JP2008067180A - ビジネスホン - Google Patents

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Abstract

【課題】到来した呼について、その呼の発信元の氏名または名称およびその発信元の電話番号を着信側の電話装置に表示するとともに、その表示内容を記録しておき後から操作によりその記録を参照することができるビジネスホンでは、その記録の量が大きくなりすぎて、あとからその一つを検索することに手間がかかるようになった。
【解決手段】着信呼のすべてについて一様に記録し、これを読出し表示するのではなく、あらかじめ設定された条件にしたがって選択的に記録するように制御して、その着信記録の量が膨大にならないようにする。選択の基準論理については、たとえば複数の回線のうち代表番号の回線への着信については記録するが、他の回線については着信があっても記録しない、自宅用の回線への着信は記録するが店舗用の回線への着信は記録しない、などいくつかの論理基準を設けて、その利用者の都合により設定できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビジネスホンまたはキーテレホン・システムなどの名称で販売されている企業向け電話装置の改良に関する。とくに着信呼に関する情報を自動的に記録するように設定された装置の改良に関する。ここで「ビジネスホン」とは、電話回線に接続する宅内装置であって、交換機を内蔵する主装置と、各机ごとにあるいは壁掛け用として配置される電話機とで構成され、その電話機は外線および内線を選択するための選択ボタンがついた専用の装置が使用されるものをいう。本発明は広く利用されているビジネスホンに蓄積記録されている着信呼に係る情報を利用して、その着信呼の発信元に対して呼び返し発信を行う装置およびその運用手段に関する。
小規模または中規模の組織または企業や、大規模な組織または企業の中の部あるいは課などを単位に、ビジネスホンが広く利用されている。ビジネスホンの利用形態の一例は、数人から数十人程度の者が勤務するオフィスで、数本の外線電話回線および(または)数本の内線電話回線を収容するとともに、各勤務者の机に一台ずつ内線番号が付与された電話機を配置する形態である。ビジネスホンの各卓上装置には、収容された外線または内線を選択する外線キーおよび内線キーが設けられている。
このような利用形態では、とくに専門の交換台または交換手を置くことなく、外線から到来する呼に対して席にいる者が誰でも適宜対応することができるとともに、通話を求められた者にその呼を転送することができる。またそのオフィス内に設備された内線回線を利用して、内線どうしが外線に関係なく相互に呼出または通話をすることもできる。
このようなビジネスホンはきわめて便利に利用できることから、広く普及し、その利用形態がきわめて多様になった。そして新たに販売されるビジネスホンにはさまざまな付加機能が設けられることになった。この付加機能の一つに、着信呼について、その着信呼とともに電話会社の回線に送られてくる交換接続に関する情報、その発呼者の電話番号および発呼者の氏名名称などを記録し表示する機能が設けられたものが広く用いられている。この機能を利用すると、すぐ直前の着信呼だけでなく、旧い着信呼についてもその発呼者の電話番号その他の情報を知ることができる。現今メモリ素子の価格はきわめて安価になっているから、広く利用されているビジネスホンでは、きわめて多数の着信呼について記録を保存することが可能であり、かなり古い日付の着信呼についても、その発呼者の情報を記録し表示することができるものが提供されている。
またビジネスホンの利用形態として、規模の大きい事業所では、部あるいは課その他事業所内に設けたグループごとに、それぞれ独立のビジネスホン・システムを配置することが広く行われている。これは電話会社が提供するサービスの一つである「ダイヤルイン」と併用される形態が広く普及した。すなわち規模の大きい事業所では、電話会社の電話回線を多数利用するとともに、その多数の電話回線の一つを代表番号として客先などに知らせるほかに、その多数の電話回線をグループ分けして社内の組織にしたがって各部または各課などに割当てる。そして外からその事業所に電話する人は、必ずしもその事業所の代表番号を利用するのではなく、通話を希望する部または課に割り当てられた「ダイヤルイン」の番号を直接にダイヤルすることができるように設定したものである。
この形態の装置を利用する場合には、あらかじめ取引先などには「ダイヤルイン」の番号を知らせておくことにより、事業所の交換台を通すことなく直接に希望する担当の部または課などを呼び出すことができる。これは事業所にとっては、代表番号の受付台に配置する電話取り次ぎ者(交換手)の人数を減らすことができることから、このような形態が広く普及することになった。そしてビジネスホン装置としても、このダイヤルインの回線を「外線」として、ビジネスホンに接続して利用する設定が多用されるようになった。ダイヤルインによりビジネスホンに着信呼があると、電話会社の回線から、ダイヤルインである旨の識別表示が発呼者の情報とともに到来する。これを利用して着信呼がダイヤルインであることをビジネスホンに表示させることができる。
上述のように多くのビジネスホンは、電話会社の回線または内線から着信呼があると、その呼に付随して回線に送られてくる接続情報を自動的に記録し保存する。この接続情報には発呼者の電話番号、発呼者の氏名または企業名(またはその略記号)、接続の日時、などの情報が含まれている。したがって、ビジネスホンの利用者は通話が完了した後にも、この接続情報を保存してこれを参照することにより、発呼者の氏名または企業名とその電話番号を知ることができる。そして従来のビジネスホンでは、到来呼のすべてについて、あるいは到来呼に応答し接続が完了した呼のすべてについて、この文字情報を記録する手段を設けて、この文字情報の主要部分を電話機の表示窓に表示させる。さらにこの文字情報はビジネスホンのメモリに長く記録として保存されることになり、この記録として保存された文字情報は、あとから探索して再度これを電話機の表示窓に表示させることができる。そして、その文字情報として表示されている電話番号を人が読み取り、あらためて手操作によりダイヤルするのではなく、そのままその表示窓に表示されているビジネスホンの電話機から、その表示されている電話番号に対して、呼び返し(コールバック)機能を利用して発呼操作を行う運用形態が広く利用されるようになった。
また「回線キー」は装置に接続される「回線」と一対一に割り付けられるのではなく、一つの回線キーについて多数の回線が割り付けられる構成が広く普及した。この構成例を示すと、
(1)複数の回線(外線または内線)を一つの回線キー(外線キーまたは内線キー)に着信させる、
(2)特定の発番号が通知された場合に指定した回線キーに着信させる、
(3)特定の着番号が通知された場合に指定した回線キーに着信させる、
(4)特定の内線に固定的に割り付ける
などが知られている。
下記[特許文献1]には、発信者の情報を記録する装置であって、その記録情報がメモリ容量を越えて大きくなりすぎる場合についての従来技術が開示されている。この従来技術は主に携帯電話を対象とするものであって、その目的および効果は以下に説明する本発明のビジネスホンを対象とするものとは異なるものと理解される。
特開2001−111658(デンソー)
ここで本発明の課題とするところは、上記のようなビジネスホンを長く利用していると、その記憶装置に記憶させてある着信記録の量が多くなってしまい、これを順次表示させ、検索する操作に手間がかかるようになったところにある。単純に着信記録の記録可能数を小さく制限できるように設定することも一つの解決方法であるが、記録可能数を小さく設定すると、少し古い記録は順次失われてしまうことになり、着信記録を保存しこれを参照することができる範囲が限定されることになる。少し古い記録が単純に失われてしまうなら、再び手帳を利用しなければならないだろう。また多数到来する間違い電話や、商品や宗教の勧誘の電話については、これは記録しておき後から利用することはほとんどないであろう。
すなわち本発明は、呼び返し接続の資源となる着信記録の量が大きくなりすぎて、検索できなくなる、あるいは検索にきわめて時間がかかる、などがないように、記録量を合理的な手順で検索できる程度の量に制限することができる装置を提供することを目的とする。本発明は、利用者の使い勝手、あるいは利用者の好みにより、着信記録の量を制限することができるビジネスホン装置を提供することを目的とする。
本発明の装置は、そのビジネスホンに係る収容回線の着信記録をすべて保存もしくは表示するのではなく、あらかじめ設定された一定の法則もしくは手順にしたがって、着信記録を選択的に保存もしくは表示して、あとからこれを検索する場合の検索手順を簡単化することを特徴とする。以下特許請求の範囲に記載された各請求項の記載内容にしたがって説明する。
請求項1記載の発明は、複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、前記自動的にメモリに記録する手段は、前記複数の回線キーについて、それぞれ着信呼の発信元電話番号を含む履歴情報を記録するか否かをあらかじめ選択的に設定する手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、たとえば外線からであっても内線からであっても、内部の者からの相互連絡はこの番号に電話する、というルールを設けておくと、その番号に到来した着信呼については表示しないことにすることにより、相応に表示の数を減らすことができる。代表番号が設定されている場合には、外部の者は代表番号にかけてくるであろう。そうすると、代表番号に到来した呼は表示されるが他の番号に到来した呼は表示されない、というような選択設定が可能になる。すなわち会社の勤務場所から他に出張している社員が、打合せのために自分の会社の自分の所属部署に電話をかけてくるときには、原則として代表番号を利用しない、というルールを作っておくと、後から履歴を検索することきに出張社員からの連絡については、その検索の母集団から外されることになり、検索の対象の数が制限されることになる。出張社員が外から自社に連絡する場合でも、その連絡に使っている電話の番号を自社のビジネスホンに記録させ表示させたいときには、代表番号にかけることによりその利用した電話の番号を自動的に記録し表示させることができる。
ここで表示しないことに選択された情報については、あらかじめ保存しないように設定することもできるし、あるいは保存するが表示しないように設定することもできる。保存するが表示しないように設定された場合には、特に定めた別の操作により(例えばパスワードを伴う操作により)表示させることができるから、そのように運用すれば必要な情報を失う危険性は少なくなる。
請求項2記載の発明は、前記複数の回線キーには一つまたは複数の外線キーおよび一つまたは複数の内線キーを含み、前記外線キーおよび前記内線キーのそれぞれについて前記履歴情報を記録するか否かをあらかじめ選択的に設定する手段を含む構成とすることができる。この態様では、利用者が希望する運用形態にしたがって、外線については複数の外線のうち特定の番号に到着したものは記録する(あるいは記録しない)、内線についてはいっさい記録しない、など、利用者の都合により任意に設定することができる。
請求項3記載の発明は、前記表示しないように選択設定された着信呼(または発信呼)に係る情報を廃棄する手段を備えた構成とすることができる。廃棄することによりメモリ容量を有効に利用することができる。しかしこの構成はこの逆論理が有用である。つまり表示しないが廃棄しない構成としておくことにより、あとから特別の操作手順、たとえばパスワードを伴う操作手順などを用いてこの廃棄されていないが表示されない情報を読出すことができるように構成できる。「廃棄する手段」は自動的に廃棄する手段、あるいは特定の操作により廃棄する手段、のいずれでもよい。
請求項4記載の発明は、複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、前記着信呼がダイヤルイン着信であるかを識別する手段と、この識別する手段により当該着信呼がダイヤルイン着信であることが識別されたときにその着信情報を前記メモリに保存し、ダイヤルイン着信以外であるときにはその着信情報を前記メモリに保存しないように制御する手段とを備えたことを特徴とする。この例としては、会社の交換台に到来し転送された呼、または他の部所に到来して転送された呼については保存しないようにすることができる。
請求項5記載の発明は、複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、前記着信呼が代表電話番号に到来した着信呼であるかを識別する手段と、この識別する手段により当該着信呼が代表電話番号に到来した着信呼であるときにその着信情報を前記メモリに保存し、代表電話番号に到来した着信呼でないときにはその着信情報を前記メモリに保存しないように制御する手段とを備えたことを特徴とする。この態様もメモリ領域に保存される情報を適度に制限するためのよい手法である。
請求項6記載の発明は、複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、前記着信呼があったときにその着信呼の発呼者の情報がすでに前記メモリに記録されているかを検索する手段と、この検索する手段によりすでに前記メモリに記録されていることが識別されたときには、その着信呼の到来日時に関する情報を更新(または追記)する手段とを備えたことを特徴とする。この構成によれば、同一の電話番号からの発信については、その情報が重複して記録されることがなくなるから、あとから検索するときにその検索対象が制限されることになり検索の手順が簡単化される。
本発明によるビジネスホンでは、過去の着信記録を探索してその記録にしたがって呼び返し(コールバック)の操作を行う場合に、その探索すべき着信記録の規模があらかじめ絞られているので、探索することが容易になる効果がある。本発明を実施することにより、メモリに記録されている電話番号は数が多すぎて探すのがめんどうだから、呼び返しには利用しない、というような利用者はきわめて少なくなるものと考えられる。
(第一実施例)
図1は本発明実施例装置を説明するためのビジネスホンの接続概念図である。ビジネスホンのうち一つの卓上電話機の部分を拡大して表示するとともに、この卓上電話機からビジネスホン交換装置を介して、複数の内線が接続され、さらにネットワークを介して、他の電話機端末あるいは携帯電話機端末に接続される様子を示す。ネットワークは例えばNTTなどの電話会社が運営する設備である。ビジネスホン交換装置はこの企業内など利用者の側で設けた装置であり、内線と表示されている複数の電話機は、この同一のビジネスホン交換装置の内線端子に接続された他の電話機である。この図には2台のみを表示するが、この数は数台でも数十台でもよい。このビジネスホン交換装置には、複数の外線(例、NTTの回線)および複数の内線が接続されている。この構成により複数の外線回線および複数の内線回線を多数の電話機により共同で利用することかできる。
このようなビジネスホンの利用形態はよく知られた形態であるが、これを簡単に説明すると、この装置を利用する者は、発呼操作(電話をかける操作)を行う場合には、受話器を取り上げ、着信表示が点灯していない外線あるいは内線のいずれかのボタンを押し、ダイヤル・トーンを聞いてから相手の電話番号をダイヤル・ボタンにより入力操作する。受話器を取り上げる動作に代えて発信ボタンを押すようになっている装置もある。着信操作(電話をうける操作)を行う場合には、ベル音を聞いて受話器を取り上げ、外線または内線の点灯表示されている回線に対応するボタンを押すことにより、発呼側の相手と接続されて通話が可能になる。このとき卓上電話機1の表示窓2には、その着信呼とともにネットワークから到来した発信側の情報が表示される。その表示内容を例示すると、交換接続が行われた日時、発信側を識別するための表示(電話番号および会社名の略号等または氏名等)である。通話が終わり受話器を置き、発呼側も受話器を置くなどにより回線切断の操作が行われると、ネットワークもビジネスホン交換装置もその接続を解除する。そして表示窓2に表われた文字情報は、ビジネスホン交換装置の内部に設けられたメモリ装置に記録され保存される。
この電話機から発呼する場合には、受話器を取り上げ、外線または内線の別にしたがって、外線または内線の一つのボタンを押す。これにより外線または内線の回線の一つが捕捉されて受話器にダイヤル・トーンが聞こえる。この状態で相手側の電話番号をダイヤルする、という手順で操作することになる。ここで、このビジネスホンでは相手側の電話番号をダイヤル操作するときに、その相手側の電話番号としてこの装置に記憶されている、過去に着信し(または発信し)一度この表示窓に表示されたことのある電話番号を利用することができる。その場合には、受話器を取り上げる前に、「着信履歴」(または「発信履歴」)のボタンを押す。そうするとビジネスホン交換装置の内部記憶に記憶されている過去の着信履歴(または発信履歴)が参照されて、その最も新しいものが表示窓2に表示される。
そしてその表示された記録よりさらに旧い記録を表示させたいときには、もう一度「着信履歴」(または「発信履歴」)のボタンを押す。さらに旧い記録を表示させたいときにはさらにもう一度「着信履歴」(または「発信履歴」)のボタンを押す。このような操作により所望の相手先が表示されたことを確認すると、(受話器を取り上げて)外線または内線の一つを選択して該当するボタンを押すことにより、受話器にはダイヤル・トーンが聞こえ、つづいてその表示窓2に表示されている過去の記録による電話番号が回線に自動的に送出される音声ダイヤル信号の音が聞こえる。相手側が応答することにより通話を開始することができる。
ここで本発明の特徴とするところは、この着信履歴の数が多くなりすぎると所望の相手の電話番号がなかなか表示されないことがあることから、この表示される着信履歴の数を一定の論理にしたがって小さくしようとするところにある。この一つの解決手段は、この着信履歴を読出すときにではなく、この着信履歴が記録されるときにあらかじめ保存するかしないかを決めるようにすることにある。図2にその場合の制御フローチャートの例を示す。このロジックを説明すると、複数の外線のうち選択的に一つの外線番号に到来する着呼について、その情報を記録するように設定する。すなわち着信キーの一つに着信表示がでると、その着信キーを操作することになるが、その着信キーごとに記録を選択するか否かをあらかじめ設定しておく。
この設定方法はこの装置の取り扱い説明書に説明されていて、利用者の都合により、利用者の意向により、さまざまに設定することができる。いったん設定してからその設定をあとから変更することもできる。この設定方法のひとつを例示すると、すべての記録を残すことにしたい外線または内線については、特定の暗証番号をダイヤル入力してから、その外線ボタンまたは内線ボタンを押す、という方法である。
図1に戻って、ここに例示するものは「外線1」(および「内線1」)に到来する呼についてのみ着信履歴を記録し、他の外線(または内線)に到来する呼については、その着信履歴を記録することなく、通話が終了した時点でこれを解除し、表示されていた情報はこれを捨ててしまうものである。この設定はこの装置の利用を開始する時点で行うことがよいが、あとから事情が変更されたときにあらためて設定することもできる。
この方法は単純であるが、本件特許出願人が電話装置の販売に際して顧客の要望から取入れられた考え方である。その顧客は、このようなビジネスホンを店舗兼用住宅で利用している。そして電話回線として、店舗用と自宅用とをそれぞれ持っている。店舗の電話番号として外部に知らせてある番号に着信があったときにはこれは全て記録しておきたいが、自宅用に使っている電話番号に着信があったときには、これは記録しておく必要がない、というような利用のしかたである。逆に店舗用の着信は記録する必要はないが、自宅用は記録しておきたい、という事情でも同様である。このように設定することにより、記録として残される電話番号の数が小さくなり、これを検索するときの繰り送り操作が単純になるなど、記録を有効に利用することができる。
このような構成により、電話装置に記録されている記録を利用して電話をかけようとするときに、記録されている電話番号およびそのあて先の数が大きすぎて検索することが困難である、あるいは時間がかかり過ぎる、というような不都合なことが少なくなる。
(第二実施例)
図3は本発明第二実施例装置の制御フローチャートである。この実施例の説明では、電話機あるいは装置の図面は省略して、記録を保存する電話番号を選別するための制御フローチャートのみを示す。この実施例は中規模の会社や大規模の会社の中の「部」あるいは「課」で利用される形態である。この装置により、間違い電話や、ランダムな番号に宛てて発信される物品購入や宗教への勧誘などの迷惑電話が、無差別に記録されることが排除されて、後から検索するときの情報の数を減らすことができる。
すなわちこの企業では複数の電話回線を利用し、その一つに代表番号が設定されている。この代表番号は電話帳に掲載されているし、取引先や顧客などに知らせてある。さらにこの企業の電話回線はダイヤルインを併せて利用することができるようになっている。ダイヤルインは交換台を通すことなく、直接に目的とする相手の部あるいは課などに接続される番号を利用する交換接続形態である。つまり、はじめから通話相手のダイヤルイン番号を知っている者は、そのダイヤルインの番号に電話してくるし、ダイヤルイン番号に着信した呼は「ダイヤルイン着信」の表示を伴って着信する。したがってこの実施例の選別制御の形態では、代表番号に着信しなかったしダイヤルインの番号にも着信しなかった着信呼は、その記録を保存する意味がない、もしくはほとんどないものとして、着信履歴に保存することを排除するように制御される。
このように記録される着信呼を制限することにより、接続情報の記録数は相応に小さくなり、記録の量が大きすぎてこれを検索することが不可能になる、あるいはきわめて時間がかかり意味がなくなるなどの不都合はなくなる。
本発明実施例電話装置の接続系統を説明する概念図。 本発明実施例電話装置の制御フローチャートを説明する図。 本発明実施例電話装置の制御フローチャートを説明する図。
符号の説明
1 卓上電話機
2 表示窓

Claims (6)

  1. 複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、
    前記自動的にメモリに記録する手段は、前記複数の回線キーについて、それぞれ着信呼の発信元電話番号を含む履歴情報を記録するか否かをあらかじめ選択的に設定する手段を備えたことを特徴とするビジネスホン。
  2. 前記複数の回線キーには一つまたは複数の外線キーおよび一つまたは複数の内線キーを含み、前記外線キーおよび前記内線キーのそれぞれについて前記履歴情報を記録するか否かをあらかじめ選択的に設定する手段を含む請求項1記載のビジネスホン。
  3. 前記表示しないように選択設定された着信呼に係る情報を廃棄する手段を備えた請求項1記載のビジネスホン。
  4. 複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、
    前記着信呼がダイヤルイン着信であるかを識別する手段と、この識別する手段により当該着信呼がダイヤルイン着信であることが識別されたときにその着信情報を前記メモリに保存し、ダイヤルイン着信以外であるときにはその着信情報を前記メモリに保存しないように制御する手段とを備えたことを特徴とするビジネスホン。
  5. 複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、
    前記着信呼が代表電話番号に到来した着信呼であるかを識別する手段と、この識別する手段により当該着信呼が代表電話番号に到来した着信呼であるときにその着信情報を前記メモリに保存し、代表電話番号に到来した着信呼ではないときにはその着信情報を前記メモリに保存しないように制御する手段とを備えたことを特徴とするビジネスホン。
  6. 複数の回線端子と、その回線端子に到来する着信呼の発信元電話番号を含む情報を自動的にメモリに記録する手段と、そのメモリに記録された情報の一部または全部を文字情報として表示する手段と、着信または発信に際して利用する回線を選択する複数の回線キーと、この回線キーの一つを操作することにより前記記録する手段によりメモリに記録された情報を前記表示する手段に表示させその表示されている電話番号に宛ててダイヤル入力操作を省いて発信操作を行う手段とを備えたビジネスホンにおいて、
    前記着信呼があったときにその着信呼の発呼者の情報がすでに前記メモリに記録されているかを検索する手段と、この検索する手段によりすでに前記メモリに記録されていることが識別されたときには、その着信呼の到来日時に関する情報を更新して記録する手段とを備えたことを特徴とするビジネスホン。
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