JP2008045765A - 熱交換器 - Google Patents

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剛 沖ノ谷
Hirokazu Takeuchi
浩和 竹内
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徹 佐々木
Fumiaki Nakamura
文昭 中村
Shizuo Maruo
鎮雄 丸尾
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Abstract

【課題】着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる熱交換器を提供する。
【解決手段】チューブ51と、チューブ51に接して設けられる波型形状のコルゲートフィン52とを備え、チューブ51の外を流れる外部流体とチューブ51の中を流れる内部流体との間で熱交換を行う熱交換器において、コルゲートフィン52は外部流体の流通方向に対して水平に配置される平面部52aを有し、平面部52aには切り込みを形成することにより切り起こし部54が外部流体の流通方向に渡って設けられており、切り起こし部54は、平面部52aに対して垂直方向の下端から上端までの高さである切り起こし高さHが0.26mm未満である低切り起こし部54aを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、コルゲートフィンを備えた熱交換器に関するものであり、ルームエアコンや給湯装置の冷媒蒸発器など外気と冷媒との間で熱交換する室外熱交換器に適用して好適である。
従来の熱交換器として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。すなわち、この熱交換器は、冷媒が流れるチューブと、このチューブに接合して設けられる波状のフィンであるいわゆるコルゲートフィンとを備えており、このようなフィン表面面積の大きいフィンを備えていることで、高い熱交換能力を得ることができる。さらにこの熱交換器では、フィン表面に切り起こしにより比較的切り起こし高さの高いルーバーを形成して、より高い熱交換能力を得ると共に、フィンに付着した凝縮水がルーバーに沿って速やかに排水されるようにしている。
特開2003−214790号公報
しかしながら、上記熱交換器をルームエアコンや給湯装置などの室外熱交換器として用いた場合、0度を下回る低外気温時にはフィン表面に空気中の水分が氷結するいわゆる着霜が生じるが、この着霜により熱交換器の機能が低下して除霜が必要になるまでの時間が非常に短く、ルームエアコンや給湯装置において除霜運転を頻繁に行わなければならなくなる。これによって、ルームエアコンや給湯装置の運転時間の中で除霜運転時間の占める割合が増加して、通常運転できる時間が削減され、充分な空調性能や給湯性能を得ることができなくなるという問題があった。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、チューブ(51)と、チューブ(51)に接して設けられる波型形状のコルゲートフィン(52)とを備え、チューブ(51)の外を流れる外部流体とチューブ(51)の中を流れる内部流体との間で熱交換を行う熱交換器において、コルゲートフィン(52)は外部流体の流通方向に対して水平に配置される平面部(52a)を有し、平面部(52a)には切り込みを形成することにより切り起こし部(54)が上記流通方向に渡って設けられており、切り起こし部(54)は、平面部(52a)に対して垂直方向の下端から上端までの高さである切り起こし高さ(H)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a)を有することを特徴としている。
このように、コルゲートフィン(52)の平面部(52a)に、切り起こし高さ(H)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a)を設けると、この低切り起こし部(54a)においては外部流体が流通する隙間を比較的大きく確保することができるので、コルゲートフィン(52)の表面に着霜が生じるような条件下において熱交換を行う場合でも、着霜を抑えて、除霜が必要になるまでの時間(着霜時間)を長く引き延ばすことができる。また、このように着霜時間が長くなると共に、除霜時には溶けた霜が切り起こし部(54)に形成された切り込みから速やかに排水されることにより、除霜も効率的に行うことができるため、着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる。
低切り起こし部(54a)は、請求項2に記載の発明のように、切り起こし部(54)の全領域に設けるとよい。このように、切り起こし部(54)全体を、その切り起こし高さ(H)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a)により構成することで、外部流体の流通方向に渡って、外部流体が流通する隙間を比較的大きく確保することができるので、コルゲートフィン(52)の表面に着霜が生じるような条件下において熱交換を行う場合でも、着霜時間をより長く引き延ばすことができる。
あるいは、請求項3に記載の発明のように、低切り起こし部(54a)を、切り起こし部(54)の外部流体の流通方向の一端側に設けるようにしてもよい。この場合、外部流体の流通方向の一端側に設けられた低切り起こし部(54a)を、外部流体の流通方向上流側に配設することで、コルゲートフィン(52)の表面に着霜が生じるような条件下において熱交換を行う場合でも、着霜しやすい上流側において着霜を抑えることができるので、着霜時間を長く引き延ばすことができる。
またこのとき、請求項4に記載の発明のように、他端側には切り起こし高さ(H)が0.26mm以上である高切り起こし部(54b)を設けるとよい。このように、高い熱交換能力を得ることができる高切り起こし部(54b)を比較的着霜の少ない外部流体の流通方向下流側に配設することで、熱交換能力を確保することができる。これにより、熱交換能力をそれほど犠牲にすることなく着霜時間を長くすることが可能となる。
チューブ(51)には、請求項5に記載の発明のように、コルゲートフィン(52)との接触側表面に、上記垂直方向に沿ってチューブ溝(56)を形成するとよい。このように、チューブ(51)の表面にチューブ溝(56)を設けることで、コルゲートフィン(52)の平面部(52a)に付着した凝縮水や除霜時に溶けた霜が、チューブ(51)の溝56に流れ込んで、速やかに排水される。これにより、除霜時には除霜が効率的に行われるので、着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合をさらに低減することができる。
また、切り起こし部(54)としては、例えば、請求項6に記載の発明のように、平面部(52a)に対して外部流体の流通方向に傾斜している複数の切り起こし片(53a)により構成されるルーバーを形成することができる。
あるいは、請求項7に記載の発明のように、切り起こし部(54)として、平面部(52a)に対して上記垂直方向にオフセットしている複数のオフセット片(55)により構成されるオフセット部を形成してもよい。
なお、コルゲートフィン(52)は、その波型形状が上記垂直方向に配設され、波型形状の1周期分の長さであるフィンピッチ(F)は、例えば、請求項8に記載の発明のように、2mmから5mmとすることができる。
本発明の熱交換器は、請求項9に記載の発明のように、チューブ(51)を流通する冷媒とチューブ(51)の外に流通する外気との間で熱交換を行う室外熱交換器に適用して好適である。
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に示す。本実施形態は、本発明に係る熱交換器5をヒートポンプ式給湯装置200に適用したものであり、図1はヒートポンプ式給湯装置200の概略構成を示しており、図2〜図6は熱交換器5の構成を示している。
まず、ヒートポンプ式給湯装置200の構成について図1を用いて説明する。10は耐食性に優れた金属製(例えばステンレス製)の貯湯タンクであり、外周部に図示しない断熱材が配置されており、給湯用の湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。本実施形態の貯湯タンク10は縦長形状であり、その底面には導入口11が設けられ、この導入口11には貯湯タンク1内に水道水を導入する給水経路である導入管12が接続されている。
貯湯タンク10の下部には、貯湯タンク10内の水を吸入するための吸入口13が設けられ、貯湯タンク10の上部には、貯湯タンク1内に湯を吐出するための吐出口14が設けられている。
吸入口13と吐出口14とは循環回路16で接続されており、循環回路16の一部はヒートポンプ装置1内に配置されている。循環回路16にはヒートポンプ装置1の内部もしくは外部に循環ポンプ16aが設けられている。
循環回路16のヒートポンプ装置1内に配置された部分には、給湯用熱交換器3が設けられており、吸入口13から吸入した貯湯タンク10内の下部の水を高温冷媒との熱交換により加熱して沸き上げて湯とし、吐出口14から貯湯タンク10内に戻すことができるようになっている。
ヒートポンプ装置1は、圧縮機2、給湯用熱交換器3、可変式の減圧装置4、蒸発器5(本発明における熱交換器に対応)、アキュムレータ6が順次環状に冷媒配管1aにより接続されて形成されたものである。冷媒配管1a内を循環する冷媒として二酸化炭素(CO2)を使用している。
圧縮機2は、内蔵される図示しない電動モータによって駆動され、アキュムレータ6より吸入した気相冷媒を臨界圧力以上に圧縮して吐出する。なお、圧縮機2は、後述する制御装置100のヒートポンプ制御装置102によって稼働およびその冷媒吐出量(回転数)が制御されるようになっている。
給湯用熱交換器3は、圧縮機2より吐出された高温冷媒(ホットガス)と、後述する貯湯タンク10内から供給される給湯用水との間で熱交換し、放熱作用によって給湯用水を加熱して湯とするものである。
この給湯用熱交換器3は、冷媒が流れる冷媒流路3aと、給湯用水が流れる給湯用水流路3bとを有し、冷媒流路3aを流れる冷媒の流れ方向と給湯用水流路3bを流れる給湯用水の流れ方向とが対向するように構成されている。なお、給湯用熱交換器3を流れる二酸化炭素冷媒は、圧縮機2で臨界圧力以上に加圧されているので、給湯用熱交換器3を流通する給湯用水に放熱して温度低下しても凝縮することはない。
減圧装置4は、給湯用熱交換器3から流出する冷媒を弁開度に応じて減圧する減圧手段であり、具体的には弁開度を小さくするほど大きく減圧を行なうようになっている。減圧装置4は、後述する制御装置100のヒートポンプ制御装置102によって弁開度が電気的に制御されるようになっている。
蒸発器5は、図示しないファンによって送風される外気(本発明の外部流体に対応)から吸熱して、減圧装置4で減圧された冷媒(本発明の内部流体に対応)を蒸発させる熱源用熱交換器である。この蒸発器5の構成の詳細については後述する。アキュムレータ6は、蒸発器5より流出する冷媒を気液分離して、気相冷媒のみを圧縮機2に吸入させるとともに、サイクル中の余剰冷媒を液冷媒として蓄える気液分離器である。
前述した循環回路16のうち、ヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3より下流側部位は、ヒートポンプ装置1により沸き上げられた湯を貯湯タンク10内の上部に供給するための供給配管18となっている。
循環回路16には、給湯用熱交換器3の下流側において循環回路16の供給配管18から分岐するように給湯配管19が接続している。そして、供給配管18の給湯配管19分岐接続点には、ヒートポンプ装置1で沸き上げた湯の流通経路を供給配管18の下流端部をなす配管18a方向もしくは給湯配管19方向に切り替える切替手段(切替バルブ)としての機能を有するバルブ17が設けられている。
貯湯タンク10上部の吐出口14は、貯湯タンク10内の上部の湯を導出するための導出口20としての機能も有しており、この吐出口14兼導出口20に接続する配管18aは、貯湯タンク10内の上部の湯を導出するための給湯配管でもある。
前述のバルブ17は、ヒートポンプ装置1で沸き上げた湯の流通経路を給湯配管19方向に切り替えたときには、給湯用熱交換器3から供給される湯の量と貯湯タンク10の導出口20から導出される湯の量との比率を制御するための混合バルブとしても機能するようになっている。
給湯配管19には、導入管12から分岐した給水配管28の下流端が接続されている。そして、この接続点には、給湯配管19を流れる湯の量と給水配管28を介して供給される水の量の比率を制御し、下流側にある風呂、シャワー、カラン等の使用側端末に送る湯の温度を設定温度とするための混合バルブ29が設けられている。
貯湯タンク1の外壁面には、図示しない複数のサーミスタ(水位サーミスタ)が縦方向に間隔をあけて配置され、貯湯タンク1内の各水位レベルにおける温度情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
また、各配管経路にはサーミスタが適宜配設され、各配管を流れる冷媒、湯もしくは水の温度情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
ヒートポンプ装置1において、冷媒配管1aの蒸発器5より下流側かつアキュムレータ6より上流側には、蒸発器5から流出する冷媒の温度を検出する温度検出手段であるサーミスタ7が設けられている。
循環回路16の給湯用熱交換器3の給湯用水流路3bより下流側かつバルブ17より上流側には、給湯用熱交換器3を通過した水の温度を検出する水温検出手段であるサーミスタ31が設けられている。
また、給湯配管19のバルブ17の下流側かつ混合バルブ29より上流側には、バルブ17により混合された湯の温度を検出する水温検出手段であるサーミスタ32が設けられている。
さらに、給湯配管19の混合バルブ29より下流側には、混合バルブ29により水を混合された湯の温度を検出する水温検出手段であるサーミスタ33が設けられている。
また、給湯配管19には図示しない流量カウンタが設けられており、給湯配管19を流れる湯の流量情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
図1中の100は制御手段である制御装置であり、貯湯タンク10ユニットを制御する貯湯タンク制御装置(貯湯タンクECU)101とヒートポンプ装置1を制御するヒートポンプ制御装置(ヒートポンプECU)102とにより構成されている。また、図1中の110は操作手段をなす操作盤であり、操作盤110には各種操作スイッチや表示部が設けられている。
制御装置100は、サーミスタ7、31、32、33および図示しない他のサーミスタからの温度情報、図示しない流量カウンタからの流量情報、および操作盤110に設けられた操作スイッチからの信号等に基づいて、後述する手順にしたがってヒートポンプ装置1、ポンプ16a、各バルブ17、29等を制御するように構成されている。ヒートポンプ装置1の制御では、具体的には、可変式減圧装置4の開度や圧縮機2の周波数(回転数)を制御するようになっている。
つぎに上記蒸発器5の詳細な構成について、図2および図3を用いて説明する。図2は蒸発器5の全体構成を示す空気流通方向の正面図であり、図3は蒸発器5内部の構成を示す斜視図である。
蒸発器5は、図2に示すように、コア部500および上ヘッダタンク510、下ヘッダタンク520を有している。コア部500は、冷媒が流通するチューブ51と熱交換フィンであるコルゲートフィン52とを交互に積層して、その積層方向の両最外方のコルゲートフィン52の更に外方にサイドプレート503を配設したものである。
チューブ51は、ベア材から押出し加工により断面の外形が扁平状となるように成形されたもので、図3に示すように、内部に複数の冷媒流路60が形成されている。チューブ51は、その長手方向端部側が、上下ヘッダタンク510、520のコア部500側壁面に形成されたチューブ挿入孔に挿入されて、ろう付けされており、これによってチューブ51の冷媒流路60は上下ヘッダタンク510、520に連通している。
一方、コルゲートフィン52は、薄肉の帯板材を波状に加工したローラ成型品であり、チューブ51にろう付けされている。コルゲートフィン52は、図3に示すように、フィン面を形成する複数の平面部52aと、これらの平面部52aの隣り合う2つを繋ぐ屈曲部52bを有して矩形波状に形成されている。平面部52aにはルーバー54が(本発明の切り起こし部に対応)が形成されており、これによって、平面部52aに付着した凝縮水が速やかに排水され、また高い熱交換効率を得ることができる。なお、コルゲートフィン52の詳細な構成については後述する。
上ヘッダタンク510の図2中、左側近傍には、冷媒が流入する流入口515aおよび冷媒が流出する流出口515bが設けられたブロック状のジョイント515がろう付けされており、この流入口515aから上ヘッダタンク510内に流入した冷媒は、空気流通方向下流側のチューブ51群を上下にUターンして流れ、上ヘッダタンク510の図2中、右側において空気流通方向上流側のチューブ51群に移り同様に上下にUターンして、流出口515bから流出する。この間に蒸発器5は、流通空気から吸熱して冷媒を蒸発させる。
なお、以上の蒸発器5を構成する各部材は全てアルミニウムあるいはアルミニウム合金より成り、ろう付けにて一体化されている。
つぎに、コルゲートフィン52の詳細な構成、およびコルゲートフィン52への着霜について図4〜図6を用いて説明する。図4はコルゲートフィン52の詳細な構成を示す空気流通方向の正面図であり、図5は図4中に線V‐Vで示す位置の断面図である。また、図6はコルゲートフィン52に着霜した状態を示す説明図である。
コルゲートフィン52は、図4および図5に示すように、その平面部52aと屈曲部52bとからなる波型形状の各平面部52aに、空気流通方向に傾斜した複数の切り起こし片53aが切り起こしにより設けられており、これらの切り起こし片53aによってルーバー54が形成されている。
本実施形態においては、図5に示すように、空気の流通方向上流側と下流側とに分けて、各平面部52aに2つのルーバー部54a(本発明の低切り起こし部に対応)が設けられており、各ルーバー部54aにおいては、切り起こし片53aの傾斜方向が空気流通方向上流側のものと下流側のものとで逆になっている。
本実施形態においては、コルゲートフィン52は、その波型形状の1周期分の長さであるフィンピッチFを2〜5mmほどとしている。また、ルーバー部54aを構成する切り起こし片53aの平面部52aに垂直な方向の一端から他端までの間の距離である切り起こし高さHを0.26mm未満としており、より具体的には0.15〜0.18mmほどとしている。なお、本実施形態においては、上流側と下流側の両方のルーバー部54aの空気流通方向に沿った全ての領域において、上記切り起こし高さHが同一となっている。
ところで、外気温が低く湿度が高い状態においてヒートポンプ装置1の運転を続けると、図6に示すように、平面部52a、ルーバー54の切り起こし片53aなどコルゲートフィン52の表面に空気中の水分が氷結(いわゆる着霜)して、蒸発器5における熱交換効率が低下し、後述のような除霜運転により霜を溶かして除去することが必要となる。
本実施形態においては、上記のように、ルーバー54の切り起こし高さHが0.26mm未満となるように構成することで、図4および図5に示す空気が流通する隙間(=F/2−H)を比較的大きく確保して、これにより、着霜を抑えて、除霜運転が必要になるまでの時間を延ばすようにしている。このルーバー54の切り起こし高さHが0.26mm未満である構成の作用効果についての詳細は後述する。
つぎに、本実施形態のヒートポンプ式給湯装置200の作動(制御装置100による制御)について、図1を用いて説明する。
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置200では、制御装置100が、電力コスト等に基づいて定まる所定時間帯(例えば電力供給契約に基づく電力コストが安価な深夜時間帯)に、過去の使用実績等に基づく所定熱量を貯湯タンク10内に貯留するようにヒートポンプ装置1を運転する。
このとき、制御装置100は、サーミスタ31の検出温度が貯湯目標温度となるようにヒートポンプ装置1の沸き上げ運転制御を行なうとともにポンプ16aの循環流量制御を行なう。また、バルブ17は、ヒートポンプ装置1で沸き上げた湯の流通経路を配管18a方向とする。
これにより、貯湯タンク10内の下方部の水がヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3で加熱されて沸き上げられ、貯湯タンク10内の上部側から貯えられる。
制御装置100は、使用側端末において出湯操作がなされると、使用側端末へ給湯するための給湯制御を行なう。
具体的には、給湯装置200に電力供給されているときには、制御装置100は、使用側端末において出湯操作がなされたか否かを、例えば給湯配管19に設けた図示しない流量カウンタからの流量情報などに基づいて監視し、出湯を検出した場合には、ヒートポンプ装置1を運転して給湯用熱交換器3で給湯用水の沸き上げを行ない、出湯を検出しなかった場合には、ヒートポンプ装置1の運転を停止する。
ヒートポンプ装置1の運転中には、サーミスタ31の検出温度に基づいてヒートポンプ装置1の運転を制御し、サーミスタ32の検出温度に基づいてバルブ17の開度比を調節し、サーミスタ33の検出温度に基づいて混合バルブ29の開度比を調節する。
これにより、ヒートポンプ装置1で出湯用の湯を沸き上げ、バルブ17でヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3からの湯に必要に応じて貯湯タンク10からの湯を混合して給湯配管19に送る。さらに、混合バルブ29で給湯配管19を流れる湯に必要に応じて水を混合し、設定された温度の湯を使用側端末から出湯する。
また、このようにヒートポンプ装置1により湯を沸き上げ使用側端末へ出湯しているときには、制御装置100は、サーミスタ7の検出温度に基づいて、蒸発器5が所定着霜状態に至ったか否か監視している。ここで、所定着霜状態とは、上述のように、コルゲートフィン52の表面などに着霜することにより良好な熱交換(吸熱)が行なえず、除霜を必要とする着霜状態である。
蒸発器5に着霜すると、その着霜状態に応じて、蒸発器5から流出する冷媒の温度が変動するので、このような流出冷媒温度を検出する冷媒温検出手段であるサーミスタ7による検出温度に基づいて、蒸発器5が所定着霜状態であるか否かを判断することができる。ちなみに、本例ではサーミスタ7の検出温度が−10℃となったときに、蒸発器5が除霜を必要とする所定着霜状態になったと判断している。
なお、着霜状態検出手段は、蒸発器5の流出冷媒温度を検出するものに限定されず、蒸発器5の着霜状態を検出可能なものであればよい。したがって、蒸発器5の温度もしくはその関連値を検出できるものであればよい。
例えば、蒸発器5自体の温度(具体的には上記コルゲートフィン52の温度)、蒸発器5内を流通する冷媒の温度、蒸発器5の流入冷媒温度と流出冷媒温度との差、蒸発器5流入冷媒温度と蒸発器5中間部流通冷媒温度との差、蒸発器5中間部冷媒温度と蒸発器5流出冷媒温度との差、外気温度、圧縮機2の周波数(回転数)等を検出するものであってもよい。
制御装置100は、蒸発器5が所定着霜状態になったと判断した場合には、蒸発器5から霜を除去するように、ヒートポンプ装置1を除霜運転状態とする。具体的には、ヒートポンプ装置1の可変式減圧装置4の開度を大きく開き、蒸発器5内に高温の冷媒を流通する。これにより、蒸発器5の霜を溶かして除霜する。
ここでは、減圧装置4の開度を調節して除霜運転状態としたが、蒸発器5内に高温の冷媒を導入することができれば、これに限定されるものではない。例えば、圧縮機2吐出側と蒸発器5入口側とを繋ぐバイパス通路を設け、沸き上げ運転時にはこのバイパス通路を閉塞し、除霜運転時にはこの通路を開くものであってもよい。
除霜運転を開始するときには、制御装置100は、例えば給湯配管19に設けた図示しない流量カウンタからの流量情報などに基づいて、使用側端末から出湯中であるか否か判断し、出湯中であると判断した場合には、バルブ17の開度比を変更する。
具体的には、給湯用熱交換器3側の開度を絞るとともに貯湯タンク10側の開度を開くように所定開度比に変更し、例えば、給湯用熱交換器3からの湯量と貯湯タンク10からの湯量の比が0%:100%、もしくは5%:95%となるような開度比に変更するなどして、給湯用熱交換器3からの出湯を停止もしくは大きく減少させる。その後、サーミスタ32の検出温度に基づいてバルブ17の開度比が制御される。
このようにして、除霜運転の開始とほぼ同時に、一旦、ヒートポンプ装置1の給湯用熱交換器3からの出湯を停止もしくは減少して、貯湯タンク10から全給湯量を出湯もしくは出湯量を増加させることで、除霜運転の開始により給湯用熱交換器3の沸き上げ温度が低下したり湯の沸き上げができなくなったりしても、使用側端末における安定した出湯温度と出湯量を確保することができる。
以下、本実施形態において、上述のように蒸発器5のコルゲートフィン52に切り起こし高さHが0.26mm未満のルーバー部54aを設けていることの作用効果について図7〜図9を用いて説明する。
図7は、実験により得た、ルーバー54の切り起こし高さHと熱交換能力との関係を示しており、図8は、ルーバー54の切り起こし高さHと、除霜が必要になるまでのヒートポンプ装置1の稼働時間(着霜時間)との関係を示している。熱交換能力は、切り起こし高さHが0.75mmのときの熱交換能力を1として、これに対する割合で示しており、着霜時間は、切り起こし高さHが0.07mmのときの着霜時間を1として、これに対する割合で示している。
ここに示すように、切り起こし高さHが小さくなるに従って、熱交換能力は減少するが、着霜時間は長くなる。このとき、熱交換能力の減少度合に比較して、着霜時間の増加度合は大きくなっており、具体的には、切り起こし高さHが0.75mmから0.07mmに減少すると、着霜時間は75%増加する。
そこで、切り起こし高さHの変化に応じて、[熱交換能力比×着霜時間比]の値がどのように変化するのか調べてみると、図9に示すように、切り起こし高さHが0.07mmのときの[熱交換能力比×着霜時間比]の値を1とすると、[熱交換能力比×着霜時間比]の値は切り起こし高さHが大きくなるに従って小さくなり、切り起こし高さHが0.26mmのときの[熱交換能力比×着霜時間比]の値は0.9であることがわかる。
従来、コルゲートフィンのルーバーは、高い熱交換能力を得るため、その切り起こし高さを比較的大きくしていたが、本実施形態におけるように、ルーバー54の切り起こし高さHを0.26mm未満とすることで、熱交換能力の低減を小さく抑えながら、着霜時間を長く引き延ばすことができる。具体的には、図4および図5に示すように、ルーバー54の切り起こし高さHを0.26mm未満に抑えることで、空気が流通する隙間(=F/2−H)が大きくなり、霜が着きにくくなって、着霜時間が長くなる。
本実施形態の構成によると、このように着霜時間が長くなると共に、除霜運転時には溶けた霜がルーバー54の切り起こし片53aに沿って速やかに排水されることにより、除霜も効率的に行われるため、給湯装置200運転中の着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる。これによって、給湯装置200の全運転時間における除霜運転時間の割合が減少し、通常運転時間の割合が増加して、蒸発器5における着霜および除霜が給湯機能に与える影響を最小限に抑えることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図10に示す。上記第1実施形態では、蒸発器5のコルゲートフィン52において、その平面部52aの空気流通方向上流側と下流側とに形成されている2つルーバー部54aの両方において、その切り起こし高さHが0.26mm未満である構成であったが、これに対して、本実施形態においては、図10に示すように、上流側のルーバー部54a(本発明の低切り起こし部に対応)のみ切り起こし高さHが0.26mm未満となっており、下流側のルーバー54b部(本発明の高切り起こし部に対応)の切り起こし高さHは0.26mm以上となっている。
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置における、その他の構成および作動は上記第1実施形態と同様である。
以上の構成によると、着霜しやすい上流側のルーバー部54aは、着霜を抑えるために切り起こし高さHが0.26mm未満である切り起こし片53aにより構成し、比較的着霜の少ない下流側のルーバー部54bは、切り起こし高さHが0.26mm以上である切り起こし片53bにより構成することで、着霜を抑えて着霜時間を延ばすと共に、下流側のルーバー部54bによって熱交換能力を確保している。これにより、熱交換能力をそれほど犠牲にすることなく着霜時間を長くすることが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図11に示す。本実施形態においては、上記第1実施形態における蒸発器5のチューブ51の形状を変更している。本実施形態におけるチューブ51aは、図11に示すように、コルゲートフィン52と接している扁平部の外側表面に冷媒の流通方向に沿って溝56(本発明のチューブ溝に対応)が設けられている。
本実施形態のヒートポンプ式給湯装置における、その他の構成および作動は上記第1実施形態と同様である。
このような構成によると、コルゲートフィン52の平面部52aに付着した凝縮水や、除霜運転時に溶けた霜が、切り起こし片53aに沿ってチューブ51a側に流れ、さらに平面部52aの端部においてチューブ51aの扁平部と平行に流れて、チューブ51aの溝56に流れ込むというようにして、速やかに排水される。
このように排水性に優れていることにより、除霜が効率的に行われて、給湯装置運転中の着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合をさらに低減することができる。
なお、ここでは溝56をチューブ51aの外側表面(片側)にそれぞれ2本設けるものを示したが、溝56の本数は、要求される排水性に応じて決定すればよい。
なお、本実施形態においては、溝56を設けたチューブ51aを上記第1実施形態に適用したが、このチューブ51aを上記第2実施形態に適用してもよい。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態においては、蒸発器5のコルゲートフィン52の切り起こし部分として、空気流通方向に傾斜した複数の切り起こし片53aからなるルーバー54を備えていたが、これに代えて、図12に示すように、スリット部55(本発明の切り起こし部分に対応)を設けてもよい。スリット部55は、平面部52aにスリット(切り込み)を形成するのみで、切り起こし高さHがほぼ0mmであるスリット形成部55a(本発明の低切り起こし部に対応)からなり、このようなスリット形成部55aが平面部52aの上流側と下流側にそれぞれ設けられている。
このように、平面部52aにスリットが形成されていれば、給湯装置において除霜運転が行われる際に、溶けた霜がこのスリットに沿って排水されるので、上記第1実施形態におけるルーバー54の場合と同様の排水性を得ることができ、また、切り起こし高さHがほぼ0mmであることにより着霜を抑えて着霜時間を長くすることができる。これにより、給湯装置運転中の着霜と除霜との繰り返しにおける除霜時間の割合を低減することができる。
なお、本実施形態においては上記第1実施形態に対してスリット形成部55aを備えたコルゲートフィン52を適用したが、これに限らず、溝56付きのチューブ51aを備えた上記第3実施形態にスリット形成部55aを備えたコルゲートフィン52を適用してもよい。
また、上記第2実施形態の空気流通方向上流側のルーバー部54aに代えてスリット形成部55aを設けて、コルゲートフィン52の平面部52aの上流側にはスリット形成部55a(本発明の低切り起こし部に対応)を、下流側には切り起こし高さHが0.26mm以上であるルーバー部54b(本発明の高切り起こし部に対応)を備えた構成としてもよい。
あるいは、上記第1実施形態におけるコルゲートフィン52のルーバー54に代えて、図13に示すように、平面部52aの上側と下側に交互にオフセットしているオフセット片53cを形成し、これにより、いわゆるオフセット形状の切り起こし部58(本発明の切り起こし部に対応)を構成してもよい。この場合、上側のオフセット片53cの上端と下側のオフセット53c片の下端との間の距離が切り起こし高さHとなる。
本実施形態においては、図13に示すように、平面部52aの上流側と下流側にそれぞれオフセット部58a(本発明の低切り起こし部に対応)を設けており、これらのオフセット部58aの両方において、その切り起こし高さHが0.26mm未満となっている。
このようなオフセット形状の切り起こし部58によっても、ルーバー54と同様の排水性を得ることができ、また、上記のようにオフセット部58aの切り起こし高さHを0.26mm未満とすることで、着霜を抑えて着霜時間を長くすることができる。
なお、本実施形態においてはオフセット部58aを備えたコルゲートフィン52を上記第1実施形態に適用したが、これに限らず、溝56付きのチューブ51aを備えた上記第3実施形態にオフセット部58aを備えたコルゲートフィン52を適用してもよい。
また、上記第2実施形態に対してオフセット形状の切り起こし部58を適用して、空気流通方向上流側には切り起こし高さHが0.26mm未満であるオフセット部58a(本発明の低切り起こし部に対応)を、下流側には切り起こし高さHが0.26mm以上であるオフセット部(本発明の高切り起こし部に対応)を備えた構成としてもよい。
上記第2実施形態においては、空気流通方向上流側のルーバー部54aは切り起こし高さHが0.26mm未満である切り起こし片53aによって構成されており、これによって、平面部52aの上流側半分に切り起こし高さHが0.26mm未満である低切り起こし部54aが形成されていたが、低切り起こし部54aを形成する領域はこれに限らず、例えば、切り起こし高さHが0.26mm未満である切り起こし片53aを平面部52aの上流側3分の1の領域に設けて、この領域に低切り起こし部54aを形成する構成としてもよい。
あるいは、チューブ51の構成などに応じて、平面部52aの上流側領域以外の領域に低切り起こし部54aを設けてもよい。例えば、チューブ51が、比較的高温の冷媒が流通する空気流通方向上流側と、比較的低温の冷媒が流通する空気流通方向下流側とに2分割されている構成の場合には、霜が生成しやすい各分割部の上流側に低切り起こし部54aを設けるようにするとよい。
上記各実施形態では、ヒートポンプ式給湯装置200のヒートポンプ装置1における蒸発器5に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば、ルームエアコンの室外熱交換器などに本発明を適用することもできる。
第1実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置200の概略構成を示す模式図である。 第1実施形態における蒸発器の全体構成を示す正面図である。 第1実施形態における蒸発器の内部構成を示す斜視図である。 第1実施形態におけるコルゲートフィンの構成を示す正面図である。 第1実施形態におけるコルゲートフィンの構成を示す断面図である。 コルゲートフィンに着霜した状態を示す説明図である。 蒸発器におけるルーバーの切り起こし高さと熱交換能力との関係を示すグラフである。 蒸発器におけるルーバーの切り起こし高さと着霜時間との関係を示すグラフである。 蒸発器におけるルーバーの切り起こし高さの変化に応じた[熱交換能力比×着霜時間比]の値の変化を示すグラフである。 第2実施形態におけるコルゲートフィンの構成を示す断面図である。 第2実施形態における蒸発器の内部構成を示す平面図である。 他の実施形態におけるコルゲートフィンの構成を示す断面図である。 他の実施形態におけるコルゲートフィンの構成を示す断面図である。
符号の説明
5 蒸発器(熱交換器)
51 チューブ
51a 溝付チューブ(チューブ)
52 コルゲートフィン
52a 平面部
53a、53b 切り起こし片
53c オフセット片
54 ルーバー(切り起こし部)
54a ルーバー部(低切り起こし部)
54b ルーバー部(高切り起こし部)
55 スリット部(切り起こし部)
55a スリット形成部(低切り起こし部)
56 溝(チューブ溝)
58 オフセット形状の切り起こし部(切り起こし部)
58a オフセット部(低切り起こし部)

Claims (9)

  1. チューブ(51、51a)と、前記チューブ(51、51a)に接して設けられる波型形状のコルゲートフィン(52)とを備え、前記チューブ(51、51a)の外を流れる外部流体と前記チューブ(51、51a)の中を流れる内部流体との間で熱交換を行う熱交換器において、
    前記コルゲートフィン(52)は前記外部流体の流通方向に対して水平に配置される平面部(52a)を有し、前記平面部(52a)には切り込みを形成することにより切り起こし部(54、55、58)が前記流通方向に渡って設けられており、
    前記切り起こし部(54、55、58)は、前記平面部(52a)に対して垂直方向の下端から上端までの高さである切り起こし高さ(H)が0.26mm未満である低切り起こし部(54a、55a、58a)を有することを特徴とする熱変換器。
  2. 前記低切り起こし部(54a、55a、58a)は、前記切り起こし部(54、55、58)の全領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱変換器。
  3. 前記低切り起こし部(54a、55a、58a)は、前記切り起こし部(54、55、58)の前記外部流体の流通方向の一端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱変換器。
  4. 前記切り起こし部(54)は、前記流通方向の他端側に、前記切り起こし高さ(H)が0.26mm以上である高切り起こし部(54b)を有することを特徴とする請求項3に記載の熱変換器。
  5. 前記チューブ(51a)の前記コルゲートフィン(52)との接触側表面に、前記垂直方向に沿ってチューブ溝(56)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
  6. 前記切り起こし部は、前記平面部(52a)に対して前記外部流体の流通方向に傾斜している複数の切り起こし片(53a、53b)により構成されるルーバー(54)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。
  7. 前記切り起こし部は、前記平面部(52a)に対して前記垂直方向にオフセットしている複数のオフセット片(53c)により構成されるオフセット形状の切り起こし部(58)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。
  8. 前記垂直方向に配設される前記コルゲートフィン(52)の前記波型形状の1周期分の長さであるフィンピッチ(F)は2mmから5mmであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の熱交換器。
  9. 前記外部流体とは外気であり、前記内部流体とは冷媒であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の熱交換器。
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