JP2008064661A - 酸素測定装置および酸素測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶液の溶存酸素に関する測定量の新しい測定技術を提供する。
【解決手段】試料ガイド110には、擂鉢状の導入領域とその底に繋がる円筒状の微小領域とが形成される。試料ガイド110に投入された生物試料140は、擂鉢状の導入領域の底に向かって沈むことにより、作用極122の上方に形成された微小領域内に導入される。そして、作用極122と対極124を介して流れる微小電流に基づいて、試料ガイド110の微小領域内に導入された生物試料140の近傍の溶存酸素濃度が測定される。
【選択図】図1
【解決手段】試料ガイド110には、擂鉢状の導入領域とその底に繋がる円筒状の微小領域とが形成される。試料ガイド110に投入された生物試料140は、擂鉢状の導入領域の底に向かって沈むことにより、作用極122の上方に形成された微小領域内に導入される。そして、作用極122と対極124を介して流れる微小電流に基づいて、試料ガイド110の微小領域内に導入された生物試料140の近傍の溶存酸素濃度が測定される。
【選択図】図1
Description
本発明は、溶存酸素に関する測定量を測定するための技術に関する。
近年、細胞などの生物試料の活性を示す指標の一つと考えられている呼吸活性を溶液中の溶存酸素濃度などから測定する研究が盛んに行われている。例えば、溶液中において生物試料が消費する酸素量などを溶液中の溶存酸素濃度などから測定する研究である。
溶液中の溶存酸素濃度を測定する方法としては、電気化学的分析が最も一般的である。例えば、溶液内に挿入された二つの電極を介して流れる電流に基づいて、溶液内の酸素濃度を測定する技術である。
ところが、受精卵や胚などのような酸素消費が極めて少ない生物試料の場合には、溶存酸素濃度の変化も極めて小さいものとなり、溶存酸素濃度から酸素消費量を測定することは容易ではない。
こうした背景において、生物試料の近傍に生じる酸素濃度の勾配を測定する方法が提案されている(特許文献1参照)。例えば、生物試料の近傍の2箇所以上の場所で酸素濃度を測定することにより生物試料の呼吸活性を求める方法である。
しかし、この方法の場合、電極は空間の濃度勾配に影響を与えないように、酸素の自己消費量が生物試料に比べて少なく、また、移動により空間の酸素濃度分布を乱さないように先端部が極めて小さいことなどが要求される。さらに、電極と生物試料の位置や間隔を正確に制御するための駆動機構や顕微鏡のような観察装置が必要になるなど、その方法を実現するめの装置の複雑化や高額化が懸念される。
本発明は、このような背景において成されたものであり、その目的は、溶液の溶存酸素に関する測定量の新しい測定技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の好適な態様である酸素測定装置は、溶液を収容する容器と、容器内に設けられる一対の電極と、容器内に配置された一対の電極のうちの一方の電極の付近に生物試料を導く試料ガイドと、を有し、前記試料ガイドには、一方の電極を取り囲む微小領域とその微小領域内へ生物試料を導く導入領域とが形成され、一対の電極を介して流れる微小電流に基づいて、試料ガイドの微小領域内に導入された生物試料の近傍の溶存酸素に関する測定量が測定される、ことを特徴とする。
望ましい態様において、前記一対の電極のうちの一方の電極は、容器の底面に設けられ、前記試料ガイドは、容器の底面に設けられた一方の電極の上方に配置されてその電極の上方に微小領域を形成することを特徴とする。
望ましい態様において、前記試料ガイドには、擂鉢状の導入領域とその底に繋がる円筒状の微小領域とが形成され、試料ガイドに投入された生物試料が擂鉢状の導入領域の底に向かって沈むことにより、一方の電極の上方に形成された微小領域内に生物試料が導入されることを特徴とする。
望ましい態様において、前記試料ガイドに蓋部材が投入されて擂鉢状の導入領域の底に向かって沈むことにより、沈んだ蓋部材が生物試料を収容した円筒状の微小領域の蓋として機能することを特徴とする。望ましい態様において、前記試料ガイドにピペットが挿入され、挿入されたピペットの先端が生物試料を収容した円筒状の微小領域の蓋として機能することを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の好適な態様である酸素測定方法は、溶液に浸された試料ガイドが形成する微小領域内に生物試料を導入する工程と、試料ガイドが形成する微小領域内で溶液に接する電極と試料ガイドの外部で溶液に接する電極の二つの電極を介して流れる微小電流に基づいて、生物試料の近傍の溶存酸素に関する測定量を測定する工程と、を含むことを特徴とする。望ましい態様において、生物試料を収容した微小領域の開口に蓋を設ける工程をさらに含むことを特徴とする。
本発明の好適な態様により、溶液の溶存酸素に関する測定量の新しい測定技術が提供される。これにより、例えば、受精卵や胚などのように酸素消費量が極めて少ない生物試料の呼吸活性の評価を比較的簡易な装置構成で実現することが可能になる。
図1は、本発明の好適な実施形態を説明するための図であり、図1には、本発明に係る酸素測定装置100が示されている。
酸素測定装置100は、基板102と側壁104で構成された容器を有している。容器は、例えば、方形の基板102の外縁に沿って側壁104を設けることにより方形の枡状に形成される。もちろん容器の形状は円筒状などの他の形状でもよい。
容器内には、基板102上に、作用極(カソード)122と対極(アノード)124が設けられている。そして、これら一対の電極の間には、電源126と微小電流計128が接続されており、さらに、微小電流計128に記録・表示デバイス130が接続されている。
容器内には、試料ガイド110が配置されている。試料ガイド110は、基板102に設けられた作用極122の上方に配置されており、生物試料140を作用極122の付近に導く機能を担っている。なお、試料ガイド110の形状や機能は後に詳述する。
試料ガイド110が配置された容器内には培地106が収容されている。培地106は、生物試料140の生存に適した成分を含む液体である。生物試料140は、例えば、受精卵や胚などの生物細胞試料である。
図1の酸素測定装置100は、作用極122で酸素による還元反応を生じさせることにより、培地106内の酸素の濃度(溶存酸素濃度)を測定する。もちろん、溶存酸素濃度以外の酸素に関する測定量が測定されてもよい。培地106内の溶存酸素濃度は、生物試料140の呼吸に応じて、つまり生物試料140による酸素消費量に応じて変化する。そのため、溶存酸素濃度から、例えば生物試料140の呼吸活性を評価することができる。
例えば受精卵や胚などの生物試料140は、酸素消費が極めて少ない。そのため、作用極122は、測定対象となる生物試料140の酸素消費速度に対し、十分小さな自己酸素消費速度であるように、有効面積などが設計される。
図2は、基板102上に設けられた作用極122と対極124を示す図である。作用極122と対極124は、例えば、微細加工技術により基板102上に設けられる。
作用極122は、例えばPtで形成される。また、作用極122は、例えば、直径が2〜10μmの円形に形成される。もちろん、円形以外の他の形状であってもよい。このように、作用極122は、微細加工技術により極めて小さな有効面積となるように基板102上に設けられる。
一方、対極124は、例えばAg/AgClで形成される。また、対極124は、例えば、直径が2〜3mmの円形に形成される。もちろん、円形以外の他に形状であってもよい。
図1に戻り、例えば受精卵や胚などの生物試料140の酸素消費が極めて少ないことは先に説明したとおりである。そのため、培地106内の溶存酸素濃度から生物試料140の酸素消費を評価するためには、作用極122の近傍で酸素が消費されることが望ましい。つまり、作用極122の付近に生物試料140が存在することが望ましい。そのため、本実施形態では、試料ガイド110が、生物試料140を作用極122の付近に誘導している。
図3は、試料ガイド110の斜視図である。試料ガイド110は、例えばプラスチックやセラミックなどによって円筒状に形成される。そして、試料ガイド110の上面には、導入領域112に繋がる開口があり、また、試料ガイド110の底面には、微小領域114に繋がる開口がある。
導入領域112は、試料ガイド110内に設けられた擂鉢状の空間である。また、微小領域114は、試料ガイド110内に設けられた円筒状の空間である。微小領域114は、擂鉢状の導入領域112の底に繋がるように形成されている。
図1に示したように、試料ガイド110は、容器内において作用極122の上方に配置される。つまり、微小領域114が作用極122の上方に位置するように試料ガイド110が配置される。
容器内に配置された試料ガイド110の導入領域112と微小領域114内は、培地106によって満たされる。そして、試料ガイド110の上面の開口から生物試料140が投入されることにより、培地106よりも比重が高い生物試料140が導入領域112の底に向かって沈んで行き、微小領域114内に生物試料140が導入される。そのため、円筒状の微小領域114の直径は、生物試料140よりも少し大きく形成される。例えば、ヒトの受精卵であればその直径が0.1〜0.15mm程度であるため、微小領域114の直径は、0.2mm程度に形成される。
次に、図1の酸素測定装置100を利用した測定方法について説明する。なお、測定の際には、培地106と作用極122と対極124は、生物試料140の活性と電極反応の安定とを考慮して、一定温度、例えば37度程度に維持されることが望ましい。
まず、作用極122と対極124に電位差を与えて安定した電流推移を示すようになるまで待つ。作用極122と対極124の二つの電極間には、酸素による還元反応を生じさせるために必要な電位差が与えられる。作用極122がPtで形成され、対極124がAg/AgClで形成されていれば、二つの電極間には、0.6〜0.65V程度の電位差が与えられる。
電流推移が安定すると、生物試料140を少量の培地106と共に試料ガイド110の導入領域112(図3参照)に放出する。培地106よりも比重が高い生物試料140は導入領域112の底に向かって沈んで行き、微小領域114(図3参照)内に生物試料140が導入される。
なお、微小領域114内に生物試料140が導入された後に、微小領域114に蓋を設けるようにしてもよい。これについては後に図4を利用して説明する。
微小領域114内に導入された生物試料140は、呼吸により、微小領域114内とその近傍の培地106内の酸素を消費する。これにより、生物試料140の近傍の酸素濃度が低下する。特に、微小領域114内の培地106は、微小領域114外の培地106との間の拡散や対流による酸素供給が追いつかず、酸素濃度の低下が比較的大きくなる。
そして、培地106内の酸素濃度の低下に応じて、作用極122と対極124を介して流れる電極応答電流が低下する。つまり、微小電流計128で計測される電流値が低下する。微小電流計128で計測される電流値の時間的変化は、記録・表示デバイス130にデータとして記憶され、また、グラフなどによって表示される。
このように、本実施形態では、酸素濃度の変化を反映させた電流値が計測されるため、電流値の時間的変化を示すデータやグラフから、培地106内の酸素濃度の変化を測定することができる。また、その測定結果から、生物試料140の呼吸活性を評価することができる。
ちなみに、例えば、直径0.2mmで高さが0.2mmの円柱型の微小領域114について検討すると、その微小領域114の容積は、およそ6.3nlとなる。また、摂氏37度の水に含まれる飽和酸素量は205μM(2.05×10−13mol/nl)であり、6.3nlの水中の酸素量は1.3×10−12molとなる。また、例えば、ウシ胚の酸素消費率は、84×10−14mol/min程度であることが知られている(例えば、文献「ref. Oxygen Consumption of Single Bovine Embryos Probed with Scanning Electrochemical Microscopy. H.Shiku, T.Shiraishi, H.Ohya, T.Matsue, H.Abe, H.Hoshi, M.Kobayashi, Anal.Chem.2001,73,3751-3759.」参照)。従って、計算上、ウシ胚の場合には6.3nlの微小領域114内の水中の酸素を1.5分で消費し尽くすことになる。従って、本実施形態によれば、例えば、数分程度の短時間で生物試料140の呼吸活性を評価することが可能になる。もちろん、酸素のリークなどを考慮して、数時間程度の測定時間で評価を行ってもよい。
ちなみに、例えば、直径0.2mmで高さが0.2mmの円柱型の微小領域114について検討すると、その微小領域114の容積は、およそ6.3nlとなる。また、摂氏37度の水に含まれる飽和酸素量は205μM(2.05×10−13mol/nl)であり、6.3nlの水中の酸素量は1.3×10−12molとなる。また、例えば、ウシ胚の酸素消費率は、84×10−14mol/min程度であることが知られている(例えば、文献「ref. Oxygen Consumption of Single Bovine Embryos Probed with Scanning Electrochemical Microscopy. H.Shiku, T.Shiraishi, H.Ohya, T.Matsue, H.Abe, H.Hoshi, M.Kobayashi, Anal.Chem.2001,73,3751-3759.」参照)。従って、計算上、ウシ胚の場合には6.3nlの微小領域114内の水中の酸素を1.5分で消費し尽くすことになる。従って、本実施形態によれば、例えば、数分程度の短時間で生物試料140の呼吸活性を評価することが可能になる。もちろん、酸素のリークなどを考慮して、数時間程度の測定時間で評価を行ってもよい。
なお、本実施形態では、微小領域114内の培地106が、微小領域114外の培地106との間の拡散や対流による酸素供給が追いつかず、酸素濃度の低下が比較的大きくなることを利用している。そこで、拡散や対流による酸素供給をさらに小さくするために、微小領域114に蓋を設けるようにしてもよい。
図4は、試料ガイド110の微小領域114に蓋を設ける機能を説明するための図である。図4(A)は、ビーズ150が蓋として機能している様子を示している。つまり、微小領域114の直径よりも大きな直径の球状のビーズ150が試料ガイド110内に投入され、擂鉢状の導入領域112の底に向かって沈むことにより、沈んだビーズ150が生物試料140を収容した円筒状の微小領域114の蓋として機能している。なお、ビーズ150の表面には穴が設けられていないことが望ましい。また、ビーズ150の形状も球状に限定されない。さらに、ビーズ150は、例えば、閉鎖する空間の体積を測定の度に大きく変更しない範囲で、柔らかさを備えて変形してもよい。もちろん、ビーズ150は、硬い球状のものでもよい。
また、図4(B)は、試料ガイド110に挿入されたピペット160が蓋として機能している様子を示している。ピペット160は、ガラス管164とその内部に挿入されたプランジャ162を備えており、プランジャ162の先端が生物試料140を収容した円筒状の微小領域114の蓋として機能している。なお、ピペット160は、生物試料140を試料ガイド110に投入する際に利用されてもよい。また、ピペット160は、ピペットガイド170によって三次元的に移動される。
本実施形態では、二つの電極を介して流れる電極応答電流が局所的な溶存酸素濃度に大きく依存している。つまり、試料ガイド110に設けられた微小領域114内やその近傍の局所的な溶存酸素濃度に大きく依存している。そのため、例えば、容器を大きくすることができ、また、容器内の培地106の液量を多くすることもできる。さらに、必要に応じて、生物試料140から対極124を離して設けることも可能になる。培地106をフローさせて、対極124を下流側に配置するようにしてもよい。
なお、図1に示す酸素測定装置100は、作用極122と対極124の一対の電極を利用しているが、電極は一対のみに限定されない。例えば、作用極122を複数設け、各作用極122に試料ガイド110を配置し、複数の作用極122により複数の生物試料140に関する測定を同時進行させてもよい。
また、作用極122と対極124に加えて参照電極を設け、測定の精度をさらに高めるようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、例えば次のような効果を奏する。
溶液中の溶存酸素濃度を測定することにより、細胞の活性を示す指標の一つであると考えられる呼吸活性を評価することが可能になる。また、受精卵や胚のように酸素消費量が極めて少ない生物細胞試料の呼吸活性の測定を比較的単純な装置構成で実現することができる。そのため、装置の信頼性向上と低コスト化が期待できる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明は、その本質を逸脱しない範囲で各種の変形形態を包含する。
100 酸素測定装置、110 試料ガイド、122 作用極、124 対極、140 生物試料、128 微小電流計、130 記録・表示デバイス。
Claims (7)
- 溶液を収容する容器と、
容器内に設けられる一対の電極と、
容器内に配置された一対の電極のうちの一方の電極の付近に生物試料を導く試料ガイドと、
を有し、
前記試料ガイドには、一方の電極を取り囲む微小領域とその微小領域内へ生物試料を導く導入領域とが形成され、
一対の電極を介して流れる微小電流に基づいて、試料ガイドの微小領域内に導入された生物試料の近傍の溶存酸素に関する測定量が測定される、
ことを特徴とする酸素測定装置。 - 請求項1に記載の酸素測定装置において、
前記一対の電極のうちの一方の電極は、容器の底面に設けられ、
前記試料ガイドは、容器の底面に設けられた一方の電極の上方に配置されてその電極の上方に微小領域を形成する、
ことを特徴とする酸素測定装置。 - 請求項2に記載の酸素測定装置において、
前記試料ガイドには、擂鉢状の導入領域とその底に繋がる円筒状の微小領域とが形成され、
試料ガイドに投入された生物試料が擂鉢状の導入領域の底に向かって沈むことにより、一方の電極の上方に形成された微小領域内に生物試料が導入される、
ことを特徴とする酸素測定装置。 - 請求項3に記載の酸素測定装置において、
前記試料ガイドに蓋部材が投入されて擂鉢状の導入領域の底に向かって沈むことにより、沈んだ蓋部材が生物試料を収容した円筒状の微小領域の蓋として機能する、
ことを特徴とする酸素測定装置。 - 請求項3に記載の酸素測定装置において、
前記試料ガイドにピペットが挿入され、挿入されたピペットの先端が生物試料を収容した円筒状の微小領域の蓋として機能する、
ことを特徴とする酸素測定装置。 - 溶液に浸された試料ガイドが形成する微小領域内に生物試料を導入する工程と、
試料ガイドが形成する微小領域内で溶液に接する電極と試料ガイドの外部で溶液に接する電極の二つの電極を介して流れる微小電流に基づいて、生物試料の近傍の溶存酸素に関する測定量を測定する工程と、
を含む、
ことを特徴とする酸素測定方法。 - 請求項6に記載の酸素測定方法において、
生物試料を収容した微小領域の開口に蓋を設ける工程をさらに含む、
ことを特徴とする酸素測定方法。
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---|---|---|---|
JP2006244070A JP2008064661A (ja) | 2006-09-08 | 2006-09-08 | 酸素測定装置および酸素測定方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2006
- 2006-09-08 JP JP2006244070A patent/JP2008064661A/ja active Pending
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