JP2008063975A - 内燃機関の失火判定装置および失火判定方法並びに車両 - Google Patents

内燃機関の失火判定装置および失火判定方法並びに車両 Download PDF

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Abstract

【課題】出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を精度良く判定する。
【解決手段】ダンパ28のねじれに基づく共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)にあるか2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)にあるかを判定し(S130)、共振の周期が回転0.5次の領域のときには所要時間差分TD30の360度和である判定用値JT(0.5)により失火を判定し(S150,S160)、共振の周期が回転1次の領域のときには所要時間差分TD30の360度差である判定用値JT(1)により失火を判定する(S170,S180)。これにより、ダンパ28のねじれに基づく共振の周期に応じて、より精度良くエンジン22の失火を判定することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の失火判定装置および失火判定装置並びに車両に関し、詳しくは、出力軸がねじれ要素を介して後段の駆動軸に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置およびこうした内燃機関の失火を判定する失火判定方法並びにこうした失火判定装置を備える車両に関する。
従来、この種の内燃機関の失火判定装置としては、モータによりエンジンのクランク軸のトルク変動を打ち消すよう制振制御を行なう車両において、モータによる制振制御のためにモータから出力するトルクを補正するトルク補正量を算出し、このモータのトルク補正量に基づいてエンジンの失火状態を検出するものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−65402号公報
エンジンのクランク軸にダンパのようなねじれ要素を介して後段(例えば変速機構など)に接続されている車両などに搭載されている動力出力装置では、エンジンの爆発燃焼によるクランク軸のトルク変動がねじれ要素やこのねじれ要素を含む後段の共振を誘発し、共振によりクランク軸に回転変動が生じる結果、クランク角の回転変動に基づいてエンジンのいずれかの気筒の失火を検出しようとしても、精度良く検出することができない。モータによりエンジンのクランク角のトルク変動に対して制振制御を行なうと、ねじれ要素やねじれ要素を含む後段の共振を助長する場合も生じ、エンジンのいずれかの気筒の失火の検出の精度は更に低くなってしまう。また、ねじれ要素やこのねじれ要素を含む後段の共振の現象は、エンジンの状態や後段の状態などにより変化することもあり、これに対応する必要もある。
本発明の内燃機関の失火判定装置および失火判定方法並びに車両は、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を精度良く判定することを目的とする。
本発明の内燃機関の失火判定装置および失火判定方法並びに車両は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の内燃機関の失火判定装置は、
出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、
前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算する単位回転所要時間演算手段と、
前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転所要時間に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1の内燃機関の失火判定装置では、内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算し、内燃機関の回転とねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて単位回転所要時間に基づく失火を判定するための演算処理を変更して内燃機関の失火を判定する。即ち、共振周期関係に応じて演算処理を変更して内燃機関の失火を判定するのである。これにより、共振周期関係が変化しても内燃機関の失火をより精度良く判定することができる。もとより、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を精度良く判定することができる。
こうした本発明の第1の内燃機関の失火判定装置において、前記失火判定手段は、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の1回転である関係のときには、失火判定の対象となる気筒の圧縮行程における上死点から第1回転角の第1位置と該上死点から前記第1回転角より大きい第2回転角の第2位置とにおいて前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間の差である対象所要時間差分と該対象所要時間差分より360度前に対象所要時間差分として演算された比較所要時間差分との差として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定する手段であるものとすることもできる。共振の周期が内燃機関の1回転であることから、対象所要時間差分と360度前の比較所要時間差分との差として判定用値を計算することにより、判定用値から共振の影響を除去することができる。従って、こうした判定用値を用いて内燃機関の失火を判定することにより、共振が生じていても、共振の影響を除去して、より精度良く失火を判定することができる。
また、本発明の第1の内燃機関の失火判定装置において、前記失火判定手段は、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の2回転である関係のときには、失火判定の対象となる気筒の圧縮行程における上死点から第1回転角の第1位置と該上死点から前記第1回転角より大きい第2回転角の第2位置とにおいて前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間の差である対象所要時間差分と該対象所要時間差分より360度前に対象所要時間差分として演算された比較所要時間差分との和として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定する手段であるものとすることもできる。共振の周期が内燃機関の2回転であることから、対象所要時間差分と360度前の比較所要時間差分との和として判定用値を計算することにより、判定用値から共振の影響を除去することができる。従って、こうした判定用値を用いて内燃機関の失火を判定することにより、共振が生じていても、共振の影響を除去して、より精度良く失火を判定することができる。
本発明の第2の内燃機関の失火判定装置は、
出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、
前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、
前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転角回転数に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
を備えることを要旨とする。
こうした本発明の第2の内燃機関の失火判定装置では、内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算し、内燃機関の回転とねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて単位回転角回転数に基づく失火を判定するための演算処理を変更して内燃機関の失火を判定する。即ち、共振周期関係に応じて演算処理を変更して内燃機関の失火を判定するのである。これにより、共振周期関係が変化しても内燃機関の失火をより精度良く判定することができる。もとより、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を精度良く判定することができる。
これら本発明の第1または第2の内燃機関の失火判定装置において、前記内燃機関の運転状態に基づいて前記共振周期関係を判定する共振周期関係判定手段を備え、前記失火判定手段は、前記共振周期関係判定手段による判定結果に基づいて前記内燃機関の失火を判定する手段であるものとすることもできる。
本発明の車両は、
出力軸がねじれ要素を介して車軸側に接続された複数気筒の内燃機関と、
前記内燃機関の失火を判定する上述のいずれかの態様の本発明の第1または第2の内燃機関の失火判定装置、即ち、基本的には、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算する単位回転所要時間演算手段と、前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転所要時間に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、を備える本発明の第1の内燃機関の失火判定装置や、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転角回転数に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、を備える本発明の第2の内燃機関の失火判定装置と、
前記車軸側に動力を出力可能な電動機と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の第1または第2の内燃機関の失火判定装置を備えるから、本発明の第1または第2の内燃機関の失火判定装置の奏する効果、例えば、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を精度良く判定することができる効果や共振周期関係が変化しても内燃機関の失火をより精度良く判定することができる効果などと同様な効果を奏することができる。しかも、電動機により車軸側のトルク変動に伴う振動を抑制する制振制御を行なっている場合でも、内燃機関の失火を精度良く判定することができる。
こうした本発明の車両において、前記内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記出力軸と前記駆動軸とに動力を入出力する電力動力入出力手段を備え、前記電動機は前記駆動軸に動力を出力可能に接続されてなるものとすることもできる。この場合、電力動力入出力手段により駆動軸のトルク変動に伴う振動を抑制する制振制御を行なっている場合でも、内燃機関の失火を精度良く判定することができる。
本発明の内燃機関の失火判定方法は、
出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定方法であって、
前記内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算すると共に前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転所要時間に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する、
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関の失火判定方法では、内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算すると共に内燃機関の回転とねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて単位回転所要時間に基づく失火を判定するための演算処理を変更して内燃機関の失火を判定する。即ち、共振周期関係に応じて演算処理を変更して内燃機関の失火を判定するのである。これにより、共振周期関係が変化しても内燃機関の失火をより精度良く判定することができる。もとより、出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を精度良く判定することができる。
こうした本発明の内燃機関の失火判定方法において、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の1回転である関係のときには失火判定の対象となる気筒の圧縮行程における上死点から第1回転角の第1位置と該上死点から前記第1回転角より大きい第2回転角の第2位置とにおいて前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間の差である対象所要時間差分と該対象所要時間差分より360度前に対象所要時間差分として演算された比較所要時間差分との差として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定し、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の2回転である関係のときには前記対象所要時間差分と前記比較所要時間差分との和として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定することを特徴とするものとすることもできる。共振の周期が内燃機関の1回転であるときには、対象所要時間差分と360度前の比較所要時間差分との差として判定用値を計算することにより、判定用値から共振の影響を除去し、共振の周期が内燃機関の2回転であるときには、対象所要時間差分と360度前の比較所要時間差分との和として判定用値を計算することにより、判定用値から共振の影響を除去することができる。従って、こうした判定用値を用いて内燃機関の失火を判定することにより、共振が生じていても、共振の影響を除去して、より精度良く失火を判定することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である内燃機関の失火判定装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた2段変速の変速機35と、この変速機35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。ここで、実施例の内燃機関の失火判定装置としては、主としてエンジン22を制御するエンジン用電子制御ユニット24と後述するエンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140とが該当する。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な8気筒の内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に気筒毎に設けられた燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置(クランク角CA)を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジション(クランク角CA)やエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、上述したクランクポジションセンサ140は、クランクシャフト26と回転同期して回転するように取り付けられて10度毎に歯が形成されると共に基準位置検出用に2つ分の欠歯を形成したタイミングローターを有する電磁ピックアップセンサとして構成されており、クランクシャフト26が10度回転する毎に整形波を生じさせる。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して変速機35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
変速機35は、図示しないが、二つのプラネタリギヤと、二つのプラネタリギヤのリングギヤを回転不能にケースに固定する二つのブレーキと、二つのブレーキをオンオフする油圧回路とにより構成されており、二つのブレーキの一方をオンとすると共に他方をオフとすることによりモータMG2の回転数を減速してリングギヤ軸32aに伝達するLoギヤと、二つのブレーキの一方をオフとすると共に他方をオンとすることによりモータMG2の回転数を減速せずにリングギヤ軸32aに伝達するHiギヤと、二つのブレーキの双方をオフとすることによりモータMG2をリングギヤ軸32aから切り離すニュートラルと、の3つの状態を切り替えることができるニュートラル付きの2段変速機として構成されている。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機35の二つのブレーキをオンオフする油圧回路に駆動信号が出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20に搭載されたエンジン22の各気筒の失火を判定する際の動作について説明する。図3は、エンジンECU24により実行される失火判定処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、いずれかの気筒が圧縮行程の上死点から90度経過する毎に繰り返し実行される。
失火判定処理が実行されるとエンジンECU24のCPU24aは、まず、クランクポジションセンサ140により検出されるクランク角CAや図4に例示するT30演算処理により演算されるクランクシャフト26が30度回転するのに要する時間である30度回転所要時間T30を入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、30度回転所要時間T30は、T30演算処理に示すように、クランク角CAを入力し(ステップS200)、クランクポジションセンサ140からの整形波から入力したクランク角CAより30°CA前からクランク角CAに至るまでの経過時間を演算し、この演算した経過時間を30度回転所要時間T30(CA)とすることによって求めることができる。
続いて、失火判定処理を実行する起点となる圧縮行程の上死点から90度経過した対象の気筒の圧縮行程の上死点から30度後(ATDC30)と90度後(ATDC90)の30度回転所要時間T30(ATDC30),T30(ATDC90)の差分[T30(ATDC30)−T30(ATDC90)]を所要時間差分TD30として計算する(ステップS110)。所要時間差分D30は、圧縮上死点からの角度から考えれば、エンジン22の燃焼(爆発)によるピストン132の加速の程度から、その気筒が正常に燃焼(爆発)していれば負の値となり、その気筒が失火していると正の値となる。
次に、エンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gを入力し(ステップS120)、入力したエンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gに基づいてねじれ要素としてのダンパ28のねじれに基づく共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)にあるか2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)にあるかの共振周期を判定する(ステップS130)。ここで、エンジン22の回転数Neは、実施例では、クランクポジションセンサ140により検出されるクランク角CAから演算されたものを入力するものとし、エンジン22のトルクTeは、エンジン22の回転数Neとスロットルバルブ124の開度(アクセル開度)とにより出力されていると想定されるトルクを計算したものを入力するものとした。また、変速機35のギヤ段Gは、変速機35の二つのブレーキのオンオフ状態から定まるギヤ段を入力するものとした。共振周期の判定は、実施例では、エンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gに対してダンパ28のねじれに基づく共振の周期が回転1次の領域となるか回転0.5次の領域となるかを予め実験により求めてマップとしてエンジンECU24のROM24bに記憶しておき、エンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gが与えられるとマップから対応する共振の周期の領域を導出することにより行なうものとした。変速機35のギヤ段GがLoギヤのときの共振の周期の領域のマップの一例を図5に示し、変速機35のギヤ段GがHiギヤのときの共振の周期の領域のマップの一例を図6に示す。
共振周期の判定により(S130,S140)、その結果として共振の周期がエンジン22の2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)と判定されたときには、計算した所要時間差分TD30の360度前に所要時間差分TD30として計算される値との和(所要時間差分TD30の360度和)[TD30+TD30(360度前)]を判定用値JT(0.5)として計算し(ステップS150)、計算した判定用値JT(0.5)を閾値JTref(0.5)と比較し(ステップS160)、判定用値JT(0.5)が閾値JTref(0.5)より大きいときには対象の気筒が失火していると判定して(ステップS190)、失火判定処理を終了し、判定用値JT(0.5)が閾値JTref(0.5)以下のときには対象の気筒は失火していないと判定して失火判定処理を終了する。共振の周期がエンジン22の2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)であるから、所要時間差分TD30の360度和を判定用値JT(0.5)として計算することにより共振の影響は除去される。このため、所要時間差分TD30の360度和である判定用値JT(0.5)に基づいて失火を判定することにより、ダンパ28のねじれに基づく共振が生じていても対象の気筒の失火を精度良く判定することができる。なお、判定用値JT(0.5)は、所要時間差分TD30がその気筒が正常に燃焼(爆発)していれば負の値となりその気筒が失火していると正の値となることから、対象の気筒が正常に燃焼(爆発)していれば正常に燃焼している気筒の所要時間差分TD30の値の2倍程度の比較的大きな負の値となり、対象の気筒が失火していれば正常に燃焼している気筒の所要時間差分TD30の値より小さな負の値か若干の正の値となるから、閾値JTref(0.5)は、正常に燃焼している気筒の所要時間差分TD30程度の値として設定することができる。
一方、共振周期の判定により(S130,S140)、その結果として共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)と判定されたときには、計算した所要時間差分TD30の360度前に所要時間差分TD30として計算される値との差(所要時間差分TD30の360度差)[TD30−TD30(360度前)]を判定用値JT(1)として計算し(ステップS170)、計算した判定用値JT(1)を閾値JTref(1)と比較し(ステップS180)、判定用値JT(1)が閾値JTref(1)より大きいときには対象の気筒が失火していると判定して(ステップS190)、失火判定処理を終了し、判定用値JT(1)が閾値JTref(1)以下のときには対象の気筒は失火していないと判定して失火判定処理を終了する。共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)であるから、所要時間差分TD30の360度差を判定用値JT(1)として計算することにより共振の影響は除去される。このため、所要時間差分TD30の360度差である判定用値JT(1)に基づいて失火を判定することにより、ダンパ28のねじれに基づく共振が生じていても対象の気筒の失火を精度良く判定することができる。なお、判定用値JT(1)は、所要時間差分TD30がその気筒が正常に燃焼(爆発)していれば負の値となりその気筒が失火していると正の値となることから、対象の気筒が正常に燃焼(爆発)していれば値0近傍の値となり、対象の気筒が失火していれば正常に燃焼している気筒の所要時間差分TD30の絶対値の値より大きな正の値となるから、閾値JTref(1)は、正常に燃焼している気筒の所要時間差分TD30程度の絶対値の値の近傍の値として設定することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置によれば、共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)にあるか2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)にあるかを判定し、共振の周期が回転0.5次の領域のときには所要時間差分TD30の360度和である判定用値JT(0.5)により失火を判定し、共振の周期が回転1次の領域のときには所要時間差分TD30の360度差である判定用値JT(1)により失火を判定するから、ダンパ28のねじれに基づく共振の周期に応じて、より精度良くエンジン22の失火を判定することができる。
上述した実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置における失火の判定処理では、特に、駆動軸としてのリングギヤ軸32aのトルク変動に基づく振動を抑制する制振制御をモータMG1やモータMG2により行なうことを前提としていないが、モータMG1やモータMG2による制振制御を行なうものとしても上述の失火判定処理によりエンジン22の失火を判定することができる。駆動軸としてのリングギヤ軸32aのトルク変動は、エンジン22の爆発(燃焼)によって生じるものとダンパ28のねじれに基づく共振によって生じるものとの和として考えられるため、制振制御もエンジン22の爆発(燃焼)によって生じるものを抑制する制御とダンパ28のねじれに基づく共振によって生じるものを抑制する制御の和となり、エンジン22の爆発(燃焼)の周波数と共振の周波数とが混在するものとなる。実施例の失火判定処理で考えている周波数もエンジン22の爆発(燃焼)の周波数と共振の周波数とが混在するものであるから、制振制御の影響も所要時間差分TD30の360度和でも360度差でも除去することができる。このため、実施例の内燃機関の失火判定装置と同様に、共振の周期が回転0.5次の領域のときには所要時間差分TD30の360度和である判定用値JT(0.5)により失火を判定することができ、共振の周期が回転1次の領域のときには所要時間差分TD30の360度差である判定用値JT(1)により失火を判定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算し、対象の気筒の30度回転所要時間T30(ATDC30)と30度回転所要時間T30(ATDC90)の差分である所要時間差分TD30の360度和か360度差により失火を判定するものとしたが、所要時間差分TD30は対象の気筒の30度回転所要時間T30(ATDC30)と30度回転所要時間T30(ATDC90)の差分に限定されるものではなく、所要時間差分TD30を対象の気筒の30度回転所要時間T30(ATDC60)と30度回転所要時間T30(ATDC120)の差分など、種々の30度回転所要時間T30の差分として計算するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算し、対象の気筒の30度回転所要時間T30(ATDC30)と30度回転所要時間T30(ATDC90)の差分である所要時間差分TD30の360度和か360度差により失火を判定するものとしたが、30度回転所要時間T30に代えてクランクシャフト26が他の角度、例えば5度や10度,20度など回転するのに要する時間であるNN回転所要時間TNN(CA)を演算し、対象の気筒のNN度回転所要時間TNN(ATDC30)とNN度回転所要時間TNN(ATDC90)の差分である所要時間差分TDNNの360度和か360度差により失火を判定するものとしてもよい。この場合も、対象の気筒のNN度回転所要時間TNN(ATDC30)とNN度回転所要時間TNN(ATDC90)の差分に限定されず、対象の気筒のNN度回転所要時間TNN(ATDC60)とNN度回転所要時間TNN(ATDC120)の差分など、種々のNN度回転所要時間TNNの差分として計算するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、エンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gに基づいてねじれ要素としてのダンパ28のねじれに基づく共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域にあるか2回転に相当する領域にあるかの共振周期を判定するものとしたが、エンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gのうちいずれか一つまたは二つを用いずにダンパ28のねじれに基づく共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域にあるか2回転に相当する領域にあるかの共振周期を判定するものとしてもよく、エンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gに他の要件を加えてダンパ28のねじれに基づく共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域にあるか2回転に相当する領域にあるかの共振周期を判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)を演算し、共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)にあるか2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)にあるかに応じて30度回転所要時間T30に基づく失火を判定するための演算処理を変更してエンジン22の失火を判定したが、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとからクランク角CAの30度毎の回転数である30度回転数N30(CA)を演算し、共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)にあるか2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)にあるかに応じて30度回転数N30に基づく失火を判定するための演算処理を変更してエンジン22の失火を判定するものとしてもよい。30度回転数N30は30度回転所要時間T30の逆数に相当するため、30度回転所要時間T30に代えて30度回転数N30を用いても同様にエンジン22の失火を判定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、8気筒のエンジン22のいずれかの気筒の失火を判定するものとしたが、6気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものとしたり、4気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものとするなど、複数気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものであれば、気筒数はいくつでも構わない。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、2段変速の変速機35を介してモータMG2をリングギヤ軸32aに接続する構成におけるエンジン22の失火の判定を行なうものとしたが、3段以上の変速機や無段変速機を介してモータMG2をリングギヤ軸32aに接続する構成におけるエンジン22の失火の判定を行なうものとしてもよく、変速機35に代えて減速ギヤを介してモータMG2をリングギヤ軸32aに接続する構成におけるエンジン22の失火の判定を行なうものとしてもよい。また、変速機35や減速ギヤを介さずにモータMG2を直接リングギヤ軸32aに接続する構成におけるエンジン22の失火の判定を行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置では、エンジン22のクランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して接続されると共にモータMG1の回転軸や駆動軸としてのリングギヤ軸32aに接続される動力分配統合機構30とリングギヤ軸32aに変速機35を介して接続されるモータMG2とを備える車両におけるエンジン22の失火を判定するものとしたが、エンジンのクランクシャフトがねじれ要素としてのダンパを介して後段に接続されているものであればよいから、図7の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図7における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するもののエンジン22の失火を判定するものとしてもよいし、図8の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるもののエンジン22の失火を判定するものとしてもよい。この場合、モータMG2は変速機35や減速ギヤを介して車軸側に接続されていてもよいし、変速機35や減速ギヤを介さずに車軸側に接続されていてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、クランクシャフト26にねじれ要素としてのダンパ28を介して後段に接続された8気筒のエンジン22が「内燃機関」に相当し、クランクシャフト26の回転位置(クランク角CA)を検出するクランクポジションセンサ140が「回転位置検出手段」に相当し、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転所要時間T30(CA)(単位回転所要時間)を演算する図4に例示するT30演算処理を実行するエンジンECU24が「単位回転所要時間演算手段」に相当し、共振の周期が回転0.5次の領域のときには対象の気筒の30度回転所要時間T30(ATDC30)と30度回転所要時間T30(ATDC90)の差分である所要時間差分TD30(対象所要時間差分)と360度前に所要時間差分TD30として計算される値(比較所要時間差分)との和である判定用値JT(0.5)により失火を判定し、共振の周期が回転1次の領域のときには所要時間差分TD30と(対象所要時間差分)と360度前に所要時間差分TD30として計算される値(比較所要時間差分)との差である判定用値JT(1)により失火を判定するS110〜S190までの処理を実行するエンジンECU24が「失火判定手段」に相当する。また、エンジン22の回転数Ne,トルクTe,変速機35のギヤ段Gに基づいてねじれ要素としてのダンパ28のねじれに基づく共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域にあるか2回転に相当する領域にあるかの共振周期を判定するS130の処理を実行するエンジンECU24が「共振周期関係判定手段」に相当し、エンジン22のクランクシャフト26と駆動軸としてのリングギヤ軸32aに接続された動力分配統合機構30とこの動力分配統合機構30のサンギヤ31に接続されたモータMG1とが「電力動力入出力手段」に相当し、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに変速機35を介して取り付けられたモータMG2が「電動機」に相当する。変形例では、クランクポジションセンサ140からの整形波とクランク角CAとから30度回転数N30(単位回転角回転数)を演算するエンジンECU24が「単位回転角回転数演算手段」に相当し、共振の周期がエンジン22の1回転に相当する領域(回転1次の領域)にあるか2回転に相当する領域(回転0.5次の領域)にあるかに応じて30度回転数N30に基づく失火を判定するための演算処理を変更してエンジン22の失火を判定するエンジンECU24が「失火判定手段」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
実施例では、ハイブリッド自動車20に搭載された内燃機関の失火判定装置として説明したが、走行用の電動機や発電機などを備えない自動車に搭載された内燃機関の失火判定装置に適用するものとしてもよい。また、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される内燃機関の失火判定装置に適用してもよいし、移動しない設備に組み込まれた内燃機関の失火判定装置に適用するものとしても構わない。また、内燃機関の失火判定装置やこれを搭載する車両の形態ではなく、内燃機関の失火判定方法の形態としてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、内燃機関の失火判定装置およびこれを備える車両の製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例である内燃機関の燃焼状態判定装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 失火判定処理の一例を示すフローチャートである。 T30演算処理の一例を示すフローチャートである。 変速機35のギヤ段GがLoギヤのときの共振の周期の領域のマップの一例を示す説明図である。 変速機35のギヤ段GがHiギヤのときの共振の周期の領域のマップの一例を示す説明図である 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 変速機、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132
ピストン、134 浄化装置、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (10)

  1. 出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算する単位回転所要時間演算手段と、
    前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転所要時間に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
    を備える内燃機関の失火判定装置。
  2. 前記失火判定手段は、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の1回転である関係のときには、失火判定の対象となる気筒の圧縮行程における上死点から第1回転角の第1位置と該上死点から前記第1回転角より大きい第2回転角の第2位置とにおいて前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間の差である対象所要時間差分と該対象所要時間差分より360度前に対象所要時間差分として演算された比較所要時間差分との差として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定する手段である請求項1記載の内燃機関の失火判定装置。
  3. 前記失火判定手段は、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の2回転である関係のときには、前記対象所要時間差分と前記比較所要時間差分との和として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定する手段である請求項2記載の内燃機関の失火判定装置。
  4. 前記失火判定手段は、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の2回転である関係のときには、失火判定の対象となる気筒の圧縮行程における上死点から第1回転角の第1位置と該上死点から前記第1回転角より大きい第2回転角の第2位置とにおいて前記単位回転所要時間演算手段により演算された単位回転所要時間の差である対象所要時間差分と該対象所要時間差分より360度前に対象所要時間差分として演算された比較所要時間差分との和として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定する手段である請求項1記載の内燃機関の失火判定装置。
  5. 出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記検出された回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸の所定の単位回転角毎の回転数である単位回転角回転数を演算する単位回転角回転数演算手段と、
    前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転角回転数に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
    を備える内燃機関の失火判定装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の内燃機関の失火判定装置であって、
    前記内燃機関の運転状態に基づいて前記共振周期関係を判定する共振周期関係判定手段を備え、
    前記失火判定手段は、前記共振周期関係判定手段による判定結果に基づいて前記内燃機関の失火を判定する手段である
    内燃機関の失火判定装置。
  7. 出力軸がねじれ要素を介して車軸側に接続された複数気筒の内燃機関と、
    前記内燃機関の失火を判定する請求項1ないし6いずれか記載の内燃機関の失火判定装置と、
    前記車軸側に動力を出力可能な電動機と、
    を備える車両。
  8. 請求項7記載の車両であって、
    前記内燃機関の出力軸と車軸に連結された駆動軸とに接続され、電力と動力の入出力を伴って前記出力軸と前記駆動軸とに動力を入出力する電力動力入出力手段を備え、
    前記電動機は、前記駆動軸に動力を出力可能に接続されてなる、
    車両。
  9. 出力軸がねじれ要素を介して後段に接続された複数気筒の内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定方法であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転位置に基づいて前記内燃機関の出力軸が所定の単位回転角だけ回転するのに要する時間である単位回転所要時間を演算すると共に前記内燃機関の回転と前記ねじれ要素のねじれに基づいて生じる共振の周期との関係である共振周期関係に応じて前記単位回転所要時間に基づく失火を判定するための演算処理を変更して前記内燃機関の失火を判定する、
    ことを特徴とする内燃機関の失火判定方法。
  10. 前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の1回転である関係のときには失火判定の対象となる気筒の圧縮行程における上死点から第1回転角の第1位置と該上死点から前記第1回転角より大きい第2回転角の第2位置とにおいて演算した単位回転所要時間の差である対象所要時間差分と該対象所要時間差分より360度前に対象所要時間差分として演算された比較所要時間差分との差として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定し、前記共振周期関係として前記共振の周期が前記内燃機関の2回転である関係のときには前記対象所要時間差分と前記比較所要時間差分との和として計算される判定用値を用いて前記内燃機関の失火を判定することを特徴とする請求項9記載の内燃機関の失火判定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242616A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Toyota Motor Corp 燃焼判定装置
JP2016084767A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 日産自動車株式会社 エンジンの失火判定制御装置
JP2016084709A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 日産自動車株式会社 エンジンの失火判定制御装置

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