JP2007313454A - 多結晶シリコンの純水洗浄方法および純水洗浄装置 - Google Patents

多結晶シリコンの純水洗浄方法および純水洗浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多結晶シリコンの純水洗浄の際に、Fe汚染を低減し、さらに純水の供給量を抑制することができる純水洗浄方法およびその装置を提供する。
【解決手段】塊状結晶で酸洗処理された多結晶シリコンを複数設けた水洗槽に順次浸漬しながら純水洗浄する方法であり、前記水洗槽内の純水洗浄水を連続的または断続的に抜き取り、前記純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させた後に前記水洗槽へ戻すことを特徴とする多結晶シリコンの純水洗浄方法およびこの方法を用いた純水洗浄装置である。前記純水洗浄方法および純水洗浄装置では、pH4槽に純水循環再生手段を設け、純水洗浄水中のFe濃度を5ng/ml以下にするのが望ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、多結晶シリコンの純水洗浄方法およびそれを適用する純水洗浄装置に関し、さらに詳しくは、半導体用単結晶シリコンの製造に用いられるチョクラルスキー法(以下、「CZ法」という。)における、製造原料として供される多結晶シリコンの酸洗処理後の純水洗浄方法および純水洗浄装置に関する。
半導体用単結晶シリコンの製造には、CZ法による回転引上げ法が多用されている。このCZ法は、るつぼ内で多結晶シリコンを溶融し、その融液にシリコンの種結晶を浸漬し、種結晶を回転させながら引上げることによって、半導体デバイスの素材として使用される単結晶シリコンを育成する方法である。
上記CZ法の原料となるシリコン原料には、一般にシーメンス法により製造された棒状の多結晶シリコンが用いられる。前記シーメンス法で製造された棒状の多結晶シリコンは、タングステンカーバイドなどの超硬工具を用いて適当な大きさの塊状に破砕され、表面をフッ硝酸等でエッチング(以下、「酸洗処理」という。)し、純水洗浄した後乾燥され、CZ法の原料として供される。
CZ法の原料として供される多結晶シリコンの品質は、それを原料として製造される単結晶シリコンの品質に直接影響を及ぼすため、高純度であることが要求される。したがって、多結晶シリコンを破砕した後の酸洗処理や純水による洗浄工程が単結晶シリコンの品質に重要な役割を担う。
多結晶シリコンは重金属と接触すると、重金属が不純物として表面に付着することから、不純物付着を防止するため、多結晶シリコンを洗浄工程に搬入する際は、樹脂製のコンテナに多結晶シリコンを充填し、多結晶シリコンが重金属に接触することがないように配慮されている。
しかし、酸洗処理槽から水洗槽へ多結晶シリコンを充填したコンテナを搬入する際に、酸洗処理後の水洗槽、特に酸洗処理の直後に多結晶シリコンを浸漬する水洗槽には、酸洗処理槽から汚染された酸が多結晶シリコンとともに大量に持ち込まれる。このため、水洗槽内の純水洗浄水中における重金属の濃度は、半導体用単結晶シリコンの原料として供される多結晶シリコンの重金属の濃度に比べ、極めて高い状態になる。
従来は、水洗槽内に大量となる必要量の純水を供給することによって、水洗槽中の不純物となる重金属の濃度を低下させていた。しかし、供給される純水は高価であるため、多結晶シリコンの製造コストが大幅に上昇することとなり、純水の供給量を極力抑制する純水洗浄方法が望まれている。
純水の供給量を低減するには、水洗槽内の純水洗浄水にコンテナを搬入する際に、酸洗処理槽から水洗槽内へ多量の重金属不純物を含有した酸が持ち込まれることを防止する方法がある。すなわち、酸洗処理槽内の酸洗液中の重金属不純物濃度を低下させることにより、酸の持ち込みによる純水洗浄水中の重金属不純物の濃度を低下させることも考えられる。
酸洗液中の重金属不純物濃度を低下させるために、酸洗処理槽に酸洗液を連続供給すればよいが、酸洗液の購入費用、また酸を含む液の廃棄費用が多大になることから、洗浄槽に純水を供給する場合と同様に、酸洗液を連続供給する方法は効果的ではない。
酸洗液中の重金属不純物の濃度は、多結晶シリコンの洗浄量とともに増加し、通常、酸洗液を更新する前の酸洗処理槽の酸洗液に含有される重金属不純物の濃度は、水洗槽の約104倍にも達することがある。従来は、下記の図1に示す多結晶シリコンの純水洗浄装置、いわゆる「カスケード式の純水洗浄装置」を用いて水洗槽へ必要量の純水を供給し、水洗槽中の重金属の濃度を低下させる方法も採用されていた。
図1は、従来から使用されている多結晶シリコンの純水洗浄装置の構成例を示す図である。図1に示すように、純水洗浄装置1の構成例では、酸洗処理槽2、第一水洗槽3、第二水洗槽4、第三水洗槽5、第四水洗槽6および第五水洗槽7が設けられており、塊状に処理された多結晶シリコン10は、酸洗処理槽2において樹脂製のコンテナ9に充填された状態で酸洗処理される。
酸洗処理された多結晶シリコン10は、図1では省略した搬送機によって酸洗処理槽2から引き上げられ、黒抜き矢印で示すように第一水洗槽3から第五水洗槽7まで、順次、浸漬することによって純水洗浄が行われる。
その際、純水は白抜き矢印で示すように第五水洗槽7に供給され、第五水洗槽7でオーバーフローした純水洗浄水をリザーブ槽8へ供給し、前記リザーブ槽8からポンプPを用いて第四水洗槽6へ供給し、第四水洗槽6でオーバーフローした純水洗浄水をリザーブ槽8へ供給し、前記リザーブ槽8からポンプPを用いて第三水洗槽5へ供給される。
同様の操作を第一水洗槽3まで繰り返すことによって、重金属不純物の濃度が低い水洗槽の純水洗浄水を重金属不純物の濃度が高い水洗槽へ供給することができ、図1に示すようなカスケード式の純水洗浄装置を採用することによって、純水洗浄水を繰り返し使用し、純水の供給量の低減を図っていた。
ところが、カスケード式の純水洗浄装置では、数多くの水洗槽を設置できる場合には効果的に純水の供給量をある程度低減できるが、純水洗浄装置が大型になると、広い設置スペースを確保する必要があり、それぞれの水洗槽に純水洗浄水のリザーブ槽やポンプを設けることを要し、多大な設備費用が必要になる。このため、水洗槽の設置に制限が生じ、カスケード式の純水洗浄装置においても、純水の供給量を充分に低減させることができなかった。
前述の通り、CZ法の原料として供される多結晶シリコンの製造においては、多結晶シリコンの洗浄方法が重要であることから、種々の洗浄方法が提案されており、特許文献1には、洗浄液の劣化や変色が無く、かつ温度コントロールを容易とし、生産性が高く安全にシリコン酸化膜および不純物を除去することができる多結晶シリコンの洗浄方法が開示されている。
また、特許文献2には、多結晶シリコンの表面を王水、水およびフッ硝酸で洗浄することによって表面を清浄にした多結晶シリコンの製造方法が開示されている。しかし、特許文献2の方法では、酸洗浄で表面の金属汚染を除去しても、次の水洗槽に汚れを持ち込み、純水を大量に流さなければ再び汚染されることになる。
このように、特許文献1、2の方法は、多結晶シリコンの表面を酸洗処理することによって多結晶シリコン表面の重金属汚染を除去することを目的するに留まっており、酸洗処理後の純水洗浄での重金属汚染を低減することを意図するものではない。
一方、特許文献3では、多結晶シリコン塊の酸洗浄後の純水洗浄工程において、逆浸透による精製処理を行うRO装置とイオン交換による精製処理を行うEX装置とを備え、両処理を行った純水を用いて多結晶シリコン塊の表面に残留する重金属を低減する洗浄方法が開示されている。
特許文献3で用いられる純水洗浄槽は、その底から洗浄排水を抜き出してフィルター処理した後に洗浄槽に戻す循環路が設けられているが、この循環路にはプレフィルター、ポンプ、フィルターが設けられ粒子の除去を行うが、液中に溶解している重金属の低減は行われない。そこで、重金属の濃度を低下させるには、純水洗浄槽へ精製処理装置からROおよびEXの両処理された純水が供給されるようになっている。このため、特許文献3で開示される洗浄方法は、純水洗浄槽に供給される純水供給量の低減を図るものではない。
特開平5−004811号公報 特開平8−067511号公報 特開2006−62948号公報
前述の通り、CZ法の原料として供される多結晶シリコンは高純度であることが要求されることから、酸洗処理後の純水洗浄の際に、純水洗浄水中の重金属不純物として、特にFeの濃度を低減すること、同時に、効率的な純水洗浄を行うために、高価な純水洗浄水の供給量を削減することが望まれる。
本発明は、上述した状況に鑑みてなされたものであり、酸洗処理された塊状の多結晶シリコンを複数設けた水洗槽に順次浸漬し、純水洗浄する際に、水洗槽内の純水洗浄水を連続的または断続的に抜き取り、純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させて循環利用することによって、高価な純水の供給量を削減しつつ、多結晶シリコン表面に付着するFe濃度を半導体レベルまで低減できる多結晶シリコンの純水洗浄方法およびその純水洗浄方法を用いた多結晶シリコンの純水洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明者は、上述した問題を解決するため、酸洗処理後の純水洗浄の洗浄効率を向上させつつ、純水の供給量を低減させる方法に関して種々の検討を加えた。その結果、純水洗浄水中の重金属、例えばFeは、pH値が4未満の場合は、純水洗浄水中に金属イオンとして存在するが、pH値が4以上になると、純水洗浄水中で水酸化物等を形成し、重金属は水酸化物として表面に付着する。
そして、水酸化物として付着した重金属は、多結晶シリコンを浸漬洗浄した後、水洗槽から引き上げる際に純水洗浄水とともに多結晶シリコンの表面に付着するが、水酸化物が付着した状態で多結晶シリコンが空気と接触すると、表面に付着した重金属が不純物として酸化膜内に取り込まれ、多結晶シリコンの表面を金属汚染する。
一旦、不純物として重金属が多結晶シリコン中に取り込まれた場合は、その後の純水洗浄によってはこの重金属不純物を多結晶シリコン中から除去することは困難であり、再度、酸洗処理することが必要となり、酸洗処理の作業効率が極端に悪化する。
このように、水洗槽内の純水洗浄水中の重金属不純物の濃度が高い場合は、純水洗浄水中の重金属が、多結晶シリコンの表面に生じる酸化膜に不純物として取り込まれ、多結晶シリコンの表面を金属汚染するため、十分な洗浄効果が得られない。そこで、本発明者の検討によれば、従来試みられたことがないが、水洗槽内の純水洗浄水中の重金属不純物の濃度を低減するために、イオン交換系フィルター等を用いて除去することが有効であることが分かった。
本発明者は、酸洗処理槽にイオン交換系フィルターを設けることも検討した。しかし、 前述の通り、酸洗液中の重金属不純物の濃度は、多結晶シリコンの洗浄量とともに増加し、酸洗処理槽の酸洗液に含有される重金属不純物の濃度は、水洗槽の約104倍にも達するため、多くのイオン交換系フィルターを設けることが必要になるだけでなく、イオン交換系フィルターの寿命は短期間となり、イオン交換系フィルターの交換頻度は非常に高くなり、多大な設置費用が必要になる。
さらに、酸洗処理槽にイオン交換系フィルターを設ける場合に、多結晶シリコンの酸洗処理に用いられる酸洗液は、強酸であるためイオン交換系フィルターの材質は高価なフッ素樹脂系に限定されることから、さらにコストアップの要因となる。
上述した検討を重ねた結果、酸洗処理された多結晶シリコンを浸漬して水洗する水洗槽を複数設け、そのうち所定の水洗槽から純水洗浄水を連続的または断続的に抜き取り、純水洗浄水中の重金属不純物のうち、Fe濃度を低下させて、純水洗浄水を抜き取った水洗槽へ戻し、純水洗浄水を循環して利用することによって、多結晶シリコン表面に付着するFe濃度の低減とともに、水洗槽への純水供給量の低減を効率的に達成できることを知見した。
本発明は、上記の知見に基づいて完成したものであり、下記(1)〜(5)の多結晶シリコンの純水洗浄方法、および(6)に示す純水洗浄装置を要旨とする。
(1)塊状結晶で酸洗処理された多結晶シリコンを複数設けた水洗槽に順次浸漬しながら純水洗浄する方法であって、前記水洗槽内の純水洗浄水を連続的または断続的に抜き取り、前記純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させた後に前記水洗槽へ戻すことを特徴とする多結晶シリコンの純水洗浄方法である。
(2)上記(1)の純水洗浄方法では、純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽(以下、「pH4槽」という。)を含めてその前段に設けられた水洗槽の少なくとも1の水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すこと、または、最初に純水洗浄水のpH値が2以上となった水洗槽(以下、「pH2槽」という。)乃至最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽、すなわちpH4槽の少なくとも1の水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことが望ましい。
(3)さらに、上記(1)の純水洗浄方法では、純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽、すなわちpH4槽、またはその前段に設けられた水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すこと、さらに、pH4槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことが望ましい。
(4)上記(1)の純水洗浄方法では、pH4槽の純水洗浄水が含有するFe濃度に比べ、その後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が低いこと、または、pH4槽およびその後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が5ng/ml以下であることが望ましい。
(5)上記(1)〜(3)の純水洗浄方法では、前記水洗槽から抜き取られた純水洗浄水に含有されるFe濃度をイオン交換系フィルターを用いて低下させるのが望ましい。
(6)塊状結晶を酸洗処理する酸洗処理槽と、酸洗処理された多結晶シリコンを純水洗浄水を用いて浸漬水洗する水洗槽を複数設け、前記水洗槽への順次浸漬する純水洗浄装置であって、前記水洗槽には、純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させて連続的または断続的に循環させる純水循環再生手段を設置することを特徴とする多結晶シリコンの純水洗浄装置である。
本発明が対象とする「塊状結晶」は、例えば、CZ法の原料として供される多結晶シリコン塊であって、1mm以上の粒状から棒状(破砕しない)までの結晶塊を含むものである。
また、本発明で規定する「水洗槽に順次浸漬しながら」とは、単に純水洗浄水を供給する純水洗浄に限定されず、途中工程においてシャワー洗浄を追加する場合も含まれる。
本発明の多結晶シリコンの純水洗浄方法および純水洗浄装置によれば、水洗槽内の純水洗浄水を抜き取り、純水洗浄水中のFe濃度を低下させ、その純水洗浄水を循環利用していることから、高価な純水の供給量を抑制させ効率的な純水洗浄を行うとともに、多結晶シリコン表面に付着するFe濃度を半導体レベルまで低減させることができる。
図2は、本発明の純水洗浄方法を用いた多結晶シリコンの純水洗浄装置の構成例を示す図である。本発明の純水洗浄装置1は、塊状結晶を酸洗処理する酸洗処理槽2と、酸洗処理された多結晶シリコンを純水洗浄水を用いて浸漬水洗する水洗槽を複数設け、前記水洗槽への順次浸漬する純水洗浄装置であって、前記水洗槽には、純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させて連続的または断続的に循環させる純水循環再生手段11を設置することを特徴としている。
図2に示す純水洗浄装置1では、複数の水洗槽として、第一水洗槽3、第二水洗槽4、第三水洗槽5、第四水洗槽6および第五水洗槽7が設けられ、純水循環再生手段11は、リザーブ槽8、イオン交換フィルター12およびポンプPで構成される。
本発明の純水洗浄装置1は、図2では省略した搬送機によって、黒抜き矢印で示すように、コンテナ9に充填した塊状の多結晶シリコン10を酸洗処理槽2および各水洗槽に順次、浸漬する構成である。酸洗処理された多結晶シリコンを各水洗槽へ順次浸漬するのにともない、純水洗浄水のpH値が、例えば酸洗処理槽側から高められるように変化する。また、必要に応じて、いずれかの水洗槽において純水洗浄水のpH値を低めることもできる。
本発明の純水洗浄方法は、上記の純水洗浄装置で適用され、塊状結晶で酸洗処理された多結晶シリコンを複数設けた水洗槽に順次浸漬しながら純水洗浄する方法であり、前記水洗槽内の純水洗浄水を連続的または断続的に抜き取り、前記純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させた後に前記水洗槽へ戻すことを特徴とする。
本発明の純水洗浄方法では、純水洗浄水に含有される重金属不純物のうち、Fe濃度の低減に顕著な効果を発揮することができる。純水洗浄水に含有されるFeは、pH値に応じて含有形態が異なり、pH値を調整しつつFe濃度を低下させることにより、多結晶シリコン塊の表面に付着するFe量を低減できることによる。
本発明の純水洗浄方法では、複数設けた水洗槽のうち、pH4槽を含めてその前段に設けられた水洗槽の少なくとも1の水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことが望ましい。純水洗浄水のpH値が4未満の場合は、純水洗浄水中に金属イオンとして存在するが、pH値が4以上になると、純水洗浄水中で水酸化物等を形成する。
したがって、純水洗浄水のpH値が4以上になると、純水洗浄の際に多結晶シリコンの表面に付着し易くなる。このため、純水洗浄水中のFeが多結晶シリコンの表面に付着し易くなるpH4槽を含め、その前段に設けられた1または2以上の水洗槽の少なくとも1の水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、多結晶シリコン表面への付着を低減する。
本発明の純水洗浄方法では、複数設けた水洗槽のうち、pH2槽乃至pH4槽の少なくとも1の水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことが望ましい。pH2槽より前段の水洗槽は、純水洗浄水が強酸性となっており、純水洗浄水中のFe濃度を低下させるためには、例えば、高価なフッ素樹脂系のイオン交換フィルター等が必要になる。さらに、pH2槽より前段の水洗槽には、酸洗処理槽から大量のFeを含有した酸溶液が持ち込まれることから、純水洗浄水中のFe濃度は高く、pH2槽より前段の水洗槽において、イオン交換系フィルターを用い、Fe濃度を低下させる場合、イオン交換系フィルターの設置台数が増えるとともに、イオン交換系フィルターの交換頻度が極めて高くなる。
一方、pH4槽より後段の水洗槽になると、純水洗浄水中のFeは水酸化物等を形成し、純水洗浄の際に多結晶シリコンの表面に多量に付着するおそれがある。このため、対象をpH4槽より前段の水洗槽として、Feは金属イオンとして純水洗浄水中に存在している状態で循環利用することとした。
本発明の純水洗浄方法では、複数設けた水洗槽のうち、pH4槽、またはその前段に設けられた水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことが望ましい。さらに望ましくは、pH4槽の純水洗浄水を抜き取り循環利用することである。
pH4槽、またはpH4槽の前段の水洗槽における純水洗浄水中のFe濃度が低く、特にpH4槽では、pH2槽に比べ、純水洗浄水中のFe濃度は10-1〜10-2程度にまで低下しており、最も効率よく純水洗浄水中のFe濃度を低下させることができる。
このため、pH4槽、またはpH4槽の前段の水洗槽における純水洗浄水中のFe濃度を低下させるイオン交換系フィルターを用いた場合には、イオン交換系フィルターの設置台数を大幅に削減でき、さらに、イオン交換系フィルターの交換頻度も低くなることから、安価に純水洗浄水中のFe濃度を低下できる。
さらに、pH4槽内の純水洗浄水中のFe濃度を低下させるために用いるフィルターの材質には、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)等の安価な樹脂が使用できることから、フィルター素材のコスト面でも有利となる。
また、pH4槽に加え、pH4槽の前段の水洗槽も対象にしたのは、pH4槽における純水洗浄水のpH値が5に近く(例えば、pH=4.8)、pH4槽の前段の水洗槽における純水洗浄水のpH値が4に近い(例えば、pH=3.9)場合には、pH4槽の前段の槽でもpH4槽と同等の洗浄効率を確保できる場合があるからである。
本発明の純水洗浄方法は、pH4槽の純水洗浄水が含有するFe濃度に比べ、その後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が低いのが望ましい。本発明ではpH4槽かそれより前段の水洗槽においてFe濃度を低下させているが、その後の水洗槽でよりFe濃度が高い純水洗浄水で洗浄することは合理性がないことから、確認的な規定を設けている。
本発明の純水洗浄方法は、pH4槽およびその後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が5ng/ml以下であることが望ましい。本発明ではpH4槽においてFe濃度を低下させることができるが、それ以降の水洗槽においても純水洗浄水中のFe濃度を5ng/ml以下とすることによって、純水洗浄後の多結晶シリコンの表面におけるFe濃度を0.02ppbw未満とすることが可能になる。このように多結晶シリコン塊の表面に残留するFe濃度を低減することによって、CZ法に供すること原料として優れた品質を確保できる。
さらに、pH値が4以上となる全ての水洗槽における純水洗浄水中のFe濃度を5ng/ml以下とする条件を達成する手段としては、例えば、pH4槽より後段に設けられた水洗槽を前述した「カスケード式の純水洗浄装置」の構成とする方法、または、pH4槽よりも後段に設けられた全ての水洗槽の純水洗浄水を抜き取りFe濃度を低下させる方法等がある。
本発明の純水洗浄方法では、前記水洗槽から抜き取られた純水洗浄水に含有されるFe濃度をイオン交換系フィルターを用いて低下させるのが望ましい。具体的な構成は、例えば、前述した図2に示すように、ポンプPを用いてリザーブ槽8へ純水洗浄水を供給し、イオン交換フィルター12を介し、純水洗浄水中のFe濃度を低下させてリザーブ槽8から水洗槽5へ供給する構成である。
さらに、本発明の純水洗浄方法では、前記図2に示さないが、各水洗槽にpH測定器を設け、各水洗槽のpH値を管理するのがよい。複数設けた水洗槽において、純水洗浄される多結晶シリコンの量、大きさおよび表面形状によって、洗浄液の持ち出し量(すなわち水洗槽への持ち込み量)が変化する。したがって、最も効率よくFe濃度を低下させることができる水洗槽、すなわちpH4槽が洗浄の際に異なる位置となる可能性があることによる。
本発明の純水洗浄方法において、前記図2に示す純水循環再生手段11を設ける水洗槽の切り替えは手動バルブを用いてもよいが、自動バルブ等を用いてpH測定器と連動させ、自動で切り替える構造を採用するのが望ましい。pH測定器と自動バルブを連動させることによって、常にpH4槽に純水循環再生手段11を設けることが可能になる。
前記図2に示す多結晶シリコンの純水洗浄装置を用い、最も効果的に純水洗浄水中のFeを除去し、かつ純水の供給量を低減させることが可能な水洗槽を選定するためのFe除去試験(実施例1)、および純水洗浄後の多結晶シリコン塊表面のFe濃度を半導体レベルにできる必要供給量を求める純水供給試験(実施例2)を行った。
(実施例1)
供試材には、同一還元反応によって得られた同一ロッドの棒状の多結晶シリコンを、タングステンカーバイド製のハンマーを用いて、粒径が5mm〜30mmとなるように破砕した。破砕した10kgの多結晶シリコン10を樹脂製のコンテナ9に充填して酸洗処理を行った。酸洗処理にはフッ硝酸溶液を用い、沸酸と硝酸の混合比を1:40、酸洗処理時間200secおよび液温は30℃とした。
また、全ての水洗槽には常に4l/minの純水を供給し、純水洗浄工程におけるサイクルタイム(浸漬時間および搬送時間)は一定とした。試験条件は、純水循環再生手段11を設けてFe除去を行う槽を第一水洗槽3、第二水洗槽4、第三水洗槽5、第四水洗槽6および第五水洗槽7とし、さらにいずれの水洗槽からもFe除去を行わない条件とした。
Fe除去の際に、水洗槽から抜き取った純水洗浄水の量は20l/minとし、すなわち、3分で水洗槽内の純水洗浄水が完全に入れ替わる量とした。
上記の純水洗浄によって得られた塊状の多結晶シリコン10をコンテナ9から5個で20gとなるように採取し、フッ硝酸でその表面を0.600±0.050g溶解し、溶解したフッ硝酸中のFe濃度を測定した。Fe濃度の測定手段は、JIS K 0120に規定されている原子吸光法によった。
Fe濃度の評価は、最もFe濃度が低い場合を1とし、その何倍に該当するかを求めて行った。また、そのときの純水洗浄水のpH値をpH測定器を用いて測定した。それらの結果を表1に示した。純水循環再生手段11を設けた水洗槽を循環槽と表記する。
Figure 2007313454
表1に示すように、純水洗浄水のpH値が4.1である第三水洗槽5、すなわちpH4槽の純水洗浄水中のFe濃度を低下させることによって、純水洗浄後の多結晶シリコン10の表面におけるFe濃度を最も低下させることができる。これは、Fe濃度を低下させない場合と比較すると、純水洗浄後の多結晶シリコン10の表面に残留するFe濃度は18分の1になることが確認できた。
また、Feの除去は、pH4槽(第三水洗槽5)より後段の第四水洗槽6または第五水洗槽7で行ってもFe除去を行わない場合よりも多結晶シリコン10の表面におけるFe濃度を低下することが可能となるが、pH4槽(第三水洗槽5)までに行う方がより一層、洗浄効率の向上が図れることが確認できた。
また、循環量を変えて同様に多結晶シリコン表面のFe濃度を確認するとpH4槽(第三水洗槽5)の純水洗浄水中のFe濃度が、5ng/ml以下であれば、純水洗浄後の多結晶シリコン10表面のFe濃度が、半導体レベルである0.02ppbw未満となり、CZ法の原料として供することが可能であることが確認できた。
(実施例2)
各水洗槽への純水供給量を変えて、純水洗浄後の多結晶シリコン10表面のFe濃度が0.02ppbw未満となる純水供給量を確認した。ここで、洗浄におけるサイクルタイム、純水洗浄水の循環量、酸洗処理の条件およびFe濃度測定は、実施例1の場合と同条件とした。純水供給量試験の結果を表2に示す。
Figure 2007313454
表2に示すように、水洗槽内の純水洗浄水におけるFe濃度を低下させることによって、純水の供給量を低減することができる。また、pH4槽(第三水洗槽5)を含め、pH4槽より前段の第二水洗槽4および第一水洗槽3における純水洗浄水のFe濃度を低下させて純水洗浄水を循環利用することによって、純水の供給量は従来の純水洗浄方法の約5分の一以下となり、純水洗浄水を循環利用することによって純水の供給量が大幅に低減できることが確認できた。
さらに、pH4槽(第三水洗槽5)の純水洗浄水中のFe濃度を低下させて純水洗浄水を循環利用することによって、純水の供給量を最も低減することができ、従来の循環槽を設けない純水洗浄方法と比較すると、純水の供給量が1/20になることが確認できた。
本発明の多結晶シリコンの純水洗浄方法および純水洗浄装置によれば、水洗槽内の純水洗浄水を抜き取り、純水洗浄水中のFe濃度を低下させ、その純水洗浄水を循環利用していることから、高価な純水の供給量を抑制させ効率的な純水洗浄とともに、多結晶シリコン表面に残留するFe濃度を低減させることができる。これにより、半導体用単結晶シリコンの製造に用いられるCZ法に用いる製造原料として供される多結晶シリコンの純水洗浄手段として、高い信頼性を持って適用できる。
従来から使用されている多結晶シリコンの純水洗浄装置の構成例を示す図である。 本発明の純水洗浄方法を用いた多結晶シリコンの純水洗浄装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1:純水洗浄装置、 2:酸洗処理槽、
3:第一水洗槽、 4:第二水洗槽、
5:第三水洗槽、 6:第四水洗槽、
7:第五水洗槽、 8:リザーブ槽、
9:コンテナ、 10:多結晶シリコン、
11:純水循環再生手段、 12:イオン交換フィルター、
P:ポンプ

Claims (16)

  1. 塊状結晶で酸洗処理された多結晶シリコンを複数設けた水洗槽に順次浸漬しながら純水洗浄する方法であって、
    前記水洗槽内の純水洗浄水を連続的または断続的に抜き取り、前記純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させた後に前記水洗槽へ戻すことを特徴とする多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  2. 純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽を含めてその前段に設けられた水洗槽の少なくとも1の水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことを特徴とする請求項1に記載の多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  3. 純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が2以上となった水洗槽乃至最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽の少なくとも1の水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  4. 純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽、またはその前段に設けられた水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  5. 純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽から純水洗浄水を抜き取り、Fe濃度を低下させた後に戻すことを特徴とする請求項1または2に記載の多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  6. 最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度に比べ、その後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が低いことを特徴とする請求項1または2に記載の多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  7. 最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽、およびその後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が5ng/ml以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  8. 前記水洗槽から抜き取られた純水洗浄水に含有されるFe濃度をイオン交換系フィルターを用いて低下させることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の多結晶シリコンの純水洗浄方法。
  9. 塊状結晶を酸洗処理する酸洗処理槽と、酸洗処理された多結晶シリコンを純水洗浄水を用いて浸漬水洗する水洗槽を複数設け、前記水洗槽へ順次浸漬する純水洗浄装置であって、
    前記水洗槽には、純水洗浄水に含有されるFe濃度を低下させて連続的または断続的に循環させる純水循環再生手段を設置することを特徴とする多結晶シリコンの純水洗浄装置。
  10. 前記純水循環再生手段が、純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、純水洗浄水のpH値が5未満である少なくとも1の水洗槽に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の多結晶シリコンの純水洗浄装置。
  11. 前記純水循環再生手段が、純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が2以上となった水洗槽乃至最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽の少なくとも1の水洗槽に設けられていることを特徴とする請求項9または10に記載の多結晶シリコンの純水洗浄装置。
  12. 前記純水循環再生手段が、純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽、またはその前段に設けられた水洗槽に設けられていることを特徴とする請求項9または10に記載の多結晶シリコンの純水洗浄装置。
  13. 前記純水循環再生手段が、純水洗浄水のpH値が変化する前記水洗槽のうち、最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽に設けられていることを特徴とする請求項9または10に記載の多結晶シリコンの純水洗浄装置。
  14. 最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度に比べ、その後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が低いことを特徴とする請求項9または10に記載の多結晶シリコンの純水洗浄装置。
  15. 最初に純水洗浄水のpH値が4以上となった水洗槽、およびその後段に設けられた水洗槽の純水洗浄水が含有するFe濃度が5ng/ml以下であることを特徴とする請求項9または10に記載の多結晶シリコンの純水洗浄装置。
  16. 前記純水循環再生手段がイオン交換系フィルターを用いてFe濃度を低下させる構造であることを特徴とする請求項9〜15のいずれかに記載の多結晶シリコンの純水洗浄装置。
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