回転ロック機構を示す図である。 回転ロック機構の変形例を示す図である。 他の実施の形態に係るPCを示す図である。 他の実施の形態に係るPCを示す図である。
符号の説明
2 携帯端末装置
4 固定側筐体部
6 可動側筐体部
8 可動アーム部(支持フレーム部)
10 ヒンジ機構
12 回転モジュール(回転支持部)
16 表示部
60 回転ロック機構
62 ストッパ機構
64 ピン係合部
66 ロックピン
72 コイルばね(弾性部)
118 溝部
114、116 ストッパ面
120、122 ストッパ

Claims (10)

  1. 支持フレーム部と、
    前記支持フレーム部に設置された回転支持部と、
    前記回転支持部に固定され、前記回転支持部によって回転可能な筐体部と、
    前記回転支持部の回転中心部から離間させて設置され、前記筐体部を所定角度に回転させた際に、前記支持フレーム部と前記筐体部とをロック状態に保持する回転ロック機構と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1の電子機器において、
    前記支持フレーム部と前記筐体部との回転面を摺動可能に密着させたことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1の電子機器において、
    前記回転ロック機構は、ロックピンと、このロックピンに係合するピン係合部と、前記ロックピン又は前記ピン係合部に弾性力を作用させる弾性部とを備え、前記ロックピンと前記ピン係合部との係合により、前記ロック状態を生起させることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3の電子機器において、
    前記ピン係合部を前記支持フレーム部側又は前記筐体部側に備え、前記ロックピンを前記筐体部側又は前記支持フレーム部側に備え、前記弾性部は、前記ピン係合部及び/又は前記ロックピンに弾性力を作用させたことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項3の電子機器において、
    前記筐体部の回転により移動する前記ピン係合部を挿入する溝部を前記筐体部側又は前記支持フレーム部側の面内に備え、前記ピン係合部に対して前記筐体部の回転半径方向に摺動させる前記ロックピンを前記支持フレーム部側又は前記筐体部側の内側に備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1の電子機器において、
    前記支持フレーム部及び/又は前記筐体部に、前記筐体部の回転開始点及び回転終点にストッパ機構を備えることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1の電子機器において、
    前記筐体部は、表示ユニットを備えることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1の電子機器において、
    前記支持フレーム部は固定側筐体部に開閉機構を介して連結され、前記固定側筐体部に対して前記開閉機構により開閉可能であることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1の電子機器において、
    前記支持フレーム部と前記筐体部との間の摺動面部に摺動シートを備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項6の電子機器において、
    前記ストッパ機構は、溝部とピン係合部とで構成されることを特徴とする電子機器。
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