JP2008071247A - 印刷情報管理装置、及びプログラム - Google Patents

印刷情報管理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力した場合において、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定できるようにする。
【解決手段】文書サーバ20では、印刷時には、受信部20aが印刷指示を受信し、文書画像生成部21が電子文書の文書画像を生成し、コード画像生成部22が媒体ID及び座標を含むコード画像を生成し、送信部20bが文書画像とコード画像の印刷命令を送信する。一方で、文書登録部23は電子文書に文書IDを付して文書記憶部24に記憶し、印刷情報生成部25が印刷文書上の位置に基づいて電子文書上の位置を特定するための印刷情報を生成し、文書ID及び媒体IDで検索できるように印刷情報記憶部26に記憶する。また、筆記時には、位置特定部27が印刷情報を参照して筆記位置に対応する電子文書上の位置を特定し、筆記付加部28が電子文書上のその位置に筆記データを付加する。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷情報管理装置、及びプログラムに関する。
電子文書が印刷された紙面に電子ペンで筆記した場合に、その筆記を電子化した筆記データを電子文書に付加する技術は既に知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1では、座標情報及び同一性情報を含むコードシンボルが多数配列された記録媒体に対し、画像ソースに基づいて生成された画像データに従い画像を形成する。その際、記録媒体から読み取ったコードシンボルをデコードして同一性情報を獲得し、その同一性情報と画像ソースを特定する画像ソース特定情報との対応付けを行う。そして、筆記動作に伴い、認識された座標情報から加筆情報を得、これを認識された同一性情報に対応付けられた画像ソース特定情報によって特定される画像ソースにデータ上で加筆する。
特許文献2では、電子的に記憶された文書を、位置コーディングパターンを備えた表面に印刷する。次に、位置コーディングパターンを読み取る手段と、表面にマーキングを付けるペンポイントとで、プリントアウト表面を編集する。すると、このマーキングがコンピュータに転送され、コンピュータ内で解釈され、この解釈に基づいて記憶済み文書に変更が加えられる。
特開2002−196870号公報 特表2003−528388号公報
ところで、電子文書を紙等の媒体に印刷する場合、印刷に関する種々の設定を行うことが可能である。その中には、用紙サイズ、用紙方向、出力部数等の基本的な設定もあるが、媒体上のレイアウトに関する設定もある。そして、このレイアウトに関する設定にも、拡大、縮小、余白の大きさ等の基本的な設定に加え、電子文書のページの媒体への割り付け方法の設定がある。例えば、電子文書の1ページを拡大して複数の媒体に割り付ける設定(以下、「拡大連写」という)や、電子文書のNページを媒体の1ページに割り付ける設定(以下、「Nアップ」という)等である。
しかしながら、電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力する場合に、このようなレイアウトに関する設定がなされると、電子文書上の位置と印刷文書上の位置とが一致しなくなってしまう。従って、かかる場合に、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定することができないという課題があった。
本発明は、以上のような背景の下でなされたものであって、その目的は、電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力した場合において、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定できるようにすることにある。
本発明の第1の印刷情報管理装置は、電子文書を特定する第1の情報を取得する第1の取得手段と、電子文書が印刷される媒体を特定する第2の情報を取得する第2の取得手段と、媒体上の位置に基づいて電子文書上の位置を特定するために用いられる第3の情報を取得する第3の取得手段と、第1の情報と第2の情報と第3の情報とを関連付けた印刷情報を記憶する記憶手段とを備えている。
ここで、第3の取得手段は、電子文書の1ページを媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、電子文書の複数ページを媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式の第3の情報を取得するようにすることができる。
また、第3の取得手段は、媒体上の位置を電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報を、第3の情報として取得するようにすることができる。
更に、この第1の印刷情報管理装置は、電子文書の画像と、媒体を特定する画像と、媒体上の位置を表す画像とを生成する画像生成手段を更に備えたものであってもよい。
本発明の第2の印刷情報管理装置は、電子文書と、その電子文書が印刷された媒体と、媒体上の位置に基づいて電子文書上の位置を特定するための規則とを関連付けた印刷情報を記憶する記憶手段と、媒体及びその媒体上の位置の指定を受け付ける受付手段と、媒体に対応する電子文書、及び、媒体上の位置に対応する電子文書上の位置を、印刷情報を用いて特定する特定手段とを備えている。
ここで、記憶手段は、電子文書の1ページを媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、電子文書の複数ページを媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式の規則を記憶するようにすることができる。
また、記憶手段は、媒体上の位置を電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報を、規則として記憶するようにすることができる。
更に、受付手段は、媒体に印刷された第1の画像を読み取ることで得られたその媒体を特定する情報と、媒体に印刷された第2の画像を読み取ることで得られたその媒体上の位置を特定する情報とを受け付けるようにしてもよい。
更にまた、この第2の印刷情報管理装置は、特定手段により特定された電子文書上の位置に対し、受付手段が指定を受け付けた位置を連結して得られる筆記データを付加する付加手段を更に備えたものであってもよい。
本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、電子文書を特定する第1の情報を取得する機能と、電子文書が印刷される媒体を特定する第2の情報を取得する機能と、媒体上の位置に基づいて電子文書上の位置を特定するために用いられる第3の情報を取得する機能と、第1の情報と第2の情報と第3の情報とを関連付けた印刷情報を所定の記憶装置に記憶する機能とを実現するためのものである。
ここで、第3の情報は、電子文書の1ページを媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、電子文書の複数ページを媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式を有するものとすることができる。
また、第3の情報は、媒体上の位置を電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報とすることができる。
本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、電子文書と、その電子文書が印刷された媒体と、媒体上の位置に基づいて電子文書上の位置を特定するための規則とを関連付けた印刷情報を所定の記憶装置に記憶する機能と、媒体及びその媒体上の位置の指定を受け付ける機能と、媒体に対応する電子文書、及び、媒体上の位置に対応する電子文書上の位置を、印刷情報を用いて特定する機能とを実現するためのものである。
ここで、規則は、電子文書の1ページを媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、電子文書の複数ページを媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式を有するものとすることができる。
また、規則は、媒体上の位置を電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報とすることができる。
請求項1の発明には、電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力した場合において、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定できるようになるという効果がある。
請求項2の発明には、拡大連写でもNアップでも統一的に扱うことができるという効果がある。
請求項3の発明には、電子文書上の位置を効率的に特定することができるという効果がある。
請求項4の発明には、媒体をユーザインターフェイスとして用いて媒体上の位置を指定できるようになるという効果がある。
請求項5の発明には、電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力した場合において、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定することができるという効果がある。
請求項6の発明には、拡大連写でもNアップでも統一的に扱うことができるという効果がある。
請求項7の発明には、電子文書上の位置を効率的に特定することができるという効果がある。
請求項8の発明には、媒体をユーザインターフェイスとして用いて媒体上の位置を指定することができるという効果がある。
請求項9の発明には、印刷文書上の筆記位置に対応する電子文書上の位置に筆記データを付加することができるという効果がある。
請求項10の発明には、電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力した場合において、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定できるようになるという効果がある。
請求項11の発明には、拡大連写でもNアップでも統一的に扱うことができるという効果がある。
請求項12の発明には、電子文書上の位置を効率的に特定することができるという効果がある。
請求項13の発明には、電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力した場合において、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定することができるという効果がある。
請求項14の発明には、拡大連写でもNアップでも統一的に扱うことができるという効果がある。
請求項15の発明には、電子文書上の位置を効率的に特定することができるという効果がある。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
まず、本実施の形態におけるシステム構成について説明する。
図1は、本実施の形態が適用されるシステムの構成を示したものである。
図示するように、このシステムは、端末装置10と、文書サーバ20と、識別情報サーバ30と、画像形成装置40と、電子ペン60とを含む。このうち、端末装置10と、文書サーバ20と、識別情報サーバ30と、画像形成装置40とは、ネットワーク90に接続され、電子ペン60は、図示しない通信手段を介して端末装置10と通信可能になっている。
端末装置10は、電子文書の印刷指示を送信したり、電子ペン60による筆記を電子化した筆記データを送信したりする。尚、この端末装置10としては、PC(Personal Computer)が例示される。
文書サーバ20は、電子文書を記憶している。そして、文書サーバ20は、印刷指示があると、文書画像とコード画像とを重畳した画像を媒体に印刷して印刷文書を出力するよう画像形成装置40に指示する。また、印刷文書に対する筆記データを端末装置10から受信すると、この印刷文書の元となる電子文書に対して筆記データを付加する。
識別情報サーバ30は、媒体に付与する識別情報を管理しており、外部からの要求に対して重複がないように識別情報を発行する。
画像形成装置40は、媒体に画像を形成して印刷文書を出力する。ここで、画像形成装置40における画像形成方式としては、例えば、電子写真方式を用いることができるが、その他の如何なる方式を用いてもよい。
電子ペン60は、印刷文書に文字又は図形を記録するためのペンデバイスである。また、印刷文書に印刷されたコード画像から情報を取り出し、それを端末装置10に送信する。
尚、本明細書では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
ところで、本実施の形態では、文書サーバ20が、電子文書を媒体に印刷して印刷文書を出力するよう画像形成装置40に指示する際に、印刷文書上の位置から電子文書上の位置を特定するための印刷情報を記憶する。そして、印刷文書上の位置が指定されると、この印刷情報を参照することにより、対応する電子文書上の位置を特定する。
このように本実施の形態では、文書サーバ20が中心となって動作する。そこで、まず、文書サーバ20について説明する。
図2は、文書サーバ20の構成の一例を示す図である。
図示するように、文書サーバ20は、受信部20aと、送信部20bと、文書画像生成部21と、コード画像生成部22とを備える。また、文書登録部23と、文書記憶部24と、印刷情報生成部25と、印刷情報記憶部26とを備える。そして、更に、位置特定部27と、筆記付加部28とを備える。
受信部20aは、電子文書の印刷時には、印刷指示と、印刷に関する設定情報(以下、単に「設定情報」という)とをネットワーク90から受信する。そして、印刷指示で指定された電子文書を文書画像生成部21に渡し、設定情報を文書画像生成部21及びコード画像生成部22に渡す。ここで、設定情報とは、例えば、用紙サイズ、用紙方向、拡大連写の指定、Nアップの指定等である。
受信部20aは、媒体に対する筆記時には、媒体の識別情報(以下、「媒体ID」という)と、媒体上の筆記がなされた位置情報とを受信し、これらの情報を位置特定部27に渡す。
文書画像生成部21は、受信部20aから渡された電子文書を、同じく受信部20aから渡された設定情報に基づいて画像化し、文書画像を生成する。
コード画像生成部22は、媒体ID及び媒体上の位置を表す位置情報を含むコード画像を生成する。
送信部20bは、電子文書の印刷時には、文書画像とコード画像を画像形成装置40に送信し、これらの画像を重畳した画像の形成を指示する。
送信部20bは、媒体に対する筆記時には、筆記データが付加された電子文書、又は、電子文書に対する筆記データの付加が正常に行われた旨の情報を送信する。
文書登録部23は、印刷指示で指定された電子文書をそのページの識別情報(以下、「文書ID」という)を付して登録する。
文書記憶部24は、文書登録部23の指示に従い、電子文書を記憶する。
印刷情報生成部25は、コード画像生成部22がコード画像に埋め込んだ媒体IDと、文書登録部23が登録した電子文書の文書IDと、電子文書上の範囲と印刷文書上の範囲との対応関係を示す範囲情報と、印刷文書上の位置を電子文書上の位置に変換するための変換情報とを対応付けた印刷情報を生成する。尚、この印刷情報生成部25は、電子文書を特定する第1の情報(文書ID)を取得する手段と、媒体を特定する第2の情報(媒体ID)を取得する手段と、媒体上の位置に基づいて電子文書上の位置を特定するための第3の情報(範囲情報及び/又は変換情報)を取得する手段とを含むものとして捉えることができる。
印刷情報記憶部26は、印刷情報生成部25が生成した印刷情報を記憶する。
位置特定部27は、受信部20aから媒体の識別情報及び媒体上の筆記がなされた位置情報を受け、印刷情報記憶部26に記憶された印刷情報を参照することにより、筆記データを付加すべき電子文書及びその電子文書上の筆記データを付加すべき位置を特定する。
筆記付加部28は、位置特定部27が特定した電子文書上の位置に対して筆記データを付加する。
尚、これらの機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、文書サーバ20のCPUが、受信部20a、文書画像生成部21、コード画像生成部22、送信部20b、文書登録部23、印刷情報生成部25、位置特定部27、筆記付加部28を実現するプログラムを例えば磁気ディスク装置からメインメモリに読み込んで実行することにより、これらの機能は実現される。また、文書記憶部24、印刷情報記憶部26は、例えば磁気ディスク装置を用いて実現することができる。更に、磁気ディスク装置に記憶されるプログラムやデータは、CD等の記録媒体からロードしてもよいし、インターネット等のネットワークを介してダウンロードしてもよい。
次に、本実施の形態における印刷時の動作について説明する。
まず、ユーザが、端末装置10を操作し、メモリに格納された電子文書の印刷を指示する。これにより、端末装置10は、電子文書と設定情報とを含む印刷指示を文書サーバ20に送信し、文書サーバ20の動作が開始する。
図3は、このときの文書サーバ20の動作を示したフローチャートである。
文書サーバ20では、まず、受信部20aが、印刷指示を受信する(ステップ201)。そして、印刷指示に含まれる電子文書及び設定情報を文書画像生成部21に受け渡す。また、印刷指示に含まれる設定情報をコード画像生成部22に受け渡す。
これにより、文書画像生成部21は、電子文書を画像化して文書画像を生成する(ステップ202)。尚、その際、文書画像は、受信部20aから渡された設定情報に従ったレイアウトで生成される。また、このとき、文書登録部23は、電子文書に文書IDを付与し、文書記憶部24に記憶する。
一方、コード画像生成部22は、コード画像を生成する(ステップ203)。ここで、コード画像には、2種類の情報が埋め込まれる。
1つは、媒体を一意に識別する識別情報である。この識別情報は、識別情報サーバ30(図1参照)から取得することができる。即ち、まず、コード画像生成部22は、識別情報サーバ30に対して識別情報の付与を要求する。これに応じて、識別情報サーバ30が、識別情報を管理するデータベースから未使用の識別情報を取り出し、コード画像生成部22に送信する。ここで、取り出す識別情報の数は、設定情報に応じて決められる。つまり、基本的には、印刷するページ数に印刷部数を乗じて得られる数の識別情報が取り出される。但し、設定情報中に、Nアップ指定等がある場合は、それも考慮される。例えば、電子文書の10ページを2アップ指定で5部印刷する場合は、25(=10÷2×5)個の識別情報が取り出される。
またもう1つは、媒体上の位置を特定するための位置情報である。これは、設定情報に含まれる用紙のサイズや向きに応じて必要となる範囲の座標を表すために用意される情報である。
尚、このコード画像の生成処理の詳細は後述する。
そして、文書サーバ20は、電子文書の文書画像とコード画像とを画像形成装置40に送信し、画像形成を指示する(ステップ204)。
これにより、画像形成装置40では、例えば電子写真方式を用いて合成画像を媒体に形成し、印刷文書を出力する。尚、その際、文書画像はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のトナーを用いて形成し、コード画像はK(黒)のトナーを用いて形成する。
その後、画像形成装置40は、印刷文書の出力を完了すると、文書サーバ20に対して印刷完了報告を送信する。これにより、文書サーバ20では、受信部20aが、この印刷完了報告を受信する(ステップ205)。
すると、受信部20aは、印刷情報生成部25に対し、印刷情報の生成を指示する。これにより、印刷情報生成部25は、印刷情報を生成し、印刷情報記憶部26に記憶する(ステップ206)。この印刷情報の生成処理については、後で詳しく説明する。
尚、上記では、コード画像をKのトナーを用いて形成するようにした。これは、Kのトナーが、C、M、Yのトナーよりも赤外光の吸収量が多く、電子ペン60でコード画像を読み取ることができるからである。しかしながら、コード画像は、特殊トナーを用いて形成することも可能である。
ここで、特殊トナーとしては、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が30%以上の不可視トナーが例示される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷された媒体に形成された画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。また、可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性が若干あるが、人間の目で認識し難いものも「不可視」に含める。
また、この不可視トナーは、画像の機械読取りのために必要な近赤外光吸収能力を高めるために、平均分散径が100nm〜600nmの範囲のものが望ましい。
次に、本実施の形態で生成されるコード画像の元となるコードパターンについて説明する。
図4は、コードパターンについて説明するための図である。
まず、コードパターンを構成するビットパターンについて説明する。
図4(a)に、ビットパターンの配置の一例を示す。
ビットパターンとは、情報埋め込みの最小単位である。ここでは、図4(a)に示すように、9箇所の中から選択した2箇所にビットを配置する。図では、黒の四角が、ビットが配置された位置を示し、斜線の四角が、ビットが配置されていない位置を示している。9箇所の中から2箇所を選択する組み合わせは、36(=)通りある。従って、このような配置方法により、36通り(約5.2ビット)の情報を表現することができる。
ところで、図4(a)に示した最小の四角は、600dpiにおける2ドット×2ドットの大きさを有している。600dpiにおける1ドットの大きさは0.0423mmなので、この最小の四角の一辺は、84.6μm(=0.0423mm×2)である。コードパターンを構成するドットは、大きくなればなるほど目に付きやすくなるため、できるだけ小さいほうが好ましい。ところが、あまり小さくすると、プリンタで印刷できなくなってしまう。そこで、ドットの大きさとして、50μmより大きく100μmより小さい上記の値を採用している。これにより、プリンタで印刷可能な最適な大きさのドットを形成することができる。つまり、84.6μm×84.6μmが、プリンタで安定的に形成可能な最小の大きさなのである。
尚、ドットをこのような大きさにすることで、1つのビットパターンの一辺は、約0.5mm(=0.0423mm×2×6)となる。
また、このようなビットパターンから構成されるコードパターンについて説明する。
図4(b)に、コードパターンの配置の一例を示す。
ここで、図4(b)に示した最小の四角が、図4(a)に示したビットパターンに相当する。尚、図4(a)では、1つのビットパターンで36通りの情報を表現できるものとして説明したが、このコードパターンにおいて、1つのビットパターンは、同期符号を除き、32通り(5ビット)の情報を表現するものとする。
そして、識別情報を符号化した識別符号は、16(=4×4)個のビットパターンを使用して埋め込まれる。また、X方向の位置情報を符号化したX位置符号と、Y方向の位置情報を符号化したY位置符号とは、それぞれ、4個のビットパターンを使用して埋め込まれる。更に、左上角部に、コードパターンの位置と回転を検出するための同期符号が、1つのビットパターンを使用して埋め込まれる。
尚、1つのコードパターンの大きさは、ビットパターンの5個分の幅に等しいため、約2.5mmとなる。本実施の形態では、このように生成したコードパターンを画像化したコード画像を、用紙全面に配置する。
次いで、識別情報及び位置情報を符号化し、符号化された情報からコード画像を生成する処理について説明する。尚、この処理は、コード画像生成部22(図2参照)がステップ203(図3参照)で実行する。
図5は、このような符号化及び画像生成の処理について説明するための図である。
まず、識別情報の符号化について説明する。
識別情報の符号化には、ブロック符号化方式のRS(リードソロモン)符号が使用される。図4で説明した通り、本実施の形態では、5ビットの情報を表現できるビットパターンを用いて情報を埋め込む。従って、情報の誤りも5ビット単位で発生するため、ブロック符号化方式で符号化効率が良いRS符号を使用している。但し、符号化方式はRS符号に限定するものでなく、その他の符号化方式、例えば、BCH符号等を使用することもできる。
上述したように、本実施の形態では、5ビットの情報量を持つビットパターンを用いて情報を埋め込む。従って、RS符号のブロック長を5ビットとする必要がある。そのため、識別情報を5ビットずつに区切り、ブロック化する。図5では、識別情報「0011101101001…」から、第1のブロック「00111」と、第2のブロック「01101」とが切り出されている。
そして、ブロック化された識別情報に対し、RS符号化処理を行う。図5では、「blk1」、「blk2」、「blk3」、「blk4」、…というようにブロック化した後、RS符号化が行われる。
ところで、本実施の形態において、識別情報は、16(=4×4)個のブロックに分けられる。そこで、RS符号における符号ブロック数を16とすることができる。また、情報ブロック数は、誤りの発生状況に応じて設計することができる。例えば、情報ブロック数を8とすれば、RS(16,8)符号となる。この符号は、符号化された情報に4ブロック(=(16−8)÷2)の誤りが発生しても、それを補正することができる。また、誤りの位置を特定できれば、訂正能力を更に向上することができる。尚、この場合、情報ブロックに格納される情報量は、40ビット(=5ビット×8ブロック)である。従って、約1兆種類の識別情報が表現可能である。
次に、位置情報の符号化について説明する。
位置情報の符号化には、擬似乱数系列の一種であるM系列符号が使用される。ここで、M系列とは、K段の線形シフトレジスタで発生できる最大周期の系列であり、2−1の系列長をもつ。このM系列から取り出した任意の連続したKビットは、同じM系列中の他の位置に現れない性質を持つ。そこで、この性質を利用することにより、位置情報を符号化することができる。
ところで、本実施の形態では、符号化すべき位置情報の長さから、必要なM系列の次数を求め、M系列を生成している。しかしながら、符号化する位置情報の長さが予め分かっている場合は、M系列を毎回生成する必要はない。即ち、固定のM系列を予め生成しておき、それをメモリ等に格納しておけばよい。
例えば、系列長8191のM系列(K=13)を使用したとする。
この場合、位置情報も5ビット単位で埋め込むため、系列長8191のM系列から5ビットずつ取り出してブロック化する。図5では、M系列「11010011011010…」が、5ビットずつブロック化されている。
このように、本実施の形態では、位置情報と識別情報とで、異なる符号化方式を用いている。これは、識別情報の検出能力を、位置情報の検出能力よりも高くなるように設定する必要があるからである。つまり、位置情報は、紙面の位置を取得するための情報なので、ノイズ等によって復号できない部分があっても、その部分が欠損するだけで他の部分には影響しない。これに対し、識別情報は、復号に失敗すると、筆記情報を反映する対象を検出できなくなるからである。更に、このような構成とすることによって、位置情報と識別情報を復号する際の画像読取範囲を最小化できる。即ち、位置情報にRS符号等の境界を有する符号化方式を使用すると、それを復号する際には境界間の符号を読み取る必要があるため、画像を読み取る範囲は図4(b)に示した領域の2倍の領域とする必要がある。しかし、M系列を使用することで、図4(b)に示した領域と同じ大きさの領域を読み取ればよい構成にできる。これは、M系列の性質上、M系列の任意の部分系列から位置情報を復号できるからである。即ち、識別情報と位置情報を復号する際には、図4(b)に示した大きさの領域を読み取る必要があるが、その読み取る位置は、図4(b)に示した境界と一致させる必要はない。位置情報は、M系列の任意位置の部分系列から復号できる。識別情報は、同じ情報が用紙全面に配置されるため、図4(b)に図示した境界から読取位置がずれても、読み取られた情報の断片を再配置することで元の情報を復元することができる。
以上のように、識別情報がブロック分割された後、RS符号により符号化され、また、位置情報がM系列により符号化された後、ブロック分割されると、図示するように、ブロックが合成される。即ち、これらのブロックは、図示するようなフォーマットで2次元平面に展開される。図5に示したフォーマットは、図4(b)に示したフォーマットに対応している。即ち、黒の四角が同期符号を意味している。また、横方向に配置された「1」、「2」、「3」、「4」、…がX位置符号を、縦方向に配置された「1」、「2」、「3」、「4」、…がY位置符号を、それぞれ意味している。位置符号は、媒体の位置が異なれば異なる情報が配置されるので、座標位置に対応する数字で示しているのである。一方、グレーの四角が識別符号を意味している。識別符号は、媒体の位置が異なっても同じ情報が配置されるので、全て同じマークで示しているのである。
ところで、図からも分かる通り、2つの同期符号の間には、4個のビットパターンがある。従って、20(=5×4)ビットのM系列の部分系列を配置することができる。20ビットの部分系列から13ビットの部分系列を取り出せば、その13ビットが全体(8191)の中のどの部分の部分系列なのかを特定することができる。このように、20ビットのうち13ビットを位置の特定に使用した場合、取り出した13ビットの誤りの検出又は訂正を、残りの7ビットを使用して行うことができる。即ち、M系列を生成した時と同じ生成多項式を使用して、20ビットの整合性を確認することで、誤りの検出と訂正が可能となるのである。
その後、各ブロックにおけるビットパターンが、ドット画像を参照することにより画像化される。そして、図5の最右に示すようなドットで情報を表す出力画像が生成される。
ところで、本明細書では、説明を簡単にするために、識別情報と位置情報とは明確に区別して用いている。しかしながら、媒体ごとに異なる位置情報をコード画像に埋め込み、その位置情報の違いにより媒体を識別するという手法もある。そこで、このような手法を採用した場合は、位置情報に媒体を識別する機能も備わっているものと見て、これを識別情報と考えるものとする。
次に、図3のステップ206における印刷情報の生成処理について詳細に説明する。
ここでは、特に、拡大連写又はNアップが指定された場合を考える。
図6は、拡大連写が指定された場合における電子文書と印刷文書との対応関係を示したものである。図では、電子文書、印刷文書のいずれにおいても、左上点を原点とし、右方向にX軸を、下方向にY軸をとっている。そして、電子文書については、短手方向の長さを2Xとし、長手方向の長さを2Yとしている。また、印刷文書については、短手方向の長さを2xとし、長手方向の長さを2yとしている。尚、以下では、電子文書及び印刷文書における範囲を、「(範囲の左上点の座標)−(範囲の右下点の座標)」という形式で表現するものとする。
まず、図6(a)は、電子文書の1ページを上下半分に分けて拡大連写することで2ページの印刷文書を出力した場合について示している。即ち、電子文書の領域E1が印刷文書P1に割り付けられ、電子文書の領域E2が印刷文書P2に割り付けられている。これを座標を用いて説明すると、電子文書上の範囲「(0,0)−(2X,Y)」が、印刷文書P1上の範囲「(0,0)−(2y,2x)」に対応し、電子文書上の範囲「(0,Y)−(2X,2Y)」が、印刷文書P2上の範囲「(0,0)−(2y,2x)」に対応しているということができる。
次に、図6(b)は、電子文書の1ページを上下左右の4つの領域に分けて拡大連写することで4ページの印刷文書を出力した場合について示している。即ち、電子文書の領域E1が印刷文書P1に割り付けられ、電子文書の領域E2が印刷文書P2に割り付けられている。また、電子文書の領域E3が印刷文書P3に割り付けられ、電子文書の領域E4が印刷文書P4に割り付けられている。これを座標を用いて説明すると、電子文書上の範囲「(0,0)−(X,Y)」が、印刷文書P1上の範囲「(0,0)−(2x,2y)」に対応し、電子文書上の範囲「(X,0)−(2X,Y)」が、印刷文書P2上の範囲「(0,0)−(2x,2y)」に対応しているということができる。また、電子文書上の範囲「(0,Y)−(X,2Y)」が、印刷文書P3上の範囲「(0,0)−(2x,2y)」に対応し、電子文書上の範囲「(X,Y)−(2X,2Y)」が、印刷文書P4上の範囲「(0,0)−(2x,2y)」に対応しているということができる。
一方、図7は、Nアップが指定された場合における電子文書と印刷文書との対応関係を示したものである。ここでも、図6の場合と同様、電子文書、印刷文書において、左上点を原点とし、右方向にX軸を、下方向にY軸をとっている。そして、電子文書については、短手方向の長さを2Xとし、長手方向の長さを2Yとしている。また、印刷文書については、短手方向の長さを2xとし、長手方向の長さを2yとしている。尚、電子文書及び印刷文書における範囲を「(範囲の左上点の座標)−(範囲の右下点の座標)」という形式で表現することも図6の場合と同様である。
まず、図7(a)は、電子文書の2ページを媒体の1ページに割り付ける印刷(2アップ)を行うことで1ページの印刷文書を出力した場合について示している。即ち、電子文書E1が印刷文書の領域P1に割り付けられ、電子文書E2が印刷文書の領域P2に割り付けられている。これを座標を用いて説明すると、電子文書E1上の範囲「(0,0)−(2X,2Y)」が、印刷文書上の範囲「(0,0)−(y,2x)」に対応し、電子文書E2上の範囲「(0,0)−(2X,2Y)」が、印刷文書上の範囲「(y,0)−(2y,2x)」に対応しているということができる。
次に、図7(b)は、電子文書の4ページを媒体の1ページに割り付ける印刷(4アップ)を行うことで1ページの印刷文書を出力した場合について示している。即ち、電子文書E1が印刷文書の領域P1に割り付けられ、電子文書E2が印刷文書の領域P2に割り付けられている。また、電子文書E3が印刷文書の領域P3に割り付けられ、電子文書E4が印刷文書の領域P4に割り付けられている。これを座標を用いて説明すると、電子文書E1上の範囲「(0,0)−(2X,2Y)」が、印刷文書上の範囲「(0,0)−(x,y)」に対応し、電子文書E2上の範囲「(0,0)−(2X,2Y)」が、印刷文書上の範囲「(x,0)−(2x,y)」に対応しているということができる。また、電子文書E3上の範囲「(0,0)−(2X,2Y)」が、印刷文書上の範囲「(0,y)−(x,2y)」に対応し、電子文書E4上の範囲「(0,0)−(2X,2Y)」が、印刷文書上の範囲「(x,y)−(2x,2y)」に対応しているということができる。
ところで、本実施の形態では、図6、7で説明したような対応関係を、拡大連写、Nアップ等のパターンごとに予め定義しておく。
図8は、このような定義情報の一例である。
図において、N:Mは、電子文書と媒体の割り付けの比を示す。
つまり、拡大連写もNアップも指定されなかった場合、NとMは共に「1」である。
また、電子文書の1ページを拡大連写し2ページの媒体に割り付けた場合、Nは「1」であり、Mは「2」である。更に、電子文書の1ページを拡大連写し4ページの媒体に割り付けた場合、Nは「1」であり、Mは「4」である。
一方、電子文書の2ページを1ページの媒体に割り付ける2アップの場合、Nは「2」であり、Mは「1」である。更に、電子文書の4ページを1ページの媒体に割り付ける4アップの場合、Nは「4」であり、Mは「1」である。
また、Kは、媒体又は電子文書のページをカウントするために用いられる変数である。具体的には、電子文書の1ページを複数ページの媒体に割り付ける場合(N=1、かつ、M>1の場合)においては、媒体のページをカウントするために用いられる。一方、電子文書の複数ページを1ページの媒体に割り付ける場合(N>1、かつ、M=1の場合)においては、電子文書のページをカウントするために用いられる。
そして、この定義情報においては、N、M、Kの各組み合わせに対し、電子文書上の範囲と印刷文書上の範囲との対応関係が記憶されているのである。
印刷情報生成部25は、図3のステップ206において、この定義情報を参照することで、印刷情報を生成する。
図9は、図3のステップ206における動作を詳細に示したフローチャートである。
まず、印刷情報生成部25は、電子文書と媒体の割り付けの比を例えばコード画像生成部22から受け取り、この比に含まれる電子文書及び媒体のページ数をそれぞれN及びMに代入する(ステップ221)。例えば、電子文書の1ページを拡大連写し4ページの媒体に割り付けた場合、Nに「1」を代入し、Mに「4」を代入する。また、電子文書の2ページを1ページの媒体に割り付ける2アップの場合、Nに「2」を代入し、Mに「1」を代入する。尚、ここでは、Nに「1」が代入され、かつ、Mに「1」が代入される場合は、考えないものとする。
次に、印刷情報生成部25は、Nが「1」であるかどうかを判定する(ステップ222)。
ここで、Nが「1」であるとは、電子文書の1ページを複数ページの媒体に割り付けることを意味するので、拡大連写における印刷情報の生成処理を行う。一方、Nが「1」でないとは、電子文書の複数ページを1ページの媒体に割り付けることを意味するので、Nアップにおける印刷情報の生成処理を行う。
まず、拡大連写における印刷情報の生成処理について説明する。
この場合、印刷情報生成部25は、電子文書の印刷対象の個々のページについて、ステップ223〜229の処理を行う。
そのような印刷対象のページのうち、特定のページに着目すると、ここでの処理は以下のようなものとなる。
即ち、まず、印刷情報生成部25は、文書登録部23からこのページの文書IDを取得する(ステップ223)。この場合、文書IDとは、電子文書のページを識別する識別情報である。
そして、現在着目しているページを割り付ける媒体をカウントするための変数Kに「1」を代入する(ステップ224)。以降、KがMになるまでステップ225〜228の処理を繰り返す。
つまり、印刷情報生成部25は、まず、現在着目しているページを印刷するMページの媒体のうちのKページ目の媒体の媒体IDをコード画像生成部22から取得する(ステップ225)。そして、ステップ223で取得した文書IDと、ステップ225で取得した媒体IDと、範囲情報と、変換情報とを対応付けた印刷情報を生成し、印刷情報記憶部26に記憶する(ステップ226)。
ここで、範囲情報は、図8の定義情報から、現在のN、M、Kの組み合わせに対応するものを検索し取得する。
また、変換情報は、ここで取得した範囲情報を用いて算出する。尚、変換情報の算出方法については、後述する。
次に、印刷情報生成部25は、Kに1を加算する(ステップ227)。そして、KがMを超えたかどうかを判定する(ステップ228)。
ここで、KがMを超えていないと判定されれば、ステップ225に戻り、KがMを超えたと判定されれば、他のページがあるかどうかを判定する(ステップ229)。そして、他のページがあると判定されれば、ステップ223に戻り、他のページがないと判定されれば、処理は終了する。
次に、Nアップにおける印刷情報の生成処理について説明する。
この場合、印刷情報生成部25は、電子文書が印刷される個々の媒体について、ステップ233〜239の処理を行う。
そのような媒体のうち、特定の媒体に着目すると、ここでの処理は以下のようなものとなる。
即ち、まず、印刷情報生成部25は、コード画像生成部22からこの媒体の媒体IDを取得する(ステップ233)。
そして、現在着目している媒体に割り付けられる電子文書のページをカウントするための変数Kに「1」を代入する(ステップ234)。以降、KがNになるまでステップ235〜238の処理を繰り返す。
つまり、印刷情報生成部25は、まず、現在着目している媒体に印刷されるNページのうちのKページ目の電子文書の文書IDを文書登録部23から取得する(ステップ235)。この場合、文書IDとは、電子文書のページを識別する識別情報である。そして、ステップ235で取得した文書IDと、ステップ233で取得した媒体IDと、範囲情報と、変換情報とを対応付けた印刷情報を生成し、印刷情報記憶部26に記憶する(ステップ236)。
ここで、範囲情報は、図8の定義情報から、現在のN、M、Kの組み合わせに対応するものを検索し取得する。
また、変換情報は、ここで取得した範囲情報を用いて算出する。尚、変換情報の算出方法については、後述する。
次に、印刷情報生成部25は、Kに1を加算する(ステップ237)。そして、KがNを超えたかどうかを判定する(ステップ238)。
ここで、KがNを超えていないと判定されれば、ステップ235に戻り、KがNを超えたと判定されれば、他の媒体があるかどうかを判定する(ステップ239)。そして、他の媒体があると判定されれば、ステップ233に戻り、他の媒体がないと判定されれば、処理は終了する。
図10は、以上の処理により生成される印刷情報の一例を示したものである。
この印刷情報は、文書IDと、媒体IDと、範囲情報と、変換規則とを対応付けたものになっている。
このうち、文書IDは、前述の通り、電子文書のページを一意に特定するための情報である。ここでは、「(電子文書の識別情報)−(ページ番号)」の形式で文書IDを表している。
また、媒体IDは、前述の通り、媒体を一意に特定するための情報である。
更に、範囲情報のうち、左欄は電子文書上の範囲を示しており、右欄は印刷文書上の範囲を示している。つまり、図8の定義情報における「電子文書上の範囲」及び「印刷文書上の範囲」にそれぞれ対応している。また、電子文書及び印刷文書における範囲の表現方法も図8と同じである。
更にまた、変換情報は、印刷文書上の位置を電子文書上の位置に変換するための情報である。本実施の形態では、このような変換情報の一例として、変換行列に関する情報を記憶する。ここで、変換行列に関する情報は、変換行列を生成するための情報であれば、どのようなものであってもよいが、ここでは変換行列の要素の一部を記憶することとしている。尚、変換行列は、電子文書上の位置を印刷文書上の位置に変換する際に用いた行列の逆行列と考えることができる。
例えば、次のような行列を考える。
Figure 2008071247
印刷文書上の位置を電子文書上の位置に変換するためにこの行列が用いられる場合、変換情報は、(a,b,c,d,e,f)のように記述するものとする。
ここで、図10の印刷情報について具体的に説明する。尚、ここでは、簡単のために、電子文書のサイズと媒体のサイズは同じとし、短手方向の長さをA、長手方向の長さをBとしている。
まず、1行目から4行目までの印刷情報について説明する。この印刷情報では、同じ文書IDに対し、異なる4つの媒体IDが対応付けられている。従って、電子文書の1ページを拡大連写して4ページの印刷文書を出力したときに記憶された印刷情報であることが分かる。
この場合、範囲情報としては、図8におけるN=1、M=4に対応する範囲情報において、X及びxをAに置き換え、Y及びyをBに置き換えたものが記憶されている。
また、電子文書上の範囲と印刷文書上の範囲を比較すると、電子文書から印刷文書を生成する際に回転は生じておらず、範囲を囲む各辺の長さは2(=2A/A=2B/B)倍になっている。一方、電子文書上の範囲における原点は、1行目から4行目で異なっている。
そこで、これらを考慮し、1行目から4行目の各印刷情報においては、次の変換行列を用いるものとする。
Figure 2008071247
従って、1行目から4行目の変換情報は、図示するような内容となる。
次に、5行目及び6行目の印刷情報について説明する。この印刷情報では、異なる2つの文書IDに対し、同じ媒体IDが対応付けられている。従って、電子文書の2ページを2アップで印刷して1ページの印刷文書を出力したときに記憶された印刷情報であることが分かる。
この場合、範囲情報としては、図8におけるN=2、M=1に対応する範囲情報において、X及びxをAに置き換え、Y及びyをBに置き換えたものが記憶されている。
また、電子文書上の範囲と印刷文書上の範囲を比較すると、電子文書から印刷文書を生成する際に回転は生じておらず、範囲を囲む各辺の長さは1/1.42〜1/1.41(=B/2A=A/B)倍になっている。一方、電子文書上の範囲における原点は、5行目及び6行目では同じ(0,0)である。
そこで、これらを考慮し、5行目及び6行目の各印刷情報においては、次の変換行列を用いるものとする。
Figure 2008071247
従って、5行目及び6行目の変換情報は、図示するような内容となる。
次に、本実施の形態における筆記時の動作について説明する。
まず、ユーザが、電子ペン60を用いて、印刷文書に対し筆記する。すると、電子ペン60は、印刷文書上の画像から媒体ID及び座標を取り出し、端末装置10に送信する。そして、端末装置10が文書サーバ20に対してこれらの情報を送信し、文書サーバ20の動作が開始する。
図11は、このときの文書サーバ20の動作を示したフローチャートである。
文書サーバ20では、まず、受信部20aが、媒体ID及び座標を受信する(ステップ241)。そして、これらの情報を位置特定部27に渡す。すると、位置特定部27は、印刷情報記憶部26に記憶された印刷情報を参照し、媒体ID及び座標に対応する範囲情報を取得する(ステップ242)。即ち、受信した媒体IDに対応する範囲情報のうち、受信した座標が媒体上の範囲に含まれるものを取得する。
次に、位置特定部27は、この取得した範囲情報に基づいて、媒体上で指定された位置の基準となる原点を調整する(ステップ243)。また、この取得した範囲情報に対応する変換情報を取得する(ステップ244)。
そして、位置特定部27は、ステップ243で原点を調整した後の位置を、ステップ244で取得した変換情報を用いて変換し、電子文書上の位置を特定する(ステップ245)。
その後、媒体IDに対応する文書IDと電子文書上の位置とが筆記付加部28に伝えられる。そして、筆記付加部28が、その文書IDで特定される電子文書のページ上の特定された位置に対し、受信した座標から構成される筆記データを付加する(ステップ246)。
次に、図11のフローチャートに従った動作を、具体例を用いて説明する。
まず、図6(b)に示したように、A4サイズ、縦方向の電子文書の1ページを、A4サイズ、縦方向の媒体の4ページ(2ページ×2ページ)に拡大連写した場合を考える。この場合、電子文書、媒体共にA4サイズであるから、図10の印刷情報で、A=105、B=148としたものが記憶されているものとする。この状態で、3ページ目の媒体(図6(b)のP3、媒体ID「P00000103」)上の点(210,0)がポイントされた場合の処理を説明する。
まず、位置特定部27は、ステップ241で、媒体ID「P00000103」と、座標(210,0)とを取得する。
次に、ステップ242で、範囲情報「(0,148)−(105,296),(0,0)−(210,296)」を取得する。尚、この場合、媒体ID「P00000103」に対応する印刷情報は1レコードしかないので、範囲情報は1つに特定できる。
また、位置特定部27は、ステップ243で、原点を調整する。この場合、ステップ243で取得した範囲情報のうち、媒体上の範囲の原点は(0,0)である。従って、原点調整後の点は、(210−0,0−0)=(210,0)となる。
その後、位置特定部27は、ステップ244で、変換情報(0.5,0,0,0.5,0,148)を取得し、ステップ245で、次の計算を行う。
Figure 2008071247
ここで、結果として得られた1行3列の行列における1つ目の要素と2つ目の要素からなる座標が変換後の座標である。即ち、この場合、変換後の座標は、(105,148)となる。
次に、図7(a)に示したように、A4サイズ、縦方向の電子文書の2ページを、A4サイズ、縦方向の媒体の1ページに2アップで出力した場合を考える。この場合も、電子文書、媒体共にA4サイズであるから、図10の印刷情報で、A=105、B=148としたものが記憶されているものとする。この状態で、媒体(図7(a)の印刷文書、媒体ID「P00000105」)上の点(222,105)がポイントされた場合の処理を説明する。
まず、位置特定部27は、ステップ241で、媒体ID「P00000105」と、座標(222,105)とを取得する。
次に、ステップ242で、範囲情報「(0,0)−(210,296),(148,0)−(296,210)」を取得する。尚、この場合、媒体IDに対応する印刷情報は2レコード存在するので、対応する範囲情報のうち、媒体上の範囲がポイントされた点(222,105)を含むものを取得する。
また、位置特定部27は、ステップ243で、原点を調整する。この場合、ステップ243で取得した範囲情報のうち、媒体上の範囲の原点は(148,0)である。従って、原点調整後の点は、(222−148,105−0)=(74,105)となる。
その後、位置特定部27は、ステップ244で、変換情報(1.42,0,0,0.1.41,0,0)を取得し、ステップ245で、次の計算を行う。
Figure 2008071247
ここで、結果として得られた1行3列の行列における1つ目の要素と2つ目の要素からなる座標が変換後の座標である。即ち、この場合、変換後の座標は、(105,148)となる。
尚、図6〜8、10では、印刷文書上の位置から電子文書上の位置への変換を、X方向及びY方向への略等倍率の拡大縮小と、必要に応じて平行移動とを組み合わせた行列のみを用いて行える場合を例示した。
しかしながら、図6(a)において、図の向きの電子文書を、図の向きから90°回転させた向きの媒体に印刷して印刷文書を出力する場合も考えられる。つまり、印刷文書上の範囲P1、P2が共に「(0,0)−(2x,2y)」となる場合である。或いは、図7(a)において、図の向きの電子文書を、図の向きから90°回転させた向きの媒体に印刷して印刷文書を出力する場合も考えられる。つまり、印刷文書上の範囲P1が「(0,0)−(2x,y)」となり、印刷文書上の範囲P2が「(0,y)−(2x,2y)」となる場合である。本実施の形態では、例えばこれらの場合で必要となるように、印刷文書上の位置から電子文書上の位置への変換を、回転行列を含む行列を用いて行う構成を採用してもよい。
さて、上記では、電子ペン60から媒体ID及び座標を受信した後の文書サーバ20の動作について述べたが、ここで、印刷文書から媒体ID及び座標を読み取る電子ペン60について説明する。
図12は、電子ペン60の機構を示した図である。
図示するように、電子ペン60は、ペン全体の動作を制御する制御回路61を備える。また、制御回路61は、入力画像から検出したコード画像を処理する画像処理部61aと、そこでの処理結果から識別情報及び位置情報を抽出するデータ処理部61bとを含む。
そして、制御回路61には、電子ペン60による筆記動作をペンチップ69に加わる圧力によって検出する圧力センサ62が接続されている。また、媒体上に赤外光を照射する赤外LED63と、画像を入力する赤外CMOS64も接続されている。更に、識別情報及び位置情報を記憶するための情報メモリ65と、外部装置と通信するための通信回路66と、ペンを駆動するためのバッテリ67と、ペンの識別情報(ペンID)を記憶するペンIDメモリ68も接続されている。
ここで、この電子ペン60の動作の概略を説明する。
電子ペン60による筆記が行われると、ペンチップ69に接続された圧力センサ62が、筆記動作を検出する。これにより、赤外LED63が点灯し、赤外CMOS64がCMOSセンサによって媒体上の画像を撮像する。
尚、赤外LED63は、消費電力を抑制するために、CMOSセンサのシャッタタイミングに同期させてパルス点灯する。
また、赤外CMOS64は、撮像した画像を同時に転送できるグローバルシャッタ方式のCMOSセンサを使用する。そして、赤外領域に感度があるCMOSセンサを使用する。また、外乱の影響を低減するために、CMOSセンサ全面に可視光カットフィルタを配置している。CMOSセンサは、70fps〜100fps(frame per second)程度の周期で、画像を撮像する。尚、撮像素子はCMOSセンサに限定するものではなく、CCD等、他の撮像素子を使用してもよい。
このように撮像した画像が制御回路61に入力されると、制御回路61は、撮像した画像からコード画像を取得する。そして、それを復号し、コード画像に埋め込まれている識別情報及び位置情報を取得する。
以下、このときの制御回路61の動作について説明する。
図13は、制御回路61の動作を示したフローチャートである。
まず、画像処理部61aは、画像を入力する(ステップ601)。そして、画像に含まれるノイズを除去するための処理を行う(ステップ602)。ここで、ノイズとしては、CMOS感度のばらつきや電子回路により発生するノイズ等がある。ノイズを除去するために如何なる処理を行うかは、電子ペン60の撮像系の特性に応じて決定すべきである。例えば、ぼかし処理やアンシャープマスキング等の先鋭化処理を適用することができる。
次に、画像処理部61aは、画像からドットパターン(ドット画像の位置)を検出する(ステップ603)。例えば、2値化処理によりドットパターン部と背景部とを切り分け、2値化された個々の画像位置からドットパターンを検出することができる。2値化画像にノイズ成分が多数含まれる場合は、例えば、2値化画像の面積や形状によりドットパターンの判定を行うフィルタ処理を組み合わせる必要がある。
また、画像処理部61aは、検出したドットパターンを2次元配列上のデジタルデータに変換する(ステップ604)。例えば、2次元配列上で、ドットがある位置を「1」、ドットがない位置を「0」というように変換する。そして、この2次元配列上のデジタルデータは、画像処理部61aからデータ処理部61bへと受け渡される。
次いで、データ処理部61bは、受け渡されたデジタルデータから、図6(a)に示した2つのドットの組み合わせからなるビットパターンを検出する(ステップ605)。例えば、ビットパターンに対応するブロックの境界位置を2次元配列上で動かし、ブロック内に含まれるドットの数が2つになるような境界位置を検出することにより、ビットパターンを検出することができる。
このようにしてビットパターンが検出されると、データ処理部61bは、ビットパターンの種類を参照することにより、同期符号を検出する(ステップ606)。そして、同期符号からの位置関係に基づいて、識別符号及び位置符号を検出する(ステップ607)。
その後、データ処理部61bは、識別符号を復号して識別情報を取得し、位置符号を復号して位置情報を取得する(ステップ608)。識別符号については、RS復号処理を施すことで識別情報を得る。一方、位置符号については、読み出した部分系列の位置を、画像生成時に使用したM系列と比較することで、位置情報を得る。
尚、本実施の形態では、文書サーバ20が、電子文書の印刷時に、文書IDと媒体IDと範囲情報と変換情報とを関連付けた印刷情報を記憶しておき、印刷文書に対する筆記時に、この印刷情報に基づいて、印刷文書上の位置に対応する電子文書上の位置を特定するようにした。しかしながら、必ずしも、この全ての処理を文書サーバ20が行わなくてもよい。即ち、このような処理は、端末装置10が行ってもよいし、識別情報サーバ30が行ってもよい。また、画像形成装置40の画像処理部にて行うようにしてもよい。
即ち、本実施の形態は、汎用的なコンピュータ100にて実現される印刷情報管理装置として捉えることもできる。
そこで、このコンピュータ100のハードウェア構成について説明しておく。
図14は、コンピュータ100のハードウェア構成を示した図である。
図示するように、コンピュータ100は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)101と、記憶手段であるメインメモリ102及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)103とを備える。ここで、CPU101は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各機能を実現する。また、メインメモリ102は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置103は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、コンピュータ100は、外部との通信を行うための通信I/F104と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構105と、キーボードやマウス等の入力デバイス106とを備える。
以上により、本実施の形態の説明を終了する。
尚、本実施の形態では、印刷文書上の指定した位置に対応する電子文書上の位置に筆記データを直接付加することを前提として説明してきた。しかしながら、電子文書上の位置を特定する情報と筆記データとをデータベース上で関係付けておくような構成としてもよい。或いは、電子文書上の位置を特定する情報と筆記データとをファイルとして一体に保持するような構成としてもよい。即ち、筆記データと電子文書上の位置とを関連付けておき、必要に応じて電子文書の適切な位置に筆記データを重畳して表示できるような手法であれば、如何なる手法でも用いることができる。
また、印刷文書上の指定した位置に対応する電子文書上の位置に対して行う処理は、筆記データの付加には限らない。例えば、電子文書上の特定した位置に記述されたリンク情報を辿って何らかの情報を取得するような処理等、電子文書上の位置を用いた処理であれば如何なるものでもよい。
本発明の実施の形態が適用されるシステム構成を示した図である。 本発明の実施の形態における文書サーバの機能構成を示したブロック図である。 本発明の実施の形態における文書サーバの印刷時の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態で生成されるコードパターンを説明するための図である。 本発明の実施の形態における情報の符号化及びコード画像の生成について説明するための図である。 本発明の実施の形態における電子文書上の位置と印刷文書上の位置との対応関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態における電子文書上の位置と印刷文書上の位置との対応関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態における印刷情報の生成時に用いる定義情報の一例を示した図である。 本発明の実施の形態における印刷情報の生成時の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態において生成される印刷情報の一例を示した図である。 本発明の実施の形態における文書サーバの筆記データ受信時の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における電子ペンの機構を示した図である。 本発明の実施の形態における電子ペンの動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における印刷情報管理装置を実現するコンピュータのハードウェア構成を示したブロック図である。
符号の説明
10…端末装置、20…文書サーバ、30…識別情報サーバ、40…画像形成装置、60…電子ペン、90…ネットワーク

Claims (15)

  1. 電子文書を特定する第1の情報を取得する第1の取得手段と、
    前記電子文書が印刷される媒体を特定する第2の情報を取得する第2の取得手段と、
    前記媒体上の位置に基づいて前記電子文書上の位置を特定するために用いられる第3の情報を取得する第3の取得手段と、
    前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報とを関連付けた印刷情報を記憶する記憶手段と
    を備えたことを特徴とする印刷情報管理装置。
  2. 前記第3の取得手段は、前記電子文書の1ページを前記媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、前記電子文書の複数ページを前記媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式の前記第3の情報を取得することを特徴とする請求項1記載の印刷情報管理装置。
  3. 前記第3の取得手段は、前記媒体上の位置を前記電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報を、前記第3の情報として取得することを特徴とする請求項1記載の印刷情報管理装置。
  4. 前記電子文書の画像と、前記媒体を特定する画像と、前記媒体上の位置を表す画像とを生成する画像生成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷情報管理装置。
  5. 電子文書と、当該電子文書が印刷された媒体と、当該媒体上の位置に基づいて当該電子文書上の位置を特定するための規則とを関連付けた印刷情報を記憶する記憶手段と、
    前記媒体及び当該媒体上の位置の指定を受け付ける受付手段と、
    前記媒体に対応する前記電子文書、及び、当該媒体上の位置に対応する当該電子文書上の位置を、前記印刷情報を用いて特定する特定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷情報管理装置。
  6. 前記記憶手段は、前記電子文書の1ページを前記媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、前記電子文書の複数ページを前記媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式の前記規則を記憶することを特徴とする請求項5記載の印刷情報管理装置。
  7. 前記記憶手段は、前記媒体上の位置を前記電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報を、前記規則として記憶することを特徴とする請求項5記載の印刷情報管理装置。
  8. 前記受付手段は、前記媒体に印刷された第1の画像を読み取ることで得られた当該媒体を特定する情報と、前記媒体に印刷された第2の画像を読み取ることで得られた当該媒体上の位置を特定する情報とを受け付けることを特徴とする請求項5記載の印刷情報管理装置。
  9. 前記特定手段により特定された前記電子文書上の位置に対し、前記受付手段が指定を受け付けた位置を連結して得られる筆記データを付加する付加手段を更に備えたことを特徴とする請求項5記載の印刷情報管理装置。
  10. コンピュータに、
    電子文書を特定する第1の情報を取得する機能と、
    前記電子文書が印刷される媒体を特定する第2の情報を取得する機能と、
    前記媒体上の位置に基づいて前記電子文書上の位置を特定するために用いられる第3の情報を取得する機能と、
    前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報とを関連付けた印刷情報を所定の記憶装置に記憶する機能と
    を実現するためのプログラム。
  11. 前記第3の情報は、前記電子文書の1ページを前記媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、前記電子文書の複数ページを前記媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式を有することを特徴とする請求項10記載のプログラム。
  12. 前記第3の情報は、前記媒体上の位置を前記電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報であることを特徴とする請求項10記載のプログラム。
  13. コンピュータに、
    電子文書と、当該電子文書が印刷された媒体と、当該媒体上の位置に基づいて当該電子文書上の位置を特定するための規則とを関連付けた印刷情報を所定の記憶装置に記憶する機能と、
    前記媒体及び当該媒体上の位置の指定を受け付ける機能と、
    前記媒体に対応する前記電子文書、及び、当該媒体上の位置に対応する当該電子文書上の位置を、前記印刷情報を用いて特定する機能と
    を実現するためのプログラム。
  14. 前記規則は、前記電子文書の1ページを前記媒体の複数ページに割り付ける場合、及び、前記電子文書の複数ページを前記媒体の1ページに割り付ける場合のいずれにおいても、同じ形式を有することを特徴とする請求項13記載のプログラム。
  15. 前記規則は、前記媒体上の位置を前記電子文書上の位置に変換する行列を生成するための情報であることを特徴とする請求項13記載のプログラム。
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JP2012232537A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び印刷指示プログラム

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