JP6089883B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関する。
記録装置においては、複合機と呼ばれる、スキャナーを一体に備えたものがある。このようなスキャナー付き記録装置においては、スキャナーは記録装置内部へのアクセスを可能とする為に回動可能に設けられることが多い。また、記録装置には給送前の用紙を支持する支持トレイ(ペーパーサポート)が設けられることがある。この様なペーパーサポートはスキャナーの回動領域と干渉する場合があり、特許文献1には、スキャナーを開いたときにペーパーサポートの破損を防止できる構成を備えた記録装置が開示されている。
特開2005−223415号公報
スキャナーの回動領域とペーパーサポートとが干渉する場合、破損防止に加えて、良好な操作性も求められる。即ち、スキャナーを開いた際に当該スキャナーがペーパーサポートに当接し、そして更なるスキャナーの回動によってペーパーサポートが破損しない様に、ペーパーサポートを回動可能に構成することが考えられる。
しかしながらスキャナーの回動によってペーパーサポートが回動し、退避姿勢になると、ユーザーはペーパーサポートを元の姿勢に戻す必要が生じ、操作性の観点において必ずしも好ましくない。
また、ペーパーサポートの上記退避姿勢と使用時の姿勢とが同じである場合、装置構成によってはペーパーサポートが使用時の姿勢となったことを検知し、ペーパーサポートからの給紙モードに移行する場合がある。即ち、スキャナーを開くことによってペーパーサポートからの給紙モードに移行する。このとき、ユーザーが他の給紙手段を選択したい場合、例えば、用紙カセットからの給紙を選択したい場合には、ペーパーサポートを元の姿勢に戻す必要があり、煩雑となる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、スキャナーの開放操作によるペーパーサポートの破損を防止するとともに、より操作性に優れた記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた装置本体と、前記装置本体の上部を開閉する開閉体と、給送前の媒体を支持する支持面を形成するとともに、回動することにより傾斜姿勢を成す第1姿勢と、当該第1姿勢より直立姿勢に近い姿勢である第2姿勢と、を取り得る媒体支持トレイと、前記媒体支持トレイを前記第2姿勢に向けて付勢する付勢手段と、を備え、前記媒体支持トレイは、回動範囲において前記第2姿勢と前記第1姿勢との間の所定角度から前記第2姿勢の側では、前記付勢手段の付勢力を受けて前記第2姿勢に向けて回動する傾向が付与されており、前記媒体支持トレイの前記第2姿勢は、前記開閉体が開いた状態で当該開閉体と干渉する姿勢であり、前記開閉体の開姿勢において前記媒体支持トレイが、前記所定角度から前記第2姿勢寄りの姿勢で前記開閉体により開かれていることを特徴とする。
以下、説明の便宜上、媒体支持トレイの前記第2姿勢から前記第1姿勢へ向けた回動動作を媒体支持トレイが「開く」動作とし、その逆を「閉じる」動作とする。本態様によれば、開閉体と、当該開閉体の開閉領域に干渉する媒体支持トレイとを備えた記録装置において、前記第2姿勢(閉じた状態)の媒体支持トレイは、開閉体の開き動作に伴い開くことができるので、開閉体の開き動作に伴い媒体支持トレイが破損することを防止できる。
ここで媒体支持トレイは、回動範囲の所定角度から閉じる側では、付勢手段の付勢力を受けて前記第2姿勢(閉じた状態)に向けて回動する傾向が付与されている。ここでの「回動する傾向」とは、媒体支持トレイが自ら前記第2姿勢に向けて回動することができるという意味である。
そして前記開閉体が開いた状態では、媒体支持トレイが、前記所定角度から前記第2姿勢寄りの姿勢で前記開閉体により開かれているので、媒体支持トレイは付勢手段の付勢力を受けて開閉体に当接した姿勢を維持できる。従って前記開閉体を閉じれば、媒体支持トレイは前記第2姿勢(閉じた状態)に戻ることができるので、ユーザーが自ら媒体支持トレイを前記第2姿勢(閉じた状態)に戻す必要がなく、操作性が向上する。
本発明の第2の態様は、媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた装置本体と、前記装置本体の上部を開閉する第1開閉体と、前記第1開閉体の上部を開閉する第2開閉体と、給送前の媒体を支持する支持面を形成するとともに、回動することにより傾斜姿勢を成す第1姿勢と、当該第1姿勢より直立姿勢に近い姿勢である第2姿勢と、を取り得る媒体支持トレイと、前記媒体支持トレイを前記第2姿勢に向けて付勢する付勢手段と、を備え、前記媒体支持トレイは、回動範囲において前記第2姿勢と前記第1姿勢との間の所定角度から前記第2姿勢の側では、前記付勢手段の付勢力を受けて前記第2姿勢に向けて回動する傾向が付与されており、前記媒体支持トレイの前記第2姿勢は、前記第1開閉体が閉じ且つ前記第2開閉体が開いた状態において当該第2開閉体と干渉する姿勢であるとともに、前記第1開閉体が開き且つ前記第2開閉体が閉じた状態の前記第2開閉体と干渉する姿勢であり、前記第1開閉体が閉じ且つ前記第2開閉体が開いた状態、及び前記第1開閉体が開き且つ前記第2開閉体が閉じた状態で、前記媒体支持トレイが、前記所定角度から前記第2姿勢寄りの姿勢で前記2開閉体により開かれていることを特徴とする。
本態様においても、説明の便宜上、媒体支持トレイの前記第2姿勢から前記第1姿勢へ向けた回動動作を媒体支持トレイが「開く」動作とし、その逆を「閉じる」動作とする。
本態様によれば、第1、第2開閉体と、当該2つの開閉体の開閉領域に干渉する媒体支持トレイとを備えた記録装置において、前記第2姿勢(閉じた状態)の媒体支持トレイは、第1開閉体或いは第2開閉体の開き動作に伴い開くことができるので、第1、第2開閉体の開き動作に伴い媒体支持トレイが破損することを防止できる。
ここで媒体支持トレイは、回動範囲の所定角度から閉じる側では、付勢手段の付勢力を受けて前記第2姿勢(閉じた状態)に向けて回動する傾向が付与されている。ここでの「回動する傾向」とは、媒体支持トレイが自ら前記第2姿勢に向けて回動することができるという意味である。
そして第1開閉体或いは第2開閉体が開いた状態では、媒体支持トレイが、前記所定角度から前記第2姿勢寄りの姿勢で前記第2開閉体により開かれているので、媒体支持トレイは付勢手段の付勢力を受けて第2開閉体に当接した姿勢を維持できる。従って前記第1、第2開閉体を閉じれば、媒体支持トレイは前記第2姿勢(閉じた状態)に戻ることができるので、ユーザーが自ら媒体支持トレイを前記第2姿勢(閉じた状態)に戻す必要がなく、操作性が向上する。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記付勢手段は、前記媒体支持トレイの下端部と係合する係合部を有するとともに揺動可能に設けられた揺動部材と、前記揺動部材を所定の揺動方向に付勢するばねと、を備え、前記媒体支持トレイの回動を介して前記揺動部材が揺動し、前記係合部が前記媒体支持トレイの下端部を付勢する方向が変化することにより、前記媒体支持トレイが、前記所定角度を境にして回動する方向を変化させることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体支持トレイに回動する傾向を付与する付勢手段は、揺動部材とばねとを備え、媒体支持トレイの回動を介して揺動部材が揺動し、媒体支持トレイの下端部を付勢する方向が変化する構成であるので、前記付勢手段を構造簡単にして低コストに構成できる。
本発明の第4の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記装置本体の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより媒体を搬送する媒体搬送路の少なくとも一部を露呈させるカバーを備え、前記媒体支持トレイが前記カバーに設けられるとともに、前記カバーを開いた状態で前記第2姿勢を維持することを特徴とする。
本態様によれば、媒体支持トレイは、装置本体の一部を開閉するカバーに設けられているとともに、カバーを開いても第2姿勢(閉じた状態)を維持できるので、カバーを開いた後にユーザーが媒体支持トレイを第2姿勢(閉じた状態)に戻す必要がなく、操作性が良好となる。
本発明の第5の態様は、第2から第4の態様のいずれかにおいて、前記第1開閉体及び前記第2開閉体が閉じ、且つ前記媒体支持トレイが前記第2姿勢にあるときに、前記媒体支持トレイの上端部が、前記第2開閉体の上部に表れることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1開閉体及び前記第2開閉体が閉じ、且つ前記媒体支持トレイが前記第2姿勢にあるときに、前記媒体支持トレイの上端部が、前記第2開閉体の上部に表れるので、前記媒体支持トレイの視認性が良好となる。
本発明の第6の態様は、第2から第5の態様のいずれかにおいて、前記媒体支持トレイの上端部において前記第2開閉体の開閉に伴い当該第2開閉体と接する部位には、回転可能なローラーが設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体支持トレイの上端部において前記第2開閉体と接する部位には、回転可能なローラーが設けられているので、前記媒体支持トレイと前記第2開閉体とが接触する際に両者に傷が生じることを防止できるとともに、両者を円滑に回動させることができる。
本発明の第7の態様は、第2から第6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1開閉体と前記媒体支持トレイとの間に形成される媒体差し込み口は、前記媒体支持トレイと、前記第1開閉体に設けられた、当該第1開閉体と前記媒体支持トレイとの間の間口を規制する規制カバーにより形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1開閉体と前記媒体支持トレイとの間に形成される媒体差し込み口は、前記媒体支持トレイと、前記第1開閉体に設けられた、当該第1開閉体と前記媒体支持トレイとの間の間口を規制する規制カバーにより形成されるので、前記媒体支持トレイと前記第1開閉体との間の間口が必要以上に大きくなることを防止でき、前記間口に異物が入り込むことを最小限に抑えることができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記媒体支持トレイは、媒体のエッジ位置を規制するエッジガイドを備え、前記規制カバーは、回動することにより倒伏姿勢と倒立姿勢とを取りうるとともに前記第2姿勢にある前記媒体支持トレイと係合可能に設けられ、前記媒体支持トレイが前記第1姿勢にあるときには前記媒体支持トレイとの係合を解除して前記倒伏姿勢をとり、前記規制カバーの前記倒伏姿勢は、前記媒体支持トレイが前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り換わる際に前記エッジガイドと干渉する姿勢であり、前記媒体支持トレイが前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り換わる際に、前記規制カバーが前記エッジガイドによって上方に所定量掬い上げられることを特徴とする。
本態様によれば、前記規制カバーが回動可能に設けられ、回動することにより倒伏姿勢と倒立姿勢とをとりうるので、必要時には前記規制カバーを前記倒立姿勢にすることで前記間口を大きくすることができ、メンテナンス性が向上する。そして前記規制カバーが倒伏姿勢にあるときに前記媒体支持トレイが閉じる方向に回動すると、前記エッジガイドが前記規制カバーを掬い上げるので、前記規制カバーと前記媒体支持トレイとを別々に操作する必要がなく、操作性が良好となる。
尚、前記規制カバーの倒立姿勢とは必ずしも直立した姿勢を意味するのではなく、また同様に倒伏姿勢とは必ずしも水平に寝た姿勢を意味するのではない。
本発明の第9の態様は、第8の態様において、前記規制カバーにおいて前記第2開閉体の側の面には突起が設けられ、前記第1開閉体及び前記第2開閉体が閉じた状態において前記規制カバーは、前記倒立姿勢において前記突起が前記第2開閉体に当接することで、当該倒立姿勢において前記倒伏姿勢の側へ回動する傾向が付与されることを特徴とする。
本態様によれば、前記規制カバーにおいて前記第2開閉体の側の面には突起が設けられ、この突起が前記第2開閉体に当接することで、前記規制カバーは前記倒立姿勢において前記倒伏姿勢の側へ回動する傾向が付与されるので、前記規制カバーが自立して立ったままの状態(倒立姿勢のままの状態)となることを防止でき、即ち前記第2開閉体と前記媒体支持トレイとの間の間口が大きく開いたままの状態となることを防止できる。その結果、前記間口に異物が入り込むことを最小限に抑えることができる。
本発明の第10の態様は、第8のまたは第9の態様において、前記媒体支持トレイが前記第2姿勢にあるときに、前記規制カバーの先端部が前記媒体支持トレイに形成された凹部と嵌合することにより、前記規制カバーの前記倒立姿勢の側への回動が規制されることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体支持トレイが前記第2姿勢にあるときに、前記規制カバーの先端部が前記媒体支持トレイに形成された凹部と嵌合することにより、前記規制カバーの前記倒立姿勢の側への回動が規制されるので、前記規制カバーのがたつきを防止できる。また、前記媒体規制カバーが不用意に回動させられることを防止でき、即ち前記第2開閉体と前記媒体支持トレイとの間の間口が大きく開いたままの状態となることを防止できる。その結果、前記間口に異物が入り込むことを最小限に抑えることができる。
本発明に係るプリンターの斜視図。 本発明に係るプリンターの背面斜視図。 本発明に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す斜視図。 本発明に係るプリンターにおいて原稿台を開いた状態を示す斜視図。 (A)は第1の実施例における媒体支持トレイの第1姿勢(開いた状態)を示す斜視図であり、(B)は第1の実施例における第1媒体支持トレイの第2姿勢(閉じた状態)を示す斜視図である。 (A)は第1の実施例における第1媒体支持トレイの第2姿勢(閉じた状態)における側断面図であり、(B)は(A)における付勢手段の拡大図。 (A)は第1の実施例における第1媒体支持トレイの第1姿勢(開いた状態)における側断面図であり、(B)は(A)における付勢手段の拡大図。 (A)は第1の実施例に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す側面図であり、(B)は(A)における第1媒体支持トレイの拡大図。 (A)は第1の実施例に係るプリンターにおいて原稿台を開いた状態を示す側面図であり、(B)は(A)における第1媒体支持トレイの拡大図。 (A)は第2の実施例に係る第1媒体支持トレイの斜視図であり、(B)は第2の実施例に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す側面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターの背面斜視図であり、図3は本発明に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す斜視図であり、図4は本発明に係るプリンターにおいて原稿台を開いた状態を示す斜視図である。
図5(A)は第1の実施例における媒体支持トレイの第1姿勢(開いた状態)を示す斜視図であり、図5(B)は第1の実施例における第1媒体支持トレイの第2姿勢(閉じた状態)を示す斜視図であり、図6(A)は第1の実施例における第1媒体支持トレイの第2姿勢(閉じた状態)における側断面図であり、図6(B)は(A)における付勢手段の拡大図であり、図7(A)は第1の実施例における第1媒体支持トレイの第1姿勢(開いた状態)における側断面図であり、図7(B)は(A)における付勢手段の拡大図である。
図8(A)は第1の実施例に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す側面図であり、図8(B)は(A)における第1媒体支持トレイの拡大図であり、図9(A)は第1の実施例に係るプリンターにおいて原稿台を開いた状態を示す側面図であり、図9(B)は(A)における第1媒体支持トレイの拡大図であり、図10(A)は第2の実施例に係る第1媒体支持トレイの斜視図であり、図10(B)は第2の実施例に係るプリンターにおいてオートドキュメントフィーダー(ADF)を開いた状態を示す側面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録装置の幅方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向が記録装置の高さ方向を示している。尚、各図において−Y向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
■■■記録装置の概要■■■■■■■■■■■■■■■■■
図1及び図2を参照するに、本発明に係るプリンター10が示されている。プリンター10は、装置本体12と、装置本体12の上部を開閉する「開閉体」もしくは「第1開閉体」としてのスキャナーユニット14と、当該原稿台の上部を開閉する「第2開閉体」としてのオートドキュメントフィーダー(ADF)16(以下、「ADF16」)とを備えている。装置本体12は、装置前面側(図1−Y方向側)においてユーザーがプリンター10を操作するための操作パネル部18と、装置前面側に開口した排出口20と、当該排出口20の下方に配置された媒体収容部22とを備えている。
媒体収容部22は、Z軸方向上方側に位置する上段側トレイ24と、当該上段側トレイ24の下方に位置する下段側トレイ26とを備えている。上段側トレイ24及び下段側トレイ26は、装置本体12に対しそれぞれ装置前方側(図3における−Y方向)から装着及び取り外し可能に構成されている。また、操作パネル部18は、プリンター10を操作するための電源ボタンや印刷設定ボタン、表示パネル等を備えて構成されている。
また、装置本体12内には、図示しないが媒体を媒体収容部22から搬送する搬送部68(図6(A)及び図7(A)参照)と、媒体の記録面に記録を行う記録ヘッド23(図6(A)参照)を備える記録部25(図6(A)参照)と、該記録部により記録が行われた媒体を排出口20から排出する排出部と、媒体収容部22から前記記録部を介して前記排出部に媒体を搬送する搬送経路とが設けられている。
また、装置本体12は、装置背面側(図2+Y方向側)において、装置本体12に対して開閉可能に構成された「カバー」としての背面カバー28を備えている。尚、図2において、背面カバー28は、装置本体12に対して閉じた状態にある。また、背面カバー28は、当該背面カバーの自由端側に背面カバー28に対して回動可能に連結された第1媒体支持トレイ30を備えている。
また、装置本体12の上部にはスキャナーユニット14及びADF16が設けられている。図1及び図3を参照するに、ADF16は、スキャナーユニット14の上部に配置されている。ADF16は、スキャナーユニット14の上部において+Y方向側の端部に回動軸32を介して回動可能にスキャナーユニット14と連結されている。このため、本実施例では、ADF16は、−Y方向側の端部を自由端としてスキャナーユニット14に対して回動し、スキャナーユニット14の上部を開閉する。
また、ADF16は、第2媒体支持トレイ34と、媒体搬送部36と、媒体排出スタック38と、ADF16の下面に設けられた原稿押さえ部材40とを備えている。媒体搬送部36は、ADF16がスキャナーユニット14に対して閉じられている状態(図1参照)において第2媒体支持トレイ34に支持された媒体を搬送し、スキャナーユニット14の上部に設けられたADF読取面42(図3参照)においてスキャナーユニット14の内部に設けられた光学走査部(図示せず)に読み取らせた後、媒体排出スタック38に排出する。
次いで、図3及び図4を参照して、スキャナーユニット14の構成について説明する。スキャナーユニット14は、装置本体12の上部に配置されている。また、スキャナーユニット14は、装置本体12の上部において+Y方向側の端部に回動軸46を介して回動可能に装置本体12と連結されている。このため、本実施例では、スキャナーユニット14は、−Y方向側の端部を自由端として装置本体12に対して回動し、スキャナーユニット14の上部を開閉する。
また、スキャナーユニット14は、装置本体12に対して開かれた状態(図4参照)にある際、装置本体12の上部に設けられた開口部48を介してキャリッジ(図示せず)のX軸方向における移動領域50の少なくとも一部を開放する。
このため、キャリッジの移動領域50において媒体の紙詰まりが生じた際、スキャナーユニット14を装置本体12に対して開いた状態とすることにより、ユーザーが開口部48を介して移動領域50に対してアクセス可能となり、容易に詰まった媒体を取り除くことができる。
また、スキャナーユニット14は、その上部にADF読取面42及び原稿載置面52(図3参照)を備えている。原稿載置面52は、透明なガラス板により形成されている。本実施例では、原稿載置面52の−X方向側の端部に光学走査部(図示せず)が原稿載置面52に載置された原稿を読み取るための原稿読取原点Sが設定されている。尚、原稿載置面52の周囲は原稿載置面52より一段高くなっており、これにより原稿読取原点Sに対し、原稿角部を突き当てて位置決めすることができる様になっている。
また、スキャナーユニット14に対してADF16が開かれた状態にある際、原稿載置面52に媒体が載置される。その後、ADF16をスキャナーユニット14に対して閉じることにより媒体が読取可能状態となる。この際、原稿載置面52に載置された媒体は、ADF16に設けられた原稿押さえ部材40により媒体の原稿載置面52に面した側と反対側の面が押圧される。
また、スキャナーユニット14は、その上部及び下部からその一部が突出しているロック機構54(図3及び図4参照)を備えている。ロック機構54は、ADF16がスキャナーユニット14に対して開いている状態(図3参照)にある際、スキャナーユニット14を装置本体12に対して開かないようにロックし、スキャナーユニット14が装置本体12に対して開いている状態(図4参照)にある際、ADF16がスキャナーユニット14に対して開かないようにロックするように構成されている。
■■■第1の実施例■■■■
図5(A)ないし図9(B)を参照して、第1の実施例に係る第1媒体支持トレイ30について説明する。背面カバー28に回動可能に取り付けられた第1媒体支持トレイ30は、背面カバー28が装置本体12に対して閉じた状態にある際、背面カバー28に対して回動することにより傾斜姿勢を成す第1姿勢(図5(A)参照)と、背面カバー28に対して第1姿勢より直立姿勢に近い姿勢である第2姿勢(図5(B)参照)とを取り得るように構成されている。
また、装置本体12に対してスキャナーユニット14及びADF16が閉じ、かつ第1媒体支持トレイ30が第2姿勢にある際、第1媒体支持トレイ30の上端部55がADF16の上部に表れる(図1参照)。このため、ユーザーがプリンター10を装置前面側(図1における−Y方向側)から見た際、第1媒体支持トレイ30の上端部55がADF16の上部に表れていることから第1媒体支持トレイ30の視認性が良好となる。
また、図5(A)に示すように第1媒体支持トレイ30はX軸方向に延設されている。さらに、第1媒体支持トレイ30は、媒体を支持する媒体支持面56と、該載置面に配置され、媒体のエッジ位置を規制する一対の媒体エッジガイド58を備えている。一対の媒体エッジガイド58は、第1媒体支持トレイ30において支持する媒体の幅方向におけるサイズに対応するようにX軸方向に変位可能に構成されている。
また、スキャナーユニット14の背面(図5(A)における+Y方向側)には、図5(A)におけるX軸方向に延設され、スキャナーユニット14に対して回動可能な規制カバー60が設けられている。規制カバー60は、回動することにより倒伏姿勢(図5(A)参照)と倒立姿勢(図7(A)参照)とを取り得る。ここで、倒伏姿勢とはスキャナーユニット14の背面に対して第1姿勢にある第1媒体支持トレイ30に向けて傾斜している状態(図7(A)参照)を意味し、倒立姿勢とは、規制カバー60がスキャナーユニット14の背面に向けて前記傾斜している状態から図7(A)における+Z方向に規制カバー60の先端部60aが立ち上がった状態のことを意味する。尚、規制カバー60については後述する。
また、第1媒体支持トレイ30が第1姿勢(図5(A)参照)にある際、第1媒体支持トレイ30と装置本体12との間には、装置本体12の内部へ媒体を供給する媒体差し込み口62(図5(A)参照)が形成される。
また、図5(A)に示すように第1媒体支持トレイ30が第1姿勢にある際、媒体支持面56に媒体が載置可能となる。さらに、媒体支持面56に載置された媒体は、媒体差し込み口62を介して媒体の搬送方向下流側に位置する装置本体12内部に設けられた給送経路部64に送られる。
また給送経路部64には、媒体検出手段66(図6(A)参照)が設けられている。媒体検出手段66は、給送経路部64に給送されてきた媒体の存在を検出する。媒体検出手段66は、媒体の検出信号を装置本体12内部に設けられた制御部(図示せず)に送信する。前記制御部は、前記検出信号に基づいて前記媒体を搬送部68に搬送する。さらに制御部は、記録部25において記録ヘッド23と対向する位置において媒体の記録を実行し、排出口20から媒体を排出させる。
■■■第1媒体支持トレイの説明■■■■■■■
図6(A)ないし図7(B)を参照するに、第1媒体支持トレイ30は、背面カバー28の上端部に位置する、かつ背面カバー28に対して揺動する下端部70を備えている。下端部70は、第1係合面72と、第2係合面74とを備えている。また、第1媒体支持トレイ30には、図6(A)においてZ軸方向において下端部70より+Z方向側に揺動支点となる揺動軸75を備えている。
背面カバー28は、その上端部に付勢手段76を備えている。付勢手段76は、揺動部材78と、ばね80とを備えている。揺動部材78は、背面カバー28に対して揺動軸82を揺動支点として揺動可能に取り付けられている。また、揺動部材78は、第1媒体支持トレイ30の下端部70と係合する係合部84を備えている。係合部84は、第3係合面86と第4係合面88とを備えている。
ばね80は、揺動部材78において揺動軸82と係合部84との間を装置背面側(図6(A)における+Y方向側)に付勢している。このため、揺動部材78は揺動軸82を揺動支点として図6(A)における時計周り方向に揺動する方向にばね80により付勢されている。
図6(A)及び図6(B)に示すように、第1媒体支持トレイ30が第2姿勢にある際、揺動部材78はばね80により図6(A)及び図6(B)における時計周り方向に揺動する向きに付勢されていることから、第1媒体支持トレイ30の下端部70と当接して該下端部を図6(A)における+Y方向側に付勢する。
このため、第1媒体支持トレイ30は、揺動軸75を揺動支点として図6(A)における反時計周り方向に揺動するように付勢される。このため、第1媒体支持トレイ30の上端部55はスキャナーユニット14及びADF16に接近する方向(図6(A)における−Y方向)に付勢される。このため、第1媒体支持トレイ30は第2の姿勢を維持する。
また、ユーザーが第1媒体支持トレイ30を第2姿勢から第1姿勢に開く方向に力を作用させ、かつ第1媒体支持トレイ30が所定角度θ(図7(A)参照)より小さな角度で開く方向に変位させた場合、下端部70の第1係合面72と揺動部材78の第3係合面86とが当接する。
この状態において、ばね80は揺動部材78を図6(A)における時計方向周りの向きに付勢している。このため、第1媒体支持トレイ30からユーザーが手を離して第1媒体支持トレイ30を開こうとする力がなくなると、第3係合面86が下端部70を図6(A)における+Y方向側に付勢する。第1媒体支持トレイ30は、下端部70が+Y方向側に付勢されることにより揺動軸75を揺動支点として図6(A)における反時計周り方向に揺動し、第1姿勢側に開いた状態から第2姿勢に戻る。
また、ユーザーが第1媒体支持トレイ30を第2姿勢から第1姿勢に開く方向に力を作用させ、かつ第1媒体支持トレイ30を所定角度θ(図7(A)参照)以上の角度で開く方向に変位させた場合、付勢手段76の付勢力は第1媒体支持トレイ30が開く方向に作用し、下端部70の第2係合面74と揺動部材78の第4係合面88とを当接させる。
この状態において、ばね80は揺動部材78を図7(A)における時計方向周りの向きに付勢している。このため、第4係合面88は、下端部70の第2係合面74を第1媒体支持トレイ30の第1姿勢を保持する方向(図7(A)において第2係合面74から第1媒体支持トレイ30の揺動軸75に向かう方向)に付勢する。このため、第1媒体支持トレイ30は、第1姿勢を保持する。
ここで、第1媒体支持トレイ30は、第2姿勢(図6(A)参照)から所定角度θ未満の位置(閉じる側)にある際、付勢手段76の付勢力を受けて第2姿勢(閉じた姿勢)に向けて回動する傾向が付与されている。このため、第1媒体支持トレイ30は自ら第2姿勢に向けて回動する。
また、第1媒体支持トレイ30は、第2姿勢(図6(A)参照)から所定角度θ以上の位置(開く側)にある際、付勢手段76の付勢力を受けて第1姿勢(開いた姿勢)に向けて回動する傾向が付与されている。このため、第1媒体支持トレイ30は自ら第1姿勢に向けて回動する。
付勢手段76は、図7(A)において第1媒体支持トレイ30の位置が所定角度θより小さい場合、図7(A)における反時計周り方向、即ち第1媒体支持トレイ30を閉じる方向に付勢力を第1媒体支持トレイ30に作用させる。また、図7(A)において第1媒体支持トレイ30の位置が所定角度θより大きい場合、図7(A)における時計回り方向、即ち第1媒体支持トレイ30を開く方向に付勢力を第1媒体支持トレイ30に作用させる。つまり、付勢手段76は所定角度θを境にして第1媒体支持トレイ30の回動する方向を変化させることができる。
尚、第1媒体支持トレイ30が第1姿勢にある場合、第2係合面74と第4係合面88とが面接触しているので、付勢手段76は第2係合面74から第1媒体支持トレイ30の揺動軸75に向かう方向に付勢力を第1媒体支持トレイ30に作用させる。
第1媒体支持トレイ30に回動する傾向を付与する付勢手段76は、揺動部材78とばね80とを備え、第1媒体支持トレイ30の回動を介して揺動部材78が揺動し、第1媒体支持トレイ30の下端部70を付勢する方向が変化する構成であるので、付勢手段76を構造簡単にして低コストに構成できる。
また、図6(A)を参照するに背面カバー28の内側の面28a(装置本体12内部に面する側の面)は、媒体収容部22(図1参照)から搬送される媒体の搬送経路の一部を構成している。このため、背面カバー28を装置本体12に対して図6(A)における+Y方向側に回動させて背面カバー28を装置本体12に対する開放状態とすると、媒体収容部22から搬送される媒体の搬送経路の少なくとも一部が装置本体12の外側に向けて露呈される。
この状態において、第1媒体支持トレイ30は付勢手段76の付勢力により背面カバー28に対する第2姿勢を維持することができる。このため、背面カバー28を装置本体12に対して開いても第2姿勢(閉じた状態)を維持できることから、背面カバー28を開いた後にユーザーが第1媒体支持トレイ30を第2姿勢(閉じた状態)に戻す必要がなく、操作性が良好となる。
■■■規制カバーの説明■■■■■■■
再度、図5(A)及び図5(B)を参照するに、規制カバー60はスキャナーユニット14の背面及びADF16と対向する側に突起90を備えている。突起90は、規制カバー60からスキャナーユニット14の背面及びADF16側に向けて突出するように形成されている。
さらに、第1媒体支持トレイ30とスキャナーユニット14の背面との間には、媒体を差し込むための媒体差し込み口62が形成されている。規制カバー60は、倒伏姿勢(図5(A)参照)において媒体差し込み口62の間口92の図5(A)におけるY軸方向の大きさを規制しており、間口92が必要以上に大きくなることを防止している。
スキャナーユニット14と第1媒体支持トレイ30との間に形成される媒体差し込み口62は、第1媒体支持トレイ30と、スキャナーユニット14に設けられた、当該スキャナーユニット14と第1媒体支持トレイ30との間の間口92を規制する規制カバー60により形成されるので、第1媒体支持トレイ30とスキャナーユニット14との間の間口92が必要以上に大きくなることを防止でき、間口92に異物が入り込むことを最小限に抑えることができる。
また、規制カバー60の倒伏姿勢は、第1媒体支持トレイ30が第1姿勢(図5(A)参照)から第2姿勢(図5(B)参照)に切り替わる際に媒体エッジガイド58と干渉する姿勢となっている。このため、第1媒体支持トレイ30が第1姿勢(図5(A)参照)から第2姿勢(図5(B)参照)に切り替わる際、規制カバー60が媒体エッジガイド58により図5(A)における+Z方向に所定量掬い上げられる。
第1媒体支持トレイ30が第2姿勢に位置すると、所定量掬い上げられた規制カバー60の先端部60aは、第1媒体支持トレイ30の媒体支持面56が設けられた側に形成された凹部94と嵌合する(図5(B)参照)。この状態では、規制カバー60の倒立姿勢の側への回動が規制される。また、第1媒体支持トレイ30が第2姿勢(図5(B)参照)から第1姿勢(図5(A)参照)に切り替わると、規制カバー60の先端部60aと凹部94との嵌合状態が解除され、規制カバー60は倒伏姿勢に変位する。
このため、第1媒体支持トレイ30が第2姿勢(図6(A)参照)にあるときに、規制カバー60の先端部60aが第1媒体支持トレイ30に形成された凹部94と嵌合することにより、規制カバー60の倒立姿勢の側への回動が規制されるので、規制カバー60のがたつきを防止できる。また、規制カバー60が不用意に回動させられることを防止でき、即ちADF16と第1媒体支持トレイ30との間の間口92が大きく開いたままの状態となることを防止できる。その結果、間口92に異物が入り込むことを最小限に抑えることができる。
また、規制カバー60が回動可能に設けられ、回動することにより倒伏姿勢と倒立姿勢とをとりうるので、必要時には規制カバー60を倒立姿勢にすることで間口92を大きくすることができ、メンテナンス性が向上する。そして規制カバー60が倒伏姿勢にあるときに第1媒体支持トレイ30が閉じる方向に回動すると、媒体エッジガイド58が規制カバー60を掬い上げるので、規制カバー60と第1媒体支持トレイ30とを別々に操作する必要がなく、操作性が良好となる。
また、規制カバー60には突起90が設けられていることから、スキャナーユニット14及びADF16が装置本体12に対して閉じた状態において、規制カバー60を倒立姿勢に変位させると突起90がADF16と当接することとなる。この際、規制カバー60は、倒立姿勢において図5(A)における+Y方向側に突起90の突出量に応じて傾斜していることから、倒立姿勢において倒伏姿勢の側へ回動する傾向が付与されている。
このため、規制カバー60が自立して立ったままの状態(倒立姿勢のままの状態)となることを防止でき、即ちADF16と第1媒体支持トレイ30との間の間口92が大きく開いたままの状態となることを防止できる。その結果、間口92に異物が入り込むことを最小限に抑えることができる。
■■■ADFが開いた状態における第1媒体支持トレイの動作について■■■■■
図8(A)及び図8(B)を参照して、「第2開閉体」であるADF16がスキャナーユニット14に対して開く場合について説明する。
第1媒体支持トレイ30における第2姿勢は、装置本体12に対してスキャナーユニット14が閉じ、スキャナーユニット14に対してADF16が開いている状態において、ADF16と干渉する。このため、ADF16がスキャナーユニット14に対して回動すると、ADF16の上部と第1媒体支持トレイ30の上端部55とが当接する。ADF16の回動に伴って、第1媒体支持トレイ30の上端部55は、図8(A)における+Y方向に付勢される。
このため、第1媒体支持トレイ30は、ADF16の上部と上端部55とが干渉する分だけ第2姿勢から第1姿勢側の開く方向に変位する。この際、第1媒体支持トレイ30の変位角度は第1媒体支持トレイ30の回動方向を切り換える所定角度θよりも小さい。したがって、第1媒体支持トレイ30は所定角度θから第2姿勢寄りの姿勢で開かれている。
このため、ADF16をスキャナーユニット14に対して開いた状態から閉じた状態に戻すと、第1媒体支持トレイ30は付勢手段76の付勢力により第2姿勢に戻る。
■■■原稿台が開いた状態における第1媒体支持トレイの動作について■■■■■
図9(A)及び図9(B)を参照して、「開閉体」あるいは「第1開閉体」であるスキャナーユニット14が装置本体12に対して開く場合について説明する。
第1媒体支持トレイ30における第2姿勢は、スキャナーユニット14に対してADF16が閉じ、装置本体12に対してスキャナーユニット14が開いている状態において、スキャナーユニット14と干渉する。このため、スキャナーユニット14が装置本体12に対して回動すると、規制カバー60の先端部60aが該先端部と嵌合している凹部94を介して第1媒体支持トレイ30を開く方向に付勢する。このため、第1媒体支持トレイ30は、該第1媒体支持トレイが開く方向に回動する。
また、スキャナーユニット14の回動に伴って、規制カバー60の先端部60aは凹部94との嵌合状態を解消する。さらに規制カバー60は、媒体エッジガイド58に掬い上げられ、倒立状態になるとともに媒体エッジガイド58に沿って変位する。この際、規制カバー60の突起90がADF16に当接する。このため、スキャナーユニット14は、ADF16及びADF16と当接している規制カバー60を介して第1媒体支持トレイ30を付勢する。
このため、第1媒体支持トレイ30は、スキャナーユニット14及び規制カバー60が第1媒体支持トレイ30に干渉する分だけ第2姿勢から第1姿勢側の開く方向に変位する。この際、第1媒体支持トレイ30の変位角度は第1媒体支持トレイ30の回動方向を切り換える所定角度θよりも小さい。したがって、第1媒体支持トレイ30は所定角度θから第2姿勢寄りの姿勢で開かれている。
このため、スキャナーユニット14を装置本体12に対して開いた状態から閉じた状態に戻すと、第1媒体支持トレイ30は付勢手段76の付勢力により第2姿勢に戻る。
以上より、装置本体12に対するスキャナーユニット14、ADF16の2つの開閉体における開閉領域に干渉する第1媒体支持トレイ30を備えるプリンター10において、第2姿勢(閉じた状態)の第1媒体支持トレイ30は、スキャナーユニット14或いはADF16の開き動作に伴い開くことができるので、スキャナーユニット14、ADF16の開き動作に伴い第1媒体支持トレイ30が破損することを防止できる。
そしてスキャナーユニット14或いはADF16が開いた状態では、第1媒体支持トレイ30が、所定角度θから第2姿勢寄りの姿勢でADF16により開かれているので、第1媒体支持トレイ30は付勢手段76の付勢力を受けてADF16に当接した姿勢を維持できる。従ってスキャナーユニット14及びADF16を閉じれば、第1媒体支持トレイ30は第2姿勢(閉じた状態)に戻ることができるので、ユーザーが自ら第1媒体支持トレイ30を第2姿勢(閉じた状態)に戻す必要がなく、操作性が向上する。
■■■第2の実施例■■■■
図10(A)及び図10(B)を参照して、第2の実施例について説明する。第2の実施例は、第1媒体支持トレイの上端部にローラーを備えている点で第1の実施例と相違する。
第1媒体支持トレイ96の上端部98に回動可能なローラー100が設けられている。具体的には、ADF16がスキャナーユニット14に対して回動する際、ADF16の上部と接する第1媒体支持トレイ96の上端部98の位置に回動可能なローラー100が設けられている。このため、第1媒体支持トレイ96とADF16とが接触する際に両者に傷が生じることを防止できるとともに、両者を円滑に回動させることができる。
<<<実施例の変形例>>>
以上の各実施例において、装置本体12に対して開閉する開閉体として、スキャナーユニットであるスキャナーユニット14とオートドキュメントフィーダー16とを備える構成としたが、「開閉体」としてのスキャナーユニット14だけを備える構成としてもよい。
上記説明をまとめると本実施例としてのプリンター10は、媒体に記録を行う記録ヘッド23を備えた装置本体12と、該装置本体の上部を開閉するスキャナーユニット14と、該原稿台の上部を開閉するADF16と、給送前の媒体を支持する媒体支持面56を形成するとともに、回動することにより傾斜姿勢を成す第1姿勢と、当該第1姿勢より直立姿勢に近い姿勢である第2姿勢と、を取り得る第1媒体支持トレイ30と、該第1媒体支持トレイを前記第2姿勢に向けて付勢する付勢手段76とを備える。第1媒体支持トレイ30は、回動範囲において前記第2姿勢と前記第1姿勢との間の所定角度θから前記第2姿勢の側では、付勢手段76の付勢力を受けて前記第2姿勢に向けて回動する傾向が付与されている。第1媒体支持トレイ30の前記第2姿勢は、スキャナーユニット14が閉じ且つADF16が開いた状態において当該ADF16と干渉する姿勢である。
その上で、スキャナーユニット14が開き且つADF16が閉じた状態のADF16と干渉する姿勢であり、スキャナーユニット14が閉じ且つADF16が開いた状態、及びスキャナーユニット14が開き且つADF16が閉じた状態で、第1媒体支持トレイ30が、所定角度θから前記第2姿勢寄りの姿勢でADF16により開かれている。
また、本実施例の変更例としてのプリンター10は、媒体に記録を行う記録ヘッド23を備えた装置本体12と、該装置本体の上部を開閉するスキャナーユニット14と、給送前の媒体を支持する媒体支持面56を形成するとともに、回動することにより傾斜姿勢を成す第1姿勢と、当該第1姿勢より直立姿勢に近い姿勢である第2姿勢と、を取り得る第1媒体支持トレイ30と、該第1媒体支持トレイを前記第2姿勢に向けて付勢する付勢手段76とを備える。また、第1媒体支持トレイ30は、回動範囲において前記第2姿勢と前記第1姿勢との間の所定角度θから前記第2姿勢の側では、付勢手段76の付勢力を受けて前記第2姿勢に向けて回動する傾向が付与されている。第1媒体支持トレイ30の前記第2姿勢は、スキャナーユニット14が開いた状態で当該原稿台と干渉する姿勢である。
その上で、スキャナーユニット14の開姿勢において第1媒体支持トレイ30が、所定角度θから前記第2姿勢寄りの姿勢でスキャナーユニット14により開かれている。
付勢手段76は、第1媒体支持トレイ30の下端部70と係合する係合部84を有するとともに揺動可能に設けられた揺動部材78と、該揺動部材を所定の揺動方向に付勢するばね80とを備える。第1媒体支持トレイ30の回動を介して揺動部材78が揺動し、係合部84が第1媒体支持トレイ30の下端部70を付勢する方向が変化することにより、第1媒体支持トレイ30が、所定角度θを境にして回動する方向を変化させる。
プリンター10は、装置本体12の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより媒体を搬送する媒体搬送路の少なくとも一部を露呈させる背面カバー28を備える。
第1媒体支持トレイ30が背面カバー28に設けられるとともに、背面カバー28を装置本体12に対して開いた状態で前記第2姿勢を維持する。
スキャナーユニット14及びADF16が閉じ、且つ第1媒体支持トレイ30が前記第2姿勢にあるときに、第1媒体支持トレイ30の上端部55が、ADF16の上部に表れる。第1媒体支持トレイ96の上端部98においてADF16の開閉に伴い当該ADFと接する部位には、回転可能なローラー100が設けられている。
スキャナーユニット14と第1媒体支持トレイ30との間に形成される媒体差し込み口62は、第1媒体支持トレイ30と、スキャナーユニット14に設けられた、当該スキャナーユニット14と第1媒体支持トレイ30との間の間口92を規制する規制カバー60により形成される。
第1媒体支持トレイ30は、媒体のエッジ位置を規制する媒体エッジガイド58を備える。規制カバー60は、回動することにより倒伏姿勢と倒立姿勢とを取りうるとともに前記第2姿勢にある第1媒体支持トレイ30と係合可能に設けられ、該第1媒体支持トレイが前記第1姿勢にあるときには第1媒体支持トレイ30との係合を解除して前記倒伏姿勢をとり、規制カバー60の前記倒伏姿勢は、第1媒体支持トレイ30が前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り換わる際に媒体エッジガイド58と干渉する姿勢であり、第1媒体支持トレイ30が前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り換わる際に、規制カバー60が媒体エッジガイド58によって上方に所定量掬い上げられる。
規制カバー60においてADF16の側の面には突起90が設けられている。
スキャナーユニット14及びADF16が閉じた状態において規制カバー60は、前記倒立姿勢において突起90がADF16に当接することで、当該倒立姿勢において前記倒伏姿勢の側へ回動する傾向が付与される。第1媒体支持トレイ30が前記第2姿勢にあるときに、規制カバー60の先端部60aが第1媒体支持トレイ30に形成された凹部94と嵌合することにより、規制カバー60の前記倒立姿勢の側への回動が規制される。
また、本実施形態では本発明に係る第1媒体支持トレイ30を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 スキャナーユニット、
16 オートドキュメントフィーダー(ADF)、18 操作パネル部、20 排出口、
22 媒体収容部、23 記録ヘッド、24 上段側トレイ、25 記録部、
26 下段側トレイ、28 背面カバー、28a 内側の面、
30、96 第1媒体支持トレイ、32、46 回動軸、34 第2媒体支持トレイ、
36 媒体搬送部、38 媒体排出スタック、40 原稿押さえ部材、
42 ADF読取面、48 開口部、50 移動領域、52 原稿載置面、
54 ロック機構、55、98 上端部、56 媒体支持面、58 媒体エッジガイド、
60 規制カバー、60a 先端部、62 媒体差し込み口、64 給送経路部、
66 媒体検出手段、68 搬送部、70 下端部、72 第1係合面、
74 第2係合面、75、82 揺動軸、76 付勢手段、78 揺動部材、80 ばね、
84 係合部、86 第3係合面、88 第4係合面、90 突起、92 間口、
94 凹部、100 ローラー、S 原稿読取原点、θ 所定角度

Claims (9)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた装置本体と、
    前記装置本体の上部を開閉する第1開閉体と、
    前記第1開閉体の上部を開閉する第2開閉体と、
    給送前の媒体を支持する支持面を形成するとともに、回動することにより傾斜姿勢を成す第1姿勢と、当該第1姿勢よりも立った姿勢である第2姿勢と、を取り得る媒体支持トレイと、
    前記媒体支持トレイを前記第2姿勢に向けて付勢する付勢手段と、を備え、
    前記媒体支持トレイは、回動範囲において前記第2姿勢と前記第1姿勢との間の所定角度から前記第2姿勢の側では、前記付勢手段の付勢力を受けて前記第2姿勢に向けて付勢されており、
    前記媒体支持トレイの前記第2姿勢は、前記第1開閉体が閉じ且つ前記第2開閉体が開いた状態において当該第2開閉体と干渉する姿勢であるとともに、前記第1開閉体が開き且つ前記第2開閉体が閉じた状態の前記第2開閉体と干渉する姿勢であり、
    前記付勢手段は、前記媒体支持トレイの下端部と係合する係合部を有するとともに揺動可能に設けられた揺動部材と、
    前記揺動部材を所定の揺動方向に付勢するばねと、を有し、
    前記媒体支持トレイの回動を介して前記揺動部材が揺動し、前記係合部が前記媒体支持トレイの下端部を付勢する方向が変化することにより、前記媒体支持トレイが、前記所定角度を境にして回動する方向を変化させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項に記載の記録装置において、前記付勢手段は、前記媒体支持トレイの下端部と係合する係合部を有するとともに揺動可能に設けられた揺動部材と、
    前記揺動部材を所定の揺動方向に付勢するばねと、を備え、
    前記媒体支持トレイの回動を介して前記揺動部材が揺動し、前記係合部が前記媒体支持トレイの下端部を付勢する方向が変化することにより、前記媒体支持トレイが、前記所定角度を境にして回動する方向を変化させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項またはに記載の記録装置において、前記装置本体の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより媒体を搬送する媒体搬送路の少なくとも一部を露呈させるカバーを備え、
    前記媒体支持トレイが前記カバーに設けられるとともに、前記カバーを開いた状態で前記第2姿勢を維持する、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項からのいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1開閉体及び前記第2開閉体が閉じ、且つ前記媒体支持トレイが前記第2姿勢にあるときに、前記媒体支持トレイの上端部が、前記第2開閉体の上部に表れる、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項からのいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体支持トレイの上端部において前記第2開閉体の開閉に伴い当該第2開閉体と接する部位には、回転可能なローラーが設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項からのいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1開閉体と前記媒体支持トレイとの間に形成される媒体差し込み口は、前記媒体支持トレイと、前記第1開閉体に設けられた、当該第1開閉体と前記媒体支持トレイとの間の間口を規制する規制カバーにより形成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項に記載の記録装置において、前記媒体支持トレイは、媒体のエッジ位置を規制するエッジガイドを備え、
    前記規制カバーは、回動することにより倒伏姿勢と倒立姿勢とを取りうるとともに前記第2姿勢にある前記媒体支持トレイと係合可能に設けられ、前記媒体支持トレイが前記第1姿勢にあるときには前記媒体支持トレイとの係合を解除して前記倒伏姿勢をとり、
    前記規制カバーの前記倒伏姿勢は、前記媒体支持トレイが前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り換わる際に前記エッジガイドと干渉する姿勢であり、
    前記媒体支持トレイが前記第1姿勢から前記第2姿勢に切り換わる際に、前記規制カバーが前記エッジガイドによって上方に所定量掬い上げられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項に記載の記録装置において、前記規制カバーにおいて前記第2開閉体の側の面には突起が設けられ、
    前記第1開閉体及び前記第2開閉体が閉じた状態において前記規制カバーは、前記倒立姿勢において前記突起が前記第2開閉体に当接することで、当該倒立姿勢において前記倒伏姿勢の側へ回動する傾向が付与される、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項またはに記載の記録装置において、前記媒体支持トレイが前記第2姿勢にあるときに、前記規制カバーの先端部が前記媒体支持トレイに形成された凹部と嵌合することにより、前記規制カバーの前記倒立姿勢の側への回動が規制される、
    ことを特徴とする記録装置。
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