JP2007328080A - 投射表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光利用率が図れ、白バランスが良好な投射表示装置を提供する。
【解決手段】RGB用レーザ光を出射するレーザ光源2,3,4と、入射面5A〜5Cと出射面5Fを有するダイクロイックミラーと、入射面5A〜5C側にそれぞれ配置された多重化されたホログラムレンズを有するホログラムフィルタ9,10,11と、出射面5F側に配置され、RGB光の一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させる偏光ビームスプリッタ12と、RGB光の映像信号に応じて変調する画素電極15R,15G,15Bを有し、偏光ビームスプリッタ12から出射した一方向の偏光成分のRGB光を各画素電極15R,15G,15Bで変調すると共に、他方の偏光成分のRGB用レーザ光に変換して偏光ビームスプリッタ12で反射又は透過させて投射レンズ18に出射させる反射型液晶表示素子13とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】RGB用レーザ光を出射するレーザ光源2,3,4と、入射面5A〜5Cと出射面5Fを有するダイクロイックミラーと、入射面5A〜5C側にそれぞれ配置された多重化されたホログラムレンズを有するホログラムフィルタ9,10,11と、出射面5F側に配置され、RGB光の一方の偏光成分を反射し、他方の偏光成分を透過させる偏光ビームスプリッタ12と、RGB光の映像信号に応じて変調する画素電極15R,15G,15Bを有し、偏光ビームスプリッタ12から出射した一方向の偏光成分のRGB光を各画素電極15R,15G,15Bで変調すると共に、他方の偏光成分のRGB用レーザ光に変換して偏光ビームスプリッタ12で反射又は透過させて投射レンズ18に出射させる反射型液晶表示素子13とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光利用率の向上が図れ、良好な白バランスが得られる投射表示装置に関するものである。
ホログラムレンズアレイをカラーフィルタに用いた投射表示装置の開発が行われている。
この投射表示装置は、特許文献1に記載されている。
この投射表示装置は、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されている投射表示装置について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、投射表示装置21は、読み出し光を入射させる傾斜面を有する台形状のカップリングプリズム22と、カップリングプリズム22の下部に取り付けられ、このカップリングプリズム22に入射した読み出し光を3原色光に分離し、S偏光成分のみを回折して出射する複数のホログラムレンズからなるホログラムカラーフィルタ23と、ホログラムカラーフィルタ23の下部に配置され、ホログラムカラーフィルタ23の複数のホログラムレンズで回折されて出射するS偏光成分の3原色光に応じた映像信号で変調すると共にP偏光成分に変調した後、反射させて出射する液晶パネル24と、カップリングプリズム22の上面に形成され、液晶パネル24から出射するP偏光成分の変調光のみを通過させる偏光板25と、この偏光板25を通過したP偏光成分の変調光をスクリーンSに投射する投射レンズ18とを備えている。
図5に示すように、投射表示装置21は、読み出し光を入射させる傾斜面を有する台形状のカップリングプリズム22と、カップリングプリズム22の下部に取り付けられ、このカップリングプリズム22に入射した読み出し光を3原色光に分離し、S偏光成分のみを回折して出射する複数のホログラムレンズからなるホログラムカラーフィルタ23と、ホログラムカラーフィルタ23の下部に配置され、ホログラムカラーフィルタ23の複数のホログラムレンズで回折されて出射するS偏光成分の3原色光に応じた映像信号で変調すると共にP偏光成分に変調した後、反射させて出射する液晶パネル24と、カップリングプリズム22の上面に形成され、液晶パネル24から出射するP偏光成分の変調光のみを通過させる偏光板25と、この偏光板25を通過したP偏光成分の変調光をスクリーンSに投射する投射レンズ18とを備えている。
液晶パネル24は、駆動部が形成されたアクティブマトリクス基板14上に3原色光に対応する3つの画素電極(R(赤)用画素電極15R、G(緑)用画素電極15G、B(青)用画素電極15B)を組とし、この組が規則的に2次元配列され、アクティブマトリクス基板14の駆動部によって駆動される画素電極層15と、S偏光成分の読み出し光の光変調を行う光変調層16と、光透過性の共通電極17とが順次積層された構成を有している。
その動作は、以下のようである。
読み出し光をカップリングプリズム22の傾斜面に対して所定角度で入射させた後、ホログラムカラーフィルタ23の複数のホログラムレンズで3原色光に分離すると共に、S偏光成分のみを回折させて出射して液晶パネル24に入射させ、この液晶パネル24の共通電極17、光変調層16を通過させ、各色光に対応する各画素電極15R、15G、15Bに入射させる。
各画素電極15G、15G、15Bでは、この3原色光をアクティブマトリクス基板14の駆動部から供給される変調信号に基づいた信号変調を行うと共に光変調層16でS偏光成分に直交する偏光面を有するP偏光成分に光変調した後、共通電極17、ホログラムカラーフィルタ23を介してカップリングプリズム22の上面方向に出射する。そして、カップリングプリズム22の上面に形成されている偏光板25でP偏光成分の変調光のみを通過させて、投射レンズ18に入射させた後、この投射レンズ18の所定倍率で拡大してスクリーンSに投射する。
特開平9−189809号公報
読み出し光をカップリングプリズム22の傾斜面に対して所定角度で入射させた後、ホログラムカラーフィルタ23の複数のホログラムレンズで3原色光に分離すると共に、S偏光成分のみを回折させて出射して液晶パネル24に入射させ、この液晶パネル24の共通電極17、光変調層16を通過させ、各色光に対応する各画素電極15R、15G、15Bに入射させる。
各画素電極15G、15G、15Bでは、この3原色光をアクティブマトリクス基板14の駆動部から供給される変調信号に基づいた信号変調を行うと共に光変調層16でS偏光成分に直交する偏光面を有するP偏光成分に光変調した後、共通電極17、ホログラムカラーフィルタ23を介してカップリングプリズム22の上面方向に出射する。そして、カップリングプリズム22の上面に形成されている偏光板25でP偏光成分の変調光のみを通過させて、投射レンズ18に入射させた後、この投射レンズ18の所定倍率で拡大してスクリーンSに投射する。
しかしながら、各画素電極15R、15G、15Bで反射されて再びホログラムカラーフィルタ23に再入射するP偏光成分の変調光は、このホログラムカラーフィルタ23で回折されるため、読み出し光の全光量のうちの50%程度がロスとなり、光利用率が悪かった。
また、図6に示すように、3つの画素電極がR用画素電極15R、G用画素電極15G、B用画素電極15Bの順に配列されている場合に、中央のG用画素電極15Gで反射されるG光は、投射レンズ18の中央部付近を通過するため、スクリーンSへの投射に利用される投射レンズ18の有効領域をはずれることはないが、R用画素電極15R及びB用画素電極15Bでそれぞれ反射されるR光及びB光は、スクリーンSへの投射に利用されない投射レンズ18の両端の無効領域αを通過することがある。
このため、白バランスが変わったり、設計通りの色温度を再現できなかったりしていた。
このため、白バランスが変わったり、設計通りの色温度を再現できなかったりしていた。
そこで、本発明は、上記問題を解決するべく、光利用率の向上が図れ、白バランスが良好な投射表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、一方向の偏光成分を有する第1乃至第3の色光に応じた駆動信号でそれぞれ変調を行った後、合成して映像光として取り出し、この映像光を投射レンズでスクリーン上に拡大投射する投射表示装置において、前記第1乃至第3の色光を出射する第1乃至第3のレーザ光源と、前記第1の色光を反射し、その他の色光を透過する対角方向に配置された第1の色光用反射面と、前記第1の色光用反射面に交差するように対角方向に配置された前記第3の色光を反射し、その他の色光を透過する第3の色光用反射面とを有するダイクロイックミラーと、前記第1の色光を回折させて、前記ダイクロイックミラー側に出射させる多重化されたホログラムレンズを有する第1の色用ホログラムフィルタと、前記ダイクロイックミラーを介して前記第1の色用ホログラムフィルタと反対側に配置され、前記第3の色光を回折させて、前記ダイクロイックミラー側に出射させる多重化されたホログラムレンズを有する第3の色用ホログラムフィルタと、前記第1の色用ホログラムフィルタと前記第3の色用ホログラムフィルタとの間にあって、かつ直交して配置され、前記第2色光を回折させて、前記ダイクロイックミラー側に出射させる多重化されたホログラムレンズを有する第2の色用ホログラムフィルタと、前記ダイクロイックミラーの第1の色光用反射面で反射された前記第の1色光、前記第3の色光用反射面で反射された前記第3の色光、前記第1の色光用反射面及び前記第3の色光用反射面を透過した前記第2の色光の前記一方向の偏光成分を透過させる偏光分離膜を有する偏光ビームスプリッタと、前記第1乃至第3の色光をそれぞれに対応した映像信号で変調する1組の各色光用の画素電極が規則的に配列された画素電極層を有し、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離膜を透過した前記一方向の偏光成分の前記第1乃至第3の色光を前記画素電極層で変調すると共に、他方の偏光成分の第1乃至第3の色光に光変調した後、合成して前記偏光分離膜で反射させて前記映像光として前記投射レンズ側に出射させる反射型液晶表示素子と、を備えたことを特徴とする投射表示装置を提供する。
本発明によれば、反射型液晶表示素子で各色光に応じた映像信号で変調されて、更に光変調された各色光は、各色用ホログラムフィルタを通過しないので、回折損失を生じないため光利用率を向上させることができる。
また、第1乃至第3の色光は、反射型液晶表示素子の各画素電極に入射して反射した後、投射レンズの有効領域内に入射するため、スクリーンに投射される映像光による映像は、白バランスや色温度が変わったりすることがなく、良好な画像となる。
また、第1乃至第3の色光は、反射型液晶表示素子の各画素電極に入射して反射した後、投射レンズの有効領域内に入射するため、スクリーンに投射される映像光による映像は、白バランスや色温度が変わったりすることがなく、良好な画像となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
従来と同一構成には同一符号を付す。
図1は、本発明の実施の形態の投射表示装置を示す図である。
図2は、反射型液晶表示素子を示す断面図である。
図3は、実施の形態の投射表示装置の動作を説明するための図である。
図4は、実施の形態の変形例の投射表示装置を示す図である。
従来と同一構成には同一符号を付す。
図1は、本発明の実施の形態の投射表示装置を示す図である。
図2は、反射型液晶表示素子を示す断面図である。
図3は、実施の形態の投射表示装置の動作を説明するための図である。
図4は、実施の形態の変形例の投射表示装置を示す図である。
以下では、RGB光は、P偏光成分の光とする。
図1に示すように、投射表示装置1は、R用レーザ光を出射するR用レーザ光源2と、G用レーザ光を出射するG用レーザ光源3と、B用レーザ光を出射するB用レーザ光源4と、ダイクロイックミラー5と、R光用プリズム6と、G光用プリズム7と、B光用プリズム8と、R用ホログラムフィルタ9と、G用ホログラムフィルタ10と、B用ホログラムフィルタ11と、偏光ビームスプリッタ12と、反射型液晶表示素子13と、投射レンズ18とから構成されている。また、各RGB用レーザ光のビーム径を拡大する図示しないビームエキスパンダが各レーザ光源2,3,4と各プリズム6,7,8との間にそれぞれ配置されている。
図1に示すように、投射表示装置1は、R用レーザ光を出射するR用レーザ光源2と、G用レーザ光を出射するG用レーザ光源3と、B用レーザ光を出射するB用レーザ光源4と、ダイクロイックミラー5と、R光用プリズム6と、G光用プリズム7と、B光用プリズム8と、R用ホログラムフィルタ9と、G用ホログラムフィルタ10と、B用ホログラムフィルタ11と、偏光ビームスプリッタ12と、反射型液晶表示素子13と、投射レンズ18とから構成されている。また、各RGB用レーザ光のビーム径を拡大する図示しないビームエキスパンダが各レーザ光源2,3,4と各プリズム6,7,8との間にそれぞれ配置されている。
ダイクロイックミラー5は、RGB用レーザ光を入射するそれぞれに対応した第1乃至第3入射面5A,5B,5Cと、対角方向に配置され、第1入射面5Aから入射したR用レーザ光を反射し、これ以外の色用レーザ光を透過するR光用反射面5D及びR光用反射面5Dと交差するように対角方向に配置された第3入射面5Cから入射したB用レーザ光を反射し、これ以外の色用レーザ光を透過するB光用反射面5Eと、R光用反射面5Dで反射されたR用レーザ光、B光用反射面5Eで反射されたB用レーザ光及びR光用反射面5D及びB光用反射面5Eを透過したG用レーザ光を出射する出射面5Fとからなる。
R光用プリズム6は、R用レーザ光を入射する傾斜面を有し、ダイクロイックミラー5の第1入射面5A側に対向配置された台形状のプリズムである。G光用プリズム7は、G用レーザ光を入射する傾斜面を有し、ダイクロイックミラー5の第2入射面5B側に対向配置された台形状のプリズムである。B光用プリズム8は、B用レーザ光を入射する傾斜面を有し、ダイクロイックミラー5の第3入射面5C側に対向配置された台形状のプリズムである。
R光用ホログラムフィルタ9は、R用レーザ光を回折する多重化された複数のホログラムレンズからなり、ダイクロイックミラー5の第1入射面5Aに対向する側のR光用プリズム6の面に貼り合わされている。G光用ホログラムフィルタ10は、G用レーザ光を回折する多重化された複数のホログラムレンズからなり、ダイクロイックミラー5の第2入射面5Bに対向する側のG光用プリズム7の面に貼り合わされている。B光用ホログラムフィルタ11は、B用レーザ光を回折する多重化された複数のホログラムレンズからなり、ダイクロイックミラー5の第3入射面5Cに対向する側のB光用プリズム8の面に貼り合わされている。
更に、RGB用ホログラムフィルタ9、10、11は、ホログラムレンズが所定のピッチを有して2次元配列されたものであり、P偏光成分の光を回折させて出射させるものである。
また、RGB用ホログラムフィルタ9、10、11は、焦点距離が40mm程度と長く、各ホログラムレンズで回折されたRGB用レーザ光が後述するRGB用画素電極15R,15G,15Bを1組とする長さの周期で集光するように設計されている。
偏光ビームスプリッタ12は、偏光分離膜12Aを有し、ダイクロイックミラー5の出射面5F側に配置されている。
この偏光分離膜12Aは、P偏光成分のRGB用レーザ光を透過し、S偏光成分を反射する。反射型液晶表示素子13は、偏光ビームスプリッタ12のダイクロイックミラーの出射面5F側と反対側に配置されている。
また、RGB用ホログラムフィルタ9、10、11は、焦点距離が40mm程度と長く、各ホログラムレンズで回折されたRGB用レーザ光が後述するRGB用画素電極15R,15G,15Bを1組とする長さの周期で集光するように設計されている。
偏光ビームスプリッタ12は、偏光分離膜12Aを有し、ダイクロイックミラー5の出射面5F側に配置されている。
この偏光分離膜12Aは、P偏光成分のRGB用レーザ光を透過し、S偏光成分を反射する。反射型液晶表示素子13は、偏光ビームスプリッタ12のダイクロイックミラーの出射面5F側と反対側に配置されている。
図2に示すように、反射型液晶表示素子13は、RGB用レーザ光に対応する映像信号を変調する駆動部を有するアクティブマトリクス基板14上に、この駆動部により駆動されるRGB用画素電極15R、15G、15Bを1組として周期的に配列された画素電極層15と、RGB用レーザ光を変調する液晶層からなる光変調層16と、光透過性の共通電極17とが順次積層されて構成されている。
この反射型液晶表示素子13は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aを透過したP偏光成分のRGB用レーザ光をアクティブマトリクス基板14の駆動部により各色用レーザ光に対応する映像信号で変調すると共にS偏光成分に光変調して反射させる。
投射レンズ18は、偏光分離膜12Aで反射されたS偏光成分のRGB用レーザ光を出射する偏光ビームスプリッタ12の出射側に配置されている。
投射レンズ18は、偏光分離膜12Aで反射されたS偏光成分のRGB用レーザ光を出射する偏光ビームスプリッタ12の出射側に配置されている。
次に、その動作について説明する。
まずは、G用ホログラムフィルタ10に入射するG用レーザ光の場合について図3を用いて詳細に説明する。
図3に示すように、G用レーザ光源3から出射されたP偏光成分のG用レーザ光を図示しないビームエキスパンダでそのビーム径を拡げて、G光用プリズム7の傾斜面から所定の角度で入射させる。このP偏光成分のG用レーザ光は、ホログラムフィルタ10のホログラムレンズで回折される。G光用ホログラムフィルタ10のホログラムレンズで回折して出射したP偏光成分のG用レーザ光は、ダイクロイックミラー5のR光用反射面5D及びB光用反射面5Eを通過して出射面5F方向に出射する。
まずは、G用ホログラムフィルタ10に入射するG用レーザ光の場合について図3を用いて詳細に説明する。
図3に示すように、G用レーザ光源3から出射されたP偏光成分のG用レーザ光を図示しないビームエキスパンダでそのビーム径を拡げて、G光用プリズム7の傾斜面から所定の角度で入射させる。このP偏光成分のG用レーザ光は、ホログラムフィルタ10のホログラムレンズで回折される。G光用ホログラムフィルタ10のホログラムレンズで回折して出射したP偏光成分のG用レーザ光は、ダイクロイックミラー5のR光用反射面5D及びB光用反射面5Eを通過して出射面5F方向に出射する。
ダイクロイックミラー5の出射面5F方向に出射したP偏光成分のG用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12に入射する。
次に、この偏光ビームスプリッタ12に入射したP偏光成分のG用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aを通過し反射型液晶表示素子13に入射する。
この際、前述したように、G用ホログラムフィルタ10は、各ホログラムレンズで回折されたG用レーザ光がRGB用画素電極15R,15G,15Bを1組とする長さの周期で集光するように設計されているので、反射型液晶表示素子13に入射したP偏光成分のG用レーザ光は、この周期毎に配列されているG用画素電極15Gに入射することになる。
次に、この偏光ビームスプリッタ12に入射したP偏光成分のG用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aを通過し反射型液晶表示素子13に入射する。
この際、前述したように、G用ホログラムフィルタ10は、各ホログラムレンズで回折されたG用レーザ光がRGB用画素電極15R,15G,15Bを1組とする長さの周期で集光するように設計されているので、反射型液晶表示素子13に入射したP偏光成分のG用レーザ光は、この周期毎に配列されているG用画素電極15Gに入射することになる。
G光用画素電極15Gに入射したP偏光成分のG用レーザ光は、画素電極15Gに供給されているG用レーザ光用の映像信号により変調されると共に、光変調層16でS偏光成分に光変調され、この画素電極15Gで反射され、共通電極17側から出射する。
反射型液晶表示素子13の共通電極17側から出射したS偏光成分のG用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aで反射されて投射レンズ18側に出射する。
反射型液晶表示素子13の共通電極17側から出射したS偏光成分のG用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aで反射されて投射レンズ18側に出射する。
次に、R用ホログラムフィルタ9に入射するR用レーザ光の場合について説明する。
R用レーザ光源2から出射されたP偏光成分のR用レーザ光を図示しないビームエキスパンダでそのビーム径を拡げて、R用プリズム6の傾斜面から所定の角度で入射させる。
このP偏光成分のR用レーザ光は、ホログラムフィルタ9のホログラムレンズで回折される。R用ホログラムフィルタ9のホログラムレンズで回折されたP偏光成分のR用レーザ光は、ダイクロイックミラー5のR光用反射面5Dで反射され、出射面5F方向に出射する。
R用レーザ光源2から出射されたP偏光成分のR用レーザ光を図示しないビームエキスパンダでそのビーム径を拡げて、R用プリズム6の傾斜面から所定の角度で入射させる。
このP偏光成分のR用レーザ光は、ホログラムフィルタ9のホログラムレンズで回折される。R用ホログラムフィルタ9のホログラムレンズで回折されたP偏光成分のR用レーザ光は、ダイクロイックミラー5のR光用反射面5Dで反射され、出射面5F方向に出射する。
ダイクロイックミラー5の出射面5F方向に出射したP偏光成分のR用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12に入射する。
次に、この偏光ビームスプリッタ12に入射したP偏光成分のR用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aを通過し反射型液晶表示素子13に入射する。
次に、この偏光ビームスプリッタ12に入射したP偏光成分のR用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aを通過し反射型液晶表示素子13に入射する。
この後、前述したG用レーザ光の場合と同様に、R用ホログラムフィルタ9は、各ホログラムレンズで回折されたR用レーザ光がRGB用画素電極15R,15G,15Bを1組とする長さの周期で集光するように設計されているので、反射型液晶表示素子13に入射したP偏光成分のR用レーザ光は、この周期毎に配列されているR用画素電極15Rに入射することになる。
反射型液晶表示素子13に入射したR用レーザ光は、画素電極15Rに供給されているR用レーザ光の映像信号により変調されると共に、光変調素子16でS偏光成分に光変調されて、画素電極15Rで反射され、共通電極17側から出射する。
反射型液晶表示素子13の共通電極17側から出射したS偏光成分のR用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aで反射されて投射レンズ18側に出射する。
反射型液晶表示素子13の共通電極17側から出射したS偏光成分のR用レーザ光は、偏光ビームスプリッタ12の偏光分離膜12Aで反射されて投射レンズ18側に出射する。
次に、B用ホログラムレンズフィルタ11に入射するB用レーザ光の場合について説明する。
B用レーザ光の場合は、このB用レーザ光がダイクロイックミラー5のB光用反射面5Eで反射されること及び反射型液晶表示素子13のB用画素電極15Bで反射されること以外は、R用レーザ光の場合と同様である。
B用レーザ光の場合は、このB用レーザ光がダイクロイックミラー5のB光用反射面5Eで反射されること及び反射型液晶表示素子13のB用画素電極15Bで反射されること以外は、R用レーザ光の場合と同様である。
このようにして、偏光ビームスプリッタ12から得られたS偏光成分のRGB用レーザ光は、投射レンズ18により所定倍率で拡大してスクリーンSに投射される。
以上のように、RGB用レーザ光は、反射型液晶表示素子13の各画素電極15R,15G,15Bで反射された後は、RGB用ホログラムフィルタ9,10,11を通過しないので、ホログラムレンズで回折損失を生じることなく、スクリーンSに拡大投射できる。
また、偏光分離膜12Aで反射されたS偏光成分のRGB用レーザ光は、回折することなく、そのまま投射レンズ18に入射するので、この投射レンズ18の有効領域に収めることができる。このため、スクリーンSに投射される映像は、白バランスや色温度が変わったりすることを防止でき、良好な画像となる。
また、偏光分離膜12Aで反射されたS偏光成分のRGB用レーザ光は、回折することなく、そのまま投射レンズ18に入射するので、この投射レンズ18の有効領域に収めることができる。このため、スクリーンSに投射される映像は、白バランスや色温度が変わったりすることを防止でき、良好な画像となる。
次に、実施の形態の変形例について図4を用いて説明する。
図4に示すように、変形例に示す投射表示装置19は、実施例の投射表示装置1における偏光ビームスプリッタ12の代わりにワイヤグリッド20を用いたものであり、それ以外は同様である。
ワイヤグリッド20は、偏光ビームスプリッタ12よりも軽量であるので、実施例の効果に加えて、投射表示装置19全体を軽くすることができる。
図4に示すように、変形例に示す投射表示装置19は、実施例の投射表示装置1における偏光ビームスプリッタ12の代わりにワイヤグリッド20を用いたものであり、それ以外は同様である。
ワイヤグリッド20は、偏光ビームスプリッタ12よりも軽量であるので、実施例の効果に加えて、投射表示装置19全体を軽くすることができる。
1,19…投射表示装置、2…R用レーザ光源、3…G用レーザ光源、4…B用レーザ光源、5…ダイクロイックミラー、5A…第1入射面、5B…第2入射面、5C…第3入射面、5D…R光用反射面、5E…B光用反射面、5F…出射面、6…R光用プリズム、7…G光用プリズム、8…B光用プリズム、9…R光用ホログラムフィルタ、10…G光用ホログラムフィルタ、11…B光用ホログラムフィルタ、12…偏光ビームスプリッタ、12A…偏光分離膜、13…反射型液晶表示素子、14…アクティブマトリクス基板、15…画素電極層、15A…R光用画素電極、15B…G光用画素電極、15C…B光用画素電極、16…光変調層、17…共通電極、18…投射レンズ、20…ワイヤグリッド
Claims (1)
- 一方向の偏光成分を有する第1乃至第3の色光に応じた駆動信号でそれぞれ変調を行った後、合成して映像光として取り出し、この映像光を投射レンズでスクリーン上に拡大投射する投射表示装置において、
前記第1乃至第3の色光を出射する第1乃至第3のレーザ光源と、
前記第1の色光を反射し、その他の色光を透過する対角方向に配置された第1の色光用反射面と、前記第1の色光用反射面に交差するように対角方向に配置された前記第3の色光を反射し、その他の色光を透過する第3の色光用反射面とを有するダイクロイックミラーと、
前記第1の色光を回折させて、前記ダイクロイックミラー側に出射させる多重化されたホログラムレンズを有する第1の色用ホログラムフィルタと、
前記ダイクロイックミラーを介して前記第1の色用ホログラムフィルタと反対側に配置され、前記第3の色光を回折させて、前記ダイクロイックミラー側に出射させる多重化されたホログラムレンズを有する第3の色用ホログラムフィルタと、
前記第1の色用ホログラムフィルタと前記第3の色用ホログラムフィルタとの間にあって、かつ直交して配置され、前記第2色光を回折させて、前記ダイクロイックミラー側に出射させる多重化されたホログラムレンズを有する第2の色用ホログラムフィルタと、
前記ダイクロイックミラーの第1の色光用反射面で反射された前記第の1色光、前記第3の色光用反射面で反射された前記第3の色光、前記第1の色光用反射面及び前記第3の色光用反射面を透過した前記第2の色光の前記一方向の偏光成分を透過させる偏光分離膜を有する偏光ビームスプリッタと、
前記第1乃至第3の色光をそれぞれに対応した映像信号で変調する1組の各色光用の画素電極が規則的に配列された画素電極層を有し、前記偏光ビームスプリッタの偏光分離膜を透過した前記一方向の偏光成分の前記第1乃至第3の色光を前記画素電極層で変調すると共に、他方の偏光成分の第1乃至第3の色光に光変調した後、合成して前記偏光分離膜で反射させて前記映像光として前記投射レンズ側に出射させる反射型液晶表示素子と、
を備えたことを特徴とする投射表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006158274A JP2007328080A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | 投射表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006158274A JP2007328080A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | 投射表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007328080A true JP2007328080A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38928604
Family Applications (1)
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JP2006158274A Withdrawn JP2007328080A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | 投射表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007328080A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009265196A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Epson Toyocom Corp | 波長フィルタ |
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-
2006
- 2006-06-07 JP JP2006158274A patent/JP2007328080A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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