JP2008002838A - 車両乗員検出システム、作動装置制御システム、車両 - Google Patents

車両乗員検出システム、作動装置制御システム、車両 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両に搭載される車両乗員検出システムにおいて、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を簡便且つ精度良く検出するのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 車両に搭載される車両乗員検出システム100は、カメラ112により車両乗員の単一視点に関する表面立体形状を検出する構成を用いて、当該車両乗員における所定の部位間距離や所定部位の位置を検出し、これによって当該車両乗員の体格や姿勢を検出する構成とされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載される対象物検出技術に係り、詳しくは車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を検出する検出システムの構築技術に関するものである。
従来、カメラ等の撮影手段を用いて、車両乗員シート上の着座物に関する情報を検出する種々の技術が知られている。例えば、下記特許文献1においては、対象物の二次元的な撮影が可能なカメラを車両乗員の前方に設置し、当該カメラを介して車両乗員シートに着座する車両乗員の位置を検出しようとする車両乗員検知装置の構成が開示されている。
特開2003−294855号公報
ところで、車両乗員の体格や姿勢といった車両乗員に関する情報を、エアバッグ装置等の作動装置の制御に用いる場合においては、当該情報を簡便且つ精度良く検出する技術に対する要請がある。ところが、上記特許文献1に記載の車両乗員検知装置のように、カメラを介して車両乗員を二次元的に撮影する構成においては、車両乗員に関する情報を精度良く検出するのが下記の点において難しい。すなわち、背景と車両乗員との色の差や、肌と服との色の差が少ない場合に、車両乗員自体や、車両乗員の所定部位の検出を確実に行うのが難しいという問題が生じる。また、車両乗員を車両前方から撮影して、例えば座高(肩と腰との部位間長さ)を検出する場合に、前のめりに前傾した状態にある車両乗員の座高が、実際の座高よりも短く検出されてしまい検出誤差を生じるという問題が生じる。更に、車両乗員を車両前方から撮影して、所定部位を検出する場合に、当該所定部位の前後位置の把握が難しいという問題が生じる。例えば頭部の位置を検出する場合に、前のめりに前傾した状態にある車両乗員の頭部の位置と、正規の着座状態にある車両乗員の頭部の位置との前後関係を把握するのが難しい。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、車両に搭載される車両乗員検出システムにおいて、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を簡便且つ精度良く検出するのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。本発明は、典型的には自動車において車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を検出する検出システムに適用することができるが、自動車以外の車両において、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を検出する検出システムの構築技術に対しても本発明を適用することが可能である。
(本発明の第1発明)
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの車両乗員検出システムである。
請求項1に記載のこの車両乗員検出システムは、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を検出するシステムとして構成されるものであり、表面立体形状検出手段、数値化手段、記憶手段、位置検出手段、処理手段を少なくとも備える。ここいう「車両乗員に関する情報」としては、運転者シート、助手シート、後部シートに着座する乗員に関し、当該乗員の形状(体格や大きさ)、姿勢、種類、有無などが挙げられる。
本発明の表面立体形状検出手段は、車両乗員シートに向けて配設され、当該車両乗員シート上の車両乗員の単一視点に関する表面立体形状を検出する機能を有する手段として構成される。本構成は、三次元立体画像を検出する3Dカメラを車室内に装着することによって可能とされる。ここでいう「単一視点」とは、カメラの設置箇所が単一、すなわち一台のカメラが一箇所に設定されている態様をあらわすものである。従って、単一視点に関する画像を得るこのカメラとしては、一台の単眼C−MOS3Dカメラや複眼ステレオ3Dカメラを用いることができる。また、本発明は、「単一視点」に関し、車両乗員シートへの単一視点設定を行う構成を少なくとも有していれば足り、その他の目的で使用される別のカメラや視点についての設置を妨げるものではない。また、本発明の表面立体形状検出手段は、車両乗員シートに向けて配設される構成であり、車両乗員、チャイルドシートをはじめ当該車両乗員シート上の各種の着座物の単一視点に関する表面立体形状を検出することが可能である。このような三次元立体画像を検出する手段を用いることによって、背景と車両乗員との色の差や、肌と服との色の差が少ないような場合、前のめりに前傾した状態にある車両乗員の座高を検出する場合、前のめりに前傾した状態にある車両乗員の頭部の位置を検出する場合等であっても、二次元画像を検出する構成に比して、高い検出精度を確保することが可能となる。
本発明の数値化手段は、表面立体形状検出手段によって検出された表面立体形状を、数値座標として数値化する機能を有する手段として構成される。これにより、表面立体形状検出手段によって検出された、車両乗員シート上の対象物の単一視点に関する表面立体形状に関し、当該表面立体形状が数値座標として数値化される。
本発明の記憶手段は、人体の各部位のうち複数部位の表面立体形状に関する特徴情報を予め記憶する手段として構成される。ここでいう「複数部位」は、人体の頭部、首、肩、上腕、前腕、腰、大腿、下腿、膝、胸部などの部位の中から適宜選定することができる。左右一対で存在する部位に関しては、左右一対で複数部位を構成することもできる。また、ここでいう「特徴情報」は、所定部位の表面立体形状に関する特徴を示すものであって、例えば所定部位を特定方向からみたとき、当該所定部位として検出される表面立体形状の種類などをいう。具体的には、人体の頭部は大まかにいえば球体であるので、頭部の表面立体形状は上方からみても側方からみても凸形状として検出されるという特徴情報が、記憶手段に予め記憶されている。
本発明の位置検出手段は、数値化手段によって数値化された数値座標を、記憶手段に予め記憶されている特徴情報と関連付けることによって、車両乗員における複数部位の位置に関する情報を検出する手段として構成される。すなわち、本発明では、表面立体形状検出手段を介して実際に検出された画像情報のうち、予め記憶されている所定部位の特徴情報を有する部位を、当該所定部位として特定する処理を行うことで、当該所定部位の位置が検出されることとなる。
本発明の処理手段は、位置検出手段によって検出された情報を用いて所定の部位間距離を演算するとともに、演算した当該部位間距離に基づいて車両乗員の体格を導出する処理を行う手段として構成される。
本発明では、位置検出手段によって複数部位の位置が特定されるため、この位置情報を用いることによって、所定の部位間距離を演算することが可能となる。ここでいう「部位間距離」は、2箇所の部位の間を直線的に結ぶ線の長さであってもよいし、或いは3箇所以上の部位を連続的に結ぶ線の長さであってもよい。また、車両乗員における部位間距離は、体格と相関が高いものが多く見られるため、部位間距離と体格とを予め関連付けることによって、車両乗員の体格を判別することが可能となる。本発明においては、部位間距離として、車両乗員の肩幅(両方の肩関節間の距離)、座高(肩と腰との間の距離)などを用いることができる。このように、本発明においては、車両乗員の所定の部位間距離の検出結果を用いて、当該車両乗員の体格を簡便に検出することができるようになっている。
請求項1における上記構成の車両乗員検出システムによれば、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報として、当該車両乗員の体格を簡便且つ精度良く検出することが可能となる。
(本発明の第2発明)
前記課題を解決する本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの車両乗員検出システムである。
請求項2に記載のこの車両乗員検出システムでは、請求項1に記載の処理手段は、車両乗員における所定の部位間距離としての肩幅を演算するともに、演算した車両乗員の肩幅に基づいて、当該車両乗員の体格を導出する処理を行う構成とされる。ここで、車両乗員における肩幅は、種々の部位間距離のうち、特に体格との相関性の高い部位間距離として用いられる。
従って、請求項2における上記構成の車両乗員検出システムによれば、車両乗員の体格の検出精度向上を図ることが可能となる。
(本発明の第3発明)
前記課題を解決する本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの車両乗員検出システムである。
請求項3に記載のこの車両乗員検出システムは、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を検出するシステムとして構成されるものであり、表面立体形状検出手段、数値化手段、記憶手段、位置検出手段、処理手段を少なくとも備える。本発明の表面立体形状検出手段、数値化手段、記憶手段及び位置検出手段は、請求項1に記載の車両乗員検出システムにおける表面立体形状検出手段、数値化手段、記憶手段及び位置検出手段と同様の手段として構成される。特に、本発明の記憶手段には、人体の各部位のうち少なくとも1つの所定部位の表面立体形状に関する特徴情報が予め記憶される。また、本発明の位置検出手段においては、車両乗員における少なくとも1つの所定部位の位置に関する情報が検出される。
本発明の処理手段は、位置検出手段によって検出された情報、すなわち車両乗員における少なくとも1つの所定部位の位置に基づいて、車両乗員が車両乗員シート上に正規状態の姿勢で着座しているか否かを判別する処理を行う手段として構成される。ここでいう「正規状態」とは、車両乗員シート上における正規位置(標準的な着座位置)において、車両乗員の背中がシートバックに密着し、且つ車両乗員の頭部がヘッドレストの前面部分に近接した状態とされる。この正規位置を外れた領域は、車両乗員についての正規外位置、いわゆるOOP(アウト オブ ポジション)と称呼される。例えば、車両乗員の頭部の位置を検出した結果、当該頭部が予め記憶された標準的な領域内にある場合には、車両乗員が車両乗員シート上に正規状態の姿勢で着座していると判定され、当該頭部が予め記憶された標準的な領域外にある場合には、車両乗員が車両乗員シート上に正規状態の姿勢では着座していないと判定される。このように、本発明においては、車両乗員の所定部位の位置の検出結果を用いて、当該車両乗員の姿勢を簡便に検出することができるようになっている。
請求項3における上記構成の車両乗員検出システムによれば、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報として、当該車両乗員の姿勢を簡便且つ精度良く検出することが可能となる。
(本発明の第4発明)
前記課題を解決する本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの作動装置制御システムである。
請求項4に記載のこの作動装置制御システムは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両乗員検出システム、作動装置、駆動制御手段を少なくとも備える。
本発明の作動装置は、車両乗員検出システムの処理手段にて得られた情報に基づいて作動する装置として構成され、本発明の駆動制御手段によって駆動制御される。この作動装置としては、検出した車両乗員に関する情報自体を報知する構成、当該情報に基づいて、エアバッグやシートベルトによる乗員拘束態様を可変とする構成などを適宜採用することができる。
従って、請求項4に記載の作動装置制御システムのこのような構成によれば、車両乗員検出システムにおける検出結果に応じた適正な態様で、作動装置を駆動制御することで、作動装置のきめ細かい制御が可能となる。
(本発明の第5発明)
前記課題を解決する本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの車両である。
請求項5に記載のこの車両は、エンジン走行系統、電装系統、駆動制御装置、車両乗員シート検出手段を少なくとも備える。エンジン走行系統は、エンジン及び車両の走行に関与する系統として構成される。電装系統は、車両に使われる電機部品に関与する系統として構成される。駆動制御装置は、エンジン走行系統及び電装系統の駆動制御を行う機能を有する装置として構成される。本発明の車両乗員検出手段は、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を検出する手段として構成される。本発明では、この車両乗員検出手段が、請求項1〜請求項4に記載の車両乗員検出システムを用いて構成される。
このような構成によれば、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を簡便且つ精度良く検出することが可能な車両乗員検出システムを搭載する車両が提供されることとなる。
以上のように、本発明によれば、車両乗員シート上の車両乗員の単一視点に関する表面立体形状を検出する表面立体形状検出手段を介して、特に車両乗員における所定の部位間距離や所定部位の位置を検出する構成を用いることによって、当該車両乗員の体格や姿勢を簡便且つ精度良く検出することが可能となった。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1及び図2を参照しながら、本発明における「車両乗検出システム(車両乗員検出手段)」の一実施の形態である車両乗員検出システム100の構成につき説明する。
本実施の形態に係る車両搭載用の車両乗員検出システム100のシステム構成が図1に示される。
本実施の形態の車両乗員検出システム100は、本発明における「車両」としての自動車車両にて、少なくとも車両乗員に関する情報を検出するために搭載される。図1に示すように、この車両乗員検出システム100は、撮影手段110、制御手段120を主体として構成される。更に、この車両乗員検出システム100は、車両側の駆動制御装置であるECU200及び作動装置210とともに、本発明における「作動装置制御システム」を構成する。また、当該車両は、特に図示しないものの、エンジン及び車両の走行に関与する系統であるエンジン走行系統、車両に使われる電機部品に関与する系統である電装系統、エンジン走行系統及び電装系統の駆動制御を行う駆動制御装置(ECU200)を備える。
本実施の形態の撮影手段110は、撮影デバイスとしてのカメラ112及びデータ転送回路(図示省略)を含む構成とされる。カメラ112は、CCD(電荷結合素子)またはC−MOSを用いたうえで、光センサをアレイ状(格子状)に配置した3D(3次元画像)式のカメラ(「モニター」ともいう)として構成される。このカメラ112は、特に図示しないものの、光学レンズと、CCD(電荷結合素子)またはC−MOSチップとして構成される距離計測イメージチップを備え、光学レンズを通じて距離計測イメージチップに対し入射した光は、当該距離計測イメージチップ116の結像領域にて結像されるようになっている。また、このカメラ112に関連して、対象物に向けて配光を行う光源を適宜設置することもできる。このような構成のカメラ112によって、対象物までの距離情報が複数回計測されて表面立体形状が検出され、当該対象物の有無、大きさ、位置、姿勢、動作などの認識に用いられる。
上記構成のカメラ112は、自動車の車両前方のインパネ、Aピラー又はフロントガラス周辺に埋め込み状に設置されるとともに、1または複数の車両乗員シートに向けて配設される。ここで、このカメラ112の設置態様の具体例として、本実施の形態のカメラ112側から車内を視た様子を示す斜視図が図2に示される。図2に示すように、助手シート22側のAピラー10の上部において、運転者シート12上の運転者Cを画像の中心として撮影可能な向きにこのカメラ112を設置する。このカメラ112によるこの撮影は、例えばイグニッションキーがON状態になったとき、あるいは運転者シート内に装着された着座センサ(図示省略)が、当該運転者シートに着座した車両乗員を検知したときに開始されるように設定される。
本実施の形態の制御手段120は、更に数値化手段130、記憶手段150、演算手段(MPU)170、入出力手段190、また特に図示しないものの周辺装置等を少なくとも備える(図1参照)。
数値化手段130は、画像処理部132を備え、品質の良い画像を得るためのカメラ制御や、カメラ112によって撮影した画像を加工分析するための画像処理制御がこの画像処理部132によって行われる。具体的には、カメラ制御においては、フレームレート、シャッター時間、感度調整、精度補正が行われ、ダイナミックレンジや輝度、ホワイトバランスなどが調整される。この画像処理制御においては、画像の回転補正やレンズ歪み補正、フィルター演算、差分演算などの画像前処理演算と、形状判定やトラッキングなどの画像認識処理演算が実行される。また、この数値化手段130では、カメラ112によって検出された表面立体形状を数値座標として数値化する処理が実行される。
記憶手段150は、記憶部152を備え、演算制御ソフトウエアに加えて、補正用のデータや前処理用のバッファーフレームメモリー、認識演算のための定義データや基準パターン、数値化手段130の画像処理部132における画像処理結果や、演算手段170における演算結果などを記憶(記録)する手段として構成される。詳細については後述するが、本実施の形態の記憶手段150は、撮影手段110を介して得られた表面立体形状の凹凸から、人体の各部位を検出するために必要となる部位特徴情報や、人体の所定の部位間距離と体格との相関を示す体格情報を記憶している。予め記憶されたこれら部位特徴情報や体格情報は、後述する「体格判別処理」において用いられる。この記憶手段150(記憶部152)が、本発明において「人体の各部位のうち複数部位の表面立体形状に関する特徴情報を予め記憶する記憶手段」に相当する。
演算手段170は、画像処理部132の処理によって得られた情報に基づいて、対象物である車両乗員(図2中の運転者C)に関する情報を抽出する処理を行う手段として構成され、具体的には、部位検出部172及び体格検出部174を少なくとも備える。部位検出部172は、撮影手段110によって撮影した画像のうち、運転者Cの各部位のうち、予め設定された複数部位の位置を検出する機能を有する。体格検出部174は、部位検出部172によって検出された複数部位の位置から、所定の部位間距離を演算し、その演算結果に基づいて、当該運転者Cの体格を検出する機能を有する。この演算手段170の部位検出部172は、本発明において「車両乗員における複数部位の位置に関する情報を検出する位置検出手段」、「車両乗員における所定部位の位置に関する情報を検出する位置検出手段」を構成する。また、演算手段170の体格検出部174は、本発明において「位置検出手段によって検出された情報を用いて所定の部位間距離を演算するとともに、演算した当該部位間距離に基づいて前記車両乗員の体格を導出する処理を行う処理手段」を構成する。
入出力手段190は、車両全体に関する制御を行うECU200との間で、車両に関する情報、周辺の交通状況に関する情報、天候や時間帯に関する情報などが入力され認識結果を出力する。車両に関する情報の例としては、車両ドアの開閉、シートベルトの装脱着、ブレーキの作動、車速、ステアリング操舵角度などがある。本実施の形態では、この入出力手段190から出力された情報に基づいて、ECU200が駆動対象である作動装置210に対し駆動制御信号を出力する構成とされる。この作動装置210が、本発明における「作動装置」に相当し、この作動装置210を駆動制御するECU200が、本発明における「駆動制御手段」に相当する。この作動装置210の具体例としては、エアバッグやシートベルトにより乗員を拘束するべく作動する乗員拘束装置や、報知或いは警報に関する出力(表示出力、音声出力など)を行う装置などが挙げられる。
次に、上記構成の車両乗員検出システム100の動作を、図1及び図2に加え図3〜図9を参照しながら説明する。
図3には、本実施の形態の作動装置200を制御するための「作動装置制御処理」のフローチャートが示される。本実施の形態において、この「作動装置制御処理」は、図1中の車両乗員検出システム100の検出結果に基づいて、ECU200によって実行される。
この作動装置制御処理においては、まず、図3中のステップS100によって、体格判別処理が遂行される。詳細については後述するが、この体格判別処理において得られた体格判別情報は、ステップS120によって作動装置210の作動条件が成立した場合において、図1中の記憶手段150(記憶部152)から読み出され、ステップS130によって作動装置210への駆動制御信号の出力がなされる。これにより、体格判別情報に基づいた作動装置210の制御が実行されることとなる。
ここで、図4には、本実施の形態における「体格判別処理」のフローチャートが示される。この「体格判別処理」は、本実施の形態において、図1中の車両乗員検出システム100の制御手段120によって実行される。
この体格判別処理においては、まず、図4中のステップS101によって、カメラ112を介して運転乗員(図2中の運転者C)を画像の中心となるように撮影する。このカメラ112は、運転者シート(図2中の運転者シート12)上の運転者Cの単一視点に関する表面立体形状を検出するカメラであり、本発明における「表面立体形状検出手段」を構成している。ここでいう「単一視点」とは、カメラの設置箇所が単一、すなわち一台のカメラが一箇所に設定されている態様をあらわすものである。従って、単一視点に関する画像を得るこのカメラ112としては、一台の単眼C−MOS3Dカメラや複眼ステレオ3Dカメラを用いることができる。
次に、図4中のステップS102において、ステレオ法によって運転者Cの表面立体形状を検出する。このステレオ法は、公知の技術であり、ここでは詳細についての説明は省略するが、人間の両眼のように左右にカメラを配置し、左カメラと右カメラで撮影される二枚の画像よりカメラ間での視差を求め、当該視差により距離画像を計測する方式のものである。
次に、図4中のステップS103において、ステップS102で得られた立体表面形状の点画像を、多数の画素に分割する分割処理を行う。この分割処理は、図1中の数値化手段130の画像処理部132によって実行される。この分割処理では、立体表面形状の点画像が(X64)×(Y64)×(Z32)の立体格子に分割される。本実施の形態における画素の分割態様が図5に示される。図5に示すように、カメラ撮影面中心に原点を、左右方向にX軸を、上下方向にY軸を、前後方向にZ軸を置く。そして、立体表面形状の点画像に関し、X軸及びY軸の一定範囲を64画素に分割し、Z軸の一定範囲を32画素に分割する。なお、同じ画素に複数点が重なった場合は、その平均値をとることとする。このような処理によって、例えば図6に示すような、立体表面形状の分割処理画像C1が得られることとなる。図6には、本実施の形態における分割処理画像C1が示される。この分割処理画像C1は、運転者Cをカメラ112側から視た斜視図に対応したものであり、カメラ112を中心とした座標系が示されている。更に、図7に示すような、車体を中心とした座標系に変換された分割処理画像C2が得られることとなる。図7には、本実施の形態における分割処理画像C2が示されている。このように、分割処理画像C1及びC2を得る処理を行う画像処理部132は、カメラ112によって検出された表面立体形状を、数値座標として数値化する数値化手段であり、本発明における「数値化手段」に対応している。
次に、図4中のステップS104においては、記憶手段150(記憶部152)に予め記憶されている部位特徴情報を読み出す処理を行う。ここで、本実施の形態における部位特徴情報が図8に示される。
図8に示すように、人体の各部位は、その表面立体形状を車両シート上下方向及び車両シート前後方向に平行に走査した場合、当該形状に関し各々特徴を有する。すなわち、頭部は、大まかにいえば球体であるため、その表面立体形状を車両シート上下方向に平行に走査した場合、及び車両シート前後方向に平行に走査した場合のいずれも凸形状として検出される。首は、その表面立体形状を車両シート上下方向に平行に走査した場合には凹形状として検出され、車両シート前後方向に平行に走査した場合には凸形状として検出される。肩は、その表面立体形状を車両シート上下方向に平行に走査した場合には傾斜状として検出され、車両シート前後方向に平行に走査した場合には凸形状として検出される。上腕は、その表面立体形状を車両シート前後方向に平行に走査した場合に凸形状として検出され、前腕は、その表面立体形状を車両シート上下方向に平行に走査した場合に凸状として検出される。腰は、車両シートの座面(シートクッション)上の最後部エッジから前方へ一定距離であることを利用して検出される。大腿は、その表面立体形状を車両シート上下方向に平行に走査した場合に凸状として検出され、下腿は、その表面立体形状を車両シート前後方向に平行に走査した場合に凸形状として検出される。膝は、大腿と下腿とが交わる交点であることを利用して検出される。
次に、図4中のステップS105においては、図8に示す上記部位特徴情報に基づいて、運転者Cの所定部位を検出する。この検出処理は、図1中の演算手段170の部位検出部172によって実行される。具体的には、図7に示す分割処理画像C2に対し、図8に示す各部位の部位特徴情報をあてはめる(関連付ける)ことによって、運転者Cの各部位を検出することが可能となる。例えば、図7において、図8中の頭部の特徴情報を有する部位が、運転者Cの頭部として検出(特定)されることとなる。かくして、本実施の形態における運転者Cの各部位の検出結果が図9に示される。図9において記号A〜Hが付された各部位は、図8中のA〜Hの各部位に対応している。例えば、図9において記号Aが付された部位は、運転者Cの頭部として検出される。
なお、ステップS104及びステップS105における、運転者Cの所定部位の検出は、カメラ112を介して撮影された画像が人であることを条件にして、実行されるように構成することができる。具体的には、図7に示すような分割処理画像C1が、人以外の物体やチャイルドシートを示すような画像であると判定した場合には、ステップS104以降の処理を中止して、体格判別処理を終了するように構成することができる。
次に、図4中のステップS106においては、ステップS105において検出した各部位の位置関係から、運転者Cの体格を判別する。この判別処理は、図1中の演算手段170の体格検出部174によって実行される。具体的には、各部位の三次元的な位置情報を用いて所定の部位間距離を演算し、その演算結果から運転者Cの体格を判別(推定)する。例えば、肩の三次元座標を(a,b,c)とし、腰の三次元座標を(d,e,f)とした場合、肩と腰との間の部位間距離Lは、L=((d−a)+(e−b)+(f−c)0.5となる。このような演算方法を用いて、頭部〜首〜肩〜腰〜膝の部位間距離を求める。これらの部位間距離と体格との相関を予め記憶させておけば、当該部位間距離の大小などによって運転者Cの体格を判別することができる。この場合の部位間距離は、2箇所の部位の間を直線的に結ぶ線の長さであってもよいし、或いは3箇所以上の部位を連続的に結ぶ線の長さであってもよい。このように、本実施の形態においては、運転者Cの所定の部位間距離の検出結果を用いて、運転者Cの体格を簡便に検出することができるようになっている。
或いは、肩幅や座高のように体格に関して相関性が確認されている場合には、両方の肩関節(肩甲骨と上腕骨とによって構成される関節)の位置に基づいて、肩幅や座高を求め、これによって運転者Cの体格を判別することも可能である。
特に、肩幅は、人体の種々の部位間距離の中でも、とりわけ体格に関して相関性が高く、肩幅から体格を導出することによって、運転者Cの体格判別精度が向上することとなる。なお、車両乗員の肩の位置を規定する肩関節は、肩部における変曲点となるが、人により偏りがある。従って、この肩関節の位置を検出するに際しては、首の付け根から上腕に至る領域の複数の箇所を経時的に検出するのが好ましい。
また、本実施の形態では、カメラ112を介して三次元立体画像を検出する構成であるため、二次元画像を検出する構成のように画像の奥行きが考慮されないという問題を解消することができ、例えば前のめりに前傾した状態にある運転者Cの座高を検出する場合であっても、高い検出精度を確保することが可能となる。
体格検出部174によって導出された、運転者Cのこの体格判別結果は、ステップS107において記憶手段150(記憶部152)記憶される(格納される)こととなる。この体格判別結果がECU200に記憶されるように構成してもよい。
ステップS107において記憶された体格判別情報は、図3中のステップS110において作動装置210の作動条件が成立した場合に、ステップS120によって図1中の記憶手段150(記憶部152)から読み出される。そして、図3中のステップS130において、ECU200から作動装置210に対し駆動制御信号の出力がなされる。
作動装置210がエアバッグやシートベルトにより乗員を拘束するべく作動する乗員拘束装置である場合には、車両衝突の発生や予知の検出によって作動条件が成立し、作動装置210に対し出力する駆動制御信号を体格判別結果に応じて可変とする。例えば、車両乗員の体格の大小に応じてエアバッグの展開膨張力を変えるような制御が可能となる。
なお、本実施の形態では、図4中の「体格判別処理」にかえて、或いは加えて、運転者Cの姿勢を判別する処理を行うことができる。すなわち、本発明では、制御手段120が運転者Cの体格を判別する処理と、運転者Cの姿勢を判別する処理の少なくとも一方を行う構成を採用することができる。
ここで、図10には、本実施の形態における「姿勢判別処理」のフローチャートが示される。この「姿勢判別処理」は、本実施の形態において、図1中の車両乗員検出システム100の制御手段120によって実行される。この場合の制御手段120が、本発明における「車両乗員が車両乗員シート上に正規状態の姿勢で着座しているか否かを判別する処理を行う処理手段」に相当する。
図10に示すステップS201〜S205は、図4中のステップS101〜S105と同様の処理によって遂行される。
図10中のステップS206においては、ステップS205において検出した1または複数の所定部位の位置から、運転者Cの姿勢を判別する。具体的には、運転者Cが運転者シート12上に正規状態の姿勢で着座しているか否かを判別する。ここでいう「正規状態」とは、運転者シート12上における正規位置(標準的な着座位置)において、運転者Cの背中がシートバックに密着し、且つ車両乗員の頭部がヘッドレストの前面部分に近接した状態とされる。この正規位置を外れた領域は、運転者Cについての正規外位置、いわゆるOOP(アウト オブ ポジション)と称呼される。例えば、運転者Cの頭部の位置を検出した結果、当該頭部が予め記憶された標準的な領域内にある場合には、運転者Cが運転者シート12上に正規状態の姿勢で着座していると判定され、当該頭部が予め記憶された標準的な領域外にある場合には、運転者Cが運転者シート12上に正規状態の姿勢では着座していない、典型的には前のめりに前傾して着座していると判定される。所定部位としては、運転者Cの頭部以外に、首、肩、上腕、前腕、腰、大腿、下腿、膝、胸部などを選定することもできる。このように、本実施の形態においては、運転者Cの所定部位の位置の検出結果を用いて、運転者Cの姿勢を簡便に検出することができるようになっている。
そして、運転者Cのこの姿勢判別結果は、ステップS207において記憶手段150(記憶部152)記憶される(格納される)こととなる。この姿勢格判別結果がECU200に記憶されるように構成してもよい。
ステップS207において記憶された姿勢判別情報は、図3中のステップS110において作動装置210の作動条件が成立した場合に、記憶手段150(記憶部152)から読み出され、ECU200から作動装置210に対し駆動制御信号の出力がなされる。
作動装置210がエアバッグやシートベルトにより乗員を拘束するべく作動する乗員拘束装置である場合には、車両衝突の発生や予知の検出によって作動条件が成立し、作動装置210に対し出力する駆動制御信号を姿勢判別結果に応じて可変とする。例えば、車両乗員の頭部がエアバッグ付近にある姿勢のときには、頭部とエアバッグとの干渉を極力抑えるように、当該エアバッグの展開膨張力を落としたり、或いは展開自体を無くすように制御することが可能となる。
以上のように、本実施の形態の車両乗員検出システム100によれば、図4中の「体格判別処理」や図10中の「姿勢判別処理」を実行することによって、運転者シート12上の運転者Cに関する情報として、当該運転者Cの体格や姿勢を簡便且つ精度良く検出することが可能となる。特に、カメラ112を介して三次元立体画像を検出する構成によって、背景と運転者Cとの色の差や、肌と服との色の差が少ないような場合、前のめりに前傾した状態にある運転者Cの座高を検出する場合、前のめりに前傾した状態にある運転者Cの頭部の位置を検出する場合等であっても、二次元画像を検出する構成に比して、高い検出精度を確保することが可能となる。また、人体の肩幅は、種々の部位間距離のうち、とりわけ体格との相関性の高い部位間距離として用いられるため、肩幅から体格を導出することによって、運転者Cの体格検出精度向上を図ることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、車両乗員検出システム100における検出結果に応じた適正な態様で、作動装置210を駆動制御することで、作動装置210のきめ細かい制御が可能となる。
また、本実施の形態によれば、運転者シート12上の運転者Cの体格や姿勢に関する情報を、簡便且つ精度良く検出することが可能な車両乗員検出システム100を搭載する車両が提供される。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
また、上記実施の形態では、運転者シート12上の運転者Cをカメラ112の検出対象とする場合について記載したが、本発明では、運転者のみならず、助手シート上や後部シート上の車両乗員をカメラ112の検出対象とすることもできる。この際、カメラ112は、必要に応じて自動車の車両前方のインパネ、ピラー、ドア、ガラス、シート等、各種の車体構成部分に適宜設置される。
また、上記実施の形態では、自動車に装着される車両乗員検出システム100の構成について記載したが、自動車をはじめ、航空機、船舶、バス、電車等の各種の車両に装着される車両乗員検出システムの構成に対し本発明を適用することができる。
本実施の形態に係る車両搭載用の車両乗員検出システム100のシステム構成を示す図である。 本実施の形態のカメラ112側から車内を視た様子を示す斜視図である。 本実施の形態の作動装置200を制御するための「作動装置制御処理」のフローチャートである。 本実施の形態における「体格判別処理」のフローチャートである。 本実施の形態における画素の分割態様を示す図である。 本実施の形態における分割処理画像C1を示す図である。 本実施の形態における分割処理画像C2を示す図である。 本実施の形態における部位特徴情報を示す図である。 本実施の形態における運転者Cの各部位の検出結果を示す図である。 本実施の形態における「姿勢判別処理」のフローチャートである。
符号の説明
10…Aピラー
12…運転者シート
22…助手シート
100…車両乗員検出システム
110…撮影手段
112…カメラ
120…制御手段
130…数値化手段
132…画像処理部
150…記憶手段
152…記憶部
170…演算手段(MPU)
172…部位検出部
174…体格検出部
190…入出力手段
200…ECU
210…作動装置

Claims (5)

  1. 車両乗員シートに向けて配設され、当該車両乗員シート上の車両乗員の単一視点に関する表面立体形状を検出する表面立体形状検出手段と、
    前記表面立体形状検出手段によって検出された表面立体形状を数値座標として数値化する数値化手段と、
    人体の各部位のうち複数部位の表面立体形状に関する特徴情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記数値化手段によって数値化された数値座標を、前記記憶手段に予め記憶されている前記特徴情報と関連付けることによって、前記車両乗員における複数部位の位置に関する情報を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段によって検出された情報を用いて所定の部位間距離を演算するとともに、演算した当該部位間距離に基づいて前記車両乗員の体格を導出する処理を行う処理手段と、
    を備えることを特徴とする車両乗員検出システム。
  2. 請求項1に記載の車両乗員検出システムであって、
    前記処理手段は、前記車両乗員における所定の部位間距離としての肩幅を演算するともに、演算した前記車両乗員の肩幅に基づいて、当該車両乗員の体格を導出する処理を行う構成であることを特徴とする車両乗員検出システム。
  3. 車両乗員シートに向けて配設され、当該車両乗員シート上の車両乗員の単一視点に関する表面立体形状を検出する表面立体形状検出手段と、
    前記表面立体形状検出手段によって検出された表面立体形状を数値座標として数値化する数値化手段と、
    人体の各部位のうち所定部位の表面立体形状に関する特徴情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記数値化手段によって数値化された数値座標を、前記記憶手段に予め記憶されている前記特徴情報と関連付けることによって、前記車両乗員における所定部位の位置に関する情報を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段によって検出された情報に基づいて、前記車両乗員が前記車両乗員シート上に正規状態の姿勢で着座しているか否かを判別する処理を行う処理手段と、
    を備えることを特徴とする車両乗員検出システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両乗員検出システムと、
    前記車両乗員検出システムの処理手段にて得られた情報に基づいて作動する作動装置と、
    前記作動装置を駆動制御する駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする作動装置制御システム。
  5. エンジン走行系統と、電装系統と、前記エンジン走行系統及び電装系統の駆動制御を行う駆動制御装置と、車両乗員シート上の車両乗員に関する情報を検出する車両乗員検出手段と、を有し、
    前記車両乗員検出手段は、請求項1〜3のいずれかに記載の車両乗員検出システムを用いて構成されることを特徴とする車両。
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