JP2008058560A - ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置全体のコストアップを招くことなく、無端ベルトの片寄り修正を迅速、且つ確実に行えるベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 無端ベルト40と、該無端ベルトを張架する複数の張架ローラ41〜46とを備え、これら複数の張架ローラのうちの1つが駆動ローラ41、他の1つが無端ベルトの片寄り修正を行うアライメント調整ローラ46となっているベルト駆動装置において、アライメント調整ローラ46を、ベルト進行方向において、駆動ローラ41の上流又は下流の隣り合う位置に、無端ベルト40にその外面から当接して、無端ベルトの片寄りを修正するように設ける。
【選択図】 図3

Description

この発明は、無端ベルトを有して、それを駆動回転させるベルト駆動装置、及びその装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ等の画像形成装置に関し、より詳しくは、アライメント調整ローラにより無端ベルトの片寄り修正を行うベルト駆動装置、及びそのベルト駆動装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置として、無端ベルトからなる中間転写ベルト、感光体ベルト、転写搬送ベルトなどを備えたものが知られている。これらの無端ベルトは、その回転により、その進行方向と直交する方向に片寄ったり、蛇行したりすることがある。そして、このような無端ベルトのベルト片寄り現象が発生すると、例えば、カラー画像を形成する画像形成装置においては、各色のトナー像の位置がズレ、色ズレが生じ、画像品質の劣化の原因となってしまうという問題点があった。
このような問題点を解決するため、無端ベルトを有するベルト駆動装置、特に、上述のようなカラー画像形成装置においては、無端ベルトの片寄りや蛇行などを適切、且つ迅速に修正する必要がある。このような無端ベルトのベルトの片寄りを修正することができるベルト駆動装置は、既にいくつか提案されている。例えば、無端ベルトと当接する感光体側にフランジを設けて無端ベルトのベルトの片寄り現象を規制するもの(例えば特許文献1参照)、無端ベルトのベルトエッジにリブ等を設けてベルトの片寄り現象を規制するもの(例えば特許文献2、3参照)、従動ローラの外端にバネで付勢されたガイドを設けて無端ベルトのベルトの片寄り現象を規制するもの(例えば特許文献4参照)等が知られている。また、無端ベルトが張架されている複数のローラのうちの1つが、軸の傾きが調整可能となっており、このローラ軸の傾きを調整(以下、「アライメント調整」という)することにより無端ベルトのベルトの片寄りを修正するもの(例えば特許文献5〜7参照)も知られている。この特許文献5〜7に記載されているようなベルト駆動装置は、特許文献1〜4に記載されているような無端ベルトのベルトの片寄りを強制的に解消しようとする方式のものと比べて、無端ベルトにかかる負荷が小さく、そのため、ベルトの耐久性や信頼性が高いという利点がある。
ところで、特許文献5〜7に記載されているような機構で無端ベルトの片寄りを修正する場合、この片寄りを修正するローラ(以下、「アライメント調整ローラ」という)は、表面の摩擦抵抗が高くベルトに対するグリップ力のある方がアライメント調整の制御に対する無端ベルトの片寄り修正の応答性が高いので有利である。そして、多くの場合、駆動ローラが、このような表面の摩擦抵抗が高くベルトに対するグリップ力が強いという機能を有している。しかし、駆動ローラは、駆動手段に連結されているため、アライメント調整ローラとして用いるには適していないという問題点がある。また、このようなアライメント調整ローラを、その表面の摩擦抵抗が高い駆動ローラと同様の構成にすることも考えられるが、一般的に、駆動ローラは、従動ローラや張架ローラなどの他のローラに比べてコストが高く、そのため、アライメント調整ローラを駆動ローラと同様の構成とすることは、装置全体のコストアップにつながってしまうという問題点がある。
特開2001−183911号公報 特開2004−191714号公報 特開2005−200192号公報 特開2000−155480号公報 特開2004−35200号公報 特開2001−117374号公報 特開2001−80782号公報
そこでこの発明は、前記従来のものの問題点を解決し、装置全体のコストアップを招くことなく、無端ベルトの片寄り修正を迅速、且つ確実に行えるベルト駆動装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無端ベルトと、該無端ベルトを張架する複数の張架ローラとを備え、これら複数の張架ローラのうちの1つが駆動ローラ、他の1つが無端ベルトの片寄り修正を行うアライメント調整ローラとなっているベルト駆動装置において、前記アライメント調整ローラは、ベルト進行方向において、前記駆動ローラの上流又は下流の隣り合う位置に配置され、無端ベルトにその外面から当接して、前記無端ベルトの片寄りを修正するようになっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、複数の張架ローラのうちの1つが無端ベルトに張力を付与するテンションローラとなっており、ベルト進行方向において、テンションローラと駆動ローラとの間、且つそれらと隣り合う位置に、アライメント調整ローラが配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、無端ベルトのエッジ部の位置ズレを検知する検知手段と、該検知手段で得られた情報を基にアライメント調整ローラを制御する制御手段と、が備えられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のベルト駆動装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、アライメント調整ローラと、その両隣に位置する2つの張架ローラは、無端ベルトの画像が形成されるベルト面を支持する位置には配置されていないことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5において、無端ベルトは、中間転写ベルトであり、感光体ドラム上の画像を中間転写ベルト上に転写する1次転写手段と、中間転写ベルト上の画像を転写材上に転写する2次転写対向ローラを有する2次転写手段と、が備えられ、アライメント調整ローラは、ベルト進行方向において、2次転写対向ローラの上流又は下流の隣り合う位置には配置されていないことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4又は5において、無端ベルトは、感光体ドラムと対向するベルト面で転写材を搬送すると共に、前記ベルト面で感光体ドラム上に形成された画像を転写材上に直接転写することを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、無端ベルトと、該無端ベルトを張架する複数の張架ローラとを備え、これら複数の張架ローラのうちの1つが駆動ローラ、他の1つが無端ベルトの片寄り修正を行うアライメント調整ローラとなっているベルト駆動装置において、前記アライメント調整ローラは、ベルト進行方向において、前記駆動ローラの上流又は下流の隣り合う位置に配置され、無端ベルトにその外面から当接して、前記無端ベルトの片寄りを修正するようになっているので、換言すると、アライメントを調整可能に構成されたアライメント調整ローラが無端ベルトの外側に配され、且つそのローラの隣に無端ベルトを駆動回転させる駆動ローラが配置されているので、駆動ローラとアライメント調整ローラへの無端ベルトの巻きつけ量が共に増加し、アライメント調整の動作に対する無端ベルトの片寄り修正の応答性が向上するという優れた効果が期待できる。また、このような簡単な機構により上記効果を発揮させることができるので、装置全体のコストアップを招くことなく無端ベルトの片寄り修正を迅速、且つ確実に行うことができる。
この発明の一実施の形態を、添付した図面を参照して説明する。
図1は、画像形成装置の一例として示す、4連タンデム型のカラー画像形成装置の全体構成の概略を示す構成図、図2は、図1のカラー画像形成装置のイエロー用のトナー像形成部の構成を転写搬送ベルトの一部と共に示す拡大断面図である。
図中の1は、画像形成装置であり、この画像形成装置1には、帯電された各所定色ごとの感光体ドラムの表面を、スキャナ等から入力される所定色に色分解された画像情報を基にレーザー光で選択的に露光させる露光装置2と、露光装置2で露光された感光体上に各所定色ごとにトナー画像を形成する画像形成部3と、画像形成部3で形成された各色のトナー画像を転写紙(転写材)に転写すると共に該転写紙を定着装置まで搬送する転写ベルトユニット4と、この転写ベルトユニット4に転写紙を供給する給紙部5と、転写紙の供給と転写とのタイミングを同期させるレジストローラ対6と、転写紙に転写されたトナー画像を定着させるベルト定着方式の定着装置7と、転写紙を排出し、ストックする排紙部8と、が装備されている。
画像形成部3は、画像形成装置1の略中央部に位置し、後述の転写搬送ベルト40に沿って各所定色(イエロー:Y,マゼンダ:M,シアン:C,ブラック:K)ごとに感光体ドラムY,M,C,Kを有する4つのトナー像形成部3Y,3M,3C,3Kが1列に並んで設けられた、いわゆる4連タンデムタイプのものであり、図1に示すように、各色のトナー像形成部がY,M,C,Kの順に斜め上方に向かって傾斜するように配置されている。この各色のトナー像形成部3Y,3M,3C,3Kは、それぞれ使用するトナーの色が相違する点以外は同様の構成となっているので、代表して第1のトナー像形成部であるイエロー用のトナー像形成部3Yについて以下に説明し、他は説明を省略する。
図2に示すように、トナー像形成部3Yには、プロセスユニット30Yと現像装置31Yとが備えられている。このプロセスユニット30Yは、既知のものなので詳細な説明は省くが、感光体ドラムYの他、この感光体ドラムYに潤滑剤を塗布するブラシローラ301Y、感光体ドラムYをクリーニングするクリーニング手段302Y、感光体ドラムYを一様に帯電させる帯電ローラ303Y、この帯電ローラ303Yの表面をクリーニングするクリーニングローラ304Yなどから構成されている。また、現像装置31Yも、同様に既知のものなので詳細な説明は省くが、現像ケース310Yの開口から一部を露出させるように配設された現像ロール311Y、第1搬送スクリュウー312Y、第2搬送スクリュウー313Y、現像ドクタ314Y、トナー濃度センサ315Y、図示しない粉体ポンプとの連通部316Y等から構成されている。
現像ケース310Yには、磁性キャリアとマイナス帯電性のイエロー色のトナーとを含む現像剤が内包されている。この現像剤は第1搬送スクリュウー312Y、第2搬送スクリュウー313Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電された後、現像剤担持体である現像ロール311Yの表面に担持される。そして、現像ドクタ314Yによってその層厚が規制されてから感光体ドラムYと対向する現像領域に搬送され、ここで感光体ドラムY上の静電潜像にイエロー色のトナーを付着させる。この付着により、感光体ドラムY上にイエロー色のトナー像が形成され、一方、付着せずトナーを消費した現像剤は、現像ロール311Y(現像スリーブ)の表面の回転に伴って現像ケース310Y内に戻される。そして、現像されたトナー像は、後述の転写搬送ベルト40によって搬送されてくる転写紙Pに転写される。また、現像装置31Y内の濃度が低下すると濃度センサ315Yの情報を基に粉体ポンプ(図示せず)を制御してイエロー用のトナーカートリッジ(図示せず)から連通部316Yを介してイエロー色のトナーが補給される構成となっている。
露光装置2は、画像形成部3の上方に配置され、各色に色分解された画像情報を基に変調・偏光したレーザー光Lを感光体ドラムY,M,C,Kにそれぞれ照射する仕組みになっている。
給紙部5は、画像形成装置1の下部に配置され、所定の大きさの転写紙が収納された給紙トレイ5a,5b、給紙ローラ5c,5d等が備えられている。5eは、手差トレイ、5fは、その給紙ローラである。
また、定着装置7は、画像形成部3及び転写ベルトユニット4の下流側である画像形成装置1の上部一側寄りに配置されている。この定着装置7は、加圧ローラ70と、定着ベルト71とが備えられたベルト定着方式のものであり、定着ベルト71は、加熱ローラ72と駆動ローラ73とに張架されている。この加熱ローラ72は、図示しないハロゲンプ等の加熱手段が内装されており、定着ベルト71を内面から加熱する構成となっている。定着ベルト71は、駆動ローラ73で駆動回転され図の矢印方向に回転移動し、加圧ローラ70が外面に当接している。そして、加圧ローラ70と定着ベルト71との接触部が定着ニップとなっている。
排紙部8は、画像形成装置1の最上部に配置され、画像が転写・定着された転写紙をストックするスペースとなっている。
Sは、上記以外の装置、部材等が収容されるスペースを示している。
この実施の形態に係るベルト駆動装置について主に図3を用いて説明する。図3は、図1のカラー画像形成装置の転写ベルトユニットの概略を示す構成図である。
ベルト駆動装置である転写ベルトユニット4は、画像形成装置1の略中央部であって前述の画像形成部3の下方に配置され(図1参照)、転写紙を搬送するベルト駆動装置としての機能と、感光体ドラムから転写紙に直接転写する直接転写方式の転写装置としての機能を併せ持つ。この転写ベルトユニット4は、図3に示すように、ベルト駆動装置の機能として、複数の張架ローラに張架された無端状の転写搬送ベルト40と、この転写搬送ベルト40を内側から張架し駆動手段(図示せず)と連結して転写搬送ベルト40を図中の矢印A方向に駆動回転させる駆動ローラ41と、この駆動ローラ41の駆動回転に従動して転写搬送ベルト40を内側から張架する複数の従動ローラ42,43,44と、スプリングなどの付勢手段(図示せず)により転写搬送ベルト40を内側から押圧して張力を付与・調整するテンションローラ45と、転写搬送ベルト40を外側から押圧して当該ベルトの駆動ローラへの巻きつけ量を増やすと共に後述のアライメント調整手段によって転写搬送ベルト40の片寄りを修正するアライメント調整ローラ46とを備えている。
これらの転写搬送ベルト40を張架している複数の張架ローラの配置について説明すると、この実施の形態においては、転写搬送ベルト40の画像形成部3側のベルト面が感光体から転写紙への転写が行われる画像形成面となっており(図1参照)、従動ローラ43と44とで張架・支持されている。このため、駆動ローラ41は、この画像形成面を避けて画像形成面からベルト進行方向下流側の最初の張架ローラの位置に配置されている。そして、その次の下流側の張架ローラの位置には、アライメント調整ローラ46が転写搬送ベルト40の外面から当該ベルトを押圧して転写搬送ベルト40のループを内側に湾曲させるように配置され、その次の下流側の張架ローラの位置には、テンションローラ45が転写搬送ベルト40を内側から押圧して当該ベルトのループを外側に湾曲させるように配置され、このテンションローラ45と画像形成面の図中の右端を支持する従動ローラ43との間には、更に従動ローラ42が配置されている。
上記構成に加え、転写ベルトユニット4には、転写装置の機能として、静電吸着ローラ47、4つの転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48K、4つの搬送支持ローラ49Y,49M,49C,49K、入口ブラケット50、出口ブラケット51等が備えられている。静電吸着ローラ47は、従動ローラ43との間に転写搬送ベルト40を挟み込むよう構成され、その間にニップが形成されている。そして、この静電吸着ローラ47は、電源(図示せず)から印加される静電吸着バイアスによって転写搬送ベルト40の外面に電荷を付与することで、前記ニップに転写紙Pが搬送されてくると転写紙Pを静電吸着するようになっている。
また、転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48K、及び搬送支持ローラ49Y,49M,49C,49Kは、接離機構により転写搬送ベルト40に接離可能に構成されている。つまり、転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48Kと搬送支持ローラ49Y,49M,49C,49Kは、それぞれ、感光体ドラムY,M,C,Kに向けて前記接離機構により押圧されて、転写搬送ベルト40を挟み込むようになっており、感光体ドラムY,M,C,Kと転写搬送ベルト40とがベルト進行方向において所定の長さで接触する転写ニップを形成する。また、転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48K、及び搬送支持ローラ49Y,49M,49C,49Kが全て離間しているときに、転写ベルトユニット4は、画像形成装置1の本体に対して脱着可能となっている。
これらの転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48Kは、金属製の芯金にスポンジ等の弾性体が被覆されたローラであり、その芯金には、それぞれ転写バイアス電源(図示せず)によって定電流制御される転写バイアスが印加されている。これにより、転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48Kを介して転写搬送ベルト40の内面に転写電荷が付与され、各転写ニップにおいて転写搬送ベルト40と感光体ドラムY,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、この実施の形態においては、転写手段として転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48Kを設けているが、ローラに代えて、ブラシやブレード等のものを用いてもよい。また、転写チャージャなどを用いてもよい。
そして、4つの転写バイアスローラ48Y,48M,48C,48Kのうち、Y,M,C用の3つは、それぞれ、軸受部材(図示せず)を介して揺動ブラケット52に支持されている。この揺動ブラケット52は、転写搬送ベルト40のループ内側に配設され、回動軸52aを中心に揺動可能に構成されている。同様に、搬送支持ローラ49Y,49M,49C,49Kのうち、Y,M,C用の搬送支持ローラ49Y,49M,49Cも、この揺動ブラケット52に支持されている。揺動ブラケット52の図中下方には、駆動手段(図示せず)によって回転軸53aを中心に駆動回転するカム53が配設されている。このカム53がそのカム面を揺動ブラケット52に突き当てる位置で回転停止すると、揺動ブラケット52が回動軸52aを中心に図中反時計回りに揺動し、Y,M,C用の転写バイアスローラ48Y,48M,48Cが、転写搬送ベルト40を介して感光体ドラムY,M,Cに当接して、Y,M,C用の転写ニップが形成される。これと反対に、カム53がそのカム面を揺動ブラケット52に突き当てない位置で回転停止し、揺動ブラケット52が回動軸52aを中心に図中時計回りに揺動し、Y,M,C用の転写バイアスローラ48Y,48M,48Cが、転写搬送ベルト40を感光体ドラムY,M,Cに押し当てない位置まで移動すると、Y,M,C用の転写ニップが形成されなくなる。このように、前記した転写ベルトユニット4の転写バイアスローラ等の接離機構は、揺動ブラケット52の揺動によって転写搬送ベルト40を感光体ドラムY,M,Cに当接させてY,M,C用の転写ニップを形成したり、転写搬送ベルト40を感光体ドラムY,M,Cから離間させたりするよう構成されている。
従動ローラ42,43、静電吸着ローラ47は、それぞれ軸受部材(図示せず)を介して、入口ブラケット50に支持されており、この入口ブラケット50は、転写搬送ベルトのループ内側に配設され、従動ローラ42の軸を中心にして揺動可能に構成されている。
また、揺動ブラケット52は、その基端と反対の端部側である図中右端付近にガイド穴52bを有し、このガイド穴52b内部に入口ブラケット50から延びるピン50aを遊嵌している。このため、前述のカム53の回転によって図中反時計回りに揺動すると、揺動ブラケット52のガイド穴52bでピン50aを押し上げる。すると、入口ブラケット50が、揺動ブラケット52の揺動にリンクして従動ローラ42の軸を中心にして図中反時計回りに揺動して、従動ローラ43と静電吸着ローラ47とを押し上げる。また反対に、揺動ブラケット52が図中時計回りに揺動して、入口ブラケット50がそれにリンクして図中時計回りに揺動し、従動ローラ43と静電吸着ローラ47とを下方に押し下げる。このように常に、転写搬送ベルト40の画像形成面兼転写紙搬送面である感光体ドラムY,M,C,Kと対向するベルト面が一直線状に維持されるようになっている。
そして、4つの転写バイアスローラのうち残りのブラック用の転写バイアスローラ48Kは、軸受部材(図示せず)を介して出口ブラケット51に支持されている。この出口ブラケット51は、転写搬送ベルト40のループ内側に配設され、従動ローラ44の軸を中心に揺動可能に構成されている。同様に、K用の搬送支持ローラ49Kも、この出口ブラケット51に支持されている。このように、K用の転写バイアスローラ48Kは、出口ブラケット51の揺動により、転写搬送ベルト40を感光体ドラムKに押し当てたり離間させたり可能な構成となっている。そのため、転写ベルトユニット4は、転写紙Pに黒単色のトナー像を転写する場合には、揺動ブラケット52を図中時計回りに揺動させて、転写搬送ベルト40を感光体ドラムY,M,Cから離間させ、Y,M,C用の転写ニップを形成しないで黒色単色のトナー像の転写を行うことができる。これにより、感光体ドラムY,M,Cや転写搬送ベルト40及びその駆動系などに余計な負荷をかけることなく、黒単色のトナー像を転写することができる。
図1で示すように、転写ベルトユニット4には、更に、従動ローラ44と転写搬送ベルト40を挟んで対向する位置に、転写搬送ベルト40に形成された濃度補正用のパターンを検知する検知センサ53と、この検知センサ53の転写搬送ベルト40の進行方向において下流側であって駆動ローラ41と当該ベルトを挟んで対向する位置に、転写搬送ベルト40の外面をクリーニングするクリーニング装置54とが設けられている。この検知センサ53には、反射型センサが採用されており、金属ローラである従動ローラ44でセンサから発光された光を反射する構成となっている。また、クリーニング装置54には、ブレードクリーニング方式が採用されており、転写搬送ベルト40の外面に接離可能なブレードで当該ベルト外面に書き込まれた検知パターンや正常に通紙されなかった時(ジャム発生時)などにベルト外面に転写されてしまったトナー画像等を清掃し、次のプリントに備えることができるようになっている。
この実施の形態に係るアライメント調整ローラのアライメント調整手段について、主に図4を用いて説明する。図4は、図1の画像形成装置のアライメント調整ローラのアライメント調整手段を示す拡大斜視図である。
この実施の形態に係るアライメント調整ローラ46は、支持ブラケット60に軸受部61,62を介して軸支され、この支持ブラケット60は、画像形成装置1(図1参照)の本体側板にネジ止めされている。また、一方の軸受部61には、長穴61aが設けられ、他方の軸受部62には、通常の円形の軸受穴62aが設けられており、アライメント調整ローラ46の両軸端部46a,46bが、これらの穴61a,62aに嵌挿されている。そして、軸受部61側には、ステッピングモータであるカムモータ63と、このカムモータ63の駆動で所定のステップ数に応じて回転する偏芯カム64とが設けられている。このカムモータ63のステップ駆動により所定角度回転した偏芯カム64が、アライメント調整ローラ46の一方の軸端部46aに当接し、この軸端部46aが長穴61aに沿って図中の上下方向に摺動する構成となっている。このため、後述の制御手段によりステップ数が決定されると、カムモータ63がそのステップ数だけ偏心カム64を回転させ、偏心カム64がアライメント調整ローラ46の一方の軸端部の位置を移動させ、アライメント調整ローラ46のローラ軸と他の張架ローラのローラ軸との角度を調整することができる。即ち、アライメント調整が可能な構成となっている。前記カムモータ63、偏芯カム64、長穴61aを有する軸受部61などによりアライメント調整手段が構成されている。
以上のように、この実施の形態に係るアライメント調整ローラ46のアライメント調整手段について説明したが、例えば、アライメント調整ローラ46が、支持ブラケット60にソレノイド等の付勢手段を介して支持されるように構成し、アライメント調整ローラ46の両軸端部46a,46bの付勢具合に強弱をつけてアライメント調整ローラ46のローラ軸と他の張架ローラのローラ軸との角度を調整してもよく、アライメント調整ローラ46のアライメント調整が可能な構成であれば周知の技術と置換可能である。
この実施の形態に係る検知手段について主に図5、6を用いて説明する。図5は、図1の画像形成装置のベルト位置検出センサを転写搬送ベルトの一部と共に示す斜視図、図6は、図5のベルト位置検出センサの概略構成を示す構成図である。
この実施の形態に係る検知手段であるベルト位置検出センサ65は、例えば発光ダイオードなどからなる発光部65aと、例えばフォトダイオードなどからなる受光部65bを有し、この発光部65aと受光部65bとが、転写搬送ベルト40の一方のエッジ部40aを挟んで相対するよう設けられている。初期設定では基準位置として、図6に示すように、発光部65aと受光部65bのそれぞれの中心線上に転写搬送ベルト40のエッジ部40aの端部がくるよう配置されている。また、発光部65aと受光部65bとは、図と上下が逆の配置でも構わない。
ベルト位置検出センサ65の受光部65bは、発光部65aからの光を受けて電圧を生じる構成になっており、受光部65bが受ける光量の変化によって検出電圧が異なる仕組みとなっている。したがって、図6において、エッジ部40aの位置が左右にズレて変化すると、発光部65aから照射される光がエッジ部40aに遮られる具合も変化する。そのため、受光部65bが受ける光量が変化し、それに応じて受光部65bの検出電圧も変化する。このように構成されているため、図5に示すように、転写搬送ベルト40の進行方向に対して直角方向のベルトエッジ部40aの位置ズレが検知できる仕組みとなっている。そして、この検出電圧の情報を基に前述のカムモータ63の回転ステップ数が決定される。
この実施の形態に係る制御手段について主に図7を用いて説明する。図7は、図1の画像形成装置のベルト片寄り修正の制御手段の構成例を示すブロック図である。
図7には、転写搬送ベルト40のベルト片寄り修正の動作を制御する制御手段の一例を示し、この制御手段には、制御回路10と、この制御回路10と接続するメモリ11とが備えられている。この制御回路10は、A/D変換器12を介して検出手段である位置検出センサ65に接続され、モータドライバ13を介してアライメント調整手段であるカムモータ63にも接続されている。このため、位置検出センサ65から得られた転写搬送ベルト40のエッジ部40aの位置ズレ情報を基に、アライメント調整ローラ46のカムモータ63のステップ数を、制御回路10を通じて決定し、制御することができる。更に、この制御回路10は、画像形成装置のスタート信号14を受け取れるように構成され、カウンタ15とも接続されている。
次に、この実施の形態に係る画像形成装置の画像形成動作について説明する(図1〜3参照)。先ず、給紙トレイ5a,5bや手差トレイ5eに収納された転写紙のうち最上位置にある転写紙Pが、給紙ローラ5c,5d等で給紙され、レジストローラ対6で供給と転写とのタイミングを同期させて、従動ローラ43と静電吸着ローラ47とのニップに送られる。ここで、転写搬送ベルト40の外面には、この静電吸着ローラ47を介して静電吸着バイアスによって電荷が付与されているため、このニップに転写紙Pが到達すると、静電吸着により転写搬送ベルト40の外面に転写紙Pが吸着される。フルカラー画像を転写紙Pに転写する場合には、吸着された転写紙Pは、この転写搬送ベルト40の回転移動に伴って、第1のトナー像形成部であるイエロー用のトナー像形成部3Yに搬送され、ここでイエロー色の画像形成が行われる。感光体ドラムYの表面は、帯電ローラ303Yで一様に帯電された後、露光装置2によりイエロー色の画像情報に対応して変調・偏光されたレーザー光Lで露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像装置31Yで現像され、感光体ドラムY上にトナー像が形成される。このトナー像は感光体ドラムYと転写搬送ベルト40との間のY用の転写ニップで転写バイアスローラ48Yによって転写され、転写紙P上に単色(イエロー)の画像が形成される。転写が終わった感光体ドラムYは、ドラム表面に残った不要なトナーをクリーニング手段302Yによってクリーニングされ、次の画像形成に備えることとなる。
このように、第1のトナー像形成部3Yで単色(イエロー)のトナー像が転写された転写紙Pは、転写搬送ベルト40によって第2のトナー像形成部3Mに搬送される。ここでも、同様に感光体ドラムM上に形成されたトナー像(マゼンタ)は、転写紙P上に重ねて転写される。そして転写紙Pは、更に、第3のトナー像形成部3C(シアン)、第4のトナー像形成部3K(ブラック)に搬送され、同様に転写紙P上に各色のトナー像が重ねて転写されてカラー画像が形成されて行く。第4のトナー像形成部3Kを通過してカラー画像が形成された転写紙Pは、従動ローラ44での転写搬送ベルト40の急激な折り返しにより吸着状態の当該ベルトの外面から剥離され、定着装置7の定着ニップに搬送され、定着装置7で加熱・加圧されて定着された後、排紙部8に排紙されてストックされる。また、白黒画像を転写紙Pに転写する場合には、揺動ブラケット52が転写搬送ベルト40から離れる方向に揺動し、Y,M,C用の転写ニップが形成されないので、転写紙Pは、第4のトナー像形成部3Kまで搬送され、カラー画像形成時と同様に白黒画像が転写された後、定着装置7を経て排紙部8に排紙される。
次に、この実施の形態に係る画像形成装置のベルトの片寄り修正動作について説明する。先ず、検知手段であるベルト位置検出センサ65で、無端ベルトである転写搬送ベルト40のエッジ部40aの当該ベルト進行方向に対する左右の位置ズレ(図5、6参照)を検知し、ベルト位置検出センサ65から出力された検出電圧のアナログ信号をA/D変換器12でデジタル信号に変換し、そのデジタル信号が制御回路10に送られる(図7参照)。その制御回路10で、当該デジタル信号による位置ズレ情報と、予めメモリ11に記憶されたエッジ部40aの基準位置情報及びカムモータ63のステップ数とアライメント調整との関係の情報等とを比較して適正なカムモータ63のステップ数が決定され、モータドライバ13を介してカムモータ63に当該ステップ数が指令される。そして、カムモータ63により偏芯カム64が所定角度回転し、それに伴ってアライメント調整ローラ46の軸端部46aが長穴61aに沿ってベルト面に対して垂直方向に上下動し、アライメント調整ローラ46のベルト面に対するアライメントが調整され、転写搬送ベルト40のベルトの片寄りが修正される方向に作用する(図4参照)。
また、画像形成装置1のスタート信号14が制御回路10に入力されると、カウンタ15によりスタートからの時間がカウントされ、このカウント時間とメモリ11に記憶された所定の時間と比較し、その所定時間まで上記のベルトの片寄り修正動作を繰り返してもよい(図7参照)。このように、ベルトの片寄り修正動作を繰り返すと、ベルトの位置ズレが徐々に収束されて行き、ベルトの駆動回転が安定する。そのため、色ズレのない高品質な画像を形成することができる。
その他、メモリ11に予め転写搬送ベルト40の1/2周分の回転時間を記憶させ、この回転時間と制御回路10でカウンタ15がカウントする時間とを比較して、その時間ごとに、前述のようにベルト位置検出センサ65からの出力データを基に、カムモータ63のステップ回転を制御して、ベルトの片寄り修正を定期的に行うようにしてもよい(図7参照)。そうすることで、常にベルトの駆動回転が安定する。
そして、この実施の形態に係る画像形成装置においては、前述のように、転写搬送ベルト40を張架している張架ローラにおいて、上流側から、駆動ローラ41、アライメント調整ローラ46、テンションローラ45の順に並んで、且つ転写搬送ベルト40が蛇行するように配置されているので、アライメント調整ローラ46に接触する転写搬送ベルト40の面積が大きくなっている、換言すると、その接触面積に比例してアライメント調整ローラ46を通過するときの転写搬送ベルト40のベルトの抵抗が大きくなっている。そのため、前記のようにアライメント調整ローラ46のアライメントを調整すると、直ぐに転写搬送ベルト40の位置ズレが修正される。つまり、アライメント調整ローラ46のアライメント調整の動作に対する転写搬送ベルト40の片寄り修正の応答性が向上する。
また、駆動ローラ41に対する転写搬送ベルト40の巻きつき量も増加しているので、駆動ローラ41がスリップするおそれが少なくなり、安定して転写搬送ベルト40を駆動回転させることができる。
更に、駆動ローラ41、アライメント調整ローラ46、テンションローラ45は、いずれも転写搬送ベルト40の画像形成面を支持・形成する張架ローラの位置には配置されていないので、これらのローラの動作に画像形成面を通過するときの当該ベルト面の走行が影響されにくくなり安定し、そのため、位置ズレの無い良好な画像品質の画像を形成することができる。
以上のように、この実施の形態について説明したが、アライメント調整手段、検知手段及び制御手段は、あくまでも一例を示したものであって、他の周知の手段を採用することができる。その場合でも、同様の効果を奏することは明らかである。
また、画像形成装置として4連タンデム型のものを、ベルト駆動装置として直接転写方式の転写装置を兼用するものを示して説明したが、必ずしもそのようなものでなくてもよい。要するに、画像形成装置は、無端ベルトと、無端ベルトを張架して移動回転させる複数の張架ローラを有する画像形成装置であれば他の画像形成装置にも適用できることは勿論であるし、ベルト駆動装置は、アライメントを調整可能に構成されたローラを無端ベルトの外側に配し、そのローラの隣に無端ベルトを駆動する駆動ローラを配置したものであれば他のベルト駆動装置にも適用できることは勿論である。
特に、別の実施の形態に係るベルト駆動装置としては、無端ベルトが中間転写ベルトであってもよく、つまり、転写装置は、感光体ドラム上のトナー画像を、無端ベルトである中間転写ベルト上に転写する1次転写手段と、当該中間転写ベルト上のトナー画像を転写紙上に転写する2次転写手段とを備えるものであってもよい。その場合、2次転写手段の転写バイアスを印加する2次転写対向ローラの付近で中間転写ベルトの走行が不安定になると、転写紙への画像の転写品質に悪影響を及ぼす。そのため、アライメント調整ローラは、ベルト進行方向において、2次転写対向ローラの上流又は下流の隣り合う張架ローラの位置には配置されていないのが好ましい。そのように配置すると、2次転写対向ローラの動作がアライメント調整ローラの動きに影響されにくくなり安定するからである。
更に、図面で示した構成各部材の形状や構造等は、あくまでも好ましい一例を示すものであり、その実施に際しては特許請求の範囲に記載した範囲内で、任意に設計変更・修正ができるものである。
次に、特許請求の範囲の請求項2以下に記載した発明の特有な効果について説明する。 前記効果に加え、請求項2の発明によれば、複数の張架ローラのうちの1つが無端ベルトに張力を付与するテンションローラとなっており、ベルト進行方向において、テンションローラと駆動ローラとの間、且つそれらと隣り合う位置に、アライメント調整ローラが配置されているので、請求項1に記載のベルト駆動装置と比べると、更にアライメント調整ローラへの無端ベルトの巻きつけ量が増加し、アライメント調整ローラのアライメント調整動作に対し、無端ベルトの片寄り現象が迅速、且つ確実に修正される。このため、ベルトの走行安定性を保つことができる。
更に、前記効果に加え、請求項3の発明によれば、無端ベルトのエッジ部の位置ズレを検知する検知手段と、該検知手段で得られた情報を基にアライメント調整ローラを制御する制御手段と、が備えられているので、つまり、アライメント調整ローラのローラ軸の角度変更の動作を無端ベルトのエッジ部の位置ズレ情報に基づいて制御し、その位置ズレを修正することができるので、無端ベルトの片寄り修正を自動で的確に行うことができ、ベルトの片寄り現象の無い安定したベルト走行性を得ることができる。
請求項4〜7の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載のベルト駆動装置が備えられているので、画像形成装置において前記請求項1〜3の効果を奏することができる。つまり、画像形成装置において中間転写ベルト、感光体ベルト、搬送ベルトなどの無端ベルトの走行が安定し、そのため、安定した高品質な画像を形成することができる。
更に、前記効果に加え、請求項5に記載の発明によれば、アライメント調整ローラと、その両隣に位置する2つの張架ローラは、無端ベルトの画像が形成されるベルト面を支持する位置には配置されていないので、無端ベルトの画像形成面を支持する張架ローラ、つまり、感光体ドラムと対向して無端ベルト上で最初に画像が形成されるベルト面を支持するローラは、アライメント調整ローラと必ず1つ別の張架ローラを挟んで設けられていることとなるため、画像が形成されるベルト面の走行がアライメント調整ローラの動きに影響されにくくなり安定する。そのため、位置ズレの無い良好な品質の画像を形成することができる。
更に、前記効果に加え、請求項6に記載の発明によれば、無端ベルトは、中間転写ベルトであり、感光体ドラム上の画像を中間転写ベルト上に転写する1次転写手段と、中間転写ベルト上の画像を転写材上に転写する2次転写対向ローラを有する2次転写手段と、が備えられ、アライメント調整ローラは、ベルト進行方向において、2次転写対向ローラの上流又は下流の隣り合う位置には配置されていないので、2次転写対向ローラの動作が、アライメント調整ローラの動きに影響されにくくなり安定する。そのため、安定した色ズレの無い高品質な画像を形成することができる。
更に、前記効果に加え、請求項7に記載の発明によれば、無端ベルトは、感光体ドラムと対向するベルト面で転写材を搬送すると共に、前記ベルト面で感光体ドラム上に形成された画像を転写材上に直接転写するので、搬送ベルトと転写ベルトを1つの無端ベルトで兼用しつつ、前記請求項4、5の効果も奏することができる。そのため、画像品質を低下させずにコストダウンを図ることができる。
この発明の一実施の形態に係る4連タンデム型のカラー画像形成装置の全体の概略構成を示す構成図である。 同上の第1のトナー像形成部の主要部の構成を示す拡大断面図である。 図1の転写ベルトユニットの概略を示す構成図である。 同上の巻きつけローラのアライメント調整手段を示す拡大斜視図である。 図3のベルト位置検出センサを示す斜視図である。 同上のベルト位置検出センサの概略構成を示す構成図である。 図4の制御手段の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像形成装置
3 画像形成部
Y,M,C,K 感光体ドラム(像担持体)
4 転写ベルトユニット(ベルト駆動装置)
40 転写搬送ベルト
41 駆動ローラ(張架ローラ)
42,43,44 従動ローラ(張架ローラ)
45 テンションローラ(張架ローラ)
46 アライメント調整ローラ(張架ローラ)
63 カムモータ
64 偏芯カム
65 ベルト位置検知センサ(検知手段)
10 制御回路(制御手段)
11 メモリ

Claims (7)

  1. 無端ベルトと、該無端ベルトを張架する複数の張架ローラとを備え、これら複数の張架ローラのうちの1つが駆動ローラ、他の1つが無端ベルトの片寄り修正を行うアライメント調整ローラとなっているベルト駆動装置において、
    前記アライメント調整ローラは、ベルト進行方向において、前記駆動ローラの上流又は下流の隣り合う位置に配置され、無端ベルトにその外面から当接して、前記無端ベルトの片寄りを修正するようになっていることを特徴とするベルト駆動装置。
  2. 前記複数の張架ローラのうちの1つが無端ベルトに張力を付与するテンションローラとなっており、ベルト進行方向において、前記テンションローラと前記駆動ローラとの間、且つそれらと隣り合う位置に、前記アライメント調整ローラが配置されている請求項1に記載のベルト駆動装置。
  3. 前記無端ベルトのエッジ部の位置ズレを検知する検知手段と、該検知手段で得られた情報を基に前記アライメント調整ローラを制御する制御手段と、が備えられている請求項1又は2に記載のベルト駆動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のベルト駆動装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記アライメント調整ローラと、その両隣に位置する2つの張架ローラは、前記無端ベルトの画像が形成されるベルト面を支持する位置には配置されていない請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記無端ベルトは、中間転写ベルトであり、
    感光体ドラム上の画像を前記中間転写ベルト上に転写する1次転写手段と、前記中間転写ベルト上の画像を転写材上に転写する2次転写対向ローラを有する2次転写手段と、が備えられ、
    前記アライメント調整ローラは、ベルト進行方向において、前記2次転写対向ローラの上流又は下流の隣り合う位置には配置されていない請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記無端ベルトは、感光体ドラムと対向するベルト面で転写材を搬送すると共に、前記ベルト面で感光体ドラム上に形成された画像を転写材上に直接転写する請求項4又は5に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009257779A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Honda Motor Co Ltd 台上試験機
JP2014089225A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Ricoh Co Ltd ベルト駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
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