JP2007307116A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者が飽きない魅力的なゲーム性を有するパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】可変入賞装置2は、遊技球を内部へと導入可能な形態に変形する一対の可動片14と、一対の可動片14の夫々近傍を起点にして一対の可動片14により導入された遊技球を夫々誘導する一対の誘導通路17と、一対の可動片14から一対の誘導通路17に遊技球が同一タイミングで誘導されたときに遊技球が合流する合流位置に形成され、遊技球を特定入賞口22側に又は傾斜棚20側へ振り分ける開口部18とを備え、この開口部18は遊技盤面の後方側から前方側にかけてハの字状に開口していると共にその端部が誘導通路17の横手方向に対して斜めに、且つ、後方側から前方側に向けて傾斜するように形成した。
【選択図】図1

Description

本発明はパチンコ遊技機に関わり、特に、特定の条件を満たしたときに特定遊技状態を発生させる可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機に好適なものである。
従来から「ヒコーキ」或いは「羽根物」等と称されているパチンコ遊技機は、周知のように、一対の羽根(可動片)からなる可変入賞装置が遊技盤に設けられ、所定の始動口に遊技球が入賞すると、ソレノイドが作動して可変入賞装置の羽根が1回ないし2回開閉作動し、遊技盤面を流下する遊技球を捕捉して可変入賞装置内に導くように構成されている。可変入賞装置の内部には、Vゾーンと称される特定入賞口が設けられており、可変入賞装置に入賞した遊技球が、さらに特定入賞口に入賞した場合は、特定遊技状態(大当たり)が発生する。特定遊技状態においては、ソレノイドの作動により羽根が所定の期間開放されるか、所定の期間に規定数の遊技球の入賞が検出されるまで継続的に開閉するか、もしくは、所定回数(例えば18回)継続的に開閉することで、第1ラウンドとして動作する。そして、当選した大当たりの内容に応じて第2ラウンドが連続的に開始されて羽根の継続的な開閉が更に繰り返される。以下同様に所定ラウンド数(当選した大当たりの内容に応じて、最高16ラウンド)まで繰り返され、このような特定遊技状態の期間中に多数の遊技球を獲得できるようにしたものである。
なお、先行文献として特許文献1には、可変入賞装置の遊技球入賞領域に遊技球の入賞経路を複数設けると共に、いずれの入賞経路を通過したかを検出できる入賞経路検出手段を設け、特定遊技状態となった場合に遊技者にとっての有利または不利の遊技態様を遊技球の入賞経路によって決定するようにしたパチンコ遊技機が開示されている。
特開2002−18007公報
ところで、この種のパチンコ遊技機は、可変入賞装置内に入賞した遊技球が特定入賞口にさらに入賞するパターンが次の場合に限られたものとなる。具体的には、遊技球が特定のタイミングで可変入賞装置内に入賞したときに遊技球が特定の経路に流れて特定入賞口に入賞する場合と、複数個の遊技球が同時に可変入賞装置内に入賞したときに遊技球が衝突することによって特定入賞口に入賞する場合が主となる。
しかしながら、前者は、遊技球が可変入賞装置内へ入賞するタイミングによって特定入賞口に入賞するか否かがほぼ決定してしまうため、ゲーム性が単純になる。一方、後者は、遊技球の衝突等といった予期せぬ動きをして特定入賞口への入賞が発生するため、遊技者に対して面白みのあるゲーム性となるが、偶然的な要素が強く前者に比べて特定入賞口への入賞確率が低くなる。このため、この種のパチンコ遊技機は遊技者が飽きやすいという欠点があった。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遊技者が飽きない魅力的なゲーム性を有するパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のパチンコ遊技機は、遊技盤の前面に特定の条件を満たしたときに特定遊技状態を発生させる可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置は、遊技球を当該可変入賞装置の内部へ導入不能な形態と導入可能な形態との間で動作可能な導入部と、遊技球を特定領域とそれ以外の領域へ振り分ける振り分け部と、前記導入部の近傍を起点にして前記振り分け部まで延びることにより、前記導入部により導入された遊技球を前記振り分け部へ誘導する一対の誘導通路と、を備え、前記振り分け部は、複数の遊技球が前記一対の誘導通路上を同一タイミングで流下したときに前記各遊技球が合流する合流位置に形成され、前記遊技盤の盤面に対して後方側から前方側にかけてハの字状に拡がって開口する開口部を有し、該開口部の端部が前記誘導通路の横手方向に対して斜めに、且つ、盤面の後方側から盤面の前方側に向けて傾斜するように形成されていることを特徴とする。
また本発明のパチンコ遊技機は、前記特定領域の鉛直上方に形成され、前記振り分け部により前記特定領域側へ振り分けられた遊技球を前記特定領域へ誘導する特定領域誘導通路を備えたことを特徴とする。
また本発明のパチンコ遊技機は、前記一対の導入部材に夫々遊技球を保持する保持部を形成したことを特徴する。
また本発明のパチンコ遊技機は、前記一対の誘導通路に、前記一対の導入部材から導入された遊技球を夫々保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
また本発明のパチンコ遊技機は、前記保持部又は前記保持手段から前記遊技球の合流位置に至るまでの夫々の長さがほぼ同じであることを特徴とする。
また本発明のパチンコ遊技機は、始動入賞口又は始動入賞口への入賞を振り分ける振り分け部へ遊技球を誘導する一対の誘導通路と、前記一対の誘導通路に遊技球が同一タイミングで進入したときに該遊技球が合流する合流位置に形成され、遊技盤面に対して後方側から前方側にかけてハの字状に拡がって開口している開口部と、を備え、前記開口部は、その端部が前記誘導通路の横手方向に対して斜めに、且つ、遊技盤面に対して後方側から前方側に向けて傾斜するように形成されていることを特徴とする。
また本発明のパチンコ遊技機は、前記開口部の開口径は、前記遊技球の2個分の直径より小さいことを特徴とする。
本発明のパチンコ遊技機によれば、可変入賞装置の導入部により遊技球が複数個捕捉され一対の誘導通路上に同じタイミングで遊技球が落下した場合は、遊技球の衝突を利用しつつ、比較的高い入賞確率でもって遊技球を特定領域へ入賞をさせることができるため、遊技者にとって魅力的なゲーム性を実現することができる。
また本発明をパチンコ遊技機の始動口に遊技球を誘導する誘導通路に適用すれば、両側の誘導通路から同じタイミング遊技球が流下してきた場合でも遊技球が開口部付近において詰まるのを防止すると共に、同一タイミングの遊技球が複数成立したという特殊な条件を満たした場合には、始動口へ遊技球が入賞し易くなるという新たな楽しみを付加することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示す本実施形態のパチンコ遊技機は、矩形形状の枠100を備え、この枠100に遊技盤1が取り付けられている。遊技盤1の前面中央には可変入賞装置2が設けられている。また可変入賞装置2の下方には3つの始動口3A、3B、3Cが並設されていると共に、可変入賞装置2の左右両側には夫々普通入賞口4、5が設けられている。なお、遊技盤1の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。
遊技盤1の下方には、遊技盤1に対して遊技球を発射する発射装置に遊技球を供給する発射球供給皿6、発射球供給皿6から溢れた遊技球を貯留する下皿7、打球発射用ハンドル8、遊技者に音声/効果音を発するスピーカ9等が設けられている。
図2は、可変入賞装置2の構造を示した図であり、図2(a)は概略斜視図、図2(b)は正面図である。また図3は可変入賞装置2内に設けられている遊技室の構造を示した図であり、図3(a)は図2(b)に示したA−A線により可変入賞装置2の上部を切断した状態を示した斜視図、図3(b)はA−A線により切断した断面図、図3(c)は図3(a)に示す破線円Bの部分の拡大図である。
図2(a)(b)に示すように、可変入賞装置2は遊技盤1に取り付けられる取付基板10の前面に半透明なプラスチック板からなる枠体11を突出するように形成し、この枠体11によって囲われた遊技室12をその背後に形成するようにしている。
枠体11の上部両側にはカウントスイッチを備えた可変入賞口13が夫々配置され、可変入賞口13の近傍両側に遊技球を可変入賞装置2内へ導入する導入部として一対の可動片(導入部材)14が設けられている。なお、本実施形態では導入部として羽根形態の一対の可動片14を設けるようにしているが、これはあくまでも一例であり、例えば羽根形態では無い可動片や、片翼しかない羽根形態の可動片でも良い。
一対の可動片14は、開成条件により遊技球を可変入賞装置2の内部へ導入不能な形態と導入可能な形態との間を交互に変形可能に構成されている。即ち、一対の可動片14は、図1に示した始動口3A、3B、3Cへの入賞に連動して開閉を行うことで、遊技盤1を流下する遊技球を捕捉して可変入賞装置2内へ導入するように構成されている。なお、図2(b)には、実線により開状態の可動片14が示され、仮想線により閉状態の可動片14が示されている。
一対の可動片14の上面には、図2(a)に示すように、開状態のときに捕捉した遊技球を一時的に保持する保持部15が形成されている。この保持部15は、例えば遊技球とほぼ同じ直径を有する半球状の凹部とされる。なお、枠体11の上部前面にはドットマトリックス表示器16が設けられる。
一対の可動片14により捕捉されて可変入賞装置2内に導入された遊技球は、可変入賞口13を通過して、図3(a)(b)に示す遊技室12内の一対の誘導通路17上に落下する。
一対の誘導通路17は、中央方向に向かって緩やかに傾斜しているため、誘導通路17上に落下した遊技球は中央部に位置する開口部(振り分け部)18へ向かって流れることになる。一対の誘導通路17は、可変入賞口13から遊技球が流下してくる位置から開口部18に至るまでの長さがほぼ同じとされる。
開口部18は、図3(c)の拡大図に示すように、遊技盤1の遊技盤面に対して後方側から前方側にかけて上面がハの字状に拡がりを有するように形成されている。またその両端部は誘導通路17の横方向に対して斜めに、且つ、後方側から前方側にかけて左右対称に傾斜した傾斜面が形成されている。また、開口部18の口径は、誘導通路17より1個の遊技球が流下してきた際は遊技球を確実に落下することができる大きさで、且つ、両側の誘導通路17から夫々同じタイミングで遊技球が流下してきた際は、遊技球が落下し難い大きさ、即ち遊技球の直径より大きく遊技球の直径の2倍より小さいサイズに設定することで、両側の誘導通路17から夫々同じタイミングで流下した遊技球が互いに支持しつつ前方向に移動可能な構成となっている。なお、実際には遊技球の約1.5倍〜2倍程度の範囲で設定することが好ましい。また、誘導通路17の両端部に形成する傾斜面は左右対称に形成することが好ましいが左右非対称であっても良い。
また、開口部18より前方で、且つ、開口部18より下方位置には、遊技球を後述する特定領域である特定入賞口22へダイレクトに誘導する特別誘導通路19が形成されている。なお、特別誘導通路19への遊技球の流れは後述する。
また特別誘導通路19の下部後面には、遊技球が通過可能な形状の貫通穴26が設けられており、後述するように人形30の股下部に開設された放出口より流下した遊技球が貫通穴26を通って特定入賞口22に入賞できるように構成されている。
開口部18から落下した遊技球は、通常、その下に位置する傾斜棚20上に落下する。傾斜棚20は、横断状で後方に向けて緩やかに下傾するように形成されており、傾斜棚20の後方には遊技球が落下し得る間隔を開けて人形30が配置されている。また遊技室12の床面21は緩やかに前傾するように形成され、その前縁中央部に特定入賞口22が配置されている。特定入賞口22には特定領域スイッチ23が備えられている。また特定入賞口22の両サイドには、やや広めの非特定入賞口24が配置されている。なお、特定入賞口22に特定遊技状態を継続させる継続入賞口としての機能を持たせることも勿論可能である。
人形30の詳細は、特許文献1に開示されているため、ここでは簡単に説明するが、人形30の腹部には、図示しないが前方に進出可能に設けられたポケット形の進退動型電動部材が設けられている。また人形30の後側には遊技球が通過し得る通路が形成され、この通路が人形30の股下部に開設された放出口に連通するよう形成されている。そして、放出口から放出された遊技球が特定入賞口22の直前に位置する滞留レバー25(図2(b)参照)により一時停留されるように構成している。
また、人形30の両側で傾斜棚20の両サイド後方には、図2(b)に示すように半球殻状の回転型電動部材31が設けられている。この回転型電動部材31には透孔32が等間隔に形成されており、傾斜棚20上に落下した遊技球は傾斜棚20の後方側から落下する他、回転型電動部材31の透孔32からその内側に落下し、後側正面壁の両側に開設されたサブ放出口33から床面21に放出するように構成されている。
なお、図1乃至図3では、本発明の特徴的な構成である誘導通路17及び特別誘導通路19の構造を分かり易くするため、人形30が誘導通路17及び特別誘導通路19によって隠れているが、誘導通路17及び特別誘導通路19を透明部材により形成すれば人形30が隠れてしまうことはない。
次に、上記したような可変入賞装置2における遊技球の流れを説明する。先ず、可変入賞装置2内に1個の遊技球が入賞した時の流れを説明する。
可変入賞装置2の可動片14により捕捉され可変入賞口13を通過した遊技球Pは、図4(a)に示すように、遊技室12内に設けられた一対の誘導通路17上の何れか一方に落下する。誘導通路17上に落下した遊技球Pは開口部18へ向かって流れ、開口部18から傾斜棚20上に落下する。傾斜棚20上に遊技球Pが落下した場合は、傾斜棚20上を後方に転がって人形30の前に落下したり、或いは傾斜棚20上にて両サイドにずれると回転中の回転型電動部材31に接触して弾かれたり、或いは透孔32中に転落する。このとき、回転型電動部材31の回転速度が遅いと透孔32に転落し易くなる。透孔32に転落した遊技球Pはサブ放出口33から床面21上に放出されるため、直下方に転がって非特定入賞口24に入賞し易く特定入賞口22に入賞することは殆どない。また傾斜棚20から床面21上に落下した遊技球Pは、特別誘導通路19に形成された貫通穴26を通り抜けて特定入賞口22に入賞することもあるが、非特定入賞口24に入賞する確率が高い。
これに対して、遊技球Pが傾斜棚20から落下するときに、人形30の腹部に設けられた進退動型電動部材が進出していると、遊技球Pがこの進退動型電動部材によって受けられ、電動部材が後退したときに遊技球Pは、人形30の股下部に開設された放出口から放出され、滞留レバー25により一時停留された後、床面21を真っ直ぐ前方に転がることから、特別誘導通路19に形成された貫通穴26を通り抜けて中央の特定入賞口22に容易に入賞して特定領域スイッチ23を作動させる。
次に、可変入賞装置2内に遊技球が2個入賞した時の流れを説明する。
可変入賞装置2の可動片14により捕捉され可変入賞口13を通過した2個の遊技球P1、P2が、図5(a)に示すように左右両側の誘導通路17上に同じタイミングで落下した場合、遊技球P1、P2が落下した地点から開口部18までの長さはほぼ同じなので、誘導通路17を流れる遊技球P1、P2は、図5(b)に示すように開口部18の位置において衝突・接触する。なお、本実施形態の可変入賞装置2は、先に述べたように、一対の可動片14の上面に夫々保持部15を形成しているので、この保持部15に夫々遊技球が保持された時にほぼ同じタイミングで左右両側の誘導通路17上に遊技球P1、P2を落下させることが可能になる。
開口部18は、先に述べたように、遊技盤1の盤面に対して後方側から前方側にかけてハの字状に広がって形成されていると共に、その両端部が、誘導通路17の横手方向に対して斜めに、且つ、後方側から前方側に向けて傾斜するように形成されている。また、図5(b)の位置で衝突した遊技球P1、P2は衝突の衝撃で図5(c)に示すように、いずれか一方が前方に位置するように斜めに再配置され、開口部18上で接触した遊技球P1、P2のうち、いずれか一方の遊技球は、開口部18の端部の傾斜に沿ってもう一方の遊技球によって前方に押し出されることになる。このとき、前方に転がった遊技球は、開口部18の前方から落下するので、図4(d)に示すように開口部18の前方に位置する特別誘導通路19内に落下して特定入賞口22に入賞する確率が高くなる。
なお、可変入賞装置2内に複数個の遊技球が入賞した場合でも、図4(b)に示すように、誘導通路17上に異なるタイミングで落下した場合、或いは何れか一方の誘導通路17にのみ遊技球が落下した場合は、可変入賞装置2内に1個の遊技球が入賞した時の流れとほぼ同じになる。
このように本実施形態のパチンコ遊技機においては、従来の遊技球の流れに加えて、可変入賞装置2の可動片14により複数個の遊技球が捕捉されて左右両側の一対の誘導通路17上に同じタイミングで遊技球が落下した場合は、遊技球が衝突や接触など相互に影響を与えやすいように構成しつつ、従来に比べて特定入賞口22への入賞パターンが多様化するように構成したことによって、遊技者にとって魅力的なゲーム性を提供することができる。
また本実施形態のパチンコ遊技機は、特定入賞口22の鉛直上方に特別誘導通路19を形成したことで、開口部18により特定入賞口22側へ振り分けられた遊技球が特定入賞口22へ入賞する確率を高めることができる。また、この特別誘導通路19のサイズや長さを調整することで、特定入賞口22への入賞確率を調整することも可能になる。
また本実施形態のパチンコ遊技機では、一対の可動片14の上面に遊技球を保持する保持部15を形成したことで、左右両側の誘導通路17上に同じタイミングで遊技球を落下させることが可能になる。
なお、図示は省略するが夫々の誘導通路17に可動片14からの遊技球を夫々一時的に停留させて保持する保持手段、例えば可動可能な突起等を設けるようにした場合も左右両側の誘導通路17上に同じタイミングで遊技球を落下させるのと同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態のパチンコ遊技機は、可動片14の上面に夫々形成した保持部15から開口部18上の合流位置に至るまでの長さ、或いは誘導通路17に設けた保持手段から開口部18上の合流位置に至るまでの長さほぼ同じにすることで、保持部15又は保持手段において遊技球が保持したときに開口部18上において遊技球を確実に衝突させることができる。
なお、本実施形態では、本発明の誘導通路の構造を可変入賞装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、例えば本発明の誘導通路の構造を始動入賞口又は始動入賞口への入賞を振り分ける振り分け部へ遊技球を誘導する誘導通路にも適用することができる。その場合は、始動入賞口又は始動入賞口への入賞を振り分ける振り分け部に遊技球を誘導する誘導通路として、遊技球を夫々誘導可能な一対の誘導通路と、一対の誘導通路に同一タイミングで遊技球が進入したときに遊技球が合流する位置に形成される開口部と備えるようにする。そして、遊技盤面の後方側から前方側にかけてハの字状に拡がった開口を形成すると共に、その端部が誘導通路の横手方向に対して斜めに、且つ、後方側から前方側に向けて傾斜するように形成すれば良い。
このように構成すれば、遊技球を始動入賞口に誘導する誘導経路における球の流れが面白みのあるものとなり、遊技者に飽きのこないゲーム性を提供することができる。また両側の誘導通路から同じタイミングで遊技球が送られてきた場合でも開口部において遊技球が詰まるといったことがなく遊技球を始動入賞口又は始動入賞口への入賞を振り分ける振り分け部の方向に流下することができるという利点がある。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図。 本実施形態の可変入賞装置2の構造を示した図。 可変入賞装置2内に設けられている遊技室の構造を示した図。 本実施形態の可変入賞装置内に遊技球が入賞した時の流れを説明する図。 本実施形態の可変入賞装置内に遊技球が入賞した時の流れを説明する図。
符号の説明
1…遊技盤、2…可変入賞装置、3A、3B、3C…始動口、4、5…普通入賞口、6…発射球供給皿、7…下皿、8…打球発射用ハンドル、9…スピーカ、10…基板、11…枠体、12…遊技室、13…可変入賞口、14…可動片、15…保持部、16…ドットマトリックス表示器、17…誘導通路、18…開口部、19…特別誘導通路、20…傾斜棚、21…床面、22…特定入賞口、23…特定領域スイッチ、24…非特定入賞口、25…滞留レバー、26…貫通穴、30…人形、31…回転型電動部材、32…透孔、33…サブ放出口、100…枠

Claims (7)

  1. 遊技盤の前面に特定の条件を満たしたときに特定遊技状態を発生させる可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機において、
    前記可変入賞装置は、遊技球を当該可変入賞装置の内部へ導入不能な形態と導入可能な形態との間で動作可能な導入部と、
    遊技球を特定領域とそれ以外の領域へ振り分ける振り分け部と、
    前記導入部の近傍を起点にして前記振り分け部まで延びることにより、前記導入部により導入された遊技球を前記振り分け部へ誘導する一対の誘導通路と、を備え、
    前記振り分け部は、複数の遊技球が前記一対の誘導通路上を同一タイミングで流下したときに前記各遊技球が合流する合流位置に形成され、前記遊技盤の盤面に対して後方側から前方側にかけてハの字状に拡がって開口する開口部を有し、該開口部の端部が前記誘導通路の横手方向に対して斜めに、且つ、盤面の後方側から盤面の前方側に向けて傾斜するように形成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記特定領域の鉛直上方に形成され、前記振り分け部により前記特定領域側へ振り分けられた遊技球を前記特定領域へ誘導する特定領域誘導通路を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記導入部を一対の導入部材により構成し、該一対の導入部材の夫々に遊技球を保持する保持部を形成したことを特徴する請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記一対の誘導通路に前記導入部から導入された遊技球を夫々保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記保持部又は前記保持手段から前記遊技球の合流位置に至るまでの夫々の長さがほぼ同じであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
  6. 始動入賞口又は始動入賞口への入賞を振り分ける振り分け部へ遊技球を誘導する一対の誘導通路と、
    前記一対の誘導通路に複数の遊技球が同一タイミングで進入したときに該遊技球が合流する合流位置に形成され、遊技盤面に対して後方側から前方側にかけてハの字状に拡がって開口している開口部と、を備え、
    前記開口部は、その端部が前記誘導通路の横手方向に対して斜めに、且つ、遊技盤面に対して後方側から前方側に向けて傾斜するように形成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  7. 前記開口部の開口径は、前記遊技球の直径より大きく、前記遊技球の直径の2倍より小さいことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
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