JP2007303310A - 内燃機関装置および内燃機関の失火判定方法 - Google Patents

内燃機関装置および内燃機関の失火判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関の失火をより確実に精度よく判定する。
【解決手段】30度毎のクランクシャフトの回転数である30度回転数N30に共振が生じる範囲内の基準回転数Nsetにおけるエンジンの回転変動に与える影響成分を抽出するバンドパスフィルタを施してフィルタ後回転数F(N30)を得ると共にエンジンの回転数Neに対応するゲインKと位相θとを用いてフィルタ後回転数F(N30)を補正して補正後回転数F(N30)aとし(S310〜S330)、補正後回転数F(N30)aを30度回転数N30から減じて得られる判定用回転数N30jの逆数である判定用所要時間T30jにより失火を判定する(S340〜S370)。これにより、エンジンの回転数Neによらず、エンジンの失火をより確実に精度よく判定することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関装置および内燃機関の失火判定方法に関し、詳しくは、ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関を有する内燃機関装置およびこうした内燃機関装置における内燃機関の失火判定方法に関する。
従来、この種の内燃機関装置としては、エンジンのクランク軸に発電可能なモータが取り付けられた車両において、エンジンのトルク変動をモータにより打ち消す制振制御の際のモータのトルク補正量に基づいてエンジンの失火を判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、モータによる制振制御が実行されていないときやモータによる制振制御が実行されていてもエンジンが高回転高トルクで運転されているときには、クランク角位置での回転変動に基づいて失火を判定し、モータによる制振制御が実行されており、且つ、エンジンが低回転で運転されていたり低トルクで運転されているときには、制振制御の際のモータのトルク補正量に基づいてエンジンの失火を判定している。
特開2001−65402号公報
上述の装置のようにモータによる制振制御を行なっているときには従来の失火判定手法では失火を判定するのは困難となるが、失火の判定が困難となる要因としては、こうした制振制御に限られない。例えば、エンジンのトルク変動を抑制する目的で用いられるダンパなどのねじれ要素を介して変速機などにエンジンが接続されているときには、エンジンの運転ポイントによってはダンパを含めた変速機全体が共振し、失火の判定が困難となる。
本発明の内燃機関装置およびこれを搭載する車両並びに内燃機関の失火判定方法は、ダンパなどのねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関の失火をより確実に判定することを目的の一つとする。また、本発明の内燃機関装置およびこれを搭載する車両並びに内燃機関の失火判定方法は、ダンパなどのねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関の失火を精度よく判定することを目的の一つとする。
本発明の内燃機関装置およびこれを搭載する車両並びに内燃機関の失火判定方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関装置は、
ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関を有する内燃機関装置であって、
前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、
前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の回転変動を演算する回転変動演算手段と、
前記内燃機関の回転数のうち前記ねじれ要素の共振領域に属する基準回転数を中心とした共振による前記内燃機関の回転変動に与える影響成分である基準影響成分を導出する基準影響成分導出手段と、
前記検出された内燃機関の回転数に基づいて前記導出された基準影響成分を補正して実行用影響成分を設定する実行用影響成分設定手段と、
前記演算された内燃機関の回転変動と前記設定された実行用影響成分とに基づいて前記内燃機関のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する失火判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関装置では、内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて内燃機関の回転変動を演算し、内燃機関の回転数のうちねじれ要素の共振領域に属する基準回転数を中心とした共振による内燃機関の回転変動に与える影響成分である基準影響成分を導出すると共に内燃機関の回転数に基づいて導出した基準影響成分を補正して実行用影響成分を設定する。そして、演算した内燃機関の回転変動と設定した実行用影響成分とに基づいて内燃機関のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する。これにより、内燃機関の回転数によらず、ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力する内燃機関の失火をより確実に精度よく判定することができる。
こうした本発明の内燃機関装置において、前記基準影響成分導出手段は、前記演算された内燃機関の回転変動に対して前記基準回転数を中心とするバンドパスフィルタを施して得られる成分を前記基準影響成分として導出する手段であるものとすることもできる。こうすれば、基準影響成分を精度よく導出することができる。この場合、前記実行用影響成分設定手段は、前記基準回転数に対する前記検出された内燃機関の回転数の回転数比に応じて前記導出された基準影響成分におけるゲインおよび位相を補正して実行用影響成分を設定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より適正な実行用影響成分を設定することができるから、内燃機関の失火をより確実に精度よく判定することができる。
また、本発明の内燃機関装置において、前記失火判定手段は、前記演算された内燃機関の回転変動から前記設定された実行用影響成分を減じた影響除去済回転変動の逆数が閾値以上となるときに失火していると判定する手段であるものとすることもできる。
さらに、本発明の内燃機関装置において、前記失火判定手段は、前記検出された内燃機関の回転数が前記共振領域に属さないときには前記演算された内燃機関の回転変動に基づいて失火を判定し、前記検出された内燃機関の回転数が前記共振領域に属するときには前記演算された内燃機関の回転変動と前記設定された実行用影響成分とに基づいて失火を判定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の回転数が共振領域に属しないときも内燃機関の回転数が共振領域に属するときも、より確実に精度よく失火を判定することができる。
あるいは、本発明の内燃機関装置において、前記ねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に接続されると共に前記駆動軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記出力軸と前記駆動軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段を備えるものとすることもできる。この場合、前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続されて該3軸のうちのいずれか2軸に入出力された動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える手段であるものとすることもできる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置、即ち、基本的には、ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関を有する内燃機関装置であって、前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の回転変動を演算する回転変動演算手段と、前記内燃機関の回転数のうち前記ねじれ要素の共振領域に属する基準回転数を中心とした共振による前記内燃機関の回転変動に与える影響成分である基準影響成分を導出する基準影響成分導出手段と、前記検出された内燃機関の回転数に基づいて前記導出された基準影響成分を補正して実行用影響成分を設定する実行用影響成分設定手段と、前記演算された内燃機関の回転変動と前記設定された実行用影響成分とに基づいて前記内燃機関のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する失火判定手段と、を備える内燃機関装置を動力源として搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の内燃機関装置を動力源として搭載するから、本発明の内燃機関装置が奏する効果、例えば、内燃機関の回転数によらず、ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力する内燃機関の失火をより確実に精度よく判定することができる効果などと同様な効果を奏することができる。
本発明の内燃機関の失火判定方法は、
ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関を有する内燃機関装置における前記内燃機関の失火を判定する失火判定方法であって、
前記内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて前記内燃機関の回転変動を演算し、前記内燃機関の回転数のうち前記ねじれ要素の共振領域に属する基準回転数を中心とした共振による前記内燃機関の回転変動に与える影響成分である基準影響成分を導出すると共に前記内燃機関の回転数に基づいて前記導出した基準影響成分を補正して実行用影響成分を設定し、前記演算した内燃機関の回転変動と前記設定した実行用影響成分とに基づいて前記内燃機関のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する、
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関の失火判定方法では、内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて内燃機関の回転変動を演算し、内燃機関の回転数のうちねじれ要素の共振領域に属する基準回転数を中心とした共振による内燃機関の回転変動に与える影響成分である基準影響成分を導出すると共に内燃機関の回転数に基づいて導出した基準影響成分を補正して実行用影響成分を設定する。そして、演算した内燃機関の回転変動と設定した実行用影響成分とに基づいて内燃機関のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する。これにより、内燃機関の回転数によらず、ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力する内燃機関の失火をより確実に精度よく判定することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である内燃機関装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。ここで、実施例の内燃機関装置としては、主としてエンジン22とこのエンジン22にダンパ28を介して接続された動力分配統合機構30とモータMG1とエンジン22を制御するエンジン用電子制御ユニット24が該当する。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な6気筒の内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に気筒毎に設けられた燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングを変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20に搭載されたエンジン22のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する際の動作について説明する。図3は、エンジンECU24により実行される失火判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。
失火判定処理が実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、エンジン22の回転数NeとトルクTeとを入力し(ステップS100)、入力した回転数NeとトルクTeとに基づいてエンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段(動力分配統合機構30など)の共振領域にあるか否かを判定する処理を実行する(ステップS110)。ここで、実施例では、エンジン22の回転数Neについては、クランクポジションセンサ140からのクランク角CAに基づいて演算により求められたものを入力するものとし、トルクTeについては、モータMG1のトルク指令Tm1*とエンジン22の回転数Neから計算されたものを入力するものとした。エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域にあるか否かについては、予め実験などにより共振領域となるエンジン22の回転数NeとトルクTeとを求めて共振運転範囲としてROM24bに記憶しておき、入力したエンジン22の回転数NeとトルクTeが記憶した共振運転範囲に属するか否かにより判定するものとした。なお、共振運転範囲は、エンジン22の特性やダンパ28より後段(動力分配統合機構30)などの特性によって実験により求めることができる。
ステップS110でエンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域にはないと判定されると、図4に例示する通常失火検出処理によりエンジン22のいずれかの気筒が失火しているか否かの失火検出を行ない(ステップS120)、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域にあると判定されると図5に例示する共振領域失火検出処理によりエンジン22のいずれかの気筒が失火しているか否かの失火検出を行なって(ステップS130)、失火判定処理を終了する。
図4の通常失火検出処理では、まず、クランクポジションセンサ140により検出されるクランク角CAを入力すると共に図6に例示するN30演算処理により演算されるクランク角CAが30度ごとの回転数である30度回転数N30を入力し(ステップS200)、入力した30度回転数N30の逆数をとってクランクシャフト26が30度回転するのに要する30度所要時間T30を計算する(ステップS210)。ここで、30度回転数N30は、N30演算処理に示すように、基準となるクランク角から30度毎のクランク角CAを入力し(ステップS400)、30度回転するのに要する時間によって除することにより30度回転数N30を計算する(ステップS410)、ことにより求めることができる。次に、30度所要時間T30が閾値Trefより大きいか否かを判定し(ステップS220)、30度所要時間T30が閾値Trefより大きいときには、失火していると判定し、入力したクランク角CAに基づいて失火している気筒を特定して(ステップS230)、通常失火検出処理を終了する。ここで、閾値Trefは、30度所要時間T30の基準となるクランク角CAで燃焼行程となる気筒が失火していないときの30度所要時間T30より大きく、その気筒が失火しているときの30度所要時間T30より小さな値として設定されており、実験などにより求めることができる。失火している気筒は、閾値Trefを超えた30度所要時間T30の基準となるクランク角CAで燃焼行程となる気筒として特定することができる。エンジン22の運転状態が共振領域にないときに1気筒が失火しているエンジン22の30度所要時間T30とクランク角CAとの時間変化の一例を図7に示す。図示するように、クランク角CAが720度に1回の割合で30度所要時間T30が閾値Trefを超えている。なお、30度所要時間T30が閾値Tref以下のときには、失火していないと判定して通常失火検出処理を終了する。
図5の共振領域失火検出処理では、まず、クランクポジションセンサ140により検出されるクランク角CAやエンジン22の回転数Neを入力すると共に図6に例示するN30演算処理により演算されるクランク角CAの30度ごとの回転数である30度回転数N30を入力する処理を実行する(ステップS300)。そして、エンジン22の運転状態が共振運転範囲内となる回転数範囲に含まれる基準回転数Nsetに対して共振によるエンジン22の回転変動に与える影響成分を抽出するバンドパスフィルタを入力した30度回転数N30に施してフィルタ後回転数F(N30)を得る(ステップS310)。実施例では、実験などにより共振が最も生じるエンジン22の回転数を求めて基準回転数Nsetとし、この基準回転数で1気筒が連続的に失火したときの失火の周波数を中心とするバンドパスフィルタを用いてフィルタ後回転数F(N30)を得るものとした。例えば、エンジン22が6気筒の場合には、失火の周波数はNset/(2×60)Hzなるから、この周波数を中心とするバンドパスフィルタを30度回転数N30に施すことによりフィルタ後回転数F(N30)を得ることができる。
続いて、入力したエンジン22の回転数Neに対応する調整用のゲインKと位相θとを設定し(ステップS320)、設定したゲインKと位相θとを用いてフィルタ後回転数F(N30)を補正し、補正後回転数F(N30)aを設定する(ステップS330)。ここで、ゲインKと位相θとの設定は、基準回転数Nsetに対するエンジン22の回転数Ne(Ne/Nset)とバンドパスフィルタの基準回転数Nsetを中心としたゲインKと位相θとを設定する周波数特性とに基づいて設定することができる。基準回転数Nsetを中心とした周波数特性のボード線図を用いてゲインKと位相θとを設定する様子の一例を図8に示す。補正後回転数F(N30)aは、得られたフィルタ後回転数F(N30)にゲインKを乗じると共に位相θだけ位相を変更することにより得ることができる。
こうして補正後回転数F(N30)aを得ると、30度回転数N30から補正後回転数F(N30)aを減じて判定用回転数N30jを計算すると共に(ステップS340)、計算した判定用回転数N30jの逆数をとって判定用所要時間T30jを計算し(ステップS350)、計算した判定用所要時間T30jが閾値Tref2より大きいか否かを判定し(ステップS360)、判定用所要時間T30jが閾値Tref2より大きいときには、失火していると判定し、入力したクランク角CAに基づいて失火している気筒を特定して(ステップS370)、共振領域失火検出処理を終了する。ここで、閾値Tref2は、判定用所要時間T30jの基準となるクランク角CAで燃焼行程となる気筒が失火していないときの判定用所要時間T30jより大きく、その気筒が失火しているときの判定用所要時間T30jより小さな値として設定されており、実験などにより求めることができる。失火気筒の特定については前述した。なお、判定用所要時間T30jが閾値Tref以下のときには、失火していないと判定して共振領域失火検出処理を終了する。エンジン22の運転状態が共振領域に属するときの30度所要時間T30と補正後回転数F(N30)aと判定用所要時間T30jの時間変化の一例を図9に示す。図示するように、30度所要時間T30では失火の判定は困難であるが、判定用所要時間T30jでは失火を明確に判定することができるのが解る。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関装置によれば、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属するときには、30度回転数N30に共振が最も生じる基準回転数Nsetにおけるエンジン22の回転変動に与える影響成分を抽出するバンドパスフィルタを施してフィルタ後回転数F(N30)を得ると共にエンジン22の回転数Neに対応する調整用のゲインKと位相θとを用いてフィルタ後回転数F(N30)を補正して補正後回転数F(N30)aとし、この補正後回転数F(N30)aを30度回転数N30から減じて得られる判定用回転数N30jの逆数である判定用所要時間T30jによりエンジン22のいずれかの気筒の失火を判定するから、エンジン22のいずれかの気筒の失火をより確実に精度よく判定することができる。即ち、エンジン22の回転数Neによらず、エンジン22のいずれかの失火をより確実に精度よく判定することができるのである。もとより、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属しないときには通常時失火検出処理により失火を判定し、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属するときには通常時失火検出処理とは異なる共振領域失火検出処理により失火を判定するから、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属しないときでも属するときでも、より確実に精度よく失火を判定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関装置では、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属するときには、30度回転数N30に共振が最も生じる基準回転数Nsetに対して共振によるエンジン22の回転変動に与える影響成分を抽出するバンドパスフィルタを施してフィルタ後回転数F(N30)を得るものとしたが、バンドパスフィルタの緒言としての基準回転数Nsetは、共振が最も生じる回転数である必要はなく、共振を生じる回転数であれば如何なる回転数を用いてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関装置では、30度毎のクランクシャフト26の回転数である30度回転数N30や30度回転するのに要する時間としての30度所要時間T30をベースとしてエンジン22の失火を判定するものとしたが、5度毎のクランクシャフト26の回転数である5度回転数N5や5度回転するのに要する時間として5度所要時間T5,10度毎のクランクシャフト26の回転数である10度回転数N10や10度回転するのに要する時間として10度所要時間T10など種々の回転数や所要時間を用いてエンジン22の失火を判定するものとしてもかまわない。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関装置では、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属しないときには30度所要時間T30が閾値Trefより大きいか否かにより失火を判定する処理を通常時失火検出処理として失火を判定するものとしたが、30度所要時間T30に基づく失火検出に限定されず、他の失火検出処理を通常時失火検出処理として失火を判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関装置では、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属するか否かにより通常時失火検出処理か共振領域失火検出処理かにより失火を判定するものとするが、エンジン22の運転状態がダンパ28を含む後段の共振領域に属するか否かに拘わらず、図5に例示する共振領域失火検出処理により失火を判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22のクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続されると共にモータMG1の回転軸や駆動軸としてのリングギヤ軸32aに接続される動力分配統合機構30とリングギヤ軸32aに減速ギヤ35を介して接続されるモータMG2とを備える装置におけるエンジン22の失火判定装置としたが、エンジンのクランクシャフトがねじれ要素としてのダンパを介して後段に接続されているものであればよいから、図10の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図10における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するもののエンジン22の失火判定装置としてもよいし、図11の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるもののエンジン22の失火判定装置としてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に搭載された内燃機関装置に限定されるものではなく、自動車以外の移動体などに搭載された内燃機関や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた内燃機関などの内燃機関装置としても構わない。また、内燃機関の失火判定方法の形態としてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関装置や車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 エンジンECU24により実行される失火判定処理の一例を示すフローチャートである。 通常時失火検出処理の一例を示すフローチャートである。 共振領域失火検出処理の一例を示すフローチャートである。 30度回転数N30の演算処理の一例を示すフローチャートである。 エンジン22の運転状態が共振領域にないときに1気筒が失火しているエンジン22の30度所要時間T30とクランク角CAとの時間変化の一例を示す説明図である。 基準回転数Nsetを中心とした周波数特性のボード線図を用いてゲインKと位相θとを設定する様子の一例を示す説明図である。 エンジン22の運転状態が共振領域に属するときの30度所要時間T30と補正後回転数F(N30)aと判定用所要時間T30jの時間変化の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132
ピストン、134 浄化装置、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136 スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (9)

  1. ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関を有する内燃機関装置であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の回転変動を演算する回転変動演算手段と、
    前記内燃機関の回転数のうち前記ねじれ要素の共振領域に属する基準回転数を中心とした共振による前記内燃機関の回転変動に与える影響成分である基準影響成分を導出する基準影響成分導出手段と、
    前記検出された内燃機関の回転数に基づいて前記導出された基準影響成分を補正して実行用影響成分を設定する実行用影響成分設定手段と、
    前記演算された内燃機関の回転変動と前記設定された実行用影響成分とに基づいて前記内燃機関のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する失火判定手段と、
    を備える内燃機関装置。
  2. 前記基準影響成分導出手段は、前記演算された内燃機関の回転変動に対して前記基準回転数を中心とするバンドパスフィルタを施して得られる成分を前記基準影響成分として導出する手段である請求項1記載の内燃機関装置。
  3. 前記実行用影響成分設定手段は、前記基準回転数に対する前記検出された内燃機関の回転数の回転数比に応じて前記導出された基準影響成分におけるゲインおよび位相を補正して実行用影響成分を設定する手段である請求項2記載の内燃機関装置。
  4. 前記失火判定手段は、前記演算された内燃機関の回転変動から前記設定された実行用影響成分を減じた影響除去済回転変動の逆数が閾値以上となるときに失火していると判定する手段である請求項1ないし3いずれか記載の内燃機関装置。
  5. 前記失火判定手段は、前記検出された内燃機関の回転数が前記共振領域に属さないときには前記演算された内燃機関の回転変動に基づいて失火を判定し、前記検出された内燃機関の回転数が前記共振領域に属するときには前記演算された内燃機関の回転変動と前記設定された実行用影響成分とに基づいて失火を判定する手段である請求項1ないし4いずれか記載の内燃機関装置。
  6. 前記ねじれ要素を介して前記内燃機関の出力軸に接続されると共に前記駆動軸に接続され、電力と動力の入出力を伴って前記出力軸と前記駆動軸に動力を入出力可能な電力動力入出力手段を備える請求項1ないし5いずれか記載の内燃機関装置。
  7. 前記電力動力入出力手段は、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸と回転軸との3軸に接続されて該3軸のうちのいずれか2軸に入出力された動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記回転軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える手段である請求項6記載の内燃機関装置。
  8. 請求項1ないし7いずれか記載の内燃機関装置を動力源として搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  9. ねじれ要素を介して駆動軸に動力を出力可能な複数気筒の内燃機関を有する内燃機関装置における前記内燃機関の失火を判定する失火判定方法であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて前記内燃機関の回転変動を演算し、前記内燃機関の回転数のうち前記ねじれ要素の共振領域に属する基準回転数を中心とした共振による前記内燃機関の回転変動に与える影響成分である基準影響成分を導出すると共に前記内燃機関の回転数に基づいて前記導出した基準影響成分を補正して実行用影響成分を設定し、前記演算した内燃機関の回転変動と前記設定した実行用影響成分とに基づいて前記内燃機関のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする内燃機関の失火判定方法。
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