JP2007304817A - 楽曲属性データ配信方法および携帯型音楽ファイル再生端末 - Google Patents

楽曲属性データ配信方法および携帯型音楽ファイル再生端末 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク通信機能を搭載しないオーディオ機器であっても、コンパクトディスクのTOCデータを用いた楽曲属性データの配信を受け得るような仕組みを提供すること。
【解決手段】メモリプレーヤ20からCDのTOC領域に記録されたバイナリデータを含むリクエストを携帯電話30経由でサーバへ送信させ、リクエストを受信したサーバからそのリクエストに含まれるバイナリデータと対応する楽曲属性データを配信させるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、楽曲属性データ配信方法に関する。
ハードディスク等の記憶装置を備えた携帯型音楽ファイル再生端末(以下、「メモリプレーヤ」と呼ぶ)が普及している(例えば、特許文献1を参照)。メモリプレーヤは、従来の携帯型の音楽再生装置と異なり、プレーヤ内部にある書き換え可能な記憶装置にオーディオデータを記録するものである。そのため、メモリプレーヤのユーザは、コンパクトディスクやMDといった記録媒体を持ち歩くことなく楽曲を聴取することができる。また、そのような記録媒体そのものを搭載する必要がないため、メモリプレーヤは大幅な小型化を実現し、携帯性を向上させることが可能となった。
メモリプレーヤで楽曲を聴取するためには、オーディオデータファイルをコンパクトディスクから作成したりインターネット経由で取得したりして、これを記憶装置に記憶させる作業が必要となる。また、このとき、オーディオデータには、楽曲の曲名やアーティスト名などといった楽曲の属性に関するデータ(以下、「楽曲属性データ」と呼ぶ)を付加することもできる。楽曲属性データを付加してこれを再生時に適宜表示することにより、ユーザが容易に認識できる形式でオーディオデータを管理しておくことが可能となる。
ところで、周知のように、コンパクトディスクのTOC(Table Of Contents)領域には、収録された各楽曲の各々の再生開始までの時間長などを示すバイナリデータがいわゆるTOCデータとして記録されている。そして、例えば、グレースノート社のCDDB(登録商標)のように、コンパクトディスクのTOC領域から読み出したTOCデータを含むリクエストのサーバへの送信と引き換えに、そのTOCデータにより一意に特定されるアルバムの楽曲属性データをダウンロードさせるシステムが既に実用化されている。
特開平11−288558号公報
しかしながら、この種のシステムは、ステレオミニコンポなどのオーディオ機器自体にネットワーク通信機能を搭載させることなしに構築することができないという問題があった。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、ネットワーク通信機能を搭載しないオーディオ機器であっても、コンパクトディスクのTOCデータを用いた楽曲属性データの配信を受け得るような仕組みを実現することを目的とする。
本発明の好適な態様である楽曲属性データ配信方法は、コンパクトディスク再生装置と、携帯型音楽ファイル再生端末と、無線通信端末とを含むシステムによる楽曲属性データ配信方法であって、前記コンパクトディスク再生装置が、自装置に装填されたコンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータを読み出す第1の行程と、前記バイナリデータを読み出したコンパクトディスク再生装置が、前記装填されたコンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲のオーディオデータの中から選択された全部又は一部のオーディオデータをその収録順に読み出し、読み出したオーディオデータの各々から所定のデータ形式のオーディオデータファイルを生成する第2の行程と、前記オーディオデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、前記第2の行程にてオーディオデータをファイル化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータと前記第1の行程で読み出したバイナリデータとを含むTOCデータファイルを生成する第3の行程と、前記TOCデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、そのTOCデータファイルと前記第2の行程にて生成したオーディオデータファイルを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第4の行程と、前記コンパクトディスク再生装置からTOCデータファイルとオーディオデータファイルを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、受信したTOCデータファイルとオーディオデータファイルを自端末のメモリに記憶させると共にそのTOCデータファイルに含まれるバイナリデータを前記無線通信端末へ送信する第5の行程と、前記携帯型音楽ファイル再生端末からバイナリデータを受信した無線通信端末が、受信したバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを移動体通信網へ発信する第6の行程と、前記楽曲属性データ配信リクエストを発信した無線通信端末が、その楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを移動体通信網から受信し、受信した楽曲属性データセットを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第7の行程と、前記無線通信端末から楽曲属性データセットを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、その楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき自端末のメモリのオーディオデータファイルを前記第5の行程にて自端末のメモリに記憶させたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む第8の行程と、前記オーディオデータファイルへ楽曲属性データを埋め込んだ携帯型音楽ファイル再生端末が、自端末の操作子より再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生すると共に、そのオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を自端末の表示部に表示させる第9の行程とを有する。
本発明の別の好適な態様である楽曲属性データ配信方法は、コンパクトディスク再生装置と、無線通信ユニットを搭載した携帯型音楽ファイル再生端末とを含むシステムによる楽曲属性データ配信方法であって、前記コンパクトディスク再生装置が、自装置に装填されたコンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータを読み出す第1の行程と、前記バイナリデータを読み出したコンパクトディスク再生装置が、前記装填されたコンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲のオーディオデータの中から選択された全部又は一部のオーディオデータをその収録順に読み出し、読み出したオーディオデータの各々から所定のデータ形式のオーディオデータファイルを生成する第2の行程と、前記オーディオデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、前記第2の行程にてオーディオデータをファイル化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータと前記第1の行程で読み出したバイナリデータとを含むTOCデータファイルを生成する第3の行程と、前記TOCデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、そのTOCデータファイルと前記第2の行程にて生成したオーディオデータファイルを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第4の行程と、前記コンパクトディスク再生装置からTOCデータファイルとオーディオデータファイルを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、受信したTOCデータファイルとオーディオデータファイルを自端末のメモリに記憶させると共にそのTOCデータファイルのバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを自身の無線通信ユニットを介して移動体通信網へ発信する第5の行程と、前記楽曲属性データ配信リクエストを発信した携帯型音楽ファイル再生端末が、その楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを移動体通信網から自身の無線通信ユニットを介して受信し、受信した楽曲属性データセットを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第6の行程と、前記携帯型音楽ファイル再生端末から楽曲属性データセットを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、その楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき自端末のメモリのオーディオデータファイルを前記第5の行程にて自端末のメモリに記憶させたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む第7の行程と、前記オーディオデータファイルへ楽曲属性データを埋め込んだ携帯型音楽ファイル再生端末が、自端末の操作子より再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生すると共に、そのオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を自端末の表示部に表示させる第8の行程とを有する。
この態様において、前記システムは、各アルバム毎の楽曲属性データセットを、それら各アルバムのコンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータと各々対応付けて自身の記憶部に記憶させたサーバを有し、前記発信された楽曲属性データ配信リクエストを受信した前記サーバが、そのリクエストに含まれるバイナリデータと対応付けて自身の記憶部に記憶された楽曲属性データセットを読み出し、読み出した楽曲属性データセットを楽曲属性データ配信リクエストの発信元に宛てて発信する行程を有してもよい。
また、前記コンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータは、アルバムの先頭からそのアルバムに含まれる一連の楽曲の各々の再生開始までの時間長を、分、秒、及びフレームによって指し示したバイナリデータであってもよい。
本発明の別の好適な態様である携帯型音楽ファイル再生端末は、コンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲の中から選択された全部又は一部のオーディオデータを示す所定のデータ形式のオーディオデータファイルと、そのコンパクトディスクのTOC領域に記録されていたバイナリデータ及び前記オーディオデータをオーディオデータ化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータを含むTOCデータファイルとを入力する入力手段と、無線通信端末と接続されるインターフェースと、前記入力手段から入力されたTOCデータファイルとオーディオデータファイルとを記憶する記憶手段と、前記記憶されたTOCデータファイルのバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを前記インターフェースを介して無線通信端末へ送信する送信手段と、前記送信した楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを前記インターフェースを介して無線通信端末から受信すると、その楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき前記記憶手段のオーディオデータファイルを当該記憶手段に記憶されたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む埋込手段と、オーディオデータの再生を指示する操作子と、前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生する再生制御部と、前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を表示する表示部とを備える。
本発明の別の好適な態様である携帯型音楽ファイル再生端末は、コンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲の中から選択された全部又は一部のオーディオデータを示す所定のデータ形式のオーディオデータファイルと、そのコンパクトディスクのTOC領域に記録されていたバイナリデータ及び前記オーディオデータをファイル化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータを含むTOCデータファイルとを入力する入力手段と、無線通信手段と、前記入力手段から入力されたTOCデータファイルとオーディオデータファイルとを記憶する記憶手段と、前記記憶されたTOCデータファイルのバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを前記無線通信手段から無線信号として発信させる送信手段と、前記発信した楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムのコンパクトディスクに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを示す無線信号を前記無線通信手段が受信すると、その無線信号から得た楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき前記記憶手段のオーディオデータファイルを当該記憶手段に記憶されたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む埋込手段と、オーディオデータの再生を指示する操作子と、前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生する再生制御部と、前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を表示する表示部とを備える。
本発明によると、ネットワーク通信機能を搭載しないオーディオ機器であっても、コンパクトディスクのTOCデータを用いた楽曲属性データの配信を受けることができる。
(発明の実施の形態)
本願発明の実施形態について説明する。
本実施形態は、以下に示す2つの特徴を有する。
1つ目の特徴は、曲名、アーティスト名、歌詞などといったような、コンパクトディスク(以下、「CD」と記す)に収録された各楽曲の属性を表す楽曲属性データを、それら各CDのTOC領域に記録されたバイナリデータをインデックスとした上でサーバのデータベースに取り纏めておくようにした点である。
2つ目の特徴は、CDに収録された楽曲のオーディオデータを再生するメモリプレーヤからそのCDのTOC領域に記録されたバイナリデータを含むリクエストを携帯電話経由でサーバへ送信させ、リクエストを受信したサーバからそのリクエストに含まれるバイナリデータと対応する楽曲属性データを配信させるようにした点である。
ここで、本実施形態を理解する前提となる、CDのTOC領域の記録内容について説明しておく。TOC領域は、楽曲の実体であるPCM(Pulse Code Modulation)オーディオデータを書き込む領域であるプログラム領域の内側に確保された、比較的小容量のバイナリデータを書き込む領域である。
図1は、TOC領域に記録されたバイナリデータの一例を示す図である。図に示すように、TOC領域には、プログラム領域にオーディオデータとして記録されている各楽曲の再生開始までの時間長が楽曲の収録順に記録されている。図の例を参照すると、最初の楽曲は、プログラム領域の先頭から2秒が経過したタイミングで再生開始され、2番目の楽曲は、4分10秒と11フレームが経過したタイミングで再生開始されるようになっていることが分かる。なお、1フレームは1/75秒に相当する。当然ながら、各アルバムに収録された楽曲の再生開始のタイミングの組み合わせは1つとして同じものはないため、このTOC領域に記録されたバイナリデータを成すビットの配列は、各アルバム毎に固有のものとなっている。
図2は、本実施形態にかかるデータ配信システムの全体構成図である。このシステムは、ステレオミニコンポ10、メモリプレーヤ20、携帯電話30、データ配信サーバ40から構成される。本システムを利用するユーザは、ステレオミニコンポ10、メモリプレーヤ20、携帯電話30を少なくとも1つずつ所有する。また、携帯電話30は、移動パケット通信網91、ゲートウェイ92、インターネット93を介してデータ配信サーバ40とデータの遣り取りが可能となっている。
図3は、ステレオミニコンポ10のハードウェア概略構成を示すブロック図である。ステレオミニコンポ10は、CD再生部11、ディスプレイ12、操作子13、スピーカ14、信号出力部15、及びこれら各部の動作を制御する制御部16を有する。
図に示すように、CD再生部11は、スピンドルモータ11a、光学ヘッド11b、デコーダ11c、スレッド機構11dなどを有する。これら各部の機能について概説すると、まず、CD再生部11に装填されたCDは、スピンドルモータ11aによって一定速度で回転駆動されるようになっている。また、光学ヘッド11bは、レーザダイオード、フォトディフレクタ、対物レンズ、その他の光学系を内蔵しており、スレッド機構11dに導かれてディスクの半径方向を移動しながらCDに記録されているデータを読み出す。また、デコーダ11cは、CDのプログラム領域から光学ヘッド11bが読み出したPCMオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換する。
ディスプレイ12は、制御部16による制御の下、楽曲の再生時間長や曲番などの各種情報を表示する。
操作子13は、モードの指定や曲スキップなどの各種操作を受け付ける。このステレオミニコンポ10は、通常再生モードのほかに、ファイル転送モードが指定できるようになっている。通常再生モードが指定されると、制御部16は、デコーダ11cがPCMオーディオデータを変換して得たアナログオーディオ信号をスピーカ14へ供給する。これにより、CDに収録された楽曲がスピーカ14から楽音として放音される。一方、ファイル転送モードが指定されると、制御部16は、光学ヘッド11bがCDのプログラム領域から読み出した各楽曲のPCMオーディオデータからMP3(MPEG Audio Layer-3)形式のオーディオデータファイルを生成すると共に、CDのTOC領域から読み出したバイナリデータとその他の各種データとを含むTOCデータファイルを生成し、それらのファイルを信号出力部15を介してメモリプレーヤ20へ供給する。これら両ファイルのデータ構造及びその生成手順については後の動作説明の項で詳述する。
図4は、メモリプレーヤ20の外観を示した図であり、図5はそのハードウェア概略構成を示した図である。メモリプレーヤ20は、記憶装置であるハードディスク21、信号入力部22、信号出力部23、USB(Universal Serial Bus)ポート24、ディスプレイ25、操作子26、及びこれら各部を制御する制御部27を備える。制御部27は、CPU27a、ROM27b、RAM27cなどを内臓している。そして、制御部27のCPU27aは、ROM27bやハードディスク21に記憶された各種のプログラムを実行することによってメモリプレーヤ20の各部を制御する。プログラムには、USBポート24を介した携帯電話30との接続を可能とするためのUSBホストドライバや、携帯電話30を介してのインターネット通信を実現するためのTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ドライバ、ダイヤラおよびモデムコントローラ、音声圧縮・伸長を行うコーデックなどの各種プログラムが含まれる。
信号入力部22は、ライン入力ジャックであり、ステレオミニコンポ10より入力されてくるデータを制御部27へ供給する。信号出力部23は、ライン出力ジャックであり、制御部27から供給されるアナログオーディオ信号をヘッドフォン95へ出力する。
ディスプレイ25は、メモリプレーヤ20がオーディオデータファイルを再生中である場合にその楽曲の楽曲属性データを表示するほか、ユーザの操作に応じて各種の画面を表示する。
操作子26は、各種ボタンを有し、ユーザからの入力を受けて楽曲の再生や停止、あるいは早送りや巻戻し等の指示を制御部27に対して行う。USBポート24は携帯電話30とデータの遣り取りを行うためのインターフェースである。
図2の説明に戻る。
携帯電話30は、移動パケット通信網91を介してインターネット93にアクセスすることが可能な無線通信機能を搭載している、この携帯電話30は、USBモデムケーブルを介してメモリプレーヤ20に接続され、ホスト装置であるメモリプレーヤ20に対するクライアント装置として機能する。この場合において、携帯電話30の通信方式は特に限定されるものでなく、いわゆる第2世代のPDC(Primary Domain Controller)方式であってもよいし、いわゆる第3世代のIMT(International Mobile Telecommunication )−2000方式であってもよい。
移動パケット通信網91とインターネット93は、各々が、固有の伝送プロトコルに従ってデータ伝送を行うノードからなるネットワークである。インターネット93が従う伝送プロトコルには、ネットワーク層及びトランスポート層のTCP/IPとこのTCP/IP上で実現されるHTTPやHTTPS等のプロトコルが含まれており、移動パケット通信網91が従う伝送プロトコルには、TCP/IPを簡素化したプロトコルとHTTP(およびHTTPS)に相当するプロトコルとが含まれている。
ゲートウェイ92は、移動パケット通信網91とインターネット93とを相互接続するための移動パケット関門中継交換局に備えられたコンピュータシステムであり、ネットワーク間で異なる通信プロトコルの変換を行う。
図6は、データ配信サーバ40のハードウェア概略構成を示す図である。図に示すように、データ配信サーバ40は、インターネット93とのデータの遣り取りを司るネットワークインターフェース41、楽曲属性データベース42aを記憶したハードディスク42、各種情報を表示するコンピュータコンピュータディスプレイ43、各種情報を入力するマウス44、及びこれら各部を制御する制御部45を有する。
図7は、楽曲属性データベース42aのデータ構造図である。このデータベース42aは、各々が、CDに収録された各アルバムと対応する複数のレコードの集合体である。そして、このデータベースを構成する1つのレコードは、「アルバム名」、「楽曲属性」、及び「検索コード」の3つのフィールドを有する。
「アルバム名」のフィールドには、アルバムの名称を示すアルバム名情報が記憶される。
「楽曲属性」のフィールドには、楽曲属性データセットが記憶される。楽曲属性データセットは、アルバム一枚に収録された各楽曲の楽曲属性データをその収録順に並べたデータセットである。つまり、このフィールドには、アルバムの第1トラックに収録された楽曲から順番に、アーティスト名や曲名なとどいった属性を示すデータが連ねて記録されている。
「検索コード」のフィールドには、検索コードデータが記憶される。検索コードデータは、各楽曲のCDのTOC領域に記憶されているバイナリデータと同じビット列を表すデータである。上述したように、CDのTOC領域に記録されたバイナリデータは各アルバム毎に固有のビットの配列となっているため、CDのTOC領域に記録されているバイナリデータを検索キーにして検索を行うことにより、参照されるべきレコードをデータベースから特定することが可能である。
図8は、本実施形態の特徴的な処理である楽曲属性ダウンロード処理を示すフローチャートである。
図に示す処理は、ステレオミニコンポ10の信号出力部15とメモリプレーヤ20の信号入力部22、及びメモリプレーヤ20のUSBポート24と携帯電話30をケーブル接続し、且つステレオミニコンポ10のCD再生部11にCDを装填した状態で、ファイル転送モードでの起動がステレオミニコンポ10の操作子13を介して指示されたことをトリガーとして開始される。
ファイル転送モードでの起動が指示されると、ステレオミニコンポ10の制御部16は、トラック選択画面をディスプレイ12に表示させる(S100)。このトラック選択画面は、「オーディオファイル化する楽曲のトラック番号を選択してください。」という内容の文字列と、CDに収録された各楽曲のトラック番号とを表示する。各楽曲のトラック番号は、CDのTOC領域に記録されたバイナリコードから特定可能である。例えば、このTOC領域に、再生開始までの時間長を示すバイナリデータが5セット記録されていれば1乃至5のトラック番号が表示されることになり、10セット記録されていれば1乃至10のトラック番号が表示されることになる。
トラック選択画面を参照したユーザは、オーディオファイル化を希望する一又は複数の楽曲のトラック番号を操作子13により選択した後、選択の確定を指示する。選択の確定が指示されると、制御部16は、選択された各楽曲のオーディオデータファイルを順次生成する(S110)。オーディオデータファイルの生成は、選択されたトラック番号の楽曲のPCMオーディオデータをCDのプログラム領域からトラック番号順に読み出し、読み出したオーディオデータの各々のデータ形式をPCMからMP3へ変換することにより行われる。この結果、本ステップでは、トラック選択画面にて選択されれたトラック番号の数と同じ数のオーディオデータファイルが取得されることになる。
続いて、制御部16は、TOCデータファイルを生成する(S120)。このTOCデータファイルは、CDのTOC領域に記録されているバイナリデータとステップ110におけるオーディオデータのファイル化手順を示すデータとを含むデータファイルである。
このTOCデータファイルのデータ構造について、図9を参照して詳述する。図9は、TOCデータファイルのデータ構造を示す図である。図に示すように、TOCデータファイルは、ファイル識別部81、グローバル情報部82、及びTOC部83を有している。
ファイル識別部81には、自ファイルが2番目のバージョンのTOCデータファイルであることを識別するバイナリデータである、第1識別コード、第2識別コード、メジャー・バージョン情報、マイナー・バージョン情報が記録される。このファイル識別部81の記憶内容は、CDの記録内容に依存することなく予め設定されており、第1識別コードは0x54、第2識別コードは0x44である。現在のメジャー・バージョン番号は0x02、マイナー・バージョン番号は0x00であるが、将来TOCデータファイルの構造を改変する必要が生じた場合に、バージョン番号の値も更新される。
グローバル情報部82は、自ファイルのデータサイズ、オーディオデータファイルの生成された最初と最後の楽曲のトラック番号、及び、オーディオデータファイルのファイル名の一部をトラック番号で識別する設定となっていた場合におけるファイル名の固定部(トラック番号を除いた部分)を示すバイナリデータが記録される。
TOC部83には、TOC情報部84とファイル情報部85の各対が、ステップ120にて生成されたオーディオデータファイルの数だけ連ねて記録されている。つまり、ステップ120である1つの楽曲のオーディオデータファイルが生成される都度、そのオーディオデータファイルと対応するTOC情報部84とファイル情報部85の対が生成されてTOCデータファイルのTOC部83に内包されることになる。そして、TOC部83には、TOC情報部84とファイル情報部85の対を最大100組まで内包させることが可能である。
これら両情報部の記録内容について詳述すると、まず、TOC情報部84は、rsvd、ADR、trackNumber、rsvd2の各属性を示すバイナリデータに続けて、楽曲の開始タイミングを示すバイナリデータが記録される。例えば、ステップ120で第1トラックの楽曲のオーディオデータファイルが生成されていれば、その第1トラックの楽曲の再生開始タイミングを示すバイナリデータがTOC領域から抽出されてこのTOC情報部84に内包されることになる。ファイル情報部85には、ステップ120で生成されたファイル名を示すバイナリデータであるfileNameに続けて、fileExit、rsvd3、time、date、fileSizeの各属性を示すバイナリデータが記録される。
図には、TOC情報部84とファイル情報部85の対を一組しか記していないが、ステップ120で生成されたオーディオデータが複数に及べば、それらの楽曲の再生開始タイミングのバイナリデータを含んだファイル情報部85とTOC情報部84の対がTOC部83に連ねて記述されることになる。
図8において、ステレオミニコンポ10の制御部16は、ステップ110で生成したオーディオデータファイル、ステップ120で生成したTOCデータファイル、及びCDのTOC領域に記録されている全バイナリデータを信号出力部15を介してメモリプレーヤ20へ出力する(S130)。
オーディオデータファイル、TOCデータファイル、及びTOC領域のバイナリデータがメモリプレーヤ20へその信号入力部22を介して入力されると、メモリプレーヤ20の制御部27は、オーディオデータファイルとTOCデータファイルをハードディスク21に記憶させる(S140)。
更に、制御部27は、信号入力部22を介して入力されたTOC領域のバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストをUSBポート24を介して携帯電話30へ送信する(S150)。
楽曲属性データ配信リクエストが携帯電話30へ送信されると、携帯電話30は、その楽曲属性データ配信リクエストを自身の無線通信ユニットから無線信号として移動体パケット通信網へ発信する(S160)。
携帯電話30から発信された楽曲属性データの無線信号は、移動パケット通信網91を成す基地局、交換局、更にはゲートウェイ92によるプロトコル変換を経てインターネット93上の宛先であるデータ配信サーバ40へ伝送される。
携帯電話30から送信された楽曲属性データ配信リクエストをネットワークインターフェース41を介して受信したデータ配信サーバ40の制御部45は、そのリクエストに含まれるTOC領域のバイナリデータとビットの並びを同じくする検索コードデータを「検索コード」のフィールドに記憶したレコードを、ハードディスク42の楽曲属性データベース42aから特定する(S170)。
制御部45は、ステップ170で特定したレコードの「楽曲属性」のフィールドに記憶された楽曲属性データセットを読み出す(S180)。
更に、制御部45は、ステップ180で読み出した楽曲属性データセットを、楽曲属性データ配信リクエストの発信元の携帯電話30に宛ててネットワークインターフェース41から発信する(S190)。
ネットワークインターフェース41から送信された楽曲属性データセットは、ゲートウェイ92によるプロトコル変換を経た後、移動パケット通信網91を成す交換局、基地局を経て、その宛先である携帯電話30へ無線信号として伝送される。
データ配信サーバ40から送信された楽曲属性データセットを受信した携帯電話30は、その楽曲属性データセットをメモリプレーヤ20へ送信する(S200)。
楽曲属性データセットがメモリプレーヤ20へそのUSBポート24を介して入力されると、メモリプレーヤ20の制御部27は、その楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべきハードディスク21のオーディオデータファイルをTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む(S210)。
上述したように、楽曲属性データセットは、アルバム一枚に収録された各楽曲の楽曲属性データをその収録順に並べたデータセットである。一方で、TOCデータファイルの各ファイル情報部85は、CDから生成されたオーディオデータファイルのファイル名を示すバイナリデータであるfileNameを内包している。よって、オーディオデータファイルのファイル名の一部にトラック番号を含めるような設定とした上で、TOCデータファイルの各ファイル情報部85に含まれる、ファイル名を示すバイナリデータを順次参照していくことにより、ダウンロードされた楽曲属性データセットからオーディオデータファイル化されているトラック番号の楽曲の楽曲属性データをまず抽出し、その抽出した楽曲属性データの各々とそれらを埋め込むべきオーディオデータファイルを対応付けることが可能である。
以上で楽曲属性ダウンロード処理が終了となる。
この後、ユーザが操作子26の操作を通じて楽曲属性データの埋め込まれたオーディオデータファイルの1つを選択してその再生を指示すると、制御部27は、選択されたオーディオデータファイルをデコードして得たアナログオーディオ信号を信号出力部23からヘッドフォン95へ出力すると共に、そのオーディオファイルに埋め込まれた楽曲属性データが示す属性(曲名、アーティスト名、歌詞など)をディスプレイ25に表示させる。ユーザは、ヘッドフォン95から放音される楽曲の楽音を聴取しながら、ディスプレイ25に表示されるその楽曲の属性の詳細を閲覧することができる。
以上説明した本実施形態では、ステレオミニコンポ10からCDのオーディオデータのデータ伝送を受けるメモリプレーヤ20を携帯電話30と接続し、オーディオデータと共に伝送されてくるTOC領域のテキストデータをその携帯電話30から無線信号としてデータ配信サーバ40へ送信できるようになっており、携帯電話30宛てにデータ配信サーバ40から返信されてくる楽曲属性データをディスプレイ25に表示させるようになっている。よって、本実施形態によると、メモリプレーヤ20やステレオミニコンポ10などのオーディオ機器それ自体が通信機能を搭載したものでなかったとしても、インターネット93に設置されたデータ配信サーバ40へCDのTOC領域のバイナリデータを送信して楽曲属性データの配信を受けることができる。
更に、本実施形態では、CD再生部11に装填されたCDのオーディオデータファイルを生成する際、生成されるオーディオデータファイルのファイル名とその順序の関係を示すデータを内包させたTOCデータファイルを併せて生成するようになっている。よって、アルバム一枚分の全楽曲の楽曲属性データを取り纏めた楽曲属性データセットを受信することになるメモリプレーヤ20は、このTOCデータファイルの内容を参照することにより、受信した音楽属性データセットをなす各楽曲属性データとそれらの各々を埋め込むオーディオデータファイルを好適に対応付けることができる。
(他の実施形態)
本願発明は、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態において、データ配信サーバ40から携帯電話30経由でメモリプレーヤ20に配信されてそのコンピュータディスプレイ43に表示される楽曲属性データは、曲名、アーティスト名、歌詞などといったような各CDに収録された楽曲の属性の詳細をテキスト列として表すものである必要はなく、アーティストの静止画や動画などの画像として楽曲の属性を表したものであってもよい。
上記実施形態は、CDのプログラム領域に記録されたオーディオデータやそのTOC領域に記録されたテキストデータを読み出す機器がデジタルミニコンポであるとしてシステム構成を説明したが、ポータブルCDプレーヤなどといった他のオーディオ機器でこれを代用してもよい。
上記実施形態では、無線通信を司るユニットをメモリプレーヤ20に搭載させず、メモリプレーヤ20はUSBポート24を介して接続された携帯電話30を通じてデータ配信サーバ40との間のデータの遣り取りを実現していた。これに対し、メモリプレーヤ20に無線通信ユニットを搭載させることにより、携帯電話30を不要とする構成を採用してもよい。
上記実施形態において、ステレオミニコンポ10は、PCMのオーディオデータからMP3形式のオーディオデータファイルを生成してメモリプレーヤ20に送信するようになっていたが、メモリプレーヤ20がデコード可能なオーディオ信号圧縮方式の如何によっては、他のデータ形式のオーディオデータファイルを生成してもよい。
上記実施形態では、TOCデータファイルのファイル情報部85に内包される、ファイル名を示すバイナリデータを参照することにより、楽曲属性データとそれらを埋め込むべきオーディオデータファイルとを対応付けるようになっていた。これに対し、TOCデータファイルのデータ構造のバリエーションの如何によっては、楽曲属性データとオーディオデータファイルの対応付けを他の手法により実現することも可能である。図10は、本願出願人らがオーディオ機器への実装を試みているTOCデータファイルの記録方式のバリエーションを示す図である。図において、「◎」の符号が付されている属性のバイナリデータは作成の度に異なる内容となるものであることを、「○」の符号が付されている属性のバイナリデータは必須のものであることを、「△」の符号が付されてい属性のバイナリデータは任意のものであることを、「−」の符号が付されている属性のバイナリデータは不要のものであることをそれぞれ示している。
図の標準方式、連番−1方式、連番−2方式においては、TOCデータファイルの各ファイル情報部85に、トラック番号を含むファイル名のバイナリデータが含まれることになるので、上記実施形態と手法によって楽曲属性データとそれを埋め込むオーディオデータファイルとを対応付けることが可能である。また、ランダム−1、ランダム−2方式においても、作成されるオーディオデータファイルのヘッダには、トラック番号を含むファイル名が内包されるので、TOCデータファイルを参照することなく、オーディオデータファイルそのものファイル名を参照していくことにより、楽曲属性データとそれを埋め込むオーディオデータファイルとを対応付けることが可能である。
上記実施形態において、メモリプレーヤ20は、オーディオデータファイルやTOCデータファイルを記憶させておくための記憶装置としてハードディスク21を搭載していたが、SDメモリカードやNAND−FLASHメモリなどの他のメモリデバイスでこれを代用してもよい。
TOC領域に記録されたバイナリデータの一例を示す図である。 データ配信システムの全体構成図である。 ステレオミニコンポのハードウェア概略構成図である。 メモリプレーヤの外観図である。 メモリプレーヤのハードウェア概略構成を示した図である。 データ配信サーバのハードウェア概略構成図である。 楽曲属性データベースのデータ構造図である。 楽曲属性ダウンロード処理を示すフローチャートである。 TOCデータファイルのデータ構造図である。 TOCデータファイルの記録方式を示す図である。
符号の説明
10…ステレオミニコンポ、11…CD再生部、12…ディスプレイ、13,26…操作子、14…スピーカ、15,23…信号出力部、16,27,45…制御部、20…メモリプレーヤ、21,42…ハードディスク、22…信号入力部、24…USBポート、25…ディスプレイ、30…携帯電話、40…データ配信サーバ、41…ネットワークインターフェース、42…ハードディスク、43…コンピュータコンピュータディスプレイ、44…マウス、82…グローバル情報部、83…TOC部、84…TOC情報部、85…ファイル情報部、91…移動パケット通信網、92…ゲートウェイ、93…インターネット、95…ヘッドフォン

Claims (6)

  1. コンパクトディスク再生装置と、携帯型音楽ファイル再生端末と、無線通信端末とを含むシステムによる楽曲属性データ配信方法であって、
    前記コンパクトディスク再生装置が、自装置に装填されたコンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータを読み出す第1の行程と、
    前記バイナリデータを読み出したコンパクトディスク再生装置が、前記装填されたコンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲のオーディオデータの中から選択された全部又は一部のオーディオデータをその収録順に読み出し、読み出したオーディオデータの各々から所定のデータ形式のオーディオデータファイルを生成する第2の行程と、
    前記オーディオデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、前記第2の行程にてオーディオデータをファイル化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータと前記第1の行程で読み出したバイナリデータとを含むTOCデータファイルを生成する第3の行程と、
    前記TOCデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、そのTOCデータファイルと前記第2の行程にて生成したオーディオデータファイルを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第4の行程と、
    前記コンパクトディスク再生装置からTOCデータファイルとオーディオデータファイルを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、受信したTOCデータファイルとオーディオデータファイルを自端末のメモリに記憶させると共にそのTOCデータファイルに含まれるバイナリデータを前記無線通信端末へ送信する第5の行程と、
    前記携帯型音楽ファイル再生端末からバイナリデータを受信した無線通信端末が、受信したバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを移動体通信網へ発信する第6の行程と、
    前記楽曲属性データ配信リクエストを発信した無線通信端末が、その楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを移動体通信網から受信し、受信した楽曲属性データセットを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第7の行程と、
    前記無線通信端末から楽曲属性データセットを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、その楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき自端末のメモリのオーディオデータファイルを前記第5の行程にて自端末のメモリに記憶させたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む第8の行程と、
    前記オーディオデータファイルへ楽曲属性データを埋め込んだ携帯型音楽ファイル再生端末が、自端末の操作子より再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生すると共に、そのオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を自端末の表示部に表示させる第9の行程と
    を有する楽曲属性データ配信方法。
  2. コンパクトディスク再生装置と、無線通信ユニットを搭載した携帯型音楽ファイル再生端末とを含むシステムによる楽曲属性データ配信方法であって、
    前記コンパクトディスク再生装置が、自装置に装填されたコンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータを読み出す第1の行程と、
    前記バイナリデータを読み出したコンパクトディスク再生装置が、前記装填されたコンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲のオーディオデータの中から選択された全部又は一部のオーディオデータをその収録順に読み出し、読み出したオーディオデータの各々から所定のデータ形式のオーディオデータファイルを生成する第2の行程と、
    前記オーディオデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、前記第2の行程にてオーディオデータをファイル化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータと前記第1の行程で読み出したバイナリデータとを含むTOCデータファイルを生成する第3の行程と、
    前記TOCデータファイルを生成したコンパクトディスク再生装置が、そのTOCデータファイルと前記第2の行程にて生成したオーディオデータファイルを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第4の行程と、
    前記コンパクトディスク再生装置からTOCデータファイルとオーディオデータファイルを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、受信したTOCデータファイルとオーディオデータファイルを自端末のメモリに記憶させると共にそのTOCデータファイルのバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを自身の無線通信ユニットを介して移動体通信網へ発信する第5の行程と、
    前記楽曲属性データ配信リクエストを発信した携帯型音楽ファイル再生端末が、その楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを移動体通信網から自身の無線通信ユニットを介して受信し、受信した楽曲属性データセットを前記携帯型音楽ファイル再生端末へ送信する第6の行程と、
    前記携帯型音楽ファイル再生端末から楽曲属性データセットを受信した携帯型音楽ファイル再生端末が、その楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき自端末のメモリのオーディオデータファイルを前記第5の行程にて自端末のメモリに記憶させたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む第7の行程と、
    前記オーディオデータファイルへ楽曲属性データを埋め込んだ携帯型音楽ファイル再生端末が、自端末の操作子より再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生すると共に、そのオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を自端末の表示部に表示させる第8の行程と
    を有する楽曲属性データ配信方法。
  3. 請求項1又は2に記載の楽曲属性データ配信方法において、
    前記システムは、
    各アルバム毎の楽曲属性データセットを、それら各アルバムのコンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータと各々対応付けて自身の記憶部に記憶させたサーバを有し、
    前記発信された楽曲属性データ配信リクエストを受信した前記サーバが、そのリクエストに含まれるバイナリデータと対応付けて自身の記憶部に記憶された楽曲属性データセットを読み出し、読み出した楽曲属性データセットを楽曲属性データ配信リクエストの発信元に宛てて発信する行程
    を更に有する楽曲属性データ配信方法。
  4. 請求項3に記載の楽曲属性データ配信方法において、
    前記コンパクトディスクのTOC領域に記録されたバイナリデータは、
    アルバムの先頭からそのアルバムに含まれる一連の楽曲の各々の再生開始までの時間長を、分、秒、及びフレームによって指し示したバイナリデータである
    楽曲属性データ配信方法。
  5. コンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲の中から選択された全部又は一部のオーディオデータを示す所定のデータ形式のオーディオデータファイルと、そのコンパクトディスクのTOC領域に記録されていたバイナリデータ及び前記オーディオデータをオーディオデータ化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータを含むTOCデータファイルとを入力する入力手段と、
    無線通信端末と接続されるインターフェースと、
    前記入力手段から入力されたTOCデータファイルとオーディオデータファイルとを記憶する記憶手段と、
    前記記憶されたTOCデータファイルのバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを前記インターフェースを介して無線通信端末へ送信する送信手段と、
    前記送信した楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを前記インターフェースを介して無線通信端末から受信すると、その楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき前記記憶手段のオーディオデータファイルを当該記憶手段に記憶されたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む埋込手段と、
    オーディオデータの再生を指示する操作子と、
    前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生する再生制御部と、
    前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を表示する表示部と
    を備えた携帯型音楽ファイル再生端末。
  6. コンパクトディスクのプログラム領域に記録されたアルバム一枚分の各楽曲の中から選択された全部又は一部のオーディオデータを示す所定のデータ形式のオーディオデータファイルと、そのコンパクトディスクのTOC領域に記録されていたバイナリデータ及び前記オーディオデータをファイル化した際のファイル化手順を少なくとも示すファイルデータを含むTOCデータファイルとを入力する入力手段と、
    無線通信手段と、
    前記入力手段から入力されたTOCデータファイルとオーディオデータファイルとを記憶する記憶手段と、
    前記記憶されたTOCデータファイルのバイナリデータを含む楽曲属性データ配信リクエストを前記無線通信手段から無線信号として発信させる送信手段と、
    前記発信した楽曲属性データ配信リクエストに含まれるバイナリデータにより一意に特定されるアルバムのコンパクトディスクに収録された各楽曲の属性を示す楽曲属性データをその収録順に従って取り纏めた楽曲属性データセットを示す無線信号を前記無線通信手段が受信すると、その無線信号から得た楽曲属性データセットを成す各楽曲属性データを埋め込むべき前記記憶手段のオーディオデータファイルを当該記憶手段に記憶されたTOCデータファイルの内容を基に特定し、特定したオーディオデータファイルに楽曲属性データをそれぞれ埋め込む埋込手段と、
    オーディオデータの再生を指示する操作子と、
    前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルを楽音として再生する再生制御部と、
    前記操作子を介して再生が指示されたオーディオデータファイルに含まれる楽曲属性データが示す楽曲の属性を表示する表示部と
    を備えた携帯型音楽ファイル再生端末。
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