JP6330862B2 - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置、撮像方法及びプログラムに関する。
従来、撮像して得られる全体画像から、ズーム倍率に応じた一部分の領域を切り出してモニタ画面に拡大表示し、撮影指示に応じて記録するデジタルズーム機能を備えた撮像装置が知られている。また、ズーム前の広角画像を縮小した状態でモニタ画面の一部に合成して表示する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−232962号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、ズーム後の望遠画像にズーム前の広角画像を縮小した状態で合成して表示しただけでは、被写体の移動等には対応することができず、使い勝手が悪いといった問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、デジタルズーム機能に関する使い勝手の向上を図ることができる撮像装置、撮像方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る撮像装置は、
撮像手段により逐次撮像される全体画像をライブビュー画像として表示手段に逐次表示させるライブビュー表示制御手段と、
前記ライブビュー表示制御手段による前記ライブビュー画像としての全体画像の表示中に、前記撮像手段の撮像範囲内の所定位置に切出領域を設定する設定手段と、
前記撮像手段の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる変位手段と、
第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を固定させるとともに、前記第1の操作が行われると、前記変位手段により前記切出領域の位置を変位させる制御を行う変位制御手段と、
前記第1の操作が行われるまでは、前記ライブビュー表示制御手段により前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示されている全体画像内における前記切出領域以外の領域の画像を、この切出領域に対応する部分画像に対して相対的に引き立たせないような所定の表示態様で表示させる領域表示制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、デジタルズーム機能に関する使い勝手の向上を図ることができる。
本発明を適用した実施形態1の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置による撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図2の撮影処理を説明するための図である。 図2の撮影処理を説明するための図である。 図2の撮影処理を説明するための図である。 本発明を適用した実施形態2の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図6の撮像装置による撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図7の撮影処理を説明するための図である。 図7の撮影処理を説明するための図である。 図7の撮影処理を説明するための図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態1の撮像装置100は、具体的には、中央制御部1と、第1メモリ2と、撮像部3と、信号処理部4と、第1画像処理部5と、第1表示部6と、画質設定部7と、第1記録制御部8と、記録部9と、操作入力部10とを備えている。
また、中央制御部1、第1メモリ2、撮像部3、信号処理部4、第1画像処理部5、第1表示部6、画質設定部7及び第1記録制御部8は、バスライン11を介して接続されている。
中央制御部1は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)等を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
第1メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1や第1画像処理部5等によって処理されるデータ等を一時的に格納する。
撮像部3は、被写体を任意の撮像フレームレートで撮像してフレーム画像を生成する。具体的には、撮像部3は、レンズ部3aと、電子撮像部3bと、撮像制御部3cとを備えている。
レンズ部3aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズ、レンズを通過する光の量を調整する絞り等から構成されている。
電子撮像部3bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ(撮像素子)から構成されている。そして、電子撮像部3bは、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
撮像制御部3cは、例えば、タイミング発生器やドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、レンズ部3aを通過した光学像を電子撮像部3bにより所定周期毎に二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から一画面分ずつフレーム画像を読み出して信号処理部4に出力させる。
なお、撮像制御部3cは、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行っても良い。
信号処理部4は、電子撮像部3bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対して各種の画像信号処理を施す。具体的には、信号処理部4は、例えば、フレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの色成分毎に適宜ゲイン調整し、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行って、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。また、信号処理部4は、生成された輝度信号Y及び色差信号Cb,Crをバッファメモリとして使用される第1メモリ2に出力する。
第1画像処理部5は、第1切出部5aと、被写***置検出部5bと、第1位置設定部5cと、第1被写体移動検出部5dと、第1変位部5eとを具備している。
なお、第1画像処理部5の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
第1切出部5aは、全体画像Ia(図3(a)参照)から一部分の切出領域Aを切り出す。
すなわち、第1切出部5aは、撮像部3により被写体が撮像されることで信号処理部4により生成された全体画像IaのYUVデータを第1メモリ2から取得し、全体画像Iaから、ズーム倍率に応じた一部分の切出領域Aに対応する画像データを切り出す(図3(b)参照)。具体的には、ユーザによる操作入力部10のシャッタボタン10aの半押し操作(第1の操作)が行われると、第1切出部5aは、当該半押し操作前に予め決められているズーム倍率(例えば、縦横それぞれ2倍等)、且つ、後述する第1位置設定部5cにより設定された切り出し位置で全体画像Iaから一部分の切出領域Aを切り出す。
ここで、ズーム倍率に応じた一部分の切出領域Aとは、例えば、デジタルズームや光学ズームにて全体画像Ia内の一部分の領域をズームインした場合に撮像可能な領域のことを言う。例えば、縦横それぞれを2倍とするズーム倍率の場合、全体画像Ia内の面積比で1/4のサイズの領域が切出領域Aとなる。そして、切出領域Aの部分画像Ipを第1表示部6の表示パネル6b全体に表示すると、当該切出領域Aがズームインされて部分画像Ipが拡大表示された状態となる。
また、ここでいう全体画像Iaとは、ズーム倍率に応じた一部分の切出領域を切り出す前の元となる画像のことであり、必ずしもイメージセンサ(撮像素子)の全画素に対応する画像でなくてもよい。
なお、ユーザによりシャッタボタン10aの半押し操作が行われた後、第1切出部5aにより切り出される一部分の切出領域Aに対応するズーム倍率を変更可能としても良い。つまり、例えば、シャッタボタン10aの半押し操作前に予め決められているズーム倍率(例えば、縦横それぞれ2倍等)で全体画像Iaから一部分の切出領域Aが切り出された後に、ユーザによる操作入力部10のズームボタン(後述)等の所定操作に応じてズーム倍率の調整が行われることで切出領域Aのサイズを変更可能となっている(図4(a)及び図4(b)参照)。
ここで、図4(a)には、ズーム倍率をより大きくした状態、すなわち、切出領域Aのサイズをより小さくした状態を模式的に表し、図4(b)には、ズーム倍率をより小さくした状態、すなわち、切出領域Aのサイズをより大きくした状態を模式的に表している。
被写***置検出部5bは、特定の被写体の位置を検出する。
すなわち、被写***置検出部5bは、撮像部3により撮像される画角内における特定の被写体の位置を検出する。具体的には、例えば、予め記録部9に特定の被写体の認識用の特徴情報(特定の被写体の顔画像等)を記録しておき、被写***置検出部5bは、撮像部3により撮像された全体画像Ia内で記録部9に記録されている特徴情報と照合する被写体認識処理を行うことで、特定の被写体を検出する(図3(b)参照)。このとき、全体画像Ia(画角)内の所定位置(例えば、略中央等)を基準とする所定範囲内から特定の被写体を検出するようにしても良い。また、ユーザが指定したタイミングで(例えば、シャッタボタン10aの半押し操作が行われた時に)全体画像Ia(画角)内の所定位置(例えば、略中央等)を基準とする所定範囲内に存在している被写体を特定の被写体とし、この部分の画像を特徴情報として取得するとともに一時的に記録し、一時的に記録された画像(特徴情報)の移動を検出するようにしても良い。なお、図3(b)や図3(c)等(後述)にあっては、検出された特定の被写体の顔の位置に、顔検出枠を重畳表示させているが、一例であってこれに限られるものではなく、顔検出枠を重畳表示させるか否かは適宜任意に変更可能である。
そして、上記した処理により特定の被写体が検出されると、被写***置検出部5bは、全体画像Ia内での特定の被写体の位置(例えば、XY座標等)を検出する。
なお、特定の被写体は、上記した処理により検出されるものに限られるものではなく、例えば、顔検出処理にて検出された最も大きい顔を有する被写体(最も近距離にいる被写体)であっても良い。
第1位置設定部5cは、切出領域Aの切り出し位置を設定する。
すなわち、第1位置設定部5cは、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われると、被写***置検出部5bにより検出される特定の被写体の位置を第1切出部5aにより切り出される切出領域Aの切り出し位置として設定する。
具体的には、例えば、ユーザによりシャッタボタン10aの半押し操作が行われた際に、被写***置検出部5bが、画角内の所定位置(例えば、略中央等)に存する特定の被写体を検出したり、画角内から上記の被写体認識処理により特定の被写体を検出したりすると、第1位置設定部5cは、検出された特定の被写体の位置を基準として、当該特定の被写体が切出領域Aに含まれるように切り出し位置を設定する。例えば、第1位置設定部5cは、検出された特定の被写体の位置が切出領域Aの所定位置(例えば、略中央)に位置するように切り出し位置を設定する。
第1被写体移動検出部5dは、特定の被写体の移動を検出する。
すなわち、第1被写体移動検出部5dは、撮像部3により撮像される画角に対する特定の被写体の相対的な移動を検出する。具体的には、第1被写体移動検出部5dは、撮像部3により撮像されて信号処理部4により逐次生成された複数のフレーム画像のYUVデータに対して、例えば、上記した被写***置検出部5bによる被写体認識処理や、一旦検出された特定の被写体の追跡用の情報(例えば、特徴点、輝度情報、色情報等)を用いた動体追跡処理等を行うことにより、各フレーム画像内から特定の被写体を逐次検出することで、例えば、手ぶれに起因する撮像装置100本体の移動や特定の被写体の動き自体に伴って生じる当該特定の被写体の相対的な移動を検出する。
なお、撮影される画角に対する特定の被写体の相対的な移動を検出する場合、例えば、特定の被写体が動体でなければ、この特定の被写体は、画角内における他の被写体(例えば、背景全体)と一緒に画角内で移動するため、撮影される画角内における他の被写体(例えば、背景全体)の移動を検出することにより、特定の被写体の移動を検出するようにしてもよい。
第1変位部5eは、特定の被写体の相対的な移動に合わせて、全体画像Ia内での切出領域Aの切り出し位置を変位させる。
すなわち、第1変位部5eは、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われた後、第1被写体移動検出部5dにより検出される特定の被写体の相対的な移動に合わせて、第1切出部5aにより切り出される切出領域Aの切り出し位置を変位させる。具体的には、第1変位部5eは、第1位置設定部5cにより特定の被写体の位置を基準として設定された全体画像Ia内での切出領域Aの切り出し位置を特定の被写体の相対的な移動に合わせて変位させる。つまり、例えば、第1位置設定部5cにより特定の被写体の位置が切出領域Aの略中央に位置するように切り出し位置が設定された場合には、第1被写体移動検出部5dにより画角内での特定の被写体の相対的な移動が検出されても、第1変位部5eが、当該特定の被写体の相対的な移動に合わせて切出領域Aの切り出し位置を変位させることで、切出領域A内での特定の被写体の位置は変化しないこととなる。
例えば、第1被写体移動検出部5dにより特定の被写体の特徴点の追跡が行われて当該特定の被写体の動きベクトルが算出されると、第1変位部5eは、算出された特定の被写体の動きベクトルに基づいて、切出領域Aの切り出し位置を変位させる第1の動作を行う(図5(a)参照)。また、例えば、第1被写体移動検出部5dにより被写体認識処理が行われた場合には、第1変位部5eは、認識された特定の被写体の認識位置の移動に基づいて、切出領域Aの切り出し位置を変位させる第2の動作を行う(図5(b)参照)。さらに、第1変位部5eは、例えば、当該撮像装置100本体のレンズ部3aの光軸方向を基準とするピッチ方向、ヨー方向、ロール方向の回転を図示しない角速度センサ等により検出し、検出される回転方向や回転量に基づいて、切出領域Aの切り出し位置を変位させる第3の動作を行っても良い。
また、第1変位部5eは、上記した第1〜第3の動作を手動で或いは自動的に切換えて実行可能である。
例えば、第1〜第3の動作を自動的に切換える場合、第1変位部5eは、被写体認識処理にて、予め記録部9に特定の被写体の認識用の特徴情報(特定の被写体の顔画像等)が記録された特定の被写体が画角内に存するか否かを基準として、第2の動作と、第1の動作或いは第3の動作とを切換えても良い。また、例えば、第1変位部5eは、動体追跡処理の結果から特定の被写体が動体であるか否かを基準として、第2の動作と、第1の動作或いは第3の動作とを切換えても良い。さらに、例えば、第1変位部5eは、角速度センサ(図示略)等からユーザにより当該撮像装置100本体を変位させる速度が検出された場合には、検出された速度が所定の速度以上となったか否かに応じて、第3の動作と、第1の動作或いは第2の動作とを切換えても良い。
なお、第1〜第3の動作のうち、少なくとも何れか二つを組み合わせて、複合的な制御で切出領域Aの切り出し位置を変位させるようにしても良い。
第1表示部6は、第1表示制御部6aと、表示パネル6bとを具備している。
第1表示制御部6aは、第1メモリ2や記録部9から読み出され第1画像処理部5により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル6bの表示領域に表示させる制御を行う。具体的には、第1表示制御部6aは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、第1画像処理部5により復号されてVRAMに記録されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレートで読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル6bに出力する。なお、第1画像処理部5は、例えば、表示パネル6bの表示解像度等に基づいて所定サイズ(例えば、フルHDサイズ)に変形しても良い。
また、第1表示制御部6aは、静止画像や動画像の撮影モードにて、撮像部3により逐次撮像される全体画像Iaに係る複数のフレーム画像を所定の再生フレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像を表示パネル6bに表示させる。さらに、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われると、第1表示制御部6aは、表示パネル6bに逐次表示されるライブビュー画像を全体画像Iaから第1切出部5aにより切り出される切出領域Aに対応する部分画像Ipに切り換えて表示させる(図3(c)参照)。すなわち、第1表示制御部6aは、第1切出部5aにより逐次切り出される切出領域Aに対応する部分画像Ipをライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示させる。
さらに、第1表示制御部6aは、部分画像Ipをライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示させる場合には、表示されている部分画像Ipの所定位置に、撮像部3により撮像される全体画像Iaを縮小した状態で逐次合成して表示させる(図3(c)参照)。このとき、第1表示制御部6aは、部分画像Ipの所定位置に縮小した状態で合成されている全体画像Ia内に、例えば、第1切出部5aにより切り出される切出領域Aを示す枠Wを表示させることで当該切出領域Aを識別可能に表示させても良い。
なお、図3(c)にあっては、部分画像Ipの右下隅部に、縮小した状態の全体画像Iaを合成して表示したものを例示したが、全体画像Iaの合成位置は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
表示パネル6bは、第1表示制御部6aからのビデオ信号に基づいて撮像部3により撮像された画像などを表示領域内に表示する。さらに、表示パネル6bは、第1記録制御部8により部分画像Ipと全体画像Iaとが対応付けて記録されている場合には、これらの部分画像Ipと全体画像Iaとを切り換えながら再生しても良い。ここで、部分画像Ipと全体画像Iaとを切り換える再生にて、例えば、スライドショー再生等にて一般的に行われているズームイン/ズームアウト等のエフェクトを適用しても良い。
なお、表示パネル6bとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
画質設定部7は、記録部9に記録される画像の画質を設定する。
例えば、JPEG形式で圧縮する場合、圧縮率に応じて画質が変化するため、画質設定部7は、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて、記録部9に記録される部分画像Ipや全体画像Iaの圧縮率(例えば、1/2、1/4等)を設定することで、当該部分画像Ipや全体画像Iaの画質を設定する。
第1記録制御部8は、記録部9からのデータの読み出しや記録部9に対するデータの書き込みを制御する。
すなわち、第1記録制御部8は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)や記録媒体等により構成された記録部9に、所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式等)で符号化された画像の記録用の画像データを記録させる。具体的には、第1記録制御部8は、ユーザによりシャッタボタン10aの全押し操作(第1の操作と異なる第2の操作)が行われた際に、第1切出部5aにより切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ipを記録部9に記録させる。また、第1記録制御部8は、第1切出部5aにより切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ipと撮像部3により撮像される全体画像Iaとを対応付けて記録部9に記録させる(図6参照)。
また、第1記録制御部8は、部分画像Ipと全体画像Iaの両方を記録させるか、或いは、何れか一方を記録させるかを選択可能であり、例えば、部分画像Ipと全体画像Iaとを対応付けて記録する所定の撮影モードが設定されている場合等に、第1記録制御部8は、ユーザによるシャッタボタン10aの全押し操作が行われると、第1切出部5aにより切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ipと、当該切出領域Aの切り出しと同じタイミングで撮像部3により撮像される全体画像Ia、つまり、部分画像Ipの切り出しが行われた全体画像Iaとを対応付けて記録部9に記録させる。
このとき、第1記録制御部8は、部分画像Ipと全体画像Iaとを個別に圧縮して別々のファイルとして記録部9に記録させる。すなわち、第1記録制御部8は、部分画像Ipと全体画像Iaとを、画質設定部7により設定された同一の画質に対応する圧縮率や、互いに異なる画質に対応する異なる圧縮率で個別に圧縮して別々のファイルとして記録部9に記録させる。ここで、部分画像Ipと全体画像Iaとを互いに異なる画質とする場合、第1記録制御部8は、部分画像Ipよりも全体画像Iaの方がより低画質となるような圧縮率で個別に圧縮して別々のファイルとして記録部9に記録させるようになっている。
操作入力部10は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部10は、被写体の撮影指示に係り、半押し操作(第1の操作)及び全押し操作(第2の操作)の二段階での操作が可能なシャッタボタン10a、撮影モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン(図示略)、ズーム量の調整指示に係るズームボタン(図示略)等の操作部を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部10は、操作されたボタンに応じた操作信号を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部10から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、静止画像の撮影等)を各部に実行させる。
<撮影処理>
次に、撮像装置100による撮影処理について、図2〜図5(b)を参照して説明する。
図2は、撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図3(a)〜図5(b)は、撮影処理を説明するための図である。
なお、以下に説明する撮影処理では、予め部分画像Ipや全体画像Iaの圧縮率(例えば、1/2、1/4等)が画質設定部7により設定されているものとする。また、部分画像Ipと全体画像Iaとを対応付けて記録する所定の撮影モードが設定されているものとする。
図2に示すように、先ず、撮像部3は、被写体の撮像を開始して、第1表示制御部6aは、信号処理部4により生成された全体画像Iaに係る複数のフレーム画像の表示用の画像データに基づいて、ライブビュー画像を表示パネル6bに表示させる(ステップS1)。
その後、中央制御部1のCPUは、ユーザによる操作入力部10のシャッタボタン10aの半押し操作が行われたか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、シャッタボタン10aの半押し操作が行われていないと判定されると(ステップS2;NO)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS1に戻し、上記と同様に、第1表示制御部6aは、ライブビュー画像を表示パネル6bに表示させる。
一方、ステップS2にて、シャッタボタン10aの半押し操作が行われたと判定されると(ステップS2;YES)、被写***置検出部5bは、例えば、予め記録部9に記録されている特定の被写体の認識用の特徴情報を用いて被写体認識処理を行って、撮像部3により撮像される画角内における特定の被写体の位置を検出する(ステップS3)。続けて、第1位置設定部5cは、被写***置検出部5bにより検出された特定の被写体の位置を基準として、当該特定の被写体が切出領域Aに含まれるように切り出し位置を設定する(ステップS4)。
その後、第1切出部5aは、第1位置設定部5cにより設定された切り出し位置で、且つ、半押し操作前に予め決められているズーム倍率で、信号処理部4により生成された全体画像IaのYUVデータから一部分の切出領域Aに対応する画像データを逐次切り出し、第1表示制御部6aは、第1切出部5aにより逐次切り出される切出領域Aに対応する部分画像Ipをライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示させる(ステップS5)。このとき、第1表示制御部6aは、表示されている部分画像Ipの所定位置(例えば、右下隅部等)に、撮像部3により撮像される全体画像Iaを縮小した状態で逐次合成して表示させる(図3(c)参照)。
続けて、第1被写体移動検出部5dは、例えば、被写体認識処理や動体追跡処理等を行って、撮像部3により撮像される画角内における特定の被写体の相対的な移動を検出したか否かを判定する(ステップS6)。
ここで、特定の被写体の相対的な移動を検出したと判定されると(ステップS6;YES)、第1変位部5eは、第1被写体移動検出部5dにより検出される特定の被写体の移動に合わせて、具体的には、例えば、特定の被写体の動きベクトルや特定の被写体の認識位置の移動に基づいて、第1切出部5aにより切り出される切出領域Aの切り出し位置を変位させる(ステップS7)。
その後、中央制御部1のCPUは、ユーザによる操作入力部10のシャッタボタン10aの全押し操作が行われたか否かを判定する(ステップS8)。また、ステップS6にて、特定の被写体の相対的な移動を検出していないと判定された場合にも(ステップS6;NO)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS8に以降して、シャッタボタン10aの全押し操作が行われたか否かを判定する。
ここで、シャッタボタン10aの全押し操作が行われていないと判定されると(ステップS8;NO)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS6に戻し、上記と同様に、第1被写体移動検出部5dは、特定の被写体の相対的な移動を検出したか否かを判定する。
なお、シャッタボタン10aの全押し操作が行われずに、シャッタボタン10aの半押し操作自体が解除された場合には、中央制御部1のCPUは、処理をステップS1に戻し、上記と同様に、第1表示制御部6aは、ライブビュー画像を表示パネル6bに表示させる。
一方、ステップS8にて、シャッタボタン10aの全押し操作が行われたと判定されると(ステップS8;YES)、第1切出部5aは、信号処理部4により生成された全体画像IaのYUVデータから、全体画像Ia内に設定されている一部分の切出領域Aに対応する画像データを切り出し、第1記録制御部8は、第1切出部5aにより切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ipと、当該切出領域Aの切り出しが行われた全体画像Iaとを個別に圧縮して別々のファイルとし、これらを対応付けて記録部9に記録させる(ステップS9)。
これにより、撮影処理を終了する。
以上のように、実施形態1の撮像装置100によれば、シャッタボタン10aの半押し操作が行われると、逐次表示されるライブビュー画像を全体画像Iaから一部分の切出領域Aに対応する部分画像Ipに切り換えて表示させ、シャッタボタン10aの半押し操作が行われた後は、画角に対する特定の被写体の相対的な移動が検出されると、当該特定の被写体の相対的な移動に合わせて、切出領域Aの切り出し位置を変位させ、シャッタボタン10aの全押し操作が行われた際に、切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ipを記録するので、シャッタボタン10aの半押し操作が行われた段階で、ズーム倍率に応じた一部分の切出領域Aに対応する部分画像Ipをライブビュー画像として表示してユーザに認識させることができるだけでなく、画角内における特定の被写体の移動に合わせて、切出領域Aの切り出し位置を変位させることで、仮に、画角内にて特定の被写体の移動が生じてもユーザが構図の調整を行う必要がなくなり、撮像装置100のデジタルズーム機能に関する使い勝手の向上を図ることができる。
また、シャッタボタン10aの半押し操作が行われる前は、ユーザが画角を変えることにより切り出し対象となる特定の被写体を自由に変えることができ、シャッタボタン10aの半押し操作が行われたタイミングで切り出し対象となる特定の被写体を決定し、その後、半押し状態が継続している間は、画角を変えた場合でも切り出し対象として決定した特定の被写体を追尾(固定)することができ、切り出し対象となる特定の被写体の変更、決定、追尾(固定)を容易に行うことが可能となる。また、ユーザによりシャッタボタン10aの半押し操作が行われた状態で、画像の記録を行いたい場合には、ユーザはそのままシャッタボタン10aを全押しすればよく、また、切り出し対象となる特定の被写体を変更したい場合には、ユーザはシャッタボタン10aの半押しを解除すればよいため、画像の記録を含めた素早い操作が可能となる。
さらに、例えば、部分画像Ipと全体画像Iaとを対応付けて記録する所定の撮影モードが設定されている場合等に、切出領域Aに対応する部分画像Ipと当該切出領域Aの切り出しと同じタイミングで撮像された全体画像Iaとを対応付けて記録することで、部分画像Ipの全体画像Iaに対する位置関係の把握をより容易に行うこともできる。
また、ライブビュー画像として逐次表示される切出領域Aに対応する部分画像Ipの所定位置に、撮像部3により撮像される全体画像Iaを縮小した状態で逐次合成して表示することができる。具体的には、部分画像Ipの所定位置に縮小した状態で合成されている全体画像Ia内にて、切り出される切出領域Aを識別可能に表示することができる。これにより、部分画像Ipの全体画像Ia内での位置関係の把握をより容易に行うことができる。
また、シャッタボタン10aの半押し操作が行われると、画角内から検出される特定の被写体の位置を切出領域Aの切り出し位置として設定するので、特定の被写体の位置を基準として切出領域Aの切り出し位置を設定することができる。例えば、シャッタボタン10aの半押し操作が行われた際に、画角内の所定位置に存する特定の被写体の位置や画角内にて認識される特定の被写体の位置を基準として、切出領域Aの切り出し位置を設定することができる。
さらに、特定の被写体の相対的な移動に合わせて、設定された切出領域Aの切り出し位置を変位させるので、仮に、画角に対する特定の被写体の相対的な移動が生じても、切出領域Aの切り出し位置を変位させることで、ユーザが構図の調整を行う必要がなくなる。例えば、特定の被写体の動きベクトルや特定の被写体の認識位置の移動に基づいて、当該特定の被写体に追従させるように切出領域Aの切り出し位置を変位させることができる。また、撮像装置100本体のレンズ部3aの光軸方向を基準とする回転に基づいて、当該特定の被写体に追従させるように切出領域Aの切り出し位置を変位させることもできる。
また、切出領域Aの切り出し位置を変位させる動作を切換えて実行することもでき、例えば、予め被写体認識用の特徴情報が記録された特定の被写体が画角内に存するか否かや、特定の被写体が動体であるか否かや、ユーザにより当該撮像装置100本体を変位させる速度等を基準として、より最適な手法で切出領域Aの切り出し位置を変位させることで、仮に、画角内にて特定の被写体の移動が生じても、当該特定の被写体に追従させるように切出領域Aの切り出し位置を変位させることができる。
また、シャッタボタン10aの半押し操作前に予め決められているズーム倍率で切出領域Aを全体画像Iaから切り出すので、ユーザに対して撮影の際に特別な操作を不要とすることができる。さらに、シャッタボタン10aの半押し操作が行われた後は、切出領域Aに対応するズーム倍率を変更可能であるので、例えば、部分画像Ipの構図を考慮して切出領域Aのサイズを変更することができる。
また、部分画像Ipと全体画像Iaとを個別に圧縮して別々のファイルとして記録するので、部分画像Ipと全体画像Iaとを個別に管理することができる。このとき、部分画像Ipと全体画像Iaとを、画質設定部7により設定された同一の画質に対応する圧縮率や、互いに異なる画質に対応する異なる圧縮率(例えば、部分画像Ipよりも全体画像Iaの方がより低画質となるような圧縮率等)で個別に圧縮して別々のファイルとして記録することができる。
さらに、対応付けて記録された部分画像Ipと全体画像Iaとを切り換えながら再生するので、部分画像Ipの全体画像Ia内での位置関係の把握をより容易に行うことができるだけでなく、画像の再生を興趣性の高いものとすることができる。
また、部分画像Ipと全体画像Iaの両方を記録するか、或いは、何れか一方を記録するかを選択可能であるので、記録される画像を必要に応じて選択することで、撮像装置100の使い勝手の向上を図ることができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の撮像装置200について、図6〜図10を参照して説明する。
実施形態2の撮像装置200は、以下に詳細に説明する以外の点で上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成をなし、詳細な説明は省略する。
図6は、本発明を適用した実施形態2の撮像装置200の概略構成を示すブロック図である。
図6に示すように、実施形態2の撮像装置200は、具体的には、中央制御部1と、第2メモリ202と、撮像部3と、信号処理部4と、第2画像処理部205と、第2表示部206と、画質設定部7と、第2記録制御部208と、記録部9と、操作入力部10とを備えている。
第2メモリ202は、上記実施形態1における第1メモリ2と同様に、例えば、DRAM等により構成され、中央制御部1や第2画像処理部205等によって処理されるデータ等を一時的に格納する。
また、第2メモリ202は、切出領域A(図8(a)等参照)のサイズ(大きさ)及び形状の組み合わせが規定されている切出領域テーブルTを記録している。この切出領域テーブルTには、具体的には、切出領域Aのサイズ及び形状のうちの少なくとも一方を異ならせた複数の組み合わせが規定されている。
切出領域Aのサイズ及び形状は、例えば、デジタルズームや光学ズームにて全体画像Ia(図10(b)参照)内の一部分の領域を所定のズーム倍率でズームインした場合に撮像可能な領域の縦横の画素数や、全体画像Iaの縦横各々の画素数に対する当該切出領域Aの縦横各々の相対的な割合等を異ならせることで複数規定されている。例えば、切出領域Aの形状には、縦長の形状(図8(a)参照)や横長の形状(図8(b)参照)があり、各形状について、サイズを異ならせたものがそれぞれ切出領域テーブルTに規定されている。
なお、図8(a)や図8(b)に例示した切出領域Aのサイズや形状は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、切出領域Aの形状は、円形や楕円形であっても良いし、矩形以外の多角形であっても良いし、星形やハート形などであっても良いし、ユーザによる操作入力部10の所定操作等に基づいて指定された任意の形など、全体画像Ia内の一部分の領域を囲繞する形であれば良い。
第2画像処理部205は、第2位置設定部205aと、第2被写体移動検出部205bと、第2変位部205cと、変位制御部205dと、第2切出部205eとを具備している。
なお、第2画像処理部205の各部は、上記実施形態1における第1画像処理部5と同様に、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
第2位置設定部205aは、撮像部3の撮像範囲内の所定位置に切出領域Aを設定する。
すなわち、例えば、部分画像Ipと全体画像Iaとを対応付けて記録する所定の撮影モードが設定されている場合において、表示パネル6bにライブビュー画像としての全体画像Iaの表示中に、第2位置設定部205aは、撮像部3の撮像範囲(画角)内の所定位置(例えば、略中央等)に切出領域Aを設定する。ここで、切出領域Aのサイズや形状は、例えば、切出領域テーブルTにデフォルトとして設定されているサイズや形状であっても良いし、前回設定された切出領域Aのサイズや形状であっても良い。
なお、第2位置設定部205aは、上記実施形態1における第1位置設定部5cと略同様に、例えば、被写体認識処理等により画角内から特定の被写体が検出されると、検出された特定の被写体の位置を基準として、当該特定の被写体が含まれるように切出領域Aを設定しても良い。
第2被写体移動検出部205bは、特定の被写体の移動を検出する。
すなわち、第2被写体移動検出部205bは、第2位置設定部205aにより設定された切出領域A内の特定の被写体の撮像部3の撮像範囲に対する相対的な移動を検出する。
具体的には、第2被写体移動検出部205bは、例えば、全体画像Iaにおける切出領域Aに対して、上記実施形態1と同様の被写体認識処理を行って当該切出領域A内から特定の被写体を検出する。そして、第2被写体移動検出部205bは、上記実施形態1における第1被写体移動検出部5dと略同様に、信号処理部4により生成されたライブビュー画像(全体画像Ia)に係る複数のフレーム画像のYUVデータに対して、上記した被写体認識処理や、一旦検出された特定の被写体の追跡用の情報(例えば、特徴点、輝度情報、色情報等)を用いた動体追跡処理等を行うことにより、各フレーム画像の切出領域A内から特定の被写体を逐次検出する。これにより、第2被写体移動検出部205bは、切出領域A内の特定の被写体の撮像部3の撮像範囲に対する相対的な移動を逐次検出する。
第2変位部205cは、切出領域Aの位置を変位させる。
すなわち、第2変位部205cは、撮像部3の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における切出領域Aの位置を変位させる。具体的には、第2変位部205cは、上記実施形態1における第1変位部5eと略同様に、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われた後、第2被写体移動検出部205bにより検出される特定の被写体の相対的な移動に合わせて、撮像部3の撮像範囲内における切出領域Aの位置を変位させる。
変位制御部205dは、切出領域Aの変位を制御する。
すなわち、変位制御部205dは、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作(第1の操作)が行われるまでは、撮像部3の撮像範囲内の所定位置(例えば、略中央等)に切出領域Aの位置を固定した状態とする制御を行う。さらに、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでは、例えば、切出領域テーブルTに規定されている切出領域Aのサイズ及び形状の複数の組み合わせの中から、ユーザが所望するサイズ及び形状の組み合わせがユーザによる操作入力部10の所定操作(第3の操作)に基づいて選択されることで、変位制御部205dは、撮像部3の撮像範囲に対して切出領域Aの位置を固定した状態で、当該切出領域Aのサイズ及び形状のうちの少なくとも一方を変更可能に制御しても良い(図8(a)及び図8(b)参照)。
また、変位制御部205dは、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われると、第2変位部205cにより特定の被写体の移動に追従させるように切出領域Aの位置を変位させる制御を行う。さらに、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われると、変位制御部205dは、このシャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでに指定された切出領域Aのサイズ及び形状を固定した状態で、第2変位部205cにより特定の被写体の移動に追従させるように切出領域Aの位置を変位させる制御を行っても良い(図9(b)参照)。
なお、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでは、切出領域Aのサイズや形状を変更可能としたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われた後も、切出領域Aのサイズや形状を変更可能とし、例えば、シャッタボタンの全押し操作(第2の操作)が行われた際に切出領域Aのサイズや形状を固定するようにしても良い。
すなわち、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われると、切出領域Aの位置は特定の被写体の移動に追従するように変位することから、当該切出領域A内には常に特定の被写体が存している状態となっている。このため、例えば、切出領域Aのサイズが大きくなるように変更する場合、当該切出領域A内には特定の被写体が必ず存している状態となり、一方で、切出領域Aのサイズが小さくなるように変更しても、当該切出領域A内には少なくとも特定の被写体の一部分が存している状態となる。同様に、切出領域Aの形状の変更により当該切出領域Aの面積が小さくなっても、当該切出領域A内には少なくとも特定の被写体の一部分が存している状態となる。ただし、第2被写体移動検出部205bによる被写体認識処理や動体追跡処理等を適正に行う上では、サイズや形状の変更後の切出領域A内から改めて特定の被写体を検出する必要が生じる。
第2切出部205eは、全体画像Iaから切出領域Aを切り出す。
すなわち、第2切出部205eは、上記実施形態1における第1切出部5aと略同様に、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作に続けて全押し操作が行われると、信号処理部4により生成された全体画像IaのYUVデータを第2メモリ202から取得し、全体画像Ia内の切出領域Aに対応する部分画像Ipの画像データを切り出す(図10(a)参照)。つまり、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われた後は、変位制御部205dは、第2変位部205cにより特定の被写体の移動に追従させるように切出領域Aの位置を変位させていき、第2切出部205eは、ユーザによるシャッタボタン10aの全押し操作が行われると、その時点での撮像部3の撮像範囲内における切出領域Aの位置で全体画像Iaから切出領域Aに対応する部分画像Ipを切り出す。
第2表示部206は、第2表示制御部206aと、表示パネル6bとを具備している。
第2表示制御部206aは、上記実施形態1における第1表示制御部6aと同様に、第2メモリ202や記録部9から読み出され第2画像処理部205により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル6bの表示領域に表示させる制御を行う。すなわち、第2表示制御部206aは、静止画像や動画像の撮影モードにて、撮像部3により逐次撮像される全体画像Iaに係る複数のフレーム画像を所定の再生フレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像として表示パネル6bに表示させる。
また、第2表示制御部206aは、第2位置設定部205aにより設定された切出領域A内の画像をライブビュー画像として表示パネル6bに表示させる。
ここで、第2表示制御部206aは、ライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示されている全体画像Ia内に、切出領域Aを示す枠Wを表示させることで当該切出領域Aを識別可能に表示させる。具体的には、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われるまで、すなわち、切出領域Aのサイズ及び形状が固定されるまでに、例えば、切出領域テーブルTに規定されている切出領域Aのサイズ及び形状の複数の組み合わせの中から、ユーザが所望するサイズ及び形状の組み合わせがユーザによる操作入力部10の所定操作(第3の操作)に基づいて選択された場合には、第2表示制御部206aは、選択された組み合わせに対応するサイズ及び形状の切出領域Aを示す枠Wを表示させることで、当該切出領域Aを全体画像Ia内で識別可能に表示させる。
さらに、第2表示制御部206aは、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでは、表示パネル6bに逐次表示されている全体画像Ia内における切出領域A以外の領域にマスク処理を施して、当該切出領域A以外の領域の画像を半透過の表示状態で表示させる(図8(a)等参照)。これにより、第2表示制御部206aは、切出領域Aに対応する部分画像Ipに対して、切出領域A以外の領域の画像を相対的に目立たせないような所定の表示態様で表示させるようになっている。
そして、第2表示制御部206aは、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われて切出領域Aのサイズ及び形状が固定されると、当該切出領域A以外の領域の画像の半透過の表示状態での表示を解除する(図9(a)参照)。これにより、第2表示制御部206aは、ライブビュー画像としての全体画像Ia内には、サイズ及び形状を固定した切出領域Aを示す枠Wを表示させた状態となる。
なお、切出領域A以外の領域の画像を相対的に目立たせないような所定の表示態様として、当該切出領域A以外の領域の画像の半透過の表示状態を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、第2表示制御部206aは、切出領域A以外の領域の画像の明度や彩度や色相等を変更しても良いし、切出領域A以外の領域の画像にモザイク処理やぼかし処理を施しても良いし、切出領域A以外の領域をマスク画像により完全に覆っても良い。
なお、第2表示制御部206aは、上記実施形態1における第1表示制御部6aと同様に、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作が行われると、表示パネル6bに逐次表示されるライブビュー画像を全体画像Iaから第2切出部205eにより切り出される切出領域Aに対応する部分画像Ipに切り換えて表示させても良い。
さらに、第2表示制御部206aは、上記実施形態1における第1表示制御部6aと同様に、部分画像Ipをライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示させる場合に、表示されている部分画像Ipの所定位置に、撮像部3により撮像される全体画像Iaを縮小した状態で逐次合成して表示させても良いし、部分画像Ipの所定位置に縮小した状態で合成されている全体画像Ia内に、第2切出部205eにより切り出される切出領域Aの位置及びサイズを示す枠Wを表示させても良い。
第2記録制御部208は、上記実施形態1における第1記録制御部8と同様に、ユーザによるシャッタボタン10aの半押し操作(第1の操作)後に全押し操作(第2の操作)が行われると、撮像部3により撮像される全体画像Ia内の第2切出部205eにより切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ip(図10(a)参照)を記録部9に記録させる。
また、例えば、部分画像Ipと全体画像Ia(図10(b)参照)とを対応付けて記録する所定の撮影モードが設定されている場合等に、第2記録制御部208は、第2切出部205eにより切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ipと、撮像部3により撮像される全体画像Iaとを対応付けて記録部9に記録させる。具体的には、第2記録制御部208は、部分画像Ipと全体画像Iaとを個別に圧縮して別々のファイルとして記録部9に記録させることで、それぞれ独立して再生や削除が可能となるが、部分画像Ipと全体画像Iaとを同じファイル名とすることで、当該部分画像Ipと全体画像Iaとの対応付けを行う。
なお、部分画像Ipから全体画像Iaに動的に切り換える視覚効果が施された動画情報(図示略)が生成されている場合には、第2記録制御部208は、この動画情報を部分画像Ipや全体画像Iaと対応付けて記録部9に記録させても良い。すなわち、第2記録制御部208は、動画情報を部分画像Ip及び全体画像Iaとは別のファイルとして記録部9に記録させ、この動画情報のファイル名を部分画像Ip及び全体画像Iaと同じファイル名とすることで、当該動画情報と部分画像Ipと全体画像Iaとの対応付けを行う。
<撮影処理>
次に、撮像装置200による撮影処理について、図7〜図10(b)を参照して説明する。
図7は、撮影処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図8(a)〜図10(b)は、撮影処理を説明するための図である。
なお、以下に説明する撮影処理では、上記実施形態1の撮影処理と同様に、予め部分画像Ipや全体画像Iaの圧縮率(例えば、1/2、1/4等)が画質設定部7により設定されているものとする。また、部分画像Ipと全体画像Iaとを対応付けて記録する所定の撮影モードが設定されているものとする。
図7に示すように、先ず、撮像部3は、被写体の撮像を開始して、第2表示制御部206aは、信号処理部4により生成された全体画像Iaに係る複数のフレーム画像の表示用の画像データに基づいて、ライブビュー画像を表示パネル6bに表示させる(ステップS11)。
次に、第2位置設定部205aは、撮像部3の撮像範囲内の略中央に、例えば、切出領域テーブルTにデフォルトとして設定されているサイズや形状の切出領域Aを設定する(ステップS12)。そして、第2表示制御部206aは、表示パネル6bに逐次表示されている全体画像Ia内で切出領域Aを示す枠Wを表示させるとともに、切出領域A以外の領域にマスク処理を施して、当該切出領域A以外の領域の画像を半透過の表示状態で表示させる(ステップS13;図8(a)参照)。
その後、中央制御部1のCPUは、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて、切出領域Aのサイズや形状を変更する指示が入力されたか否かを判定する(ステップS14)。この判定は、例えば、切出領域テーブルTに規定されている切出領域Aのサイズ及び形状の複数の組み合わせの中から、何れか一のサイズ及び形状の組み合わせがユーザによる操作入力部10の所定操作(第3の操作)に基づいて選択されたか否かに応じて行われる。
ここで、切出領域Aのサイズや形状を変更する指示が入力されたと判定されると(ステップS14;YES)、変位制御部205dは、撮像部3の撮像範囲に対して切出領域Aの位置を略中央に固定した状態で、当該切出領域Aのサイズや形状を指示された変更内容に応じて変更する(ステップS15)。そして、処理をステップS13に戻し、第2表示制御部206aは、切出領域Aのサイズ及び形状の変更に対応させて、表示パネル6bに当該変更後の切出領域Aを示す枠Wを表示させるとともに、切出領域A以外の領域の画像を半透過の表示状態で表示させる(図8(b)参照)。
一方、ステップS14にて、切出領域Aのサイズや形状を変更する指示が入力されていないと判定されると(ステップS14;NO)、中央制御部1のCPUは、ユーザによる操作入力部10のシャッタボタン10aの半押し操作が行われたか否かを判定する(ステップS16)。
ここで、シャッタボタン10aの半押し操作が行われていないと判定されると(ステップS16;NO)、中央制御部1のCPUは、処理をステップS14に戻し、上記と同様に、切出領域Aのサイズや形状を変更する指示が入力されたか否かを判定する。
ステップS16にて、シャッタボタン10aの半押し操作が行われたと判定されると(ステップS16;YES)、第2表示制御部206aは、切出領域A以外の領域の画像の半透過の表示状態での表示を解除する(ステップS17;図9(a)参照)。
そして、変位制御部205dは、切出領域Aのサイズや形状を固定した状態で、第2変位部205cにより特定の被写体の移動に追従させるように切出領域Aの位置を変位させる制御を行う(ステップS18;図9(b)参照)。具体的には、第2変位部205cは、第2被写体移動検出部205bにより検出される特定の被写体の相対的な移動に合わせて、撮像部3の撮像範囲内における切出領域Aの位置を変位させる。また、第2表示制御部206aは、切出領域Aの変位に対応させて、表示パネル6bに当該切出領域Aを示す枠Wを変位させて表示させる。
次に、中央制御部1のCPUは、ユーザによる操作入力部10のシャッタボタン10aの半押し操作が解除されたか否かを判定する(ステップS19)。
ここで、シャッタボタン10aの半押し操作が解除されていないと判定されると(ステップS19;NO)、中央制御部1のCPUは、ユーザによる操作入力部10のシャッタボタン10aの全押し操作が行われたか否かを判定する(ステップS20)。
ステップS20にて、シャッタボタン10aの全押し操作が行われていないと判定されると(ステップS20;NO)、処理をステップS18に戻し、上記と同様に、変位制御部205dは、切出領域Aのサイズや形状を固定した状態で、第2変位部205cにより特定の被写体の移動に追従させるように切出領域Aの位置を変位させる制御を行う。
一方、ステップS20にて、シャッタボタン10aの全押し操作が行われたと判定されると(ステップS20;YES)、第2切出部205eは、シャッタボタン10aの全押し操作が行われた時点で信号処理部4により生成された全体画像IaのYUVデータを第2メモリ202から取得し、全体画像Iaから切出領域Aに対応する部分画像Ipを切り出す(ステップS21;図10(a)参照)。なお、撮像制御部3cは、全体画像Iaを撮像する際に、切出領域Aを基準として、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等を行っても良い。
その後、第2記録制御部208は、第2切出部205eにより切り出された切出領域Aに対応する部分画像Ipと、撮像部3により撮像される全体画像Ia(図10(b)参照)とを個別に圧縮して別々のファイルとし、これらを対応付けて記録部9に記録させる(ステップS22)。
一方、ステップS19にて、シャッタボタン10aの半押し操作が解除されたと判定されると(ステップS19;YES)、処理をステップS12に戻し、第2位置設定部205aは、撮像部3の撮像範囲内の略中央に、例えば、前回(例えば、シャッタボタン10aの半押し操作の解除前に)設定されたサイズや形状の切出領域Aを設定する。その後、上記と同様に、ステップS13以降の各処理が行われる。
以上のように、実施形態2の撮像装置200によれば、切出領域A内の画像をライブビュー画像として表示パネル6bに表示させ、具体的には、ライブビュー画像としての全体画像Ia内で切出領域Aを識別可能に表示パネル6bに表示させるので、切出領域Aに対応する部分画像Ipの全体画像Ia内での位置関係の把握を容易に行うことができる。さらに、シャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでは、撮像部3の撮像範囲内における切出領域Aの位置を固定させるとともに、シャッタボタン10aの半押し操作が行われると、撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、特定の被写体の相対的な移動に合わせてこの撮像範囲内における切出領域Aの位置を変位させ、シャッタボタン10aの全押し操作が行われると、全体画像Ia内の切出領域Aに対応する部分画像Ipを記録させるので、シャッタボタン10aの半押し操作が行われる前は、ユーザが撮像方向や画角を変えることにより切り出し対象となる特定の被写体が含まれる切出領域Aを自由に変えることができ、シャッタボタン10aの半押し操作が行われた後は、手ぶれが生じたり、特定の被写体が動いたり、画角を変えたりした場合でも特定の被写体の相対的な移動に追従させて切出領域Aの位置を変位させることができ、切り出し対象となる特定の被写体の変更、決定、追尾(固定)を容易に行うことが可能となる。
特に、シャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでは、撮像範囲に対して切出領域Aの位置を固定した状態で、当該切出領域Aのサイズや形状を変更可能とすることで、切り出し対象となる特定の被写体が含まれる切出領域Aのサイズや形状を自由に変えることができる。さらに、シャッタボタン10aの半押し操作が行われると、ユーザが所望するサイズや形状で切出領域Aのサイズ及び形状を固定した状態で、特定の被写体の相対的な移動に追従させて当該切出領域Aの位置を変位させることができる。
このように、撮像装置200のデジタルズーム機能に関する使い勝手の向上を図ることができる。
また、シャッタボタン10aの全押し操作が行われると、切出領域Aに対応する部分画像Ipと当該切出領域Aの切り出しと同じタイミングで撮像された全体画像Iaとを対応付けて記録することで、部分画像Ipの全体画像Iaに対する位置関係の把握をより容易に行うこともできる。
また、ライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示されている全体画像Ia内に、切出領域Aを示す枠Wを表示させるので、切出領域Aを全体画像Ia内で識別可能に表示することができ、切出領域Aに対応する部分画像Ipの全体画像Ia内での位置関係の把握をより容易に行うことができる。特に、シャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでは、ライブビュー画像として逐次表示されている全体画像Ia内における切出領域A以外の領域の画像を、この切出領域Aに対応する部分画像Ipに対して相対的に引き立たせないような所定の表示態様で表示させるので、全体画像Ia内で切出領域Aを相対的に目立たせることができ、当該切出領域Aをより容易に識別可能となるように表示することができる。
さらに、シャッタボタン10aの半押し操作が行われると、切出領域A以外の領域の画像をこの切出領域Aに対応する部分画像Ipに対して相対的に引き立たせないような所定の表示態様での表示状態を解除するので、全体画像Iaの画角の調整をより容易に行うことができる。
また、シャッタボタン10aの半押し操作が行われるまでの間に行われるユーザによる操作入力部10の所定操作に応じて、切出領域Aのサイズや形状の複数の組み合わせの中から何れか一の組み合わせを選択して、この組み合わせに対応するサイズ及び形状の切出領域Aをライブビュー画像としての全体画像Ia内で識別可能に表示させるので、切り出し対象となる特定の被写体が含まれる切出領域Aのサイズや形状を自由に変えることができ、変更後のサイズや形状の切出領域Aを全体画像Ia内で識別可能に表示することで、切出領域Aに対応する部分画像Ipの全体画像Ia内での位置関係の把握をより容易に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態1、2に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態1、2にあっては、部分画像Ipと全体画像Iaとを対応付けて記録させるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、少なくとも部分画像Ipを記録させる構成であれば良い。
また、上記実施形態1にあっては、シャッタボタン10aの半押し操作後に、表示パネル6bに表示されるライブビュー画像を全体画像Iaから部分画像Ipに切り換えるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、シャッタボタン10aの半押し操作の有無に拘わらず、部分画像Ipをライブビュー画像として表示パネル6bに表示するようにしても良い。
さらに、上記実施形態1、2にあっては、同じ1つのシャッタボタン10aの半押し操作と全押し操作により切り出し対象となる特定の被写体の決定、追尾(固定)と画像の記録とを指示するようにしたので、画像の記録を含めた素早い操作を行うことが可能であるが、シャッタボタン以外の操作によって切り出し対象となる特定の被写体の決定、追尾(固定)を指示するようにしてもよい。例えば、操作入力部10は、表示パネル6bと一体となって形成されたタッチパネル(図示略)を備え、当該タッチパネルに対する接触回数を基準として、例えば、一回目の接触操作を第1の操作とし、続けて行われる二回目の接触操作を第2の操作とするようにしても良い。
また、上記実施形態1、2にあっては、シャッタボタン10aの半押し操作によって切り出し対象となる特定の被写体の決定、追尾(固定)を指示するようにしたが、例えば、予め登録されている顔を特定の被写体とするような場合には、特にユーザ操作を行わなくとも、常に登録された顔を特定の被写体として決定、追尾(固定)するようにしてもよい。
また、撮像装置100、200の構成は、上記実施形態1、2に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。例えば、部分画像Ipや全体画像Iaを記録する記録手段は、例えば、サーバ等の外部機器に設けるようにしても良く、通信ネットワークを介して画像データを送信して記録させるようにしても良い。
加えて、上記実施形態1にあっては、中央制御部1の制御下にて、第1切出部5a、第1表示制御部6a、第1被写体移動検出部5d、第1変位部5e、第1記録制御部8が駆動する構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行される構成としても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、切出処理ルーチン、表示制御処理ルーチン、移動検出処理ルーチン、変位処理ルーチン、記録制御処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、切出処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、撮像部3により撮像される全体画像Iaから、ズーム倍率に応じた一部分の領域を切り出す機能を実現させるようにしても良い。また、表示制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、撮像部3により逐次撮像される全体画像Iaをライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示させるとともに、第1の操作が行われると、表示パネル6bに逐次表示されるライブビュー画像を全体画像Iaから切り出される一部分の領域に対応する部分画像Ipに切り換えて表示させる機能を実現させるようにしても良い。また、移動検出処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、撮像部3により撮像される画角に対する特定の被写体の相対的な移動を検出する機能を実現させるようにしても良い。また、変位処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、第1の操作が行われた後、検出される特定の被写体の相対的な移動に合わせて、切り出される一部分の領域の切り出し位置を変位させる機能を実現させるようにしても良い。また、記録制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、第1の操作と異なる第2の操作が行われた際に、切り出された一部分の領域に対応する部分画像Ipを記録させる機能を実現させるようにしても良い。
同様に、切出処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、撮像部3により撮像される全体画像Iaから、ズーム倍率に応じた一部分の領域を逐次切り出す機能を実現させるようにしても良い。また、表示制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、逐次切り出される一部分の領域に対応する部分画像Ipをライブビュー画像として表示パネル6bに逐次表示させる機能を実現させるようにしても良い。また、移動検出処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、撮像部3により撮像される画角に対する特定の被写体の相対的な移動を検出する機能を実現させるようにしても良い。また、変位処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、検出される特定の被写体の相対的な移動に合わせて、切り出される一部分の領域の切り出し位置を変位させる機能を実現させるようにしても良い。また、記録制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、所定の操作が行われた際に、切り出された一部分の領域に対応する部分画像Ipを記録させる機能であって、所定の撮影モードが設定されている場合に、切り出された一部分の領域に対応する部分画像Ipと、当該一部分の領域の切り出しと同じタイミングで撮像部3により撮像される全体画像Iaとを対応付けて記録させる機能を実現させるようにしても良い。
また、上記実施形態2にあっては、中央制御部1の制御下にて、第2表示制御部206a、第2位置設定部205a、第2変位部205c、変位制御部205d、第2記録制御部208が駆動する構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行される構成としても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、設定処理ルーチン、領域表示制御処理ルーチン、変位処理ルーチン、変位制御処理ルーチン、記録制御処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、設定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、撮像部3の撮像範囲内の所定位置に切出領域Aを設定する機能を実現させるようにしても良い。また、領域表示制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、設定された切出領域A内の画像をライブビュー画像として表示パネル6bに表示させる機能を実現させるようにしても良い。また、変位処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、撮像部3の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における切出領域Aの位置を変位させる機能を実現させるようにしても良い。また、変位制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、第1の操作が行われるまでは、撮像範囲内における切出領域Aの位置を固定させるとともに、第1の操作が行われると、切出領域Aの位置を変位させる制御を行う機能を実現させるようにしても良い。また、記録制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUに、第1の操作が行われた後に第2の操作が行われると、撮像部3により撮像される全体画像Ia内の切出領域Aに対応する部分画像Ipを記録させる機能を実現させるようにしても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
撮像手段の撮像範囲内の所定位置に切出領域を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された切出領域内の画像をライブビュー画像として表示手段に表示させる領域表示制御手段と、
前記撮像手段の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる変位手段と、
第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を固定させるとともに、前記第1の操作が行われると、前記変位手段により前記切出領域の位置を変位させる制御を行う変位制御手段と、
前記第1の操作が行われた後に第2の操作が行われると、前記撮像手段により撮像される全体画像内の前記切出領域に対応する部分画像を記録させる記録制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
<請求項2>
前記撮像手段により逐次撮像される全体画像を前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示させるライブビュー表示制御手段を更に備え、
前記設定手段は、前記ライブビュー表示制御手段による前記ライブビュー画像としての全体画像の表示中に、前記撮像手段の撮像範囲内の所定位置に前記切出領域を設定し、
前記領域表示制御手段は、前記設定手段により設定された前記切出領域を前記ライブビュー画像としての全体画像内で識別可能に前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
<請求項3>
前記変位制御手段は、
前記第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲に対して前記切出領域の位置を固定した状態で、当該切出領域の大きさ及び形状のうちの少なくとも一方を変更可能にし、前記第1の操作が行われると、前記切出領域の大きさ及び形状を固定した状態で、前記変位手段により当該切出領域の位置を変位させる
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
<請求項4>
前記撮像手段により撮像される全体画像から前記切出領域を切り出す切出手段を更に備え、
前記記録制御手段は、前記第2の操作が行われると、前記切出手段により切り出された前記切出領域に対応する部分画像と、前記撮像手段により撮像される全体画像とを対応付けて記録させる
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項5>
前記ライブビュー表示制御手段は、前記第1の操作が行われると、前記表示手段に逐次表示される前記ライブビュー画像を、前記撮像手段により逐次撮像される全体画像から、逐次切り出される前記切出領域に対応する部分画像に切り換える
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
<請求項6>
前記ライブビュー表示制御手段は、前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示される前記切出領域に対応する部分画像の所定位置に、前記撮像手段により撮像される全体画像を縮小した状態で逐次合成して表示させ、
前記領域表示制御手段は、前記部分画像の所定位置に縮小した状態で合成されて表示されている全体画像内にて、前記切出領域の位置及び大きさを示す枠を表示させる
ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
<請求項7>
前記領域表示制御手段は、前記ライブビュー表示制御手段により前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示されている全体画像内に、前記切出領域を示す枠を表示させる
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
<請求項8>
前記領域表示制御手段は、前記第1の操作が行われるまでは、前記ライブビュー表示制御手段により前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示されている全体画像内における前記切出領域以外の領域の画像を、この切出領域に対応する部分画像に対して相対的に引き立たせないような所定の表示態様で表示させる
ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
<請求項9>
前記領域表示制御手段は、前記第1の操作が行われると、前記ライブビュー画像としての全体画像内で大きさ及び形状を固定した前記切出領域を示す枠を表示させるとともに、前記切出領域以外の領域の画像の前記所定の表示態様での表示状態を解除する
ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
<請求項10>
前記切出領域の大きさ及び形状のうちの少なくとも一方を異ならせた複数の組み合わせを規定する規定手段を更に備え、
前記領域表示制御手段は、前記第1の操作が行われるまでの間に行われる第3の操作に応じて、前記規定手段により規定されている前記複数の組み合わせの中から何れか一の組み合わせを選択して、この組み合わせに対応する大きさ及び形状の切出領域を前記ライブビュー画像としての全体画像内で識別可能に表示させる
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の撮像装置。
<請求項11>
前記切出領域内の前記特定の被写体の前記撮像手段の撮像範囲に対する相対的な移動を検出する移動検出手段を更に備え、
前記変位手段は、前記移動検出手段により検出される前記特定の被写体の相対的な移動に合わせて、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる
ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項12>
撮像装置を用いた撮像方法であって、
撮像手段の撮像範囲内の所定位置に切出領域を設定する設定処理と、
前記設定処理により設定された切出領域内の画像をライブビュー画像として表示手段に表示させる領域表示制御処理と、
前記撮像手段の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる変位処理と、
第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を固定させるとともに、前記第1の操作が行われると、前記変位処理により前記切出領域の位置を変位させる制御を行う変位制御処理と、
前記第1の操作が行われた後に第2の操作が行われると、前記撮像手段により撮像される全体画像内の前記切出領域に対応する部分画像を記録させる記録制御処理と、
を含むことを特徴とする撮像方法。
<請求項13>
撮像装置のコンピュータを、
撮像手段の撮像範囲内の所定位置に切出領域を設定する設定手段、
前記設定手段により設定された切出領域内の画像をライブビュー画像として表示手段に表示させる領域表示制御手段、
前記撮像手段の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる変位手段、
第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を固定させるとともに、前記第1の操作が行われると、前記変位手段により前記切出領域の位置を変位させる制御を行う変位制御手段、
前記第1の操作が行われた後に第2の操作が行われると、前記撮像手段により撮像される全体画像内の前記切出領域に対応する部分画像を記録させる記録制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
100、200 撮像装置
1 中央制御部
3 撮像部
5 第1画像処理部
5a 第1切出部
5b 被写***置検出部
5c 第1位置設定部
5d 第1被写体移動検出部
5e 第1変位部
6 第1表示部
6a 第1表示制御部
6b 表示パネル
7 画質設定部
8 第1記録制御部
9 記録部
10 操作入力部
10a シャッタボタン
202 第2メモリ
205 第2画像処理部
205a 第2位置設定部
205b 第2被写体移動検出部
205c 第2変位部
205d 変位制御部
205e 第2切出部
206 第2表示部
206a 第2表示制御部
208 第2記録制御部
Ia 全体画像
Ip 部分画像
T 切出領域テーブル

Claims (11)

  1. 撮像手段により逐次撮像される全体画像をライブビュー画像として表示手段に逐次表示させるライブビュー表示制御手段と、
    前記ライブビュー表示制御手段による前記ライブビュー画像としての全体画像の表示中に、前記撮像手段の撮像範囲内の所定位置に切出領域を設定する設定手段と、
    前記撮像手段の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる変位手段と、
    第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を固定させるとともに、前記第1の操作が行われると、前記変位手段により前記切出領域の位置を変位させる制御を行う変位制御手段と、
    前記第1の操作が行われるまでは、前記ライブビュー表示制御手段により前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示されている全体画像内における前記切出領域以外の領域の画像を、この切出領域に対応する部分画像に対して相対的に引き立たせないような所定の表示態様で表示させる領域表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記変位制御手段は、
    前記第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲に対して前記切出領域の位置を固定した状態で、当該切出領域の大きさ及び形状のうちの少なくとも一方を変更可能にし、前記第1の操作が行われると、前記切出領域の大きさ及び形状を固定した状態で、前記変位手段により当該切出領域の位置を変位させる
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の操作が行われた後に第2の操作が行われると、前記撮像手段により撮像される全体画像内の前記切出領域に対応する部分画像を記録させる記録制御手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像手段により撮像される全体画像から前記切出領域を切り出す切出手段を更に備え、
    前記記録制御手段は、前記第2の操作が行われると、前記切出手段により切り出された前記切出領域に対応する部分画像と、前記撮像手段により撮像される全体画像とを対応付けて記録させる
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記ライブビュー表示制御手段は、前記第1の操作が行われると、前記表示手段に逐次表示される前記ライブビュー画像を、前記撮像手段により逐次撮像される全体画像から、逐次切り出される前記切出領域に対応する部分画像に切り換える
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記ライブビュー表示制御手段は、前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示される前記切出領域に対応する部分画像の所定位置に、前記撮像手段により撮像される全体画像を縮小した状態で逐次合成して表示させ、
    前記領域表示制御手段は、前記部分画像の所定位置に縮小した状態で合成されて表示されている全体画像内にて、前記切出領域の位置及び大きさを示す枠を表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記領域表示制御手段は、前記ライブビュー表示制御手段により前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示されている全体画像内に、前記切出領域を示す枠を表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記領域表示制御手段は、前記第1の操作が行われると、前記ライブビュー画像としての全体画像内で大きさ及び形状を固定した前記切出領域を示す枠を表示させるとともに、前記切出領域以外の領域の画像の前記所定の表示態様での表示状態を解除する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記切出領域内の前記特定の被写体の前記撮像手段の撮像範囲に対する相対的な移動を検出する移動検出手段を更に備え、
    前記変位手段は、前記移動検出手段により検出される前記特定の被写体の相対的な移動に合わせて、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の撮像装置。
  10. 撮像装置を用いた撮像方法であって、
    撮像手段により逐次撮像される全体画像をライブビュー画像として表示手段に逐次表示させるライブビュー表示制御処理と、
    前記ライブビュー表示制御処理による前記ライブビュー画像としての全体画像の表示中に、前記撮像手段の撮像範囲内の所定位置に切出領域を設定する設定処理と、
    前記撮像手段の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる変位処理と、
    第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を固定させるとともに、前記第1の操作が行われると、前記変位処理により前記切出領域の位置を変位させる制御を行う変位制御処理と、
    前記第1の操作が行われるまでは、前記ライブビュー表示制御処理により前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示されている全体画像内における前記切出領域以外の領域の画像を、この切出領域に対応する部分画像に対して相対的に引き立たせないような所定の表示態様で表示させる領域表示制御処理と、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  11. 撮像装置のコンピュータを、
    撮像手段により逐次撮像される全体画像をライブビュー画像として表示手段に逐次表示させるライブビュー表示制御手段、
    前記ライブビュー表示制御手段による前記ライブビュー画像としての全体画像の表示中に、前記撮像手段の撮像範囲内の所定位置に切出領域を設定する設定手段、
    前記撮像手段の撮像範囲内の特定の被写体の移動に追従させるように、この撮像範囲内における前記切出領域の位置を変位させる変位手段、
    第1の操作が行われるまでは、前記撮像範囲内における前記切出領域の位置を固定させるとともに、前記第1の操作が行われると、前記変位手段により前記切出領域の位置を変位させる制御を行う変位制御手段、
    前記第1の操作が行われるまでは、前記ライブビュー表示制御手段により前記ライブビュー画像として前記表示手段に逐次表示されている全体画像内における前記切出領域以外の領域の画像を、この切出領域に対応する部分画像に対して相対的に引き立たせないような所定の表示態様で表示させる領域表示制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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