JP2008030633A - アウターウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアアウターパネルとセンターピラーとの接合部分においても、見栄えの良いアウターウエザストリップを提供する。
【解決手段】アウターウエザストリップ10は、シール部20とモール部30を有する。シール部20は、頭部21と、頭部から下方に延設する本体部22と、本体部の車内側側面に形成されるシールリップ26を有する。ドアアウターパネルがドアのセンターピラーと接合する部分に取り付けられるアウターウエザストリップの接合端末部11では、本体部22とシールリップ26は、センターピラーのドア中央側の側面に当接されるまで延設され、頭部21とモール部30は、センターピラーの車外側面に沿ってドアの側端まで延設されるとともに、頭部21は、モール部30の上面に固定される。
【選択図】図1
【解決手段】アウターウエザストリップ10は、シール部20とモール部30を有する。シール部20は、頭部21と、頭部から下方に延設する本体部22と、本体部の車内側側面に形成されるシールリップ26を有する。ドアアウターパネルがドアのセンターピラーと接合する部分に取り付けられるアウターウエザストリップの接合端末部11では、本体部22とシールリップ26は、センターピラーのドア中央側の側面に当接されるまで延設され、頭部21とモール部30は、センターピラーの車外側面に沿ってドアの側端まで延設されるとともに、頭部21は、モール部30の上面に固定される。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車ドアのドアアウターパネルの上縁に沿って取付けられるアウターウエザストリップに関するものである。
自動車ドアのドアベルトライン、即ちドアパネルの上縁には、ドアガラスとドアアウターパネルの上縁開口との間をカバーして装飾し、シールするアウターウエザストリップが取付けられている。
図5に示すように、アウターウエザストリップ110は、自動車のドア1のドアアウターパネル6の上縁に取付けられて、ドアガラス5の車外側に当接し、シールしている。なお、ドアガラス5の車内側は、インナーウエザストリップ(図示せず)がドア1のインナパネルに取付けられてドアガラス5の車内側をシールしている。
図5に示すように、アウターウエザストリップ110は、自動車のドア1のドアアウターパネル6の上縁に取付けられて、ドアガラス5の車外側に当接し、シールしている。なお、ドアガラス5の車内側は、インナーウエザストリップ(図示せず)がドア1のインナパネルに取付けられてドアガラス5の車内側をシールしている。
図6に示すように、従来のアウターウエザストリップ110は、ドアガラス5とドアアウターパネル6との間をシールするシール部120と、ドアアウターパネル6の上縁を覆い装飾するモール部130を有している。
シール部120は、ドアアウターパネル6に取付けられる本体部122と、本体部122の車内側側面に形成されドアガラス5に当接しドアガラス5の車外側面とアウターウエザストリップ110の間をシールするシールリップ126、127を有している。本体部122の内部には、インサート123が埋設されている。
シール部120は、ドアアウターパネル6に取付けられる本体部122と、本体部122の車内側側面に形成されドアガラス5に当接しドアガラス5の車外側面とアウターウエザストリップ110の間をシールするシールリップ126、127を有している。本体部122の内部には、インサート123が埋設されている。
モール部130は、シール部120と一体的に形成され、本体部122の内部に埋設されたインサート123がモール部130まで一体的に延設されて、ドアアウターパネル6の上端の車外側面を覆うように形成されている。車外側面においては、モール部130が金属色を出す場合には、シール部120を形成するゴム又は合成樹脂等の被覆材が切り剥がされて、ステンレススチール等で形成されたインサート123から延設して埋設された部分がモールとして表面に出され、金属色の装飾を得ることができる。なお、インサート123とモール部130とは別々に形成し、後に合体させて構成することもできる。
フロント側のドア1の後端部分では、図6に示すように、センターピラー2がドアアウターパネル6と接合しており、この部分ではアウターウエザストリップ110は、センターピラー2との重なり合う部分を切欠いて形成されている。
そして、この切欠き部分を保護し、センターピラー2とアウターウエザストリップ110との間をシールするとともに、モール部130の端末を覆うためにゴム又は合成樹脂製のエンドキャップ150が取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この切欠き部分を保護し、センターピラー2とアウターウエザストリップ110との間をシールするとともに、モール部130の端末を覆うためにゴム又は合成樹脂製のエンドキャップ150が取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、この場合は車外側から見て、モール部130の端末部分に色の異なるエンドキャップ150が帯状に見えてデザイン的に好ましくない。また、モール部130とセンターピラー2との間にも色の異なるエンドキャップ150の境界線が線状に存在して、デザイン的に好ましくない。
また、アウターウエザストリップ110をセンターピラー2との接合部分の直前で切断し、センターピラー2とドアアウターパネル6の間に別に形成した部材を嵌挿することも行われているが、この部材とドアアウターパネル6の境界部分が色や光沢が異なるため目立ち、見栄えが良くなかった。
また、アウターウエザストリップ110をセンターピラー2との接合部分の直前で切断し、センターピラー2とドアアウターパネル6の間に別に形成した部材を嵌挿することも行われているが、この部材とドアアウターパネル6の境界部分が色や光沢が異なるため目立ち、見栄えが良くなかった。
そこで本発明は、ドアアウターパネルとセンターピラーとの接合部分においても、見栄えの良いアウターウエザストリップを提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、自動車ドアのドアアウターパネルの上縁に沿って取付けられるアウターウエザストリップにおいて、
アウターウエザストリップは、ドアガラスとドアアウターパネルとの間をシールするシール部と、ドアアウターパネルの上縁を覆い装飾するモール部を有し、
シール部は、ドアアウターパネルの上端を保護し、モール部の上側部を保持する頭部と、頭部から下方に延設されドアアウターパネルに取付けられる本体部と、本体部の車内側側面に形成されドアガラスに当接しドアガラスとアウターウエザストリップの間をシールするシールリップを有し、
ドアアウターパネルがドアのセンターピラーと接合する部分に取り付けられるアウターウエザストリップの接合端末部では、アウターウエザストリップの本体部とシールリップは、センターピラーのドア中央側の側面に当接されるまで延設され、頭部とモール部は、センターピラーの車外側面に沿ってドアの側端まで延設されるとともに、頭部はモール部の上面に固定されるアウターウエザストリップである。
アウターウエザストリップは、ドアガラスとドアアウターパネルとの間をシールするシール部と、ドアアウターパネルの上縁を覆い装飾するモール部を有し、
シール部は、ドアアウターパネルの上端を保護し、モール部の上側部を保持する頭部と、頭部から下方に延設されドアアウターパネルに取付けられる本体部と、本体部の車内側側面に形成されドアガラスに当接しドアガラスとアウターウエザストリップの間をシールするシールリップを有し、
ドアアウターパネルがドアのセンターピラーと接合する部分に取り付けられるアウターウエザストリップの接合端末部では、アウターウエザストリップの本体部とシールリップは、センターピラーのドア中央側の側面に当接されるまで延設され、頭部とモール部は、センターピラーの車外側面に沿ってドアの側端まで延設されるとともに、頭部はモール部の上面に固定されるアウターウエザストリップである。
請求項1の本発明では、アウターウエザストリップは、ドアガラスとドアアウターパネルとの間をシールするシール部と、ドアアウターパネルの上縁を覆い装飾するモール部を有している。このため、アウターウエザストリップをドアアウターパネルの上縁に取り付けることにより、ドアアウターパネルとドアガラスとの間をシールすることができるとともに、ドアアウターパネルの上縁の装飾をすることができる。
シール部は、ドアアウターパネルの上端を保護し、モール部の上側部を保持する頭部を有するため、ドアアウターパネルの上端を外部から見えなくして、モール部の上側部をシール部と固定することができる。
頭部から下方に延設され、ドアアウターパネルに取付けられる本体部を有するために、アウターウエザストリップをドアアウターパネルの上端のフランジの側面に強固に取付けすることができる。
本体部の車内側側面に形成されドアガラスに当接しドアガラスとアウターウエザストリップの間をシールするシールリップを有しているため、ドアガラスの閉時および昇降時にドアガラスとの間を確実にシールすることができる。
頭部から下方に延設され、ドアアウターパネルに取付けられる本体部を有するために、アウターウエザストリップをドアアウターパネルの上端のフランジの側面に強固に取付けすることができる。
本体部の車内側側面に形成されドアガラスに当接しドアガラスとアウターウエザストリップの間をシールするシールリップを有しているため、ドアガラスの閉時および昇降時にドアガラスとの間を確実にシールすることができる。
ドアアウターパネルがドアのセンターピラーと接合する部分に取り付けられるアウターウエザストリップの接合端末部では、アウターウエザストリップの本体部とシールリップは、センターピラーのドア中央側の側面に当接されるまで延設されている。このため、センターピラーのドア中央側の側部を昇降するドアガラスの側端まで確実にシールすることができるとともに、センターピラーがドアの内部に入り込むことを妨げることがない。
頭部とモール部は、センターピラーの車外側面に沿ってドアの側端まで延設されるため、ドアアウターパネルがセンターピラーと接合する部分では、頭部は色も光沢も異なることなく連続し、頭部に見切り線が生ずることがなく、見栄えが良い。また、頭部はモール部の上面に固定されため、頭部が、センターピラーの側端に当接して、モール部からずれることがない。また、モール部の形状を全長に亘り同じにすることができ、製造が容易である。
また、車外側から見た場合には、ドアアウターウエザストリップの車外側から見える範囲の全幅に連続してモール部を設けることができるので、ドアアウターパネルの上縁部の見栄えがよい。
また、車外側から見た場合には、ドアアウターウエザストリップの車外側から見える範囲の全幅に連続してモール部を設けることができるので、ドアアウターパネルの上縁部の見栄えがよい。
請求項2の本発明は、接合端末部では、ドアアウターパネルの側端を覆う端末カバー部が頭部の先端下面に略平面状に形成されたアウターウエザストリップである。
請求項2の本発明では、接合端末部では、ドアアウターパネルの側端を覆う端末カバー部が頭部の先端下面に略平面状に形成されたため、ドアアウターパネルのベルトラインの直下の側端の車外側から車内側にかけての幅全体を端末カバーで覆うことができ、見栄えが良い。
請求項3の本発明は、モール部の先端は、断面L字形に屈曲する端末部を形成し、端末カバー部の車外側の端部は、断面L字形に屈曲する端末屈曲部を形成し、モール部の端末部が端末カバー部の端末屈曲部を覆い保持するアウターウエザストリップである。
請求項3の本発明では、モール部の先端は、断面L字形に屈曲する端末部を形成し、端末カバー部の車外側の端部は、断面L字形に屈曲する端末屈曲部を形成し、モール部の端末部が端末カバー部の端末屈曲部を覆い保持する。このため、モール部の先端の断面L字形に屈曲する端末部が端末カバー部の端部を覆い、ドアアウターパネルの側端において、車外側から端末カバー部が隠れて、モール部で覆うことができ美観が向上する。
請求項4の本発明は、アウターウエザストリップは、モール部を除いて全体が型成形されている。
請求項4の本発明では、アウターウエザストリップは、モール部を除いて全体が型成形されているため、接合端末部と、その他の部分が一体に成形されて、見切り線が生じないため、見栄えが良い。また、型成形のため押出成形と比べて、接合端末部の形状を設計する自由度が向上するとともに、他の部分と同時に形成することができ、成形が容易である。
請求項5の本発明は、シール部の頭部の下には略全長に亘り、モール部の上側部を嵌め込む凹部が形成されているアウターウエザストリップである。
請求項5の本発明では、シール部の頭部の下には略全長に亘り、モール部の上側部を嵌め込む凹部が形成されているため、モール部の上側部をその凹部に確実に保持して、モール部と頭部の境界を直線状に維持することができる。
請求項6の本発明は、アウターウエザストリップの接合端末部では、シール部の頭部は、モール部の上面に両面接着テープで接着されているアウターウエザストリップである。
請求項6の本発明では、アウターウエザストリップの接合端末部では、シール部の頭部は、モール部の上面に両面接着テープで接着されているため、センターピラーとドアアウターパネルの接合部分で、シール部の頭部がずれることがなく、センターピラーとモール部の間に頭部の一部が嵌めこまれて、その隙間をシールすることができる。
請求項7の本発明は、シール部の本体部には、金属又は硬質合成樹脂からなるインサート部材が埋設されているアウターウエザストリップである。
請求項7の本発明では、シール部の本体部には、金属又は硬質合成樹脂からなるインサート部材が埋設されているため、本体部が変形しにくくなり、本体部をドアアウターパネルの上端のフランジに取り付けたときにシールリップの位置の変動が少なくなり、ドアガラスとの間のシール性が向上する。また、頭部の位置の変動も少なくなり、確実にモール部の上側部を保持することができる。
本発明のアウターウエザストリップは、ドアアウターパネルがドアのセンターピラーと接合する接合端末部では、頭部とモール部が、センターピラーの車外側面に沿ってドアの側端まで延設されるため、接合端末部では、頭部に見切り線が生ずることがなく、見栄えが良い。また、接合端末部では、頭部はモール部の上面に固定されため、頭部が、センターピラーの側端に当接して、モール部からずれることがない。また、モール部の形状を全長に亘り同じにすることができ、製造が容易である。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の態様のアウターウエザストリップ10の接合端末部11の形状を示す斜視図である。図2は、接合端末部11をドアアウターパネル6の上縁に取り付けた状態を示す、図1のA−A線に沿った位置での断面図である。図3は、接合端末部11をドアアウターパネル6の側端に取り付けた状態を示す、図1のB−B線に沿った位置での断面図である。図4は、アウターウエザストリップ10の中央部をドアアウターパネル6の上端のフランジ部7に取り付けた状態を示すアウターウエザストリップ一般部分の断面図である。図5は、アウターウエザストリップ10を取り付ける自動車のドア1の部分の側面図である。
図1は、本発明の実施の態様のアウターウエザストリップ10の接合端末部11の形状を示す斜視図である。図2は、接合端末部11をドアアウターパネル6の上縁に取り付けた状態を示す、図1のA−A線に沿った位置での断面図である。図3は、接合端末部11をドアアウターパネル6の側端に取り付けた状態を示す、図1のB−B線に沿った位置での断面図である。図4は、アウターウエザストリップ10の中央部をドアアウターパネル6の上端のフランジ部7に取り付けた状態を示すアウターウエザストリップ一般部分の断面図である。図5は、アウターウエザストリップ10を取り付ける自動車のドア1の部分の側面図である。
アウターウエザストリップ10は、図5に示すように、ドアガラス5が昇降する自動車のドア1のベルトラインであるドアパネルの上縁に取付けられる。
まず、本発明のドアアウターパネル6のベルトラインの一般部分、即ち、センターピラー2とドアアウターパネル6が接合する部分以外のドアアウターパネル6の断面形状を図4に基づき説明する。
まず、本発明のドアアウターパネル6のベルトラインの一般部分、即ち、センターピラー2とドアアウターパネル6が接合する部分以外のドアアウターパネル6の断面形状を図4に基づき説明する。
アウターウエザストリップ10は、ドアガラス5とドアアウターパネル6との間をシールするシール部20と、ドアアウターパネル6の上縁を覆い装飾するモール部30から形成されている。本実施の形態では、シール部20とモール部30は別々に形成され、その後、接着剤等で一体に固定するが、シール部20を成形するときにモール部30を構成する部材を成形金型に嵌めこみ、一体的に成形することもできる。
シール部20は、頭部21、本体部22、第1シールリップ26と第2シールリップ27から形成される。
頭部21の断面形状は、上面が車外方向に下がった斜面状であり、断面形状が略三角形状に形成される。車内側の先端はリップ状に形成され、車外側の下面は平面状に形成されている。
頭部21の断面形状は、上面が車外方向に下がった斜面状であり、断面形状が略三角形状に形成される。車内側の先端はリップ状に形成され、車外側の下面は平面状に形成されている。
頭部21から下方に本体部22が延設されている。本体部22は略板状に形成される。本体部22の内部には、金属又は硬質合成樹脂からなるインサート23が埋設されている。このため、本体部22の剛性が増加し、変形しにくくなる。本体部22は、ネジ又はクリップ等でドアアウターパネル6の上端のフランジ部7に固着される。本体部22にインサート23が埋設されているため、本体部22をドアアウターパネル6の上端のフランジ部7に取り付けたときに本体部22が確実に固定され、第1シールリップ26と第2シールリップ27の位置の変動が少なくなり、ドアガラス5との間のシール性が向上する。また、頭部21の位置の変動も少なくなり、確実にモール部30の上側部31を保持することができる。
頭部21の車外側の斜面の下に、若干隙間を空けて本体部22の上部から車外側に略水平に突出する保持リップ25が形成される。この保持リップ25と頭部21との間に凹部24が形成され、この凹部24に上述するように、モール部30の上側部31が挿入され固定される。保持リップ25の下面には、ドアアウターパネル6のフランジ部7の上端が当接し、上端を覆うことができ、アウターウエザストリップ10の取付位置決めができ、ドアアウターパネル6のフランジ部7の側面は、本体部22の車外側面に密着し、アウターウエザストリップ10はドアアウターパネル6に固定される。
本体部22の車内側側面には、ドアガラス5に当接しドアガラス5とアウターウエザストリップ10の間をシールする第1シールリップ26と第2シールリップ27が形成されている。このため、ドアガラス5との間で2重にシールすることができる。本実施の形態では、2本のシールリップを形成したが、1本でもシールすることができる。第1シールリップ26は、本体部22の略中央付近から斜め上方に形成されている。このため、ドアガラス5が車外側に移動して第1シールリップ26を車外側に押しても第1シールリップ26の先端が頭部21から突出することがなく見栄えが良い。
また、第2シールリップ27は、本体部22の下端から斜め上方に形成されている。このため、ドアガラス5が車外側に移動して第2シールリップ27を車外側に押しても第2シールリップ27の先端が第1シールリップ26と接触することがなく、第2シールリップ27の先端がドアガラス5に強く圧接することがなく、ドアガラス5の昇降をスムースに行うことができる。
また、第1シールリップ26と第2シールリップ27の表面には、短繊維が植毛された植毛部が設けられている。植毛部は、ドアガラス5が昇降するときに、ドアガラス5と接触して、ドアガラス5との摺動抵抗を下げることができ、スムースなドアガラス5の昇降ができる。この植毛の代わりに第1シールリップ26と第2シールリップ27の表面に低摺動抵抗の材料を使用することができ、例えばウレタン塗料やシリコン塗料の塗布、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂の溶着等を適用することができる。この場合でも、ドアガラス5の昇降をスムースに行うことができ、異音の発生を防止することができる。
次に、フロント側のドア1において、ドアアウターパネル6とセンターピラー2の接合する部分である、ドア1のベルトラインの後端部分に取り付けられるアウターウエザストリップ10の接合端末部11の形状について説明する。図5に示すように、フロント側のドア1では、接合する部分はドア1のリヤ側の側端であるが、リヤ側のドアでは、ドアアウターパネル6とセンターピラー3の接合する部分は、フロント側の側端である。
アウターウエザストリップ10のシール部20は、頭部21が、ドアの側端まで一体的に延設される。このため、接合端末部11と他の部分との間はスムースに連続しており、境界を意識できるような線が存在しないため、見栄えが良い。
頭部21は、図2に示すように、モール部30の上側部31の上面に、両面接着テープ29で接着されている。このため、センターピラー2とドアアウターパネル6の接合部分で、シール部20の頭部21がずれることがなく、センターピラー2及びセンターピラーガーニッシュとモール部30の上側部31の間の隙間に頭部21の一部が勘合され、センターピラー2の先端部分を覆うことができる。
頭部21は、図2に示すように、モール部30の上側部31の上面に、両面接着テープ29で接着されている。このため、センターピラー2とドアアウターパネル6の接合部分で、シール部20の頭部21がずれることがなく、センターピラー2及びセンターピラーガーニッシュとモール部30の上側部31の間の隙間に頭部21の一部が勘合され、センターピラー2の先端部分を覆うことができる。
本体部22と第1シールリップ26及び第2シールリップ27は、この接合端末部11の部分までは延設されていない。即ち、本体部22と第1シールリップ26及び第2シールリップ27のそれぞれの側端は、センターピラー2のフロント側の側面、即ち、ドア中央側の側面に当接する部分まで存在する。このため、センターピラー2がドアアウターパネル6の内部に入り込むことができるとともに、アウターウエザストリップ10とセンターピラー2のフロント側の側面との間の隙間をなくすことができる。
リヤ側のドア1においては、センターピラー3は、フロント側にあるため、本体部22と第1シールリップ26及び第2シールリップ27のそれぞれの側端は、センターピラー3のドア中央側であるリヤ側の側端に当接する。いずれにしても、本体部22と第1シールリップ26及び第2シールリップ27のそれぞれの側端は、ドア中央側を向いたセンターピラー2、3の側端に当接するように形成される。
頭部21の先端の下面には、端末カバー部12が略平面状に一体的に形成されている。端末カバー部12は、図3に示すように、ドア1のドアアウターパネル6の側端を覆うように形成される。端末カバー部12の車外側先端には、断面L字形に屈曲する端末屈曲部13が形成されている。また、端末カバー部12のリヤ側面の中央付近には、端末段部14が形成されている。また、車内側では、ドアインナーパネル8に取り付けられたピラーカバー40の先端が、端末カバー部12の先端に当接して、ドア1の側端を完全に覆うことができる。
モール部30の先端は、断面L字形に屈曲する端末部33が形成されている。また、モール部30の先端の裏面には、硬質ゴムあるいは合成樹脂製の保持部材34が取り付けられている。そして、図3に示すように、端末カバー部12の端末屈曲部13が、モール部30の端末部33と保持部材34の先端との間にはめ込まれる。このため、端末カバー部12の断面L字形に屈曲する端末屈曲部13がドアアウターパネル6の側端に係合し、その端末屈曲部13をモール部30の先端の断面L字形に屈曲する端末部33が覆い、端末屈曲部13を保持することができる。
従って、ドアアウターパネル6の側端に確実に係合することができるとともに、ドアアウターパネル6及びドアインナーパネル8の側端において、車外側から見て、端末カバー部12が隠れて、モール部30が連続して見えるため美観が向上する。
また、モール部30の端末部33の先端が、端末カバー部12の端末段部14の部分に当接することにより、端末部33と端末カバー部12の間の段差をなくすことができ、美観に優れている。
また、モール部30の端末部33の先端が、端末カバー部12の端末段部14の部分に当接することにより、端末部33と端末カバー部12の間の段差をなくすことができ、美観に優れている。
なお、モール部30は、亜鉛ダイキャスト材、金属光沢を有する合成樹脂積層フィルムを表面に有する硬質合成樹脂等を使用することができる。
モール部30は、接合端末部11に対応する部分でも、他の部分と同様に一定の幅で連続した形状にすることができ、接合端末部11に対応する部分と他の部分との間に境界を示すような不連続な部分を生じることがない。
なお、モール部30を保持するために、接合端末部11の近傍の保持リップ25に保持凸部28を設けることができる。
モール部30は、接合端末部11に対応する部分でも、他の部分と同様に一定の幅で連続した形状にすることができ、接合端末部11に対応する部分と他の部分との間に境界を示すような不連続な部分を生じることがない。
なお、モール部30を保持するために、接合端末部11の近傍の保持リップ25に保持凸部28を設けることができる。
次に、アウターウエザストリップ10の製造方法を説明する。
アウターウエザストリップ10のシール部20は、全体を射出成形又は注入成形により成形金型を使用して成形される。インサート23を成形金型に装着し、NBRとPVCをブレンドした材料等の合成ゴムあるいはオレフィン系熱可塑性エラストマーを射出又は注入する。このため、形状が複雑な接合端末部11を他の部分と同時に成形することができる。
アウターウエザストリップ10のシール部20は、全体を射出成形又は注入成形により成形金型を使用して成形される。インサート23を成形金型に装着し、NBRとPVCをブレンドした材料等の合成ゴムあるいはオレフィン系熱可塑性エラストマーを射出又は注入する。このため、形状が複雑な接合端末部11を他の部分と同時に成形することができる。
1 ドア
2 センターピラー
6 ドアアウターパネル
10 アウターウエザストリップ
11 接合端末部
12 端末カバー部
20 シール部
21 頭部
22 本体部
23 インサート
26 第1シールリップ
27 第2シールリップ
30 モール部
2 センターピラー
6 ドアアウターパネル
10 アウターウエザストリップ
11 接合端末部
12 端末カバー部
20 シール部
21 頭部
22 本体部
23 インサート
26 第1シールリップ
27 第2シールリップ
30 モール部
Claims (7)
- 自動車ドアのドアアウターパネルの上縁に沿って取付けられるアウターウエザストリップにおいて、
該アウターウエザストリップは、ドアガラスと上記ドアアウターパネルとの間をシールするシール部と、上記ドアアウターパネルの上縁を覆い装飾するモール部を有し、
上記シール部は、上記ドアアウターパネルの上端を保護し、上記モール部の上側部を保持する頭部と、該頭部から下方に延設され上記ドアアウターパネルに取付けられる本体部と、該本体部の車内側側面に形成されドアガラスに当接し上記ドアガラスと上記アウターウエザストリップの間をシールするシールリップを有し、
上記ドアアウターパネルがドアのセンターピラーと接合する部分に取り付けられる上記アウターウエザストリップの接合端末部では、上記アウターウエザストリップの本体部とシールリップは、上記センターピラーのドア中央側の側面に当接されるまで延設され、上記頭部と上記モール部は、上記センターピラーの車外側面に沿って上記ドアの側端まで延設されるとともに、上記頭部は、上記モール部の上面に固定されることを特徴とするアウターウエザストリップ。 - 上記接合端末部では、上記ドアアウターパネルの側端を覆う端末カバー部が上記頭部の先端下面に略平面状に形成された請求項1に記載のアウターウエザストリップ。
- 上記モール部の先端は、断面L字形に屈曲する端末部を形成し、上記端末カバー部の車外側の端部は、断面L字形に屈曲する端末屈曲部を形成し、上記モール部の端末部が上記端末カバー部の端末屈曲部を覆い保持する請求項2に記載のアウターウエザストリップ。
- 上記アウターウエザストリップは、モール部を除いて全体が型成形されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアウターウエザストリップ。
- 上記シール部の頭部の下には略全長に亘り、上記モール部の上側部を嵌め込む凹部が形成されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のアウターウエザストリップ。
- 上記アウターウエザストリップの接合端末部では、上記シール部の頭部は、上記モール部の上面に両面接着テープで接着されている請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のアウターウエザストリップ。
- 上記シール部の本体部には、金属又は硬質合成樹脂からなるインサート部材が埋設されている請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のアウターウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006206896A JP2008030633A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | アウターウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006206896A JP2008030633A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | アウターウエザストリップ |
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JP2008030633A true JP2008030633A (ja) | 2008-02-14 |
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ID=39120502
Family Applications (1)
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JP2006206896A Withdrawn JP2008030633A (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | アウターウエザストリップ |
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JP (1) | JP2008030633A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111002807A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-14 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 车门玻璃外挡水条 |
-
2006
- 2006-07-28 JP JP2006206896A patent/JP2008030633A/ja not_active Withdrawn
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CN111002807A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-14 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 车门玻璃外挡水条 |
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