JP2008048053A - 保護回路及び負荷電流検出回路 - Google Patents

保護回路及び負荷電流検出回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 コイルが直列に接続されている保護対象を過電流から保護できる小形、安価な保護回路や、このような保護回路に好適な負荷電流検出回路を提供する。
【解決手段】 本発明の負荷電流検出回路は、コイルが直列に接続されている負荷の負荷電流を検出するものである。そして、抵抗及びコンデンサの直列回路を上記コイルに並列に接続し、コンデンサの両端電圧を検出電圧とすると共に、コイルのインダクタンスをL1、コイルの抵抗成分の抵抗値をR1、直列回路における抵抗及びコンデンサの抵抗値及びキャパシタンスをR2、C2としたとき、L1/R1=C2・R2となるように各素子の値を選定していることを特徴とする。本発明の保護回路は、本発明の負荷電流検出回路を利用したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は保護回路及び負荷電流検出回路に関し、例えば、デジタルオーディオアンプの過電流保護回路などに適用し得るものである。
従来、オーディオアンプなどの過電流保護回路として、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1の記載技術は、スピーカなどの負荷への過電流を検出したときに、負荷への信号を増幅する信号増幅部へ供給している電源を切断することにより、負荷を過電流から保護するものである。また、負荷電流を、負荷よりも小さな検出抵抗を負荷と直列に入れ、その両端にかかる電圧を負荷電流の比例定数倍の電圧として検出していた。
特開平9−270652号公報
しかしながら、特許文献1の保護回路の場合、負荷への信号を増幅する信号増幅部の電源を落とすため、過電流時には、負荷への信号が皆無となる。例えば、オーディオ信号を負荷に供給する場合であれば、発音出力が遮断され、聴取者に違和感を与えるものであった。
また例えば、交流電源を異なる直流電源に変換するコンバータや、直流電源を交流電源に変換するインバータなどに対して、上述した過電流保護回路を適用した場合にも、負荷への電流が過電流になると、負荷への電源供給が遮断し、負荷(例えば処理回路)がなんらの処理も実行できないということが生じる。
さらに、負荷(スピーカ)への電流を抵抗で電圧変換して取り出しているが、電流が大きく、検出用抵抗で発生する熱も大きい。そのため、例えば、小型化が進んでいるデジタル電力増幅器の中に上記構成の保護回路を適用した場合、どうしても検出用抵抗素子のサイズは大きくなり、コストも高くなってしまう。また、ローパスフィルタを介して負荷に入力電圧を供給するような回路もあるが、そのような回路では、負荷にローパスフィルタを構成するコイルが直列に接続されている。このような場合、ローパスフィルタに影響を与えずにどのように負荷電流を取り出すかが問題となり、保護回路が複雑になると考えられる。
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであり、保護対象を過電流などから保護できる小形、安価な保護回路や、このような保護回路に好適な負荷電流検出回路を提供しようとしたものである。
第1の本発明は、コイルが直列に接続されている負荷の負荷電流を検出する負荷電流検出回路において、抵抗及びコンデンサの直列回路を上記コイルに並列に接続し、上記コンデンサの両端電圧を上記負荷の負荷電流を検出した検出電圧とすると共に、上記コイルのインダクタンスをL1、上記コイルにおける抵抗成分の抵抗値をR1、上記直列回路における抵抗の抵抗値をR2、上記直列回路におけるコンデンサのキャパシタンスをC2としたとき、L1/R1=C2・R2となるように上記各素子の値を選定していることを特徴とする。
第2の本発明は、コイルが直列に接続されている負荷を少なくとも保護対象回路とし、上記保護対象回路を過電流から保護する保護回路において、上記保護対象回路を流れる電流を電圧として検出する電流検出部として、第1の本発明の負荷電流検出回路を有することを特徴とする。
本発明によれば、保護対象を過電流などから保護できる小形、安価な保護回路や負荷電流検出回路を提供できる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による保護回路及び負荷電流検出回路の第1の実施形態を説明する。第1実施形態の保護回路は、デジタルオーディオアンプの出力が供給される負荷(例えばスピーカ)を過電流から保護しようとしたものである。
図1は、第1の実施形態の保護回路及び負荷電流検出回路の構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態の保護回路10は、入力電圧信号Viを増幅した電圧信号Voを負荷(例えばスピーカ)2に供給するデジタルオーディオアンプ1に関連して設けられている。ここで、デジタルオーディオアンプ1からの出力はPWM信号(パルス幅変調信号)であるため、負荷2に並列なコンデンサC1と負荷2に直列なコイルL1とでなるローパスフィルタ(LPF)が設けられている。なお、抵抗R1は、コイルL1の抵抗成分を表している。
第1の実施形態の保護回路10は、負荷電流検出回路11、比較部12、基準電圧部13及び加算部14を有する。
負荷電流検出回路11は、負荷2に流れる電流を反映した電圧(検出電圧)Vsを得て、比較部12に入力させるものである。負荷電流検出回路11は、上述したローパスフィルタの構成要素であるコイルL1及び抵抗R1の直列回路と、この直列回路に並列に設けられた抵抗R2及びコンデンサC2の直列回路とから構成されている。ここで、負荷電流検出回路11を構成する各素子の値間には、L1/R1=C2・R2(以下、(1)式と呼ぶ)との関係があり、負荷電流検出回路11は、抵抗R2及びコンデンサC2の接続点の電圧を、負荷2に流れる電流を反映した検出電圧Vsとして比較部13に入力させる。
図2を参照しながら、抵抗R2及びコンデンサC2の接続点の電圧を負荷電流の検出電圧Vsとして利用できることを説明する。
コイルL1の抵抗成分である抵抗R1における両端電圧(電圧降下)V1は、負荷2を流れる電流を反映したものとなっている。しかし、抵抗R1は、コイルL1の抵抗成分であるため、その電圧V1を得ることはできない。そこで、この電圧V1と同じ電圧V2(=V1)を取り出すことができるように、抵抗R2及びコンデンサC2の直列回路を設けている。
今、コイルL1及び抵抗R1の直列回路と、抵抗R2及びコンデンサC2の直列回路との並列回路への印加電圧をVとする。この場合、抵抗R1における両端電圧(電圧降下)V1は、V1=V/(1+j・ω・(L1/R1))(以下、(2)式と呼ぶ)で表され、一方、抵抗R2及びコンデンサC2の接続点の電圧V2は、V2=V/(1+j・ω・C2・R2)(以下、(3)式と呼ぶ)で表される。ここで、負荷電流検出回路11を構成する各素子の値間に上述した(1)式の関係を成立させておくと、(2)式及び(3)式で表される2つの電圧V1及びV2は等しくなり、これにより、抵抗R2及びコンデンサC2の接続点の電圧V2を負荷電流の検出電圧Vsとして利用できるようになる。
基準電圧部13は、比較部12に基準電圧Vbを与えるものである。この基準電圧Vbは、過電流か否かを弁別できる値に選定されている。
比較部12は、検出電圧Vsと基準電圧Vbとを比較し、検出電圧Vsが基準電圧Vbより大きいときには、その差電圧Vs−Vb、又は、差電圧に対して単調増加関数を適用した電圧である保護用電圧Vrを出力し、検出電圧Vsが基準電圧Vb以下のときには0を出力するものである。
加算部14は、入力電圧信号Viから、比較部12が出力した保護用電圧Vr又は0を減算し、アンプ1に供給するものである。
負荷2に流れる電流が過電流でないときには、負荷電流を検出した検出電圧Vsも基準電圧Vbより小さく、比較部12は0を出力する。そのため、加算部14が、入力電圧信号Viから比較部12の出力を減算したとしても、加算部14からの出力は入力電圧信号Viそのものであり、過電流保護動作を行うことなく、各部が動作する。
これに対して、負荷2に過電流が流れると、負荷電流を電圧に変換した検出電圧Vsが基準電圧Vbより大きくなり、比較部12からは、検出電圧Vsと基準電圧Vbとの差分に応じた保護用電圧Vrが出力される。そのため、加算部14は、入力電圧信号Viから比較部12の出力電圧Vrを減算し、減算後の電圧信号Vi−Vrをアンプ1に入力させる。これにより、アンプ1や負荷2を保護する。
ここで、入力電圧信号Viが大きいほど過電流の度合いも大きく、検出電圧Vsは入力電圧信号Viにほぼリニアである。また、保護用電圧Vrは、検出電圧Vsと基準電圧Vbとの差電圧Vs−Vb、又は、差電圧Vs−Vbに対して単調増加関数を適用した電圧である。その結果、過電流保護が機能している際の上述した減算後の電圧信号Vi−Vrは、ほぼ一定の値をとるものとなる。言い換えると、過電流が生じるような入力電圧信号Viの過電圧に対して、所定レベル以上の電圧部分をクリップしたものが、減算後の電圧信号Vi−Vrとなっている。
上記第1の実施形態によれば、抵抗成分を考慮するとコイルL1及び抵抗R1でなるローパスフィルタのコイルに対し、素子の値を(1)式に示すように選定した抵抗R2及びコンデンサC2の直列回路を設け、負荷電流の検出電圧を得るようにしたので、ローパスフィルタが存在しても、負荷電流を反映させた検出電圧を得ることができ、過電流保護を実行することができる。
また、抵抗R1はコイルL1の抵抗成分であるので、負荷電流の検出のために余分に発生する熱を大幅に排除でき、また、抵抗R2及びコンデンサC2の直列回路においてはインピーダンスが高いので、発生する熱を抑えながらも、負荷2に流れる電流を、負荷2と直列のコイルL1に流れる電流の、定数倍の電圧としてC2の両端から検出することができる。これにより、保護回路10を小形、安価なものとして構成し得る。
ここで、(3)式から明らかなように、コンデンサC2の値を小さくすれば、検出電圧Vs(=V2)を拡大して取り出すことができ(ダイナミックレンジを大きくでき)、その結果、基準電圧Vbも大きくなって、一般的にオペアンプで構成される比較部12を作り易く、誤差の少ないものにし得る。
また、上記第1の実施形態によれば、入力電圧信号のクリップにより過電流保護を実行でき、しかも、負荷2には継続して電圧信号を供給することができる。
入力電圧信号がオーディオ信号の場合に過電流が生じても、従来の保護回路のような発音出力が切断されることはなく、上記第1の実施形態によれば、過電流を保護しつつ発音出力を継続させることができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による保護回路の第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。第2の実施形態の保護回路は、第1の実施形態より具体的な構成で示したものである。図3は、第2の実施形態の保護回路の構成を示す回路図である。
第2の実施形態の保護回路10Aは、入力電圧信号Viが正のときに機能する第1の保護回路と、入力電圧信号Viが負のときに機能する第2の保護回路とでなっている。図3では、負荷電流検出回路11を除き、第1の保護回路の要素には符号末尾に「P」を付与し、第2の保護回路の要素には符号末尾に「N」を付与して示している。第2の保護回路も極性を除けば、第1の保護回路と同様なものである。
図3において、デジタルオーディオアンプ1から出力され、ローパスフィルタによってフィルタリングされて得られた電圧信号Voが印加される負荷2は、負荷電流検出回路11を介してアースされている。
負荷2への電圧信号Voの供給ライン上の点Bと、負荷電流検出回路11における抵抗R2及びコンデンサC2との接続点Cとの間、点B側から、抵抗R1P、ダイオードD1P(向きはカソードが抵抗R1P側)、抵抗R2Pが順次接続されている。ダイオードD1Pのアノードと抵抗R2Pとの接続点Dは、オペアンプOPPの非反転入力端子(+入力端子)に接続されている。オペアンプOPPの反転入力端子(−入力端子)には基準負電圧−Vbが接続されている。
オペアンプOPPの出力端子は、ダイオードD2Pのカソードに接続されており、このダイオードD2Pのアノードは、信号源からデジタルオーディオアンプ1の非反転入力端子への経路上の接続点Aに接続されている。
また、上述した点Bと点Cとの間には、点B側から、抵抗R1N、ダイオードD1N(向きはアノードが抵抗R1N側)、抵抗R2Nが順次接続されている。ダイオードD1Nのカソードと抵抗R2Nとの接続点Eは、オペアンプOPNの非反転入力端子(+入力端子)に接続されている。オペアンプOPNの反転入力端子(−入力端子)には基準正電圧Vbが接続されている。オペアンプOPNの出力端子は、ダイオードD2Nのアノードに接続されており、このダイオードD2Nのカソードも、信号源からデジタルオーディオアンプ1の非反転入力端子への経路上の接続点Aに接続されている。
次に、以上の構成を有する、第3の実施形態の保護回路10Aにおける動作を、図4の信号波形図を参照しながら説明する。
信号発生源からの図4(A)に示すような入力電圧信号Viは、デジタルオーディオアンプ1によって増幅され、ローパスフィルタによってフィルタリングされ、図4(B)に示すような負荷2への出力電圧信号Voとなる。この出力電圧信号Voの印加により、負荷2に流れる電流は、負荷電流検出回路11により、図4(C)に示すような検出電圧信号Vsに変換される。この第2の実施形態は、出力電圧信号Voに対して負荷2に流れる電流が逆位相の関係になる場合のものであり、そのため、検出電圧信号Vsも、出力電圧信号Voに対して逆位相の関係になっている。
点Bが抵抗R1P及びダイオードD1Pを介してオペアンプOPPの非反転入力端子に接続され、点Cが抵抗R2Pを介してオペアンプOPPの非反転入力端子に接続されているため、オペアンプOPPの非反転入力端子には、出力電圧信号Voと検出電圧信号Vsとの加算値Vo+Vsが入力される。しかし、上述したように、検出電圧信号Vsが出力電圧信号Voに対して逆位相の関係になっており、また、過電流が生じるような状況では、|Vo|<|Vs|の関係になるので、出力電圧信号Voが正の範囲では、加算値Vo+Vsは図4(D)に示すような|Vo|−|Vs|の大きさをとり、負の値になる。
なお、オペアンプOPPの非反転入力端子に、出力電圧信号Voと検出電圧信号Vsとの加算値Vo+Vsを入力することにより、負荷電圧と負荷電流との間に後述するような「フの字特性」が呈するようになっている。
オペアンプOPPの反転入力端子には、基準負電圧−Vbが入力されているので、オペアンプOPPの出力電圧は、Vo+Vs−(−Vb)=|Vo|−|Vs|+Vbとなる。過電流が生じている状況では、この値|Vo|−|Vs|+Vbも図4(EP)に示すように、負の値をとる。なお、過電流が生じていない状況では、この値|Vo|−|Vs|+Vbも正の値をとる。
オペアンプOPPからの出力電圧が正のときには、ダイオードD2Pの存在により、接続点Aには、オペアンプOPPからの出力電圧は伝達されない。
一方、オペアンプOPPからの負の出力電圧が、接続点Aにおいて、正の入力電圧信号Viに重畳されるため、正の入力電圧信号Viの大きな値はクリップされる。
以上では、入力電圧信号Viが正のときに機能する第1の保護回路の動作を説明したが、入力電圧信号Viが負のときに機能する第2の保護回路は、第1の保護回路の動作と対称的な動作を行う。図4(EN)には、過電流時のオペアンプOPNからの出力|Vs|−|Vo|−Vbを示しており、これが、負の入力電圧信号Viに重畳されるため、負の入力電圧信号Viの負に大きな値はクリップされる。
図4(F)は、過電流を引き起こすような入力電圧信号Viの正負の大きな値がクリップされた後の入力電圧信号Viを示しており、このクリップされた入力電圧信号Viがデジタルオーディオアンプ1に入力されるため、負荷2への電圧信号Voも、図4(G)に示すように大きな値がクリップされたようなものとなり、負荷2への電流も、図4(H)に示すように大きな値がクリップされたようなものとなる。すなわち、過電流が抑圧され、負荷2が過電流や印加電圧Voから保護される。
図5は、オペアンプOPPのゲインが20dBの場合と60dBの場合とにおける、オペアンプOPPからの出力電圧波形|Vo|−|Vs|+Vbと、クリップされた入力電圧信号Viの信号波形図である。この図5から明らかなように、オペアンプOPPのゲインを変化させると、オペアンプOPPからの出力電圧波形|Vo|−|Vs|+Vbの丸みが変化し、オペアンプOPPへの引き込み量も変化し、クリップ後の入力電圧信号Viの丸みも変化する。すなわち、オペアンプOPP(及びOPN)のゲイン選定によって、クリップ機能を調整することができる。
また、第2の実施形態の保護回路において、負荷2が短絡したときには、オペアンプOPPの非反転入力端子への入力電圧はVsだけに変化するので、短絡電流の小さな値で、クリップ機能が作用し、これにより短絡機能が一段と小さくなり、これによりクリップ機能がより働くという状態が繰り返される。図6は、この負荷短絡時の、負荷への印加電圧Voと負荷電流Ioとの「フの字特性」を示している。このようなフの字特性とすることにより、最終的な短絡電流をIに抑えることができ、負荷短絡時のデジタルオーディオアンプ1にかかる負担を軽減することができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果に加え、負荷短絡時における短絡電流を小さく抑え、負荷の前段に設けられているアンプの負担を軽減することができる。
(C)他の実施形態
本発明の技術思想は、上述した各実施形態の構成のものに限定されず、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記第2の実施形態においては、基準電圧をオペアンプOPP及びOPNの反転入力端子に入力するものを示したが、図7に示すように、オペアンプOPP及びOPNの反転入力端子をアースし、第2の実施形態とは正負が逆の基準電圧をオペアンプOPP及びOPNの非反転入力端子に入力するようにしても良い。
また、上記第2の実施形態は、デジタルオーディオアンプ1への入力電圧信号Vi及び負荷2への電圧信号Voが同相の場合のものであったが、図8(A)及び(B)に示すように、アンプ1への入力電圧信号Vi及び負荷2への出力電圧信号Voが逆相の場合にも、本発明を適用することができる。図9は、上述した逆相の場合の保護回路の構成例を示しており、オペアンプOPPやOPNへの信号の入力端子が第2の実施形態とは逆になっていると共に、基準電圧の正負も第2の実施形態とは逆になっている。
上記各実施形態は、オーディオアンプからスピーカにオーディオ信号(電圧信号)を与えるシステムに適用することを意図した保護回路を示したが、本発明の保護回路は、電源回路からの電源を負荷に供給する際にも適用することができる。
また、上記各実施形態で説明した負荷電流検出回路は、負荷への電流経路を遮断する形式の保護回路に対しても適用することができる。
第1の実施形態に係る保護回路の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る負荷電流検出回路の検出原理を説明するための回路図である。 第2の実施形態の保護回路の構成を示す回路図である。 第2の実施形態の保護回路の各部信号波形図である。 第2の実施形態の保護回路におけるオペアンプのゲインの影響の説明図である。 第2の実施形態の保護回路における負荷短絡のフの字特性を示す説明図である。 第2の実施形態の変形実施形態(その1)を示す回路図である。 第2の実施形態の変形実施形態(その2)が前提とするアンプの入出力信号の位相関係を示す説明図である。 第2の実施形態の変形実施形態(その2)を示す回路図である。
符号の説明
1…デジタルオーディオアンプ、2…負荷、10、10A…保護回路、11…負荷電流検出回路、12…比較部、13…基準電圧部、14…加算部、R1、R2…抵抗、L1…コイル、C1、C2…コンデンサ。

Claims (5)

  1. コイルが直列に接続されている負荷の負荷電流を検出する負荷電流検出回路において、
    抵抗及びコンデンサの直列回路を上記コイルに並列に接続し、上記コンデンサの両端電圧を上記負荷の負荷電流を検出した検出電圧とすると共に、
    上記コイルのインダクタンスをL1、上記コイルにおける抵抗成分の抵抗値をR1、上記直列回路における抵抗の抵抗値をR2、上記直列回路におけるコンデンサのキャパシタンスをC2としたとき、L1/R1=C2・R2となるように上記各素子の値を選定している
    ことを特徴とする負荷電流検出回路。
  2. コイルが直列に接続されている負荷を少なくとも保護対象回路とし、上記保護対象回路を過電流から保護する保護回路において、
    上記保護対象回路を流れる電流を電圧として検出する電流検出部として、請求項1に記載の負荷電流検出回路を有することを特徴とする保護回路。
  3. 上記電流検出部による検出電圧、又は、検出電圧と上記保護対象回路への入力電圧との差分を、基準電圧と比較し、比較結果を出力する比較手段と、
    上記比較結果が、上記保護対象回路を流れる電流が過電流を表しているときに、上記保護対象回路への直接の入力電圧、又は、増幅することにより上記保護対象回路への入力電圧となる増幅前の電圧をクリップするクリップ手段とをさらに有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の保護回路。
  4. 上記比較手段が、上記検出電圧と上記保護対象回路への入力電圧との差分を基準電圧と比較するものであり、上記保護対象回路の短絡時に、上記基準電圧との比較対象を上記検出電圧とし、上記保護対象回路の短絡時における回路電流及び入力電圧の特性をフの字特性としたことを特徴とする請求項3に記載の保護回路。
  5. 上記負荷に直列に接続されているコイルは、上記負荷に並列に接続されたコンデンサと共に、ローパスフィルタを構成しているものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の保護回路。
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