JP2007327605A - クラッチおよびこれを用いた減速機付きモータ並びに車両用自動開閉装置 - Google Patents

クラッチおよびこれを用いた減速機付きモータ並びに車両用自動開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007327605A
JP2007327605A JP2006160467A JP2006160467A JP2007327605A JP 2007327605 A JP2007327605 A JP 2007327605A JP 2006160467 A JP2006160467 A JP 2006160467A JP 2006160467 A JP2006160467 A JP 2006160467A JP 2007327605 A JP2007327605 A JP 2007327605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
output shaft
clutch plate
rotating
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006160467A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4815275B2 (ja
Inventor
Wataru Suzuki
亘 鈴木
Takeshi Maruyama
毅 丸山
Akihiro Kaihatsu
哲広 海発
Hiroki Kuroiwa
広樹 黒岩
Takahisa Miura
隆久 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2006160467A priority Critical patent/JP4815275B2/ja
Priority to CN2007101073813A priority patent/CN101087089B/zh
Priority to US11/758,836 priority patent/US8256161B2/en
Priority to DE602007002747T priority patent/DE602007002747D1/de
Priority to EP07290709A priority patent/EP1865139B1/en
Publication of JP2007327605A publication Critical patent/JP2007327605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4815275B2 publication Critical patent/JP4815275B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】クラッチの構造を簡素化して、このクラッチおよびこのクラッチが用いられる減速機付きモータや車両用自動開閉装置を小型化することである。
【解決手段】ウォームホイル32bとクラッチロータ52とをそれぞれ出力軸28に相対回転自在に装着し、電動モータのアーマチュア軸26aとともに回転するウォーム32aをウォームホイル32bに噛み合わせる。また、ウォームホイル32bとクラッチロータ52との間にクラッチロータ52と係脱自在のアーマチュア53を配置し、このアーマチュア53を出力軸28に動力伝達可能に連結する。ウォームホイル32bの外周縁部とクラッチロータ52の外周縁部とを円筒状に形成されたロータリング61により連結し、このロータリング61によりウォームホイル32bとクラッチロータ52との間の動力伝達をアーマチュア53の外側で行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、第1の回転部材と第2の回転部材との間の動力伝達を断続するクラッチと、これを用いた減速機付きモータおよび車両用自動開閉装置に関する。
車両に設けられるスライドドア等の開閉体を電動モータにより自動的に開閉するようにした車両用自動開閉装置では、電動モータと開閉体との間の動力伝達経路に電磁クラッチを設け、この電磁クラッチにより電動モータと開閉体との間の動力伝達を断続して、開閉モードを自動開閉モードと手動開閉モードとに切り換えるようにしている。
このような開閉装置に用いられる電磁クラッチは、電動モータにより回転駆動されるクラッチロータと、開閉体に連結される出力軸に装着されて当該出力軸とともに回転するアーマチュアとを有しており、アーマチュアをクラッチロータに係合させることにより、動力伝達状態に切り替えられるようになっている。クラッチロータとアーマチュアとの係合方式には、これらを摩擦係合させるようにした摩擦式と噛み合い係合させるようにした噛み合い式とがあり、いずれの方式においても、クラッチコイルの磁気吸引力によりアーマチュアをクラッチロータに引き寄せてクラッチロータとアーマチュアとを係合させるようにしている。
一方、このような開閉装置は車体パネルの内部に搭載されるので、その小型化が求められている。そのため、開閉装置の駆動源としては、小型の電動モータから大きな駆動トルクを得るために、電動モータと減速機とをユニット化した減速機付きモータが多く用いられている。この場合、減速機としては小型で大きな減速比が得られるウォームギヤ機構が多く用いられ、減速機のケース内には電動モータに回転駆動されるウォームと出力軸とともに回転するウォームホイルとが収容される。また、このような減速機を備えた開閉装置では、通常、電磁クラッチをウォームギヤ機構とともに減速機のケース内に収容して、装置の小型化を図っている。
例えば、特許文献1には、減速機の出力軸の基端に電磁クラッチのアーマチュアを一体回転可能に装着し、ウォームホイルとクラッチロータとをアーマチュアに並べて出力軸に相対回転自在に装着し、ウォームホイルとクラッチロータとの間にクラッチコイルを配置するとともに、ウォームホイルとクラッチロータとをクラッチコイルの内側において連結するようにした電磁クラッチが記載されている。
特開2005−83169号公報
しかしながら、ウォームホイルとクラッチロータとをクラッチコイルの内側で連結するようにした構造においては、出力軸の長さ寸法を抑えるためには、出力軸をクラッチロータを介してクラッチコイルつまりハウジングに支持する必要があるので、出力軸とクラッチロータの間と、クラッチロータとクラッチコイルの間との、径方向に2段に軸受が設けられることになる。そのため、この電磁クラッチの径方向の寸法が大きくなり、また、出力軸やクラッチロータの支持構造が複雑になって、このクラッチや自動開閉装置を大型化させる要因となっていた。また、クラッチロータの外側に配置される軸受としては、大径のボールベアリングを使用する必要があり、そのコストが高くなるという問題点もあった。
本発明の目的は、クラッチの構造を簡素化して、このクラッチおよびこのクラッチが用いられる減速機付きモータや車両用自動開閉装置を小型化することにある。
本発明のクラッチは、第1の回転部材と第2の回転部材との間の動力伝達を断続するクラッチであって、前記第1の回転部材と動力伝達可能に連結されるとともに、前記第2の回転部材と相対回転自在に装着される回転体と、軸方向端面に第1の係合部を備え、前記第2の回転部材と相対回転自在に装着される第1のクラッチ板と、前記第2の回転部材と同軸に配置され、軸方向の一方側において前記回転体に連結されるとともに他方側において前記第1のクラッチ板の外周縁部に連結される連結部材と、前記第1の係合部に対向する第2の係合部を備え、前記第2の回転部材に動力伝達可能に連結されるとともに前記第2の係合部が前記第1の係合部と係合する係合位置と当該係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在の第2のクラッチ板とを有することを特徴とする。
本発明のクラッチは、前記連結部材は、前記回転体及び前記第1のクラッチ板に対して軸方向に移動自在に連結されることを特徴とする。
本発明のクラッチは、前記連結部材は前記回転体の外周縁部と前記第1のクラッチ板の外周縁部とを連結する円筒状に形成され、前記回転体と前記第1のクラッチ板との間であって前記連結部材の内側に前記第2のクラッチ板を配置することを特徴とする。
本発明のクラッチは、前記第1のクラッチ板を挟んで前記第2のクラッチ板に対向して配置され、前記第2のクラッチ板を前記解除位置から前記係合位置に移動させる磁気吸引力を発生するクラッチコイルを有することを特徴とする。
本発明の減速機付きモータは、回転軸を有するモータ本体と前記回転軸の回転を減速して出力軸より出力する減速機構とを備えた減速機付きモータであって、前記回転軸と一体的に回転するウォームと、前記出力軸と相対回転自在に装着され、前記ウォームに噛み合わされて前記ウォームとにより前記減速機構を構成するウォームホイルと、軸方向端面に第1の係合部を備え、前記出力軸に相対回転自在に装着される第1のクラッチ板と、前記出力軸と同軸に配置され、軸方向の一方側において前記ウォームホイルに連結されるとともに他方側において前記第1のクラッチ板の外周縁部に連結される連結部材と、前記第1の係合部に対向する第2の係合部を備え、前記出力軸に動力伝達可能に連結されるとともに前記第2の係合部が前記第1の係合部と係合する係合位置と当該係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在の第2のクラッチ板とを有し、前記回転軸と前記出力軸との間の動力伝達を断続可能であることを特徴とする。
本発明の減速機付きモータは、前記減速機構と前記第1のクラッチ板と前記第2のクラッチ板とを収容する樹脂製のケースを有することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、モータ本体により回転駆動される回転軸と、前記開閉体に連結され、前記開閉体の開閉動作に連動して回転する出力軸と、前記回転軸に連結されるとともに前記出力軸に相対回転自在に装着され、前記回転軸とともに回転する回転体と、軸方向端面に第1の係合部を備え、前記出力軸に相対回転自在に装着される第1のクラッチ板と、前記出力軸と同軸に配置され、軸方向の一方側において前記回転体に連結されるとともに他方側において前記第1のクラッチ板の外周縁部に連結される連結部材と、前記第1の係合部に対向する第2の係合部を備え、前記出力軸に動力伝達可能に連結されるとともに前記第2の係合部が前記第1の係合部と係合する係合位置と当該係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在の第2のクラッチ板とを有し、前記回転軸と前記出力軸との間の動力伝達を断続可能であることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記出力軸に固定されるドラムと、前記ドラムに掛け渡されるとともに前記開閉体に接続される索条体とを有し、前記索条体により牽引して前記開閉体を開閉動作させることを特徴とする。
本発明によれば、連結部材により回転体を第1のクラッチ板の外周縁部に連結するようにしたので、回転体と第1のクラッチ板との間に第2のクラッチ板を装着し、あるいは第2の回転部材をハウジング等に支持させるための軸受を配置することができる。したがって、複雑な軸受構造を不要として、このクラッチおよびこのクラッチが用いられる減速機付きモータや車両用自動開閉装置を小型化することができる。
また、本発明によれば、連結部材を回転体と第1のクラッチ板とに軸方向に移動自在に連結するようにしたので、回転体から第1のクラッチ板に軸方向荷重が加えられることを防止することができる。これにより、回転板と第1のクラッチ板との間に過大な負荷が加えられたときに、その負荷の軸方向成分が第1のクラッチ板に加えられて第1のクラッチ板に歪み等が生じることを防止して、このクラッチの作動精度を高めることができる。
さらに、本発明によれば、回転体の外周縁部と第1のクラッチ板の外周縁部とを連結する円筒状に連結部材を形成し、回転体と第1のクラッチ板との間であって連結部材の内側に第2のクラッチ板を配置するようにしたので、第2の回転部材の中間部において第2のクラッチ板を支持することができ、これにより、第2のクラッチ板を確実に支持することができる。
さらに、本発明によれば、第1のクラッチ板を挟んで第2のクラッチ板に対向して配置されるクラッチコイルを設けるようにしたので、このクラッチを電磁クラッチとしても、その構造を簡素化して、このクラッチおよびこのクラッチが用いられる減速機付きモータや車両用自動開閉装置を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はワンボックスタイプの車両を示す側面図であり、図2は本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を示す上面図である。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの乗用車であり、その車体12の側部には開閉体であるスライドドア13が設けられている。このスライドドア13は、車体12の側部に固定されたガイドレール14に沿って移動して、図1中に実線で示す全閉位置と一点鎖線で示す全開位置との間で開閉自在となっており、乗員の乗降や荷物の積み下ろしなどを行う際には所望の開度にまで開けて使用される。
図2に示すように、スライドドア13にはローラアッシー15が設けられ、このローラアッシー15がガイドレール14に案内されることにより、スライドドア13は車両11の前後方向に移動自在となっている。また、ガイドレール14の車両前方側には車室内側に湾曲する曲部14aが設けられ、ローラアッシー15が曲部14aに案内されることにより、スライドドア13は車体12の側面と同一面に収まるように車体12の内側に引き込まれた状態で閉じられるようになっている。図示はしないが、ローラアッシー15は、図示する部位(センター部)以外にスライドドア13の前端部の上下部分(アッパー部・ロア部)にも設けられ、これらに対応して車体12の開口部の上下部位にもアッパー部・ロア部に対応する図示しないガイドレールが設けられており、スライドドア13は車体12に計3カ所において支持されている。
図2に示すように、この車両11には、スライドドア13を自動的に開閉するために、車両用自動開閉装置21(以下、開閉装置21とする。)が設けられている。この開閉装置21はガイドレール14の車両前後方向の略中央部に隣接して車体12の内部に固定される駆動ユニット22を有しており、この駆動ユニット22から車両前方側に引き出される索条体としての閉側ケーブル23aがガイドレール14の前端に設けられた反転プーリ24aを介して車両前方側(閉側)からローラアッシー15に接続され、駆動ユニット22から車両後方側に引き出された索条体としての開側ケーブル23bがガイドレール14の後端に設けられた反転プーリ24bを介して車両後方側(開側)からローラアッシー15に接続されている。そして、駆動ユニット22は、閉側ケーブル23aまたは開側ケーブル23bのいずれか一方を引くことにより、当該ケーブル23a,23bにより牽引してスライドドア13を自動開閉動作させるようになっている。
図3は図2に示す駆動ユニットの詳細を示す正面図であり、図4は図3に示す駆動ユニットの出力軸に沿う断面図である。
図3、図4に示すように、駆動ユニット22は本発明の一実施の形態である減速機付きモータ25を有し、この減速機付きモータ25はモータ本体としての電動モータ26と電動モータ26に固定される減速機27とを有しており、電動モータ26の回転は減速機27により所定の回転数にまで減速して第2の回転部材としての出力軸28から出力されるようになっている。電動モータ26としてはアーマチュアを構成する第1の回転部材としてのアーマチュア軸(回転軸)26aにより正逆回転可能な所謂ブラシ付き直流モータが用いられており、図示しない開閉スイッチ等からの指令信号に応じて制御装置29によりにその作動が制御されるようになっている。
一方、減速機27は、図4に示すように、バスタブ状に形成された樹脂製のケース本体31aとケース本体31aを閉塞する金属製のカバー31bとからなるケース31の内部に減速機構としてのウォームギヤ機構32を収容した構造となっている。図示する場合では、ウォームギヤ機構32を構成するウォーム32aはケース31の内部に突出する電動モータ26のアーマチュア軸26aの外周面に一体的に設けられており、電動モータ26のアーマチュア軸26aが回転駆動されると、ウォーム32aはアーマチュア軸26aとともに回転するようになっている。また、出力軸28は玉軸受33a,33bによりケース31に回転自在に支持されており、この出力軸28の中間部分には回転体としての樹脂製のウォームホイル32bが相対回転自在に装着されている。このウォームホイル32bはウォーム32aに噛み合わされて当該ウォーム32aとによりウォームギヤ機構32を構成しており、これにより、電動モータ26が作動すると、アーマチュア軸26aの回転はウォームギヤ機構32により所定の回転数にまで減速して出力軸28から出力される。
ケース31の内部には、ウォームギヤ機構32に隣接して、本発明の一実施の形態であるクラッチとしての電磁クラッチ34が収容されており、ウォームホイル32bの回転はこの電磁クラッチ34を介して出力軸28に伝達されるようになっている。つまり、この駆動ユニット22では、電磁クラッチ34により、アーマチュア軸26aと出力軸28との間の動力伝達を断続することができるようになっている。なお、電磁クラッチ34の詳細については後述する。
減速機付きモータ25のケース31にはユニットケース35が一体に形成されており、このユニットケース35の内部にはドラム36が収容されている。ドラム36は出力軸28の先端にナット37により固定されて出力軸28とともに回転するようになっており、その外周面に形成される螺旋状の案内溝36aには閉側ケーブル23aと開側ケーブル23bが互いに同一方向に複数回掛け渡され(巻き掛けられ)ている。各ケーブル23a,23bの端部はドラム36に固定されており、ドラム36が電動モータ26により駆動されて正転または逆転すると、閉側ケーブル23aまたは開側ケーブル23bのいずれか一方がドラム36に巻き取られるとともにいずれか他方がドラム36から巻き戻されるようになっている。つまり、出力軸28はドラム36と各ケーブル23a,23bとを介してスライドドア13に連結され、スライドドア13が開閉動作すると、その開閉動作に連動して回転するようになっている。
図3に示すように、各ケーブル23a,23bに所定の張力を付与するために、駆動ユニット22には2つのテンショナー機構41a,41bが設けられている。これらのテンショナー機構41a,41bはドラム36に平行な一対の固定プーリ42a,42bと、固定プーリ42a,42bとドラム36との間に設けられる一対の可動プーリ43a,43bとを有している。ユニットケース35には出力軸28と平行に1本の支軸44が設けられ、固定プーリ42a,42bはこの支軸44に軸方向に重ねられるとともに互いに相対回転自在に装着されている。閉側ケーブル23aはドラム36から一方の固定プーリ42aに車両後方側から掛け渡されるとともに車両前方側の引き出し部45aからユニットケース35の外に引き出されて反転プーリ24aに案内されており、開側ケーブル23bはドラム36から他方の固定プーリ42bに車両前方側から掛け渡されるとともに車両後方側の引き出し部45bからユニットケース35の外に引き出されて反転プーリ24bに案内されている。なお、引き出し部45a,45bにはそれぞれアウターチューブ46a,46bが取り付けられ、各ケーブル23a,23bは駆動ユニット22と各反転プーリ24a,24bの間においてはアウターチューブ46a,46bの内部に挿通されている。
一方、可動プーリ43a,43bは固定プーリ42a,42bの両脇に位置してユニットケース35に配置されており、閉側ケーブル23aは固定プーリ42aとドラム36との間において固定プーリ42aに対して車両前方側にある可動プーリ43aに掛け渡され、開側ケーブル23bは固定プーリ42bとドラム36との間において固定プーリ42bに対して車両後方側にある可動プーリ43bに掛け渡されている。各可動プーリ43a,43bはそれぞれ可動軸47a,47bに回転自在に支持され、各可動軸47a,47bはそれぞれユニットケース35に設けられたスリット48a,48bに沿ってドラム36に接近・離反する方向に移動自在となっており、また、各可動軸47a,47bはユニットケース35に装着される捩りバネ49a,49bによりドラム36から離れる方向に付勢されている。これにより、各ケーブル23a,23bには可動プーリ43a,34bによりそのケーブル長が長くなる方向に付勢され、これにより所定の張力が付与されている。したがって、ローラアッシー15がガイドレール14の曲部14aに案内されたときなど各ケーブル23a,23bの移動経路長が変化しても、テンショナー機構41a,41bにより各ケーブル23a,23bの緩みを吸収して、スライドドア13を確実に作動させることができる。
次に、電磁クラッチ34について説明する。
電磁クラッチ34は電動モータ26により回転駆動されるアーマチュア軸26aとスライドドア13に連結される出力軸28との間の動力伝達を断続するようになっており、これにより、開閉装置21は、電動モータ26によりスライドドア13を自動開閉動作させる自動開閉モードと、手動によりスライドドア13を開閉する手動開閉モードとに切り替えられる。本実施の形態においては、電磁クラッチ34は所謂摩擦式となっており、減速機付きモータ25のケース31の内部に収容される第1のクラッチ板としてのクラッチロータ52と第2のクラッチ板としてのアーマチュア53とを備えている。
クラッチロータ52は鋼材により断面略コの字形状の円環状に形成されており、そのウォームホイル32b側を向く軸方向端面は第1の係合部としての摩擦面52aとなっている。また、クラッチロータ52の内周側にはボス部52bが設けられており、クラッチロータ52はこのボス部52bにおいて滑り軸受54を介して出力軸28に相対回転自在に装着されている。
アーマチュア53はクラッチロータ52とほぼ同径の円環状に形成され、その軸方向の一端面は第2の係合部としての摩擦面53aとなっており、この摩擦面53aがクラッチロータ52の摩擦面52aと僅かな間隔を空けて対向するように、アーマチュア53はウォームホイル32bとクラッチロータ52の間にクラッチロータ52に対して軸方向に並べて配置されている。また、アーマチュア53の軸心に形成される貫通孔53bの内側には円環状に形成された接続部材55が配置され、この接続部材55は出力軸28の中間部に形成されたセレーション部28aに固定されており、アーマチュア53と接続部材55とは板ばね56により連結され、板ばね56とアーマチュア53、接続部材55とは、それぞれリベット等で固定されている。この板ばね56は鋼板等を所定の形状に打ち抜いた円板状に形成されており、軸方向に弾性変形自在であるとともに周方向には所定の剛性を有している。これにより、アーマチュア53は出力軸28との間で板ばね56により動力伝達可能つまり出力軸28とともに回転するように連結されるとともに、その摩擦面53aがクラッチロータ52の摩擦面52aと係合(接触)する係合位置と、その係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在となっている。つまり、アーマチュア53が解除位置にあるときには板ばね56は弾性変形しない自然状態となり、アーマチュア53が係合位置に移動したときに軸方向に弾性変形するように形成されている。これにより、係合位置にあるアーマチュア53は板ばね56のばね力により解除位置に向けて付勢され、解除位置にまで移動したときには板ばね56により当該解除位置に保持される。一方、板ばね56は、その周方向には所定の剛性を有しているので、アーマチュア53と出力軸28の間で、これらの間の回転動力を伝達することができる。つまり、アーマチュア53が回転すると、その回転は板ばね56を介して出力軸28に伝達され、出力軸28が回転すると、その回転は板ばね56を介してアーマチュア53に伝達される。
図5はロータリングのウォームホイルおよびクラッチロータとの連結構造を示す分解斜視図である。
この電磁クラッチ34には、ウォームホイル32bとクラッチロータ52とを連結するために、連結部材としてのロータリング61が設けられている。このロータリング61は、所定の剛性を有する樹脂材にて円筒状に形成されており、その軸方向の一端には周方向に並ぶ複数の係合突起61aが設けられ、軸方向の他端における内周面にはセレーション部61bが形成されている。一方、ウォームホイル32bには円盤状のフランジ部62が形成され、このフランジ部62の外周縁部には当該フランジ部62を軸方向に貫通する複数の係合孔62aが周方向に並べて形成されており、ロータリング61は、各係合突起61aが対応するウォームホイル32bの係合孔62aに挿通されることにより、その一端側において出力軸28と同軸となってウォームホイル32bの外周縁部に連結されるようになっている。また、クラッチロータ52のウォームホイル32b側の外周縁部にはセレーション部52cが形成されており、ロータリング61は、セレーション部61bがクラッチロータ52のセレーション部52cに係合することにより、その他端側において出力軸28と同軸となってクラッチロータ52の外周縁部に連結されるようになっている。これにより、ウォームホイル32bとクラッチロータ52とはロータリング61を介して連結され、ウォームホイル32bとクラッチロータ52の間の動力伝達はロータリング61を介して行われる。また、ロータリング61がウォームホイル32bおよびクラッチロータ52の外周縁部に連結されることにより、アーマチュア53はロータリング61の内側に収容されるようになっており、これにより、ウォームホイル32bとクラッチロータ52とはアーマチュア53の外周側においてロータリング61により連結され、ウォームホイル32bとクラッチロータ52との間の動力は、このロータリング61によりアーマチュア53の外周側から伝達されるようになっている。したがって、ウォームホイル32bとクラッチロータ52との間にアーマチュア53を配置し、このアーマチュア53を出力軸28に固定するようにしても、軸受を径方向に2段に設けることなく、出力軸28、ウォームホイル32b、クラッチロータ52およびアーマチュア53の支持構造を簡素化して、この電磁クラッチ34およびこの電磁クラッチ34が用いられる減速機付きモータ25や開閉装置21を小型化することができる。
このように、この電磁クラッチ34では、ウォームホイル32bとクラッチロータ52とを円筒状のロータリング61により連結し、ウォームホイル32bとクラッチロータ52の外周側に動力伝達経路を設けるようにしたので、出力軸28、ウォームホイル32b、クラッチロータ52およびアーマチュア53の支持構造を簡素化して、この電磁クラッチ34およびこの電磁クラッチ34が用いられる減速機付きモータ25や開閉装置21を小型化することができる。
また、この電磁クラッチ34では、ウォームホイル32bとクラッチロータ52との間であってロータリング61の内側にアーマチュア53を配置するようにしたので、出力軸28は、これを支持する一対の玉軸受33a,33bの間においてアーマチュア53を支持することができ、これにより、アーマチュア53を確実に支持することができる。
さらに、この電磁クラッチ34では、ロータリング61は、その係合突起61aがウォームホイル32bの係合孔62aに軸方向から挿通されることにより、ウォームホイル32bに対して軸方向に移動自在に連結されており、また、ロータリング61は、そのセレーション部61bがクラッチロータ52のセレーション部52cに軸方向に係合することにより、ウォームホイル32b及びクラッチロータ52に対して軸方向に移動自在に連結されている。なお、ウォームホイル32bは出力軸28に対して相対回転自在に配されている上、ウォームホイル32bが樹脂製であることから、出力軸28に対してウォームホイル32bが軸方向に僅かに微小移動したり、ウォームホイル32bが撓むようなことがあっても、本実施の形態においては、ウォームホイル32bとクラッチロータ52との間でロータリング61が軸方向に移動自在に連結された構成とされているため、両者の連結状態が外れることはなく、その軸方向の応力はロータリング61にて吸収され、ウォームホイル32bからクラッチロータ52に応力が伝達されるようなことはない。
このように、この電磁クラッチ34では、ロータリング61をウォームホイル32bとクラッチロータ52とに軸方向に移動自在に連結するようにしたので、ウォームホイル32bからクラッチロータ52に軸方向荷重が加えられることを防止することができる。これにより、軸方向の応力がロータリング61を介してウォームホイル32bからクラッチロータ52に伝達されることによりクラッチロータ52に歪み等が生じることを防止して、電磁クラッチ34の作動精度を高めることができる。
図4に示すように、ケース31の内部には、クラッチロータ52の背面側つまりクラッチロータ52を挟んでアーマチュア53と対向するように、クラッチコイル71が収容されている。このクラッチコイル71は断面コの字の円環状に形成されるクラッチヨーク72に巻装されており、アーマチュア53の全周に亘って当該アーマチュア53に対向するようになっている。また、クラッチコイル71は図示しない配線を介して制御装置29に接続されており、制御装置29から電力が供給されると磁気吸引力を発生して、アーマチュア53をクラッチロータ52に近づく方向に引きつけるようになっている。したがって、アーマチュア53が解除位置にあるときにクラッチコイル71に通電されると、アーマチュア53は解除位置から係合位置にまで移動し、クラッチロータ52とアーマチュア53の摩擦面52a,53aが互いに圧着して電磁クラッチ34は動力伝達状態に切り替えられ、電動モータ26と出力軸28との間で動力が伝達される。一方、クラッチコイル71への通電が停止されると、アーマチュア53は板ばね56のばね力によりクラッチロータ52から離間する方向に付勢され、クラッチロータ52から離れた解除位置に保持される。これにより、クラッチロータ52とアーマチュア53との係合が解除され、電磁クラッチ34は動力遮断状態となり、電動モータ26と出力軸28との間の動力伝達が遮断されることになる。
このように、この電磁クラッチ34では、クラッチロータ52を挟んでアーマチュア53に対向するようにクラッチコイル71を設けるようにしたので、この電磁クラッチ34の構造を簡素化して、この電磁クラッチ34およびこの電磁クラッチ34が用いられる減速機付きモータ25や開閉装置21を小型化することができる。
次に、この開閉装置21に作動について説明する。
例えば、図示しない開閉スイッチの閉側が操作されてスライドドア13を閉方向へ作動させる指令信号が制御装置29に入力されたときには、クラッチコイル71に通電されて電磁クラッチ34は動力伝達状態に切り替えられ、次いで電動モータ26が正転方向に作動する。これにより、ドラム36が図3において反時計回り方向に回転し、閉側ケーブル23aがドラム36に巻き取られてスライドドア13は閉側ケーブル23aに牽引されて全閉位置へ向かって移動する。反対に、開閉スイッチの開側が操作されてスライドドア13を開方向へ作動させる指令信号が制御装置29に入力されたときには、電動モータ26が逆転し、ドラム36が図3において時計回り方向に回転して、開側ケーブル23bがドラム36に巻き取られてスライドドア13は開側ケーブル23bに牽引されて全開位置へ向かって移動する。スライドドア13が全開位置あるいは全閉位置に到達し、あるいは開閉スイッチが停止操作されると、電動モータ26が停止され、次いで電磁クラッチ34が遮断状態に切り替られて、自動開閉動作が終了する。
一方、電動モータ26が停止した状態のもとで電磁クラッチ34が動力遮断状態に切り替えられると、開閉装置21は手動開閉モードとなり、手動によるスライドドア13の開閉操作力を低減させることができる。
図6はウォームホイルとロータリングとの連結構造の変形例を示す拡大断面図である。
図4に示す電磁クラッチ34では、ウォームホイル32bのフランジ部62の外周縁部に設けられる複数の係合孔62aは、それぞれフランジ部62を軸方向に貫通する貫通孔として形成されているが、これに限らず、図6に示すように、ウォームホイル32bの係合孔62aをフランジ部62を貫通しない凹形状に形成するようにしてもよい。このように、係合孔62aを凹形状に形成することにより、ウォームギヤ機構32に塗布されたグリス等の潤滑油が係合孔62aを介してクラッチロータ52やアーマチュア53側に侵入することを防止して、電磁クラッチ34の作動信頼性を高めることができる。また、ウォームホイル32bのフランジ部62とケース31との間にゴム等により形成されるシール部材81を装着して、ウォームホイル32bとケース31との間からクラッチロータ52やアーマチュア53側にグリスが侵入することを防止するようにしてもよい。
図7は図4に示す電磁クラッチの変形例を示す断面図である。
図4に示す電磁クラッチ34では、連結部材であるロータリング61は円筒状に形成され、ウォームホイル32bとクラッチロータ52の外周縁部に軸方向に移動自在に連結されている。これに対して、図7に示す電磁クラッチ91に用いられる連結部材としてのロータリング92は、ウォームホイル32bに軸方向に並べて配置される環状の円板部92aと、円板部92aの外周部分から軸方向に突出する円筒部92bとが一体に形成された底付き円筒状に形成されており、円板部92aに設けられた複数の環状の係合凹凸部92cがウォームホイル32bの軸方向端面に形成された係合凹凸部93と軸方向から係合することにより、ウォームホイル32bと一体回転自在に連結されている。また、円筒部92bはアーマチュア53の外側に配置され、その軸方向端部に設けられたセレーション部92dはクラッチロータ52のセレーション部52cに軸方向から係合しており、これによりロータリング92はクラッチロータ52の外周縁部に連結されている。このような構造により、ロータリング92はウォームホイル32b及びクラッチロータ52に対して軸方向に移動自在に連結され、ウォームホイル32bとクラッチロータ52との間でロータリング92を介してアーマチュア53の外側から動力伝達が行われる。
なお、図6、図7においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態においては、開閉体はスライド式に開閉するスライドドア13とされているが、これに限らず、乗降用のヒンジ式の横開きドアや車両後端部に設けられるバックドアなど、他の開閉体としてもよい。
また、本実施の形態では、ロータリング61を樹脂製としているが、これに限らず、鋼板等を丸め加工することにより円筒状に形成するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、アーマチュア53は接続部材55と板ばね56を介して動力伝達可能に連結しているが、これに限らず、アーマチュア53と接続部材55とをスプライン結合させて動力伝達は板ばね56を介さずに2部材間で直接行うようにしてもよい。さらに、板ばね56も廃止して、アーマチュア53と接続部材55とはスプラインのみの係合としてもよく、この場合、クラッチコイル71への非通電時にクラッチロータ52とアーマチュア53との係合が解除される構造であれば、クラッチコイル71への非通電時にクラッチロータ52とアーマチュア53とは常に摺動接触状態とすることもできる。
さらに、本実施の形態では、本発明の電磁クラッチ34として摩擦式のものを示したが、これに限らず、噛合い式など、他の形式の電磁クラッチとしてもよい。
さらに、本実施の形態では、本発明の電磁クラッチ34を減速機付きモータ25や開閉装置21に用いた場合を示しているが、これに限らず、本発明の電磁クラッチ34を、他の機器に用いるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、回転体はウォームホイル32bとされているが、これに限らず、第1の回転部材とともに回転する部材であれば、例えば、ベルトやチェーン等を介して第1の回転部材に接続されるプーリやスプロケット等であってもよい。
ワンボックスタイプの車両を示す側面図である。 本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を示す上面図である。 図2に示す駆動ユニットの詳細を示す正面図である。 図3に示す駆動ユニットの出力軸に沿う断面図である。 ロータリングのウォームホイルおよびクラッチロータとの連結構造を示す分解斜視図である。 ウォームホイルとロータリングとの連結構造の変形例を示す拡大断面図である。 図4に示す電磁クラッチの変形例を示す断面図である。
符号の説明
11 車両
12 車体
13 スライドドア(開閉体)
14 ガイドレール
14a 曲部
15 ローラアッシー
21 車両用自動開閉装置
22 駆動ユニット
23a 閉側ケーブル(索条体)
23b 開側ケーブル(索条体)
24a,24b 反転プーリ
25 減速機付きモータ
26 電動モータ(モータ本体)
26a アーマチュア軸(回転軸、第1の回転部材)
27 減速機
28 出力軸(第2の回転部材)
28a セレーション部
29 制御装置
31 ケース
31a ケース本体
31b カバー
32 ウォームギヤ機構
32a ウォーム
32b ウォームホイル(回転体)
33a,33b 玉軸受
34 電磁クラッチ
35 ユニットケース
36 ドラム
36a 案内溝
37 ナット
41a,41b テンショナー機構
42a,42b 固定プーリ
43a,43b 可動プーリ
44 支軸
45a,45b 引き出し部
46a,46b アウターチューブ
47a,47b 可動軸
48a,48b スリット
49a,49b 捩りバネ
52 クラッチロータ(第1のクラッチ板)
52a 摩擦面(第1の係合部)
52b ボス部
52c セレーション部
53 アーマチュア(第2のクラッチ板)
53a 摩擦面(第2の係合部)
53b 貫通孔
54 滑り軸受
55 接続部材
56 板ばね
61 ロータリング(連結部材)
61a 係合突起
61b セレーション部
62 フランジ部
62a 係合孔
71 クラッチコイル
72 クラッチヨーク
81 シール部材
91 電磁クラッチ
92 ロータリング(連結部材)
92a 円板部
92b 円筒部
92c 係合突起
92d セレーション部
93 係合凹部

Claims (8)

  1. 第1の回転部材と第2の回転部材との間の動力伝達を断続するクラッチであって、
    前記第1の回転部材と動力伝達可能に連結されるとともに、前記第2の回転部材と相対回転自在に装着される回転体と、
    軸方向端面に第1の係合部を備え、前記第2の回転部材と相対回転自在に装着される第1のクラッチ板と、
    前記第2の回転部材と同軸に配置され、軸方向の一方側において前記回転体に連結されるとともに他方側において前記第1のクラッチ板の外周縁部に連結される連結部材と、
    前記第1の係合部に対向する第2の係合部を備え、前記第2の回転部材に動力伝達可能に連結されるとともに前記第2の係合部が前記第1の係合部と係合する係合位置と当該係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在の第2のクラッチ板とを有することを特徴とするクラッチ。
  2. 請求項1記載のクラッチにおいて、前記連結部材は、前記回転体及び前記第1のクラッチ板に対して軸方向に移動自在に連結されることを特徴とするクラッチ。
  3. 請求項1または2記載のクラッチにおいて、前記連結部材は前記回転体の外周縁部と前記第1のクラッチ板の外周縁部とを連結する円筒状に形成され、前記回転体と前記第1のクラッチ板との間であって前記連結部材の内側に前記第2のクラッチ板を配置することを特徴とするクラッチ。
  4. 請求項3記載のクラッチにおいて、前記第1のクラッチ板を挟んで前記第2のクラッチ板に対向して配置され、前記第2のクラッチ板を前記解除位置から前記係合位置に移動させる磁気吸引力を発生するクラッチコイルを有することを特徴とするクラッチ。
  5. 回転軸を有するモータ本体と前記回転軸の回転を減速して出力軸より出力する減速機構とを備えた減速機付きモータであって、
    前記回転軸と一体的に回転するウォームと、
    前記出力軸と相対回転自在に装着され、前記ウォームに噛み合わされて前記ウォームとにより前記減速機構を構成するウォームホイルと、
    軸方向端面に第1の係合部を備え、前記出力軸に相対回転自在に装着される第1のクラッチ板と、
    前記出力軸と同軸に配置され、軸方向の一方側において前記ウォームホイルに連結されるとともに他方側において前記第1のクラッチ板の外周縁部に連結される連結部材と、
    前記第1の係合部に対向する第2の係合部を備え、前記出力軸に動力伝達可能に連結されるとともに前記第2の係合部が前記第1の係合部と係合する係合位置と当該係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在の第2のクラッチ板とを有し、
    前記回転軸と前記出力軸との間の動力伝達を断続可能であることを特徴とする減速機付きモータ。
  6. 請求項5記載の減速機付きモータにおいて、前記減速機構と前記第1のクラッチ板と前記第2のクラッチ板とを収容する樹脂製のケースを有することを特徴とする減速機付きモータ。
  7. 車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    モータ本体により回転駆動される回転軸と、
    前記開閉体に連結され、前記開閉体の開閉動作に連動して回転する出力軸と、
    前記回転軸に連結されるとともに前記出力軸に相対回転自在に装着され、前記回転軸とともに回転する回転体と、
    軸方向端面に第1の係合部を備え、前記出力軸に相対回転自在に装着される第1のクラッチ板と、
    前記出力軸と同軸に配置され、軸方向の一方側において前記回転体に連結されるとともに他方側において前記第1のクラッチ板の外周縁部に連結される連結部材と、
    前記第1の係合部に対向する第2の係合部を備え、前記出力軸に動力伝達可能に連結されるとともに前記第2の係合部が前記第1の係合部と係合する係合位置と当該係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在の第2のクラッチ板とを有し、
    前記回転軸と前記出力軸との間の動力伝達を断続可能であることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  8. 請求項7記載の車両用自動開閉装置において、前記出力軸に固定されるドラムと、前記ドラムに掛け渡されるとともに前記開閉体に接続される索条体とを有し、前記索条体により牽引して前記開閉体を開閉動作させることを特徴とする車両用自動開閉装置。
JP2006160467A 2006-06-09 2006-06-09 クラッチおよびこれを用いた減速機付きモータ並びに車両用自動開閉装置 Active JP4815275B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160467A JP4815275B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 クラッチおよびこれを用いた減速機付きモータ並びに車両用自動開閉装置
CN2007101073813A CN101087089B (zh) 2006-06-09 2007-06-04 车辆自动开关装置
US11/758,836 US8256161B2 (en) 2006-06-09 2007-06-06 Automatic opening/closing apparatus for vehicle
DE602007002747T DE602007002747D1 (de) 2006-06-09 2007-06-07 ein Fahrzeug
EP07290709A EP1865139B1 (en) 2006-06-09 2007-06-07 Automatic opening/closing apparatus for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006160467A JP4815275B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 クラッチおよびこれを用いた減速機付きモータ並びに車両用自動開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007327605A true JP2007327605A (ja) 2007-12-20
JP4815275B2 JP4815275B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=38928197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006160467A Active JP4815275B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 クラッチおよびこれを用いた減速機付きモータ並びに車両用自動開閉装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4815275B2 (ja)
CN (1) CN101087089B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114222846A (zh) * 2019-07-26 2022-03-22 麦格纳覆盖件有限公司 用于滑动门的双卷筒驱动单元

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5130184B2 (ja) * 2008-10-24 2013-01-30 住友重機械工業株式会社 回転検出器付き減速装置
US8428828B2 (en) * 2009-03-05 2013-04-23 GM Global Technology Operations LLC Adaptive control system for automated vehicle applications
EP2325426B1 (en) * 2009-11-20 2015-06-17 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Driving device
JP6446724B2 (ja) 2014-08-06 2019-01-09 三井金属アクト株式会社 ドア開閉装置
JP6446722B2 (ja) 2014-08-06 2019-01-09 三井金属アクト株式会社 ドア開閉装置
JP6446723B2 (ja) 2014-08-06 2019-01-09 三井金属アクト株式会社 ドア開閉装置
CN108278061A (zh) * 2018-02-09 2018-07-13 王力安防科技股份有限公司 一种可手动控制的电动开窗机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872728A (ja) * 1981-10-23 1983-04-30 Oi Seisakusho Co Ltd 電磁クラツチ機構を備える減速装置
JPS60134928A (ja) * 1983-12-24 1985-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 入力タブレツトの入力用ペン
JP2005083169A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
JP2005321053A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 電磁クラッチ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3253031B2 (ja) * 1993-01-21 2002-02-04 自動車電機工業株式会社 パワーウインド装置のモータ制御方法および装置
CN1162038A (zh) * 1996-04-11 1997-10-15 闵泰基 无人管理地下水的泵取分配开/关设备
DE19712185C1 (de) * 1997-03-22 1998-03-26 Bosch Gmbh Robert Antriebsvorrichtung für ein verstellbares Teil eines Fahrzeuges

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872728A (ja) * 1981-10-23 1983-04-30 Oi Seisakusho Co Ltd 電磁クラツチ機構を備える減速装置
JPS60134928A (ja) * 1983-12-24 1985-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 入力タブレツトの入力用ペン
JP2005083169A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
JP2005321053A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 電磁クラッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114222846A (zh) * 2019-07-26 2022-03-22 麦格纳覆盖件有限公司 用于滑动门的双卷筒驱动单元

Also Published As

Publication number Publication date
CN101087089B (zh) 2010-06-02
JP4815275B2 (ja) 2011-11-16
CN101087089A (zh) 2007-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4815275B2 (ja) クラッチおよびこれを用いた減速機付きモータ並びに車両用自動開閉装置
JP4837338B2 (ja) 車両用電動開閉装置
JP5766189B2 (ja) 車両用開閉体の駆動装置
US8256161B2 (en) Automatic opening/closing apparatus for vehicle
JP6360079B2 (ja) 駆動ユニット
US6179742B1 (en) Transmission assembly for a powered sliding door system
WO2015025544A1 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP4939877B2 (ja) 開閉体の駆動装置
JP5184012B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP4851885B2 (ja) 開閉体の駆動装置
JP2010024724A (ja) 車両用開閉装置
JP2005206035A (ja) 車両用自動開閉装置
JP7076989B2 (ja) 車両用ゲートリフター
JP2007303513A (ja) 電磁クラッチおよびこれを用いた車両用自動開閉装置
JP5199790B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP4839465B2 (ja) 車両等における開閉体の駆動装置
JP4906423B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP2007217865A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2005075033A (ja) 車両用バックドアの開閉装置
CN212079976U (zh) 电磁离合器及车辆用开闭体驱动装置
JP2006097753A (ja) 電磁クラッチ
JP2005207500A (ja) 車両用自動開閉装置
JP5718079B2 (ja) 開閉体の駆動装置
WO2015115358A1 (ja) 車両用開閉装置
JP2008179201A (ja) 車両用自動開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4815275

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3