JP2007316125A - 像振れ補正装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像振れ補正制御の処理時間を短縮する。
【解決手段】撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、振れ検出手段で検出された振れを振れ補正量に変換すると共に、撮像装置のズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により前記振れ補正量を調整する演算手段と、前記振れ補正量を用いて振れ補正手段を制御する制御手段とを有し、単位時間当たりのズーム変化量に応じて、前記敏感度を補正する間隔を変更する(S404,S405,S408,S410)。
【選択図】図4

Description

本発明は、ズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により振れ補正量を調整する像振れ補正装置および撮像装置に関するものである。
一般的に手振れによる像振れは、高倍率の撮像装置において倍率をテレ側にした場合に顕著に現われる。高倍率の撮像装置であってもワイド側では像振れは目立たないことが多い。そのため、像振れ補正機能を有し、焦点距離が変更可能な撮像装置では、そのズーム倍率に応じた像振れ補正を行う。即ち、テレ側では画像の振れ(揺れ)が大きいため、振れを補正する量は大きくなり、ワイド側では振れが小さいため、振れを補正する量は小さくなる。
ここで、像振れ補正機能は、主に撮像装置に与えられる手振れを検出するセンサ手段と、その手振れ量を振れキャンセル量に変換する演算手段と、画像の振れを取り除く機構としてのシフトレンズ等によって達成される。
上記センサ手段は、一例としてジャイロ(角速度検出器)がある。ジャイロでの出力値はアナログデータであるため、A/D変換によりデジタルデータにされる。デジタルデータは角速度であるため、積分処理が行われ、振れ量に変換される。この振れ量の逆方向移動量が振れキャンセル量となり、D/A変換によりアナログデータとして出力される。振れキャンセル量は上記のように現在のズーム倍率を反映した値として算出される。ワイド(広角)時の焦点距離をW、テレ(望遠)時の焦点距離をTとしたとき、ワイドに対するテレの振れキャンセル量はT/Wだけ重み付けされた量となる。また、手振れを振れキャンセル量に変換して出力する演算装置の一例として、A/D変換部とD/A変換部を備えるマイクロコンピュータがある。このマイクロコンピュータからD/A変換部を介して振れキャンセル量に相当する駆動量が駆動手段に出力され、シフトレンズの駆動が行われる。
シフトレンズの駆動量は、振れキャンセル量にその時の焦点距離とフォーカスレンズ位置(被写体距離に応じた位置になる)に依存する敏感度分の重み付けをした値となる(例えば特許文献1参照)。ここで、シフトレンズの補正量は、(振れキャンセル量)=(敏感度)×(ジャイロセンサの出力による換算振れ量)と表される。この敏感度は、フォーカスレンズの位置と焦点距離(ズームレンズの位置)を変数として、一意に定められる無単位の係数である。従って、フォーカスレンズ位置と焦点距離が時々刻々と変化する場合、敏感度も時々刻々と変化することとなる。上記振れキャンセル量の算出と敏感度の重み付け演算は、一般的に所定サンプリングでデジタル処理されている。
特開平4−20941号公報
近年の撮像装置は高画素化により高精度の像振れ補正が必要となり、それと同時に多くの機能追加も望まれている。これは上記サンプリングの時間間隔の縮小とデジタル処理の追加の二つの相反する作業を実現していくことを意味している。高倍率の撮像装置では、ワイドからテレ、もしくはテレからワイドへのズーム時間が長くなる傾向にある。一般的にこのズーム速度はユーザーが自由に切り換えられる。さらに静止画撮影と動画撮影一体型の撮像装置の普及が拡大しており、それぞれでズームの速度が異なる場合もある。
しかし従来においては、ズーム時間が長くなったり、ズームの速度が異なったりしても、ズーム変化中は同じ間隔で敏感度補正を行っていた。そのため、ズーム変化中は常に所定の時間を敏感度補正に費やしていた。
(発明の目的)
本発明の目的は、像振れ補正制御の処理時間を短縮することのできる像振れ補正装置および撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段で検出された振れを振れ補正量に変換すると共に、前記撮像装置のズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により前記振れ補正量を調整する演算手段と、前記振れ補正量を用いて振れ補正手段を制御する制御手段とを有する像振れ補正装置において、単位時間当たりのズーム変化量に応じて、前記敏感度を補正する間隔を変更する像振れ補正装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段で検出された振れを振れ補正量に変換すると共に、前記撮像装置のズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により前記振れ補正量を調整する演算手段と、前記振れ補正量を用いて振れ補正手段を制御する制御手段とを有する像振れ補正装置において、前記撮像装置が動画撮影を行う際には、ズーム方向に応じて、前記敏感度を補正する間隔を変更する像振れ補正装置とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、本発明の上記像振れ補正装置を具備した撮像装置とするものである。
本発明によれば、像振れ補正制御の処理時間を短縮することができる像振れ補正装置または撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1および2に記載する通りである。
図1は本発明の実施例1に係わる撮像装置の回路構成を示すブロック図である。図1において、10は撮影レンズの保護手段であるバリア、54はバリア10の駆動を制御するバリア制御部である。12はシャッタ、52はシャッタ12の開閉を制御するシャッタ制御部である。14は防振レンズであるところのシフトレンズであり、手振れ等により振れた画像をキャンセルするためのレンズである。16は絞り、44は絞り16を制御する露光制御部である。18はズームレンズ、42はズームレンズ18を制御して倍率を変化させるズーム制御部である。20はフォーカスレンズ、40はフォーカスレンズ20を制御してピント合わせを行うフォーカス制御部である。
22は光学像を電気信号に変換する撮像素子である。24はタイミング発生部であり、撮像素子22、D/A変換部28、A/D変換部26にクロック信号を供給する。34はメモリ制御部であり、A/D変換部26、D/A変換部28、画像処理部32、画像表示記憶部36を制御する。32は画像処理部であり、 A/D変換部26からのデータ、或いはメモリ制御部34からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
A/D変換部26のデータが画像処理部32およびメモリ制御部34を介して、或いは、A/D変換部26のデータがメモリ制御部34のみを介して、画像表示記憶部36に書き込まれる。画像表示記憶部36に書き込まれた表示用画像データはD/A変換部28を介して画像表示部30により表示される。画像表示部30を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
38はカメラシステム制御部であり、フォーカス制御部40、ズーム制御部42、露光制御部44、シャッタ制御部52、バリア制御部54の制御を行う。64はメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。また、メモリ64はカメラシステム制御部38の作業領域としても使用することが可能である。
62は電源であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ回路等により構成されている。そして、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びカメラシステム制御部38の指示に基づいてDC/DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
60はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェースである。58は記録部であり、インタフェース60を介してカメラシステム制御部38とのアクセスを行う。56は各種ボタン、タッチパネル等からなる操作部である。操作部56には、ズームボタン、メニューボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り換えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタンが含まれる。さらには、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン等が含まれる。
図2は、角速度検出部46、シフトレンズ駆動部48、シフトレンズ位置検出部50とカメラシステム制御部38との間をより詳細に説明したブロック図である。
図2において、46は角速度検出部(以下、ジャイロという)であり、角速度データを検出し、電圧として出力する。80は角速度検出用のA/D変換部であり、ジャイロ46からのデータをデジタルデータに変換している。82はローパスフィルタ部であり、角速度データを積分して角度データに変換している。その結果として、振れキャンセル量が算出される。但し、この段階では敏感度補正は行われていない。84は敏感度補正部であり、振れキャンセル量に敏感度の重み付けを行う。この重み付けが行われた振れキャンセル量がシフトレンズ位置制御部88に出力される。
50はシフトレンズ位置検出部であり、図1に示したシフトレンズ14の位置を検出して電圧として出力する。90はシフトレンズ用のA/D変換部であり、シフトレンズ位置検出部50からのデータをデジタルデータに変換している。シフトレンズ位置制御部88は振れキャンセル量とシフトレンズ位置検出部50が検出した位置データとの差分をとり、その差が0に近づくようにフィードバック制御を行っている。最終的にシフトレンズ14を駆動する信号がD/A変換部86によりアナログデータに変換され、シフトレンズ駆動部48に出力される。シフトレンズ駆動部48は駆動信号を受け取るとその分だけシフトレンズ14を駆動する。
92はズーム用敏感度補正間隔調整部であり、ズーム制御部42から単位時間当たりのズームの変化量と、焦点距離(ズーム)の情報を得る。94はフォーカス用敏感度補正間隔調整部であり、フォーカス制御部40からフォーカスの情報を得る。96は敏感度補正テーブルであり、ローパスフィルタ部82から算出された振れキャンセル量に重み付けする敏感度を決定して、敏感度補正部84に出力する。この敏感度の決定方法については後に詳述する。
操作部56から静止画撮影モードと動画撮影モードを切り換えた情報を得ることができる。ここで、動画撮影モードの場合は、シフトレンズ14の動きが目立ち、その動きが記録される場合がある。このような場合は敏感度の補正間隔を狭めてシフトレンズ14への急激な補正を軽減する。逆に静止画撮影モードの場合、シフトレンズ14の動きは目立たなくなる。そのため、ズーム途中の敏感度補正を行わず、ズーム駆動が終了した時点での敏感度を補正することにより、ズーム途中の演算時間を省略することができる。
ここで、敏感度補正テーブルによる敏感度の決定方法について説明する。
敏感度補正テーブル96は2次元の配列で構成されている。“列”はフォーカスレンズ位置を適当な位置ごとに細分化したフォーカスポイントyであり、全てのフォーカス状態(フォーカスレンズ20の位置)に対応するフォーカスポイントが1つ存在する。“行”は焦点距離を等分化したズームポイントzであり、全ての焦点距離に対して対応するズームポイントが1つ存在する。
図3は、敏感度補正テーブル96に記憶されたデータに関する図である。
図3(a)は、操作部56から動画撮影モードであるとの信号が送られてきた場合の、単位時間当たりのズームの変化量と、ズームポイントステップ数の対応を示す。具体的には、単位時間当たりのズームの変化量に対応して予めズームポイントを飛ばすステップ数sを決定しておく。例えば、ズーム単位時間当たりの変化量がαであり、この変化量が低速相当である場合、ゆっくりとしたズーム動作中ではシフトレンズ動作が目立つため、敏感度の補正間隔を狭めてシフトレンズ14の急激な補正を軽減する。そのため、ズームポイントのステップ数sを1と規定する。その分、演算時間の削減は小さくなる。
ズーム用敏感度補正間隔調整部92から出力される単位時間あたりのズームの変化量がαであるとき、ステップ数sとして1が規定され、このs=1のときの敏感度補正テーブルを図3(a)に示す。s=1であるので、この場合ズームポイントを飛ばすことがなく、もともと用意されている補正テーブルと一致する。
具体的には、ズーム用敏感度補正間隔調整部92から単位時間あたりのズームの変化量と共に出力される焦点距離からズームポイントzを算出し、フォーカス用敏感度補正間隔調整部94から出力されるフォーカスレンズの位置からフォーカスポイントyを算出する(なお、図中では、zとして1,2,3…として表され、yとしてd,e,f…と表されている)。そして、このz、yに対応する敏感度A[z,y]を抽出して、敏感度補正部84に出力する。
逆に単位時間当たりのズームの変化量がγであり、この変化量が高速相当である場合、すばやいズーム動作中ではシフトレンズ動作は目立たなくなるため、敏感度の補正間隔を広げて演算時間の削減を行うことができる。このときは、ズームポイントのステップ数sを4と規定する。さらに、ズーム単位時間当たりの変化量がαとγの中間であるβのとき、ズームポイントのステップ数sは例えばs=2とすると良い。
このs=2のときの敏感度補正テーブルを図3(b)に示す。s=2であるので、この場合ズームポイントは、もともと用意されている補正テーブルに対して、ズームポイントが一つおきとなる補正テーブルと一致する。すなわちzの値として1,3,5…の奇数をとることになる。具体的には、ズーム用敏感度補正間隔調整部92から出力される単位時間あたりのズームの変化量がβであると、後述するように、ズームポイントzは1,3,5…というように奇数値をとるようになる。そして、このときのz、yに対応する敏感度A[z,y]を抽出して、敏感度補正部84に出力する。
以上のように、動画撮影モードにおいて、ズーム用敏感度補正間隔調整部92で用意されたズームポイントzとズームポイントステップ数sと、フォーカス用敏感度補正間隔調整部94で用意されたフォーカスポイントyから一意に、そして最適な敏感度補正値を決定することができる。なお、静止画撮影モードにおいては、単位時間あたりのズームの変化量が0でないときは、敏感度補正テーブルによる敏感度の決定は行わず、0となったときに、もともと用意されている補正テーブルから敏感度A[z,y]を抽出して、敏感度補正部84に出力する。
図4は、動画撮影モードにおいて、撮像装置のズーム倍率を変化させたとき、単位時間当たりのズーム変化量とフォーカス状態に応じて、シフトレンズ14の敏感度の補正間隔を変更する場合のフローチャートである。
予め、敏感度補正テーブル96には、レンズ固有の敏感度がテーブル状に保持されている。ステップS401は所定サンプリング間隔毎に行われる処理の一部であり、振れキャンセル量は既出であるとする。この状態で敏感度補正が開始する。次のステップS402では、フォーカス状態から敏感度補正テーブル96におけるフォーカスポイントy(図3参照)を選択する。即ち敏感度補正テーブル96の“列”を決定する。続くステップS403では、ステップS402で決定されたフォーカスポイントyの“行”の最大数mを選択する。即ち、敏感度補正テーブル96の“行”の最大値を決定する。
次のステップS404では、ズーム単位時間当たりの変化量を取得する。そして、次のステップS405にて、ステップS404で取得したズーム単位時間当たりの変化量から、対応するズームポイントステップ数sを選択する。
例として、図3(a)において、ズーム単位時間当たりの変化量がαである場合、低速相当と見なしてズームポイントステップ数をs=1とする。ズーム単位時間当たりの変化量がβである場合は、中速相当と見なしてズームポイントステップ数をs=2とする。ズーム単位時間当たりの変化量がγである場合は、高速相当と見なしてズームポイントステップ数をs=4とする。これらのズームポイントステップ数sは各ズーム速度に応じて予め準備された値である。
次のステップS406では、ズームポイントzを取得する。そして、次のステップS407にて、ステップS406で取得したズームポイントzがステップS403で取得したフォーカスポイントyにおける“列”の最大数mと同じであるかを判定する。この結果、z=mである場合はステップS409へ進む。そして、敏感度補正テーブル96よりズームポイントz=mとフォーカスポイントyから一意に決まる敏感度補正値を取得する。
一方、z=mでない場合はステップS407からステップS408へ進み、ステップS406で取得したズームポイントzから1を引いた値がステップS405で取得したズームポイントステップ数sで割り切れるかを判定する。z=s×N+1(Nは自然数)である場合、即ちzから1を引いた値がステップ数sで割り切れる場合、ステップS410へ進む。そして、敏感度補正テーブル96より、ズームポイントzとフォーカスポイントyから一意に決まる敏感度補正値を取得する。一方、割り切れない場合、ステップS412へ進んで敏感度補正を終了する。
ステップS411へ進むと、取得した敏感度補正値を用いて、振れキャンセル量にこの敏感度補正値を重み付けして、最終的な振れキャンセル量とする。そして、ステップS412にて敏感度補正を終了する。
本実施例2は、撮像装置を動画撮影モードにおいてズーム倍率を変化させたとき、ズームする方向とフォーカス状態に応じて、シフトレンズ14の敏感度を補正する間隔を変更する点、および、静止画撮影モードにおいてズーム変化量が所定値以上の場合に敏感度補正を行わない点で,実施例1と異なるものである。図5及び図6は本実施例2の動作を示すフローチャートである。
ステップS501は所定サンプリング間隔毎に行われる処理の一部であり、振れキャンセル量は既出であるとする。この状態で敏感度補正が開始する。次のステップS502では、撮影モードを判定する。撮影モードが静止画の場合はステップS505へ進み、後述の図6のステップS601以降の処理を行う。
一方、撮影モードが動画の場合はステップS502からステップS503に進み、ズーム方向を判定する。判定の結果、ズーム方向がワイドからテレの場合であればステップS504へ進み、ズームポイントステップ数sを予め決めておいたs1に設定する。また、ズーム方向がテレからワイドの場合であればステップS506へ進み、ズームポイントステップ数sを予め決めておいたs2に設定する。ここで、s1<s2である。
図6は、撮像装置を静止画撮影モードにおいて単位時間当たりのズーム変化量が所定値以上の場合に敏感度補正を行わない動作を示すフローチャートであり、図5のステップS505からの続きの動作を示す。
ステップS601を介してステップS602より動作を開始し、ここでは図4のステップS402と同様、フォーカス状態から敏感度補正テーブル96におけるフォーカスポイントyを選択する。次のステップS603では、図4のステップS403と同様、ステップS602で決定されたフォーカスポイントyにおける“列”の最大数mを選択する。続くステップS604では、図4のステップS404と同様、ズーム単位時間当たりの変化量を取得する。
次のステップS605では、ステップS604で取得したズーム単位時間当たりの変化量が所定値以上であるか、所定値より小さいかを判定する。所定値は例えば低速に相当する値に設定される。所定値より小さい場合はステップS608に進み、図4のステップS405へ移行する。その際、ズームポイントステップ数sを予め決めておいたs3(例えばs3=1)に設定する。また、所定値より大きい場合はステップS606へ進み、ズーム状態の判定を行う。そして、ズーム状態がズーム中の場合はステップS607へ進み、ここでは敏感度補正を行わず、振れキャンセル量を出力する。また、ズームが終了している場合はステップS606からステップS609へ進み、図4のステップS409へ移行して、終了したズームポイントにおける敏感度補正を行う。
上記実施例によれば、ズームの単位時間当たりの変化量に応じて敏感度補正の時間間隔を切り換えるようにしているので、像振れ補正制御に要する処理時間の短縮を図ることができる。
また、ズームの単位時間当たりの変化量、ズームの方向、静止画撮影か動画撮影の状況に応じて、敏感度補正の間隔を切り換えるようにしている。よって、敏感度補正により生じる急峻なシフトレンズの駆動を軽減でき、映像の見え方の改善を図ることができる。
上記実施例では、振れ検出手段としてシフトレンズを用いている。しかし、可変頂角プリズムや像振れ補正のために光軸に垂直な平面上で駆動される撮影素子を用いる場合にも本発明を適用することができる。また、一眼レフカメラタイプのデジタルカメラのように、交換レンズ側にシフトレンズ、シフトレンズ駆動部、シフトレンズ位置検出部を有する場合の、カメラ本体側(撮像装置)にも本発明を適用することができる。
本発明の実施例1に係る撮像装置の回路構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置の一部の回路構成の詳細を示すブロック図である。 図1のカメラシステム制御部に具備されている敏感度補正テーブルを示す図である。 本発明の実施例1に係る主要部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係わる主要部分の動作を示すフローチャートである。 図5の動作の続きを示すフローチャートである。
符号の説明
14 シフトレンズ
18 ズームスレンズ
20 フォーカスレンズ
22 撮像素子
30 画像表示部
32 画像処理部
34 メモリ制御部
36 画像表示記憶部
38 カメラシステム制御部
40 フォーカス制御部
42 ズーム制御部
44 露光制御部
46 ジャイロ
56 操作部
58 記憶部
64 メモリ
82 ローパスフィルタ部
84 敏感度補正部
88 シフトレンズ位置制御部
92 ズーム用敏感度補正調整部
94 フォーカス用敏感度補正調整部
96 敏感度補正テーブル

Claims (8)

  1. 撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段で検出された振れを振れ補正量に変換すると共に、前記撮像装置のズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により前記振れ補正量を調整する演算手段と、
    前記振れ補正量を用いて振れ補正手段を制御する制御手段とを有する像振れ補正装置において、
    単位時間当たりのズーム変化量に応じて、前記敏感度を補正する間隔を変更することを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記ズーム変化量が大きい程、前記敏感度を補正する間隔を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記撮像装置が静止画撮影を行う際に、前記ズーム変化量が設定値以上の場合、ズーム変化中は前記敏感度を補正しないことを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  4. 撮像装置に加わる振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段で検出された振れを振れ補正量に変換すると共に、前記撮像装置のズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により前記振れ補正量を調整する演算手段と、
    前記振れ補正量を用いて振れ補正手段を制御する制御手段とを有する像振れ補正装置において、
    前記撮像装置が動画撮影を行う際には、ズーム方向に応じて、前記敏感度を補正する間隔を変更することを特徴とする像振れ補正装置。
  5. 前記ズーム方向が広角から望遠の方向の場合に、望遠から広角の方向の場合に比べて、前記敏感度を補正する間隔を大きくすることを特徴とする請求項4に記載の像振れ補正装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の像振れ補正装置を具備したことを特徴とする撮像装置。
  7. 振れ検出手段で検出された振れを振れ補正量に変換すると共に、撮像レンズ系のズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により前記振れ補正量を調整する演算手段と、
    前記振れ補正量を用いて振れ補正手段を制御する制御手段とを有する撮像装置において、
    単位時間当たりのズーム変化量に応じて、前記敏感度を補正する間隔を変更することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記振れ検出手段で検出された振れを振れ補正量に変換すると共に、撮像レンズ系のズーム状態とフォーカス状態に応じて補正される敏感度により前記振れ補正量を調整する演算手段と、
    前記振れ補正量を用いて振れ補正手段を制御する制御手段とを有する撮像装置において、
    動画撮影を行う際には、ズーム方向に応じて、前記敏感度を補正する間隔を変更することを特徴とする撮像装置。
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