JP2008008978A - ズームレンズ系とこれを有する光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光路折り曲げ光学素子と色分解光学素子を具備し、固体撮像素子等を用いたビデオカメラ、電子スチルカメラ等に好適な超小型、高画質のズームレンズ系と光学機器。
【解決手段】光軸に沿って物体側から順に、光路を略90度折り曲げる光路折り曲げ光学素子を有し負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群とを有するズームレンズと、前記ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子を有し、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群は常に固定され、前記色分解光学素子は、前記ズームレンズに入射する光線の光軸と前記ズームレンズの光軸とを含む平面上に前記色分解光学素子によって色分解された光線の光軸を有するズームレンズ系と光学機器。
【選択図】図2

Description

本発明は、色分解光学素子を有するズームレンズ系とこれを有する光学機器に関する。
近年、光学系内部に光路を折り曲げる光学素子を配置した固体撮像素子等に好適なズームレンズが一般的になつつある。また電子スチルカメラ等において記録媒体として使用されている固体メモリの大容量化に伴い、従来記録方法が静止画のみだったものが動画の記録も可能となったため、電子スチルカメラに搭載されている撮像素子のより一層の高画素化が求められ、これに対応する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005―321545号公報
しかしながら、特許文献1の開示例では、ズームレンズからの光束を色分解するためにズームレンズの後方に配置された色分解光学素子は、三つのプリズムを組み合わせて色分解光学素子を構成しているので、入射光束を色分解したのち各色の光路長を揃えなければならず、色分解光学素子が大型化してしまい、光学全長が増化することが避けられなかった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、光路折り曲げ光学素子と色分解光学素子を具備し、固体撮像素子等を用いたビデオカメラ、電子スチルカメラ等に好適な超小型、高画質のズームレンズ系とこれを有する光学機器を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群とを有するズームレンズと、前記ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子を有し、前記第1レンズ群は、光路を略90度折り曲げることを目的とした光路折り曲げ光学素子を有し、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群は常に固定され、前記色分解光学素子は、前記光路折り曲げ光学素子に入射する光線の光軸と前記光路折り曲げ光学素子を出射する光線の光軸とを含む平面上に、前記色分解光学素子によって色分解された光線の光軸を有することを特徴とするズームレンズ系を提供する。
また、本発明は、前記ズームレンズ系を有することを特徴とする光学機器を提供する。
また、本発明は、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群とを有するズームレンズと、前記ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子を有し、前記第1レンズ群は、光路を略90度折り曲げることを目的とした光路折り曲げ光学素子を有し、前記色分解光学素子は、前記光路折り曲げ光学素子に入射する光線の光軸と前記光路折り曲げ光学素子を出射する光線の光軸とを含む平面上に、前記色分解光学素子によって色分解された光線の光軸を有し、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群は常に固定されていることを特徴とする変倍方法を提供する。
本発明によれば、光路折り曲げ光学素子と色分解光学素子を具備し、固体撮像素子等を用いたビデオカメラ、電子スチルカメラ等に好適な超小型、高画質のズームレンズ系とこれを有する光学機器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に関し説明する。
図1は、後述する本実施の形態にかかるズームレンズ系を搭載する電子スチルカメラを示し、(a)は正面図を、(b)は背面図をそれぞれ示す。図2は、図1(a)のA−A’線に沿った断面図であり、後述する本実施の形態にかかるズームレンズ系の配置の概要を示している。
図1、図2において、本実施の形態にかかる電子スチルカメラ1は、不図示の電源釦を押すと撮影レンズ2の不図示のシャッタが開放され撮影レンズ2で不図示の被写体からの光が集光され、色分解光学素子P2で色分解されて像面Iに配置された撮像素子CR、CG、CBにそれぞれ結像される。撮像装置CR、CG、CBにそれぞれ結像された被写体像は、不図示の画像処理装置を介して電子スチルカメラ1の背後に配置された液晶モニター3にカラー表示される。撮影者は、液晶モニター3を見ながら被写体象の構図を決めた後、レリーズ釦4を押し下げ被写体像を撮像素子CR、CG、CBで撮影し、不図示のメモリーにカラー画像を記録保存する。
撮影レンズ2は、後述する本実施の形態にかかるズームレンズ系2で構成されており、電子スチルカメラ1の正面から入射した光は、後述するズームレンズ系2内のプリズムP1で略90度下方(図2の紙面下方)に偏向されるため、電子スチルカメラ1を薄型化することが可能になる。
また、色分解光学素子P2は、これに入射した光をプリズムP1に入射する光の光軸とプリズムP1を射出する光の光軸とを含む平面に、色分解した光の光軸を有するように構成されている。
また、電子スチルカメラ1には、被写体が暗い場合に補助光を発光する補助光発光部5、撮影レンズ2であるズームレンズ系2を広角端状態(W)から望遠端状態(T)にズーミングする際のワイド(W)ーテレ(T)釦6、および電子スチルカメラ1の種々の条件設定等に使用するファンクション釦7等が配置されている。
このようにして、後述する本実施の形態にかかるズームレンズ系2を内蔵する電子スチルカメラ1が構成されている。
次に、本実施の形態にかかるズームレンズ系に関し説明する。
本実施の形態にかかるズームレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群とを有するズームレンズと、ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子を有し、第1レンズ群は、光路を略90度折り曲げることを目的とした光路折り曲げ光学素子を有し、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の第1レンズ群は常に固定され、色分解光学素子は、光路折り曲げ光学素子に入射する光線の光軸と前記光路折り曲げ光学素子を出射する光線の光軸とを含む平面上に色分解光学素子によって色分解された光線の光軸を有するように構成されている。
このように、本実施の形態にかかるズームレンズでは、色分解された波長ごとに固体撮像素子を配置することが可能となり、従来と同一サイズ、同一画素数の固体撮像素子を使用した場合、2色に色分解した場合には2倍の、3色に色分解した場合には3倍の画素数の画像を得ることが可能となる。これにより、高画素化のために固体撮像素子を大型化し、光学系自体もそれに合わせて大型化していたことを回避することが可能となる。また、同一サイズの固体撮像素子を用いた場合に、高画素化のために一画素当たりの素子サイズを小さくして固体撮像素子の総画素数を上げていたことにより受光効率が低下し固体撮像素子の感度が低下してしまうことを回避することが可能となる。また、従来と同一画素数を得る場合には、必要な画素数は、2色に色分解した場合には1/2、3色に色分解した場合には1/3の画素数で良く、画素数の少ない小型の固体撮像素子を使用することが可能となり、ズームレンズの小型化、結果がとして光学機器全体の小型化が可能となる。また、前記色分解光学素子によって色分解された後の光線の光軸が同一平面上にあるように構成されているため、光学系の組立誤差を一方向に限定することができ光学系の組立が簡単になる。
また、本実施の形態にかかるズームレンズ系では、色分解光学素子は、反射面を2面有していることが望ましい。これにより、ズームレンズに入射する光線を3色に色分解することが可能となる。固体撮像素子を使用する場合、固体撮像素子自身には色を認識する能力が無いため、カラー化するために素子上面に3原色の原理から、R、G、B(赤色、緑色、青色)、ないしは、Cy、Ye、Mg(シアン、イエロー、マゼンタ)、の3色のフィルターを規則的に配置して色を再現しており、このため色モアレが必ず発生していた。ズームレンズから入射する光線を3色に色分解することにより、3色に対してそれぞれ1つの固体撮像素子を配置することが可能となり、ズームレンズに対して同一位置にある画素情報よりカラー化することが可能となるため、色モアレが発生しなくなる。また、従来固体撮像素子上に横方向に配置されている3画素を用いて1色を再現していたため、固体撮像素子が有する画素数分の画質を得る事が困難であったが、同一位置にある画素情報よりカラー化することにより、固体撮像素子が有する画素数分の画質を得ることが可能となる。
また、本実施の形態にかかるズームレンズ系では、色分解光学素子の反射面は、色分解光学系に入射する光線の光軸に対して略45度傾いていることが望ましい。このように色分解するための色分解光学素子が有する反射面を、ズームレンズの光軸に対して略45度傾けて配置することにより、色分解光学素子の形状を正方形にすることが可能となる。これにより、各色ごとの光路長を同一にし、且つ色分解光学素子の形状を小さくすることが可能となる。
また、本実施の形態にかかるズームレンズ系は、光路折り曲げ光学素子の光路長をPd、色分解光学素子の光路長をSdとしたとき、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
(1) 1.50 < Pd/Sd < 2.50
条件式(1)は、光路折り曲げ光学素子の光路長と、色分解光学素子の光路長との関係を規定したものである。条件式(1)を下回ると、色分解光学素子が大型化し、それに伴い球面収差、歪曲収差が劣化するため好ましくない。条件式(1)を上回ると、光路折り曲げ光学素子が大型化し、それに伴いコマ収差が劣化するため好ましくない。また、色分解光学素子の光路長が短くなり、撮像素子に必要な光量を確保することが困難となるため好ましくない。
また、本実施の形態にかかるズームレンズ系は、光路折り曲げ光学素子の屈折率をnd1、色分解光学素子の屈折率をnd2としたとき、以下の条件式(2)、(3)を満足することが望ましい。
(2) 1.80 < nd1
(3) nd2 < 1.60
条件式(2)は、光路折り曲げ光学素子の屈折率を規定したものである。条件式(2)を下回ると、光路折り曲げ光学素子が大型化し、それに伴いコマ収差が劣化するため好ましくない。
条件式(3)は色分解光学素子の屈折率を規定したものである。条件式(3)を上回ると、色分解するためのダイクロイックミラーの色分解特性が悪化するため好ましくない。
また、本実施の形態にかかるズームレンズ系は、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の第1レンズ群と、最も像面側の第4レンズ群は常に固定され、第2レンズ群及び第3レンズ群がそれぞれ光軸に沿って移動することが望ましい。最も物体側の第1レンズ群は、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して常に固定とすることにより、ズームレンズ中一番大きなレンズ群を稼動させる必要が無く、ズームレンズを構造的に簡素なものにすることができる。また、一番大きなレンズ群である第1レンズ群以外によってズーミングすることにより、今まで使用していた駆動系より小さな駆動系を使用することも可能となる。また、最も像面側の第4レンズ群を固定とすることにより、最終レンズ群と色分解光学素子とを同一構成部品内に配置することが可能となり、鏡筒構造を単純化することができる。また、ズームレンズ中の最も物体側のレンズ群と最も像面側のレンズ群を固定群とすることにより、鏡筒ユニット全体として全長がまったく変化しない構造をとることが可能となるため、ズームレンズの構造を単純化することができ、外力に強い構造を有する構成にすることができる。
なお、複数個の固体撮像素子のうち、少なくとも1つの固体撮像素子が、基準となる固体撮像素子に対して、固体撮像素子に入射する光軸に対して垂直方向あるいは水平方向にシフトして取り付けられていることが望ましい。垂直方向にシフトして取り付けることにより倍率色収差の補正が可能になる。また水平方向にシフトして取り付けることにより軸上色収差をキャンセルすることができる。
なお、複数個の固体撮像素子のうち、少なくとも1つの固体撮像素子が、基準となる固体撮像素子に対して、固体撮像素子に入射する光軸に対して垂直方向及び水平方向にシフトして取り付けられていることが望ましい。垂直方向にシフトして取り付けることにより倍率色収差の補正が可能になる。また水平方向にシフトして取り付けることにより軸上色収差をキャンセルすることができる。
また、本実施の形態にかかるズームレンズ系では、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群とを有するズームレンズと、前記ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子を有し、前記第1レンズ群は、光路を略90度折り曲げることを目的とした光路折り曲げ光学素子を有し、前記色分解光学素子は、前記光路折り曲げ光学素子に入射する光線の光軸と前記光路折り曲げ光学素子を出射する光線の光軸とを含む平面上に前記色分解光学素子によって色分解された光線の光軸を有し、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群は常に固定されている変倍方法が望ましい。最も物体側の第1レンズ群は、広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して常に固定とする変倍方法を採用することにより、ズームレンズ中一番大きなレンズ群を稼動させる必要が無く、ズームレンズを構造的に簡素なものにすることができる。
なお、第1レンズ群から正の屈折力を持つ複数のレンズ群において、任意の面を回折面としてもよい。また、第1レンズ群から正の屈折力を持つ複数のレンズ群において、任意のレンズを、屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
(実施例)
以下、本実施の形態にかかるズームレンズ系の各実施例を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図3は、第1実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。なお、本第1実施例にかかるズームレンズ系は、図2に示すように光路を90度偏向するものであるが、構成図ではこれを展開して示している。
図3において、本第1実施例にかかるズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有するズームレンズと、ズームレンズの光束からを色分解するための色分解光学素子P2を有し、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して、最も物体側の第1レンズ群G1は常に固定され、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動する構成である。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズムP1と、両凹形状の負レンズL12と両凸形状の正レンズL13との接合レンズから構成されている。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24から構成されている。
開口絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズL21の近傍に配置され、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して第2レンズ群G2と一緒に移動する。
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL32から構成されている。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL41と、両凸形状の正レンズL42から構成されている。
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子P2が配設されている。
色分解光学素子P2は、図11に示すように、第1プリズム13、第2プリズム14、第3プリズム15及び第4プリズム16から構成されている。
第1プリズム13は、入射面13a、第1反射面13b1、第2反射面13b2を有し、第2プリズム14は、入射面14a1、反射面14a2、射出面14cを有し、第3プリズム15は、入射面15a1、反射面15a2、射出面15cを有し、第4プリズム16は、入射面16a1、反射面16a2、射出面16cを有している。
第1プリズム13と第2プリズム14は、第1プリズム13の第2反射面13b2と第2プリズム14の入射面14a1で接合され、第1プリズム13と第3プリズム15は、第1プリズム13の第1反射面13b1と第3プリズム15の入射面15a1で接合され、第2プリズム14と第4プリズム16は、第2プリズム14の反射面14a2と第4プリズム16の入射面16a2で接合され、第3プリズム15と第4プリズム16は、第3プリズム15の反射面15a2と第4プリズム16の入射面16a1で接合されて構成されている。
ズームレンズからの光束は、第1プリズム13の入射面13aから入射しダイクロイック膜を施された第1反射面13b1と第2プリズム14のダイクロイック膜を施された反射面14a2とで所定の波長域の緑色光(G光)が反射されて射出面14cから射出される。また第1プリズム13のダイクロイック膜を施された第2反射面13b2と第3プリズム15のダイクロイック膜を施された反射面15a2とで所定の波長領域の青色光(B光)が反射されて射出面15cから射出される。そしてズームレンズからの光束のうち射出面14c射出面15cから射出されたG光、B光以外の赤色光(R光)は、第4プリズム16の射出面16cから射出される。なお、色分解光学素子P2において、第1反射面13b1と反射面14a2、第2反射面13b2と反射面15a2は、それぞれ同一平面となるように構成されている。
なお、色分解光学素子P2の構成は、以降の他の実施例でも同様であり説明を省略する。
以下の表1に、本第1実施例にかかるズームレンズ系の諸元の値を示す。表1において、[全体諸元]中、fは焦点距離、Bfはバックフォーカス、FNoはFナンバー、ωは半画角(単位:度)をそれぞれ表わしている。[レンズ諸元]中、面番号は物体側からのレンズ面の番号、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面間隔、νはd線(λ=587.56nm)に対するアッベ数、nはd線(λ=587.56nm)に対する屈折率をそれぞれ表わしている。なお、「r=∞」は平面または開口を示し、空気の屈折率1.000000は記載を省略している。[非球面データ]には、次式で非球面を表現した場合の非球面係数を示している。
X(y)=y/[r×{1+(1−k×y/r1/2}]
+C4×y +C6×y+C8×y +C10×y10
ここで、X(y)は非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸方向に沿った距離、rは基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)、kは円錐定数、Ciは第i次の非球面係数をそれぞれ示している。また、「E-n」(n:整数)は「10−n」を示している。[ズーミングデータ]には、広角端状態、中間焦点距離状態、望遠端状態の各状態における焦点距離f、可変間隔の値を示す。
なお、以下の全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さ等は、特記の無い場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学系脳が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されること無く他の適当な単位を用いることもできる。なお、以下の全実施例において、本実施例と同様の符号を用い以降の説明を省略する。
(表1)
[全体諸元]
f=5.94310〜10.00000〜16.83600
Bf=0.49996
FNo=2.76652〜3.69688〜5.04951
ω=33.99692〜20.46870〜12.29204

[レンズ諸元]
面番号 r d ν n
1) 19.8655 0.8000 40.76 1.883000
2) 5.9913 1.6500
3) ∞ 7.5000 40.76 1.883000
4) ∞ 0.3000
5) -19.9191 0.8000 40.76 1.883000
6) 103.9857 1.8000 24.06 1.821140
7) -17.2723 (D1) (非球面)
8> ∞ 0.0000 (開口絞りS)
9) 7.7573 1.8000 61.18 1.589130 (非球面)
10) -24.4001 0.3000
11) 11.9274 2.0000 81.61 1.497000
12) -11.8345 1.3000 36.26 1.620040
13) 5.4549 0.8000
14)13182.8040 0.8000 33.05 1.666800
15) -34.9179 (D2)
16) 10.1426 1.4000 81.61 1.497000
17) 33.3458 0.4000
18) 8.8390 1.3000 25.43 1.805180
19) 6.4916 (D3)
20) 16.9438 0.8000 42.71 1.834807
21) 9.2712 1.0000
22) 19.3953 1.3000 52.64 1.740999
23) -17.4858 0.3000 (非球面)
24) ∞ 4.8000 64.14 1.516330
25) ∞ (Bf)

[非球面データ]
7面
k= -17.1615
C4= -5.66010E-04
C6= 9.09570E-06
C8= -1.81010E-07
C10= 0.00000E+00

9面
k= -0.6161
C4= 1.37280E-04
C6= 0.00000E+00
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

18面
k= 6.3457
C4= -1.10740E-04
C6= -1.63630E-06
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

[ズーミングデータ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 5.94310 10.00000 16.83600
D1 13.57700 6.25063 0.80003
D2 1.15868 6.98070 1.15868
D3 3.05160 4.55595 15.82855

[条件式対応値]
(1) Pd/Sd = 1.5625
(2) nd1 = 1.883000
(3) nd2 = 1.516330
図4は、本第1実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。各収差図において、FNOはFナンバー、Aは半画角(単位:度)、dはd線(λ=587.6nm)及びgはg線(λ=435.6nm)、CはC線(λ=656.3nm)、FはF線(λ=486.1nm)を示す。非点収差図において、実線はサジタル像面を、破線はメリジオナル像面をそれぞれ示す。また、これらの記号の説明は、他の実施例においても同様とし以降の説明を省略する。
各収差図から、本第1実施例にかかるズームレンズ系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第2実施例)
図5は、第2実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。なお、本第2実施例にかかるズームレンズ系は、図2に示すように光路を90度偏向するものであるが、構成図ではこれを展開して示している。
図5において、本第2実施例にかかるズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有するズームレンズと、ズームレンズの光束からを色分解するための色分解光学素子P2を有し、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して、最も物体側の第1レンズ群G1は常に固定され、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動する構成である。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズムP1と、両凹形状の負レンズL12と両凸形状の正レンズL13との接合レンズから構成されている。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24から構成されている。
開口絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズL21の近傍に配置され、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して第2レンズ群G2と一緒に移動する。
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL32から構成されている。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL41と、両凸形状の正レンズL42から構成されている。
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子P2が配設されている。
以下の表2に、本第2実施例にかかるズームレンズ系の諸元の値を示す。
(表2)
[全体諸元]
f=5.94310〜10.00000〜16.83600
Bf=0.49996
FNo=2.76652〜3.69688〜5.04951
ω=33.99692〜20.46870〜12.29204

[レンズ諸元]
面番号 r d ν n
1) 20.8394 0.8000 40.76 1.883000
2) 6.0326 1.6500
3) ∞ 7.5000 40.76 1.883000
4) ∞ 0.3000
5) -20.4209 0.8000 40.76 1.883000
6) 102.4783 1.8000 24.06 1.821140
7) -17.3732 (D1) (非球面)
8> ∞ 0.0000 (開口絞りS)
9) 7.5270 1.8000 61.18 1.589130 (非球面)
10) -24.5007 0.3000
11) 12.6685 2.0000 81.61 1.497000
12) -11.2776 1.3000 36.26 1.620040
13) 5.3954 0.8000
14) 108.7562 0.8000 33.05 1.666800
15) -46.0704 (D2)
16) 10.1233 1.4000 81.61 1.497000
17) 33.0205 0.4000
18) 8.8537 1.3000 25.43 1.805180
19) 6.5041 (D3)
21) 16.7199 0.8000 42.71 1.834807
22) 9.3231 1.0000 (非球面)
23) 21.0666 1.3000 52.64 1.740999
24) -16.7256 0.3000
25) ∞ 4.8000 64.14 1.516330
26) ∞ (Bf)


[非球面データ]
7面
k= -18.5607
C4= -5.91570E-04
C6= 1.09470E-05
C8= -2.43470E-07
C10= 0.00000E+00

9面
k= -0.5829
C4= 1.51220E-04
C6= 0.00000E+00
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

22面
k= 9.9147
C4= -1.43740E-04
C6= -2.70260E-06
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

[ズーミングデータ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 5.94310 10.00000 16.83600
D1 13.57694 6.25057 0.79997
D2 1.10475 6.92677 1.10475
D3 3.05358 4.55793 15.83053

[条件式対応値]
(1) Pd/Sd = 1.5625
(2) nd1 = 1.883000
(3) nd2 = 1.516330
図6は、本第2実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から、本第2実施例にかかるズームレンズ系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第3実施例)
図7は、第3実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。なお、本第3実施例にかかるズームレンズ系は、図2に示すように光路を90度偏向するものであるが、構成図ではこれを展開して示している。
図7において、本第3実施例にかかるズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有するズームレンズと、ズームレンズの光束からを色分解するための色分解光学素子P2を有し、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して、最も物体側の第1レンズ群G1は常に固定され、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動する構成である。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズムP1と、両凹形状の負レンズL12と両凸形状の正レンズL13との接合レンズから構成されている。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24から構成されている。
開口絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズL21の近傍に配置され、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して第2レンズ群G2と一緒に移動する。
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL32から構成されている。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL41と、両凸形状の正レンズL42から構成されている。
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子P2が配設されている。
以下の表3に、本第3実施例にかかるズームレンズ系の諸元の値を示す。
(表3)
[全体諸元]
f=5.94309〜9.99998〜16.83598
Bf=0.49997
FNo=2.80767〜3.76732〜5.15074
ω=34.01321〜20.49038〜12.29029

[レンズ諸元]
面番号 r d ν n
1) 23.2206 0.8000 40.76 1.883000
2) 5.9894 1.6500
3) ∞ 7.5000 40.76 1.883000
4) ∞ 0.3000
5) -18.7059 0.8000 40.76 1.883000
6) -564.0658 1.8000 24.06 1.821140
7) -15.5777 (D1) (非球面)
8> ∞ 0.0000 (開口絞り)
9) 7.5667 2.1000 61.18 1.589130 (非球面)
10) -23.0059 0.4000
11) 13.5301 2.1000 81.61 1.497000
12) -9.4916 1.4000 36.26 1.620040
13) 5.3989 0.8000
14) 42.3783 0.8000 33.05 1.666800
15) -96.7065 (D2)
16) 10.1441 1.6000 81.61 1.497000 (非球面)
17) 26.0738 0.2000 1.000000
18) 9.6590 1.3000 25.43 1.805180
19) 7.1599 (D3)
20) 18.5089 0.9000 42.71 1.834807
21) 10.2197 0.9000
22) 25.6774 1.3000 52.64 1.740999 (非球面)
23) -15.4033 0.3000
24) ∞ 4.8000 64.14 1.516330
25) ∞ (Bf)

[非球面データ]
7面
k= -5.9723
C4= -3.63613E-04
C6= 1.74226E-06
C8= -4.87103E-08
C10= 0.00000E+00

9面
k= 0.5648
C4= -1.79476E-04
C6= 0.00000E+00
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

16面
k= 0.7817
C4= -2.68081E-05
C6= 2.34339E-06
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

22面
k= -49.0728
C4= 2.10150E-04
C6= -4.24490E-06
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

[ズーミングデータ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 5.94309 9.99998 16.83598
D1 13.44447 6.09035 0.59999
D2 0.89062 7.42043 0.87054
D3 2.92555 3.74984 15.79010

[条件式]
(1) Pd/Sd = 1.5625
(2) nd1 = 1.883000
(3) nd2 = 1.516330
図8は、本第3実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から、本第3実施例にかかるズームレンズ系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第4実施例)
図9は、第4実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。なお、本第4実施例にかかるズームレンズ系は、図2に示すように光路を90度偏向するものであるが、構成図ではこれを展開して示している。
図9において、本第4実施例にかかるズームレンズは、光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4とを有するズームレンズと、ズームレンズの光束からを色分解するための色分解光学素子P2を有し、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して、最も物体側の第1レンズ群G1は常に固定され、第2レンズ群G2は物体側へ移動し、第3レンズ群G3は一旦像面I側に移動したのち物体側に移動する構成である。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、光路を90度折り曲げるための直角プリズムP1と、両凹形状の負レンズL12と両凸形状の正レンズL13との接合レンズから構成されている。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24から構成されている。
開口絞りSは、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズL21の近傍に配置され、広角端状態Wから望遠端状態Tへのズーミングに際して第2レンズ群G2と一緒に移動する。
第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL32から構成されている。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL41と、両凸形状の正レンズL42から構成されている。
第4レンズ群G4と像面Iとの間に、ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子P2と、像面Iに配設されるCCD等の固体撮像素子の限界解像以上の空間周波数をカットするためのローパスフィルタLPFをを有する。
以下の表4に、本第4実施例にかかるズームレンズ系の諸元の値を示す。
(表4)
[全体諸元]
f=5.94306〜9.99994〜16.83590
Bf=0.46993
FNo=2.80271〜3.75726〜5.12893
ω=34.19137〜20.59354〜12.34319

[レンズ諸元]
面番号 r d ν n
1) 21.1202 0.8000 40.76 1.883000
2) 6.0063 1.6500
3) ∞ 7.5000 40.76 1.883000
4) ∞ 0.3000
5) -18.7208 0.8000 40.76 1.883000
6) 252.2607 1.8000 24.06 1.821140
7) -16.0811 (D1) (非球面)
8> ∞ 0.0000 (開口絞りS)
9) 7.5722 2.1000 61.18 1.589130 (非球面)
10) -22.5765 0.4000
11) 14.7284 2.1000 81.61 1.497000
12) -9.1099 1.4000 36.26 1.620040
13) 5.4903 0.8000
14) 25.0609 0.8000 33.05 1.666800
15) 332.3130 (D2)
16) 10.5366 1.5000 81.61 1.497000 (非球面)
17) 28.3588 0.2000
18) 9.8066 1.4000 25.43 1.805180
19) 7.2964 (D3)
20) 25.9132 0.8000 42.71 1.834807
21) 11.4231 0.9000
22) 20.8753 1.2000 52.64 1.740999 (非球面)
23) -16.7478 0.3000
24) ∞ 4.8000 64.14 1.516330
25) ∞ 0.2000
26) ∞ 0.5000 64.10 1.516800
27) ∞ (Bf)

[非球面データ]
7面
k= -6.5906
C4= -3.59590E-04
C6= 1.34640E-06
C8= -2.75690E-08
C10= 0.00000E+00

9面
k= 0.5301
C4= -1.63540E-04
C6= 0.00000E+00
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

16面
k= 0.0972
C4= 4.47270E-05
C6= 2.95240E-06
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

22面
k= -18.9969
C4= 1.90430E-04
C6= -2.64330E-06
C8= 0.00000E+00
C10= 0.00000E+00

[ズーミングデータ]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 5.94306 9.99994 16.83590
D1 13.85624 6.46868 0.93973
D2 1.05792 7.41760 0.94949
D3 2.56567 3.59354 15.59061

[条件式]
(1) Pd/Sd = 1.5625
(2) nd1 = 1.883000
(3) nd2 = 1.516330
図10は、本第4実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から、本第4実施例にかかるズームレンズ系は、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
なお、全ての実施例において色分解光学素子P2は、図12に示す色分解光学素子P3に置換することが可能である。
色分解光学素子P3は、第1プリズム11と第2プリズム12から構成され、11aは第1プリズム11の入射面、11cは第1プリズム11の射出面、12aは第2プリズム2の入射面、12cは第2プリズム12の射出面であり、第1プリズム11と第2プリズム12は、第1プリズム11の反射面11bと第2プリズム12の入射面12aで接合されている。
ズームレンズからの光束は、第1プリズム11のダイクロイック膜を施された反射面11bで所定の波長域の色光G、B(緑色、青色)が反射、分岐され、第1プリズム11の射出面11cより射出される。そして第1プリズムの射出面11cより射出されたG、B以外の色光R(赤色)は、第2プリズム12の射出面12cより射出される。
また、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用可能である。
また、実施例では、4群構成を示したが、5群等の他の群構成にも適用可能である。
また、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ評を光軸方向に移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としても良い。また、前記合焦レンズ群はオートフォーカスにも適用出来、オートフォーカス用の(超音波モーター等の)モーター駆動にも適している。特に第2レンズ群及び/又は第3レンズ群を合焦レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ群または部分レンズ群を光軸に垂直な方向に振動させて、手ぶれによって生じる像ぶれを補正する防振レンズ群としても良い。特に第2レンズ群及び/又は第3レンズ群を防振レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ面を非球面としても構わない。また、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。
また、各レンズ面には、広い波長城で高い透過率を有する反射防止膜が施され、フレアやゴーストを軽減し高いコントラストの高い光学性能を達成できる。
以上説明したように、本発明によればズームレンズ、特に固体撮像素子等を用いたビデオカメラ、電子スチルカメラ等に好適なズームレンズであって、特にズーム比が2.5倍以上で、ズームレンズを配置する場所が限られた際に使用することを考慮して光路を90度折り曲げた、超小型、高画質なズームレンズを提供することが可能となる。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
本実施の形態にかかるズームレンズ系を搭載する光学装置である電子スチルカメラを示し、(a)は正面図を、(b)は背面図をそれぞれ示す。 図1(a)のA−A’線に沿った断面図であり、本実施の形態にかかるズームレンズ系の配置の概要を示している。 第1実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。 本第1実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。 第2実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。 本第2実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。 第3実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。 本第3実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。 第4実施例にかかるズームレンズ系のレンズ構成図を示す。 本第4実施例にかかるズームレンズ系の無限遠合焦状態における諸収差図であり、(a)は広角端状態での諸収差図を、(b)は中間焦点距離状態での諸収差図を、(c)は望遠端状態での諸収差図をそれぞれ示す。 実施の形態にかかるズームレンズ系に用いられる色分解光学素子の一例の概略構成図。 実施の形態にかかるズームレンズ系に用いられる色分解光学素子の他の例の概略構成図。
符号の説明
1 電子スチルカメラ(光学機器)
2 撮影レンズ(ズームレンズ)
3 液晶モニター
4 レリーズ釦
5 補助光発光部
6 ワイドーテレ釦
7 ファンクション釦
11、13 第1プリズム
12、14 第2プリズム
15 第3プリズム
16 第4プリズム
CR,CG,CB 撮像素子
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
P1 光路折り曲げ光学素子
P2、P3 色分解用光学素子
S 開口絞り
I 像面
LPF ローパスフィルター

Claims (9)

  1. 光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群とを有するズームレンズと、前記ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子を有し、
    前記第1レンズ群は、光路を略90度折り曲げることを目的とした光路折り曲げ光学素子を有し、
    広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群は常に固定され、
    前記色分解光学素子は、前記光路折り曲げ光学素子に入射する光線の光軸と前記光路折り曲げ光学素子を出射する光線の光軸とを含む平面上に、前記色分解光学素子によって色分解された光線の光軸を有することを特徴とするズームレンズ系。
  2. 前記色分解光学素子は、反射面を2面有していることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ系。
  3. 前記色分解光学系の前記反射面は、前記色分解光学系に入射する光線の光軸に対して略45度傾いていることを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ系。
  4. 前記光路折り曲げ光学素子の光路長をPd、前記色分解光学素子の光路長をSdとしたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のズームレンズ系。
    1.50 < Pd/Sd < 2.50
  5. 前記光路折り曲げ光学素子の屈折率をnd1、前記色分解光学素子の屈折率をnd2としたとき、以下の条件を満足することを特徴とするとする請求項1から4のいずれか1項に記載のズームレンズ系。
    1.80 < nd1
    nd2 < 1.60
  6. 広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群と、最も像面側の前記第4レンズ群は常に固定され、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群がそれぞれ光軸に沿って移動することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のズームレンズ系。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のズームレンズ系を有することを特徴とする光学機器。
  8. 光軸に沿って物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群とを有するズームレンズと、前記ズームレンズからの光束を色分解するための色分解光学素子を有し、
    前記第1レンズ群は、光路を略90度折り曲げることを目的とした光路折り曲げ光学素子を有し、
    前記色分解光学素子は、前記光路折り曲げ光学素子に入射する光線の光軸と前記光路折り曲げ光学素子を出射する光線の光軸とを含む平面上に、前記色分解光学素子によって色分解された光線の光軸を有し、
    広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群は常に固定されていることを特徴とする変倍方法。
  9. 広角端状態から望遠端状態へのズーミングに際して、最も物体側の前記第1レンズ群と、最も像面側の前記第4レンズ群は常に固定され、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群がそれぞれ移動することを特徴とする請求項8に記載の変倍方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011100081A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Fujifilm Corp 投写用ズームレンズおよび投写型表示装置
JP2012093717A (ja) * 2010-09-27 2012-05-17 Hoya Corp 変倍光学系、及び撮影装置
US9874734B2 (en) 2015-09-08 2018-01-23 Hoya Corporation Zoom optical system and imaging apparatus provided with the same

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