JP2008015908A - 期限付商品管理装置及び期限付商品管理プログラム - Google Patents

期限付商品管理装置及び期限付商品管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】期限付商品を商品コードで管理しつつ、各期限付商品の滞留期間を管理する。
【解決手段】各種期限付商品の種類を識別する各商品コードにそれぞれ対応して、当該商品コードで特定される商品の販売可能期間が予め設定された商品期限ファイルを設ける。期限付商品の販売終了の際に商品毎に生成される当該商品の商品コード,販売終了日時及び販売期限日時を含む期限付商品処理データを取得し、この期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで商品期限ファイルを検索して、当該商品識別コードに対応して設定されている販売可能期間のデータを取得する。期限付商品処理データに含まれる販売終了日時及び販売期限日時と、同期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで商品期限ファイルを検索して得られた販売可能期間との各データにより当該商品識別コードで特定される商品の販売開始から販売終了までの商品滞留期間を算出する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、生鮮品等の食品のように販売可能な期間が定められた各種期限付商品に関するデータを管理する期限付商品管理装置及びコンピュータを前記期限付商品管理装置として機能させるためのコンピュータ読取り可能な期限付商品管理プログラムに関する。
一般に、食品には、その食品が容器包装に入ったまま開封されない状態で正しい方法に従って保存されている場合に、その食品の製造者がその食品に期待される品質を保持し得ると認める期限である消費期限や賞味期限(または品質保持期限)が表示されている。
通常、その品質が製造日を含めて概ね5日以内で急速に劣化してしまうもので、たとえ正しい状態で正しい方法で保存されていたとしても期限を超えてしまうと食品としての安全性を十分に確保できないもの、例えば弁当,調理パン,惣菜,食肉,生菓子等には、特にその食品が消費に適するか適さないかの区切りとなる消費期限が使用される。これに対し、それよりも品質が劣化し難い食品、例えばハム・ソーセージ,牛乳,缶詰,冷凍食品,調味料等には賞味期限が使用される。なお、これらの表示期限は、あくまでも“一つの目安”にしか過ぎないものであり、決して絶対的なものではないということは言うまでもない。
このような期限は、その食品が小売販売される際に販売が可能な期間の基準情報としても利用され、期限切れ間近な食品は、見切り商品として通常価格よりも安く売られたり、売られることなく廃棄されている。
これらの期限付商品は、製造されてから販売されるまでの期間、いわゆる商品滞留期間を把握することによって廃棄ロスを削減できるようになる。つまり、商品滞留期間が長い商品は、その分、廃棄される可能性が高まるので、商品滞留期間が短くなるように製造数を調整することで廃棄ロスを減らすことができる。
従来、期限付商品の滞留期間を管理するシステムとして次のものが知られていた。すなわち、個々の商品を個体として識別するための個体識別子を含むバーコードを各商品に付するとともに、この個体識別子と、当該識別子により識別される個々の商品に関する個体情報とを関連付けて記憶する商品データベースを備える。個体情報には、陳列前の情報として製造年月日及び時分の情報と販売期限に関する情報とが含まれる。また、販売または廃棄後の情報として販売年月日及び時分の情報または廃棄年月日及び時分の情報が含まれる。しかして、販売年月日及び時分または廃棄年月日及び時分の情報と、製造年月日及び時分の情報とから、各商品の個体毎に滞留期間を算出するというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−110764号公報
しかしながら、上述した従来のシステムでは、期限付商品の滞留期間を管理するために、個々の商品を個体として識別するための個体識別子を各商品に付するとともに、この個体識別子と関連付けて製造年月日及び時分や販売または廃棄の年月日及び時分の情報を記憶した商品データベースを備えなければならなかった。
このため、期限付商品を通常のJANコードで用いられる商品識別コードによる分類単位でなく、個々の個体として管理しなければならない煩わしさがある上、大容量の商品データベースが必要となるためコスト高になると懸念があった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、期限付商品を個々の個体ではなく分類単位で管理すればよい上、大容量の商品データベースを必要とせずコストを低減できる期限付商品管理装置及びコンピュータを当該期限付商品管理装置として機能させるための期限付商品管理プログラムを提供しようとするものである。
本発明の期限付商品管理装置は、販売可能な期間が定められた各種期限付商品に関するデータを管理するものであって、各種期限付商品の種類を識別する各商品識別コードにそれぞれ対応して、当該商品識別コードで特定される商品の販売可能期間が予め設定された商品期限ファイルと、期限付商品の販売終了の際に商品毎に生成される当該商品の商品識別コード,販売終了日時及び販売期限日時を含む期限付商品処理データを取得する処理データ取得手段と、処理データ取得手段により得られた期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで商品期限ファイルを検索して、当該商品識別コードに対応して設定されている販売可能期間のデータを取得するファイル検索手段と、処理データ取得手段により得られた期限付商品処理データに含まれる販売終了日時及び販売期限日時と、同期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで商品期限ファイルを検索して得られた販売可能期間との各データにより当該商品識別コードで特定される商品の販売開始から販売終了までの商品滞留期間を算出する商品滞留期間演算手段と、処理データ取得手段により得られた期限付商品処理データ毎に商品滞留期間演算手段により算出された商品滞留期間を管理する滞留期間管理手段とを備えたものである。
また、本発明の期限付商品管理プログラムは、コンピュータに、各種期限付商品の種類を識別する各商品識別コードにそれぞれ対応して当該商品識別コードで特定される商品の販売可能期間が予め設定された商品期限ファイルを記憶するファイル記憶機能と、期限付商品の販売終了の際に商品毎に生成される当該商品の商品識別コード,販売終了日時及び販売期限日時を含む期限付商品処理データを取得する処理データ取得機能と、この処理データ取得機能により得られた期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで商品期限ファイルを検索して、当該商品識別コードに対応して設定されている販売可能期間のデータを取得するファイル検索機能と、処理データ取得機能により得られた期限付商品処理データに含まれる販売終了日時及び販売期限日時と、同期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで商品期限ファイルを検索して得られた販売可能期間との各データにより当該商品識別コードで特定される商品の販売開始から販売終了までの商品滞留期間を算出する商品滞留期間演算機能と、処理データ取得機能により得られる期限付商品処理データ毎に商品滞留期間演算機能により算出された商品滞留期間を管理する滞留期間管理機能とを実現させるものである。
なお、商品滞留期間は、例えば演算式「商品滞留期間=販売可能期間−(販売期限日時−販売終了日時)」によって算出される。
かかる手段を講じた本発明によれば、期限付商品を個々の個体ではなく分類単位で管理すればよい上、大容量の商品データベースを必要とせずコストを低減できる期限付商品管理装置及びコンピュータを当該期限付商品管理装置として機能させるための期限付商品管理プログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗で導入されているPOS(Point Of Sales)システムのストアサーバに、本発明に係る期限付商品管理プログラムをインストールすることによって、当該ストアサーバを期限付商品管理装置として機能させる場合である。
図1は本実施の形態におけるPOSシステムの概略図を示している。このPOSシステムは、それぞれバーコードを読取るためのスキャナ1を備えた複数台(図では2台)のPOS端末2と、その上位機として機能するストアサーバ3と、各種帳票等を印刷するためのプリンタ4を制御するプリンタサーバ5とを備えている。各POS端末2とストアサーバ3とプリンタサーバ5とは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク6を介して接続されている。
さて、このようなPOSシステムが構築される店舗では、販売対象の各種商品にそれぞれバーコードが付与されている。バーコードには、一般に、メーカー段階で商品に印刷されるソースマーキングコードと、店舗内でマーキングされるインストアマーキングコードとがあり、我が国ではJANコードと称されるコードが主に用いられている。
13桁からなる標準タイプのソースマーキングコードの場合、その内訳は左から2桁が国コードを示し、次の5桁がメーカコードを示し、次の5桁が商品識別コード(以下、商品コードと略称する)を示し、最後の1桁が誤読防止のためのチェックデジットを示している。商品コードは、商品名の違いや小売価格の違い等に応じてそれぞれ異なるように設定される最小分類単位のコードである。ソースマーキングコードには価格データが含まれない。このため、各種商品の商品コードにそれぞれ対応して価格データがプリセットされた商品マスタファイルがストアサーバ3に設けられている。POS端末2は、スキャナ1で読取ったバーコードから商品コードを検出し、この商品コードに対応して設定された価格データをストアサーバに問合せ、取得した価格データに基づいて当該バーコードが付与された商品の販売データを登録処理する。このような方式をPLU(Price Look Up)方式と称している。
一方、インストアマーキングコードの場合は、左から2桁がインストアコードを示し、最後の1桁がチェックデジットを示す他は特に制約がなく、残りはユーザが自由に設定できる。この残りの桁で商品コードを示し、価格データを含まないものをPLUタイプと称する。また、この残りの桁で商品コードと価格データとを示し、ストアサーバ3への価格問合せを行わないものをNON−PLUタイプと称する。
さて、本実施の形態においては、各種商品のうち消費期限あるいは賞味期限と呼ばれる販売可能な期限が設定されていない日用品等の期限無商品については、それぞれ13桁または8桁のJANコードからなるソースマーキングコードまたはインストアマーキングコードを示すバーコードが付与されている。これに対し、消費期限あるいは賞味期限と呼ばれる販売可能な期限が設定された食品等の期限付商品については、図2に示すように、13桁のJANコード(ソースマーキングコードまたはインストアマーキングコード)に、12桁の期限日時を含む情報と、1桁の誤読防止用のチェックデジットを付加してなる26桁の期限付バーコードが付与されている。例えば期限日時は、左から2桁で期限月MMを示し、次の2桁で期限日DDを示し、次の2桁で時刻HHを示す。残りの6桁の情報YYYYYYは、例えばこのバーコードが付与された商品の販売日時から期限日時までの猶予期間が所定期間以下のときの値引価格とする。
なお、期限日時の表現方法はこれに限定されるものではない。例えば左から3桁で1月1日からの経過日数を示し、次の2桁で時刻を示してもよい。また、1月1日からの経過日数で期限の月日を特定するのでなく、12月31日までの残りの日数で月日を特定してもよい。このような方法を採用することにより、残りの情報の桁数を7桁に増やすことができる。
図3はPOS端末2の要部構成を示すブロック図である。POS端末2は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)11を搭載している。そしてこのCPU11に、アドレスバス,データバス等のバスライン12を介してROM(Read Only Memory)13,RAM(Random Access Memory)14,時計部15,通信インターフェイス16,スキャナインターフェイス17,I/Oポート18,キーボードコントローラ19,第1の表示コントローラ20,第2の表示コントローラ21及びプリンタコントローラ22を接続して、POS端末2の制御回路を構成している。
I/Oポート18には、「登録」,「点検」,「精算」等の各種業務モードを選択するためのモードスイッチ23が接続されており、このモードスイッチ23のモード選択信号が入力される。また、現金等を収容するためのドロワ24も上記I/Oポート18に接続されており、会計時等にI/Oポート18からドロワ24に対して開放駆動信号が出力されて、ドロワ24が自動開放するようになっている。
キーボードコントローラ19には、置数キー,小計キー,預/現計キー,値引キー等の種々のキーが配設されたキーボード25が接続されており、このキーボード25の操作キーに対応したキー信号が入力される。第1の表示コントローラ20には、キャッシャ等のオペレータに対する情報を表示するためのオペレータ用表示器26が接続されており、この表示器26の表示動作を制御する。第2の表示コントローラ21には、買物客に対する情報を表示するための客用表示器27が接続されており、この表示器27の表示動作を制御する。プリンタコントローラ22には、レシート印字等を行うためのプリンタ28が接続されており、このプリンタ28の印字動作を制御する。
時計部15は、現在の日付及び時刻を計時するものである。通信インターフェイス16は、ネットワーク6を介して接続されたストアサーバ等とのデータ通信を司る。スキャナインターフェイス17は、前記スキャナ1で読取られたバーコードデータを取り込む。
かかる構成のPOS端末2は、モードスイッチ23により「登録」モードが選択されている状態において、スキャナ1によりバーコードが読取られ、そのバーコードデータがスキャナインターフェイス17を介して入力されると、CPU11が図4の流れ図に示すスキャニング入力処理を実行する。
先ずCPU11は、売上業務中なのか廃棄業務中なのかを判断する。RAM14には業務フラグが記憶されている。業務フラグは、売上業務中のとき“0”であり、廃棄業務中になると“1”となる。当該POS端末2は、「登録」モードのとき通常は売上業務が選択されている。しかし、キーボード25に設けられた廃棄キーが操作入力されると廃棄業務に切り換わる。その後、廃棄業務の終了を宣言するキー、例えば預/現計キーが操作入力されると、売上業務に戻る。CPU11は、上記業務フラグの状態から売上業務中なのか廃棄業務中なのかを判別することができる。
売上業務中であると判別された場合には(ST1のYES)、客が購入する商品のバーコードがスキャナ1で読取られたので、CPU11は、図5の流れ図に具体的に示す商品売上処理を実行する(ST3)。
先ず、読取られたバーコードが26桁の期限付バーコードなのか13桁の標準バーコードなのかを判断する(ST11)。期限付バーコードであった場合には(ST11のYES)、CPU11は、この期限付バーコードのデータを解析して、当該バーコードに組み込まれた期限日時のデータを取得する。そして、時計部15にて計時されている現在日時に対して期限日時が経過しているか否かを判断する(ST12)。期限日時が経過している場合には(ST12のYES)、期限切れの警告メッセージをオペレータ用表示器26に表示させて、キャッシャに警告を促す(ST13)。そして、この商品売上処理を終了する。
これに対し、期限日時が経過していない場合(ST12のYES)、及び、読取られたバーコードが期限付バーコードでなく標準バーコードであった場合には(ST11のNO)、CPU11は、商品売上データ処理を行う(ST14)。
すなわち、スキャナ1で読取られたバーコードデータが価格データを含まないPLUタイプであった場合には、このバーコードデータから取得した商品コードでストアサーバ3に価格データを問合せる。そして、ストアサーバ3から応答された価格データに販売点数を乗算して販売金額を算出する。なお、販売点数は、バーコードの入力直前に置数キーで数値が置数されていた場合にはその数値とし、置数されていない場合には“1”とする。CPU11は、バーコードデータから取得した商品コードと、上記販売点数及び販売金額とを、RAM14の売上メモリ領域に登録処理する。
一方、スキャナ1で読取られたバーコードデータが価格データを含むNON−PLUタイプであった場合には、このバーコードデータから取得した価格データと販売点数とを乗算して販売金額を算出する。そして、このバーコードデータから取得した商品コードと、上記販売点数及び販売金額とを、RAM14の売上メモリ領域に登録処理する。
商品売上データ処理を終了すると、次にCPU11は、この売上処理された商品に関するトランザクションデータ、いわゆる商品売上トランザクションデータを作成する。そして、この商品売上トランザクションデータをRAM14のトランザクションバッファに格納する(ST15)。
商品売上トランザクションデータの主要なデータ構造を図6の模式図で示す。図示するように、商品売上トランザクションデータには、商品コード,区分,販売金額,販売点数,販売日時及び期限日時の各項目データが含まれる。ここで項目「商品コード」は、バーコードデータから取得したものである。項目「区分」は、当該トランザクションデータが商品売上のデータであるか否かを識別するためのもので、本実施の形態では、商品売上トランザクションデータの場合は“1”とする。項目「販売金額」及び「販売点数」は、商品売上データ処理で登録処理した値である。項目「販売日時」は、時計部15にて計時されている現在の年月日YYYYMMDD及び時刻HHである。項目「期限日時」は、期限無し商品の場合は“0”(未設定)であり、期限付商品の場合は、その期限付バーコードに含まれている期限日時の年月日YYYYMMDD及び時刻HHである。なお、期限付バーコードに含まれている期限日時が年YYYYを含まない場合は、時計部15にて計時されている現在の年YYYYを付加する。
図4のスキャニング入力処理において、売上業務中でなく廃棄業務中であると判別された場合には(ST2のYES)、売場から廃棄する商品のバーコードがスキャナ1で読取られたので、CPU11は、図7の流れ図に具体的に示す商品廃棄処理を実行する(ST4)。
先ず、読取られたバーコードが26桁の期限付バーコードなのか13桁の標準バーコードなのかを判断する(ST21)。期限付バーコードであった場合には(ST21のYES)、CPU11は、この期限付バーコードのデータを解析して、当該バーコードに付加された期限日時のデータを取得する。そして、時計部15にて計時されている現在日時に対して期限日時が経過しているか否かを判断する(ST22)。期限日時が経過していない場合には(ST22のYES)、期限切れでない旨の警告メッセージをオペレータ用表示器26に表示させて、キャッシャに警告を促す(ST23)。そして、この商品廃棄処理を終了する。
これに対し、期限日時が経過していない場合(ST22のYES)、及び、読取られたバーコードが期限付バーコードでなく標準バーコードであった場合には(ST21のNO)、CPU11は、商品廃棄データ処理を行う(ST24)。
すなわち、スキャナ1で読取られたバーコードデータが価格データを含まないPLUタイプであった場合には、このバーコードデータから取得した商品コードでストアサーバ3に価格データを問合せる。そして、ストアサーバ3から応答された価格データに廃棄点数を乗算して廃棄金額を算出する。なお、廃棄点数は、バーコードの入力直前に置数キーで数値が置数されていた場合にはその数値とし、置数されていない場合には“1”とする。CPU11は、バーコードデータから取得した商品コードと、上記廃棄点数及び廃棄金額とを、RAM14の廃棄メモリ領域に登録処理する。
一方、スキャナ1で読取られたバーコードデータが価格データを含むNON−PLUタイプであった場合には、このバーコードデータから取得した価格データと廃棄点数とを乗算して廃棄金額を算出する。そして、このバーコードデータから取得した商品コードと、上記廃棄点数及び廃棄金額とを、RAM14の廃棄メモリ領域に登録処理する。
商品廃棄データ処理を終了すると、次にCPU11は、この廃棄処理された商品に関するトランザクションデータ、いわゆる商品廃棄トランザクションデータを作成する。そして、この商品廃棄トランザクションデータをRAM14のトランザクションバッファに格納する(ST25)。
商品廃棄トランザクションデータの主要なデータ構造を図8の模式図で示す。図示するように、商品廃棄トランザクションデータには、商品コード,区分,廃棄金額,廃棄点数,廃棄日時,期限日時の各項目のデータが含まれる。ここで項目「商品コード」は、バーコードデータから取得したものである。項目「区分」は、当該トランザクションデータが商品廃棄のデータであるか否かを識別するためのもので、本実施の形態では、商品廃棄トランザクションデータの場合は“2”とする。項目「廃棄金額」及び「廃棄点数」は、商品廃棄データ処理で登録処理した値である。項目「廃棄日時」は、時計部15にて計時されている現在の年月日YYYYMMDD及び時刻HHである。項目「期限日時」は、期限無し商品の場合は“0”(未設定)であり、期限付商品の場合は、その期限付バーコードに含まれている期限日時の年月日YYYYMMDD及び時刻HHである。なお、期限付バーコードに含まれている期限日時が年YYYYを含まない場合は、時計部15にて計時されている現在の年YYYYを付加する。
各POS端末2のトランザクションバッファに格納された商品売上トランザクションデータ及び商品廃棄トランザクションデータは、適時、ネットワーク6を介してストアサーバ3に転送される。ストアサーバ3においては、各POS端末2から収集した商品売上トランザクションデータ及び商品廃棄トランザクションデータに基づいて、商品別あるいは時間帯別に売上データや廃棄データが集計される。そして、これらの集計結果を示す売上分析レポートがプリンタ4から印刷出力されるようになっている。
またストアサーバ3は、消費期限あるいは賞味期限と呼ばれる販売可能な期限が設定された食品等の期限付商品に関する種々のデータを管理する期限付商品管理機能を有している。この機能は、予めインストールされた期限付商品管理プログラムによって実現される。
なお、期限付商品管理プログラムは、ネットワークからストアサーバ3にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものをストアサーバ3にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつストアサーバ3が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能はストアサーバ3内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
図9は上記ストアサーバ3が有する期限付商品管理機能を説明するための模式図である。同図において、商品売上トランザクションファイル31は、各POS端末2から収集した商品売上トランザクションデータを蓄積保存するためのデータファイルである。商品廃棄トランザクションファイル32は、各POS端末2から収集した商品廃棄トランザクションデータを蓄積保存するためのデータファイルである。
ストアサーバ3は、例えば毎営業日の所定の時刻になると、上記商品売上トランザクションファイル31及び商品廃棄トランザクションファイル32を参照して、図10の流れ図に具体的に示す期限付商品トランザクション抽出処理33を開始する。
ストアサーバ3は、先ず、ST31としてトランザクションデータの抽出期間を設定する。例えば、前日の所定の時刻から当日の所定の時刻までを抽出期間として設定する。次に、ST32としてレコードカウンタnを一旦“0”にリセットする。しかる後、ST33としてこのレコードカウンタnを“1”だけカウントアップする。そして、ST34として商品売上トランザクションファイル31からn番目(nはレコードカウンタnの値)のレコード(商品売上トランザクションデータ)を読み出す。
ここで、商品売上トランザクションファイル31にn番目のレコードが保存されており、読み出すことができた場合には(ST35のYES)、ストアサーバ3は、ST36としてこのn番目のレコードである商品売上トランザクションデータの販売日時が前記抽出期間内か否かを判断する。抽出期間外であった場合には(ST36のNO)、ST33の処理に戻り、レコードカウンタnをさらに“1”だけカウントアップして、商品売上トランザクションファイル31からn番目のレコードを読み出す。
一方、商品売上トランザクションファイル31から読み出した商品売上トランザクションデータの販売日時が抽出期間内であった場合には(ST36のYES)、ストアサーバ3は、ST37としてこの商品売上トランザクションデータに期限日時が設定されているか否かを判断する。項目「期限日時」のデータが“0”であった場合には期限日時が未設定なので(ST37のNO)、ST33の処理に戻る。そして、レコードカウンタnをさらに”1”だけカウントアップして、商品売上トランザクションファイル31からn番目のレコードを読み出す。
これに対し、項目「期限日時」のデータが年月日及び時刻を示すデータYYYYMMDDHHであった場合には、期限日時が設定されているので(ST37のYES)、ストアサーバ3は、ST38としてこの商品売上トランザクションデータを期限付商品トランザクションファイル34に保存する(処理データ取得手段)。その後、ST33の処理に戻り、レコードカウンタnをさらに”1”だけカウントアップして、商品売上トランザクションファイル31からn番目のレコードを読み出す。
このように、ストアサーバ3は、商品売上トランザクションファイル31から順番に商品売上トランザクションデータを読み出す。そして、販売日時が抽出期間内のデータでかつ期限日時が設定されていたデータを検出したならば、このデータを期限付商品トランザクションファイル34に順次追加する。
そして、商品売上トランザクションファイル31からn番目のレコードを読み出せなくなったならば(ST35のNO)、ストアサーバ3は、商品廃棄トランザクションファイル32に対して同様な処理を実行する。すなわち、ST39としてレコードカウンタnを再度“0”にリセットする。しかる後、ST40としてこのレコードカウンタnを“1”だけカウントアップする。そして、ST41として商品廃棄トランザクションファイル32からn番目(nはレコードカウンタnの値)のレコード(商品廃棄トランザクションデータ)を読み出す。
ここで、商品廃棄トランザクションファイル32にn番目のレコードが保存されており、読み出すことができた場合には(ST42のYES)、ストアサーバ3は、ST43としてこのn番目のレコードである商品廃棄トランザクションデータの廃棄日時が前記抽出期間内か否かを判断する。抽出期間外であった場合には(ST43のNO)、ST40の処理に戻り、レコードカウンタnをさらに”1”だけカウントアップして、商品廃棄トランザクションファイル32からn番目のレコードを読み出す。
一方、商品廃棄トランザクションファイル32から読み出した商品廃棄トランザクションデータの廃棄日時が抽出期間内であった場合には(ST43のYES)、ストアサーバ3は、ST44としてこの商品廃棄トランザクションデータに期限日時が設定されているか否かを判断する。項目「期限日時」のデータが“0”であった場合には期限日時が未設定なので(ST44のNO)、ST40の処理に戻る。そして、レコードカウンタnをさらに”1”だけカウントアップして、商品売上トランザクションファイル31からn番目のレコードを読み出す。
これに対し、項目「期限日時」のデータが年月日及び時刻を示すデータYYYYMMDDHHであった場合には、期限日時が設定されているので(ST44のYES)、ストアサーバ3は、ST45としてこの商品廃棄トランザクションデータを期限付商品トランザクションファイル34に保存する(処理データ取得手段)。その後、ST40の処理に戻り、レコードカウンタnをさらに”1”だけカウントアップして、商品廃棄トランザクションファイル32からn番目のレコードを読み出す。
このように、ストアサーバ3は、商品廃棄トランザクションファイル32から順番に商品廃棄トランザクションデータを読み出す。そして、廃棄日時が抽出期間内のデータでかつ期限日時が設定されていたデータを検出したならば、このデータを期限付商品トランザクションファイル34に順次追加する。
そして、商品廃棄トランザクションファイル32からn番目のレコードを読み出せなくなったならば(ST42のNO)、ストアサーバ3は、この期限付商品トランザクション抽出処理を終了する。
かくして、期限付商品トランザクションファイル34には、図11に示すように、商品売上トランザクションファイル31及び商品廃棄トランザクションファイル32から抽出されたトランザクションデータ、すなわち販売日時もしくは廃棄日時が抽出期間内のデータでかつ期限日時が設定されていたトランザクションデータの商品コード,区分,販売または廃棄金額,販売または廃棄点数,販売または廃棄日時及び期限日時の各項目からなる期限付商品トランザクションデータが蓄積保存される。
なお、販売または廃棄日時は、対応する商品が販売または廃棄された日時であり、販売または廃棄によって販売が終了するので、本明細書では、以後、販売終了日時と称する。
図9に説明を戻す。商品期限ファイル35は、各種期限付商品の種類を識別する商品コードにそれぞれ対応して、その商品コードで特定される商品が製造されてから販売が不可能となるまでに要する期間、いわゆる販売可能期間を示すデータを予め設定記憶したデータファイルである。この商品期限ファイル35に設定されるデータの一例を図12に示す。なお、図12においては、販売可能期間の単位を時間としている。
ストアサーバ9は、例えば毎月の所定の日の前記期限付商品トランザクション抽出処理終了後になると、上記期限付商品トランザクションファイル34及び商品期限ファイル35を参照して、図13の流れ図に具体的に示す期限付商品実績トランザクション作成処理36を実行する。
先ず、ストアサーバ3は、ST51としてレコードカウンタnを一旦“0”にリセットする。次いで、ST52としてこのレコードカウンタnを“1”だけカウントアップする。そして、ST53として期限付商品トランザクションファイル34からn番目(nはレコードカウンタnの値)のレコード(期限付商品トランザクションデータ)を読み出す。
ここで、期限付商品トランザクションファイル34にn番目のレコードが保存されており、読み出すことができた場合には(ST54のYES)、ストアサーバ3は、ST55としてこのn番目のレコードである期限付商品トランザクションデータから商品コード,販売終了日時(販売/廃棄日時)及び期限日時の各データを取得する。そして、ST56としてこの期限付商品トランザクションデータから取得した商品コードで前記商品期限ファイル35を検索して、当該商品コードに対応して設定されている販売可能期間のデータを取得する(ファイル検索手段)。
次に、ストアサーバ3は、ST57として期限付商品トランザクションデータから取得した販売終了日時及び期限日時と、商品期限ファイル35から取得した販売可能期間との各データにより、次の(1)式を演算して、当該期限付商品トランザクションデータの商品コードで特定される商品の販売開始から販売終了までの商品滞留期間を算出する(滞留期間演算手段)。
商品滞留期間=販売可能期間−(期限日時−販売終了日時) …(1)
次に、ストアサーバ3は、ST58として算出された商品滞留期間と当該期限付商品トランザクションデータに含まれる販売終了日時との各データにより、次の(2)式を演算して、当該期限付商品トランザクションデータの商品コードで特定される商品の製造日時を算出する(製造日時演算手段)。
製造日時=販売終了日時−商品滞留期間 …(2)
しかる後、ストアサーバ3は、ST59として期限付商品トランザクションファイル34から読み出した期限付商品トランザクションデータに、ST57の処理で算出された商品滞留期間とST58の処理で算出された製造日時の各データを関連付けて、期限付商品実績トランザクションデータを作成する。そして、ST60としてこの期限付商品実績トランザクションデータを期限付商品実績ファイル37に追加保存する(滞留期間管理手段)。
その後、ストアサーバ3は、ST52に戻り、レコードカウンタnをさらに“1”だけカウントアップする。そして、ST53〜ST60で示した各処理を繰返し実行する。すなわち、ストアサーバ3は、期限付商品トランザクションファイル34から順番に期限付商品トランザクションデータを読み出す。そしてその都度、この期限付商品トランザクションデータ中の商品コードに対応して商品期限ファイル35に設定されている販売可能期間のデータを取得し、この販売可能期間と同期限付商品トランザクションデータ中の販売終了日時及び期限日時の各データとから当該商品の商品滞留期間及び製造日時を算出して、期限付商品実績トランザクションデータを作成し保存する処理を繰返す。
そして、期限付商品トランザクションファイル34からn番目のレコードを読み出せなくなったならば(ST54のNO)、ストアサーバ3は、ST61としてその期限付商品トランザクションファイル34の各データをクリアして、この期限付商品実績トランザクション作成処理を終了する。
かくして、期限付商品実績ファイル37には、図14に示すように、期限付商品トランザクションファイル34から読み出された期限付商品トランザクションデータの商品コード,区分,販売または廃棄金額,販売または廃棄点数,販売終了日時(販売または廃棄日時)及び期限日時と、商品滞留期間及び製造日時の各項目からなる期限付商品実績トランザクションデータが蓄積保存される。
図9に説明を戻す。ストアサーバ3は、期限付商品実績ファイル37に蓄積保存された期限付商品実績トランザクションデータを分析する期限付商品実績分析処理38を実行可能である。この分析処理38を実行することにより、例えば図15に示すように、期限付商品毎にかつその製造日時別に、販売点数及び廃棄点数の累計と、平均滞留期間及び最短滞留期間とを一覧表にした製造日時別の期限付商品実績分析レポート39を作成し、プリンタ4により印刷出力することが可能である。
このように本実施の形態においては、各種商品のうち消費期限あるいは賞味期限と呼ばれる販売可能な期限が設定された食品等の期限付商品については、その商品コードとともに期限日時を含む期限付バーコードが付与されている。
この期限付商品を客が購入する際には、POS端末2ではスキャナ1によってこの期限付商品に付されている期限付バーコードが読取入力される。これにより、この期限付商品に対する商品売上トランザクションデータが作成される。このトランザクションデータには、この期限付商品が販売された日時データに加えて、この期限付商品に付された期限付バーコードにセットされている期限日時のデータが組み込まれる。
また、期限付商品を店員が廃棄する際も、POS端末2ではスキャナ1によってこの期限付商品に付されている期限付バーコードが読取入力される。これにより、この期限付商品に対する商品廃棄トランザクションデータが作成される。このトランザクションデータには、この期限付商品が廃棄された日時データに加えて、この期限付商品に付された期限付バーコードにセットされている期限日時のデータが組み込まれる。
ストアサーバ3においては、各POS端末2で作成された商品売上トランザクションデータ及び商品廃棄トランザクションデータが適時収集される。そして、商品売上トランザクションデータは商品売上トランザクションファイル31に蓄積され、商品廃棄トランザクションデータは商品廃棄トランザクションファイル32に蓄積される。
また、ストアサーバ3においては、例えば毎営業日の所定の時刻になると、期限付商品トランザクション抽出処理33が実行される。これにより、商品売上トランザクションファイル31から販売日時が抽出期間内のデータでかつ期限日時が設定されていたデータが抽出され、期限付商品トランザクションファイル34に保存される。また、商品廃棄トランザクションファイル32から廃棄日時が抽出期間内のデータでかつ期限日時が設定されていたデータが抽出され、期限付商品トランザクションファイル34に保存される。
また、ストアサーバ3においては、毎月の所定の日の前記期限付商品トランザクション抽出処理終了後になると、期限付商品実績トランザクション作成処理36が実行される。これにより、前回の期限付商品実績トランザクション作成処理終了後から現時点までの間に前記期限付商品トランザクションファイル34に蓄積保存された期限付商品トランザクションデータ毎に、商品滞留期間と製造日時とが導出される。
商品滞留期間は、期限付商品トランザクションデータ中の販売終了日時及び期限日時と、商品期限ファイル35に予め設定されている当該商品の販売可能期間との各データによって算出される。製造日時は、算出された商品滞留期間と期限付商品トランザクションデータ中の販売終了日時との各データにより算出される。
そして、期限付商品トランザクションデータ毎に、それぞれ算出された商品滞留期間と製造日時の各データを関連付けた期限付商品実績トランザクションデータが作成されて、期限付商品実績ファイル37に蓄積保存される。
例えば今、期限付商品トランザクションファイル34には図11に示すデータが保存されており、商品期限ファイル35には、図12に示すデータが設定されていたとする。この場合、期限付商品トランザクションファイル34の先頭レコードである商品売上トランザクションデータに対しては、販売終了日時(販売日時)が2006年7月1日の13時であり、期限日時が同日の20時であり、販売可能期間が12時間であるので、前記(1)式により、商品滞留期間は5時間であると算出される。また、前記(2)式により、製造日時は同日の8時である算出される。
また、期限付商品トランザクションファイル34の先頭から7番目のレコードである商品廃棄トランザクションデータに対しては、販売終了日時(廃棄日時)と期限日時がいずれも2006年7月1日の20時であり、販売可能期間が12時間であるので、前記(1)式により、商品滞留期間は12時間であると算出される。また、前記(2)式により、製造日時は同日の8時であると算出される。
期限付商品トランザクションファイル34の他のレコードについても同様に演算処理することによって、それぞれの商品滞留期間と製造日時が図14に示す期限付商品実績ファイルのデータ例に相当する値として算出される。
その後、ストアサーバ3において、期限付商品実績分析処理38が実行されると、上記期限付商品実績ファイル37に保存された各期限付商品実績トランザクションデータに基づいて、期限付商品毎にかつその製造日時別に、販売点数及び廃棄点数の累計と、平均滞留期間及び最短滞留期間とを一覧表にした製造日時別の期限付商品実績分析レポート39が作成され、発行される。このレポートを店舗管理者等が確認することにより、期限付商品毎に製造されてから販売されるまでの期間、いわゆる商品滞留期間や製造日時を把握することができる。これらの情報を活用することによって、期限付商品の廃棄ロスを削減することができる。
ところで、本実施の形態においては、期限付商品を、期限無商品と同様にその商品の種類を識別するための商品コードという分類単位で管理している。そして、この商品コードの単位で期限付商品の販売可能期間を記憶した商品期限ファイル35を備えるだけで、期限付商品毎に商品滞留期間と製造日時を算出できるようにしている。したがって、従来のシステムのように、個々の商品を個体として識別するための個体識別子を各商品に付したり、この個体識別子と関連付けて製造年月日及び時分や販売または廃棄の年月日及び時分の情報を記憶した商品データベースを備えたりする必要はないので、管理の煩わしさを軽減できる上、コストの低減も図ることができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、期限付商品トランザクション処理の手順は図10に示すものに限定されるものではなく、先に商品廃棄トランザクションファイル32を検索し、後から商品売上トランザクションファイル31を検索して、期限付商品トランザクションデータを抽出してもよい。
また、商品売上トランザクションファイル31と商品廃棄トランザクションファイル32とを分けずに共通のトランザクションファイルとしてもよい。
また、期限付商品トランザクション抽出処理33や期限付商品実績トランザクション作成処理36の実行タイミングは前記実施の形態のものに限定されるものではなく、ユーザが必要と思われるときに実行するように構成すればよい。
また、前記実施の形態では、本発明の期限付商品管理装置としての機能をストアサーバ3に持たせたが、本機能を持たせるコンピュータは、ストアサーバ3に限定されるものではなく、例えば各チェーン店を統轄する本部に設置される本部サーバであってもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態であるPOSシステムの概略図。 同実施の形態で用いる期限付バーコードのデータ構造を示す模式図。 同実施の形態におけるPOS端末の要部構成を示すブロック図。 同POS端末のCPUが実行するスキャニング入力処理の手順の概略を示す流れ図。 図4における商品売上処理の内容を具体的に示す流れ図。 図5に示す商品売上処理で生成される商品売上トランザクションデータの主要なデータ構造を示す模式図。 図4における商品廃棄処理の内容を具体的に示す流れ図。 図7に示す商品廃棄処理で生成される商品廃棄トランザクションデータの主要なデータ構造を示す模式図。 同実施の形態においてストアサーバが有する期限付商品管理機能を説明するための模式図。 図9における期限付商品トランザクション抽出処理の内容を具体的に示す流れ図。 図9の期限付商品トランザクションファイルに保存されるデータの一例を示す模式図。 図9の商品期限ファイルに保存されるデータの一例を示す模式図。 図9における期限付商品実績トランザクション作成処理の内容を具体的に示す流れ図。 図9の期限付商品実績ファイルに保存されるデータの一例を示す模式図。 図9の期限付商品実績分析レポートの一例を示す模式図。
符号の説明
1…スキャナ、2…POS端末、3…ストアサーバ、4…プリンタ、5…プリンタサーバ、31…商品売上トランザクションファイル、32…商品廃棄トランザクションファイル、33…期限付商品トランザクション抽出処理、34…期限付商品トランザクションファイル、35…商品期限ファイル、36…期限付商品実績トランザクション作成処理、37…期限付商品実績ファイル、38…期限付商品実績分析処理、39…期限付商品実績分析レポート。

Claims (4)

  1. 販売可能な期間が定められた各種期限付商品に関するデータを管理する期限付商品管理装置において、
    前記各種期限付商品の種類を識別する各商品識別コードにそれぞれ対応して、当該商品識別コードで特定される商品の販売可能期間が予め設定された商品期限ファイルと、
    前記期限付商品の販売終了の際に商品毎に生成される当該商品の商品識別コード,販売終了日時及び販売期限日時を含む期限付商品処理データを取得する処理データ取得手段と、
    この処理データ取得手段により得られた期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで前記商品期限ファイルを検索して、当該商品識別コードに対応して設定されている販売可能期間のデータを取得するファイル検索手段と、
    前記処理データ取得手段により得られた期限付商品処理データに含まれる販売終了日時及び販売期限日時と、同期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで前記商品期限ファイルを検索して得られた販売可能期間との各データに基づいて当該商品識別コードで特定される商品の販売開始から販売終了までの商品滞留期間を算出する滞留期間演算手段と、
    前記処理データ取得手段により得られた期限付商品処理データ毎に前記滞留期間演算手段により算出された商品滞留期間を管理する滞留期間管理手段と、
    を具備したことを特徴とする期限付商品管理装置。
  2. 前記滞留期間演算手段により算出された商品滞留期間と、この商品滞留期間の演算に用いた期限付商品処理データに含まれる販売終了日時との各データに基づいて、同期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで特定される商品の製造日時を算出する製造日時演算手段をさらに具備し、
    前記滞留期間管理手段は、前記処理データ取得手段により得られる期限付商品処理データ毎に前記滞留期間算出手段により算出された商品滞留期間を前記製造日時演算手段により算出された製造日時と関連付けて管理する手段であることを特徴とする請求項1記載の期限付商品管理装置。
  3. コンピュータに、
    前記各種期限付商品の種類を識別する各商品識別コードにそれぞれ対応して当該商品識別コードで特定される商品の販売可能期間が予め設定された商品期限ファイルを記憶するファイル記憶機能と、
    前記期限付商品の販売終了の際に商品毎に生成される当該商品の商品識別コード,販売終了日時及び販売期限日時を含む期限付商品処理データを取得する処理データ取得機能と、
    この処理データ取得機能により得られた期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで前記商品期限ファイルを検索して、当該商品識別コードに対応して設定されている販売可能期間のデータを取得するファイル検索機能と、
    前記処理データ取得機能により得られた期限付商品処理データに含まれる販売終了日時及び販売期限日時と、同期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで前記商品期限ファイルを検索して得られた販売可能期間との各データに基づいて当該商品識別コードで特定される商品の販売開始から販売終了までの商品滞留期間を算出する滞留期間演算機能と、
    前記処理データ取得機能により得られる期限付商品処理データ毎に前記滞留期間演算機能により算出された商品滞留期間を管理する滞留期間管理機能と、
    を実現させるための期限付商品管理プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記滞留期間演算機能により算出された商品滞留期間と、この商品滞留期間の演算に用いた期限付商品処理データに含まれる販売終了日時との各データに基づいて、同期限付商品処理データに含まれる商品識別コードで特定される商品の製造日時を算出する製造日時演算機能をさらに実現させるとともに、
    前記滞留期間管理機能は、前記処理データ取得機能により得られる期限付商品処理データ毎に前記滞留期間演算機能により算出された商品滞留期間を前記製造日時演算機能により算出された製造日時と関連付けて管理する機能であることを特徴とする請求項3記載の期限付商品管理プログラム。
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