JP2007318490A - 画像処理装置、カメラ、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、カメラ、及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成でまた簡単な操作で広い範囲の撮影を可能とする。
【解決手段】少なくとも前後に撮影した画像と撮影領域の一部を重複しながら連続して撮影された複数枚の画像のうちの所定の画像から特徴部を抽出する特徴部抽出部と、前記特徴部抽出部で抽出された特徴部を含む画像を、前記所定の画像を除く前記複数枚の画像から検出する検出部と、この検出部により検出された画像と前記所定の画像とを、前記特徴部のそれぞれが合致するように1枚の画像に合成する合成部とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の画像を合成してパノラマ写真のように広い範囲を撮影した画像を得る画像処理装置、並びにそのような画像処理装置を備えたカメラ、更には、コンピュータを上記画像処理制御装置として機能させるためのコンピュータ読み込み可能な画像処理プログラムに関する。
従来、パノラマ写真に関して、パノラマ写真を撮影するためのフィルムカメラや、パノラマ写真を作成するための技法が知られてきた。
パノラマ写真とは、一般に、広大な場面や情景を一目で眺められるように撮影された横長の超広角度の写真である。
また、パノラマ写真撮影機能のない一般のフィルムカメラで撮影する時は、一方向から他方向へと水平に画面を25%位ずつ重なるようにカメラを移動させながら、何枚も撮影し、そうして撮影した複数コマを、印画作成時に、境目を重ねながら継ぎ合わせて作られる。
近年、デジタルカメラが登場した。このようなデジタルカメラでは、CCD等の撮像素子によって、被写体を撮像し、この撮像によって得られた被写体画像データが、データ圧縮等を行なわれた後に、内部メモリに画像データとして記録される。この撮影された画像をパーソナルコンピュータで処理でき、画像データをメディアに記憶させておけるなどの便利さや簡便さから人気が高くなっている。また、撮像素子の画素数の飛躍的向上など、デジタルカメラをめぐる技術革新の速さにも目覚しいものがある。デジタルカメラで、パノラマ写真を撮影する機能を備えるものもあり、デジタルカメラにおけるパノラマ写真をめぐる研究開発も進んできた。
これに類する研究は、古くから行われており、例えば、特許文献1では、検知器を構成するマトリクス状に縦横に配列された2次元固体撮像素子が、各々、所定間隔を隔てて配設されている。これに対して、撮像される観測視野は、連続的で間隔がないことが問題とされている。すなわち、従来、2次元固体撮像素子群と観測視野との間には両者に平行に固定されたレンズが設けられていたが、上記のように2次元固体撮像素子の間には所定の間隔があるので、この固定されたレンズを通して、そのまま観測視野を撮像すると、各2次元固体撮像素子の間の部分が像を検知できない領域となってしまうことに問題がある。この問題に対して、特許文献1では、レンズを2次元固体撮像素子の非蓄積時間に上下左右に移動させる。これによって、特定の2次元固体撮像素子と観測視野の対応する各部分とを一致させてから撮像するということを全ての2次元固体撮像素子と対応する観測視野部分との対に対して繰り返し行なう。そして、各2次元固体撮像素子に蓄積された像を互いに接続し、観測視野全体の像を表示することにより上記問題を解決している。
また、比較的近年の研究では、例えば、特許文献2で、カメラ本体にジャイロセンサが設けられており、カメラの向きの変化を検出することができる。このジャイロセンサにより、撮影者は、1枚目の写真の撮影の後、カメラの向きを変えた時に、ジャイロセンサにより検出された向きの変化をファインダ内のインジケータにより知ることができる。撮影者は、インジケータの指示により1枚目の写真と隙間なく接続されるように、2枚目以降の写真を撮影することができる。さらに、特許文献2には、このように撮影された隣接する画像を隙間なく接続してプリントするビデオプリンタが開示されている。
CCD素子のような撮像素子の技術開発の進展により、近年高速でのデジタル画像連写が可能となってきている。すなわち、毎1秒に30乃至60フレームでのメガピクセル撮影が技術的に可能となってきている。このような連続撮影が技術的に可能となると、この技術を応用した動画撮影やこの動画を利用したパノラマ撮影等が可能となる。
特開昭63−191483号公報 特開平6−105214号公報
しかし、上述の特許文献2に開示されている発明では、特別なセンサを利用するため構成が複雑でコストやスペースの面で制約も大きかった。
本発明の目的は、このような点を課題として、簡単な構成でまた簡単な操作で広い範囲の撮影を可能とする画像処理制御装置、画像処理装置、カメラ、及び画像処理制御プログラムを提供することである。
本発明の画像処理装置の一態様は、
少なくとも前後に撮影した画像と撮影領域の一部を重複しながら連続して撮影された複数枚の画像のうちの所定の画像から特徴部を抽出する特徴部抽出部と、
前記特徴部抽出部で抽出された特徴部を含む画像を、前記所定の画像を除く前記複数枚の画像から検出する検出部と、
この検出部により検出された画像と前記所定の画像とを、前記特徴部のそれぞれが合致するように1枚の画像に合成する合成部と、
を具備することを特徴とする。
本発明のカメラの一態様は、
メモリに記憶されている少なくとも前後に撮影した画像と撮影領域の一部を重複しながら連続して撮影された複数枚の画像のうちの所定の画像から特徴部を抽出する特徴部抽出部と、
前記特徴部抽出部で抽出された特徴部を含む画像を、前記メモリに記憶されている前記所定の画像を除く前記複数枚の画像から検出する検出部と、
この検出部により検出された画像と前記所定の画像とを、前記特徴部のそれぞれが合致するように1枚の画像に合成する合成部と、
を具備することを特徴とする。
本発明のカメラの別の態様は、
被写体をモニタする画像表示部と、
この画像表示部に表示された画像の内の前記画像表示部の一方の端部に表示された所定被写体の画像を検出する画像検出部と、
前記所定被写体の画像が連続撮影によって前記画像表示部の他方の端部に移動することを追跡する像追跡部と、
この像追跡部での追跡結果を用いて、前記連続撮影によって得られた複数枚の撮影画像を合成する合成部と、
を具備することを特徴とする。
本発明の画像処理プログラムの一態様は、
少なくとも前後に撮影した画像と撮影領域の一部を重複しながら連続して撮影された複数枚の画像を1枚の画像に合成する画像処理装置のコンピュータを制御するための画像処理プログラムであって、
前記複数枚の画像のうちの所定の画像から特徴部を抽出する特徴部抽出部、
前記特徴部抽出部で抽出された特徴部を含む画像を、前記所定の画像を除く前記複数枚の画像から検出する検出部、
この検出部により検出された画像と前記所定の画像とを、前記特徴部のそれぞれが合致するように1枚の画像に合成する合成部、
として機能させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成でまた簡単な操作で、広い範囲の画像を撮影することが可能となる。従って、小型で携帯性にすぐれなお且つパノラマ写真のような迫力のある画像を撮影することができるカメラを構成することができるので、旅行等に携帯するのに好適なカメラを提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態が適用されたデジタルカメラの概略的なブロック図である。なお、後述する第2実施形態以降も適用されるカメラのブロック図は同様である。このデジタルカメラ15は、マイクロコントローラ等からなる演算制御部(MPU)1を有する。この演算制御部1は、ユーザの操作を各スイッチ1a、1b及び1cの状態によって検出する。これらスイッチ1a、1b及び1cは、デジタルカメラ15の電源のオン・オフや、レリーズスイッチや、以下で述べる撮影、再生及びその他のモード切換用のスイッチとしてユーザが操作する。また、演算制御部1には、ROM8が接続されている。演算制御部1は、スイッチ入力の結果と、ROM8内のプログラムとに従って、デジタルカメラの各ブロックをシーケンシャル制御して、一連の撮影や再生を実行する。
撮影レンズ2は、AF(autofocus)ズームレンズ等である。ピント合わせ部2aとズーム制御部2bとが、演算制御部1に接続されており、これらピント合わせ部2aとズーム制御部2bとはそれぞれ、撮影レンズ2のピント制御と画角切換及び判定とを行っている。また、演算制御部1に接続されている補助光照射部4aは、被写体17に向けて光を照射し、露出を補ない、影を消す働きをする。
撮影時には、撮影レンズ2からデジタルカメラ内に入射した被写体17の像は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子3aによって、電気信号に変換される。この電気信号の読出し及びA/D(analog-digital)変換は、撮像素子3aと接続されているアナログフロントエンド(AFE)回路3で行われる。このAFE回路3は、露出レベルの切り換え制御も行なう。処理されたデジタル画像信号は、このAFE回路3に接続されている信号処理回路5に入力される。デジタル画像信号は、この信号処理回路5で、色補正や信号圧縮などの処理が行われ、この信号処理回路5に接続されているメモリ7に記録されて、撮影が終了する。また、信号処理回路5に接続されているマイク3bからの音声信号も同時に圧縮処理が行われ、メモリ7に記録される。この過程で、種々の演算を行なうために信号処理回路5に接続されているRAM6に適宜データの格納を行なう。
また、信号処理回路5は、補助ブロック5aを有する。この補助ブロック5aは、露出レベルを変更した後の増感や画像処理時の補正のかけ方を変更し、また撮像素子3aの電気信号をメモリ7に記録する時の圧縮率を変更する。
撮影のためのユーザによる構図決定は、信号処理回路5に接続され、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、デジタルカメラ15の背面に設けられている、表示部9によって、撮像素子3aからの信号を逐次再生させて表示することによって、被写体17の状態を確認しながら行なう。
また、再生は、ユーザの操作にしたがって、メモリ7の中の圧縮された画像データ及び音声データを信号処理回路5が読み出して、画像データを表示部9に表示し、さらに、音声データを信号処理回路5に接続されているスピーカ10で再生することにより行なう。すなわち、画像表示と音声再生との制御は、信号処理回路5により行なう。また、撮影された画像等は、信号処理回路5に接続されているプリント信号出力部11やワイヤレス部12により、外部に送信が可能である。
動画ファイルは、録画画像をそのままメモリ7に記録していくと、画像データの占めるサイズが大きくなりすぎるので、表示部9に合わせてリサイズし、又は、MPEG−4やH.264等の動画圧縮方法で圧縮して記録を行なう。
さらに、演算制御部1及び信号処理回路5に接続されている特徴部抽出部4bは、撮像素子3aにより得られた電気信号を解析して、特徴部を抽出する。さらに、この特徴部抽出部4bには、合成部4cが接続されており、この合成部4cは、特徴部抽出部4bにより抽出された特徴部を利用して、複数の画像を合成するユニットである。
図2は、従来技術により作成されたパノラマ写真の一例を示している。また、図3は、図2のパノラマ写真を構成するための2枚の写真を示す図である。図2に示されているような広い範囲の撮影が必要な時、従来から、図3のようなパノラマ写真の構成要素となる2枚の写真(a)、(b)を撮影して、その後に、合成する手法が古くから知られている。しかし、このように、つなぎ目に隙間が生じないように、うまく接続して合成できる写真を撮影するのは大変困難である。
本第1実施形態においては、高速の撮像センサを利用して、動画を撮影するような操作を用いて、パノラマ写真を撮影する。すなわち、従来のように合成写真を構成するための、境界部が一致する2枚の画像を接続させて合成するのではなく、動画として撮影された多数の連続した画像を用いた工程で困難なくパノラマ画像を合成する。
図4は、このような動画によるパノラマ写真の合成を行なうためのデジタルカメラの使用例を示している。図5は、図4のデジタルカメラ15の使用により撮影された複数の連続した画像の例を示している。図4に示されているように、ユーザ16は、動画を撮影するように、風景のような被写体17をデジタルカメラ15を横方向に移動することにより連続的に撮影している。この結果、図5に示されているような連続画像(a)乃至(g)が撮影される。これら連続画像の中から適当な画像を抜き出してパノラマ画像を合成する。すなわち、図5に示されているように、画像(a)の中央にある特徴部である家が、画像(d)の端部に見えている。また、この画像(d)の反対側の端部に新たな特徴部である木が、写されており、この特徴部は、画像(g)の端部に写されている。したがって、図5の例では、画像(a)、(d)及び(g)を用いて、パノラマ画像を合成することができる。特徴部は、パノラマ作成で画面が繋がる方向で、変化するポイントであることが重要である。つまり、図5の建物のように、水平にカメラを動かした時に、その変化が分かるように、垂直方向に輪郭があるものである必要がある。また、垂直にカメラを動かした時には、垂直にのみ輪郭があると、画面の変化が分からないので、水平に輪郭があるものを特徴部として選択することが重要である。したがって、特徴部は、これらの状況に対応できるように、画面の中で垂直方向、水平方向とも、コントラストが変化しているものであることが好ましい。
図6a、bは、デジタルカメラ制御のフローチャートを示している。このフローは、図1に示されている演算制御部1が実行している。高速の撮像素子3aからの画像信号は、順次、信号処理回路5で処理されてメモリ7に保存されていく。パノラマ画像を作成するためには以下のようにする。
図6aのフローチャートを開始して、まず、デジタルカメラによる連続撮影の工程R1を行なう。例えば、ユーザ16が、連続撮影のためのスイッチ、例えばレリーズスイッチ1bを押圧している間、この連続撮影の工程R1は、繰り返される。工程R2では、連続撮影の終了を判定している。ユーザ16によるレリーズスイッチ1bの押圧が継続していれば、工程R1を続けて行なう。もし、スイッチの押圧が終了している時は、連続撮影の工程R1を終了して、第1基準画像の選択の工程R3を行なう。第1基準画像は、必ずしも、連続撮影の最初の1コマではなく、画像のぶれがないとか、画像の中央部付近に明瞭な特徴部を含むなどの所定の特徴を有する最初の画像でよい。次に、工程R4に進み、第1基準画像の中央部の特徴部を抽出し、第1特徴部とする。この基準画像からの特徴部の抽出は、図1に示されている上記の特徴部抽出部4bが演算制御部1の制御を受けて行なっている。この工程R4まで実行されると、図5に示されている例によれば、画像(a)の中央部の家を特徴部として抽出することが終了したことになる。次に、第1特徴部が左右いずれかの端部にある第2基準画像を選択できるか判定する工程R5を実行する。これは、図5に示されている例によれば、画像の左端に第1特徴部である家が写っている画像(d)を第2基準画像として選択できることを判定することに相当する。この工程R5でNOに分岐する場合は、第2基準画像が見つからない場合であり、この説明の最後に触れる。
次の工程R6は、工程R5で選択可能と判断された第2基準画像を実際に選択する工程である。次に、工程R7で変数nに値2を代入する。この変数nは、第n基準画像までが選択されたことを示す変数であり、工程R7の時点では、第2基準画像までが選択されているのでn=2として変数nを初期化している。次の工程R8は、第1特徴部のある端部が第2基準画像の左にあるか否かを判断する工程である。工程R9R、R9Lでは、工程R8の判定結果に基づいて、デジタルカメラ15を動かした方向に対応させて、それぞれ変数「direction」に「右」、「左」の値を代入する。次に、工程R10で、第n基準画像の「direction」側で第n特徴部を抽出する。この工程は、図5に示された例によれば、画像(d)を第2基準画像として選択した時に、この画像の右端に次の特徴部である木を第2特徴部として抽出する工程に相当する(n=2、「direction」=「右」)。次に、工程R11で、第n特徴部が端部にある、第2乃至第n基準画像以外の画像(第(n+1)基準画像)を選択できるか否かを判定している。この工程R11は、図5に示されている例によれば、画像(d)で第2特徴部として抽出された木が端部に写っている画像があるのかどうかを判定していることに相当する(n=2)。図5に示されている例によれば、画像(g)があり、R11の判定はYESに分岐することになる。また、第2乃至第n基準画像以外から第(n+1)基準画像を選択するのは、第(n+1)基準画像をこれらの既に選ばれた画像と重複して選ばないようにするためである。R11の分岐YESに分岐した場合、次の工程R12で、工程R11で選択された画像は、第(n+1)基準画像として選択される。これは、図5に示されている例によれば、画像(g)を第3基準画像として選択することに相当する。次の工程R13では、変数nにn+1の値を改めて代入する。これら工程R8乃至R13は、工程R11でNOに分岐するまで繰り返される。工程R11でNOに分岐した時は、これまでの工程で選択された第1乃至第n基準画像を、工程R14で合成する。この合成は、図1に示されている上記合成部4cが、演算制御部1の制御を受けて、メモリ7の中にある基準画像や特徴部抽出の結果を利用して行なっている。工程R15で、合成した画像を表示部9に表示する。
最後に、上で予告したように工程R5でNOに分岐した場合について説明する。この場合は、ユーザ16のデジタルカメラ15による連続撮影の横方向の幅が短すぎた場合に相当し、第1特徴部が左右いずれかの端部にある画像合成のための第2基準画像が記録されていないことになる。この場合は、次の工程R7’で変数nにn=1と代入し、工程R14に進む。この工程R14では実際には合成のための2枚以上の画像がないために第1基準画像そのものを、この工程の結果として出力する。
この実施形態では、連続した画像を用いているので、複数の画像の中で重ならない領域はなく、この実施の形態によれば、必ずパノラマ画像を形成することができる。また、たくさんの画像の中から使える画像のみを利用するので、図3に示されているような従来の方式よりも失敗がなく、ユーザのストレスもなく、パノラマ画像の撮影が可能となっている。
図6bは、図6aのフローチャートの変形例である。図6bのフローチャートを開始して、まず、デジタルカメラによる連続撮影の工程S1を行なう。例えば、ユーザ16が、連続撮影のためのスイッチ、例えばレリーズスイッチ1bを押圧している間、この連続撮影の工程S1は、繰り返される。工程S2では、連続撮影の終了を判定している。ユーザ16によるスイッチの押圧が継続していれば、工程S1を続けて行なう。スイッチの押圧が終了すると、連続撮影の工程S1を終了して、第1基準画像の選択の工程S3を行なう。第1基準画像は、必ずしも、連続撮影の最初の1コマではなく、画像のぶれがないとか、画像の中央部付近に明瞭な特徴部を含むなどの所定の特徴を有する最初の画像でよい。次に、工程S4に進み、第1基準画像の中央部の特徴部を抽出し、第1特徴部とする。この基準画像からの特徴部の抽出は、図1に示されている上記の特徴部抽出部4bが演算制御部1の制御を受けて行なっている。この工程S4まで実行されると、図5に示されている例によれば、画像(a)の中央部の家を特徴部として抽出することが終了したことになる。次に、第1特徴部が左右いずれかの端部にある第2基準画像を選択できるか判定する工程S5を実行する。これは、図5に示されている例によれば、画像の左端に第1特徴部である家が写っている画像(d)を第2基準画像として選択できることを判定することに相当する。この工程S5でNOに分岐する場合は、第2基準画像が見つからない場合であり、この説明の最後に触れる。
次の工程S6は、工程S5で選択可能と判断された第2基準画像を実際に選択する工程である。次の工程S7は、第1特徴部のある端部が第2基準画像の左にあるか否かを判断する工程である。この端部が、第2基準画像の左側にある場合、ユーザ16は、図4に示されている例のようにデジタルカメラ15を右に動かして工程S1の連続撮影を行なったことになる。逆に、この端部が第2基準画像の右側にある場合、ユーザ16は、デジタルカメラ15を左に動かして工程S1の連続撮影を行なったことになる。工程S8R、S8Lでは、工程S7の判定結果に基づいて、デジタルカメラ15を動かした方向に対応させて、それぞれ変数「direction」に「右」、「左」の値を代入する。すなわち、この変数「direction」の値は、工程S1でデジタルカメラ15を動かした方向と同じ向きであり、現在の基準画像の中で次の特徴部を抽出しなければならない側が左右のどちらの端部であるかを示す変数である。すなわち、第2特徴部は、この第2基準画像の「direction」側に抽出しなければならない。次に、工程S9で変数nに値2を代入する。この変数nは、第n基準画像までが選択されたことを示す変数であり、工程S9の時点では、第2基準画像までが選択されているのでn=2として変数nを初期化している。次に、工程S10で、第n基準画像の「direction」側で第n特徴部を抽出する。この工程は、図5に示された例によれば、画像(d)を第2基準画像として選択した時に、この画像の右端に次の特徴部である木を第2特徴部として抽出する工程に相当する(n=2、「direction」=「右」)。次に、工程S11で、第n特徴部が「direction」側と反対側にある画像(第(n+1)基準画像)を選択できるか否かを判定している。この工程S11は、図5に示されている例によれば、画像(d)で第2特徴部として抽出された木が左側の端部に写っている連続撮影の後の画像があるのかどうかを判定していることに相当する(n=2、「direction」=「右」)。図5に示されている例によれば、画像(g)があり、S11の判定はYESに分岐することになる。S11の分岐YESに分岐した場合、次の工程S12で、工程S11で選択された画像は、第(n+1)基準画像として選択される。これは、図5に示されている例によれば、画像(g)を第3基準画像として選択することに相当する。次の工程S13では、変数nにn+1の値を改めて代入する。これら工程S10乃至S13は、工程S11でNOに分岐するまで繰り返される。工程S11でNOに分岐した時は、これまでの工程で選択された第1乃至第n基準画像を、工程S14で合成する。この合成は、図1に示されている上記合成部4cが、演算制御部1の制御を受けて、メモリ7の中にある基準画像や特徴部抽出の結果を利用して行なっている。工程S15で、合成した画像を表示部9に表示する。
最後に、上で予告したように工程S5でNOに分岐した場合について説明する。この場合は、ユーザ16のデジタルカメラ15による連続撮影の横方向の幅が短すぎた場合に相当し、第1特徴部が左右いずれかの端部にある画像合成のための第2基準画像が記録されていないことになる。この場合は、次の工程S9’で変数nにn=1と代入し、工程S14に進む。この工程S14では実際には合成のための2枚以上の画像がないために第1基準画像そのものを、この工程の結果として出力する。
この実施形態でも、連続した画像を用いているので、複数の画像の中で重ならない領域はなく、この実施の形態によれば、必ずパノラマ画像を形成することができる。また、たくさんの画像の中から使える画像のみを利用するので、図3に示されているような従来の方式よりも失敗がなく、ユーザのストレスもなく、パノラマ画像の撮影が可能となっている。
図6c、dは、図6a又は図6bに示されているフローチャートで行なわれる基準画像の選択と特徴部の抽出とが、メモリ内でどのように実行されているかを示す図である。
本実施形態におけるデジタルカメラでは、図6cに示されているように、前記基準画像の選択と特徴部の抽出とは、選択された全ての基準画像と、全ての抽出された特徴部とをメモリ7内の基準画像格納領域と特徴部格納領域とにそれぞれ転送することにより行なう。図6cに示されている例では、4つの基準画像が基準画像格納領域に転送され、特徴部格納領域には、4つの特徴部が記憶されている。また、合成部4cにより合成されたパノラマ画像もメモリ7内の合成画像格納領域に記憶されている。
また、図6dに示されているように、選択された基準画像が連続撮影された何番目の画像かを示す全ての情報と、全ての抽出された特徴部とをメモリ7内の他の領域に転送することにより行なうようにしてもよい。図6dにおいて、連続撮影された全ての画像の領域で各画像には、連続撮影の開始から終了までに撮影された全ての画像に、例えば、自然数の、変数が与えられている。図6dの中で両側に黒丸が付されている画像が基準画像として選択された画像であり、基準画像の変数格納領域には、黒丸が付されている画像が何番目の画像かを示す変数のみが格納されている。また、合成部4cにより合成されたパノラマ画像もメモリ7内の合成画像格納領域に記憶されている。
メモリ7内に記憶されている画像は、信号処理回路5により、LCDパネル等の表示部9に表示される。
(第2実施形態)
図7aは、上下方向にずれた基準画像からのパノラマ画像の構成を示しており、図7bは、上下方向にずれた基準画像から合成されたパノラマ画像の例を示している。動画の撮影方法を利用して、1枚のパノラマ画像を得る時には、動画を連続撮影している時に、上下にカメラが動いてしまうと、図7aに示されているように、パノラマ画像は、各基準画像の共通部分で合成されるので図7aのΔyだけの合成不可能部分を生じてしまい、結果として生じるパノラマ画像も図7bに示されているように、上下でそれぞれΔyだけ基準画像の縦方向のサイズより小さくなる。従って、ユーザ16は、デジタルカメラ15をΔyのずれを生じないように、真横に動かす必要がある。しかし、いくら意識して動かしても、ユーザの感覚だけでは、真横に動かし続けることは難しい。
図8は、連続撮影中に横方向へのデジタルカメラの移動のためのユーザサポートを設けた場合の表示画面の一例である。本発明の他の態様において、図8に示されているように、デジタルカメラ背面のLCD等の表示部9に撮像素子3aからのモニタ用のサブ画面9bの他、インジケータ表示部9cを設け、デジタルカメラ15の横方向への連続撮影の間、このデジタルカメラ15が上下に動いていないかをこのインジケータ表示部9cに表示している。このインジケータ表示部9cは、グラフ形式で、横軸はデジタルカメラ15の左右の位置を、縦軸は、ある特徴部の画面内上下方向の位置を表示するようにする。連続撮影の時に、特徴部の位置を検出し、数値化してグラフ上にプロット表示する。ユーザ16は、この特徴部が上下に振れないように、デジタルカメラ15を動かすようにし、もし、連続撮影の途中でずれてしまったら、インジケータ表示部9cを見ながら特徴部のプロットポイントが一直線になるように、縦方向の向きを微調整しながらデジタルカメラ15を動かしていく。また、表示部9には枠9dを設け、連続撮影時に現在参照している特徴部を表示することができる。
図9は、上記のような上下方向へのユーザサポートを伴う連続撮影のためのフローチャートである。このフローチャートは、図6aに示されているフローチャートの開始、S1の連続撮影及びS2の連続撮影終了の各工程が改良された変形例である。以下、図9に示されているフローチャートを参照しながら説明する。
フローチャートの工程T1は、例えばモード切換え用のスイッチ1cの操作により、ユーザ16がデジタルカメラ15を動かす方向を指定し、その結果によって、制御を切り換えるための分岐の工程である。ユーザ16がデジタルカメラ15を動かす方向を自動検出することも可能だが、説明の簡単のためにこのフローチャートではユーザ16による指定を入力工程とした。ユーザ16の入力は、デジタルカメラ15の演算制御部1が、判定して制御を切り換える。このフローチャートでは、例として、ユーザ16が右方向に動かすことを選択したか否かを判定している。YESに分岐すると、以降では、ユーザ16が右方向にデジタルカメラ15を動かしながら連続撮影する各工程に移行する。NOに分岐した場合は、ユーザ16が左方向にデジタルカメラ15を動かしながら連続撮影する各工程に移行する。右方向又は左方向に動かしながら連続撮影する工程は、ユーザ16がデジタルカメラ15を動かす方向を除いて同等である。したがって、以下では、工程T1でユーザ16が行なった選択がYESであるものとして説明する。
工程TR2では、表示部9で図8に示されているような右方向用表示がされる。続いて工程TR3では、ユーザ16がデジタルカメラ15のレリーズスイッチ1bを押圧することによりYESに分岐し、デジタルカメラ15による連続撮影を開始する。次に、工程TR4では、既に撮影されメモリ7に記録された画像の右端から特徴部を抽出する。これは、画像の右端で抽出された特徴部は、カメラを右側に動かすにつれて、表示部9内を左側に向けて横向きに移動し、これを表示部9で常にモニタできるからである。また、この次の工程TR5では、抽出された特徴部を図8に示されている表示部9の中の枠9dの中に表示する。続いて、工程TR6では、撮像素子3aにより被写体の撮影を行ない撮影された画像をメモリ7内に記録すると共に、図8に示されているサブ画面9bに撮影された画像を表示する。次に、工程TR7では、特徴部の縦方向の位置を、工程TR3における撮影開始時の特徴部の表示部9内での縦方向の位置を0として、グラフ9cにプロットする。このプロットは、ユーザ16がデジタルカメラ10を右に動かしているので右方向に延びる軌跡を構成する。ユーザ16は、このプロットがy=0の横軸から上下にずれないように注意しながら撮影を続ける。次に、工程TR8で、ユーザ16がレリーズスイッチ1bを押圧するのを止めて連続撮影を終了しているか否かを判定する。YESに分岐する場合は、連続撮影を終了する。ユーザ16がスイッチの押圧をまだ続けており、NOに分岐する場合は、次の工程TR9に進む。工程TR9では、抽出された特徴部が、表示部9の中のサブ画面9bの左端に到達しているか否かを判定する。これは、もし、ユーザ16による連続撮影が進み、以前に画面の右端で抽出された特徴部が左端にまで到達している場合、続いての連続撮影で同じ特徴部を利用した縦方向の位置の判定ができなくなるからである。工程TR9で、YESに分岐する場合は、再びTR4に戻り、サブ画面9bの右端で新たな特徴部の抽出を行なうようにする。NOに分岐する場合は、まだ、以前に抽出した特徴部を引き続いて縦方向の判定に用いることができるので、工程TR6に戻るようにする。
このようにすれば、ユーザ16は、画面の揺れを意識してデジタルカメラ15の向きを制御できるので、図7に示されているような上下の振れによるΔyの大きさの画像縮小の問題を防ぐことができる。また、合成部4cによってパノラマ画像を合成するときにも、同じ特徴部を見つける範囲が限定でき、画像合成の速さを向上させることができる。このように、近年、デジタルカメラに搭載されているような大画面のLCDパネルを有効に利用して、撮影画像の表示と共にカメラの揺れも検出表示して連続撮影を行なうことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本第3実施形態においては、連続撮影によって得られた一連の連続画像のうち、全体の中央にくる画像を基準画像として選び、この画像の中央付近から特徴部を抽出し、この特徴部を画像の右端又は左端に含む画像を前記一連の連続画像の中から選び、これら2枚の画像と、前記基準画像とを合成することによって、パノラマ画像を得るようにしたものである。これは、図4に示されているような操作によるパノラマ撮影では、一連の連続撮影で得られた複数画像のうちの中央の画像に重要な被写体が写っているはずだという発想に基づいている。
図10は、このようなパノラマ画像合成の手順の概略図であり、図11は、このパノラマ画像合成のフローチャートである。
図10において、画像(a)は、図5に示されている一連の連続画像のうちで中央にある画像(d)の画像と同じ画像である。図10の画像(a)では、この画像の中央付近から特徴部を抽出している。画像(b)は、抽出された特徴部の画像である。一連の連続した画像のうちからこの抽出された画像(b)を右端に含む画像((c))と、左端に含む画像((d))を選び出し、最初に選び出した画像((a))と合わせて、これら3枚で1枚のパノラマ画像(e)を合成している。
このような手順をさらに明らかにするために、図11のフローチャートを参照して説明する。フローを開始して、まず、工程V2で、例えば、ユーザ16がレリーズスイッチ1bを押圧していることを判定してNOに分岐している間は、工程V1の連続撮影を継続する。YESに分岐した時は、連続撮影を終了し、工程V3でメモリ7の中に記録されている複数の画像の中から中央に位置する中央画像を検出する。さらに、次の工程V4で工程V3で検出された中央画像の中央部付近から特徴部を抽出する。次に、工程V5で、この抽出された特徴部が画像の右端にある左側画像をメモリ7内から選択し、工程V6で同様に特徴部が画像の左端にある右側画像を選択する。工程V7では、工程V3、V5及びV6で選択された3枚の画像を合成する。工程V8で、この合成された画像を表示部9に表示する。このように、特徴部を1つしか抽出しないので、使用されるメモリ7内の記憶領域が縮小され、演算の単純化が可能となる。
図12は、このようなパノラマ画像の撮影の変形例を示すフローチャートである。すなわち、フローを開始して、まず、工程V2’で、例えば、ユーザがレリーズスイッチ1bを押圧していることを判定してNOに分岐している間は、工程V1’の連続撮影を継続する。YESに分岐した時は、連続撮影を終了し、工程V3’でメモリ7の中に記録されている複数画像の中から中央に位置する中央画像を検出する。さらに、次の工程V4’a、V4’bでこの検出された画像の左端と右端とからそれぞれ1つずつ特徴部を抽出し、それぞれ特徴部1、特徴部2としてメモリ7に記録する。次に、工程V5’で特徴部1が右端にある画像をメモリ7に記録されている画像の中から選択し、左側画像とする。工程V6’では、特徴部2が左端にある画像をメモリ7に記録されている画像の中から選択し右側画像とする。工程V7’では、工程V3’、工程V5’及び工程V6’でそれぞれ選択した3枚の画像を合成する。工程V8’では、合成されたパノラマ画像を表示部9に表示している。このように、特徴部を2つ抽出することで横幅のより広いパノラマ画像を合成することができ、特徴部を記憶するためのメモリ7内の記憶領域は比較的小さく、演算の単純化が可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を説明する。本第4実施形態におけるデジタルカメラでは、複数の画像を合成してパノラマ画像を構成するときに、人物を被写体として積極的に有効利用して、パノラマ画像を合成するようにしたものである。
図13は、人物が複数の連続して撮影された画像のいずれにも被写体17として含まれている場合のパノラマ画像の合成例を示す。図14a、bは、人物を被写体17として連続撮影している時に表示部9にガイド表示を行なう態様を示す。そして、図15は、図14a、bに示されている連続撮影された画像を利用したパノラマ画像の構成のためのフローチャートである。
図13では、人物をパノラマ画面を構成する画像のいずれにも被写体17として含み、パノラマ画像を構成する場合の重なり部としている。したがって2つの画像、すなわち、連続する画像の最初の画像と最後の画像とに重複する部分がないために、結果としてパノラマ画像として接続できないという問題が回避できる。これら人物を被写体17とする画像を撮影するにあたり、図14aと図14bとのように、表示部9の中に、撮像素子3aにより高速撮影される画像を表示するためのサブ画面9b、ユーザがカメラの向きを変えるときにそれをサポートするガイド表示9e及び顔検出技術を応用し被写体の顔の位置をサブ画面9b内にスーパーインポーズ表示する顔位置表示9fを有している。顔検出技術とは、近年パターン認識等で検出できる技術が開発されている公知技術である。この顔検出技術のための回路は、信号処理回路5の中に内蔵されている。また、ユーザは、この顔位置表示9fが、ガイド表示9eに横方向の位置が一致しているようにカメラの向きを変えながら連続撮影を行なう。すなわち、上述の特徴部を被写体17である人物の顔としたものが本パノラマ画像合成法である。
以下では、図15のフローチャートを参照して、このガイド表示9eと顔位置表示9fとを利用して、連続撮影を行ない、パノラマ画像を構成する方法を説明する。フローを開始して、まず工程W1で例えば、ユーザ16がレリーズスイッチ1bを押圧しているかどうかを判定することにより撮影が開始されているかどうかを判定する。ここでYESに分岐する場合、工程W2で表示部9の左右いずれかの端部にガイド表示9eを表示する。次に、工程W3で1画像分の撮影を行ない、この撮影された画像をサブ画面8bに表示する。さらに、工程W4で被写体の人物の顔を検出する。次の工程W5では、検出された顔と横方向に位置が一致するように顔位置表示9fをサブ画面9b上にスーパーインポーズする。さらに、次の工程W6では、ガイド表示9eと顔位置表示9fとの横方向の位置が一致しているかどうかを判定する。もし、この分岐がNOならば、ユーザは、現在のガイド表示9eと顔位置表示9fとの位置の違いを確かめ、これらが一致するように、カメラの向きを変えなければならない。工程W3乃至W6は、工程W6が分岐YESに進むまで繰り返される。このことは、顔位置表示9fとガイド表示9eとは、初期状態では横方向の位置が一致した状態であることを意味している。工程W6が分岐YESに進むと、工程W7では、被写体17の人物の顔を検出して第1特徴部として抽出すると共に、この時(上記工程W3により)サブ画面9bに表示されている画像を第1基準画像とする。なお、特徴部の抽出は、特徴部抽出部4bではなく、信号処理回路5に内蔵されている顔検出回路が用いられ、撮影された全ての画像は、メモリ7内に記録されている。次に、工程W8では、例えば、ユーザがスイッチの押圧を止めているかどうかを判定して撮影が終了しているか否かを判定する。この工程でW8でYESに分岐する場合、撮影が終了され、ガイド表示も強制的に終了され(工程W15)、後述する工程W16に進む。この工程W8でNOに分岐する場合、次の工程W9では、ガイド表示9eの位置をわずかに変更する。そして、工程W10では、画像の撮影を行なう。続いて、工程W11では、工程W10で撮影された画像内で被写体17の人物の顔を検出する。次の工程W12では、工程W5と同様に、検出された顔と横方向に位置が一致するように顔位置表示9fをサブ画面9b内で移動する。そして、次に、工程W13では、ガイド表示9eと顔位置表示9fとの横方向の間隔が所定の閾値を越えて大きい場合に、警告を発する。この警告は、スピーカ10からの警告音であっても、表示部9内への警告の表示でもよい。この警告によりユーザが、ガイド表示9eと顔位置表示9fとの位置を合わせようとすることにより、デジタルカメラの向きは、ガイド表示9eと被写体17の人物の顔の位置が一致しているという理想的な状態に近づけられる。工程W14において、ガイド表示9eが、表示部9の中で工程W2における初期位置と反対側の端に到達すると、ガイド表示9eは、終了される。終了しない場合は(NOに分岐する場合)、工程W8乃至W14が繰り返される。ガイド表示9eが終了されると(YESに分岐する場合)、その直後に工程W16で最後の撮影が行なわれる。次の工程W17では、この最後の撮影による画像を用いて被写体17の人物の顔の検出が行なわれ、第2特徴部とされる。また、この最後の画像を第2基準画像とする。すなわち、第1及び第2基準画像は、それぞれ、図13に示されている最初の画像と最後の画像とに相当する。工程W18では、第1及び第2特徴部を用いて、第1及び第2基準画像の合成を行ないパノラマ画像とする。そして、工程W19では、そのパノラマ画像をLCDパネル等の表示部9に表示する。
このパノラマ画像は、個々に撮影された画像よりも広い範囲が撮影でき、ダイナミックな効果の画像を得ることができる。この実施の形態においては、被写体である人物の顔部分を特徴部とするので、デジタルカメラ15が画像の特徴部を見失って、合成に失敗することはない(例えば、図3の画像(a)、(b)ではどこで両者を重ね合わせたらよいのか明らかではないため図2のパノラマ画像を正しく得ることができない)。また、ガイド表示9eがわずかずつ動き、ユーザ16は、そのガイド表示9eに顔位置表示9fを合わせようとするため、常にデジタルカメラ15の向きの変化はわずかである。その結果、信号処理回路5に内蔵されている顔検出回路は、特徴部である被写体17である人物の顔を見失うことなく追跡することができる。したがって、失敗のないパノラマ画像合成を行なうことができる。ここでは、パターン認識による顔の検出を利用したが、例えば、色のパターンなどを利用した画像追尾技術を利用しても類似の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
以下では、上述したような撮影方法などにより撮影されたパノラマ画像をデジタルカメラ15の表示部9の画面内に表示する方法について例を挙げる。
例えば、図16aに示すように、従来のよく知られたパノラマ画像の表示を行なうことができる。
また、図16bに示すように、人物の顔付近を中心にルーペを覗いているような画像を従来の背景に重ねる表示を行なうようにしてもよい。即ち、パノラマ画像の一部をルーペで拡大したような表示方法を取ることにより表示部9の縦方向のサイズ最大で表示し、従来の背景の上に重ねて表示する。図16cは、人物の顔がルーペの中心にない図16bの表示方法を示している。
上述のように、パノラマ画像の横の広がりを表現するために、従来は、縦方向のサイズ全体を利用せず、図16aのように、パノラマ画像全体をデジタルカメラ15の表示部9の画面内に収めるように、表示することが一般的であった。これに対して図16b、cに示すように、所定の部分は、ルーペで拡大したような表示にして表示部9の画面の縦方向のサイズ全体に拡大したような表示を行ない、背景は図16aのままとして両者を重ね合わせる表示法を取ることで、パノラマ画像全体を表現でき、迫力を有する描写が可能となっている。
このような画面を作るためには、図16aの参照符号20で示されている領域を表示部9の縦方向のサイズ全体に収まるように拡大した画像を、図16aの画像上に重ねて表示すればよい。
このルーペは、上述の顔検出技術を用いて検出された顔部分を自動的に優先して拡大するようにしてもよい。また、ルーペにより拡大するパノラマ画像の部分をユーザが自由に選択できるようにしてもよい。これにより、図16aの参照符号20の部分をユーザの操作により左にずらした部分の画像を拡大し、図16aの画像の上からルーペを付けてスーパーインポーズ表示することもできる。このような手続の結果、図16cのような画像を作ることができる。
また、パノラマ画像の端部をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示してもよい。
また、図17に示すように、パノラマ画像を、画像の端部をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示するような表示方法を採ることもできる。パノラマ画像は、図16aに示されているように、表示部9の縦方向のサイズを十分に利用せずにパノラマ画像の上下に利用不可能な領域を生じている。また、この表示方法では、パノラマ画像が本来持っている画像の迫力が表現できない。そこで、図17に示されているように、パノラマ画像の端部をデジタルカメラの表示部縦方向のサイズ全体を利用して表示することにより、表示部9の奥行き方向に画像が広がっている感じをだすような表示を行っている。すなわち、表示部9の画面の縦方向全体を利用する部分を設け、しかも、奥行き方向に広がりも表現して迫力を伴った表示とした。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、デジタルカメラ15に内蔵されている特徴部抽出部4bと合成部4cとを演算制御部1の制御下で用いて、パノラマ画像を合成する方法を説明してきたが、これらが、別の画像処理制御装置に実装されており、デジタルカメラ15からメモリ7に記憶されている画像をこの画像処理制御装置にワイヤレス部12や有線接続部を介して転送し、この画像処理制御装置でパノラマ画像を合成することが可能である。
更には、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータがこのプログラムを実行することによって、上記機能を実現することも可能である。
本発明の第1実施形態が適用されたデジタルカメラの概略的なブロック構成図である。 従来技術により作成されたパノラマ写真の一例を示す図である。 図2のパノラマ写真を構成するための2枚の写真を示す図である。 動画によるパノラマ写真の合成を行なうためのデジタルカメラの使用例を示す図である。 図4のデジタルカメラの使用により撮影された複数の連続した画像の例を示す図である。 本発明のパノラマ画像の撮影のためのデジタルカメラ制御のフローチャートを示す図である。 本発明のパノラマ画像の撮影のためのデジタルカメラ制御の変形例のフローチャートを示す図である。 図6a又は図6bに示されているフローチャートで行なわれる基準画像の選択と特徴部の抽出とが、メモリ内でどのように実行されているかを示す図である。 基準画像の選択と特徴部の抽出とが、メモリ内でどのように実行されているかの別の例を示す図である。 上下方向にずれた基準画像からのパノラマ画像の構成を示す図である。 上下方向にずれた基準画像から構成されたパノラマ画像の例を示すである。 連続撮影中に横方向へのデジタルカメラの移動のためのユーザサポートがある場合の表示画面の一例を示す図である。 図8のユーザサポートを伴う連続撮影のためのフローチャートを示す図である。 他のパノラマ画像合成の手順の概略図である。 他のパノラマ画像合成のフローチャートを示す図である。 他のパノラマ画像合成の変形例を示すフローチャートを示す図である。 人物が複数の連続して撮影された画像のいずれにも被写体として含まれている場合のパノラマ画像の合成例を示す図である。 人物を被写体として連続撮影している時に表示部にガイド表示を行なう態様を示す図である。 人物を被写体として連続撮影している時に表示部にガイド表示を行なう態様を示す図である。 図14a、bに示されている連続撮影された画像を利用したパノラマ画像の構成のためのフローチャートを示す図である。 従来のパノラマ画像の表示方法を示している。 人物の顔付近を中心にルーペを覗いているような画像を従来の背景に重ねる表示を示す図である。 人物の顔がルーペの中心にない図16bの表示方法を示す図である。 パノラマ画像の表示の別の表示方法を示す図である。
符号の説明
1…演算制御部(MPU)、1a…スイッチ、1b…スイッチ、1c…スイッチ、2…撮影レンズ、2a…ピント合わせ部、2b…ズーム制御部、3…アナログフロントエンド(AFE)回路、3a…撮像素子、3b…マイク、4a…補助光照射部、4b…特徴部抽出部、4c…合成部、5…信号処理回路、5a…補助ブロック、6…RAM、7…メモリ、8…ROM、9…表示部、9b…サブ画面、9c…インジケータ表示部、9d…枠、10…スピーカ、11…プリント信号処理部、12…ワイヤレス部、15…デジタルカメラ、16…ユーザ、17…被写体、20…人物領域。

Claims (14)

  1. 少なくとも前後に撮影した画像と撮影領域の一部を重複しながら連続して撮影された複数枚の画像のうちの所定の画像から特徴部を抽出する特徴部抽出部と、
    前記特徴部抽出部で抽出された特徴部を含む画像を、前記所定の画像を除く前記複数枚の画像から検出する検出部と、
    この検出部により検出された画像と前記所定の画像とを、前記特徴部のそれぞれが合致するように1枚の画像に合成する合成部と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記連続して撮影された複数枚の画像は、少なくとも3枚の画像であり、
    前記所定の画像は、前記複数枚の画像のうちおよそ中間の撮影順に位置する画像であり、
    前記特徴部抽出部は、このおよそ中間の撮影順に位置する画像を第1基準画像として選択し、この第1基準画像の中央付近に位置する特徴部を第1特徴部として抽出し、
    前記検出部は、前記複数枚の画像から、前記第1特徴部を画像の右端と左端とに有する画像を第2基準画像と第3基準画像として検出し、
    前記合成部は、前記第1乃至第3基準画像を1枚の画像に合成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記連続して撮影された複数枚の画像は、少なくとも3枚の画像であり、
    前記所定の画像は、前記複数枚の画像のうちの任意の画像であり、
    前記特徴部抽出部は、この所定の画像を第1基準画像として、この第1基準画像の中央付近から第1特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第1特徴部を左右いずれかの端部に有する第2基準画像が前記複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された画像を第2基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1基準画像を出力し、
    前記第2基準画像が検出された場合、前記特徴部抽出部は、この第2基準画像の左右いずれかの端部から第2特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第2特徴部を左右いずれかの端部に有する第2基準画像以外の第3基準画像が前記複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された画像を第3基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1及び第2基準画像を合成して出力し、
    前記第3基準画像が検出された場合、前記合成部は、前記第1乃至第3基準画像を合成して出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記連続して撮影された複数枚の画像は、少なくとも3枚の画像であり、
    前記所定の画像は、前記複数枚の画像のうちの任意の画像であり、
    前記特徴部抽出部は、この所定の画像を第1基準画像として、この第1基準画像の中央付近から第1特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第1特徴部を左右いずれかの端部に有する第2基準画像が前記複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された画像を第2基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1基準画像を出力し、
    前記第2基準画像が検出された場合、前記特徴部抽出部は、この第2基準画像の第1特徴部がある端部と反対側の端部から第2特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第2特徴部を、第2基準画像が第1特徴部を有する端部と同じ側の端部に有する第3基準画像が前記複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された画像を第3基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1及び第2基準画像を合成して出力し、
    前記第3基準画像が検出された場合、前記合成部は、前記第1乃至第3基準画像を合成して出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出部は、画面水平及び垂直方向にコントラスト変化がある部分を特徴部として検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. メモリに記憶されている少なくとも前後に撮影した画像と撮影領域の一部を重複しながら連続して撮影された複数枚の画像のうちの所定の画像から特徴部を抽出する特徴部抽出部と、
    前記特徴部抽出部で抽出された特徴部を含む画像を、前記メモリに記憶されている前記所定の画像を除く前記複数枚の画像から検出する検出部と、
    この検出部により検出された画像と前記所定の画像とを、前記特徴部のそれぞれが合致するように1枚の画像に合成する合成部と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  7. 前記連続して撮影された複数枚の画像は、少なくとも3枚の画像であり、
    前記所定の画像は、前記複数枚の画像のうちおよそ中間の撮影順に位置する画像であり、
    前記特徴部抽出部は、このおよそ中間の撮影順に位置する画像を第1基準画像として選択し、この第1基準画像の中央付近に位置する特徴部を第1特徴部として抽出し、
    前記検出部は、前記メモリに記憶された複数枚の画像から、前記第1特徴部を画像の右端と左端とに有する画像を第2基準画像と第3基準画像として検出し、
    前記合成部は、前記第1乃至第3基準画像を1枚の画像に合成することを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 前記連続して撮影された複数枚の画像は、少なくとも3枚の画像であり、
    前記所定の画像は、前記メモリに記憶された複数枚の画像のうちの任意の画像であり、
    前記特徴部抽出部は、この所定の画像を第1基準画像として、この第1基準画像の中央付近から第1特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第1特徴部を左右いずれかの端部に有する第2基準画像が前記メモリに記憶された複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された画像を第2基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1基準画像を出力し、
    前記第2基準画像が検出された場合、前記特徴部抽出部は、この第2基準画像の左右いずれかの端部から第2特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第2特徴部を左右いずれかの端部に有する第2基準画像以外の第3基準画像が前記メモリに記憶された複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された画像を第3基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1及び第2基準画像を合成して出力し、
    前記第3基準画像が検出された場合、前記合成部は、前記第1乃至第3基準画像を合成して出力することを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  9. 前記連続して撮影された複数枚の画像は、少なくとも3枚の画像であり、
    前記所定の画像は、前記メモリに記憶された複数枚の画像のうちの任意の画像であり、
    前記特徴部抽出部は、この所定の画像を第1基準画像として、この第1基準画像の中央付近から第1特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第1特徴部を左右いずれかの端部に有する第2基準画像が前記メモリに記憶された複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された画像を第2基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1基準画像を出力し、
    前記第2基準画像が検出された場合、前記特徴部抽出部は、この第2基準画像の第1特徴部がある端部と反対側の端部から第2特徴部を抽出し、
    前記検出部は、この第2特徴部を、第2基準画像が第1特徴部を有する端部と同じ側の端部に有する第3基準画像が前記メモリに記憶された複数枚の画像のうちから検出できるかどうか判定し、検出可能であれば、検出された第3基準画像とし、不可能であれば、前記合成部は、前記第1及び第2基準画像を合成して出力し、
    前記第3基準画像が検出された場合、前記合成部は、前記第1乃至第3基準画像を合成して出力することを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  10. 前記検出部は、画面水平及び垂直方向にコントラスト変化がある部分を特徴部として検出することを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  11. 連続撮影を行なう際、
    被写体をモニタする画像表示部と、
    この画像表示部内に連続撮影時の前記特徴部の位置を数値化して表示をするインジケータ表示部と、
    をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  12. 被写体をモニタする画像表示部と、
    この画像表示部に表示された画像の内の前記画像表示部の一方の端部に表示された所定被写体の画像を検出する画像検出部と、
    前記所定被写体の画像が連続撮影によって前記画像表示部の他方の端部に移動することを追跡する像追跡部と、
    この像追跡部での追跡結果を用いて、前記連続撮影によって得られた複数枚の撮影画像を合成する合成部と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  13. 前記所定被写体の画像は、人物の顔部分の画像であることを特徴とする請求項12に記載のカメラ。
  14. 少なくとも前後に撮影した画像と撮影領域の一部を重複しながら連続して撮影された複数枚の画像を1枚の画像に合成する画像処理装置のコンピュータを制御するための画像処理プログラムであって、
    前記複数枚の画像のうちの所定の画像から特徴部を抽出する特徴部抽出部、
    前記特徴部抽出部で抽出された特徴部を含む画像を、前記所定の画像を除く前記複数枚の画像から検出する検出部、
    この検出部により検出された画像と前記所定の画像とを、前記特徴部のそれぞれが合致するように1枚の画像に合成する合成部、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な画像処理プログラム。
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