JP2008312040A - 撮影ユニット、撮影装置、携帯機器、および撮影ユニットの組立方法 - Google Patents

撮影ユニット、撮影装置、携帯機器、および撮影ユニットの組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズとイメージセンサの光軸をあわせて簡単に組立を行なうことができる撮影ユニット、その撮影ユニットを備えた撮影装置、その撮影装置を備えた携帯機器、および撮影ユニットの組立方法を提供する。
【解決手段】イメージセンサであるCCD112の前面周縁をレンズ保持枠202の後面の基準面2023に押し当てていくことによって、CCD112の前面周縁とレンズ保持枠202基準面を密に接触させて光軸をあわせ、軸点PB付近においてはCCD112の凸部112A,112Bをレンズ保持枠202の凹部2024A,2024Bに入れ込んでおく。そしてCCD112の前面周縁とレンズ保持枠202の基準面の側面側を接着固定するとともに、PB付近においては押し当て方向(レンズの光軸後方)側から凹部2024Aに接着剤を流し込んで接着固定する。
【選択図】 図5(a)

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮像装置に手振れ補正機構として好適に用いることができる撮影ユニット、その撮影ユニットを備えた撮影装置、その撮影装置を備えた携帯機器、および撮影ユニットの組立方法に関する。
従来より、デジタルカメラ等には、ユーザの手ブレ等による撮影画像の乱れを抑制するために、各種の手振れ補正機構が採用されている(特許文献1、2、3参照)。
このような手振れ補正機構としては、撮影用のレンズが保持された保持モジュールがピッチング方向とヨーイング方向とに回動自在となる様に、所謂ジンバル機構と呼ばれる方式を採用するものがある。
しかしながら、上記特許文献1に開示されているようなジンバル機構の場合、自由回転する回転継手等を保持モジュールの上下左右の4箇所に配置する必要があることから、どうしても手振れ補正機構が大型化する傾向にある。
そこで、保持モジュールの外周沿いの一点である軸点を揺動自在に支持するとともに、その保持モジュールの外周沿いの、上記軸点から互いに異なる第1の方向および第2の方向それぞれに離れた第1の駆動点および第2の駆動点それぞれを介して上記保持モジュールを駆動する駆動構造が本出願人により出願され、特願2006−269712号、特願2006−269713号、特願2006−269714号、特願2006−269715号等、未公開出願として提案されている。さらに本出願人は、これら先願にさらなる改良を加えて保持モジュールが揺動しているときの保持モジュールの位置検出精度を高めることを目的とした技術を特願2007−035341号の像ブレ補正ユニットとして提案している。これらの出願で提案されている駆動構造が実現すると、像ブレ補正機能を有する撮影ユニットの小型化が実現されて携帯機器への搭載が可能になる。
ここで本出願人が提案する上記像ブレ補正ユニットの作用を簡単に説明しておく。
図6は、本出願人が提案する像ブレ補正ユニットの作用を説明する図である。
図6(a)、図6(b)には、ブレが発生したときにレンズとセンサとの位置関係にどのような不具合が発生するかが示されており、図6(c)には、レンズとセンサとを備える像ぶれ補正ユニットによってぶれがどのように補正されるかが示されている。
図6(a)に示す様に手ぶれが発生しない場合には、レンズの光軸とセンサの受光面(センサ面)の光軸とが互いに一致して正しい位置に被写体光が結像する。これに対して、手ぶれが発生すると図6(b)に示す様レンズやセンサ面が互いに矢印の方向に回転してレンズの光軸とセンサ面の光軸とがずれて正しい位置に被写体光が結像しなくなる。
そこで上記像ぶれ補正ユニットをカメラ付き携帯電話機等の携帯機器に搭載しておいて、撮影時に手ぶれが発生したときには図6(c)に示す様にレンズとセンサとからなる像ぶれ補正ユニットにジャイロのような動作を行なわせることによって、被写体光が常にセンサ面の正しい位置に結像するようにしている。このように像ぶれ補正ユニットをカメラ付き携帯電話機等の携帯機器に搭載すると、携帯機器が撮影操作により回転したとしても像ぶれ補正ユニットの姿勢はいつでも撮影操作直前の姿勢に保たれて好適な撮影が行なわれる。
ところで、携帯機器の製造メーカにおいては、イメージセンサを、レンズを組立てる製造メーカとは別の製造メーカから購入して、自分のところで上記撮影ユニットを組み立てる場合がある。この撮影ユニットの組立においては、レンズとイメージセンサを正確に位置あわせする必要がある。このため、レンズを保持するレンズ保持枠の後面にイメージセンサを位置決めするための基準面を設けておき、イメージセンサの組立にあたっては、イメージセンサをその基準面に押し当てることで位置あわせをすることが行われている。この場合、基準面に接着剤を塗布するとイメージセンサの位置が狂ってしまうので、通常上記撮影ユニットを組立てる場合にはイメージセンサの前面縁部とレンズを保持するレンズ保持枠の基準面とを接触させておいて側面側を接着剤で接着固定することになるが、上記撮影ユニットの場合にはレンズ保持枠の周辺に駆動機構などの多くの部品が組み込まれるため、位置によってはイメージセンサの前面周縁部とレンズ保持枠の基準面の側面側を接着剤で固定することができない場合がある。
特開平7−274056号公報 特開2005−326807号公報 特許第2612371号公報
本発明は、上記事情に鑑み、レンズとイメージセンサの光軸をあわせて簡単に組立を行なうことができる撮影ユニット、その撮影ユニットを備えた撮影装置、その撮影装置を備えた携帯機器、および撮影ユニットの組立方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の撮影ユニットは、レンズと、そのレンズを保持するレンズ保持枠と、そのレンズ保持枠の後面に取り付けられて前方からそのレンズに入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成するイメージセンサとを有する保持モジュールと、
上記画像信号により表わされる画像のブレが補正されるように上記保持モジュールを駆動する駆動機構とを備えた撮影ユニットにおいて、
上記レンズ保持枠が、上記後面に、上記イメージセンサ前面周縁が接触することによりそのイメージセンサの光軸方向の位置の基準となる基準面と、その基準面に隣接して上記レンズの光軸から離れる外方に突出し後方に開口した凹部を有する接着面とを有するものであり、
上記イメージセンサは、上記基準面に接する前面周縁に隣接して上記レンズの光軸から離れる外方かつ上記レンズに向かう前方に突出した、上記凹部に入り込む凸部を有し、その凸部が、その凹部に入り込んだ状態で該凹部内の接着剤により固定されていることを特徴とする。
上記本発明の撮影ユニットによれば、上記撮影ユニットが備える上記レンズ保持枠の基準面に上記イメージセンサの前面周縁を押し当ててイメージセンサとレンズの光軸をあわせた状態にして、押し当てている方向と同じ方向から接着剤を流し込んで上記凸部をしっかりと接着固定することができる。
その結果、接着剤を塗布することができない位置が生じたとしても、その位置に上記凹部、上記凸部を位置させることで当該撮影ユニットの組立を簡単に行なうことができるようになる。
本出願人が提案している特願2007−035341号等の先行出願により考えられている撮影ユニットに上記本発明を適用すると、保持モジュールの軸点近傍に上記凹部と上記凸部とをそれぞれ位置させることで、好適な接着固定が行なわれて簡単に組立が行なわれる。
つまり、上記保持モジュールを、自在な向きに揺動自在に、その保持モジュールの外周沿いの一点である軸点で支持する支持部材をさらに備え、
上記駆動機構が、上記保持モジュールの外周沿いの、上記軸点から互いに異なる第1の方向および第2の方向それぞれに離れた第1の駆動点および第2の駆動点それぞれを介してその保持モジュールを駆動する2つの駆動機構であって、上記保持モジュールを、上記第1の駆動点を介して、上記軸点と上記第2の駆動点とを結ぶ第1の軸の周りに回動させる第1の駆動機構と、上記第2の駆動点を介して、上記軸点と上記第1の駆動点とを結ぶ第2の軸の周りに回動させる第2の駆動機構とからなり、
上記レンズ保持枠は、上記軸点と上記第1の駆動点とを結ぶ線分に沿った第1の辺から外方に突出し後方に開口した第1の凹部を有する接着面と、上記軸点と上記第2の駆動点とを結ぶ線分に沿った第2の辺から外方に突出し後方に開口した第2の凹部を有する接着面とを有し、
上記イメージセンサは、上記第1の凹部に入り込んで接着された第1の凸部と、上記第2の凹部に入り込んで接着された第2の凸部とを有することを特徴とするということになる。
つまり、上記軸点近傍においては、上記第1の凹部、上記第2の凹部に上記第1の凸部、上記第2の凸部それぞれが押し込まれ接着剤が凹部に流し込まれてイメージセンサがレンズに接着固定される。このため、軸点近傍においてはイメージセンサとレンズの接触面の側面側が接着固定されなくてもレンズ保持枠の基準面とイメージセンサ前面周縁とが密に接した状態で接着固定される。
さらに、特願2007−035341号等の先行出願に上記本発明を適用するとより一層の効果が得られる。
すなわち、上記第1の駆動機構が、
上記第1の駆動点を回動自在に支持する第1のアームと、
上記第1のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成しその第1のアームに上記第1の駆動点を光軸方向に駆動させる第1のコイルと、
上記支持部材に保持されて上記第1のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第1のマグネットと、
上記支持部材に固定され、上記第1のアームの、上記第1の駆動点に駆動力を与える第1の作用点が光軸方向に移動するように、その第1のアームを案内する第1の案内部材とを備え、
上記第2の駆動機構が、
上記第2の駆動点を回動自在に支持する第2のアームと、
上記第2のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成しその第2のアームに上記第2の駆動点を光軸方向に駆動させる第2のコイルと、
上記支持部材に保持されて上記第2のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第2のマグネットと、
上記支持部材に固定され、上記第2のアームの、上記第2の駆動点に駆動力を与える第2の作用点が光軸方向に移動するように、その第2のアームを案内する第2の案内部材とを備えた態様であると良く、
さらに、上記第1のアームに支持されてその第1のアームが上記第1の駆動点を駆動したときのその第1のアームの光軸方向の移動による上記第1のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第1のセンサと、
上記第2のアームに支持されてその第2のアームが上記第2の駆動点を駆動したときのその第2のアームの光軸方向の移動による上記第2のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第2のセンサとを備えると良い。
また上記第1の駆動点および上記第2の駆動点が、その第1の駆動点と上記軸点とを結ぶ線分およびその第2の駆動点と上記軸点とを結ぶ線分が互いに略90度の角度で交わる各位置に形成されていることが好ましく、
また、上記保持モジュールが、上記軸点に球状の凸部を有し、上記支持部材が、上記支持部に、その凸部を受ける球状の凹面を有することが望ましい。
さらに上記保持モジュールが、上記第1の駆動点および上記第2の駆動点それぞれに球状の凸部を有し、上記第1のアームおよび上記第2のアームが、上記第1の作用点および上記第2の作用点それぞれに、その第1の駆動点およびその第2の駆動点それぞれに備えられた各凸部を受ける球状の各凹部を有し、その第1のアームおよびその第2のアームがその各凹部を介してその各凸部に駆動力を与えるものであると尚良い。
上記課題を達成する本発明の撮影装置は、上記撮影ユニットのいずれかを備えた撮影装置であって、さらに
ブレを検出するブレ検出部と、
上記ブレ検出部の検出結果に応じて上記2つの駆動機構に上記保持モジュールを回動駆動させるブレ制御部とを備えたことを特徴とし、
上記課題を達成する本発明の携帯機器は、上記撮影装置を具備したことを特徴とする。
また上記課題を達成する本発明の撮影ユニットの組立方法は、
レンズと、そのレンズを保持するレンズ保持枠と、そのレンズ保持枠の後面に取り付けられて前方からそのレンズに入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成するイメージセンサとを有する保持モジュールと、上記画像信号により表わされる画像のブレが補正されるように上記保持モジュールを駆動する駆動機構とを備え、上記レンズ保持枠が、上記後面に、上記イメージセンサ前面周縁が接触することにより該イメージセンサの光軸方向の位置の基準となる基準面と、その基準面に隣接して上記レンズの光軸から離れる外方に突出し後方に開口した凹部を有する接着面とを有し、上記イメージセンサが、上記基準面に接する前面周縁に隣接して上記レンズの光軸から離れる外方かつ上記レンズに向かう前方に突出した、上記凹部に入り込む凸部を有する撮影ユニットの組立方法であって、
上記イメージセンサを除く、上記レンズと、上記レンズ保持枠と、上記駆動機構を第1のクリーン度の環境下で組み立てる第1ステップと、
上記第1のクリーン度よりも高い第2のクリーン度の環境下で、上記第1ステップで組立てられた、上記イメージセンサ取付前の未完成ユニットを構成するレンズ保持枠後面の基準面に上記イメージセンサの前面周縁を押し当て、そのレンズ保持枠後面の凹部にそのイメージセンサの凸部が入り込んだ状態で、その凹部内の接着剤でその凸部を固定する第2ステップとを有することを特徴とする。
上記本発明の撮影ユニットの組立方法によれば、第1ステップで上記イメージセンサを除く、上記レンズと、上記レンズ保持枠と、上記駆動機構を第1のクリーン度の環境下で組み立てた後、第2ステップで上記イメージセンサ取付前の未完成ユニットを構成するレンズ保持枠後面の基準面に上記イメージセンサの前面周縁を押し当て、そのレンズ保持枠後面の凹部にそのイメージセンサの凸部が入り込んだ状態で、凹部内の接着剤で凸部を固定するという作業を行うことで撮影ユニットの組立を簡単に行うことができる。
また上記第2ステップの組立のみを上記第1のクリーン度よりも高い上記第2のクリーン度の環境下で行なえば良いので、すべての組立を上記第1のクリーン度よりも高い第2のクリーン度の環境下で行わなくて済む分、コストダウンを図ることができるというメリットが得られる。
また、上記イメージセンサは、撮像素子と、この撮像素子を搭載するための基板と、この撮像素子を保持するためのホルダからなり、
上記第2のクリーン度よりもさらに高い第3のクリーン度の環境下で、上記基板に上記撮像素子を装着し、これに上記ホルダを固定することにより上記イメージセンサを組み立てる第3ステップを、さらに有し、
上記第2ステップは、上記第3ステップよりも後の行程で実行されるステップであることを特徴とする請求項10記載の撮影ユニットの組立方法が好ましい。
前述した様に、携帯機器の製造メーカにおいては、上記イメージセンサを、上記レンズと上記レンズ保持枠と上記駆動機構を組み立てる製造メーカとは別の製造メーカから購入して、自分のところで上記撮影ユニットを組み立てる場合がある。この様な場合に上記撮影ユニットの組立方法を用いると相応の効果が発揮される。
以上説明した様に、レンズとイメージセンサの光軸をあわせて簡単に組立を行なうことができる撮影ユニット、その撮影ユニットを備えた撮影装置、その撮影装置を備えた携帯機器、および撮影ユニットの組立方法が実現する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された携帯電話機の外観斜視図である。
図1(A)には、携帯電話機100の前面図が示されている。携帯電話機100の前面には、メニュー画面や、撮影画像などが表示される液晶パネル101、内部にスピーカ(図2参照)が配備され、スピーカから発せられる音声を空間に放つための受話口102、各種機能の選択や、撮影を行う際のシャッタボタンとして使用される選択ボタン104、電話番号を入力するためのプッシュボタン105、内部にマイクロフォン(図3参照)が配備され、声をマイクロフォンに伝えるための送話口106、ユーザが入力した電話番号などを確定する確定ボタン107、電源ボタン108、および電話局を介さずに、近距離用の無線通信によって画像やアドレス情報などを送受信するための第2アンテナ109aが備えられている。
図1(B)には、携帯電話機100の背面図が示されている。携帯電話機100の背面には、電話局を介して音声やメールなどのデータを送受信するための第1アンテナ103aや撮影レンズ100aが配備されている。この撮影レンズ100aは、後述する撮影ユニットが備えるレンズ保持枠に保持されている。
図2は、図1の携帯電話機100の内部構成を示すブロック図である。
携帯電話機100の内部には、撮影ユニット200、A/D(Analog/Degital)変換部113、マイクロフォン121、スピーカ122、インタフェース部120、第1アンテナ103a、第1送受信部103、入力コントローラ130、画像信号処理部140、ビデオエンコーダ150、画像表示装置160、第2アンテナ109a、第2送受信部109、メモリ170、CPU180、メディアコントローラ190、および図1に示す選択ボタン104やプッシュボタン105などといった各種スイッチ181が具備されており、さらに、記録メディア190aが接続されている。本実施形態においては、ジャイロセンサ182とドライバDR1、DR2を備えた撮影ユニット200、CPU180、入力コントローラ130、画像信号処理部140、ビデオエンコーダ150、画像表示装置160、液晶パネル101、メディアコントローラ190、記録メディア190aで、本発明の撮影装置の一例が構成される。なお撮影ユニットにはイメージセンサとしてCCD固体撮像素子112(以降の説明においてはCCDという)が用いられている例が示されている。
CPU180は、図2に示す携帯電話機100の各種要素に処理の指示を伝えて、各種要素を制御する。例えば、撮影を行う撮影モードが設定された状態で図1の選択ボタン104が押下されると、CPU180から撮影ユニット200が備えるCCD112に指示が与えられるとともに、ジャイロセンサ182により検出された手ぶれを打ち消す方向に撮影ユニット200が備える保持モジュール(後述)を揺動させるようにドライバDR1,DR2に指示が与えられて手ぶれが補正されつつ撮影が行なわれる。この撮影ユニット200の構成については、後で詳しく説明する。
図1(A)の選択ボタン104が押下されたことを受けてCPU180は撮影ユニット200内のCCD112に電子シャッタを設定して撮影処理を開始させる。
このときには選択ボタン104が押下されたときの手ブレの方向がジャイロセンサ182で検出されCPU180に通知される。CPU180は、そのジャイロセンサ182の検出結果を受けてドライバDR1,DR2に補正方向を通知し、ドライバDR1,DR2に撮影ユニット200内のコイル(後述する)を駆動させ撮影ユニット200内の保持モジュール(後述する)をぶれに応じて揺動させながら撮影を実施させる。こうして選択ボタン104が押されたときの手ブレが補正されてCCD112にぶれなく被写体光が結像される。
そしてCCD112は、撮影レンズ100aを通ってきた被写体光を電子シャッタのシャッタ秒時の間中受光して、被写体光に基づく被写体像をアナログ信号である被写体信号として読み取る。そのCCD112で生成された被写体信号は、A/D変換部113でデジタルの撮影画像データに変換され、変換後の撮影画像データは、入力コントローラ130を介して画像信号処理部140に送られる。
画像信号処理部140では、画像データにRGBレベルの調節、ガンマ調整等といった画像処理が施され、さらに、画像処理後の画像データに圧縮処理が施される。圧縮後の画像データは、一旦メモリ170に送られる。
メモリ170には、この携帯電話機100内で実行されるプログラムが記憶されたり、中間バッファとして用いられる記録速度が高速なSDRAM、各種メニュー画面用のデータや、ユーザの設定内容などが記憶されたデータ保存用のメモリであるSRAM、圧縮された画像データが記憶されるVRAMが含まれている。VRAMは、複数領域に分割されており、画像データが複数領域に順番に記憶され、記憶された画像データはビデオエンコーダ150やメディアコントローラ190に順次に読み出される。
ビデオエンコーダ150は、CPU180からの指示に従って、メモリ170から圧縮後の画像データを取得し、圧縮後の画像データを、液晶パネル101で表示できるデータ形式に変換する。変換後の画像データは画像表示装置160に送られ、画像表示装置160によって、画像データが表す画像が液晶パネル101に表示される。メディアコントローラ190は、メモリ170に記憶された圧縮後の画像データを記録メディア190aへ記録したり、記録メディア190aに記録された画像データを読み出すためのものである。
また、図1(A)に示すプッシュボタン105を使って電話番号が入力され、確定ボタン107が押下されると、電話番号が設定されて相手装置との通信が開始される。このとき、携帯電話機100の電話番号や入力された電話番号などの通信情報がCPU180から第1送受信部103に伝えられ、通信情報が電波に変換されてアンテナ103aに伝えられ、アンテナ103aから電波が発せられる。第1アンテナ103aから発せられた電波は、建物や電柱などといった各所に設けられている共同アンテナ(図示しない)を介して電話局に伝わり、電話局で、指定された電話番号が割り当てられた相手装置との接続が確立される。
相手装置との接続が確立すると、ユーザが携帯電話機100に向けて発した声が、マイクロフォン121で集音され、集音された声がインタフェース部120で音声データを表わす電波に変換されて、第1送受信部103の第1アンテナ103aによって相手装置に送信される。また、第1アンテナ103aを介して受信された音声用の電波は、インタフェース部120で音声データに変換され、スピーカ122から音声として発せられる。第1送受信部103、第1アンテナ103aでは、音声データだけではなく、電話番号の代わりにメールアドレスを使ってメールを表わすメールデータも送受信される。第1アンテナ103aで受信されて、第1送受信部103でデジタル化されたメールデータは、入力コントローラ130によってメモリ170に記憶される。
また、この携帯電話機100には、電話局を介して他の携帯電話機などといった相手装置と通信するための通信インタフェース(第1送受信部103、第1アンテナ103a)とは別に、電話局を介さずに、近距離用の無線通信によって通信するための無線通信インタフェース(第2送受信部109、第2アンテナ109a)も備えられている。近距離無線通信用の通信インタフェースとしては、赤外線通信やブルートゥース(Bluetooth)などを適用することができる。本実施形態では、通信インタフェースとして赤外線通信が適用されており、他の携帯電話機などから直接送信されてきた赤外線が第2アンテナ109aで受信されると、その受信された赤外線に基づく電気信号が第2送受信部109でピックアップされて、デジタルのデータに変換される。逆に、外部装置にデータを送信するときには、第2送受信部109にデータが伝えられ、そのデータが第2送受信部109で電波に変換されて、第2アンテナ109aから発せられる。
この第2アンテナ109aで画像を表わす赤外線が受信されると、第2送受信部109では赤外線に基づく電気信号が画像データに変換される。変換された画像データは、撮影画像データと同様にして、画像表示装置160に送られて画像データが表わす画像が液晶パネル101に表示されたり、メディアコントローラ190を介して記録メディア190aに記録される。
携帯電話機100は、基本的には以上のように構成されている。
続いて、携帯電話機100が備える撮影装置が備える撮影ユニット200の構成を説明する。
図3は、撮影ユニット200の分解斜視図である。また、図4は図3の分解斜視図に示されている各部材が組み込まれた後の撮影ユニット200を示す図である。ただし、図3、図4には、撮影ユニット200の中の保持モジュールを構成するレンズ100aとCCD112のうちのCCD112が図示されていない。このCCD112の撮影ユニット200への組み込み方については後述する。
図3、図4においては、左下が被写体側にあたる。
図3には、左下の被写体側からカバー201、レンズ保持枠202、図3の第1の方向に延びる基板203Aと図3の第2の方向に延びる基板203Bとの双方に形成された各コイルを通電するためのフレキシブル基板FR2、コイルが形成された基板203A,203Bそれぞれを保持する一対のアームARM1,ARM2、各基板203A,203B上に形成されたコイルに対向するようにN極とS極とが並べられたマグネットMAG1,MAG2を保持するコの字型のヨーク204A,204B、2本のアームそれぞれを移動自在に支持するとともに2つのヨーク204A,204Bがそれぞれ第1の方向と第2の方向に延びる面に固定される支持部材205が、順序良くそれぞれ分解された状態で示されている。これらが組立てられると、図4に示す形になる。
まず、図3を参照して構成を説明していく。
図3の一番右側には、レンズ保持枠202を揺動させるための2つの駆動機構を支持する、くの字型の支持部材205が示されている。この支持部材205にレンズ保持枠202を揺動させるための2つの駆動機構が支持されるとともにレンズ保持枠202が揺動自在に支持される。このレンズ保持枠202には、後からCCD112が組み込まれて、レンズ100aとそのレンズを保持するレンズ保持枠202とレンズ後方のCCD112とからなる保持モジュールが揺動自在に支持部材205に支持されることになる。図3には、後から組み込まれる構成になっているためにCCD112が示されていないが、図3のレンズ保持枠202の後面にはCCD前面周縁が接触することによりそのCCD112の光軸方向の位置の基準となる基準面(後述する)と、その基準面に隣接してレンズの光軸から離れる外方に突出し後方に開口した凹部2024A,2024Bを有する接着面とが設けられている。この基準面と接着面の詳細については後述する。
上記支持部材205には、上記2本のアームARM1,ARM2の両端部に設けられている孔部H1,H2,H3,H4がそれぞれ挿通される案内部材2051,2052,2053が3箇所に設けられている。これらの案内部材2051〜2053は、くの字型の形状を持つ支持部材205の各頂点部にそれぞれ設けられていて、中央の案内部材2051には、双方のアームARM1,ARM2の両端部の孔のうちの孔H1と孔H3とが共通に挿通されるようになっている。
つまり、2本のうちの一方のアームARM1が支持部材205のくの字型の中心の頂点にある案内部材2051とくの字の一方の端部側の頂点にある案内部材2052とに挿通され、他方のアームARM2がくの字型の中心の頂点にある案内部材2051と他方の端部側の頂点にある案内部材2053に挿通される。なお、図示されてはいないが、これらのアームARM1,ARM2の一方の端部側(孔H2、孔H4があるところ)の保持モジュール側には、保持モジュール側の球状の凸部に係合する凹部がそれぞれ設けられている。また支持部材205のくの字型の中心部の、レンズ保持枠側にはレンズ保持枠202を支持するための支持部があり、この支持部には凹部が設けられている。
また支持部材205のくの字型の中央の頂点を中心に図3の第1の方向に延びる面と第2の方向に延びる面には、それぞれコの字型のヨーク204A,204Bが接着固定されるようになっている。これらのコの字型のヨーク204A,204Bは、コイルが形成された基板203A,203Bがある側に開口が向くように配設されるので、それぞれの開口側からマグネットMAG1,MAG2と平行になるように基板203A,203Bそれぞれが収容されるようにして配設される。その各基板203A,203Bには、基板上のコイルに通電を行なうためのフレキシブル基板FR2が接続されるようになっている。なおこのコイルが形成された基板203A,203Bには、アームARM1,ARM2の動きに応じて揺動する保持モジュール202の位置を検出するためのホール素子が備えられている。
前述した様に、くの字型の支持部材205の中央の頂点部のレンズ保持枠202側には、レンズ保持枠202の球状の凸部が係合してレンズ保持枠202を支持する支持部となる凹部が設けられているので、その凹部にレンズ保持枠202の凸部PBが係合するとともに、支持部材205に移動自在に支持された2本のアームARM1,ARM2それぞれに設けられている球状の凹部がレンズ保持枠202の第1の駆動点D1の凸部と第2の駆動点D2の凸部に係合すると、図4に示す様にレンズ保持枠202が揺動自在に支持部材205に支持されることになる。
この例では、支持部材205とアームARM1とコイルが形成された基板203AとマグネットMAG1が貼付されたヨーク204Aとで本発明にいう第1の駆動機構の一例が構成され、支持部材205とアームARM2とコイルが形成された基板203BとマグネットMAG2が貼付されたヨーク204Bとで本発明にいう第2の駆動機構の一例が構成されることになる。その第1の駆動機構が、レンズ保持枠202を、第1の駆動点D1を介して、軸点PBと第2の駆動点D2とを結ぶ第1の軸の周りに回動させるとともに第2の駆動機構が、第2の駆動点D2を介して、軸点PBと第1の駆動点D1とを結ぶ第2の軸の周りに回動させることによりレンズ保持枠202を揺動させることになる。
なお図3には、第1の駆動点D1と第2の駆動点D2を示すために、球状の凸部を持つ棒状の部材2021A,2021Bとそれらの棒状の部材2021に挿通されるバネ2022A,2022Bがそれぞれ示されている。それぞれのバネ2022は、コイルが通電されていないときに2本のアームARM1,ARM2それぞれを動かないようにする機能を持つ部材であって、各バネはコイルが通電されないときには凸部(第1の駆動点D1,第2の駆動点D2)を、アーム側の凹部にバネ付勢により押し付けることでコイルの通電を切った後はその通電を切ったときに位置していた位置にアームを静止させる機能を有する。
ここまでの撮影ユニット200に関する説明は、特願2007−035341号で提案した像ブレ補正ユニットの構成の説明と、CCD112が後から組み込まれる構成になっている以外はほぼ同じ内容である。
ここで本実施形態の撮影ユニット200においては、上記課題を達成するために、携帯機器メーカが購入したCCD112を後から図4に示す撮影ユニット200に組み込むことができるように改良しているのでその構成を説明する。
図5(a)、図5(b)は、その構成を説明する図である。
図5(a)には、図4の撮影ユニット200を背面側から見た図とその撮影ユニットに後から組み込まれるCCD112が示されており、図5(b)には、図5(a)のレンズ保持枠202にCCD112が組み込まれた後の状態が示されている。
なお、本実施形態においては、説明を簡略にするため本発明にいうイメージセンサを示す用語としてCCD112という言葉を用いて説明を行なっているが、実際には図5(a)の右側に示す様に基板PCB上にCCD112が搭載されており、CCDホルダ1120にCCD112が嵌め込まれ、さらにフィルタ等が組み込まれることにより本発明にいうイメージセンサの一例が構成され、凸部112A,112BはそのCCDホルダ1120に設けられる。
従来の撮影ユニット200においては軸点PB近傍に駆動機構が搭載されるため撮影ユニットが備えるレンズ保持枠202の基準面とCCD112の前面周縁の側面側を接着固定することができなかったので、軸点PB付近の接着固定を簡単に行なうことができるようにする構造を提案している。図5(a)、図5(b)を参照してその構造を説明する。
図5(a)に示す様にCCD112には、レンズ保持枠202の基準面2023に接する前面周縁に隣接しレンズ100aの光軸方向前方から離れる外方かつレンズ100aに向かう前方に突出した、上記レンズ保持枠202の凹部2024A,2024Bに入り込む凸部112A,112Bが新たに設けられている。
また図5(a)に示す様にレンズ保持枠202には、CCD112前面周縁の凸部112A,112Bが入り込む凹部2024A,2024Bが設けられている。
このように上記CCD112に上記凸部112A、112Bが設けられ、上記レンズ保持枠202に上記凹部2024A,2024Bが設けられると、CCD112の前面周縁をレンズ保持枠202の基準面に押し当てていくことでCCD112の凸部112A,112Bがレンズ保持枠202の凹部2024A,2024Bに押し込まれた状態になって、軸点PB近傍以外は側面側を接着剤で接着固定するとともに軸点PB近傍においては光軸後方側から凹部に接着剤を流し込んで接着固定することができるようになる。
つまり、レンズ100aの光軸方向から押し当てていくという簡単な作業を行なうだけで、CCD112とレンズ保持枠202が保持するレンズ100aの光軸をあわせることができ、さらに接着剤を側面側に塗布するとともにレンズ保持枠202の凹部2024A,2024Bに押し当てる方向と同じ方向から流し込むという簡単な作業を行なうことで、撮影ユニットの組立を行なうことができる。
また、前述した様に、携帯機器の製造メーカにおいては、上記CCD112を、レンズを組み立てる製造メーカとは別の製造メーカから購入して、自分のところで上記撮影ユニットを組み立てる場合がある。
その場合には、図5(a)の左側の撮影ユニットの一部を構成する、レンズ100aとレンズ保持枠202と2つの駆動機構とからなる未完成ユニットと、図5(a)の右側のイメージセンサをそれぞれ別の製造メーカから購入して、撮影ユニット200の組立を簡単に行なうことができる。
以上説明した様に、レンズとイメージセンサの光軸をあわせて簡単に組立を行なうことができる撮影ユニット、その撮影ユニットを備えた撮影装置、その撮影装置を備えた携帯機器、および撮影ユニットの組立方法が実現する。
本発明の一実施形態が適用された携帯電話機の外観斜視図である。 図1の携帯電話機100の内部構成を示すブロック図である。 撮影ユニットの分解斜視図である。 図3の分解斜視図に示されている各部材によって撮影ユニットが組立てられた後の状態を示す図である。 本発明の構成を説明する図である。 本発明の構成を説明する図である。 本出願人が提案する像ブレ補正ユニットの作用を説明する図である。
符号の説明
100 携帯電話
101 液晶パネル
102 送話口
103a 第1アンテナ
104 選択ボタン
105 プッシュボタン
106 受話口
107 確定ボタン
108 電源ボタン
109a 第2アンテナ
112 CCD
113 A/D変換部
120 インタフェース部
121 マイクロフォン
122 スピーカ
130 入力コントローラ
140 画像信号処理部
150 ビデオエンコーダ
160 画像表示装置
170 メモリ
180 CPU
181 各種スイッチ
200 撮影ユニット
100a レンズ
201 カバー
202 レンズ保持枠
203A,203B 基板
204A,204B ヨーク
2051,2052,2053 案内部材
FR1,FR2 フレキシブル基板
ARM1,ARM2 アーム
PB 軸点(球状の凸部)
D1 第1の駆動点(球状の凸部)
D2 第2の駆動点(球状の凸部)

Claims (11)

  1. レンズと、該レンズを保持するレンズ保持枠と、該レンズ保持枠の後面に取り付けられて前方から該レンズに入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成するイメージセンサとを有する保持モジュールと、
    前記画像信号により表わされる画像のブレが補正されるように前記保持モジュールを駆動する駆動機構とを備えた撮影ユニットにおいて、
    前記レンズ保持枠が、前記後面に、前記イメージセンサ前面周縁が接触することにより該イメージセンサの光軸方向の位置の基準となる基準面と、該基準面に隣接して前記レンズの光軸から離れる外方に突出し後方に開口した凹部を有する接着面とを有するものであり、
    前記イメージセンサは、前記基準面に接する前面周縁に隣接して前記レンズの光軸から離れる外方かつ前記レンズに向かう前方に突出した、前記凹部に入り込む凸部を有し、該凸部が、該凹部に入り込んだ状態で該凹部内の接着剤により固定されていることを特徴とする撮影ユニット。
  2. 前記保持モジュールを、自在な向きに揺動自在に、該保持モジュールの外周沿いの一点である軸点で支持する支持部材をさらに備え、
    前記駆動機構が、前記保持モジュールの外周沿いの、前記軸点から互いに異なる第1の方向および第2の方向それぞれに離れた第1の駆動点および第2の駆動点それぞれを介して該保持モジュールを駆動する2つの駆動機構であって、前記保持モジュールを、前記第1の駆動点を介して、前記軸点と前記第2の駆動点とを結ぶ第1の軸の周りに回動させる第1の駆動機構と、前記第2の駆動点を介して、前記軸点と前記第1の駆動点とを結ぶ第2の軸の周りに回動させる第2の駆動機構とからなり、
    前記レンズ保持枠は、前記軸点と前記第1の駆動点とを結ぶ線分に沿った第1の辺から外方に突出し後方に開口した第1の凹部を有する接着面と、前記軸点と前記第2の駆動点とを結ぶ線分に沿った第2の辺から外方に突出し後方に開口した第2の凹部を有する接着面とを有し、
    前記イメージセンサは、前記第1の凹部に入り込んで接着された第1の凸部と、前記第2の凹部に入り込んで接着された第2の凸部とを有することを特徴とする請求項1記載の撮影ユニット。
  3. 前記第1の駆動機構が、
    前記第1の駆動点を回動自在に支持する第1のアームと、
    前記第1のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成し該第1のアームに前記第1の駆動点を光軸方向に駆動させる第1のコイルと、
    前記支持部材に保持されて前記第1のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第1のマグネットと、
    前記支持部材に固定され、前記第1のアームの、前記第1の駆動点に駆動力を与える第1の作用点が光軸方向に移動するように、該第1のアームを案内する第1の案内部材とを備え、
    前記第2の駆動機構が、
    前記第2の駆動点を回動自在に支持する第2のアームと、
    前記第2のアームに保持され、磁力の作用と通電を受けて光軸方向の駆動力を生成し該第2のアームに前記第2の駆動点を光軸方向に駆動させる第2のコイルと、
    前記支持部材に保持されて前記第2のコイルに磁力を作用させる、光軸に対し水平に広がる第2のマグネットと、
    前記支持部材に固定され、前記第2のアームの、前記第2の駆動点に駆動力を与える第2の作用点が光軸方向に移動するように、該第2のアームを案内する第2の案内部材とを備えたことを特徴とする請求項2記載の撮影ユニット。
  4. さらに、前記第1のアームに支持されて該第1のアームが前記第1の駆動点を駆動したときの該第1のアームの光軸方向の移動による前記第1のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第1のセンサと、
    前記第2のアームに支持されて該第2のアームが前記第2の駆動点を駆動したときの該第2のアームの光軸方向の移動による前記第2のマグネットから受ける磁力の変化を検出する第2のセンサとを備えたことを特徴とする請求項3記載の撮影ユニット。
  5. 前記第1の駆動点および前記第2の駆動点が、該第1の駆動点と前記軸点とを結ぶ線分および該第2の駆動点と前記軸点とを結ぶ線分が互いに略90度の角度で交わる各位置に形成されていることを特徴とする請求項2から4のうちのいずれか1項記載の撮影ユニット。
  6. 前記保持モジュールが、前記軸点に球状の凸部を有し、前記支持部材が、前記支持部に、該凸部を受ける球状の凹面を有することを特徴とする請求項2から5のうちのいずれか1項記載の撮影ユニット。
  7. 前記保持モジュールが、前記第1の駆動点および前記第2の駆動点それぞれに球状の凸部を有し、前記第1のアームおよび前記第2のアームが、前記第1の作用点および前記第2の作用点それぞれに、該第1の駆動点および該第2の駆動点それぞれに備えられた各凸部を受ける球状の各凹部を有し、該第1のアームおよび該第2のアームが該各凹部を介して該各凸部に駆動力を与えるものであることを特徴とする請求項2から6のうちのいずれか1項記載の撮影ユニット。
  8. 請求項1から7記載のうちのいずれかの撮影ユニットを備えた撮影装置であって、さらに
    ブレを検出するブレ検出部と、
    前記ブレ検出部の検出結果に応じて前記2つの駆動機構に前記保持モジュールを回動駆動させるブレ制御部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  9. 請求項8の撮影装置を具備したことを特徴とする携帯機器。
  10. レンズと、該レンズを保持するレンズ保持枠と、該レンズ保持枠の後面に取り付けられて前方から該レンズに入射してきた被写体光を捉えて画像信号を生成するイメージセンサとを有する保持モジュールと、前記画像信号により表わされる画像のブレが補正されるように前記保持モジュールを駆動する駆動機構とを備え、前記レンズ保持枠が、前記後面に、前記イメージセンサ前面周縁が接触することにより該イメージセンサの光軸方向の位置の基準となる基準面と、該基準面に隣接して前記レンズの光軸から離れる外方に突出し後方に開口した凹部を有する接着面とを有し、前記イメージセンサが、前記基準面に接する前面周縁に隣接して前記レンズの光軸前方から離れる外方かつ前記レンズに向かう前方に突出した、前記凹部に入り込む凸部を有する撮影ユニットの組立方法であって、
    前記イメージセンサを除く、前記レンズと、前記レンズ保持枠と、前記駆動機構を第1のクリーン度の環境下で組み立てる第1ステップと、
    前記第1のクリーン度よりも高い第2のクリーン度の環境下で、前記第1ステップで組立てられた、前記イメージセンサ取付前の未完成ユニットを構成するレンズ保持枠後面の基準面に前記イメージセンサの前面周縁を押し当て、該レンズ保持枠後面の凹部に該イメージセンサの凸部が入り込んだ状態で、該凹部内の接着剤で該凸部を固定する第2ステップとを有することを特徴とする撮影ユニットの組立方法。
  11. 前記イメージセンサは、撮像素子と、この撮像素子を搭載するための基板と、この撮像素子を保持するためのホルダからなり、
    前記第2のクリーン度よりもさらに高い第3のクリーン度の環境下で、前記基板に前記撮像素子を装着し、これに前記ホルダを固定することにより前記イメージセンサを組み立てる第3ステップを、さらに有し、
    前記第2ステップは、前記第3ステップよりも後の行程で実行されるステップであることを特徴とする請求項10記載の撮影ユニットの組立方法。
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