JP2007302209A - エアバッグ構造 - Google Patents
エアバッグ構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007302209A JP2007302209A JP2006135500A JP2006135500A JP2007302209A JP 2007302209 A JP2007302209 A JP 2007302209A JP 2006135500 A JP2006135500 A JP 2006135500A JP 2006135500 A JP2006135500 A JP 2006135500A JP 2007302209 A JP2007302209 A JP 2007302209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- shooter
- instrument panel
- hinge
- hinge portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明によるエアバッグ構造は、インストルメントパネルの内部に固定され、上方開口を備える、エアバッグを収容するシューターと、該エアバッグ収納枠体の上方開口に隣接して、上方からエアバッグを覆うシューター蓋部とを有し、該シューター蓋部は、インストルメントパネルを形成する材料よりも可撓性が高い材料で形成され、エアバッグ収納枠体に接続され、エアバッグの膨張展開時にシューター蓋部のヒンジとして機能するヒンジ部と、インストルメントパネル支持部分とを備え、該インストルメントパネル支持部分は、その上方に位置するインストルメントパネルのシューター蓋部対応部分に固定され、ヒンジ部には、エアバッグの膨張展開時にヒンジ部が展開される方向への伸びを促進する伸張促進手段が形成されている、ことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
シューター蓋部のヒンジには、多様な形態が存在する。例えば、ヒンジの仮想の回動軸線が延びる方向から見たときにU字形に形作られることが従来から知られている。この従来のヒンジ形状では、エアバッグの膨張展開時、U字形ヒンジの対向する面が互いに遠ざかるように変形されながら、シューター蓋部全体が車両前後方向前方に回動されることになる。U字形ヒンジは、かかる変形により、変形前の長さ(高さ)のおよそ2倍になる(伸びる)。エアバッグ収納枠体の内部空間は限られているので、2倍に伸びるU字形ヒンジはスペース効率に優れるという利点がある。
本発明では、ヒンジ部に伸長促進部を形成したので、エアバッグの展開時に、ヒンジ部を形成する素材特性による伸びに加えて、ヒンジ部を伸ばすことができる。
この構成では、簡単な構成によってヒンジ部の伸びを実現できる。
この構成では、エアバッグの展開時、エアバッグのヒンジ部への引っ掛りを確実に防止し、エアバッグをヒンジ部に沿うように展開させることができ、展開性を向上させることができる。
図1は、車両の助手席(図示せず)の幅方向中心線に沿ったインストルメントパネルの概略部分断面図である。インストルメントパネルは、参照番号1で示され、図示しないフロントウインドから車内を車両前後方向後方、下方に延びている。インストルメントパネル1は、硬質合成樹脂材料、例えば、ポリプロピレンで作られ、その内部には、エアバッグを収容するエアバッグ収納枠体、すなわち、シューター10が設けられる。
第3実施形態のエアバッグ構造の伸張促進手段は、第1ヒンジ部15Aに、その全幅に亘って幅方向に等間隔、間隔を隔てて形成された複数の三角形状第1スロット60Aと、各三角形状スロット60Aと対向するように第2ヒンジ部15Bに形成された複数の三角形状第2スロット60B(図5(B)参照)とを有する。伸張促進手段はまた、これらの対向する一対の三角形状スロット60A、60Bと、これに隣接する一対の三角形状スロット60A、60Bとの間で、第1ヒンジ部15A、第2ヒンジ部15Bに亘って形成されたダイヤ形状の第3スロット60Cを有する。対向する一対の三角形状第2スロット60A、60Bは、三角形の頂点が互いに面するように形状決めされ、配置されている。そして、第1実施形態の伸張部分21、第2実施形態の伸張部分51に対応する伸張部分61が、対向する一対の三角形状スロット60A、60Bと、これに隣接するダイヤ形状の第3スロット60Cとの間に「く」の字形、逆「く」の字形に構成される。
この第4実施形態のエアバッグ構造は、第1実施形態のエアバッグ構造と全体的に同じ構造であり、伸張促進手段であるスリット20(20A〜20C)、伸張部分21の形状、配置位置に関して相違する。よって、相違するスリットの形状、配置位置についてのみ以下説明することとし、第1実施形態のエアバッグ構造と同一であるその他の構成、作動についての繰り返しの説明は省略する。
第4実施形態のエアバッグ構造では、伸張促進手段は、第1ヒンジ部15A、第2ヒンジ部15B、インストルメントパネル支持部分15Cの全幅に亘って、これらの幅方向に等間隔、間隔を隔てて形成された複数のスリット40を有する。各スリット40は、同一方向に傾斜し、且つ、第1ヒンジ部15A全体、第2ヒンジ部15B全体、及び、インストルメントパネル支持部分15Cの前縁部に亘って直線的に延びるように形成されている。
例えば、上述のU字形のヒンジ部に適用しても良く、この場合、ヒンジ部の上下方向長さを短くすることができ、エアバッグ13がヒンジ部に引っかかってしまうのを防止することができる。
1B シューター蓋部対応部分
10 シューター
13 エアバッグ
14 シューター蓋部
15A(45A) 第1ヒンジ部、 15B(45B) 第2ヒンジ部 (ヒンジ部)
15C インストルメントパネル支持部分
20、40、50、60 スリット、 21、51、61、71 伸張部分 (伸張促進手段)
Claims (4)
- インストルメントパネルの内部に設置されたエアバッグを有するエアバッグ構造であって、
前記インストルメントパネルの内部に固定され、上方開口を備える、前記エアバッグを収容する枠状シューターと、
該シューターの前記上方開口に隣接して、上方から前記エアバッグを覆うシューター蓋部とを有し、該シューター蓋部は、
前記インストルメントパネルを形成する材料よりも可撓性が高い材料で形成され、
前記シューターに接続され、前記エアバッグの膨張展開時に前記シューター蓋部のヒンジとして機能するヒンジ部と、
インストルメントパネル支持部分とを備え、該インストルメントパネル支持部分は、その上方に位置する前記インストルメントパネルのシューター蓋部対応部分に固定され、
前記ヒンジ部には、前記エアバッグの膨張展開時に前記ヒンジ部が展開される方向への伸びを促進する伸張促進手段が形成されている、
エアバッグ構造。 - 前記伸張促進手段が、前記エアバッグの膨張展開時の前記ヒンジ部の展開方向に対して斜めに延びるように形成された伸張部分を有し、該伸張部分が前記エアバッグの膨張展開時に実質的に前記ヒンジ部の展開方向に沿って変形伸張される、請求項1記載のエアバッグ構造。
- 前記ヒンジ部が、前記インストルメントパネルの下面から下方に離間した位置で、前記シューターに接続されている、請求項1又は請求項2記載のエアバッグ構造。
- 前記ヒンジ部が、前記シューターと前記インストルメントパネル支持部分との間を直線状に延びるように形作られている、請求項3記載のエアバッグ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006135500A JP2007302209A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | エアバッグ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006135500A JP2007302209A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | エアバッグ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007302209A true JP2007302209A (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=38836505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006135500A Pending JP2007302209A (ja) | 2006-05-15 | 2006-05-15 | エアバッグ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007302209A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009137473A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Calsonic Kansei Corp | エアバッグリッド部構造 |
JP2010001008A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Visteon Global Technologies Inc | 機械的に取付けられたラミネート加工のシームレスエアバッグヒンジシステム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004058965A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Inoac Corp | エアバッグドアの開放構造 |
JP2004299508A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Mitsui Chemicals Inc | エアバッグ用合成樹脂製リテーナー |
JP2005132235A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Inoac Corp | エアバッグドアの開放構造 |
JP2006137375A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Mitsuboshi Belt Kaseihin Kk | エアバックドア一体型インストルメントパネル |
-
2006
- 2006-05-15 JP JP2006135500A patent/JP2007302209A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004058965A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Inoac Corp | エアバッグドアの開放構造 |
JP2004299508A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Mitsui Chemicals Inc | エアバッグ用合成樹脂製リテーナー |
JP2005132235A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Inoac Corp | エアバッグドアの開放構造 |
JP2006137375A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Mitsuboshi Belt Kaseihin Kk | エアバックドア一体型インストルメントパネル |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009137473A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Calsonic Kansei Corp | エアバッグリッド部構造 |
JP2010001008A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Visteon Global Technologies Inc | 機械的に取付けられたラミネート加工のシームレスエアバッグヒンジシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4670629B2 (ja) | エアバッグユニットを備えたインストルメントパネル構造 | |
US7556285B1 (en) | Airbag cover, instrument panel, airbag device and airbag casing | |
JP5321581B2 (ja) | 車両用ニーエアバッグ装置 | |
JP5042552B2 (ja) | エアバッグカバー、インストルメントパネル、エアバッグ装置 | |
US7744115B2 (en) | Airbag-releasing structure, inner case, and airbag device | |
JP2001039259A (ja) | 自動車用乗員保護装置の配設構造 | |
JP4446901B2 (ja) | エアバッグ装置のカバー及びエアバッグ装置 | |
JP3778498B2 (ja) | 車両用乗員保護装置 | |
US20170305379A1 (en) | Vehicle restraint apparatus and methods of use and manufacture thereof | |
JP2003137054A (ja) | エアバッグドアのインサート部材 | |
JP2007118895A (ja) | エアバッグドア | |
JP4147465B2 (ja) | エアバッグドアの支持構造 | |
JP2007302209A (ja) | エアバッグ構造 | |
JP4842854B2 (ja) | エアバッグ装置のカバー体 | |
JP4478830B2 (ja) | エアバッグドア | |
JP4762677B2 (ja) | エアバッグ装置のカバー | |
JP4206808B2 (ja) | エアバッグドアのヒンジ構造 | |
JP5182985B2 (ja) | エアバッグ装置のカバー体 | |
JP5209449B2 (ja) | エアバッグドア部付き車両用内装品 | |
JP2010006101A (ja) | 車両の内装構造 | |
JP4614796B2 (ja) | エアバッグドア | |
JP4252321B2 (ja) | エアバッグドア部付車両用内装品 | |
JP4629499B2 (ja) | エアバッグドア部付き車両用内装品 | |
JP2010069996A (ja) | カーテンエアバッグ装置を備えた車両の内装構造 | |
JP4426878B2 (ja) | 自動車用エアーバッグ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110512 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110711 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111006 |