JP2008006634A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃液回収容器の組み立て性や長期信頼性を改善する液体噴射装置を提供する。
【解決手段】ノズルからインクを噴射する記録ヘッド16と、上記記録ヘッド16のノズルに負圧を与えて強制的にインクを排出するクリーニング機構60と、上記クリーニング機構60で排出されたインクを回収するインク回収装置20とを備え、上記インク回収装置20は、クリーニング機構60で排出されたインクが導入され実質的に外部から離隔されてインクの蒸散を低減する閉空間である導入空間27を有し、チューブ部材62が挿入されて接続される管状体30が上記導入空間27に連通するよう設けられ、上記管状体30の少なくとも先端部近傍の内周面には開口縁に向かって拡がる第1テーパ部32が形成され、上記チューブ部材62には上記第1テーパ部32に圧入されることによりチューブ部材62を管状体30に接続するリング部材31を嵌挿した。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンタ等に代表される液体噴射装置に関するものである。
従来から、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射装置として、インクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」という。)が知られている。このプリンタでは、インクの噴射不良を低減するために、インクを噴射するノズルから増粘したインクなどを吐出させるクリーニングが適宜行われている。このクリーニングは、ノズルが形成されたノズル形成面をキャップ(封止手段)でキャップ内空間を介して封止した後に、そのノズル形成面とキャップとで気密にされるキャップ内空間を吸引ポンプにより吸引して負圧にすることにより、この負圧を利用してノズル内の増粘したインクなどを排出するものである。
こうしたクリーニングでは、ノズルから吐出されるインクが、吸引ポンプで吸引された後に、回収容器に回収される。この回収容器には、その内部にインク吸収材(液体吸収材)が収容されており、吸引ポンプから排出されるインク(以下、「排出インク」という。)は、この回収容器内のインク吸収材に吸収されるようになっている。そして、回収容器は、回収した排出インクにおけるインク溶媒の一部を回収容器の開口部から揮発させることによって排出インクの容量を減少させ、その回収効率を向上するようにしている。
近年、こうしたプリンタでは、その印刷画像の保存性や彩色性の向上を図るため、顔料インクや高濃度インクを利用するようになってきている。このようなインクは、一般に、そのインク溶媒が、揮発するか、あるいはインク吸収材に吸収されることによって、そのインク成分(例えば、顔料)が凝集して固化する。このため、上記した回収容器に顔料インクや高濃度インクが排出されると、その回収容器内(特に、排出インクが排出される排出口近傍)に固化したインク成分、すなわちインク残渣が堆積することとなる。
そこで、排出インクの拡散を促進するためとして、特許文献1に記載された回収容器が提案されている。この特許文献1の回収容器は、排出口から排出される排出インクを、その傾斜した底面に沿って流動させて拡散し、その拡散した排出インクをインク吸収材に吸収させるようにしている。
ところで、特許文献1の回収容器は、その上部全体が開口部となっているため、回収容器内に排出口から排出インクが排出されると、排出インクが拡散される前にそのインク溶媒が回収容器の開口部から揮発してしまうことがあった。この結果、排出インクのインク成分が回収容器内の排出口付近で集中的に固化することで、ここに排出インクの拡散または流動を阻害するインク残渣が堆積し、回収容器における排出インクの回収能力の低下を招くおそれがあった。
このため、顔料インクや高濃度インクの固化を防止するために、回収空間自体をインク溶媒の蒸散を防止する閉空間としたり回収容器内に閉空間を設けたりすることも考えられる。このようにした場合、排出インクは揮発しにくくなり、上述したようなインク残渣が堆積するという問題は解消すると考えられる。
特開2004−34361号公報
しかしながら、回収空間自体を閉空間としたり回収容器内に閉空間を設けたりすると、吸引ポンプから回収容器へ排インクを導入するためのチューブの接続に困難が生じることがある。すなわち、回収タンクに閉空間を確保するためには、チューブを接続部に圧入させることにより、チューブの接続部に隙間ができないようにする必要があるが、やわらかいチューブを接続部に圧入するのは組み立て性が極めて悪く、作業が行いにくいという問題がある。特に、装置の出荷検査では、回収容器から一旦チューブを引き抜いて、再接続する必要があるため、この部分の作業性が悪いのは工程上好ましくない。また、排インクを排出する閉空間と吸引ポンプが存在する外装との間に距離がある場合は、一層チューブの接続が困難となるため、外装の外に継手を設ける等の必要が生じる。このような構造では、チューブの先端開口付近でインク残渣の堆積による閉塞が生じた場合に、吸引ポンプの可動によりチューブ内に加圧力が生じると、その加圧力で継手からチューブが抜けようとする力が生じてしまい、長期信頼性の面で好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、廃液回収容器の組み立て性や長期信頼性を改善する液体噴射装置を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、上記液体噴射ヘッドのノズルに対して負圧を与えて強制的に液体を排出する液体排出手段と、上記液体排出手段で排出された液体を回収する液体回収手段とを備え、上記液体回収手段は、液体排出手段で排出された液体が導入されて実質的に外部から離隔されて液体の蒸散を低減する閉空間である導入空間を有し、チューブ部材が挿入されて接続される管状体が上記導入空間に連通するよう設けられ、上記チューブ部材には管状体の先端部に圧入されることによりチューブ部材を管状体に接続する環状の接続部材が嵌挿されていることを要旨とする。
本発明によれば、上記導入空間は、液体排出手段で排出された液体が導入され実質的に外部から離隔されて液体の蒸散を低減する閉空間であることから、チューブ部材の排出口近傍に排出された液体の揮発がカバー部材により抑制され、排出口近傍における液体残渣の堆積量が減少する。このため、液体残渣の堆積物によって排出口からの液体の排出等が阻害されるのが防止され、液体を円滑に回収することが可能となる。しかも、接続部材が嵌挿されたチューブ部材を管状体の先端部から挿入し、その状態で接続部材を管状体の先端部に圧入することによりチューブ部材を管状体に接続できる。このように、チューブ部材自体を接続部に圧入するのではなく、チューブを管状体に挿入して接続部材を管状体の先端部に圧入するため、組み立て性が格段に向上する。装置の出荷検査等でも、チューブ部材を一旦引き抜いて再接続する作業を容易に行うことができる。さらに、接続部材が管状体に圧入されてチューブ部材が接続されているため、接続部材と管状体との間に隙間ができないことから、この部分からの液体の蒸散が防止され、液体残渣の堆積物によって排出口からの液体の排出等が阻害されるのが防止されて液体を円滑に回収することが可能となる。
本発明において、上記管状体の少なくとも先端部近傍の内周面には開口縁に向かって内径が拡がる拡開部が形成されている場合には、管状体の先端部への接続部材の圧入が容易かつ確実に行われ、チューブ部材が確実に接続されるとともに、接続部の隙間も確実になくすことができる。
本発明において、上記接続部材の外周面には、管状体に押し込まれる側の先端部に向かって外径が細くなる先窄まり部が形成されている場合には、管状体の先端部への接続部材の圧入が容易かつ確実に行われ、チューブ部材が確実に接続されるとともに、接続部の隙間も確実になくすことができる。
本発明において、上記接続部材の内周面に、少なくとも上記接続部材が拡開部に圧入されたときにチューブ部材の外周面と密着する密着突状が形成されている場合には、
チューブ部材の外周面と接続部材内面との間に隙間ができないことから、この部分からの液体の蒸散が防止され、液体残渣の堆積物によって排出口からの液体の排出等が阻害されるのが防止されて液体を円滑に回収することが可能となる。
本発明において、上記管状体は、少なくともその先端部が、液体排出手段が存在する近傍まで突出している場合には、
従来のような継手を必要とせず、仮に、チューブの先端開口付近に何らかの事情で閉塞が生じてチューブ内に加圧力が生じても、その加圧力は接続部材を押し拡げようとするだけでチューブが抜けようとする力が生じることがなく、長期信頼性に優れている。
本発明において、上記液体回収手段は、回収容器と、上記回収容器の内部に充填されて液体を吸収する液体吸収体とを備え、上記回収容器の内部には、上記導入空間を液体吸収体が存在しない空間として形成するカバー部材が配置され、上記カバー部材に管状体が設けられてその先端部が回収容器の外側まで突出されている場合には、
管状体の先端部が回収容器の外側まで突出されていることから、回収容器の外部からチューブ部材の接続や取り外しを行うことができて接続作業が極めて行いやすい。特に、チューブ部材の取り外しと再接続を行わねばならない出荷検査等において有利である。しかも、カバー部材により液体吸収体が存在しない空間として導入空間が形成されることから、液体の蒸散が確実に防止されて液体残渣の堆積物による液体排出の阻害が防止されるとともに、導入空間の液体は速やかに液体吸収材に吸収保持される。
本発明において、上記液体吸収体は、相対的に液体保持能力が高い第1液体吸収体が上側に配置され、相対的に液体拡散能力が高い第2液体吸収体が下側に配置されて積層され、上記カバー部材は、第1液体吸収体と第2液体吸収体との層間に配置されている場合には、
排出口から第2液体吸収体上に排出された液体の揮発がカバー部材により抑制されるため、排出口近傍における液体残渣の堆積量が減少する。このため、排出口から排出された液体が第2液体吸収体へ浸透する際に、液体残渣の堆積物によって阻害されにくくなり、液体が速やかに第2液体吸収体内に拡散した後、第1液体吸収体に吸収保持されることから、排出口から排出される液体を円滑に回収することが可能となる。
以下、本発明の液体噴射装置をインクジェット式プリンタに具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、特に説明がない限り、以下の記載における前後方向上下方向および左右方向は、図1に示したインクジェット式プリンタを基準とした前後方向、上下方向および左右方向と一致するものとする。
図1は、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ10を示す斜視図である。
上記インクジェット式プリンタ10は、この装置全体を覆う有底略長四角箱状の本体ケース11を備えている。本体ケース11の左右両側壁間には、棒状のガイド部材12が左右方向に延びるように架設されている。
ガイド部材12には、キャリッジ13が、ガイド部材12に沿って左右方向に移動可能に挿通支持されている。キャリッジ13は、タイミングベルト14を介してキャリッジモータ15に接続されており、キャリッジモータ15の駆動により、ガイド部材12に沿って左右方向に移動されるようになっている。
図2は、上記インクジェット式プリンタ10の断面図である。
上記キャリッジ13の下部には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド16が搭載されている。記録ヘッド16の下面は、ノズル形成面16aとなっており、ノズル形成面16aには、液体としてのインクを噴射する複数のノズル(図示せず)が設けられている。キャリッジ13における記録ヘッド16の上側には、液体貯留手段としてのインクカートリッジ17が着脱可能に搭載されている。インクカートリッジ17内には、液体としての複数色のインクがそれぞれ記録ヘッド16に供給可能に収容されている。
上記キャリッジ13の下方には、左右方向に延びるプラテン18が設けられている。プラテン18は、ターゲットとしての記録用紙Pを支持する支持台であり、その上面には、図示しない紙送り機構が設けられている。この紙送り機構は、本体ケース11に設けられた紙送りモータ19の駆動により、前方に向かって記録用紙Pを給送(移動)するようになっている。
そして、キャリッジ13が、ガイド部材12に沿って往復移動されながら、印刷データに基づいて、記録ヘッド16に備えられた図示しない圧電素子が駆動されると、ノズル形成面16aの各ノズルから各インクが、前方に向かって給送される記録用紙Pに対してそれぞれ噴射されて、記録用紙Pに印刷が行われるようになっている。
本体ケース11内の右端部には、印刷を行うことのない非印刷領域(ホームポジション)が設けられており、この非印刷領域には、記録ヘッド16のノズルに対して負圧を与えて強制的に液体を排出する液体排出手段としてのクリーニング機構60が備えられている。上記クリーニング機構60は、キャッピング手段としてのキャップ61、チューブ部材としての排出チューブ62および吸引ポンプ63を備えている。
上記キャップ61は、その上面が開口した略四角箱状をなしており、非印刷領域に設けられた昇降モータ(図示略)の駆動力によって、上下方向に往復移動するように構成されている。キャップ61の内底壁には、内底壁を上下方向に貫通する吸引孔61aが形成されている。キャップ61の上端部には、可撓性材料よりなる略四角形状の枠状部61bが設けられている。そして、記録ヘッド16が非印刷領域に移動した状態でキャップ61が上方へ移動されると、枠状部61bの上端が記録ヘッド16のノズル形成面16aに当接し、この当接により上記キャップ61により、略密閉空間であるキャップ内空間を介して各ノズルを覆いキャッピングするようになっている。
上記排出チューブ62は、その一端部が吸引孔61aに接続され、その他端側は後述するインク回収装置20に接続されている。上記排出チューブ62の他端側の先端は排出口62aになっており、後述する導入空間27の中央付近まで伸びていて、排出チューブ62を介して上記クリーニング機構60で排出されたインクをインク回収装置20で回収するようになっている。
上記排出チューブ62の中間部には、吸引ポンプ63が設けられている。そして、キャップ61がノズル形成面16aを封止した状態で、吸引ポンプ63を駆動させることにより、記録ヘッド16内にある増粘した各インクが各ノズルからキャップ61内空間に吸引排出され、キャップ61内空間から排出チューブ62を通ってインク回収装置20内に導入され、記録ヘッド16のクリーニングが行われるようになっている。
プラテン18の下側における本体ケース11の底面上には、液体回収手段としてのインク回収装置20が設けられている。
上記インク回収装置20は、上側に容器開口部21aを有する有底略長四角箱状をなす回収容器21と、上記回収容器21の内部に充填されて液体としてのインクを吸収する液体吸収体としてのインク吸収体23,24とを備えている。
ここで、上記インク回収装置20は、クリーニング機構60で排出されたインクが導入されて実質的に外部から離隔されてインクの蒸散を低減する閉空間である導入空間27を有し、排出チューブ62が挿入されて接続される管状体30が上記導入空間27に連通するよう設けられている。
そして、上記回収容器21の内部には、上記導入空間27をインク吸収体23,24が存在しない空間として形成するカバー部材25が配置され、上記カバー部材25に管状体30が設けられてその先端部が回収容器21の外側まで突出されている。
より詳しく説明すると、上記回収容器21内には、液体吸収体として、相対的に液体保持能力が高い第1液体吸収体としての第1インク吸収体23と、相対的に液体拡散能力が高い第2液体吸収体としての第2インク吸収体24とが収容されている。上記第1インク吸収体23と第2インク吸収体24は、上記第1インク吸収体23が上側に配置され、第2インク吸収体24が下側に配置されるよう、積層された状態で収容されている。
この例では、第2インク吸収体24は、回収容器21内の底面上に配置されており、上記第2インク吸収体24上に第2インク吸収体24よりも厚みが厚い第1インク吸収体23が積層されている。この例では、第1インク吸収体23および第2インク吸収体24は、ともに多孔質部材よりなっている。
上記第1インク吸収体23の左右方向における中央部よりもやや右寄り部分の下面には、凹部23aが形成されている。凹部23a内には、外形が凹部23a内と対応するようにかつ下側に開口した箱状をなすように形成された樹脂成型品のカバー部材25が収容されている。
図3は、上記カバー部材25とその周辺構造を示す断面図であり、(A)は排出チューブ62を管状体30に挿入した状態であり、(B)は管状体30に接続部材としてのリング部材31を圧入して排出チューブ62を接続した状態である。
上記カバー部材25は、傾斜状の天板の周縁から斜め下方に向けて側壁が垂設されており、第1インク吸収体23と第2インク吸収体24との間に配置された状態で、上記側壁の下端25cが第2インク吸収体24の上面と接触するようになっている。
上記カバー部材25には、上記カバー部材25における側壁の下端25cから第2インク吸収体24の上面に沿って外側に延びる拡大接触部としての外向きのフランジ部28が、カバー部材25のほぼ全周にわたって設けられている。このようにして、上記カバー部材25は、第1インク吸収体23と第2インク吸収体24との層間に配置されている。
上記カバー部材25には、その側壁に、カバー部材25の内部空間である導入空間27に開口する管状体30が突出形成されている。上記管状体30は、回収容器21の右側壁に形成された貫通孔22を挿通して、上記管状体30の先端部が、クリーニング機構60が存在する近傍まで突出している。
上記管状体30は、先端開口部から導入空間27への開口部にかけて下り傾斜状に形成されている。なお、吸引ポンプ63から排出口62aにかけて排出チューブ62が常に下り傾斜となるようにしてもよい。これにより、管状体30に排出チューブ62が挿通され、排出チューブ62内にインクが流れてきたときに、インクが停滞することなくスムーズに導入空間27に向かって流れ、排出が終わった後も、排出チューブ62または管状体30内にインクがあまり残らないようになっている。また、排出チューブ62内をインクが逆流することもない。
一方、回収容器21の貫通穴22も、管状体30の下り傾斜と同様の傾斜角度をもって形成されている。そして、回収容器21の貫通穴22に管状体30が挿通した状態で、貫通孔22の内周面と管状体30の外周面の隙間は、図示しないシール部材によりシールされて回収容器21内のインクが側面から外部に漏れ出さないようになっている。なお、シールされてなくても、貫通孔22と第1インク吸収体23を接触させないことで回収容器21内のインクが外部に漏れ出すことを防止することができる。また、管状体30や排出チューブ62が下り傾斜状になっているため、それらの外側をインクが伝わって外部へ漏れ出すこともない。
そして、上記管状体30の少なくとも先端部(すなわち排出チューブ62が挿入される吸引ポンプ63側)近傍の内周面には開口縁に向かって拡がる拡開部としての第1テーパ部32が形成されている。また、上記排出チューブ62には、上記第1テーパ部32に圧入されることにより排出チューブ62を管状体30に接続するリング部材31が嵌挿されている。
図4は、上記リング部材31を示す図であり、(A)は断面図、(B)は平面図である。(C)(D)は第2例および第3例の平面図である。
上記リング部材31は、内周面が排出チューブ62の外周に略密着する略円筒状に形成され、外周面には、上記第1テーパ部32に沿う先窄まり部としての第2テーパ部33が形成されている。上記第2テーパ部33により、リング部材31は、管状体30に差し込む側が徐々に肉薄になっている。また、上記リング部材31の内周面には、少なくとも上記リング部材31の第2テーパ部33が第1テーパ部32に圧入されたときに、排出チューブ62の外周面を押圧して密着する密着突状34が形成されている。
また、上記リング部材31の根元側にはフランジ状の把持部35が形成され、把持部35を把持して先窄まりの先端側を管状体30に挿入しうるようになっている。
図4(B)に示すように、この例では、上記リング部材31は一体成形されたリング状を呈しているが、これに限定するものではない。
図4(C)に示すように、例えば、長手方向に複数分割(図示したものは2分割)することもできる。37は2つのピースを合わせたときに環状を維持し得るように設けられた位置決め突起37、38は位置決め突起37が嵌合する位置決め凹部38である。このように分割したものであっても、複数のピースを合わせた状態で環状を呈し、第2テーパ部33を第1テーパ部32内に押し込むことにより、排出チューブ62を管状体30に接続することができる。この例では、排出チューブ62をリング部材31内に押し込んで嵌挿させる必要がなく、排出チューブ62の外周で分割されたピースを組み合わせればよいため、さらに作業性が向上する。
図4(D)に示すように、完全に2分割するのではなく、薄肉ヒンジ部36で連結した分割状とすることも可能である。この例でも、排出チューブ62をリング部材31内に押し込んで嵌挿させる必要がなく、排出チューブ62の外周で分割されたピースを組み合わせればよく、2つのピースが薄肉ヒンジ部36で一体化しているため、さらに作業性が向上する。
上記カバー部材25の管状体30に排出チューブ62を接続するときは、まず、リング部材31内に排出チューブ62を押し込んで嵌挿させる。このとき、リング部材31の密着突状34が排出チューブ62の外周面を少し押し込んで、リング部材31内周面と排出チューブ62外周面との間の隙間がなくなる。排出チューブ62の排出口62a側は、リング部材31を管状体30の開口部に押し込んだときに、排出口62aが導入空間27内に少し突出するくらいの長さをリング部材31の先端から出しておく。
ついで、排出チューブ62を排出口62a側の先端から管状体30の先端開口から挿入し、リング部材31の先窄まりの先端を管状体30の先端開口から押し込み、第1テーパ部32に第2テーパ部33を圧入することにより排出チューブ62を管状体30に接続する。このとき、第1テーパ32によりリング部材31が外側から少し圧縮され、排出チューブ62が固定される。
排出チューブ62を取り外すときは、リング部材31の把持部35を手指で把持して
管状体30からリング部材31を引き抜き、引き続き排出チューブ62を、管状体30から引き抜けばよい。
なお、本実施形態においては、カバー部材25の材質として、インクの揮発抑制効果の高いポリプロピレンが用いられているが、インクの揮発抑制効果の高い材質であれば、ポリプロピレン以外のものを用いてもよい。
そして、上述したように、上記第1インク吸収体23は、第2インク吸収体24との比較において相対的にインク保持能力の高い材料からなっており、第2インク吸収体24は、第1インク吸収体23との比較において相対的にインク拡散能力の高い材料からなっている。例えば、第1インク吸収体23の密度を第2インク吸収体24よりも大きくしたり、第1インク吸収体23および第2インク吸収体24が繊維状のものであれば、第1インク吸収体23の繊維径を第2インク吸収体24よりも大きくしたりしてもよい。あるいは、第1インク吸収体23をフェルト素材やパルプ素材とし、第2インク吸収体24を多孔質部材とした組み合わせにしてもよい。
また、第2インク吸収体24には、消泡液が含浸されている。消泡液は、消泡剤、防腐剤、アルカリ調整剤および保湿剤からなる液体であって、排出口62aから排出される排出インクに含まれる泡を消失するものである。
消泡剤には、例えばシリコーン界面活性剤としてのポリエーテル変性シリコーンを用いることができる。防腐剤は、第2インク吸収体24に吸収されたインクの変性を抑制するものであり、例えばチアゾリン系化合物を用いることができる。アルカリ調整剤は、インク成分の再分散させるためのものであり、本実施形態ではトリエタノールアミンが用いられている。保湿剤は、インクおよび消泡液の各種成分の乾燥を抑制するものであり、本実施形態ではグリセリンが用いられている。
なお、消泡液を構成する各種成分および消泡液を構成する各種成分の質量比率は、排出口62aから排出された排出インクを保湿して、その排出インクに含まれる泡を消失することが可能であれば、これに限定されず適宜変更してもよい。
上記の構成により、記録ヘッド16のクリーニングが行われると、記録ヘッド16内にある増粘した各インクが各ノズル(図示略)からそれぞれキャップ内空間および排出チューブ62を介して排出口62aからカバー部材25内における第2インク吸収体24上に排出される。このとき、カバー部材25はインクの揮発抑制効果を有するポリプロピレンよりなっているため、排出された排出インクは、揮発することなく第2インク吸収体24に浸透する。
ここで、長時間が経過すれば、この第2インク吸収体24上に排出された排出インクの溶媒成分の一部は揮発するが、揮発してもカバー部材25の導入空間27に充満するため、導入空間27内の湿度が高い状態になる。
また、フランジ部28により、カバー部材25の導入空間27から第2インク吸収体24内を介した第1インク吸収体23までの距離がフランジ部28の幅分だけ長くなっているため、フランジ部28が第1インク吸収体23と第2インク吸収体24とで好適に挟まれることで、導入空間27の密閉性が向上する。これにより、第2インク吸収体24を介した導入空間27の内外の気体の流通が効果的に抑制され、導入空間27の密閉性がさらに向上する。
このため、導入空間27は、長時間にわたって高湿度に保たれるので、第2インク吸収体24上に排出された排出インクは、乾燥しにくくなり、堆積して固化しにくくなる。この結果、排出インクは、排出インクの堆積物によって阻害されることなく第2インク吸収体24内に円滑に吸収される。第2インク吸収体24内に吸収された排出インクは、第2インク吸収体24内で拡散されるとともに、その内部に含まれた泡が消泡液により消失される。加えて、第2インク吸収体24内に吸収された排出インクは、消泡液により保湿されるため、第2インク吸収体24内では乾燥しにくく固化されにくくなる。
そして、第2インク吸収体24内で拡散された排出インクは、第1インク吸収体23によって吸収保持され、その後、徐々に第1インク吸収体23の上面から容器開口部21aを通じて回収容器21の外部へ揮発される。
以上に述べた実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、上記導入空間27は、クリーニング機構60で排出されたインクが導入され実質的に外部から離隔されてインクの蒸散を低減する閉空間であることから、排出チューブ62の排出口62a近傍に排出されたインクの揮発がカバー部材25により抑制され、排出口62a近傍におけるインク残渣の堆積量が減少する。このため、液体残渣の堆積物によって排出口62aからのインクの排出等が阻害されるのが防止され、インクを円滑に回収することが可能となる。しかも、リング部材31が嵌挿された排出チューブ62を管状体30の先端部から挿入し、その状態でリング部材31を管状体30の第1テーパ部32に圧入することにより排出チューブ62を管状体30に接続できる。このように、排出チューブ62自体を接続部に圧入するのではなく、排出チューブ62を管状体30に挿入してリング部材31を第1テーパ部32に圧入するため、組み立て性が格段に向上する。装置の出荷検査等でも、排出チューブ62を一旦引き抜いて再接続する作業を容易に行うことができる。さらに、リング部材31が管状体30の第1テーパ部32に圧入されて排出チューブ62が接続されているため、リング部材31と管状体30との間に隙間ができないことから、この部分からのインクの蒸散が防止され、インク残渣の堆積物によって排出口62aからのインクの排出等が阻害されるのが防止されてインクを円滑に回収することが可能となる。
また、上記管状体30の少なくとも先端部近傍の内周面には開口縁に向かって内径が拡がる第1テーパ部32が形成されているため、管状体30の先端部へのリング部材31の圧入が容易かつ確実に行われ、排出チューブ62が確実に接続されるとともに、接続部の隙間も確実になくすことができる。
また、上記リング部材31の外周面には、管状体30に押し込まれる側の先端部に向かって外径が細くなる第2テーパ部33が形成されているため、管状体30の先端部へのリング部材31の圧入が容易かつ確実に行われ、排出チューブ62が確実に接続されるとともに、接続部の隙間も確実になくすことができる。
また、上記リング部材31の内周面に、少なくとも上記リング部材31が第1テーパ部32に圧入されたときに排出チューブ62の外周面と密着する密着突状が形成されているため、排出チューブ62の外周面とリング部材31内面との間に隙間ができないことから、この部分からのインクの蒸散が防止され、インク残渣の堆積物によって排出口62aからのインクの排出等が阻害されるのが防止されてインクを円滑に回収することが可能となる。
また、上記管状体30は、少なくともその先端部が、クリーニング機構60が存在する近傍まで突出しているため、従来のような継手を必要とせず、仮に、排出チューブ62の先端開口付近に何らかの事情で閉塞が生じて排出チューブ62内に加圧力が生じても、その加圧力はリング部材31を押し拡げようとするだけで排出チューブ62が抜けようとする力が生じることがなく、長期信頼性に優れている。
また、上記インク回収装置20は、回収容器21と、上記回収容器21の内部に充填されてインクを吸収するインク吸収体23,24とを備え、上記回収容器21の内部には、上記導入空間27をインク吸収体23,24が存在しない空間として形成するカバー部材25が配置され、上記カバー部材25に管状体30が設けられてその先端部が回収容器21の外側まで突出されているため、回収容器21の外部から排出チューブ62の接続や取り外しを行うことができて接続作業が極めて行いやすい。特に、排出チューブ62の取り外しと再接続を行わねばならない出荷検査等において有利である。しかも、カバー部材25によりインク吸収体23,24が存在しない空間として導入空間27が形成されることから、インクの蒸散が確実に防止されてインク残渣の堆積物によるインク排出の阻害が防止されるとともに、導入空間27のインクは速やかにインク吸収材23,24に吸収保持される。
また、上記インク吸収体23,24は、相対的にインク保持能力が高い第1インク吸収体23が上側に配置され、相対的にインク拡散能力が高い第2インク吸収体24が下側に配置されて積層され、上記カバー部材25は、第1インク吸収体23と第2インク吸収体24との層間に配置されているため排出口62aから第2インク吸収体24上に排出されたインクの揮発がカバー部材25により抑制されるため、排出口62a近傍におけるインク残渣の堆積量が減少する。このため、排出口62aから排出されたインクが第2インク吸収体24へ浸透する際に、インク残渣の堆積物によって阻害されにくくなり、インクが速やかに第2インク吸収体24内に拡散した後、第1インク吸収体23に吸収保持されることから、排出口62aから排出されるインクを円滑に回収することが可能となる。
また、上記第1インク吸収体23に吸収されたインクの一部を回収容器21に設けた容器開口部21aを通じて揮発させるように構成されているため、第2インク吸収体24内に拡散した後に第1インク吸収体23に吸収保持されたインクの一部が揮発することから、第1インク吸収体23の吸収保持能力を長期間維持することが可能となり、インクの回収量を大幅に増大させることができる。
また、前記カバー部材25が、下側に開口した箱状をなしており、その下端が前記第2インク吸収体24と接触しているため、カバー部材25の内部空間の湿度が高湿度に保たれるため、排出口62a近傍におけるインク残渣の堆積量が効果的に減少される。このため、排出口62aから排出されたインクは、速やかに第2インク吸収体24に浸透して拡散されるようになる。
また、前記カバー部材25が、その下端に前記第2液体吸収体との接触面積を拡大する拡大接触部としてのフランジ部28を備えているため、拡大接触部を備えたことにより、より一層、カバー部材25の導入空間27の湿度低下が抑制されるため、排出口62a近傍における液体残渣の堆積を長時間抑制することが可能となる。
また、前記拡大接触部が、前記カバー部材25の下端から前記第2インク吸収体24の上面に沿って外側に延設されたフランジ部28であるため、カバー部材25の一部であるフランジ部28が拡大接触部として機能するため、部品点数を増やすことなくカバー部材25の導入空間27の湿度低下を抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
管状体30に第1テーパ部32を設け、リング部材31に第2テーパ部33を設けるようにしたが、管状体30に第1テーパ部32を設けてリング部材31外周をストレート状に形成したり、リング部材31に第2テーパ部33を設けて管状体31内周をストレート状に形成してもよい。
また、上記第1テーパ部32は、管状体30の内径が先端側ほど広がるような拡開状であればテーパ状に形成しなくてもよい。また、第2テーパ部33も、リング部材31の外形が押し込み方向の先端ほど小さくなるような先窄まり状であればテーパ状に形成しなくてもよい。
上記フランジ部28の下面における外端寄り位置には、下方に延びる複数の突出部としての突起を設けるようにしてもよい。このようにすることにより、カバー部材25は、カバー部材25の重みおよび第1インク吸収体23の重みにより、各突起の先端が第2インク吸収体24を貫通して回収容器21の内底面に接触するように下方に向かって押圧される。
これにより、カバー部材25の各突起で第2インク吸収体24が圧縮され、この圧縮された部位の第2インク吸収体24内の気孔が潰されて小さくなるため、各突起により第2インク吸収体24が圧縮された部位のインク保持量を増加させて気体の流通性を低下させることができる。このため、より一層、カバー部材25の導入空間27の密閉性を向上させることができ、導入空間27の湿度低下を効果的に抑制することができる。なお、上記カバー部材25における各突起は、フランジ部28全体にわたって延びる凸条に変更してもよい。
また、上記カバー部材25のフランジ部28を省略するとともに、カバー部材25の側壁の厚さをフランジ部28の幅と同じ厚さとし、側壁自体を拡大接触部としてもよい。上記カバー部材25のフランジ部28は、側壁の下端25cから第2インク吸収体24の上面に沿って内側に延びる内向きのフランジ部であってもよい。上記カバー部材25は、箱状の樹脂成型品でなくともよい。すなわち、第1インク吸収体23と第2インク吸収体24との層間に一定容積の導入空間27を確保形成できるものならば、例えば保形性を有する樹脂フィルムでカバー部材を構成してもよい。また、上記カバー部材25のフランジ部28を、カバー部材25とは別の部材で構成してもよい。
また、上記カバー部材25の天板と対応する天板の上側の第1インク吸収体23は省略してもよい。すなわち、カバー部材25の天板の上側の第1インク吸収体23に天板と同じ形状の孔をあけて、天板が露出するようにしてもよい。
また、上記第2インク吸収体24には消泡液を含浸させなくてもよいし、第1インク吸収体23および第2インク吸収体24のうちの少なくとも一方を複数層にしてもよい。
図5は本発明の第2実施形態を示す。
この実施形態は、第2インク吸収体24がなく、第1インク吸収体23の回収容器21の底面に面した下面に、インクが流れて回収容器21の底面に拡がる溝40が形成されている。また、ケース部材25にはフランジ部28がなく、ケース部材25は回収容器21の底面に直接載置されている。そして、ケース部材25の下端縁には、第1インク吸収体24の溝40と導入空間27を連通させる連通部41が形成されている。それ以外は上記第1の実施形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
この例では、クリーニング機構60により記録ヘッド16のインクが排出されると、排出チューブ62の排出口62aからインクが導入空間27に導入され、連通部41を通って溝40内を流れて回収容器21の底面に広がる。そして、そのインクは第1インク吸収体23に吸収され、徐々に上面の開口部21aから揮発する。それ以外は、上記第1の実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。
図6は本発明の第3実施形態を示す。
この実施形態では、インク回収装置20は、回収容器21自体に管状体30が突出形成され、この管状体30にリング部材31で排出チューブ62が接続されている。この例では、回収容器21の内部空間が、クリーニング機構60で排出されたインクが導入され実質的に外部から離隔されてインクの蒸散を低減する閉空間である導入空間27に形成されている。それ以外は上記第1の実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏する。
上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ10として具体化したが、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造や、有機ELディスプレイ等の画素形成に利用される液体噴射装置であってもよい。
実施形態のインクジェット式プリンタの斜視図。 上記プリンタの断面図。 上記プリンタのカバー部材の周辺構造を示す断面図。 リング部材を示す図。 インク回収装置の第2例を示す断面図。 インク回収装置の第3例を示す側面図。
符号の説明
10 インクジェット式プリンタ,11 本体ケース,12 ガイド部材,13 キャリッジ,14 タイミングベルト,15 キャリッジモータ,16 記録ヘッド,16a ノズル形成面,17 インクカートリッジ,18 プラテン,19 紙送りモータ,20 インク回収装置,21 回収容器,21a 容器開口部,22 貫通孔,23 第1インク吸収体,23a 凹部,24 第2インク吸収体,25 カバー部材,25c カバー部材における側壁の下端,28 フランジ部,27 導入空間,30 管状体,31 リング部材,32 第1テーパ部,33 第2テーパ部,34 密着突状,35 把持部,36 薄肉ヒンジ部,37 位置決め突起,38 位置決め凹部,40 溝,41 連通部,60 クリーニング機構,61 キャップ,61a 吸引孔,61b 枠状部,62 排出チューブ,62a 排出口,63 吸引ポンプ

Claims (6)

  1. ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、上記液体噴射ヘッドのノズルに対して負圧を与えて強制的に液体を排出する液体排出手段と、上記液体排出手段で排出された液体を回収する液体回収手段とを備え、
    上記液体回収手段は、液体排出手段で排出された液体が導入されて実質的に外部から離隔されて液体の蒸散を低減する閉空間である導入空間を有し、チューブ部材が挿入されて接続される管状体が上記導入空間に連通するよう設けられ、上記チューブ部材には管状体の先端部に圧入されることによりチューブ部材を管状体に接続する環状の接続部材が嵌挿されていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 上記管状体の少なくとも先端部近傍の内周面には開口縁に向かって内径が拡がる拡開部が形成されている請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 上記接続部材の外周面には、管状体に押し込まれる側の先端部に向かって外径が細くなる先窄まり部が形成されている請求項1または2記載の液体噴射装置。
  4. 上記接続部材の内周面に、少なくとも上記接続部材が拡開部に圧入されたときにチューブ部材の外周面と密着する密着突状が形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 上記管状体は、少なくともその先端部が、液体排出手段が存在する近傍まで突出している請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 上記液体回収手段は、回収容器と、上記回収容器の内部に充填されて液体を吸収する液体吸収体とを備え、上記回収容器の内部には、上記導入空間を液体吸収体が存在しない空間として形成するカバー部材が配置され、上記カバー部材に管状体が設けられてその先端部が回収容器の外側まで突出されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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