JP2007292563A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤとホイールの組付け状態をより高精度で、かつ短時間に検査すること。
【解決手段】タイヤとホイールの組付け状態を検査する検査装置において、互いに組みつけられたタイヤとホイールとをその回転軸回りに回転させる回転手段と、前記回転手段により回転する前記タイヤの側面の径方向の外形形状を前記タイヤの全周に渡って計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果に基づき、前記タイヤの側面の径方向の複数の部位における振れ量を算出する振れ量算出手段と、前記振れ量算出手段により算出された前記複数の部位の前記振れ量の中から選択される複数の前記振れ量に基づき、前記タイヤと前記ホイールの組付け状態を評価する複数種類の評価値を算出する評価値算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はタイヤとホイールの組付け状態を検査する検査技術に関するものである。
車両において、タイヤとホイールとの組付け状態が適正でないと車両走行時に車両の振動が激しくなったり、或いは、車両の直進性が悪くなる場合がある。このため、車両の品質管理の1つとしてタイヤとホイールとの組付け状態の検査が行なわれている。このようなタイヤ検査の方法としては、作業員が目視で判定する方法がある。しかし、目視での判定は作業員の個人差によってばらつきがあり、均一な品質管理が難しい。
また、タイヤの検査方法として、タイヤのユニフォーミティ試験機を用いてホイールを組付けたタイヤを該試験機のローラに当てながら回転させ、ローラに装着されているロードセルにより、X軸、Y軸、Z軸方向の力成分を測定し、RFV(上下荷重の変動成分)、LFV(左右横力の変動成分)、LFD(左右横力の直進成分)の測定値を算出し、組付け状態の検査を行なうことも可能である。しかし、この検査方法は測定結果を算出するのに時間を要し、車両の生産ラインでタイヤとホイールの組付け状態を全数検査するのに用いることは困難である。更に、特許文献1のようにタイヤ検査を自動化する技術が提案されている。特許文献1に記載の装置は互いに組みつけられたタイヤとホイールとをその回転軸回りに回転させながら、タイヤの側面の径方向の外形形状をタイヤの全周に渡って計測し、その計測結果に基づき組付け状態を判定するものである。
特許第3677245号公報
しかし、特許文献1のものはリム近傍のある1箇所の振れ量等を計測して組付け状態を判定するものであり、検査精度が必ずしも高くない。また、タイヤやホイールそのものに不具合が生じている場合があり、リム近傍のある1箇所の振れ量等を検査するのみではこのような不具合を発見できない場合もある。
従って、本発明の目的は、タイヤとホイールの組付け状態をより高精度で、かつ短時間に検査することにある。
本発明によれば、タイヤとホイールの組付け状態を検査する検査装置において、互いに組みつけられたタイヤとホイールとをその回転軸回りに回転させる回転手段と、前記回転手段により回転する前記タイヤの側面の径方向の外形形状を前記タイヤの全周に渡って計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果に基づき、前記タイヤの側面の径方向の複数の部位における振れ量を算出する振れ量算出手段と、前記振れ量算出手段により算出された前記複数の部位の前記振れ量の中から選択される複数の前記振れ量に基づき、前記タイヤと前記ホイールの組付け状態を評価する複数種類の評価値を算出する評価値算出手段と、を備えたことを特徴とする検査装置が提供される。
この検査装置では、前記振れ量算出手段により算出された前記複数の部位の前記振れ量の中から選択される複数の前記振れ量に基づき、前記評価値が算出される。前記評価値を定めるパラメータを複数部位の前記振れ量とすることで、検査精度を向上し、また、タイヤやホイールそのものの不具合も検査可能となると共に短時間で検査が行なえる。更に、前記評価値算出手段が、複数種類の前記評価値を算出することで、タイヤとホイールの組付け状態を多面的に評価することができる。
本発明においては、前記評価値算出手段は、前記評価値の種類に応じて予め定められている、前記複数の部位の中から選択される特定の部位の最大振れ量、又は、前記タイヤの側面の径方向の一定の範囲における最大振れ量の積分値、の少なくともいずれかに基づいて前記評価値を算出する構成を採用することができる。この構成によれば、複数種類の前記評価値をより適切に算出できる。また、前記評価値に応じて、前記タイヤの側面の径方向の一定の範囲における最大振れ量の積分値をその算出に導入することで前記評価値をより適切に算出できる。
また、本発明においては、前記振れ量算出手段により算出される前記振れ量には、前記回転軸方向に沿う横振れ量と、前記径方向に沿う縦振れ量と、が含まれる構成を採用できる。この構成によれば、タイヤとホイールの組付け状態を多面的に評価することができる。
また、本発明においては、前記複数種類の評価値は、前記タイヤ及び前記ホイールの回転時の上下の振れ、左右の振れ及び左右の振れの中心位置を示す値である構成を採用できる。この構成によれば、タイヤとホイールの組付け状態が車両の走行性能に与える影響を多面的に評価することができる。
また、本発明によれば、タイヤとホイールの組付け状態を検査する検査方法において、互いに組みつけられたタイヤとホイールとをその回転軸回りに回転させながら、前記タイヤの側面の径方向の外形形状を前記タイヤの全周に渡って計測する計測工程と、前記計測工程の計測結果に基づき、前記タイヤの側面の径方向の複数の部位における振れ量を算出する振れ量算出工程と、前記振れ量算出工程により算出された前記複数の部位の前記振れ量の中から選択される複数の前記振れ量に基づき、前記タイヤと前記ホイールの組付け状態を評価する複数種類の評価値を算出する評価値算出工程と、を備えたことを特徴とする検査方法が提供される。この検査方法も上述した検査装置と同様の効果が得られる。
以上述べた通り、本発明によれば、タイヤとホイールの組付け状態をより高精度で、かつ短時間に検査することができる。
<装置の構成>
本発明の一実施形態に係る検査装置10のブロック図である。検査装置10はタイヤTとホイールWの組付け状態を検査する装置であって、互いに組みつけられたタイヤTとホイールWとをその回転軸回りに回転させる回転装置20と、回転装置20により回転するタイヤTの側面の径方向(r)の外形形状をタイヤTの全周に渡って計測する計測装置30と、コンピュータ40とを備える。
回転装置20は、鉛直方向(Z)回りに回転するスピンドル21と、スピンドル21の駆動源となるモータ22と、スピンドル21の上端に設けられた支持部23とを備える。支持部23はタイヤTの側面が水平になるようにホイールWの中心の取付孔に嵌合する。回転装置20は、また、支持部24を備え、支持部24は支持部23と同心で不図示の昇降機構により上下に昇降するよう設けられホイールWの取付孔に上側から嵌合する。しかして、回転装置20は、支持部23及び24によりホイールW及びタイヤTの位置決めを行い、スピンドル21の回転によりタイヤT及びホイールWを水平姿勢で、鉛直方向(Z)回りに回転させる。回転装置20は更にロータリエンコーダ等の回転センサ25を備える。回転センサ25はタイヤT及びホイールWの回転角度を検出するためのセンサであり、本実施形態ではモータ22の出力軸の回転角度を検出する。
計測装置30は本実施形態の場合、タイヤTの表側(上側)側面、裏側(下側)側面の径方向(r)の外形形状を計測すべく、タイヤTの表側、裏側に対峙する位置にそれぞれ配設され、合計2つ配設されている。計測装置30は、本実施形態の場合、レーザ光の照射ユニット31と、撮像ユニット32と、を備える。照射ユニット31はタイヤTの側面から鉛直方向(Z)に所定距離を置いて配設され、タイヤTの側面に垂直に、タイヤTの径方向(r)に沿うスリット光を照射する。撮像ユニット32はCCDセンサ及び光学系からなり、タイヤTの側面の、スリット光の照射領域を撮影する。撮影された画像30aはタイヤTの側面の径方向断面形状の外周部分の輪郭(外形形状)を示すことになる。なお、計測装置30としては、この他にも、例えば、レーザ距離計をタイヤTの径方向に走査させる装置も採用可能である。
計測装置30はタイヤT及びホイールWの回転角度に応じてタイヤTの側面の外形形状を撮影し、例えば、10度単位でタイヤTの全周に渡って撮影する。10度単位で撮影した場合、得られる画像は36枚となる。これらの画像は、タイヤTの側面の径方向(r)の外形形状を2次元座標(Z−r平面)で表すデータに変換される。図2はタイヤTの側面の径方向(r)の外形形状を2次元座標で表したデータであり、タイヤT及びホイールWの各回転角度におけるデータを重ねて表示したものである。図2におけるデータの線の幅がタイヤTの側面の振れを表している。
図1に戻り、コンピュータ40は後述する検査処理を実行するCPU41と、一時的なデータ等が格納されるRAM42と、固定的なデータ、プログラム等が格納されるROM43と、後述する検査処理のプログラムや計測装置30の計測結果であるデータをハードディスクに格納するるハードディスクドライブ(HDD)44と、を備える。なお、RAM42、ROM43及びHDD44は他の種類の記憶手段でもよい。
インターフェース(I/F)45aはモータ22の駆動回路(不図示)、回転センサ25、及び、計測装置30とCPU41とのデータのやり取りを行なう入出力インターフェースである。I/F45bは、キーボード、マウス等の入力デバイスである操作ユニット46とCPU41とのデータのやり取りを行なう入力インターフェースである。操作ユニット46は後述する検査処理の実行の指示や、各種の設定等をユーザが行なうためのユニットである。I/F45cはディスプレイ47とCPU41とのデータのやり取りを行なう出力インターフェイスである。ディスプレイ47は検査結果等を表示する表示装置である。
<検査の概要>
本実施形態では計測装置30の計測結果に基づき、まず、タイヤTの側面の径方向(r)の複数の部位における振れ量を算出する。次に、算出された複数の部位の振れ量の中から選択される複数の振れ量に基づき、タイヤTとホイールWの組付け状態を評価する複数種類の評価値を算出する。そして、その評価値に応じて組付け状態の良否を判定する。
図3(a)は本実施形態における評価値の説明図である。本実施形態ではタイヤTの車両実装時におけるタイヤTの回転時の上下方向の振れに関するY1、左右の振れに関するY2及び左右の振れの中心に関するY3の3種類の評価値を用いる。評価値Y1は車両の振動に影響する評価要素である。評価値Y2は車両の振動と直進性に影響する評価要素である。評価値Y3は車両の直進性に影響する評価要素であり、タイヤTの左右の中心からタイヤTの左右の振れの中心がずれていれば車両が斜行することに着目したものである。上記評価値Y1、Y2、Y3はタイヤT単体のRFV、LFV、LFDの値と、タイヤTとホイールWを組付けた状態でのRFV、LFV、LFDの値の差、すなわち、RFV、LFV、LFDの変化量に相当するものである。
これらの評価値Y1〜Y3を算出する式は、本実施形態の場合、回帰分析により求め、上記RFV、LFV、LFDの変化量と相関性がある。回帰分析に用いる重回帰式は本実施形態では評価値Y1〜Y3を従属変数とした以下の式を用いる。
評価値Y=a1・A1+・・・+ak・Ak+b1・B1+・・・+bm・Bm+c1・C1+・・・+cn・Cn+D
ここで、a、b、cは回帰係数であり、Dは定数である。また、A、B、Cは独立変数であり、それぞれ以下の通りである。
図3(b)は独立変数A〜Cの説明図である。同図において、最大値及び最小値は計測装置20の計測結果の最大値、最小値(タイヤTの側面の径方向(r)の任意の位置における鉛直方向(Z)の最大値、最小値)である。独立変数AはタイヤTの側面の径方向(r)のある特定の部位における、径方向(r)に沿う最大振れ量(縦振れ量)であり、車両実装時で言うとその部位での上下方向の最大振れ量である。独立変数BはタイヤTの側面の径方向(r)のある特定の部位における、タイヤTの回転軸方向(Z方向)に沿う最大振れ量(横振れ量)であり、車両実装時で言うとその部位での左右方向の最大振れ量である。独立変数CはタイヤTの側面の径方向(r)の一定の範囲における最大振れ量の積分値、つまり、横振れ量の積分値である。なお、上記式における回帰係数及び独立変数の添え字はタイヤTの側面の径方向(r)の各部位を特定する数字である。
回帰係数a〜cは予め実験により算出する。実験は、例えば、互いに組付けた同種のタイヤT及びホイールWの良品と不良品とをサンプルとして数十点用意する。不良品は、例えば、タイヤTとホイールWとの間に異物を噛ませて、組付け状態が不適切であるサンプルを意図的に作製する。異物は厚さが異なるものを複数種類用意し、複数種類の不良品を作成する。
数十点のサンプルのそれぞれについて、検査装置10又はこれと同種の装置により、タイヤTの側面の径方向(r)の外形形状を計測し、また、前述のユニフォーミティ試験機を用いてサンプルのタイヤTとホイールWを組付けた状態でのRFV、LFV、LFDの値を測定する。外形形状の計測結果から、各独立変数A〜Cを算出し、評価値Y1〜Y3毎に、上記の重回帰式にタイヤT単体のRFV、LFV、LFDの値と上記組付けた状態でのRFV、LFV、LFDの測定値との差、すなわち、RFV、LFV、LFDの変化量をそれぞれYに代入すると共に各独立変数A〜Cを代入する。代入した重回帰式から最小二乗法等により各回帰係数a〜cを算定する。また、各評価値Y1〜Y3に影響の少ない独立変数の項は削除する。なお、上記重回帰式に、タイヤT単体のRFV、LFV、LFDの値と上記組付けた状態でのRFV、LFV、LFDの測定値との差、すなわち、RFV、LFV、LFDの変化量をそれぞれYに代入することで、タイヤTとホイールWの組付け状態における重回帰式の精度(妥当性)を高めることができる。
以上により各評価値Y1〜Y3毎に回帰係数を得て、重回帰式を得る。本発明の発明者が行なった実験では、あるタイヤとホイールとについて重回帰式は例えば以下のように得られた。なお、下記の式の独立変数の内容を図4(a)及び(b)に示す。図4(a)はタイヤTの表側の側面の外形形状、図4(b)はタイヤTの裏側の側面の外形形状である。
評価値:Y1=c11・C1+c12・C2+D1 (式1)
評価値:Y2=c21・C1+c22・C2−b21・B1+b22・B2+D2 (式2)
評価値:Y3=c31・C2+c32・C3−a1・A1+D3 (式3)
サンプルのタイヤTの側面の幅(組付け状態で見える幅)はおよそ7cm程度であり、独立変数A1はタイヤTの表側側面の、ホイールW近傍の縦振れ量である。独立変数B1はタイヤTの表側側面の、ホイールWから5cm程度の部位の横振れ量である。独立変数B2はタイヤTの裏側側面の、ホイールWから4cm程度の部位の横振れ量である。独立変数C1乃至C3はタイヤTの表側側面の横振れ量の積分値であり、順にホイールWから約1cm〜1.5cm、約1.5cm〜2cm、約4cm〜4.5cmの範囲の横振れ量の積分値である。
各回帰係数の具体的な値は特に示さないが以下の関係があった。
11>c12
22>b21>c21>c22
1>c31>c32
なお、D1、D2、D3は回帰分析により算出された定数である。このようにして回帰係数が定められた上記の各重回帰式はHDD44に予め格納されることになる。
<検査処理>
次に、上記式1〜式3を用いて検査装置10による検査の手順について説明する。図5はCPU41が実行する検査処理のフローチャートである。互いに組み付けられたタイヤT及びホイールWが回転装置20にセットされるとCPU41は図5の処理を実行する。S1では回転装置20を作動させてタイヤT及びホイールWを一定の速度で回転させる。S2では回転センサ25の検知結果を参照し、タイヤT及びホイールWの回転角度が計測角度であるかの判定を行なう。該当する場合はS3へ進み、該当しない場合は待ちとなる。
S3では計測装置30によりタイヤTの径方向(r)の外形形状を計測する。S4では計測データをHDD44に保存する。S5ではタイヤTの全周について計測装置30により計測を行なったか否かを判定する。該当する場合はS6へ進み、該当しない場合はS2へ戻る。S6では回転装置20によるタイヤT及びホイールWの回転を停止する。
S7ではS4で保存した計測データに基づき、タイヤTの側面の径方向(r)の複数の部位における振れ量を算出する。振れ量は上記式1〜式3で用いる独立変数を定めるために必要な分のみでよい。S8ではS7で算出された複数の部位の振れ量の中から評価値Y1〜Y3に応じて振れ量を選択して各独立変数A1、B1、B2、C1乃至C3を設定し、HDD44に格納された上記式1〜式3にこれを代入して、評価値Y1〜Y3を算出する。
S9では組付け状態の良否判定を行なう。ここでは、評価値Y1、Y2が予め設定したそれぞれの閾値を超えたら不良品、閾値以下であれば良品と判定し、評価値Y3が予め設定した所定範囲の閾値内であれば良品、所定範囲の閾値より外れていれば不良品と判定する。S10ではS9の判定結果をディスプレイ47に表示する。判定結果は各評価値Y1〜Y3毎に表示することができる。検査者はこの評価結果を見てそのタイヤT及びホイールWを使用するか否かを決定することになる。
このように本実施形態の検査装置10では、評価値Y1〜Y3を定めるパラメータ(独立変数)をタイヤTの径方向(r)の複数部位の振れ量とすることで、検査精度を向上することができる。また、複数部位の振れ量を見ることで、単なる組付けミスの発見のみならず、タイヤTやホイールWそのものの不具合も検査可能となる。更に、複数種類の評価値Y1〜Y3を算出することで、タイヤTとホイールWの組付け状態を多面的に評価することができる。また、ユニフォーミティ試験機と比べて短時間で検査が行なえ、全数検査も可能となる。
また、評価値Y1〜Y3を定めるパラメータ(独立変数)として、最大振れ量(縦振れ量、横振れ量)の他に径方向(r)の一定の範囲における最大振れ量の積分値という、評価値と相関関係にあるパラメータを見出し、評価値Y1〜Y3の種類に応じてこれらを用いることで、評価値Y1〜Y3をより適切に算出できる。
また、評価値Y1〜Y3を定めるパラメータ(独立変数)として、縦振れ量、横振れ量を用いることで、タイヤTの上下、左右の振れ、左右の振れの中心といったタイヤTとホイールWの組付け状態を多面的に評価することができる。
また、本発明においては、評価値Y1〜Y3として、タイヤT及びホイールWの回転時の上下の振れ(Y1)、左右の振れ(Y2)及び左右の振れの中心位置(Y3)を採用することでタイヤとホイールの組付け状態が車両の走行性能に与える影響を多面的に評価することができる。
本発明の一実施形態に係る検査装置10のブロック図である。 タイヤTの側面の径方向の外形形状を2次元座標で表したデータである。 (a)は評価値Y1乃至Y3の説明図、(b)は独立変数の説明図である。 (a)及び(b)は独立変数の説明図である。 検査装置10のCPU41が実行する処理の例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 検査装置
20 回転装置
30 計測装置
T タイヤ
W ホイール

Claims (5)

  1. タイヤとホイールの組付け状態を検査する検査装置において、
    互いに組みつけられたタイヤとホイールとをその回転軸回りに回転させる回転手段と、
    前記回転手段により回転する前記タイヤの側面の径方向の外形形状を前記タイヤの全周に渡って計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測結果に基づき、前記タイヤの側面の径方向の複数の部位における振れ量を算出する振れ量算出手段と、
    前記振れ量算出手段により算出された前記複数の部位の前記振れ量の中から選択される複数の前記振れ量に基づき、前記タイヤと前記ホイールの組付け状態を評価する複数種類の評価値を算出する評価値算出手段と、
    を備えたことを特徴とする検査装置。
  2. 前記評価値算出手段は、
    前記評価値の種類に応じて予め定められている、前記複数の部位の中から選択される特定の部位の最大振れ量、又は、前記タイヤの側面の径方向の一定の範囲における最大振れ量の積分値、の少なくともいずれかに基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記振れ量算出手段により算出される前記振れ量には、前記回転軸方向に沿う横振れ量と、前記径方向に沿う縦振れ量と、が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の検査装置。
  4. 前記複数種類の評価値は、
    前記タイヤ及び前記ホイールの回転時の上下の振れ、左右の振れ及び左右の振れの中心位置を示す値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. タイヤとホイールの組付け状態を検査する検査方法において、
    互いに組みつけられたタイヤとホイールとをその回転軸回りに回転させながら、前記タイヤの側面の径方向の外形形状を前記タイヤの全周に渡って計測する計測工程と、
    前記計測工程の計測結果に基づき、前記タイヤの側面の径方向の複数の部位における振れ量を算出する振れ量算出工程と、
    前記振れ量算出工程により算出された前記複数の部位の前記振れ量の中から選択される複数の前記振れ量に基づき、前記タイヤと前記ホイールの組付け状態を評価する複数種類の評価値を算出する評価値算出工程と、
    を備えたことを特徴とする検査方法。
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