JP2008008439A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな伝達トルクをプレート状カップリングによって安定して受け止める構造とする。
【解決手段】遊星歯車機構におけるリングギア134が、プレート状カップリングPC1、PC2を介して、変速機ケーシング111に係合される。プレート状カップリングPC1、PC2は、係合状態として、2枚のスライドプレート11、12の周方向のスライド位置の変更によって、両方向ロック状態、一方向ロック状態、他方向ロック状態、両方向の回転が許容されたニュートラル状態が選択的に得られる。プレート状カップリングPC1,PC2のうち、変速機ケーシング111に固定される第1結合プレート1が共通用の1枚のみ設けられて、リングギア134に固定される一対の第2結合プレート2が、第1結合プレート1を挟んだ状態で配置される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動変速機に関するものである。
自動変速機、特に自動車用自動変速機においては、多段変速歯車機構を遊星歯車機構によって構成して、この遊星歯車機構を変速機ケーシング内に収納すると共に、遊星歯車機構における所定の回転部材を変速機ケーシングに係合させることが行われている。例えば、特許文献1に示すように、変速段変更のために、各種のブレーキやクラッチさらにはワンウェイクラッチが用いられるが、例えば1速を構成するために、例えばローリーバスーブレーキのような特定のブレーキと特定のワンウェイクラッチとを1セットとして組み込むことが行われている。この場合、1セットとされる上記特定のブレーキや特定のワンウェイクラッチは、上記所定の回転部材を変速機ケーシングに係合させるための係合部材となるが、大きな伝達トルクに対応するために、遊星歯車機構の外周に環状に配設されるのが一般的である。
ワンウェイクラッチとしては、種々のものが存在するが、特許文献2に示すように、大きな伝達トルクを確保できるプレート状カップリングと呼ばれるものがある。プレート状カップリングは、2つの相対向する第1結合プレートと第2結合プレートとのいずれか一方の対向面にポケット部を形成する一方、他方の対向面にノッチ部を形成して、ポケット部内に周方向一端部側を中心として揺動されるストラットを起倒可能に収納すると共に、ばね部材によってストラットを起立位置に向けて付勢して、起立位置とされたストラットがノッチ部に係合することによって、上記周方向他端側に向けての相対回転を規制する(ロック)するものである。そして、特許文献2においては、自動変速機において、上記特定のワンウェイクラッチとしてプレート状カップリングを利用したものが開示されているが、このプレート状カップリングは遊星歯車機構の外周に配置されている。
また、特許文献3には、上記ストラットとして、周方向一端側を揺動支点とする第1ストラットと、周方向他端側を揺動支点とする第2ストラットを設ける一方、2枚の結合プレートの間に孔部分と非孔部分とを有する1枚のスライドプレートを設けて、このスライドプレートの回動位置(スライド位置)を変更することによって、両ストラットの一方のみが起立位置とされた一方向ロック状態と、他方のみが起立位置とされた他方向ロック状態と、両ストラットが共に倒伏位置とされたニュートラル状態(両方向の相対回転を許容する状態)とを切替えるようにしたものが開示されている。ただし、特許文献3のものでは、スライドプレートが1枚であることから、両ストラットが共に起立位置とされた両方向ロック状態を得ることは難しいものとなっている。
特開2003−83439号公報 特表2001−526366号公報 特表2002−514292号公報
特許文献2に示すように、遊星歯車機構における所定の回転部材を変速機ケーシングに係合させるための係合部材としてプレート状カップリングを用いた場合、このプレート状カップリングが受ける伝達トルクは相当に大きくなる。このため、プレート状カップリングをいかに安定した構造とするかが問題となる。すなわち、プレート状カップリングにおける相対向配置されて相対回転される第1結合プレートと第2結合プレートとは、その1つの対向面の間でのみトルク伝達が行われることから、大きな伝達トルクを安定して受け止める構造とするには何らかの対策が望まれることになる。
本発明は、以上のような事情を勘案してなされもので、その目的は、遊星歯車機構における所定の回転部材を変速機ケーシングに係合させる係合部材としてプレート状カップリングを利用した場合に、大きな伝達トルクを安定して受け止めることのできるようにした自動変速機を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
多段変速歯車機構を構成する遊星歯車機構が変速機ケーシング内に収納され、該遊星歯車機構における所定の回転部材をプレート状カップリングを介して該変速機ケーシングに係合させるようにした自動変速機において、
前記プレート状カップリングが、
前記変速機ケーシングに一体とされた環状の第1結合プレートと、
前記所定の回転部材に一体とされ、前記第1結合プレートの一面側に対向するように配置された環状の一面側第2結合プレートと、
前記所定の回転部材に一体とされ、前記第1結合プレートの他面側に対向するように配置された環状の他面側第2結合プレートと、
前記第1結合プレートと前記一面側第2結合プレートとの対向面および該第1結合プレートと前記他面側第2結合プレートとの対向面において、該各対向面の一方に設けられたポケット部および該各対向面の他方に設けられたノッチ部と、
前記各ポケット部に収納され、それぞれ前記中心軸線の周方向一方側端部を支点にして揺動することにより起倒されて、起立状態のときに前記ノッチ部に係合して前記各第2結合プレートの周方向他方側への回転を規制するストラットと、
前記各ポケット部に収納され、前記ストラットを起立位置に向けて付勢するばね部材と、
を備えている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、プレート状カップリングは、変速機ケーシングに固定される1つの第1結合プレートを、所定の回転部材と一体回転される2つの第2結合プレートで挟むようにして大きな伝達トルクを受け止めるようにしてあるので、つまり第1結合プレートの一面側および他面側の両面でもって大きな伝達トルクを受け止めるようにしてあるので、第1結合プレートの一面側でのみ大きな伝達トルクを受け止める場合に比して、安定した係合状態を得ることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記所定の回転部材に、前記第1結合プレートの一面側に沿って延びる第1部分と、該第1結合プレートの他面側に沿って延びる第2部分と、該第1部分と第2部分との内周側端部同士を連結する第3部分とからなる断面略コ字状部分を有する環状の連結部材が一体化され、
前記連結部材のうち、前記第1部分で前記一面側第2結合プレートが構成されると共に、前記第2部分で前記他面側第2結合プレートが構成されている、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、2つの第2結合プレートを、断面略コ字状の連結部材を利用して簡単に構成することができ、また1つの連結部材を所定の回転部材に固定することで、2つの第2結合プレートを同時に所定の回転部材に固定することができる。
前記第1結合プレートおよび前記各第2結合プレートが、前記所定の回転部材に対して前記中心軸線方向に直列に配置され、
前記中心軸線と直交する方向において、前記各第2結合プレートの外周縁部の位置が、前記所定の回転部材の外周縁部の位置と略一致されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、少なくとも従来ワンウェイクラッチを配設していた部分において、変速機ケーシングを径方向に十分に小さくすることができる。また、プレート状カップリングはその軸線方向寸法を十分小さくすることができるので、従来存在していた遊星歯車機構の中心軸線方向にあるスペースをそのまま有効に利用して組み込むことができ、遊星歯車機構の中心軸線方向長さを長くしてしまうということも回避できる。さらに、第2結合プレート2の外径を、所定の回転部材の外径を超えない範囲でもって極力大きく確保して、大きな伝達トルクを受ける上で好ましいものとなる。
前記第1結合プレートと前記各第2結合プレートとの間にはそれぞれ、前記中心軸線回りに環状とされると共に該中心軸線回りにスライド可能なスライドプレートが配設され、
前記各スライドプレートは、孔部分と非孔部分とを有して、該孔部分が前記ストラットに位置されたときに該ストラットが起立位置となるのを許容するように設定され、
前記各スライドプレート同士を同期させスライド駆動させるためのアクチュエータが設けられている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、アクチュエータによって各スライドプレートを同期させてスライド駆動することによって、各第2結合プレートの第1結合プレートに対する係合状態を確実に同一のものとすることができる。
前記ストラットとして、前記記中心軸線の周方向一方側端部を支点にして揺動することにより起倒される第1ストラットの他に、該中心軸線の周方向他方側端部を支点にして起倒される第2ストラットが設けられ、
前記ノッチ部として、前記第1ストラットに対応した第1ノッチ部の他に、前記第2ストラットに対応した第2ノッチ部が設けられて、該第1ストラットによる前記各第2結合プレートの回転規制方向と該第2ストラットによる該各第2結合プレートの回転規制方向が互いに反対方向となるように設定され、
前記第1結合プレートと前記各第2結合プレートとの間には、前記中心軸線回りに環状とされると共に該中心軸線回りにスライド可能な第1スライドプレートおよび第2スライドプレートが配設され、
前記各第1スライドプレートおよび各第2スライドプレートはそれぞれ孔部分と非孔部分とを有して、該各スライドプレートの各孔部分がそれぞれ位置されたストラットのみが起立位置とされるように設定され、
前記各第1スライドプレート同士を同期させて駆動するアクチュエータと、前記各第2スライドプレート同士を同期させて駆動するアクチュエータとが設けられている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、各対向面について2枚のスライドプレートを配設した合計4枚のスライドプレートを利用して、第1、第2のストラットを個別に起立位置と倒伏位置とに切替えて、単なるワンウェイクラッチとして機能させるだけでなく、第1、第2のストラットを共に起立位置として所定の回転部材の両方向の回転を規制(ロック)した両方向ロック状態として、いわゆるブレーキの機能をも果たすことができる。このことは、プレート状カップリングをブレーキとして機能させることが可能となる。
前記各スライドプレートのスライド位置の変更に応じて、少なくとも、前記第1ストラットおよび第2ストラットがそれぞれ起立位置とされて前記各第2結合プレートの両方向への回転が規制された両方向ロック状態と、該第1ストラットが起立位置で該第2ストラットが倒伏位置とされて該各第2結合プレートがそれぞれ一方向への回転を規制された一方向ロック状態と、前記第1ストラットおよび第2ストラットがそれぞれ倒伏位置とされて該各第2結合プレートの両方向への回転が許容されたニュートラル状態と、をとり得るようにされている、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、従来あった、特定のブレーキと特定のワンウェイクラッチとからなる1セット体の機能を、完全に達成することができる。
マニュアル操作されるセレクトレバーが前進走行での自動変速指令となるDレンジ位置のとき、前記一方向ロック状態とされて所定の変速段を構成し、
マニュアル操作されるセレクトレバーが、マニュアル操作される毎に前進走行時における変速段の変更指令を行うマニュアルモード位置のときに、双方向ロック状態とされて前記所定の変速段を構成するようにされている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、例えば、特許文献1におけるローリバースブレーキの機能を得ることができる。特に、マニュアルモード時では、両方向ロック状態として、ダイレクト感のある変速を確保しつつ、エンジンブレーキを得ることができる。
前記セレクトレバーが後退走行を選択しているときは、前記双方向ロック状態とされて後退変速段が構成される、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、
例えば特許文献1における自動変速機のローリバースブレーキを利用した後退変速段を得る機能を得ることができる。
パワーオフ時に、前記ニュートラル状態とされる、ようにしてある(請求項9対応)。この場合、自動変速機の入力軸側から出力軸側への動力伝達が行われないときの回転抵抗軽減の上で好ましいものとなる。
パワーオフ時に、前記双方向ロック状態とされる、ようにしてある(請求項10対応)。この場合、自動変速機の入力軸側から出力軸側への動力伝達が行われないときに、エンジンブレーキを確保する上で好ましいものとなる。
前記ポケット部、ストラットおよびばね部材がそれぞれ、前記第1結合プレートに設けられている、ようにしてある(請求項11対応)。この場合、回転される所定の回転部材の慣性質量を小さくする上で好ましいものとなる。
本発明によれば、プレート状カップリングを用いて所定の回転部材を変速機ケーシングに係合させる場合に、大きな伝達トルクを安定して受け止めることができる。
自動変速機100は、主たる構成要素として、トルクコンバータ120と、該トルクコンバータ120の出力により駆動される多段変速歯車機構としての2つの遊星歯車機構130,140と、該遊星歯車機構130,140の動力伝達経路を切り換える複数の摩擦要素151〜154及び一対のプレート状カップリングPC1、PC2とを有する。実施形態では、プレート状カップリングPC1、PC2は、後述するように、特定のブレーキ(ローリバースブレーキ)と特定のワンウェイクラッチとの機能を共に果たすようになっている(特許文献1における符合55で示すローリバースブレーキと、符合56で示すワンウェイクラッチの機能を果たす)。
マニュアル操作されるセレクトレバー(図示を略す)がDレンジ位置のときに、1〜4速の間での自動変速機が行われ、セレクトレバーがマニュアルモードを選択しているときは、セレクトレバーが所定のマニュアル操作される毎に1段シフトアップあるいは1段シフトダウンされ、さらに、セレクトレバーがRレンジ位置のときに、後退速が実現可能である。
トルクコンバータ120は、エンジン出力軸101に連結されたケーシング121内に固設されたポンプ122と、該ポンプ122に対向するように配置されて該ポンプ122により作動油を介して駆動されるタービン123と、上記ポンプ122とタービン123との間に介設されて変速機ケーシング111にワンウェイクラッチ124を介して支持されたステータ125と、上記ケーシング121とタービン123との間に設けられてエンジン出力軸101とタービン123とを直結するロックアップクラッチ126とを有する。タービン123の回転はタービンシャフト127を介して遊星歯車機構130,140に出力される。トルクコンバータ120の反エンジン側には、該トルクコンバータ120のケーシング121を介してエンジン出力軸101により駆動されるオイルポンプ112が配置されている。
遊星歯車機構130,140は、サンギヤ131,141と、該サンギヤ131,141に噛み合う複数のピニオン132,142と、該ピニオン132,142を支持するピニオンキャリヤ133,143と、ピニオン132,142に噛み合うリングギヤ134,144とを有する。
タービンシャフト127と第1遊星歯車機構130のサンギヤ131との間にフォワードクラッチ151が、同じくタービンシャフト127と第2遊星歯車機構140のサンギヤ141との間にリバースクラッチ152が、同じくタービンシャフト127と第2遊星歯車機構140のピニオンキャリヤ143との間に3−4クラッチ153がそれぞれ介設されている。2−4ブレーキ154は第2遊星歯車機構140のサンギヤ141を固定する。第1遊星歯車機構130のリングギヤ134と第2遊星歯車機構140のピニオンキャリヤ143とが連結され、これらと変速機ケーシング111との間に後述するプレート状カップリングPC1、PC2(ローリバースブレーキとワンウエイクラッチ)が配置されている。第1遊星歯車機構130のピニオンキャリヤ133と第2遊星歯車機構140のリングギヤ144とが連結され、これらに出力ギヤ113が接続されている。
出力ギヤ113と中間伝動機構160を構成するアイドルシャフト161上の第1中間ギヤ162とが噛み合い、同じくアイドルシャフト161上の第2中間ギヤ163と差動装置170の入力ギヤ171とが噛み合って、上記出力ギヤ113の回転が差動装置170のデフケーシング172に入力され、該差動装置170を介して左右の車軸173,174が駆動される。
2−4ブレーキ154はバンドブレーキで構成されている。2−4ブレーキ154は締結室と解放室とを有し、締結室のみに作動圧が供給されているときに締結され、締結室に作動圧が供給されていないとき、及び解放室に作動圧が供給されているときには解放される。その他の摩擦要素51〜53は単一の油圧室を有し、該油圧室に作動圧が供給されているときに締結される。
図2に、各摩擦要素151〜154及びプレート状カップリングPC1、PC2の作動状態と変速段との関係を示す。この図2において、後述するプレート状カップリングPC1、PC2の説明からも理解されるが、双方向ロック状態がローリバースブレーキの締結状態に相当し、一方向ロック状態がワンウェイクラッチが作動した状態となる。
ここで、前述のリングギア134が、本発明での所定の回転部材となっており、このリングギア134が、プレート状カップリングPC1、PC2を介して、変速機ケーシング111に対して所定の結合状態とされる。図3は、プレート状カップリングPC1、PC2部分の詳細を示すもので、以下この図3について説明する。なお、図3において、遊星歯車機構の中心軸線ともなるタービンシャフト127の中心軸線が、符合Lで示される。
まず、変速機ケーシング111は、中心軸線Lに向けて延びて中心軸線を取り巻く環状の縦壁部180を有する。この縦壁部180は、リングギア134と出力ギア113との間のうち、中心軸線L方向において出力ギア113に近い側に位置されている。縦壁部材180の内周部は、所定軸線Lに沿ってリングギア134に近づく方向に延びる円筒部181を有する。円筒部181は、所定軸線Lを中心とするもので、円筒部180の先端部(リングギア134に近い側の端部)の外周に、第1軸受182を介して、所定の回転部材としてのリングギア134(の縦壁部180側の端部)が支承されている。また、円筒部181の内周部分は、第2軸受183を介して、出力ギア113のシャフト部分を支承している。
ケーシング111の内面には、リングギア134と縦壁部材180との間において、前述したプレート状カップリングPC1、PC2が配設されている。すなわち、ケーシング111の内面には、比較的肉厚とされた環状のリング部材からなる第1結合プレート1が固定されている。この第1結合プレート1は、中心軸線Lを中心とする円環状とされて、リングギア134と縦壁部材180との間に位置されて、前記円筒部181の外周を取り巻くようにされている。なお、第1結合プレート1は、各プレート状カップリングPC1、PC2の共通用とされている。
リングギア134のうち、縦壁部180側の端部からは、全体的に断面略コ字状の連結部材185が固定されている。この連結部材185は、第1結合プレート1を中心軸線L方向から挟むように配置された一対の第2結合プレート2と、各第2結合プレート2の内周側端部同士を連結する連結部186とを有し、2つの分割構成とされた部材同士を結合プレート187によって一体化することにより構成されている。なお、前述の第1軸受182は、プレート状カップリングPC1、PC2に対して、中心軸線L方向においてリングギア134に近い側に若干オフセットして配置されている。
次に、プレート状カップリングPC1、PC2の詳細について、図4以下をも参照しつつ説明するが、PC1とPC2とは互いに同じように構成されているので、一方のプレート状カップリングPC1に着目して説明することとする。なお、プレート状カップリングをPC1、PC2の一対設けてあるのは、伝達トルクを大きくすることと、1枚の第1結合プレート1を両方向から挾んだ配置構成とすることによる安定構造の確保等のためである。
図4〜図6において、第1結合プレート1と第2結合プレート2との間には、第1スライドプレート11、第2スライドプレート12が配設されている。各スライドプレート11、12は、それぞれ中心軸線Lを中心とする円環状に形成されている(図7,図8参照で、図7、図8では第2結合プレート2は省略されている)。各結合プレート1と2同士は小間隔あけて互いに相対回転可能に対向配置され、2つのスライドプレート11と12とは、2つの結合プレート1と2との間に配設されている。各部材1、2、11、12の配設関係は、例えば図4を参照しつつ説明すると、中心軸線L方向一端側(図4下方側)から他端側(図4上方側)に向けて、第1結合プレート1、第1スライドプレート11、第2スライドプレート12,第2結合プレート2となっている。なお、中心軸線Lは、図7において紙面直角方向に延びている。
各結合プレート1と2とは、互いに動力伝達する関係上、剛性が高くなるように厚肉に形成されている。各スライドプレート11と12とは、動力伝達には直接関与しないので、薄肉に形成されている。各部材1、2、11、12は、それぞれ、例えば鉄系金属等の金属によって形成されている。勿論、第1結合プレート1が常時固定され(変速機ケーシング111と一体)、第2結合プレート2が回転する部材とされている。各第2結合プレート2の外周縁部は、中心軸線Lの径方向において、所定の回転部材としてのリングギア134の外周縁部と略一致した位置となるように設定されている。各結合プレート1、2のリングギア134に対する直列配置と、各第2結合プレート2がリングギア134の径方向外方側に大きく突出させない構造によって、第2結合プレート2をリングギア134の外周に配置した場合に比して、変速機ケーシング111を径方向に十分小さくすることができる。また、第2結合プレート2の外周縁部を、リングギア134の外周縁部と略一致した位置とすることにより、第2結合プレート2の外径を極力大きく確保して、大きな伝達トルクを受ける上で好ましいものとなる。
第1結合プレート1の対向面、つまり第2結合プレート2に対向する側の面には、周方向に180度間隔をあけて2つの第1ポケット部(凹部)21が形成されると共に、周方向に180度間隔をあけて2つの第2ポケット部22が形成されている(図7,図8をも参照)。そして、2つの第1ポケット部21の間において、第2ポケット部22が位置するように設定され、隣り合う各ポケット部21、22は周方向に90度間隔で配置されている。各ポケット部21、22の形状、大きさは互いに同一となるように設定されている。
第2結合プレート2の対向面、つまり第1結合プレート1に対向する側の面には、前述した2つの第1ポケット部21に対応させて2つの第1ノッチ部31が形成されると共に、2つの第2ポケット部22に対応させて2つの第2ノッチ部32が形成されている。2つの第1ノッチ部31同士は周方向に180度間隔で配置され、2つの第2ノッチ部32同士は周方向に180間隔で配置され、隣り合うノッチ部31、32の周方向間隔は90度とされている。各ノッチ部31、32は、中心軸線Lの周方向において対称形状となるように設定されている。
前記各スライドプレート11と12とは、互いに同一形状(合同形状)に設定されている。より具体的には、第1スライドプレート11には、周方向に間隔をあけて合計4つの孔部分11aが形成され(非孔部分が符合11bで示される)、同様に第2スライドプレート12にも、周方向に間隔をあけて合計4つの孔部分12a(非孔部分部分が符合12bで示される)が形成されている。第1スライドプレート11と第2スライドプレート12とは、所定の重ね合わせ状態において、その孔部分11aと12aとが完全に合致(整合)される。各孔部分11a、12aは、中心軸線Lを中心とする円弧状に形成されている。そして、孔部分11a、12aは、その幅(中心軸線Lと直交する方向の長さ)は、各ポケット部21、22の幅と略同一とされているが、孔部分11a、12aの周方向長さは、各ポケット部21、22の周方向長さよりも十分に長くなるように設定されている。なお、図7等では、隠れた第1スライドプレート11の孔部分11a等の位置を明確に示すために、第2スライドプレート12と若干ずらして描かれている部分もあるが、実際には第1スライドプレート11と第2スライドプレート12とは完全に合同形状に設定されている。
第1ポケット部21には、第1ストラット41が起倒自在に収納されている。この第1ストラット21は、その周方向一端側を支点として揺動可能とされて、その揺動に応じて、第1ポケット部21内に収納された倒伏位置と、第1ポケット部21から第2結合プレート2側に向けて大きく突出した起立位置とをとり得るようになっている。第1ストラット41は、トルク伝達を行う関係上、例えば鉄系の金属によって剛性に優れたものとして構成されている。
同様に、第2ポケット部22には、第2ストラット42が起倒自在に収納されている。この第2ストラット21は、その周方向他端側を支点として揺動可能とされて、その揺動に応じて、第2ポケット部22内に収納された倒伏位置と、第2ポケット部22から第2結合プレート2側に向けて大きく突出した起立位置とをとり得るようになっている。この第2ストラット42は、第1ストラット41に対して反対方向の回転ロック用となっており、このため、その揺動支点が、第1ストラット41に対して、周方向反対側となるように設定されている。第2ストラット42は、トルク伝達を行う関係上、例えば鉄系の金属によって剛性に優れたものとして構成されている。
第1ポケット部21には、第1ストラット41の背面側(第2結合プレート2と反対側)において、第1ストラット41を起立位置に向けて付勢する第1ばね部材51が配設されている。同様に、第2ポケット部22には、第2ストラット42の背面側(第2結合プレート2と反対側)において、第2ストラット42を起立位置に向けて付勢する第2ばね部材52が配設されている。各ばね部材51と52とは、それぞれ同一の形状、大きさとされて、実施形態では、コイルばねによって構成されている。より具体的には、コイルばねの軸線を第1結合プレート1の径方向に伸ばした状態で、細長く延びるその一端部51a(52a)がストラット41(42)の背面側に当接され、その他端部51b(52b)がポケット部21(22)の底面側に当接されている。ストラット41(42)が図5、図6に示す倒伏位置にあるときは、図4に示す起立位置にある場合に比して、ばね部材51(52)一端部51a(52a)と他端部51b(52b)とのなす角度が小さくされる。なお、ポケット部21(22)の底面には、ばね部材51(52)を収納するための収納凹部21a(22a)が形成されて、倒伏位置にあるストラット41(42)によって、ばね部材51(52)が極端に大きく変形されないように、つまりその一端部51aと51b(52aと52b)とのなす角度が極端に小さくなり過ぎないように設定されている。
各ストラット41、42は、その起立位置では、倒伏位置に対して例えば30度〜40度程度傾斜した姿勢となって、第1結合プレート1と第2結合プレート2との間での回転方向のトルク伝達を行うようになっている。そして、起立位置にあるストラット41、42の先端部(揺動支点側端部とは反対側の端部)は、前述したノッチ部31、32のうち比較的傾斜角度が大きく設定された傾斜面31a、32aに面接触するようにされており、同様に、各ストラット41、42の揺動支点側の端部も、ポケット部21、22の周方向端面に面接触するようにされている。
図7に示すように、第1スライドプレート11の外縁部には、周方向外方側に向けて延びる突起部11cが形成され、この突起部11cに、第1アクチュエータ61が連結されている。同様に、第2スライドプレート12の外縁部には、周方向外方側に向けて延びる突起部12cが形成され、この突起部12cに、第2アクチュエータ62が連結されている。各アクチュエータ61、62によって、各スライドプレート11、12は互いに独立してスライド動(中心軸線L回りの回動)が行われるようになっている。
次に、以上のような構成の作用について、図7〜図11を参照しつつ説明する。なお、図7〜図11では、各ストラット41、42の動き等が明確になるように、第2結合プレート2を取外した状態が示される。また、以下の説明では、第2結合プレート2の中心軸線L回りの一方側回転方向を正転方向として、他方向回転方向を逆転方向として説明する。
まず、図7,図8に示す位置は、第1結合プレート1に対して、第2結合プレート2が中心軸線L回りの両方向に回転規制された両方向ロック状態である。すなわち、各スライドプレート11、12の各突起部11cと12cが互いに合致した基準位置αとされ、このとき、各ポケット部21、22に対して、各スライドプレート11、12の孔部分11a、12aが完全に整合された状態となる。
図7、図8の両方向ロック状態において、起立位置にある第1ストラット41は、各スライドプレート11,12の孔部分11aおよび12aを貫通して、第2結合プレート2の第1ノッチ部31と係合し(図4参照)、その起立方向の設定からして、第2結合プレート2の正転方向への回転をロックする機能を行う。また、起立位置にある第2ストラット42は、各スライドプレート11,12の孔部分11aおよび12aを貫通して、第2結合プレート2の第2ノッチ部32と係合し(図4参照)、その起立方向の設定からして、第2結合プレート2の逆転方向への回転をロックする機能を行う。このような両方向ロック状態において、孔部分11a、12aの周方向各端部のうち、起立位置にあるストラット41,42のうちその揺動支点に近い側はストラット41、42に近接した位置にあり、揺動支点から遠い側の周方向端部はストラット41、42から大きく離れて位置されている。
図7、図8に示す両方向ロック状態から、第1スライドプレート11のみを、基準位置αから若干正転方向にスライド(回動)させた状態が、図9であり、この図6の状態では、第2ストラット42のみが図5にも示すように第2ポケット部22内に収納された倒伏位置とされる。これにより、第1ストラット41によって第2結合プレート2の正転方向の回転が規制された正転方向(一方向)ロック状態とされる。
図7、図8に示す両方向ロック状態から、第1スライドプレート11のみを、基準位置αから若干逆転方向にスライド(回動)させた状態が図10であり、この図10の状態では、第1ストラット41のみが図6にも示すように第1ポケット部21内に収納された倒伏位置とされる。これにより、第2ストラット42によって第2結合プレート2の逆転方向の回転が規制された逆転方向(他方向)ロック状態とされる。
図7、図8に示す両方向ロック状態から、第1スライドプレート11を基準位置αから若干正転方向にスライド(回動)させ、かつ第2スライドプレート12を基準位置αから若干逆転方向にスライド(回動)させた状態が図11である。この図11の状態では、各ストラット41、42の両方がポケット部41あるいは42に収納された倒伏位置とされる。これにより、各ストラット41、42によっては第2結合プレート2の回転がなんら規制されない状態、つまり第2結合プレート2が正転方向および逆転方向の両方向に回転可能なニュートラル状態とされる。なお、ニュートラル状態では、第1ストラット41は第2スライドプレート12によって倒伏位置とされ、第2ストラット42は第1スライドプレート11によって倒伏位置とされる。
上述した図8〜図11に示した例では、第1スライドプレート41が基準位置αを含めて合計3つの位置の間で位置変更され、第2スライドプレート42が基準位置αを含めて合計2つの位置の間での位置変更されて、各スライドプレート11、12の位置の組み合わせによって、前述したように、両方ロック状態と、正転方向ロック状態と、逆転方向ロック状態と、両方向の回転が許容されるニュートラル状態との合計4つの状態が任意に選択されることになる。そして、この4つの状態の間での状態変更は、2つのアクチュエータ61、62によってスライドプレート41、42を個別に駆動することにより行われる。なお、第1スライドプレート11と第2スライドプレートとは合同形状に設定されているので、前述した4つの状態の間で変更するのに、第1スライドプレート11と第2スライドプレート12との動きを前述の説明とは逆の関係とすることによっても得られる。
図12,図13は、本発明の別の実施形態を示すもので、前記実施形態と同一構成要素には同一符合を付してその重複した説明は省略する。本実施形態では、ストラット41(42についても同じ)を、ピン71を中心として揺動可能に第1結合プレート1に保持させたものである。ピン71を用いた揺動により、第1ストラット41の揺動をより円滑に行う上で好ましいものとなる。なお、ピン71に対して、第1ストラット41を若干その長手方向に相対変位可能として、起立位置にあるときに、第1ストラット41が、第1ポケット部21の周方向端面に確実に当接させることができる(ピン71に伝達トルクを作用させないようにする)。また、本実施形態では、第1ばね部材51(52についても同じ)として、コイルばねに代えて板ばねを用いるようにしてある。なお、ばね部材51(52についても同じ)としては、コイルばねの軸線方向のばね力を利用する等、ばね部材51の種類やその配置手法は適宜のものを採択できる。
図14〜図17は、本発明のさらに別の実施形態を示すもので、各スライドプレート11、12がそれぞれ2位置の間で位置変更されることにより、前述した4つの状態をとり得るようにしたものである。すなわち、図14〜図17は、それぞれ図7に対応した図とされている。そして、図14が、両方向ロック状態である(図7に対応であるが、突起部11c、12cの位置が図7の場合と若干相違している)。
図14の両方向ロック状態から、第1スライドプレート41を正転方向に若干スライド(回動)させて、突起部11cを突起部12cに合致させた状態が、図15の状態である。この図15の状態では、第2結合プレート2の正転方向の回転がロックされた正転方向(一方向)ロック状態となる。
図14の状態から、第2スライドプレート22を、若干逆転方向にスライド(回動)させて、突起部12aを突起部11aに合致させた状態が、図16の状態である。この図16の状態は、逆転方向(他方向)へのロック状態となる。
図14の状態から、第1スライドプレート11を若干正転方向にスライド(回動)させると共に、第2スライドプレート12を若干逆転方向にスライド(回動)させた状態、つまり両突起部11cと12cとが図14の状態から入れ替わった状態が図17の状態である。この図17の状態は、両方向の回転が許容されたニュートラル状態である。
図18は、図14〜図17の実施形態において、各スライドプレート11、12をそれぞれ2つの位置の間で位置変更するアクチュエータの一例を示す。図18の例では、アクチュエータは油圧式とされている。すなわち、90は、変速機ケーシング111の底部に配設されたバルブボディで、このバルブボディ90内に2つのシリンダ部91a、91bが形成されている。シリンダ部91aには第1ピストン92aが往復動可能に配設され、シリンダ部91bには第2ピストン92bが往復動可能に配設されている。
上記第1ピストン92aは、スプリング93aによって一方向に付勢されている。同様に、第2ピストン92bは、スプリング93bによって他方向に付勢されている。ピストン92aによってシリンダ部91a内に画成された油室94aが、電磁式の切換弁95aを介して、ポンプ96に接続されている。同様に、ピストン92bによってシリンダ部91b内に画成された油室94bが、電磁式の切換弁95bを介して、ポンプ96に接続されている。なお、97はアキュムレータである。
切換弁95aによって、油室94aをポンプ96側に接続すると、第1ピストン92aがスプリング93aに抗して移動されて、他方向ストローク端に移動される。また、切換弁95aによって、油室94aがドレンされると、第1ピストン92aは、スプリング93aによって、図18の一方向ストローク端に復帰される。このような第1ピストン92aからは、延長部98aがバルブボディ90の外部に延在され、この延長部98aに設けたピン99aに対して、第1スライドプレート11の突起部11c(に形成された凹部)が嵌合、連結されている。第1ピストン92aは、2つの位置の間で位置変更されるが、それぞれその2つの位置はそれぞれストローク端であるので、その位置決めが極めて精度よく行われ、第1スライドプレート11の2つの位置の位置決めも精度よく行われることになる。
第2ピストン92bについても、第1ピストン92aと同様に構成されており、したがって、第1ピストン92aについて用いた「a」の符合に代えて「b」の符合を用いることにより、その重複した説明は省略する。勿論、第2ピストン92bは、第2スライドプレート12に連結されるものである。なお、図15の例では、第1ピストン92aが第1アクチュエータ61を構成し、第2ピストン92bが第2アクチュエータ62を構成し、バルブボディ90が第1と第2の各アクチュエータ共通用のボディとして用いられている。
なお、1つのピストン92aによって2つの第2結合プレート11を同時にスライド駆動し、1つのピストン92bによって2つの結合プレート12を同時にスライド駆動し、2つのピスト92aと92bとが同期して駆動されることにより、1つの第1結合プレート1を挟んで配置される2つの結合プレート2は、第1結合プレート1(つまり変速機ケーシング111)に対して同期して同じ係合状態とされる(第1プレート状カップリングPC1と第2プレート状カップリングPC2とは、常に同じ状態とされる)。このような同期駆動は、以下に説明する図19の例においても同じである。
図19は、図18の変形例を示すもので、1つのシリンダ91内に1つのピストン92のみが摺動自在に嵌合されている。そして、ピストン92の各端側に2つの油室94a、94bが画成されて、この各油室94a、94b内にスプリング93a、93bが配設されている。本実施形態では、各油室94a、94bがそれぞれドレンされたときに、ピストン92は中立位置とされる。一方の油室94aに油圧が供給される一方、他方の油室94bがドレンされると、ピストン92が図中右方に変位されて、右方ストローク端位置とされる。逆に、油室94bに油圧が供給される一方、油室94aがドレンされると、ピストン92が図中左方に変位されて、左方ストローク端位置とされる。このようにして、ピストン92は3つの位置を選択に切替えられることになり、例えば図8〜図11の実施形態において、第1スライドプレート11を3つの位置で位置変更する場合に用いることができる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。第2結合プレート2側に、ポケット部21、22つまりストラット41、42やばね部材51、52を配設してもよい。アクチュエータを2つのスライドプレートの共通用として、この1つのアクチュエータと2つのスライドプレート11,12とを別途連結機構を介して連結して、アクチュエータの動きによって、2つのスライドプレート11,12が、図8〜図11の動き(あるいは図14〜図17の動き)となるように設定するようにしてもよい。スライドプレート11,12を、中心軸線L回りにスライド(回動)させる代わりに、例えば中心軸線Lと直交する方向にスライドさせるようにすることもできる。アクチュエータ61、62としては、油圧式に限らず、電動式等適宜のものを採択し得る。第1ポケット部21(第2ポケット部22についても同様)、つまり第1ストラット41等(第2ストラット42等についても同じ)は、1個または3個以上であってもよく、また、第1ポケット部21と第2ポケット部22の数が互いに相違していてもよい(特に、回転方向におけるトルク伝達の大きさに相違がある場合等に好適)。
プレート状カップリングPC1、PC2は、ワンウェイクラッチのみの機能を有するようにしてもよく(例えば特許文献1におけるワンウェイクラッチ56の機能で、この場合は一方向ロック機能のみを有すればよく、スライドプレート11、12を不用とすることができる)、あるいはブレーキのみの機能を有するようにしてもよい(例えば特許文献1におけるローリバースブレーキ55の機能で、この場合は、両方向ロック状態とニュートラル状態とが得られればよい)。プレート状カップリングPC1、PC2は、一方向ロック状態と他方向ロック状態との2つの係合状態が選択的に得られるものとしてもよく(所定の変速段構成とエンジンブレーキの確保)、一方向ロック状態とニュートラル状態との2つの係合状態が選択的に得られるものとしてもよく(所定の変速段構成とパワーオフ時の回転抵抗低減)、両方向ロック状態のみが得られるものとする(所定の変速段構成)等、得るべき係合状態は適宜選択できるものであり、この得るべき係合状態の種類等に応じてスライドプレートの有無やスライドプレートを有するときのその枚数を適宜相違させればよい。多段変速歯車機構としての遊星歯車機構としては、適宜の形式のものを採択することができる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明が適用される自動変速機の一例を示すスケルトン図。 図1に示す自動変速機の変速段と摩擦要素等の締結関係を示す図。 図1のうち、プレート状カップリング部分の詳細を示す要部断面図。 図8のX1−X1線相当断面図で、両ストラットがそれぞれ起立位置とされた両方向ロック状態を示す。 図4の状態から、第2ストラットのみが倒伏位置とされた状態を示す要部断面図。 図4の状態から、第1ストラットのみが倒伏位置とされた状態を示すようぶ 断面図。 第2結合プレートを取外した状態で、第2結合プレート側から見たときの正面図。 図7の斜視図で、両方向ロック状態を示す。 正転方向ロック状態を示すもので、図8に対応した斜視図。 逆転転方向ロック状態を示すもので、図8に対応した斜視図。 両方向の回転が許容されたニュートラル状態を示すもので、図8に対応した斜視図。 本発明の別の実施形態を示す要部断面図。 図12に用いられた板ばねの斜視図 本発明のさらに別の実施形態を示すもので、両方向ロック状態を示すもので、図7に対応した正面図。 正転方向ロック状態を示すもので、図14に対応した正面図。 逆転方向ロック状態を示すもので、図14に対応した正面図。 両方向の回転が許容されたニュートラル状態を示すもので、図14に対応した正面図。 各スライドプレートを2つの位置の間でもって位置変更するためのアクチュエータの一例を示す断面系統図。 各スライドプレートを3つの位置の間でもって位置変更するためのアクチュエータの一例を示す断面系統図。
符号の説明
1:第1結合プレート
2:第2結合プレート
11:第1スライドプレート
11a:孔部分
11b:非孔部分
11c:突起部(アクチュエータへの連結部)
12:第2スライドプレート
12a:孔部分
11b:非孔部分
11c:突起部(アクチュエータへの連結部)
21:第1ポケット部
22:第2ポケット部
31:第1ノッチ部
32:第2ノッチ部
41:第1ストラット
42:第2ストラット
51:第1ばね部材
52:第2ばね部材
61:第1アクチュエータ
62:第2アクチュエータ
90:バルブボディ
92:ピストン
92a:第1ピストン(第1アクチュエータ)
92b:第2ピストン(第2アクチュエータ)
93a:スプリング
93b:スプリング
95a:切換弁
95b:切換弁
96:ポンプ
100:自動変速機
111:変速機ケーシング
130、140:遊星歯車機構
134:リングギア(所定の回転部材)

Claims (11)

  1. 多段変速歯車機構を構成する遊星歯車機構が変速機ケーシング内に収納され、該遊星歯車機構における所定の回転部材をプレート状カップリングを介して該変速機ケーシングに係合させるようにした自動変速機において、
    前記プレート状カップリングが、
    前記変速機ケーシングに一体とされた環状の第1結合プレートと、
    前記所定の回転部材に一体とされ、前記第1結合プレートの一面側に対向するように配置された環状の一面側第2結合プレートと、
    前記所定の回転部材に一体とされ、前記第1結合プレートの他面側に対向するように配置された環状の他面側第2結合プレートと、
    前記第1結合プレートと前記一面側第2結合プレートとの対向面および該第1結合プレートと前記他面側第2結合プレートとの対向面において、該各対向面の一方に設けられたポケット部および該各対向面の他方に設けられたノッチ部と、
    前記各ポケット部に収納され、それぞれ前記中心軸線の周方向一方側端部を支点にして揺動することにより起倒されて、起立状態のときに前記ノッチ部に係合して前記各第2結合プレートの周方向他方側への回転を規制するストラットと、
    前記各ポケット部に収納され、前記ストラットを起立位置に向けて付勢するばね部材と、
    を備えている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  2. 請求項1において、
    前記所定の回転部材に、前記第1結合プレートの一面側に沿って延びる第1部分と、該第1結合プレートの他面側に沿って延びる第2部分と、該第1部分と第2部分との内周側端部同士を連結する第3部分とからなる断面略コ字状部分を有する環状の連結部材が一体化され、
    前記連結部材のうち、前記第1部分で前記一面側第2結合プレートが構成されると共に、前記第2部分で前記他面側第2結合プレートが構成されている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第1結合プレートおよび前記各第2結合プレートが、前記所定の回転部材に対して前記中心軸線方向に直列に配置され、
    前記中心軸線と直交する方向において、前記各第2結合プレートの外周縁部の位置が、前記所定の回転部材の外周縁部の位置と略一致されている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記第1結合プレートと前記各第2結合プレートとの間にはそれぞれ、前記中心軸線回りに環状とされると共に該中心軸線回りにスライド可能なスライドプレートが配設され、
    前記各スライドプレートは、孔部分と非孔部分とを有して、該孔部分が前記ストラットに位置されたときに該ストラットが起立位置となるのを許容するように設定され、
    前記各スライドプレート同士を同期させスライド駆動させるためのアクチュエータが設けられている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記ストラットとして、前記記中心軸線の周方向一方側端部を支点にして揺動することにより起倒される第1ストラットの他に、該中心軸線の周方向他方側端部を支点にして起倒される第2ストラットが設けられ、
    前記ノッチ部として、前記第1ストラットに対応した第1ノッチ部の他に、前記第2ストラットに対応した第2ノッチ部が設けられて、該第1ストラットによる前記各第2結合プレートの回転規制方向と該第2ストラットによる該各第2結合プレートの回転規制方向が互いに反対方向となるように設定され、
    前記第1結合プレートと前記各第2結合プレートとの間には、前記中心軸線回りに環状とされると共に該中心軸線回りにスライド可能な第1スライドプレートおよび第2スライドプレートが配設され、
    前記各第1スライドプレートおよび各第2スライドプレートはそれぞれ孔部分と非孔部分とを有して、該各スライドプレートの各孔部分がそれぞれ位置されたストラットのみが起立位置とされるように設定され、
    前記各第1スライドプレート同士を同期させて駆動するアクチュエータと、前記各第2スライドプレート同士を同期させて駆動するアクチュエータとが設けられている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  6. 請求項5において、
    前記各スライドプレートのスライド位置の変更に応じて、少なくとも、前記第1ストラットおよび第2ストラットがそれぞれ起立位置とされて前記各第2結合プレートの両方向への回転が規制された両方向ロック状態と、該第1ストラットが起立位置で該第2ストラットが倒伏位置とされて該各第2結合プレートがそれぞれ一方向への回転を規制された一方向ロック状態と、前記第1ストラットおよび第2ストラットがそれぞれ倒伏位置とされて該各第2結合プレートの両方向への回転が許容されたニュートラル状態と、をとり得るようにされている、ことを特徴とする自動変速機。
  7. 請求項6において、
    マニュアル操作されるセレクトレバーが前進走行での自動変速指令となるDレンジ位置のとき、前記一方向ロック状態とされて所定の変速段を構成し、
    マニュアル操作されるセレクトレバーが、マニュアル操作される毎に前進走行時における変速段の変更指令を行うマニュアルモード位置のときに、双方向ロック状態とされて前記所定の変速段を構成するようにされている、
    ことを特徴とする自動変速機。
  8. 請求項7において、
    前記セレクトレバーが後退走行を選択しているときは、前記双方向ロック状態とされて後退変速段が構成される、ことを特徴とする自動変速機。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれか1項において、
    パワーオフ時に、前記ニュートラル状態とされる、ことを特徴とする自動変速機。
  10. 請求項6ないし請求項8のいずれか1項において、
    パワーオフ時に、前記双方向ロック状態とされる、ことを特徴とする自動変速機。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項において、
    前記ポケット部、ストラットおよびばね部材がそれぞれ、前記第1結合プレートに設けられている、ことを特徴とする自動変速機。
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