JP2007309334A - トルクコンバータ - Google Patents

トルクコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2007309334A
JP2007309334A JP2006135915A JP2006135915A JP2007309334A JP 2007309334 A JP2007309334 A JP 2007309334A JP 2006135915 A JP2006135915 A JP 2006135915A JP 2006135915 A JP2006135915 A JP 2006135915A JP 2007309334 A JP2007309334 A JP 2007309334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
clutch
side input
input member
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006135915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4975369B2 (ja
Inventor
Hiroki Yamamoto
裕樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo Kapec Japan KK
Original Assignee
Valeo Unisia Transmission KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo Unisia Transmission KK filed Critical Valeo Unisia Transmission KK
Priority to JP2006135915A priority Critical patent/JP4975369B2/ja
Publication of JP2007309334A publication Critical patent/JP2007309334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4975369B2 publication Critical patent/JP4975369B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0221Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
    • F16H2045/0247Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means having a turbine with hydrodynamic damping means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0284Multiple disk type lock-up clutch

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

【課題】熱変形防止のためリベット結合が望ましいが、リベットをかしめる加圧ロッドが干渉する。
【解決手段】エンジンのクランク軸に連結されるフロントカバー1に連結されたロックアップクラッチ6と、フロントカバー1と一体のポンプインペラ2とタービン3とで構成される流体継手と、これら双方に連結されたダンパ7とを備え、ダンパ7のダンパ出力部材11は第1スプライン嵌合部14と出力ハブ13とを介してトランスミッションの入力軸に連結され、タービン3とタービン側入力部材10とがリベット19を介して結合され、該リベット19の軸心の位置に第1スプライン嵌合部14を構成するダンパ出力部材11の内歯11aが配置されて内歯11a間に加圧ロッドを配置することを可能にし、出力ハブ13の外歯13aの外径寸法Dをクラッチ出力部材6b,クラッチ側入力部材9の内径寸法dよりも小さくして出力ハブ13の挿入組み立てを可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明はトルクコンバータに関し、リベット結合するのが困難な部分のリベット結合を可能にしてサブアッセンブリーを構成したものである。
オートマチックトランスミッションを有する車両には、エンジンのクランク軸とトランスミッションとの間にトルクコンバータが設けられる。トルクコンバータには、ロックアップクラッチと流体継ぎ手との間にダンパを設け、エンジンのクランク軸からロックアップクラッチを介してトランスミッションに接続される場合も、エンジンのクランク軸から流体継ぎ手を介してトランスミッションに接続される場合も、いずれの場合もダンパが機能するように構成されたものがある。この構成のダンパは、ダンパの出力側部材にタービンを結合していた従来のダンパに対し、ダンパの両側に入力側部材を設け、タービン側の入力側部材にタービンを結合しているので、ロックアップクラッチから回転力が入力されている時に重量の大きいタービンがダンパのばねよりも動力伝達経路の上流側に位置することになり、下流側の重量がより軽くなる。このため、共振点が振動数の高いほうへシフトして常用域から外れ、制振効果が生じる。このようにタービンをダンパの入力側部材に結合した構成のダンパは、所謂タービンダンパと呼ばれている。
タービンダンパを有するトルクコンバータは、エンジンのクランク軸に連結されるフロントカバーと、該フロントカバーと略並行に配置されて外周部が該フロントカバーに結合されたポンプインペラと、該ポンプインペラと前記フロントカバーとの間に配置され該ポンプインペラとで流体継手を構成するタービンと、前記フロントカバーの内側に配置されたロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチと前記タービンとの間に配置されて該ロックアップクラッチまたは前記流体継手から選択的に入力されトランスミッションの入力軸に出力するダンパとを備えている。
そして、前記ダンパは、前記ロックアップクラッチを構成するクラッチ出力部材に結合されたクラッチ側入力部材と、前記タービンに結合されたタービン側入力部材と、前記クラッチ側入力部材と前記タービン側入力部材との間に配置されたダンパ出力部材と、前記クラッチ側入力部材,前記タービン側入力部材と前記ダンパ出力部材との間に円周方向に沿って配置された弾性部材とを備えている。
タービンダンパを備えた従来のトルクコンバータとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。これは、流体継ぎ手を構成するタービンと、ダンパを構成するタービン側入力部材と、タービンハブとの3つの部材を溶接結合しており、ダンパの出力側部材にスプライン結合部を介して設けられている出力側ハブに対し、タービンハブは相対回転自在にセンタリングされている。3つの部材を同時に溶接することはできないため、タービンハブとタービンとが溶接され、タービンとタービン側入力部材とが溶接され、2部品ずつの溶接が2箇所で行なわれている。
米国特許:US2004/0112698A1
ところが、溶接により結合することからタービンハブが熱変形し、タービンハブからスラスト軸受に偏荷重が加わるため、スラスト軸受が偏磨耗する。また、溶接を行う場合には各部品を固定するための工程が必要となって煩雑であり、各部品を固定するための部品が占める径方向寸法が大きいために、大きなスペースを占有するという問題がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決したトルクコンバータを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、エンジンのクランク軸に連結されるフロントカバーと、該フロントカバーと略並行に配置されて外周部が該フロントカバーに結合されたポンプインペラと、前記フロントカバーと前記ポンプインペラとの間に配置され前記ポンプインペラとで流体継手を構成するタービンと、前記フロントカバーの内側で前記フロントカバーとの接続・切離を行うロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチと前記タービンとの間に配置されて該ロックアップクラッチまたは前記流体継手から選択的に入力されトランスミッションの入力軸に出力するダンパとを備え、前記ダンパは、前記ロックアップクラッチを構成するクラッチ出力部材に結合されたクラッチ側入力部材と、前記タービンに結合されたタービン側入力部材と、前記クラッチ側入力部材と前記タービン側入力部材との間に配置されたダンパ出力部材と、前記クラッチ側入力部材,前記タービン側入力部材と前記ダンパ出力部材との間に円周方向に沿って配置された弾性部材とを備え、前記ダンパ出力部材は第1スプライン嵌合部を介して出力ハブに係合され、該出力ハブは第2スプライン嵌合部を介して前記トランスミッションの入力軸に係合され、前記出力ハブに対して前記タービン側入力部材が相対回転自在にセンタリングされ、前記タービン側入力部材および前記タービンを軸方向で支持するスラスト軸受が設けられているトルクコンバータにおいて、前記タービン側入力部材と前記タービンとをリベットを介して結合し、該リベットの軸心または該軸心よりも外周側の位置に前記第1スプライン嵌合部を構成する前記ダンパ出力部材の内歯を配置し、前記第1スプライン嵌合部を構成する前記出力ハブの外歯の外径寸法を前記クラッチ出力部材,前記クラッチ側入力部材の内径寸法よりも小さくしたことを特徴とする。
この発明によれば、トルクコンバータを組み立てるには、まずフロントカバーの内部に収容されるサブアッセンブリーを組み立てる。サブアッセンブリーの組み立て手順を以下に説明する。クラッチ出力部材にダンパのクラッチ側入力部材をリベットまたは溶接により結合し、クラッチ側入力部材にダンパ出力部材を介してタービン側入力部材を設け、該タービン側入力部材とクラッチ側入力部材とをリベットまたは溶接により結合する。次に、タービン側入力部材にタービンを重ね、リベットをタービン側からタービンとタービン側入力部材とに貫通させ、リベットの頭部を固定治具の上にセットし、タービン側入力部材から突出するリベットの脚の部分を加圧ロッドで加圧してかしめる。このとき、加圧ロッドをダンパ出力部材の内歯と内歯との間の谷の位置に配置してリベットの脚の部分をかしめる。次に、前記クラッチ出力部材,前記クラッチ側入力部材の内部に前記第1スプライン嵌合部を構成する前記出力ハブの外歯を挿通させ、該出力ハブの外歯をダンパ出力部材の内歯に噛み合わせると共に該出力ハブに対してタービン側入力部材を相対回転自在にセンタリングする。このようにしてサブアッセンブリーができたら、フロントカバーの内部に結合されているクラッチ入力部材にクラッチ出力部材を係合させることにより、フロントカバーの内部にサブアッセンブリーを収容してポンプインペラをかぶせ、フロントカバーとポンプインペラとを溶接結合する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のトルクコンバータにおいて、前記出力ハブに対してタービンハブを相対回転自在にセンタリングして設けると共に該タービンハブを前記スラスト軸受により支持し、該タービンハブに前記タービン側入力部材および前記タービンを前記リベットにより結合したことを特徴とする。
この発明によれば、タービンとタービン側入力部材とを貫通したリベットを、更にタービンハブの外周部に貫通させ、タービン,タービン側入力部材,タービンハブの3者をリベット結合する。また、タービン側入力部材に代えて、タービンハブを出力ハブに対して相対回転自在にセンタリングする。
請求項1に係るトルクコンバータによれば、ダンパ出力部材の内歯の近傍が干渉してリベットのかしめが困難とされているタービン側入力部材とタービンとを貫通するリベットの軸心の位置にダンパ出力部材の内歯の位置を配置したので、隣り合う内歯どうしの間の谷の部分にかしめ用の加圧ロッドを配置してリベットのかしめを行うことができ、かつダンパ出力部材とスプライン嵌合する出力ハブの外歯の外径寸法をクラッチ出力部材,クラッチ側入力部材の内径寸法よりも小さくしたので、リベット結合の後に出力ハブを組み込んで出力ハブの外歯をダンパ出力部材の内歯とスプライン嵌合させることが可能である。
そして、このようにタービン側入力部材とタービンとをリベット結合するため、溶接結合を用いた場合のような熱変形が生じず、スラスト軸受に偏荷重が加わることによるスラスト軸受の偏磨耗が生じない。
請求項2に係るトルクコンバータによれば、より剛性の高いタービンハブにスラスト軸受を当接させることができるので、スラスト軸受の作用が安定しスラスト軸受の偏磨耗を一段と抑制することができる。
以下、本発明によるトルクコンバータの実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1を図1に示す。
図示しないエンジンのクランク軸に、フロントカバー1が連結されている。該フロントカバー1と略並行にポンプインペラ2が配置され、該ポンプインペラ2の外周部がフロントカバー1の軸方向にのびる筒状の部分の内側に挿入されて溶接されている。フロントカバー1とポンプインペラ2との間にタービン3が配置され、該タービン3とポンプインペラ2とで流体継手4が構成されている。また、タービン3とポンプインペラ2との間にはトルク増幅機能を有するステータ5が設けられている。フロントカバー1の内側には、フロントカバー1からの動力の接続・切離を行う多板式のロックアップクラッチ6が設けられ、該ロックアップクラッチ6とタービン3との間には、ロックアップクラッチ6または流体継手4から選択的に入力されて図示しないトランスミッションの入力軸に出力されるダンパ7が設けられている。
ロックアップクラッチ6は、クラッチ入力部材6aと、クラッチ出力部材6bと、クラッチ入力部材6aおよびクラッチ出力部材6bとスプライン嵌合する複数のクラッチ板6cと、フロントカバー1の軸心位置に固定された筒部24に摺動自在に挿通され、外周部がクラッチ板6cを軸方向へ押圧あるいは開放してロックアップクラッチ6を接続あるいは切り離しするロックアップピストン6dとによって構成されている。
ダンパ7は、前記クラッチ出力部材6bにリベット20を介して結合されたクラッチ側入力部材9と、タービン3にリベット21を介して結合されたタービン側入力部材10と、クラッチ側入力部材9とタービン側入力部材10との間に配置されたダンパ出力部材11と、クラッチ側入力部材9,タービン側入力部材10と前記ダンパ出力部材11との間に円周方向に沿って配置された弾性部材としてのばね12とを備えている。タービン3の外周部に形成されている開口部10dは、リベット21の脚部をかしめる加圧ロッドを挿入するために形成したものである。ばね12を収容する部分の構成について説明する。クラッチ側入力部材9,タービン側入力部材10には円周方向の同じ位置に、略等間隔に8つの窓9a,10aが形成され、ダンパ出力部材11の同じ位置にも窓11bが形成されている。そして、窓9a,10a,11bにわたって、ばね12が収容され、クラッチ側入力部材9,タービン側入力部材10と前記ダンパ出力部材11との相対回転により、窓9a,10aと窓11bとが相対的に移動してばね12が圧縮される。ばね12は本実施の形態では、半径寸法の大きなばねの内部に小さなばねを収容した親子ばねが用いられている。
ダンパ出力部材11を図示しないトランスミッションの入力軸に連結するため、出力ハブ13が設けられている。出力ハブ13は、前記筒部24の内部に軸受22を介して回転自在に支持される。出力ハブ13の外歯13aが、ダンパ出力部材11の内歯11aと係合して第1スプライン嵌合部14を構成している。また、出力ハブ13の内歯13bが図示しないトランスミッションの入力軸に形成された外歯と係合して第2スプライン嵌合部15を構成している。
この出力ハブ13にはタービンハブ16が相対回転自在にセンタリングされている。即ち、出力ハブ13の筒部13cの外周面に対してタービンハブ16の内周面が摺動するようになっている。そして、タービンハブ16の軸方向への移動を規制するため、スナップリンク17が設けられている。このように回転自在に支持されたタービンハブ16の外周部にはタービン側入力部材10およびタービン3をセンタリングするセンタリング筒部16bが形成され、センタリング筒部16bにタービン側入力部材10およびタービン3を挿通させた状態で、タービン側入力部材10およびタービン3の内周部がタービンハブ16にリベット19を介して結合されている。そして、ステータ5とタービンハブ16との間とステータ5とポンプインペラ2との間にはスラスト軸受18が設けられ、センタリング筒部16は一方のスラスト軸受18のセンタリングも行っている。
前記ロックアップピストン6bの右側へ圧油を送ってロックアップクラッチ6を切り離すため、出力ハブ13,タービンハブ16には、油路13d,16aが形成されている。また、前記ロックアップピストン6bの左側へ圧油を送ってロックアップクラッチ6を接続するため、筒状部材24には内外を貫通する油路24aが形成されている。
リベット19をかしめるための作業を可能にするため、リベット19の軸心の位置に、第1スプライン嵌合部14を構成するダンパ出力部材11の内歯11aが配置されている。このため、図3(a)に示すように、リベット19のピッチ円Pの位置が内歯11aの位置と対応している。また、円周方向で隣り合う内歯11aどうしの間にリベット19が配置されている。そして、リベット19による結合を完了した後に、クラッチ出力部材6bおよびクラッチ側入力部材9の内部に出力ハブ13を通過させて出力ハブ13を組み付けることができるようにするため、図1に示すように第1スプライン嵌合部14を構成する出力ハブ13の外歯13aの外径寸法Dがクラッチ出力部材6b,クラッチ側入力部材9の内径寸法dよりも小さく設定されている。
次に、トルクコンバータを組み立てる手順について説明する。
トルクコンバータを組み立てるには、まずフロントカバー1の内部に収容されるサブアッセンブリー23(図3に示す)を組み立てる。サブアッセンブリー23の組み立て手順を以下に説明する。クラッチ出力部材6bにダンパ7のクラッチ側入力部材9をリベット20により結合する。このリベット20を潰してかしめる際には、リベット20を加圧する加圧ロッドと干渉する部材は存在しない。次に、クラッチ側入力部材9にダンパ出力部材11を挟んでタービン側入力部材10を設け、該タービン側入力部材10とクラッチ側入力部材9とをリベット21により結合する。このリベット21の脚部を潰してかしめる際には、加圧ロッドを開口部10dに挿入して行う。
次に、タービン側入力部材10にタービン3と更にはタービンハブ16を重ね合わせ、リベット19をタービンハブ16,タービン3,タービン側入力部材10に貫通させ、リベット19の頭部を固定治具の上にセットし、タービン側入力部材10から突出するリベット19の脚の部分を加圧ロッドで加圧してかしめる。このとき、加圧ロッドをダンパ出力部材11の内歯と内歯との間の谷の位置に配置してリベット19の脚の部分をかしめる。
次に、図1においてクラッチ出力部材6bおよびクラッチ側入力部材9の内部に前記第1スプライン嵌合部14を構成する出力ハブ13の外歯13aの部分を挿通させ、出力ハブ13の外歯13aをダンパ出力部材11の内歯11aに噛み合わせると共に該出力ハブ13に対してタービンハブ16を相対回転自在にセンタリングする。センタリングは、出力ハブ13の筒部13cにタービンハブ16を挿通させ、出力ハブ13にスナップリング17を装着してタービンハブ16を軸方向に規制する。これによりサブアッセンブリー23が完成する。
次に、フロントカバー1の内部に筒部24,ロックアップピストン6d,クラッチ入力部材6a等を取り付けておき、クラッチ入力部材6aにクラッチ出力部材6bを係合させることにより、フロントカバー1の内部にサブアッセンブリー23を収容する。そして、更にステータ5等を重ね合わせてポンプインペラ2をかぶせ、フロントカバー1とポンプインペラ2とを溶接結合する。
サブアッセンブリー23を組み立てる際には、(1)リベット20による結合,(2)リベット21による結合,(3)リベット19による結合,(4)出力ハブ13の装着の順に結合および装着を行うことにより、組み立てることができるが、この順番以外の順番に組み立てようとしても、リベットの両側に配置する加圧ロッドが他の部材に干渉するため、組み立てることができない。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2を図2に示す。この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
この実施の形態では、タービンハブは設けられておらず、タービン側入力部材10とタービン3とがリベット9により結合されている。タービン側入力部材10の内周部には円筒部10bが形成され、該円筒部10bが出力ハブ13の筒部13cに直接に挿通され、出力ハブ13に対してタービン側入力部材10が相対回転自在にセンタリングされている。そして、スナップリング17により円筒部10bが軸方向に規制されている。タービン3の内周部にはセンタリング筒部3aが形成され、該センタリング筒部3aによりスラスト軸受18がセンタリングされている。タービン側入力部材10には油路13dと連通する油路10cが形成されている。
その他の構成,作用は実施の形態1と同じなので、説明を省略する。
図3(a)に示すように、隣り合う内歯11aの間には全てリベット19を設けているが、リベット19の強度が十分であれば、リベット19を間欠的に設けるようにしてもよい。また、リベット19の頭部の方向は図1,図2に示す方向でもよく、その反対の方向であってもよい。
なお、リベット20,21によって結合した部分は、溶接によって結合してもよい。これらの結合部分は、熱変形しても、他の部分に大きな影響を与えることはないからである。また、実施の形態1,2ではリベットの軸心位置に前記第1スプライン嵌合部を構成するダンパ出力部材の内歯を配置した場合を示したが、リベットの軸心よりも外周側の位置に内歯を配置してもよい。
トルクコンバータを示す断面図(実施の形態1)。 トルクコンバータを示す断面図(実施の形態2)。 トルクコンバータのサブアッセンブリーに係り、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(実施の形態1)。
符号の説明
1…フロントカバー
2…ポンプインペラ
3…タービン
4…流体継手
6…ロックアップクラッチ
6b…クラッチ出力部材
7…ダンパ
9…クラッチ側入力部材
10…タービン側入力部材
11…ダンパ出力部材
11a…内歯
12…ばね(弾性部材)
13…出力ハブ
13a…外歯
14…第1スプライン嵌合部
15…第2スプライン嵌合部
16…タービンハブ
18…スラスト軸受
19…リベット
D…外径寸法
d…内径寸法

Claims (2)

  1. エンジンのクランク軸に連結されるフロントカバーと、該フロントカバーと略並行に配置されて外周部が該フロントカバーに結合されたポンプインペラと、前記フロントカバーと前記ポンプインペラとの間に配置され前記ポンプインペラとで流体継手を構成するタービンと、前記フロントカバーの内側で前記フロントカバーとの接続・切離を行うロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチと前記タービンとの間に配置されて該ロックアップクラッチまたは前記流体継手から選択的に入力されトランスミッションの入力軸に出力するダンパとを備え、
    前記ダンパは、前記ロックアップクラッチを構成するクラッチ出力部材に結合されたクラッチ側入力部材と、前記タービンに結合されたタービン側入力部材と、前記クラッチ側入力部材と前記タービン側入力部材との間に配置されたダンパ出力部材と、前記クラッチ側入力部材,前記タービン側入力部材と前記ダンパ出力部材との間に円周方向に沿って配置された弾性部材とを備え、
    前記ダンパ出力部材は第1スプライン嵌合部を介して出力ハブに係合され、該出力ハブは第2スプライン嵌合部を介して前記トランスミッションの入力軸に係合され、
    前記出力ハブに対して前記タービン側入力部材が相対回転自在にセンタリングされ、前記タービン側入力部材および前記タービンを軸方向で支持するスラスト軸受が設けられているトルクコンバータにおいて、
    前記タービン側入力部材と前記タービンとをリベットを介して結合し、該リベットの軸心または該軸心よりも外周側の位置に前記第1スプライン嵌合部を構成する前記ダンパ出力部材の内歯を配置し、前記第1スプライン嵌合部を構成する前記出力ハブの外歯の外径寸法を前記クラッチ出力部材,前記クラッチ側入力部材の内径寸法よりも小さくしたことを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 請求項1に記載のトルクコンバータにおいて、
    前記出力ハブに対してタービンハブを相対回転自在にセンタリングして設けると共に該タービンハブを前記スラスト軸受により支持し、該タービンハブに前記タービン側入力部材および前記タービンを前記リベットにより結合したことを特徴とするトルクコンバータ。
JP2006135915A 2006-05-16 2006-05-16 トルクコンバータ Active JP4975369B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006135915A JP4975369B2 (ja) 2006-05-16 2006-05-16 トルクコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006135915A JP4975369B2 (ja) 2006-05-16 2006-05-16 トルクコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007309334A true JP2007309334A (ja) 2007-11-29
JP4975369B2 JP4975369B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=38842394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006135915A Active JP4975369B2 (ja) 2006-05-16 2006-05-16 トルクコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4975369B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117517A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Aisin Aw Co Ltd 回転駆動用伝動装置
CN102554100A (zh) * 2012-02-09 2012-07-11 安阳市三兴机械工业有限责任公司 高集成化铆接机液压装置
KR101377254B1 (ko) 2012-12-06 2014-03-26 한국파워트레인 주식회사 차량용 토크 컨버터
KR101418525B1 (ko) 2012-12-03 2014-07-14 한국파워트레인 주식회사 차량용 토크 컨버터
JP2017096366A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 ジヤトコ株式会社 ロックアップクラッチ
KR20200000150A (ko) * 2018-06-22 2020-01-02 장재덕 토크 컨버터 자동화 제조 시스템, 토크 컨버터의 제조방법 및 그의 제조방법에 의해 제조된 토크 컨버터
KR102099527B1 (ko) * 2019-01-21 2020-04-09 강병의 토크 컨버터용 허브 및 드럼 조립 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60175865A (ja) * 1984-02-20 1985-09-10 Daikin Mfg Co Ltd トルクコンバ−タの直結クラツチ
JP2000002312A (ja) * 1998-05-06 2000-01-07 Luk Getriebe Syst Gmbh 動力伝達装置
JP2001227561A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Valeo Unisia Transmission Kk クラッチ装置
JP2004003644A (ja) * 2002-04-30 2004-01-08 Valeo Embrayages 自動車用油圧式連結装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60175865A (ja) * 1984-02-20 1985-09-10 Daikin Mfg Co Ltd トルクコンバ−タの直結クラツチ
JP2000002312A (ja) * 1998-05-06 2000-01-07 Luk Getriebe Syst Gmbh 動力伝達装置
JP2001227561A (ja) * 2000-02-15 2001-08-24 Valeo Unisia Transmission Kk クラッチ装置
JP2004003644A (ja) * 2002-04-30 2004-01-08 Valeo Embrayages 自動車用油圧式連結装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117517A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Aisin Aw Co Ltd 回転駆動用伝動装置
CN102554100A (zh) * 2012-02-09 2012-07-11 安阳市三兴机械工业有限责任公司 高集成化铆接机液压装置
KR101418525B1 (ko) 2012-12-03 2014-07-14 한국파워트레인 주식회사 차량용 토크 컨버터
KR101377254B1 (ko) 2012-12-06 2014-03-26 한국파워트레인 주식회사 차량용 토크 컨버터
JP2017096366A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 ジヤトコ株式会社 ロックアップクラッチ
KR20200000150A (ko) * 2018-06-22 2020-01-02 장재덕 토크 컨버터 자동화 제조 시스템, 토크 컨버터의 제조방법 및 그의 제조방법에 의해 제조된 토크 컨버터
KR102099527B1 (ko) * 2019-01-21 2020-04-09 강병의 토크 컨버터용 허브 및 드럼 조립 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4975369B2 (ja) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4975369B2 (ja) トルクコンバータ
JP5694652B2 (ja) 改良された連結手段を備える流体伝動装置のロックアップクラッチ
JP4147134B2 (ja) 流体式連結装置
WO2013154065A1 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2010255753A (ja) 動力伝達装置
JP2009250288A (ja) ロックアップ装置
WO2015076119A1 (ja) 振動低減装置
JP2009520168A (ja) トルクコンバータの外縁部に取り付けられたクラッチおよびクラッチをトルクコンバータ内に組み付けるための方法
JP2008138879A (ja) トルクコンバータ
JP6182434B2 (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
JP2008038951A (ja) 流体式トルク伝達装置
JP2009185847A (ja) 捩り振動低減装置
JP2007255636A (ja) トルクコンバータ装置
JP6277053B2 (ja) トルクコンバータ
JP5900541B2 (ja) 捩り振動低減装置を備えたトルクコンバータ
JP6455542B2 (ja) 自動変速機の摩擦締結装置
JP5495535B2 (ja) 分割ピストンを有するロックアップクラッチを備えたトルクコンバータ
JP2005061532A (ja) トルクコンバータ
JP2008095955A (ja) 力伝達装置
JP7136999B2 (ja) チャージ圧力補償付トルクコンバータ
JP2020133815A (ja) ロックアップ装置
JP7451308B2 (ja) ロックアップ装置
US8484960B2 (en) Torque converter with centered turbine
JP5369292B2 (ja) クラッチプレートにおいてセンタリングされたピストンを備えたトルクコンバータ
JP7451307B2 (ja) ロックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120222

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120229

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4975369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250