JP2008030665A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイプの形状及び配置に基づいて氷上制動性及び耐偏摩耗性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド部1に、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝2と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝3とを設け、これら縦溝2及び横溝3によって複数のブロック4を区画し、該ブロック4にタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプ5を設けた空気入りタイヤにおいて、サイプ5は、トレッド面Sにおいてジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部6を形成し、かつ該屈曲部6においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状をなす3次元構造を有し、サイプの屈曲部のトレッド面側の頂点とサイプ底側の頂点との間の2点間距離がブロック中心部に配置されるサイプよりもブロック端部に配置されるサイプにて大きくなるように単一ブロック内に2点間距離が互いに異なる複数種類のサイプを混在させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ブロックに複数本のサイプを設けた空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、サイプの形状及び配置に基づいて氷上制動性及び耐偏摩耗性を向上するようにした空気入りタイヤに関する。
氷雪路用空気入りタイヤにおいて、氷上性能の改善策として、ブロックに設けるサイプのエッジ量を増やしたり、トレッドゴムを低硬度化することが一般的に行われている。しかしながら、トレッドゴムを低硬度化した場合、ブロック剛性が低下するため、制駆動時やコーナリング時にブロックが倒れ込んで接地面積が減少し、夏季及び冬季でのタイヤ性能が低下することになる。そこで、ブロックの倒れ込みを防止するためにサイプを3次元構造にすることが提案されている。
3次元構造を有するサイプとして、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部ではジグザグ形状の振幅が変化するようにしたサイプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、前後方向のブロック剛性を高めることは可能であるものの、横方向のブロック剛性を高める効果は殆ど得られないという欠点がある。
また、トレッド面ではジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向に連なる屈曲部をタイヤ幅方向に屈曲するようにしたサイプが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この場合も、横方向のブロック剛性が前後方向のブロック剛性に比べて低いという欠点がある。
これに対して、トレッド面においてジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、かつ該屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成するようにしたサイプが提案されている(例えば、特許文献3参照)。この場合、前後方向のブロック剛性と横方向のブロック剛性を同時に高めることが可能である。しかしながら、このような3次元構造を有するサイプであっても、低硬度のトレッドゴムを用いた場合にはブロック端部が倒れ込み易いため、氷雪路面を走行する際にブロック端部に位置するサイプに雪詰まりが発生し、その結果、接地面積が減少して氷上制動性が低下するという問題がある。また、ブロック端部が倒れ込み易いと耐偏摩耗性が悪化するという問題もある。
特開2000−6619号公報 特開2002−321509号公報 特開2005−126055号公報
本発明の目的は、サイプの形状及び配置に基づいて氷上制動性及び耐偏摩耗性を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝とを設け、これら縦溝及び横溝によって複数のブロックを区画し、該ブロックにタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
前記サイプは、トレッド面においてジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、かつ該屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状をなす3次元構造を有し、
前記サイプの屈曲部のトレッド面側の頂点とサイプ底側の頂点との間の2点間距離が前記ブロックの中心部に配置されるサイプよりも前記ブロックの端部に配置されるサイプにて大きくなるように単一ブロック内に前記2点間距離が互いに異なる複数種類のサイプを混在させたことを特徴とするものである。
本発明では、サイプがタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を備えているので、制駆動時にサイプの両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、制駆動時のタイヤ性能を向上することができる。また、上記サイプは屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状を形成しているので、コーナリング時においてもサイプの両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、コーナリング時のタイヤ性能を向上することができる。従って、トレッドゴムを低硬度化した場合であっても、制駆動時のタイヤ性能とコーナリング時のタイヤ性能を同時に向上することが可能である。
しかも、サイプの屈曲部のトレッド面側の頂点とサイプ底側の頂点との間の2点間距離がブロックの中心部に配置されるサイプよりもブロックの端部に配置されるサイプにおいて大きくなるように単一ブロック内に上記2点間距離が互いに異なる複数種類のサイプを混在させているので、隣り合う小ブロックが互いに噛み合うエッジの総長さがブロック端部側ほど大きくなり、ブロック端部の剛性不足を補うことができる。そのため、ブロック端部の倒れ込みを抑制することができるので、氷上制動性及び耐偏摩耗性を高めることができる。
本発明において、サイプの屈曲部のトレッド面側の頂点とサイプ底側の頂点との間の2点間距離がブロックの中心部に配置されるサイプからブロックの端部に配置されるサイプにかけて徐々に大きくなるように単一ブロック内に上記2点間距離が互いに異なる少なくとも3種類のサイプを混在させることが好ましい。これにより、ブロック剛性をブロック全体にわたって均一化し、氷上制動性及び耐偏摩耗性を更に向上することができる。
また、ブロックの端部に配置されるサイプの2点間距離はブロックの中心部に配置されるサイプの2点間距離の1.1倍以上1.5倍以下にすることが好ましい。これにより、氷上制動性及び耐偏摩耗性の改善効果を十分に得ることができる。
本発明は、スタッドレスタイヤに代表される氷雪路用空気入りタイヤに適用した場合に顕著な作用効果が得られるが、オールシーズン用の空気入りタイヤにも適用することが可能である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンを示し、図2はそのブロックの基本構造を示すものである。また、図3はそのブロックにおけるサイプ内壁面を示すものである。
図1に示すように、トレッド部1には、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝2と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝3とが形成され、これら縦溝2及び横溝3によって複数のブロック4が区画されている。そして、各ブロック4にはタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプ5が形成されている。なお、ブロック4の形状やサイプ5の本数は特に限定されるものではない。
図2に示すように、サイプ5は、トレッド面Sにおいてジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向(Tr)の2箇所以上でタイヤ周方向(Tc)に屈曲してタイヤ幅方向(Tw)に連なる複数の屈曲部6を形成している。これら屈曲部6は凸状の屈曲部6aと凹状の屈曲部6bとを有し、サイプ5の一方の壁面では凸状の屈曲部6aと凹状の屈曲部6bとが交互に配置され、これに対向する他方の壁面(不図示)では凸状の屈曲部6aと凹状の屈曲部6bとの位置関係が逆になっている。サイプ5にタイヤ周方向に屈曲する屈曲部6を設けた場合、制駆動時にサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロック4の変形を抑制し、ブロック4のタイヤ周方向への倒れ込みを抑制することができる。なお、屈曲部6を各サイプ5において2箇所以上設けることで、タイヤの正転及び逆転に起因してブロック剛性に差を生じるのを回避することができる。
図3に示すように、サイプ5は屈曲部6においてタイヤ径方向(Tr)に振幅を持ったジグザグ形状を形成している。サイプ5を屈曲部6においてタイヤ径方向(Tr)に振幅を持ったジグザグ形状とした場合、コーナリング時にサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロック4の変形を抑制し、ブロック4のタイヤ幅方向への倒れ込みを抑制することができる。
トレッド部1を構成するゴム組成物のJIS-A 硬度(0℃)は40〜60、好ましくは45〜55にすると良い。トレッドゴムのJIS-A 硬度が40未満であるとブロック4の倒れ込みを生じ易くなり、逆に60を超えると氷上摩擦力が低下する。
上記氷雪路用空気入りタイヤによれば、サイプ5がタイヤ径方向(Tr)の2箇所以上でタイヤ周方向(Tc)に屈曲してタイヤ幅方向(Tw)に連なる屈曲部6を備えているので、制駆動時にサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、制駆動時のタイヤ性能を向上することができる。また、サイプ5は屈曲部6においてタイヤ径方向(Tr)に振幅を持ったジグザグ形状を形成しているので、コーナリング時においてもサイプ5の両側の小ブロックが互いに噛み合ってブロックの変形を抑制し、コーナリング時のタイヤ性能を向上することができる。
ここで、ブロック4は複数本のサイプ5により複数の小ブロックに区画されているが、ブロック4の中心部に位置する小ブロックは他の小ブロックにより両側から支持される一方で、ブロック4の端部に位置する小ブロックは他の小ブロックにより片側から支持されるだけある。そのため、上述のようにサイプ5を3次元構造とした場合であっても、ブロック4の端部が相対的に倒れ込み易いので、氷雪路面を走行する際にブロック4の端部に位置するサイプ5に雪詰まりが発生し易い。そして、サイプ5への雪詰まりを生じると、接地面積が少なくなり、氷上制動性が低下することになる。しかも、ブロック4の端部が倒れ込み易いと耐偏摩耗性も悪くなる。そこで、ブロック4には以下のサイプ構造を採用する。
図4は本発明のサイプ構造を適用したブロックを示すものである。図4において、ブロック4には、ブロック長手方向の中心部に位置する1番目のサイプ51と、該サイプ51よりもブロック長手方向の端部側に位置する2番目のサイプ52と、ブロック長手方向の端部に位置する3番目のサイプ53とが形成されている。サイプ51〜53に位置関係は相対的なものである。つまり、ブロック長手方向に並ぶ複数本のサイプのうち、ブロック長手方向の中心部に最も近いものが中心部のサイプであり、ブロック長手方向の端部に最も近いものが端部のサイプである。
サイプ51〜53はいずれも上述した基本構造を備えるものであるが、屈曲部6のトレッド面側の頂点とサイプ底側の頂点との間の2点間距離がブロック4の中心部に配置される1番目のサイプ51よりもブロック4の端部に配置される3番目のサイプ53にて大きくなっている。より好ましくは、屈曲部6のトレッド面側の頂点とサイプ底側の頂点との間の2点間距離がブロック4の中心部に配置される1番目のサイプ51からブロック4の端部に配置される3番目のサイプ53にかけて順次に大きくなっている。
図5(a)〜(c)は図4のブロックに形成された2番目のサイプの内壁面を示し、(a)は側面図、(b)はX−X矢視断面図、(c)はY−Y矢視断面図である。ここで、図5(a)には、2番目のサイプ52の屈曲部62(実線)に対して、1番目のサイプ51の屈曲部61(破線)と3番目のサイプ53の屈曲部63(一点鎖線)を重ね合わせて示す。
図5(a)〜(c)に示すように、1番目のサイプ51の屈曲部61(破線)のトレッド面側の頂点A1とサイプ底側の頂点B1との間の2点間距離L1と、2番目のサイプ52の屈曲部62(実線)のトレッド面側の頂点A2とサイプ底側の頂点B2との間の2点間距離L2と、3番目のサイプ53の屈曲部63(一点鎖線)のトレッド面側の頂点A3とサイプ底側の頂点B3との間の2点間距離L3とを比較したとき、L1<L3、好ましくは、L1<L2<L3の関係を満足するようになっている。このように2点間距離L1〜L3がブロック4の中心部に配置される1番目のサイプ51からブロック4の端部に配置される3番目のサイプ53にかけて順次に大きくなるように単一のブロック4内に2点間距離L1〜L3が互いに異なる3種類のサイプ51〜53を混在させることにより、ブロック4の端部の剛性不足を補うことができる。これにより、ブロック4の端部の倒れ込みを抑制し、特にサイプ53への雪詰まりに起因する接地面積の減少を回避することができるので、氷上制動性を向上することができる。また、ブロック4の端部の剛性不足を補うことで耐偏摩耗性も向上することができる。
ブロック4の端部に配置される3番目のサイプ53の2点間距離L3はブロック4の中心部に配置される1番目のサイプ51の2点間距離L1の1.1倍以上1.5倍以下にすることが好ましい。これにより、氷上制動性及び耐偏摩耗性の改善効果を十分に得ることができる。2点間距離L3が2点間距離L1の1.1倍未満であるとブロック端部の倒れ込みを抑えるのに十分な剛性を得ることができない。一方、2点間距離L3が2点間距離L1の1.5倍を超えると、それに伴って屈曲部のタイヤ径方向に対する角度θが小さくなり、ブロック端部を倒れ込みを抑える効果が減少する。同様にして、ブロック端部に配置されるサイプがブロック中心部から数えてn番目である場合、n番目のサイプの2点間距離Lnはブロック中心部に配置される1番目のサイプの2点間距離L1の1.1倍以上1.5倍以下にすると良い。
上述した実施形態では、単一のブロック内に2点間距離が互いに異なる3種類のサイプを設けた場合について説明したが、本発明では単一のブロック内に2点間距離が互いに異なる複数種類のサイプを設けた場合、より好ましくは、単一のブロック内に2点間距離が互いに異なる3〜5種類のサイプを設けた場合に上記と同様の作用効果を得ることができる。
タイヤサイズが195/65R15でブロックパターンを有する氷雪路用空気入りタイヤにおいて、ブロックに設けるサイプの形状だけを種々異ならせた従来例及び実施例1〜2のタイヤをそれぞれ製作した。従来例及び実施例1〜2において、サイプは、トレッド面においてジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、かつ該屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状をなす3次元構造を有するものとした。そして、ブロック長手方向の中心部に位置する1番目のサイプの屈曲部の2点間距離L1、1番目のサイプよりもブロック長手方向の端部側に位置する2番目のサイプの屈曲部の2点間距離L2、ブロック長手方向の端部に位置する3番目のサイプの屈曲部の2点間距離L3は、表1のように設定した。
これら試験タイヤについて、下記の試験方法により、氷上制動性及び耐偏摩耗性を評価し、その結果を表1に併せて示した。
氷上制動性能:
試験タイヤをリムサイズ15×6.5JJ、空気圧200kPaの条件で排気量2000ccのFR車に装着し、凍結路面において速度40km/hの走行状態から制動を行い、その制動距離を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど氷上制動性が優れていることを意味する。
耐偏摩耗性:
試験タイヤをリムサイズ15×6.5JJ、空気圧200kPaの条件で排気量2000ccのFR車に装着し、8000km走行後、試験タイヤの各ブロックにおけるヒールアンドトウ摩耗量を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
Figure 2008030665
この表1から判るように、実施例1,2のタイヤは従来例に比べて氷上制動性及び耐偏摩耗性が優れていた。
本発明の実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 図1の氷雪路用空気入りタイヤにおけるブロックの基本構造を示す一部切り欠き斜視図である。 図2のブロックにおけるサイプ内壁面を示す側面図である。 本発明のサイプ構造を適用したブロックを示す平面図である。 図4のブロックに形成された2番目のサイプの内壁面を示し、(a)は側面図、(b)はX−X矢視断面図、(c)はY−Y矢視断面図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 縦溝
3 横溝
4 ブロック
5,51,52,53 サイプ
6,61,62,63 屈曲部
A1,A2,A3 トレッド面側の頂点
B1,B2,B3 サイプ底側の頂点
S トレッド面

Claims (3)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝とを設け、これら縦溝及び横溝によって複数のブロックを区画し、該ブロックにタイヤ幅方向に延びる複数本のサイプを設けた空気入りタイヤにおいて、
    前記サイプは、トレッド面においてジグザグ形状をなし、ブロック内部ではタイヤ径方向の2箇所以上でタイヤ周方向に屈曲してタイヤ幅方向に連なる屈曲部を形成し、かつ該屈曲部においてタイヤ径方向に振幅を持ったジグザグ形状をなす3次元構造を有し、
    前記サイプの屈曲部のトレッド面側の頂点とサイプ底側の頂点との間の2点間距離が前記ブロックの中心部に配置されるサイプよりも前記ブロックの端部に配置されるサイプにて大きくなるように単一ブロック内に前記2点間距離が互いに異なる複数種類のサイプを混在させたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記2点間距離が前記ブロックの中心部に配置されるサイプから前記ブロックの端部に配置されるサイプにかけて徐々に大きくなるように単一ブロック内に前記2点間距離が互いに異なる少なくとも3種類のサイプを混在させたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ブロックの端部に配置されるサイプの2点間距離を前記ブロックの中心部に配置されるサイプの2点間距離の1.1倍以上1.5倍以下にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
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