JP2007316982A - 画像表示制御装置、画像表示装置、カメラ、及び画像表示制御プログラム - Google Patents

画像表示制御装置、画像表示装置、カメラ、及び画像表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】パノラマ画像全体を表現でき、迫力を有する描写を可能とすること。
【解決手段】第1の縦横比の画面を有する表示部9に、前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を表示させる際、前記画像の少なくとも一部分が前記表示部9の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理回路5を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パノラマ写真のように広い範囲を撮影した画像を所定の縦横比を備えた表示画面内に表示するための画像表示制御装置及び画像表示装置、並びにそのような画像表示装置を備えたカメラ、更には、コンピュータを上記画像表示制御装置として機能させるためのコンピュータ読み込み可能な画像表示プログラムに関する。
従来、パノラマ写真に関して、パノラマ写真を撮影するためのフィルムカメラや、パノラマ写真を作成するための技法が知られてきた。パノラマ写真とは、一般に、広大な場面や情景を一目で眺められるように撮影された横長の超広角度の写真である。
また、パノラマ写真撮影機能のない一般のフィルムカメラで撮影する時は、一方向から他方向へと水平に画面を25%位ずつ重なるようにカメラを移動させながら、何枚も撮影し、そうして撮影した複数コマを、印画作成時に、境目を重ねながら継ぎ合わせて作られる。
近年、デジタルカメラが登場した。このようなデジタルカメラでは、CCD等の撮像素子によって、被写体を撮像し、この撮像によって得られた被写体画像データが、データ圧縮等を行なわれた後に、内部メモリに画像データとして記録される。この撮影された画像をパーソナルコンピュータで処理でき、画像データをメディアに記憶させておけるなどの便利さや簡便さから人気が高くなっている。また、撮像素子の画素数の飛躍的向上など、デジタルカメラをめぐる技術革新の速さにも目覚しいものがある。デジタルカメラで、パノラマ写真を撮影する機能を備えるものもあり、デジタルカメラにおけるパノラマ写真をめぐる研究開発も進んできた。
これに類する研究は、古くから行われており、例えば、特許文献1では、検知器を構成するマトリクス状に縦横に配列された2次元固体撮像素子が、各々、所定間隔を隔てて配設されている。これに対して、撮像される観測視野は、連続的で間隔がないことが問題とされている。すなわち、従来、2次元固体撮像素子群と観測視野との間には両者に平行に固定されたレンズが設けられていたが、上記のように2次元固体撮像素子の間には所定の間隔があるので、この固定されたレンズを通して、そのまま観測視野を撮像すると、各2次元固体撮像素子の間の部分が像を検知できない領域となってしまうことに問題がある。この問題に対して、特許文献1では、レンズを2次元固体撮像素子の非蓄積時間に上下左右に移動させる。これによって、特定の2次元固体撮像素子と観測視野の対応する各部分とを一致させてから撮像するということを全ての2次元固体撮像素子と対応する観測視野部分との対に対して繰り返し行なう。そして、各2次元固体撮像素子に蓄積された像を互いに接続し、観測視野全体の像を表示することにより上記問題を解決している。
また、比較的近年の研究では、例えば、特許文献2で、従来のデジタルカメラに伴う撮影した画像の表示画面への表示方法の問題に取り組んでいる。従来のデジタルカメラでは、画像の上下を一定の割合でカットして、擬似的に横長のパノラマ画像として内部メモリに記憶するだけのものがあった。また、他のタイプのデジタルカメラでは、通常の撮影モードで広角度の被写体を一定方向に連続する複数の画像データに分けて撮像し、これら複数の画像データをパーソナルコンピュータ等の画像処理装置に転送して各種画像処理を行ない、各画像をつなぎ合わせる合成をする煩雑な作業が必要なものがあった。しかし、前者のパノラマ写真ではカットされた部分が未表示部分となってしまい、後者のパノラマ写真では、通常の撮影モードで撮影された画像と同様な方法で1枚1枚再生表示してしまい、いずれの場合もパノラマ撮影機能を十分に活かせていなかった。これらの問題に対して、特許文献2のデジタルカメラでは、表示される画像がパノラマ撮影モードで撮像された画像データである場合、この画像データ及びこの画像データと共にパノラマ撮影モードにおいて連続して撮影された各画像データをその合成条件データに基づいて画像合成して広角度の被写体を写したパノラマ画像データを生成する。さらに、パノラマ画像データに同期信号を付加する等してビデオ信号を生成して、一旦、VRAMに格納しその中から1画面分の画像データを読み出して表示部に出力し、表示画面に前記パノラマ画像の一部を再生表示する。パノラマ画像の再生表示の際、CPUは、表示画像がパノラマ画像であることを示すパノラマ画像マークを表示画面に表示させると共に、カメラのスクロールキーの押圧に応じてVRAMから読み出す1画面分の画像データを変更制御してパノラマ画像にスクロール表示させる。これらの動作をするデジタルカメラにより上記の問題を解決している。
また、最近の研究において、例えば、特許文献3では、パノラマ画像の持つ方位特性を活かすための発明を開示している。すなわち、従来のデジタルカメラでは、パノラマ画像を構成する各画像がどの方向から取ったものか分からず、再生時には、上述の特許文献2のようにスクロールキーの操作により各画像が順に表示されるだけであるため、あたかも一方向に長い画像のように見えてしまい、パノラマ画像の持つ方位特性を全く活かすことができなかった。これに対して、特許文献3の開示する発明では、デジタルカメラは、向けた方向を検出するための方位センサを備え、このデジタルカメラの向きを変えながら、複数枚の画像を撮影してパノラマ画像を作成した際に、これらの画像に方位センサにより検出された方位情報を付加してメモリに記録している。そしてデジタルパノラマ画像の再生時にデジタルカメラを向けた方角に対応した画像をメモリから読み出して表示部に表示する。この構成により、画像の再生時に装置本体を向けた方角に対応した画像が表示され、しかも装置本体の動きに合わせて、各画像が連続して表示されるので、実際に周囲を見回しているような間隔でパノラマ画像を見ることができる。
特開昭63−191483号公報 特許第3055537号公報 特開2005−26859号公報
しかし、デジタルカメラのパノラマ画像をめぐる上記特許文献2及び3に開示の発明は、パノラマ画像の一部分を表示する表示方法に関するものであった。したがって、撮像された画像の広がりについて十分に表現しきることができない。逆に、パノラマ画像全体を無理に表示画面内に収めようとすると、表示画面の上下が無駄な領域となってしまい、迫力のある描写にならないことがある。
本発明の目的は、このような点を課題として、パノラマ画像全体を表現でき、迫力を有する描写が可能な画像表示制御装置、画像表示装置、カメラ、及び画像表示制御プログラムを提供することである。
本発明の画像表示制御装置の一態様は、
第1の縦横比の画面を有する表示部に、
前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を表示させる際、
前記画像の少なくとも一部分が前記表示部の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理回路を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像表示制御装置の一態様は、
第1の縦横比の画面を有する表示部と、
メモリに記憶されている前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を前記表示部に表示させる際に、前記画像の少なくとも一部分が前記表示部の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理回路と、
を具備することを特徴とする。
また、本発明のカメラの一態様は、
第1の縦横比の画面を有する表示手段と、
前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を記憶するメモリと、
前記メモリに記憶されている画像を前記表示手段に表示させる際に、前記画像の少なくとも一部分が前記表示手段の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理回路と、
を具備することを特徴とする。
また、本発明の画像表示制御プログラムの一態様は、
第1の縦横比の画面を有する表示手段に、前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を表示させる画像表示制御装置のコンピュータを制御するための画像表示制御プログラムであって、
前記コンピュータを、前記画像の少なくとも一部分が前記表示手段の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理手段として機能させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、パノラマ画像全体を表現でき、迫力を有する描写が可能となる。すなわち、撮影装置により撮影されたパノラマ画像のような広い範囲を撮影した画像を、迫力と、画像の広がりを伴って再現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態が適用されたデジタルカメラの概略的なブロック図である。なお、後述する第2実施形態以降も適用されるカメラのブロック図は同様である。このデジタルカメラ15は、マイクロコントローラ等からなる演算制御部(MPU)1を有する。この演算制御部1は、ユーザの操作を各スイッチ1a、1b及び1cの状態によって検出する。これらスイッチ1a、1b及び1cは、デジタルカメラ15の電源のオン・オフや、レリーズスイッチや、以下で述べる撮影、再生及びその他のモード切換用のスイッチとしてユーザが操作する。また、演算制御部1には、ROM8が接続されている。演算制御部1は、スイッチ入力の結果と、ROM8内のプログラムとに従って、デジタルカメラの各ブロックをシーケンシャル制御して、一連の撮影や再生を実行する。
撮影レンズ2は、AF(autofocus)ズームレンズ等である。ピント合わせ部2aとズーム制御部2bとが、演算制御部1に接続されており、これらピント合わせ部2aとズーム制御部2bとはそれぞれ、撮影レンズ2のピント制御と画角切換及び判定とを行っている。また、演算制御部1に接続されている補助光照射部4aは、被写体17に向けて光を照射し、露出を補ない、影を消す働きをする。
撮影時には、撮影レンズ2からデジタルカメラ内に入射した被写体17の像は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子3aによって、電気信号に変換される。この電気信号の読出し及びA/D(analog-digital)変換は、撮像素子3aと接続されているアナログフロントエンド(AFE)回路3で行われる。このAFE回路3は、露出レベルの切り換え制御も行なう。処理されたデジタル画像信号は、このAFE回路3に接続されている信号処理回路5に入力される。デジタル画像信号は、この信号処理回路5で、色補正や信号圧縮などの処理が行われ、この信号処理回路5に接続されているメモリ7に記録されて、撮影が終了する。また、信号処理回路5に接続されているマイク3bからの音声信号も同時に圧縮処理が行われ、メモリ7に記録される。この過程で、種々の演算を行なうために信号処理回路5に接続されているRAM6に適宜データの格納を行なう。
また、信号処理回路5は、補助ブロック5aを有する。この補助ブロック5aは、露出レベルを変更した後の増感や画像処理時の補正のかけ方を変更し、また撮像素子3aの電気信号をメモリ7に記録する時の圧縮率を変更する。
撮影のためのユーザによる構図決定は、信号処理回路5に接続され、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、デジタルカメラ15の背面に設けられている、表示部9によって、撮像素子3aからの信号を逐次再生させて表示することによって、被写体17の状態を確認しながら行なう。
また、再生は、ユーザの操作にしたがって、メモリ7の中の圧縮された画像データ及び音声データを信号処理回路5が読み出して、画像データを表示部9に表示し、さらに、音声データを信号処理回路5に接続されているスピーカ10で再生することにより行なう。すなわち、画像表示と音声再生との制御は、信号処理回路5により行なう。また、撮影された画像等は、信号処理回路5に接続されているプリント信号出力部11やワイヤレス部12により、外部に送信が可能である。
動画ファイルは、録画画像をそのままメモリ7に記録していくと、画像データの占めるサイズが大きくなりすぎるので、表示部9に合わせてリサイズし、又は、MPEG−4やH.264等の動画圧縮方法で圧縮して記録を行なう。
さらに、演算制御部1及び信号処理回路5に接続されている特徴部抽出部4bは、撮像素子3aにより得られた電気信号を解析して、特徴部を抽出する。さらに、この特徴部抽出部4bには、合成部4cが接続されており、この合成部4cは、特徴部抽出部4bにより抽出された特徴部を利用して、複数の画像を合成するユニットである。
図2は、従来技術により作成されたパノラマ写真の一例を示している。また、図3は、図2のパノラマ写真を構成するための2枚の写真を示す図である。図2に示されているような広い範囲の撮影が必要な時、従来から、図3のようなパノラマ写真の構成要素となる2枚の写真(a)、(b)を撮影して、その後に、合成する手法が古くから知られている。しかし、このように、つなぎ目に隙間が生じないように、うまく接続して合成できる写真を撮影するのは大変困難である。
本実施形態が適用されたデジタルカメラでは、高速の撮像センサを利用して、動画を撮影するような操作を用いて、パノラマ写真を撮影する。すなわち、従来のように合成写真を構成するための、境界部が一致する2枚の画像を接続させて合成するのではなく、動画として撮影された多数の連続した画像を用いた工程で困難なくパノラマ画像を合成する。
図4は、このような動画によるパノラマ写真の合成を行なうためのデジタルカメラの使用例を示している。図5は、図4のデジタルカメラ15の使用により撮影された複数の連続した画像の例を示している。図4に示されているように、ユーザ16は、動画を撮影するように、風景のような被写体17をデジタルカメラ15を横方向に移動することにより連続的に撮影している。この結果、図5に示されているような連続画像(a)乃至(g)が撮影される。これら連続画像の中から適当な画像を抜き出してパノラマ画像を合成する。すなわち、図5に示されているように、画像(a)の中央にある特徴部である家が、画像(d)の端部に見えている。また、この画像(d)の反対側の端部に新たな特徴部である木が、写されており、この特徴部は、画像(g)の端部に写されている。したがって、図5の例では、画像(a)、(d)及び(g)を用いて、パノラマ画像を合成することができる。特徴部は、パノラマ作成で画面が繋がる方向で、変化するポイントであることが重要である。つまり、図5の建物のように、水平にカメラを動かした時に、その変化が分かるように、垂直方向に輪郭があるものである必要がある。また、垂直にカメラを動かした時には、垂直にのみ輪郭があると、画面の変化が分からないので、水平に輪郭があるものを特徴部として選択することが重要である。したがって、特徴部は、これらの状況に対応できるように、画面の中で垂直方向、水平方向とも、コントラストが変化しているものであることが好ましい。
図6a、bは、デジタルカメラ制御のフローチャートを示している。このフローは、図1に示されている演算制御部1が実行している。高速の撮像素子3aからの画像信号は、順次、信号処理回路5で処理されてメモリ7に保存されていく。パノラマ画像を作成するためには以下のようにする。
図6aのフローチャートを開始して、まず、デジタルカメラによる連続撮影の工程R1を行なう。例えば、ユーザ16が、連続撮影のためのスイッチ、例えばレリーズスイッチ1bを押圧している間、この連続撮影の工程R1は、繰り返される。工程R2では、連続撮影の終了を判定している。ユーザ16によるレリーズスイッチ1bの押圧が継続していれば、工程R1を続けて行なう。もし、スイッチの押圧が終了している時は、連続撮影の工程R1を終了して、第1基準画像の選択の工程R3を行なう。第1基準画像は、必ずしも、連続撮影の最初の1コマではなく、画像のぶれがないとか、画像の中央部付近に明瞭な特徴部を含むなどの所定の特徴を有する最初の画像でよい。次に、工程R4に進み、第1基準画像の中央部の特徴部を抽出し、第1特徴部とする。この基準画像からの特徴部の抽出は、図1に示されている上記の特徴部抽出部4bが演算制御部1の制御を受けて行なっている。この工程R4まで実行されると、図5に示されている例によれば、画像(a)の中央部の家を特徴部として抽出することが終了したことになる。次に、第1特徴部が左右いずれかの端部にある第2基準画像を選択できるか判定する工程R5を実行する。これは、図5に示されている例によれば、画像の左端に第1特徴部である家が写っている画像(d)を第2基準画像として選択できることを判定することに相当する。この工程R5でNOに分岐する場合は、第2基準画像が見つからない場合であり、この説明の最後に触れる。
次の工程R6は、工程R5で選択可能と判断された第2基準画像を実際に選択する工程である。次に、工程R7で変数nに値2を代入する。この変数nは、第n基準画像までが選択されたことを示す変数であり、工程R7の時点では、第2基準画像までが選択されているのでn=2として変数nを初期化している。次の工程R8は、第1特徴部のある端部が第2基準画像の左にあるか否かを判断する工程である。工程R9R、R9Lでは、工程R8の判定結果に基づいて、デジタルカメラ15を動かした方向に対応させて、それぞれ変数「direction」に「右」、「左」の値を代入する。次に、工程R10で、第n基準画像の「direction」側で第n特徴部を抽出する。この工程は、図5に示された例によれば、画像(d)を第2基準画像として選択した時に、この画像の右端に次の特徴部である木を第2特徴部として抽出する工程に相当する(n=2、「direction」=「右」)。次に、工程R11で、第n特徴部が端部にある、第2乃至第n基準画像以外の画像(第(n+1)基準画像)を選択できるか否かを判定している。この工程R11は、図5に示されている例によれば、画像(d)で第2特徴部として抽出された木が端部に写っている画像があるのかどうかを判定していることに相当する(n=2)。図5に示されている例によれば、画像(g)があり、R11の判定はYESに分岐することになる。また、第2乃至第n基準画像以外から第(n+1)基準画像を選択するのは、第(n+1)基準画像をこれらの既に選択された画像と重複して選択しないようにするためである。R11の分岐YESに分岐した場合、次の工程R12で、工程R11で選択された画像は、第(n+1)基準画像として選択される。これは、図5に示されている例によれば、画像(g)を第3基準画像として選択することに相当する。次の工程R13では、変数nにn+1の値を改めて代入する。これら工程R8乃至R13は、工程R11でNOに分岐するまで繰り返される。工程R11でNOに分岐した時は、これまでの工程で選択された第1乃至第n基準画像を、工程R14で合成する。この合成は、図1に示されている上記合成部4cが、演算制御部1の制御を受けて、メモリ7の中にある基準画像や特徴部抽出の結果を利用して行なっている。工程R15で、合成した画像を表示部9に表示する。
最後に、上で予告したように工程R5でNOに分岐した場合について説明する。この場合は、ユーザ16のデジタルカメラ15による連続撮影の横方向の幅が短すぎた場合に相当し、第1特徴部が左右いずれかの端部にある画像合成のための第2基準画像が記録されていないことになる。この場合は、次の工程R7’で変数nにn=1と代入し、工程R14に進む。この工程R14では実際には合成のための2枚以上の画像がないために第1基準画像そのものを、この工程の結果として出力する。
この実施形態では、連続した画像を用いているので、複数の画像の中で重ならない領域はなく、この実施の形態によれば、必ずパノラマ画像を形成することができる。また、たくさんの画像の中から使える画像のみを利用するので、図3に示されているような従来の方式よりも失敗がなく、ユーザのストレスもなく、パノラマ画像の撮影が可能となっている。
図6bは、図6aのフローチャートの変形例である。図6bのフローチャートを開始して、まず、デジタルカメラによる連続撮影の工程S1を行なう。例えば、ユーザ16が、連続撮影のためのスイッチ、例えばレリーズスイッチ1bを押圧している間、この連続撮影の工程S1は、繰り返される。工程S2では、連続撮影の終了を判定している。ユーザ16によるスイッチの押圧が継続していれば、工程S1を続けて行なう。スイッチの押圧が終了すると、連続撮影の工程S1を終了して、第1基準画像の選択の工程S3を行なう。第1基準画像は、必ずしも、連続撮影の最初の1コマではなく、画像のぶれがないとか、画像の中央部付近に明瞭な特徴部を含むなどの所定の特徴を有する最初の画像でよい。次に、工程S4に進み、第1基準画像の中央部の特徴部を抽出し、第1特徴部とする。この基準画像からの特徴部の抽出は、図1に示されている上記の特徴部抽出部4bが演算制御部1の制御を受けて行なっている。この工程S4まで実行されると、図5に示されている例によれば、画像(a)の中央部の家を特徴部として抽出することが終了したことになる。次に、第1特徴部が左右いずれかの端部にある第2基準画像を選択できるか判定する工程S5を実行する。これは、図5に示されている例によれば、画像の左端に第1特徴部である家が写っている画像(d)を第2基準画像として選択できることを判定することに相当する。この工程S5でNOに分岐する場合は、第2基準画像が見つからない場合であり、この説明の最後に触れる。
工程S5でYESに分岐する場合、次の工程S6は、工程S5で選択可能と判断された第2基準画像を実際に選択する工程である。次の工程S7は、第1特徴部のある端部が第2基準画像の左にあるか否かを判断する工程である。この端部が、第2基準画像の左側にある場合、ユーザ16は、図4に示されている例のようにデジタルカメラ15を右に動かして工程S1の連続撮影を行なったことになる。逆に、この端部が第2基準画像の右側にある場合、ユーザ16は、デジタルカメラ15を左に動かして工程S1の連続撮影を行なったことになる。工程S8R、S8Lでは、工程S7の判定結果に基づいて、デジタルカメラ15を動かした方向に対応させて、それぞれ変数「direction」に「右」、「左」の値を代入する。すなわち、この変数「direction」の値は、工程S1でデジタルカメラ15を動かした方向と同じ向きであり、現在の基準画像の中で次の特徴部を抽出しなければならない側が左右のどちらの端部であるかを示す変数である。すなわち、第2特徴部は、この第2基準画像の「direction」側に抽出しなければならない。次に、工程S9で変数nに値2を代入する。この変数nは、第n基準画像までが選択されたことを示す変数であり、工程S9の時点では、第2基準画像までが選択されているのでn=2として変数nを初期化している。次に、工程S10で、第n基準画像の「direction」側で第n特徴部を抽出する。この工程は、図5に示された例によれば、画像(d)を第2基準画像として選択した時に、この画像の右端に次の特徴部である木を第2特徴部として抽出する工程に相当する(n=2、「direction」=「右」)。次に、工程S11で、第n特徴部が「direction」側と反対側にある画像(第(n+1)基準画像)を選択できるか否かを判定している。この工程S11は、図5に示されている例によれば、画像(d)で第2特徴部として抽出された木が左側の端部に写っている連続撮影の後の画像があるのかどうかを判定していることに相当する(n=2、「direction」=「右」)。図5に示されている例によれば、画像(g)があり、S11の判定はYESに分岐することになる。S11の分岐YESに分岐した場合、次の工程S12で、工程S11で選択された画像は、第(n+1)基準画像として選択される。これは、図5に示されている例によれば、画像(g)を第3基準画像として選択することに相当する。次の工程S13では、変数nにn+1の値を改めて代入する。これら工程S10乃至S13は、工程S11でNOに分岐するまで繰り返される。工程S11でNOに分岐した時は、これまでの工程で選択された第1乃至第n基準画像を、工程S14で合成する。この合成は、図1に示されている上記合成部4cが、演算制御部1の制御を受けて、メモリ7の中にある基準画像や特徴部抽出の結果を利用して行なっている。工程S15で、合成した画像を表示部9に表示する。
最後に、上で予告したように工程S5でNOに分岐した場合について説明する。この場合は、ユーザ16のデジタルカメラ15による連続撮影の横方向の幅が短すぎた場合に相当し、第1特徴部が左右いずれかの端部にある画像合成のための第2基準画像が記録されていないことになる。この場合は、次の工程S9’で変数nにn=1と代入し、工程S14に進む。この工程S14では実際には合成のための2枚以上の画像がないために第1基準画像そのものを、この工程の結果として出力する。
この実施形態でも、連続した画像を用いているので、複数の画像の中で重ならない領域はなく、この実施の形態によれば、必ずパノラマ画像を形成することができる。また、たくさんの画像の中から使える画像のみを利用するので、図3に示されているような従来の方式よりも失敗がなく、ユーザのストレスもなく、パノラマ画像の撮影が可能となっている。
図6c、dは、図6a又は図6bに示されているフローチャートで行なわれる基準画像の選択と特徴部の抽出とが、メモリ内でどのように実行されているかを示す図である。
本実施形態におけるデジタルカメラでは、図6cに示されているように、前記基準画像の選択と特徴部の抽出とは、選択された全ての基準画像と、全ての抽出された特徴部とをメモリ7内の基準画像格納領域と特徴部格納領域とにそれぞれ転送することにより行なう。図6cに示されている例では、4つの基準画像が基準画像格納領域に転送され、特徴部格納領域には、4つの特徴部が記憶されている。また、合成部4cにより合成されたパノラマ画像もメモリ7内の合成画像格納領域に記憶されている。
また、図6dに示されているように、選択された基準画像が連続撮影された何番目の画像かを示す全ての情報と、全ての抽出された特徴部とをメモリ7内の他の領域に転送することにより行なうようにしてもよい。図6dにおいて、連続撮影された全ての画像の領域で各画像には、連続撮影の開始から終了までに撮影された全ての画像に、例えば、自然数の、変数が与えられている。図6dの中で両側に黒丸が付されている画像が基準画像として選択された画像であり、基準画像の変数格納領域には、黒丸が付されている画像が何番目の画像かを示す変数のみが格納されている。また、合成部4cにより合成されたパノラマ画像もメモリ7内の合成画像格納領域に記憶されている。
メモリ7内に記憶されている画像は、信号処理回路5により、LCDパネル等の表示部9に表示される。
(第2実施形態)
図7aは、上下方向にずれた基準画像からのパノラマ画像の構成を示しており、図7bは、上下方向にずれた基準画像から合成されたパノラマ画像の例を示している。動画の撮影方法を利用して、1枚のパノラマ画像を得る時には、動画を連続撮影している時に、上下にカメラが動いてしまうと、図7aに示されているように、パノラマ画像は、各基準画像の共通部分で合成されるので図7aのΔyだけの合成不可能部分を生じてしまい、結果として生じるパノラマ画像も図7bに示されているように、上下でそれぞれΔyだけ基準画像の縦方向のサイズより小さくなる。従って、ユーザ16は、デジタルカメラ15をΔyのずれを生じないように、真横に動かす必要がある。しかし、いくら意識して動かしても、ユーザの感覚だけでは、真横に動かし続けることは難しい。
図8は、連続撮影中に横方向へのデジタルカメラの移動のためのユーザサポートを設けた場合の表示画面の一例である。本発明の他の態様において、図8に示されているように、デジタルカメラ背面のLCD等の表示部9に撮像素子3aからのモニタ用のサブ画面9bの他、インジケータ表示部9cを設け、デジタルカメラ15の横方向への連続撮影の間、このデジタルカメラ15が上下に動いていないかをこのインジケータ表示部9cに表示している。このインジケータ表示部9cは、グラフ形式で、横軸はデジタルカメラ15の左右の位置を、縦軸は、ある特徴部の画面内上下方向の位置を表示するようにする。連続撮影の時に、特徴部の位置を検出し、数値化してグラフ上にプロット表示する。ユーザ16は、この特徴部が上下に振れないように、デジタルカメラ15を動かすようにし、もし、連続撮影の途中でずれてしまったら、インジケータ表示部9cを見ながら特徴部のプロットポイントが一直線になるように、縦方向の向きを微調整しながらデジタルカメラ15を動かしていく。また、表示部9には枠9dを設け、連続撮影時に現在参照している特徴部を表示することができる。
図9は、上記のような上下方向へのユーザサポートを伴う連続撮影のためのフローチャートである。このフローチャートは、図6aに示されているフローチャートの開始、S1の連続撮影及びS2の連続撮影終了の各工程が改良された変形例である。以下、図9に示されているフローチャートを参照しながら説明する。
フローチャートの工程T1は、例えばモード切換え用のスイッチ1cの操作により、ユーザ16がデジタルカメラ15を動かす方向を指定し、その結果によって、制御を切り換えるための分岐の工程である。ユーザ16がデジタルカメラ15を動かす方向を自動検出することも可能だが、説明の簡単のためにこのフローチャートではユーザ16による指定を入力工程とした。ユーザ16の入力は、デジタルカメラ15の演算制御部1が、判定して制御を切り換える。このフローチャートでは、例として、ユーザ16が右方向に動かすことを選択したか否かを判定している。YESに分岐すると、以降では、ユーザ16が右方向にデジタルカメラ15を動かしながら連続撮影する各工程に移行する。NOに分岐した場合は、ユーザ16が左方向にデジタルカメラ15を動かしながら連続撮影する各工程に移行する。右方向又は左方向に動かしながら連続撮影する工程は、ユーザ16がデジタルカメラ15を動かす方向を除いて同等である。したがって、以下では、工程T1でユーザ16が行なった選択がYESであるものとして説明する。
工程TR2では、表示部9で図8に示されているような右方向用表示がされる。続いて工程TR3では、ユーザ16がデジタルカメラ15のレリーズスイッチ1bを押圧することによりYESに分岐し、デジタルカメラ15による連続撮影を開始する。次に、工程TR4では、既に撮影されメモリ7に記録された画像の右端から特徴部を抽出する。これは、画像の右端で抽出された特徴部は、カメラを右側に動かすにつれて、表示部9内を左側に向けて横向きに移動し、これを表示部9で常にモニタできるからである。また、この次の工程TR5では、抽出された特徴部を図8に示されている表示部9の中の枠9dの中に表示する。続いて、工程TR6では、撮像素子3aにより被写体の撮影を行ない撮影された画像をメモリ7内に記録すると共に、図8に示されているサブ画面9bに撮影された画像を表示する。次に、工程TR7では、特徴部の縦方向の位置を、工程TR3における撮影開始時の特徴部の表示部9内での縦方向の位置を0として、グラフ9cにプロットする。このプロットは、ユーザ16がデジタルカメラ10を右に動かしているので右方向に延びる軌跡を構成する。ユーザ16は、このプロットがy=0の横軸から上下にずれないように注意しながら撮影を続ける。次に、工程TR8で、ユーザ16がレリーズスイッチ1bを押圧するのを止めて連続撮影を終了しているか否かを判定する。YESに分岐する場合は、連続撮影を終了する。ユーザ16がスイッチの押圧をまだ続けており、NOに分岐する場合は、次の工程TR9に進む。工程TR9では、抽出された特徴部が、表示部9の中のサブ画面9bの左端に到達しているか否かを判定する。これは、もし、ユーザ16による連続撮影が進み、以前に画面の右端で抽出された特徴部が左端にまで到達している場合、続いての連続撮影で同じ特徴部を利用した縦方向の位置の判定ができなくなるからである。工程TR9で、YESに分岐する場合は、再びTR4に戻り、サブ画面9bの右端で新たな特徴部の抽出を行なうようにする。NOに分岐する場合は、まだ、以前に抽出した特徴部を引き続いて縦方向の判定に用いることができるので、工程TR6に戻るようにする。
このようにすれば、ユーザ16は、画面の揺れを意識してデジタルカメラ15の向きを制御できるので、図7に示されているような上下の振れによるΔyの大きさの画像縮小の問題を防ぐことができる。また、合成部4cによってパノラマ画像を合成するときにも、同じ特徴部を見つける範囲が限定でき、画像合成の速さを向上させることができる。このように、近年、デジタルカメラに搭載されているような大画面のLCDパネルを有効に利用して、撮影画像の表示と共にカメラの揺れも検出表示して連続撮影を行なうことができる。
また、本実施形態におけるデジタルカメラにおいては、連続撮影によって得られた一連の連続画像のうち、全体の中央にくる画像を基準画像として選び、この画像の中央付近から特徴部を抽出し、この特徴部を画像の右端又は左端に含む画像を前記一連の連続画像の中から選び、これら2枚の画像と、前記基準画像とを合成することによって、パノラマ画像を得るようにしてもよい。これは、図4に示されているような操作によるパノラマ撮影では、一連の連続撮影で得られた複数画像のうちの中央の画像に重要な被写体が写っているはずだという発想に基づいている。
図10は、このようなパノラマ画像合成の手順の概略図であり、図11は、このパノラマ画像合成のフローチャートである。
図10において、画像(a)は、図5に示されている一連の連続画像のうちで中央にある画像(d)の画像と同じ画像である。図10の画像(a)では、この画像の中央付近から特徴部を抽出している。画像(b)は、抽出された特徴部の画像である。一連の連続した画像のうちからこの抽出された画像(b)を右端に含む画像((c))と、左端に含む画像((d))を選び出し、最初に選び出した画像((a))と合わせて、これら3枚で1枚のパノラマ画像(e)を合成している。
このような手順をさらに明らかにするために、図11のフローチャートを参照して説明する。フローを開始して、まず、工程V2で、例えば、ユーザ16がレリーズスイッチ1bを押圧していることを判定してNOに分岐している間は、工程V1の連続撮影を継続する。YESに分岐した時は、連続撮影を終了し、工程V3でメモリ7の中に記録されている複数の画像の中から中央に位置する中央画像を検出する。さらに、次の工程V4で工程V3で検出された中央画像の中央部付近から特徴部を抽出する。次に、工程V5で、この抽出された特徴部が画像の右端にある左側画像をメモリ7内から選択し、工程V6で同様に特徴部が画像の左端にある右側画像を選択する。工程V7では、工程V3、V5及びV6で選択された3枚の画像を合成する。工程V8で、この合成された画像を表示部9に表示する。このように、特徴部を1つしか抽出しないので、使用されるメモリ7内の記憶領域が縮小され、演算の単純化が可能となる。
図12は、このようなパノラマ画像の撮影の変形例を示すフローチャートである。すなわち、フローを開始して、まず、工程V2’で、例えば、ユーザがレリーズスイッチ1bを押圧していることを判定してNOに分岐している間は、工程V1’の連続撮影を継続する。YESに分岐した時は、連続撮影を終了し、工程V3’でメモリ7の中に記録されている複数画像の中から中央に位置する中央画像を検出する。さらに、次の工程V4’a、V4’bでこの検出された画像の左端と右端とからそれぞれ1つずつ特徴部を抽出し、それぞれ特徴部1、特徴部2としてメモリ7に記録する。次に、工程V5’で特徴部1が右端にある画像をメモリ7に記録されている画像の中から選択し、左側画像とする。工程V6’では、特徴部2が左端にある画像をメモリ7に記録されている画像の中から選択し右側画像とする。工程V7’では、工程V3’、工程V5’及び工程V6’でそれぞれ選択した3枚の画像を合成する。工程V8’では、合成されたパノラマ画像を表示部9に表示している。このように、特徴部を2つ抽出することで横幅のより広いパノラマ画像を合成することができ、特徴部を記憶するためのメモリ7内の記憶領域は比較的小さく、演算の単純化が可能となる。
(第3実施形態)
さらに、本実施形態におけるデジタルカメラでは、複数の画像を合成してパノラマ画像を構成するときに、人物を被写体として積極的に有効利用して、パノラマ画像を合成するようにしてもよい。
図13は、人物が複数の連続して撮影された画像のいずれにも被写体17として含まれている場合のパノラマ画像の合成例を示す。図14a、bは、人物を被写体17として連続撮影している時に表示部9にガイド表示を行なう態様を示す。そして、図15は、図14a、bに示されている連続撮影された画像を利用したパノラマ画像の構成のためのフローチャートである。
図13では、人物をパノラマ画面を構成する画像のいずれにも被写体17として含み、パノラマ画像を構成する場合の重なり部としている。したがって2つの画像、すなわち、連続する画像の最初の画像と最後の画像とに重複する部分がないために、結果としてパノラマ画像として接続できないという問題が回避できる。これら人物を被写体17とする画像を撮影するにあたり、図14aと図14bとのように、表示部9の中に、撮像素子3aにより高速撮影される画像を表示するためのサブ画面9b、ユーザがカメラの向きを変えるときにそれをサポートするガイド表示9e及び顔検出技術を応用し被写体の顔の位置をサブ画面9b内にスーパーインポーズ表示する顔位置表示9fを有している。顔検出技術とは、近年パターン認識等で検出できる技術が開発されている公知技術である。この顔検出技術のための回路は、信号処理回路5の中に内蔵されている。また、ユーザは、この顔位置表示9fが、ガイド表示9eに横方向の位置が一致しているようにカメラの向きを変えながら連続撮影を行なう。すなわち、上述の特徴部を被写体17である人物の顔としたものが本パノラマ画像合成法である。
以下では、図15のフローチャートを参照して、このガイド表示9eと顔位置表示9fとを利用して、連続撮影を行ない、パノラマ画像を構成する方法を説明する。フローを開始して、まず工程W1で例えば、ユーザ16がレリーズスイッチ1bを押圧しているかどうかを判定することにより撮影が開始されているかどうかを判定する。ここでYESに分岐する場合、工程W2で表示部9の左右いずれかの端部にガイド表示9eを表示する。次に、工程W3で1画像分の撮影を行ない、この撮影された画像をサブ画面8bに表示する。さらに、工程W4で被写体の人物の顔を検出する。次の工程W5では、検出された顔と横方向に位置が一致するように顔位置表示9fをサブ画面9b上にスーパーインポーズする。さらに、次の工程W6では、ガイド表示9eと顔位置表示9fとの横方向の位置が一致しているかどうかを判定する。もし、この分岐がNOならば、ユーザは、現在のガイド表示9eと顔位置表示9fとの位置の違いを確かめ、これらが一致するように、カメラの向きを変えなければならない。工程W3乃至W6は、工程W6が分岐YESに進むまで繰り返される。このことは、顔位置表示9fとガイド表示9eとは、初期状態では横方向の位置が一致した状態であることを意味している。工程W6が分岐YESに進むと、工程W7では、被写体17の人物の顔を検出して第1特徴部として抽出すると共に、この時(上記工程W3により)サブ画面9bに表示されている画像を第1基準画像とする。なお、特徴部の抽出は、特徴部抽出部4bではなく、信号処理回路5に内蔵されている顔検出回路が用いられ、撮影された全ての画像は、メモリ7内に記録されている。次に、工程W8では、例えば、ユーザがスイッチの押圧を止めているかどうかを判定して撮影が終了しているか否かを判定する。この工程でW8でYESに分岐する場合、撮影が終了され、ガイド表示も強制的に終了され(工程W15)、後述する工程W16に進む。この工程W8でNOに分岐する場合、次の工程W9では、ガイド表示9eの位置をわずかに変更する。そして、工程W10では、画像の撮影を行なう。続いて、工程W11では、工程W10で撮影された画像内で被写体17の人物の顔を検出する。次の工程W12では、工程W5と同様に、検出された顔と横方向に位置が一致するように顔位置表示9fをサブ画面9b内で移動する。そして、次に、工程W13では、ガイド表示9eと顔位置表示9fとの横方向の間隔が所定の閾値を越えて大きい場合に、警告を発する。この警告は、スピーカ10からの警告音であっても、表示部9内への警告の表示でもよい。この警告によりユーザが、ガイド表示9eと顔位置表示9fとの位置を合わせようとすることにより、デジタルカメラの向きは、ガイド表示9eと被写体17の人物の顔の位置が一致しているという理想的な状態に近づけられる。工程W14において、ガイド表示9eが、表示部9の中で工程W2における初期位置と反対側の端に到達すると、ガイド表示9eは、終了される。終了しない場合は(NOに分岐する場合)、工程W8乃至W14が繰り返される。ガイド表示9eが終了されると(YESに分岐する場合)、その直後に工程W16で最後の撮影が行なわれる。次の工程W17では、この最後の撮影による画像を用いて被写体17の人物の顔の検出が行なわれ、第2特徴部とされる。また、この最後の画像を第2基準画像とする。すなわち、第1及び第2基準画像は、それぞれ、図13に示されている最初の画像と最後の画像とに相当する。工程W18では、第1及び第2特徴部を用いて、第1及び第2基準画像の合成を行ないパノラマ画像とする。そして、工程W19では、そのパノラマ画像をLCDパネル等の表示部9に表示する。
このパノラマ画像は、個々に撮影された画像よりも広い範囲が撮影でき、ダイナミックな効果の画像を得ることができる。この実施の形態においては、被写体である人物の顔部分を特徴部とするので、デジタルカメラ15が画像の特徴部を見失って、合成に失敗することはない(例えば、図3の画像(a)、(b)ではどこで両者を重ね合わせたらよいのか明らかではないため図2のパノラマ画像を正しく得ることができない)。また、ガイド表示9eがわずかずつ動き、ユーザ16は、そのガイド表示9eに顔位置表示9fを合わせようとするため、常にデジタルカメラ15の向きの変化はわずかである。その結果、信号処理回路5に内蔵されている顔検出回路は、特徴部である被写体17である人物の顔を見失うことなく追跡することができる。したがって、失敗のないパノラマ画像合成を行なうことができる。ここでは、パターン認識による顔の検出を利用したが、例えば、色のパターンなどを利用した画像追尾技術を利用しても類似の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図16aと図16bとは、第2基準画像を人物の上のノンコントラストな領域で、第1基準画像と貼り合わせることを概略的に図示している。図17は、図16aと図16bとに示されている手続を表すフローチャートを示している。このように、被写体17の人物の位置で2つの画像を合成してパノラマ画像を構成する場合、人物の表情が変化してしまう可能性がある上、不自然さを生じてしまう可能性がある。人物の上の領域は、図16aに示されているように、空などのコントラストのない領域(ノンコントラスト)である場合が多いので、人物の部分は、第1基準画像の部分をそのまま利用し、画像内の人物の上側の領域は、このようなコントラストがない領域で接続する。このように、2つの基準画像の貼り合わせは、このようなコントラストのない部分で行なうと、2つの基準画像のつなぎ目が目立たなくなる。すなわち、この手続は、図16bのように、人物の輪郭に沿って第2基準画像を切り抜いたものを第1基準画像に貼り付けて合成することに相当する。
以下では、図17のフローチャートを参照して、上で述べた合成の手続を説明する。フローを開始し、まず、工程X1では、第1基準画像の人物の上のノンコントラストな領域を検出する。次に、工程X2では、第1基準画像の人物の上の領域を検出されたノンコントラストな領域を通る線で切断し、撮影された人物像は、そのまま残すように人物の輪郭で切断する。この結果、図16bに示されている2つの断片の左側部分が作成される。工程X3では、人物の上の領域は、工程X2の切断線と同一の線で切断し、人物像は、全て取り除くように、人物の輪郭で切断する。この結果、図16bに示されている2つの断片の右側部分が作成される。工程X4では、前の2つの工程で作成された画像を貼り合わせる。このように、パノラマ画像を合成することによって、人物の表情等の変化は問題なくなり、最初の第1基準画像を撮影するタイミングは、人物の表情のよいタイミングを選べばよいので、人物の表情の良い時を撮りやすくなる。
(第5実施形態)
以下では、上述したような撮影方法などにより撮影されたパノラマ画像をデジタルカメラ15の表示部9に表示する方法について説明する。
本第5実施形態においては、パノラマ画像の一部をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示する。
図18aは、表示されるパノラマ画像の全体のサイズを示している。図18bは、図18aに示されているパノラマ画像のデジタルカメラの表示部9への従来の表示方法を示している。図18cは、本実施形態における、画像の一部をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示する表示方法を示している。図18dは、図18cに示されている表示をさらに縦方向に歪ませて表示する本実施形態における表示方法の変形例を示している。
図18aに示されているように、表示されるパノラマ画像のサイズは、縦a1、横bで、デジタルカメラ15の表示部9のサイズの縦a、横bと比較すると、パノラマ画像は横方向に長い。a:bを第1の縦横比、a:bを第2の縦横比とする。従来は、この問題を解決するため、図18bに示されているように、パノラマ画像全体を横方向のサイズが、デジタルカメラ15の表示部9の横方向のサイズと一致するように、縦横とも同じ比率で縮小表示していた。
この場合、縮小率は、b/bで与えられるので、縮小されたパノラマ画像の縦方向のサイズaは、次の式1に従う。
Figure 2007316982
表示されたパノラマ画像は、図18bに示されているように、表示部9の縦方向のサイズを十分に利用せずにパノラマ画像の上下に利用不可能な領域を生じている。また、この表示方法では、パノラマ画像が本来持っている画像の迫力が表現できない。
そこで、図18cに示されているように、本実施形態においては、パノラマ画像の一部をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示することにより、表示部9の奥行き方向に画像が広がっている感じをだすような表示を行っている。すなわち、表示部9の画面の縦方向全体を利用する部分を設け、しかも、奥行き方向に広がりも表現して迫力を伴った表示とした。この例では、表示部9の画面の奥の方に延びているように見える台形のパノラマ画像の狭い方の縦の幅は、図18bの幅aと一致させるようにしている。この表示例では、表示部9の画面の左端からの距離をbとして、距離bにおける台形のパノラマ画像の縦幅aは、次の式2のように表される。
Figure 2007316982
また、図18cに示されている台形状の表示を図18dに示されているように、縦方向に歪ませて表示すると、動的な表現が可能な表示となる。これは、表示部9の左端からの距離bに依存して図18の帯の縦方向の位置をbに依存する関数とすることにより可能となる。
図18c及び図18dに示されている例のような表示により、図18bに示されているような表示の欠点を減じることができる。図18c及び図18dに示されているような表示は、デジタルカメラ15のユーザ16のスイッチ操作によって、図18cに示されている例では左側が台形の底辺となるように表示していたのに対して、逆に右側が台形の底辺となるような表示とすることができる。
また、本発明の実施形態の更に別の変形例においては、パノラマ画像の被写体17である人物を上述の顔検出技術によって、デジタルカメラ15の表示部9の縦方向のサイズ全体を利用して表示することが考えられる。
図19aは、そのような顔検出技術を利用して人物の被写体をデジタルカメラの表示部の縦方向のサイズ全体を利用して表示する表示方法を示している。図19bは、図19aのパノラマ画像の表示方法の更なる変形例である。図20は、図19aの表示をするためのフローチャートである。図21は、顔検出技術を用いたパノラマ画像の表示方法の別の変形例である。
パノラマ画像の撮影のための手法として前述したような顔検出技術を用いると、図19aに示されているように、被写体17である人物部分を画面の縦方向のサイズ全体で表示する表示方法が可能である。人物像は多くの場合、写真撮影の上で重要なテーマとなりうるので、十分大きな表示で表示部9の画面の正面の縦方向のサイズ全体を用いて表現し、人物像の近くは、正しい縦横比で表示して人物の周囲の不自然な表示を防止する。
以下では、図20のフローチャートを用いて、図18c、18d、19a、19bの表示処理のうちで代表して、図19aの表示を得るための手順を説明する。また、以下の表示制御処理は、プログラムに従った演算制御部(MPU)1により実行される。演算制御部(MPU)1は、画像表示制御装置として機能する。また、演算制御部(MPU)1に表示部9を組み合わせたシステムを画像表示装置と呼ぶ。画像表示制御装置および画像表示装置も、本願発明を構成する。フローを開始して、まず、工程Y1で、パノラマ画像の元になる動画の撮影からパノラマ画像の作成までを行なう。この工程Y1のパノラマ画像の作成は、上記のパノラマ画像の撮影のための例のいずれを用いてもよい。続いて、工程Y2で、上述の顔検出技術を用いて、パノラマ画像の中の被写体の人物の顔の位置を検出する。次の工程Y3では、検出された顔のある部分の周囲の一定の横幅bの部分を、縦横共に(a/a)倍にして、この横幅bの部分が縦方向のサイズ全体を用いて縦横共正しい比率で表示されるようにする。一定の横幅bは、検出された顔の左右にb/2の幅を取ると、人物の体や体のすぐ側の背景が含まれるような大きさである。人物やその直近の周囲が正しい縦横比で表示されるように表示されていればよい。bの大きさは、このような条件を満たすように、ユーザ16が自由に設定することができる。工程Y4では、この横幅bの矩形領域の外側の左右の領域のパノラマ画像を図19aに示されているように、台形状にする。図19aに示されているように、横幅bの矩形領域の左端が、表示部9の左端から長さbの所にある時、表示部9の画面の左端からの長さをbとして、横幅bの矩形領域の外側の領域の縦の長さ(台形の底辺に平行な長さ)は、この台形が横幅bの矩形領域の左右どちら側にあるかにより、次の式3、3’により与えられる。
Figure 2007316982
信号処理回路5が、パノラマ画像に対して上記サイズの加工(工程Y3、Y4)を行なう。このように、人物の両側を台形状に縮小表示することにより、表示されているパノラマ画像全体は、背景が遠ざかっていくような視覚的な効果を与えることになる。長さbは、例えばスイッチ1cの操作等によりユーザ16が自由に設定することができる。
図19bには、図19aに示されているパノラマ画像の表示方法の変形例が示されている。この変形された表示方法においても、表示部9の中央付近の横幅bの矩形領域は、図19aの表示方法と同一である。この矩形領域の外側の領域で台形を変形した表示とする。具体的には、長さbの関数α(b)、α(b)を用いて以下の式4、4’のように与えられる。
Figure 2007316982
関数α(b)は、b=0で1程度の値を持ち、bの増加とともに1度滑らかに増加し、その後b=bで値1を持つように滑らかに減少する関数、α(b)は、b=b+bで値1を持ち、bの増加とともに一度滑らかに増加し、その後滑らかに減少し1程度の値になる関数である。しかし、関数α(b)、α(b)の変化の特性は、ユーザ16が好みに合わせて定義でき、又は、デジタルカメラ15が、このような関数を複数記憶しており、ユーザの選択のために提示してスイッチ操作で選択される機能を持っている。式4、4’のような式で横幅bの矩形領域の外側を変形することができ、魚眼レンズで撮影したような雰囲気を有する画像を小さな表示スペース内に効果的に表示することができる。これらの表示例では、主な被写体17である人物は、画面いっぱいに表示され、表現の迫力を残しつつ、パノラマらしい広がりを表現することができる。
さらに、これら表示例では、表示部9内のパノラマ画像の表示領域は、上下に対称であったが、これを図18dに示されているような上下に非対称な領域で表示するようにすることも、適当な関数で表示部9内の表示領域を変形することにより可能である。
また、風景の雄大さを表現したい場合の人物の描写として、図21に示されているような表示が好ましい場合もある。この変形例では、人物のいる横幅bの矩形領域の縦のサイズを式1のaにし、その左右の領域を表示部9の画面の縦方向全体を用いるように拡大していけばよい。このような表示方法によっても、限られた表示部9内で広い範囲の再現が可能である。図19bの表示のために用いられたように表示領域の変形に関数表現を用いることにより図21に示されているような表示も可能となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態を説明する。本実施形態においては、パノラマ画像の一部をルーペで拡大したような表示方法を取ることにより表示部9の縦方向のサイズ最大で表示し、従来の背景の上に重ねて表示する。
図22aは、従来のパノラマ画像の表示方法を示している。図22bは、人物の顔付近を中心にルーペを覗いているような画像を従来の背景に重ねる表示を示している。図22cは、人物の顔がルーペの中心にない図22bの表示方法を示している。上述のように、パノラマ画像の横の広がりを表現するために、従来は、縦方向のサイズ全体を利用せず、図22aのように、パノラマ画像全体をデジタルカメラ15の表示部9の画面内に収めるように、表示することが一般的であった。本実施の形態では、所定の部分は、ルーペで拡大したような表示にして表示部9の画面の縦方向のサイズ全体に拡大したような表示を行ない、背景は図22aのままとして両者を重ね合わせる表示法を取っている。
このような画面を作るためには、図22aの参照符号20で示されている領域を表示部9の縦方向のサイズ全体に収まるように拡大した画像を、図22aの画像上に重ねて表示すればよい。すなわち、このことは、参照符号20で表された領域のみをa/a倍に拡大することを意味している。
このルーペは、上述の顔検出技術を用いて検出された顔部分を自動的に優先して拡大するようにしてもよい。また、ルーペにより拡大するパノラマ画像の部分をユーザがスイッチ操作で自由に選択できるようにしてもよい。この実施形態では、図22aの参照符号20の部分をユーザの操作により左にずらした部分の画像を拡大し、図22aの画像の上からルーペを付けてスーパーインポーズ表示することもできる。このような手続の結果、図22cのような画像を作ることができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態を説明する。本第7実施形態では、ユーザ16の操作により、表示部9全体を使って動画の再生を行なう。
図23は、本実施形態に係る、ユーザの選択により表示部9全体を用いて動画表示を行なうためのフローチャートである。また、以下の表示制御処理は、プログラムに従った演算制御部(MPU)1により実行される。演算制御部(MPU)1は、画像表示制御装置として機能する。また、演算制御部(MPU)1に表示部9を組み合わせたシステムを画像表示装置と呼ぶ。画像表示制御装置および画像表示装置も、本願発明を構成する。上記第5及び第6実施形態は、パノラマ画像の一部を表示部9の画面の縦方向のサイズに拡大して表示するものである。しかし、電子的な表示部では、静止画のように見る必要はなく、本実施形態では、動画を用いて撮影したので、ユーザ16が動画のまま撮影された画像を見ることもできるようにしている。この動画の再生は、必ずしも録画速度と同一の再生速度で行なわれる必要はなく、スローモーションなども併用することができる。この再生速度の調整は、再生中にもユーザが手動で行なうことができる。
以下、図23に示されているフローチャートを用いて、上述の動画表示と、上記の第5又は第6実施形態に係る静止画表示との間の切換えの手順を説明する。フローを開始して、まず、工程Z1において、ユーザが、画像表示を行なう指示を行なったかどうかの判断を行なう。例えば、ユーザが、スイッチを押圧していることにより、この工程Z1をYESに分岐し、次の工程Z2に進む。この工程Z2において、ユーザは、スイッチ操作などでパノラマ画像の全体を見るかどうかを選択する、このスイッチは、切換えスイッチのようなものであり、一度切換えるとユーザが手を離しても切換わらないものであることが好ましい。この工程Z2でYESに分岐すると、工程Z3に進み、上述の第5及び第6実施形態のうちいずれかを用いて、表示部9にパノラマ画像を表示する。例えば、この表示方法は、図18cや図22bに示されているような表示方法である。NOに分岐すると、工程Z4に進み、上述のようにスローモーションも交えて撮影された画像を動画表示する。工程Z1で、例えば、ユーザ16によりスイッチの押圧が終了されることにより、分岐NOに進み画像表示は終了される。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、デジタルカメラ15のLCDパネル等の表示部9上で、パノラマ画像を表示する表示方法を説明したが、ワイヤレス部12や有線接続部を介してパーソナルコンピュータのモニタやテレビジョン受像機等の外部ディスプレイに表示することも可能である。
また、デジタルカメラ以外のアスペクト比が異なる画像表示機器に応用可能であることは当業者により容易に認められる。
更には、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータがこのプログラムを実行することによって、上記機能を実現することも可能である。
本発明の第1実施形態が適用されたデジタルカメラの概略的なブロック構成図である。 従来技術により作成されたパノラマ写真の一例を示す図である。 図2のパノラマ写真を構成するための2枚の写真を示す図である。 動画によるパノラマ写真の合成を行なうためのデジタルカメラの使用例を示す図である。 図4のデジタルカメラの使用により撮影された複数の連続した画像の例を示す図である。 本発明のパノラマ画像の撮影のためのデジタルカメラ制御のフローチャートを示す図である。 本発明のパノラマ画像の撮影のためのデジタルカメラ制御の変形例のフローチャートを示す図である。 図6a又は図6bに示されているフローチャートで行なわれる基準画像の選択と特徴部の抽出とが、メモリ内でどのように実行されているかを示す図である。 基準画像の選択と特徴部の抽出とが、メモリ内でどのように実行されているかの別の例を示す図である。 上下方向にずれた基準画像からのパノラマ画像の構成を示す図である。 上下方向にずれた基準画像から構成されたパノラマ画像の例を示す図である。 連続撮影中に横方向へのデジタルカメラの移動のためのユーザサポートがある場合の表示画面の一例を示す図である。 図8のユーザサポートを伴う連続撮影のためのフローチャートを示す図である。 他のパノラマ画像合成の手順の概略図である。 他のパノラマ画像合成のフローチャートを示す図である。 他のパノラマ画像合成の変形例を示すフローチャートを示す図である。 人物が複数の連続して撮影された画像のいずれにも被写体として含まれている場合のパノラマ画像の合成例を示す図である。 人物を被写体として連続撮影している時に表示部にガイド表示を行なう態様を示す図である。 人物を被写体として連続撮影している時に表示部にガイド表示を行なう態様を示す図である。 図14a、bに示されている連続撮影された画像を利用したパノラマ画像の構成のためのフローチャートを示す図である。 第2基準画像を人物の上のノンコントラストな領域で、第1基準画像と貼り合わせることを概略的に示す図である。 第2基準画像を人物の上のノンコントラストな領域で、第1基準画像と貼り合わせることを概略的に示す図である。 図16a、bに示されている手続を表すフローチャートを示す図である。 表示されるパノラマ画像の全体のサイズを示す図である。 図18aに示されているパノラマ画像のデジタルカメラの表示部への従来の表示方法を示す図である。 パノラマ画像の一部をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示する表示方法を示す図である。 図18cに示されている表示をさらに縦方向にゆがませて表示する表示方法を示す図である。 顔検出技術を利用して人物の被写体をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示する表示方法を示す図である。 図19aのパノラマ画像の表示方法の変形例を示す図である。 図19aの表示をするためのフローチャートを示す図である。 顔検出技術を用いたパノラマ画像の表示方法の別の変形例を示す図である。 従来のパノラマ画像の表示方法を示す図である。 人物の顔付近を中心にルーペを覗いているような画像を従来の背景に重ねる表示を示す図である。 人物の顔がルーペの中心にない図22bの表示方法を示す図である。 ユーザの選択により表示部全体を用いて動画表示を行なうためのフローチャートを示す図である。
符号の説明
1…演算制御部(MPU)、1a…スイッチ、1b…スイッチ、1c…スイッチ、2…撮影レンズ、2a…ピント合わせ部、2b…ズーム制御部、3…アナログフロントエンド(AFE)回路、3a…撮像素子、3b…マイク、4a…補助光照射部、4b…特徴部抽出部、4c…合成部、5…信号処理回路、5a…補助ブロック、6…RAM、7…メモリ、8…ROM、9…表示部、9b…サブ画面、9c…インジケータ表示部、9d…枠、10…スピーカ、11…プリント信号処理部、12…ワイヤレス部、15…デジタルカメラ、16…ユーザ、17…被写体、20…人物領域。

Claims (16)

  1. 第1の縦横比の画面を有する表示部に、
    前記第1の縦横比とは異なる第2の画像を表示させる際、
    前記画像の少なくとも一部分が前記表示部の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理回路を備えることを特徴とする画像表示制御装置。
  2. 前記画像の少なくとも一部分は、ユーザにより指定されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。
  3. 前記画像の少なくとも一部分は、前記表示部の縦と横との少なくとも一方の端部でサイズ全体を用いて表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示制御装置。
  4. 前記画像の少なくとも一部分は、人物像を含む領域であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の画像表示制御装置。
  5. 第1の縦横比の画面を有する表示部と、
    メモリに記憶されている前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を前記表示部に表示させる際に、前記画像の少なくとも一部分が前記表示部の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理回路と、
    を具備することを特徴とする画像表示装置。
  6. 前記メモリには、動画撮影により得た前記第1の縦横比の複数の画像と、それら複数の第1の縦横比の画像を合成して作成された前記第2の縦横比の画像と、が記憶され、
    前記信号処理回路は、更に、前記メモリに記憶された前記複数の第1の縦横比の画像を、撮影された順序で前記表示部に連続再生表示させることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記第2の縦横比の画像の表示と、前記複数の第1の縦横比の画像の連続表示とは、ユーザ指定により選択的に行なわれることを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記画像の少なくとも一部分は、ユーザにより指定されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1に記載の画像表示装置。
  9. 前記画像の少なくとも一部分は、前記表示部の縦と横との少なくとも一方の端部でサイズ全体を用いて表示されることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1に記載の画像表示装置。
  10. 前記画像の少なくとも一部分は、人物像を含む領域であることを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1に記載の画像表示装置。
  11. 第1の縦横比の画面を有する表示部と、
    メモリに記憶されている前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を前記表示部に表示させる際に、前記画像の少なくとも一部分が前記表示部の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理回路と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  12. 前記画像の少なくとも一部分は、ユーザにより指定されることを特徴とする請求項11に記載のカメラ。
  13. 前記画像の少なくとも一部分は、前記表示部の縦と横との少なくとも一方の端部でサイズ全体を用いて表示されることを特徴とする請求項11又は12に記載のカメラ。
  14. 前記画像の少なくとも一部分は、人物像を含む領域であることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1に記載のカメラ。
  15. 前記メモリには、動画撮影により得た前記第1の縦横比の複数の画像と、それら複数の第1の縦横比の画像を合成して作成された前記第2の縦横比の画像と、が記憶され、
    前記信号処理回路は、更に、前記メモリに記憶された前記複数の第1の縦横比の画像を、撮影された順序で前記表示部に連続再生表示させることと、前記第2の画像を表示させることとをユーザ指定により選択的に行なうことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1に記載のカメラ。
  16. 第1の縦横比の画面を有する表示部に、前記第1の縦横比とは異なる第2の縦横比の画像を表示させる画像表示制御装置のコンピュータを制御するための画像表示制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、前記画像の少なくとも一部分が前記表示部の縦と横との少なくとも一方のサイズ全体を用いて表示されるように、この画像内の位置に依存した画像加工をこの画像に加える信号処理部として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像表示制御プログラム。
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