JP2007287335A - シールド導電路 - Google Patents

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秀夫 宮木
Masanori Kuwabara
正紀 桑原
Shogo Hashimoto
章吾 橋本
Hirohisa Yamaguchi
浩央 山口
Akiyoshi Yamamoto
章善 山本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

【課題】電線の径を抑制でき、ひいてはシールド導電路全体の軽量化、低コスト化を実現しうる構成を提供する。
【解決手段】シールド導電路Wcは、金属製のパイプ20と、パイプ20の端部に接続される円筒状の可撓性シールド部材50と、導体が絶縁皮膜によって被覆された構成をなし、かつ、パイプ20及び可撓性シールド部材50の内部に挿通される電線10とを備えている。電線10はエナメル線によって構成されており、この電線10を覆う形態で保護チューブ60が設けられている。保護チューブ60は、パイプ20内に挿通され、かつパイプ20の内壁との間で空隙を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、シールド導電路に関する。
特許文献1には、電線保護機能を有する金属製のシールドパイプと、金属素線を筒状に編んだ編組線からなる可撓性シールド部材とを接続し、複数本のノンシールド電線を、シールドパイプと可撓性シールド部材に挿通することで一括してシールドするシールド導電路が開示されている。このようなシールド導電体は、電気自動車の動力回路として用いることができ、この場合、車体の床下に沿った配索経路では強度の高いシールドパイプをシールド手段として用い、スペースに余裕がなくて屈曲した経路で配索される車内では可撓性シールド部材がシールド手段として用いられる。
特開2004−171952公報
ところで、上記のようなシールド導電路に挿通される電線は、導電性の芯線を合成樹脂製の絶縁部材で被覆した電線が使用されている。このような一般的な電線の場合、絶縁部材の耐熱温度の制約があるため、導体の断面積を大きくして導体からの発熱量を抑制する必要があった。従って、電線自体の大径化に伴い、パイプが大型化する傾向にあり、全体的な重量増、設置スペースの増大、コスト高騰などを招いていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線の径を抑制でき、ひいてはシールド導電路全体の軽量化、低コスト化を実現しうる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1のシールド導電路において、
金属製のパイプと、
前記パイプの端部に接続される円筒状の可撓性シールド部材と、
導体が絶縁皮膜によって被覆された構成をなし、かつ、前記パイプ及び前記可撓性シールド部材の内部に挿通される電線と、
前記電線を覆う形態で前記パイプ内に挿通され、かつ前記パイプの内壁との間で空隙を構成する保護チューブと、
を備えることを特徴とする。
なお、「保護チューブとパイプ内壁との間に空隙が構成される」とは、保護チューブとパイプ内壁との間に少なくとも空隙が構成されていればよく、保護チューブとパイプ内壁とが他部材によって完全に遮断されていなければよい。例えば、保護チューブの一部がパイプ内壁に接触していてもよく、保護チューブとパイプ内壁との間に、他部品が部分的に介在していてもよい。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシールド導電路において、前記電線は、エナメル線であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のシールド導電路において、前記保護チューブは、ガラス繊維を含んだ材料からなるガラス繊維チューブであることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、パイプ内に挿通される電線が、導体を絶縁皮膜で覆った構成のものであるため、耐熱性が高く、かつ電線の径を抑制しやすくなる。従って、シールド導電路全体の軽量化、低コスト化を効果的に実現できる。また、電線が保護チューブによって覆われ、かつ保護チューブがパイプの内壁との間で空隙を構成するため、パイプに対して電線及び保護チューブを組み付ける際に組み付け作業がスムーズに行われ、かつ組み付け時及び組み付け後において電線の損傷を効果的に防止できる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、電線の耐熱性を高め、電線の径を抑制しやすい好適例となる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、パイプ内において電線を保護できる好適例となる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1について説明する。
図1は、実施形態1に係るシールド導電体Wcを例示する側断面概略図であり、図2は、図1のA−A断面図である。本実施形態に係るシールド導電体Wcは、例えば電気自動車において走行用の動力源を構成するバッテリ、インバータ、モータなどの装置(図示せず)の間に配索されるものであり、3本のノンシールドタイプの電線10を、一括シールド機能と電線保護機能を兼ね備えるパイプ20内に挿通した構成になっている。
図1、図2に示すように、電線10は、金属製(例えば、アルミニウム合金や銅合金など)の単芯の導体11が絶縁皮膜12によって被覆されたものであり、本実施形態ではエナメル線として構成されている。電線10の断面外形は導体11と絶縁皮膜12の双方が真円形とされている。
絶縁皮膜12は、ここでは導体11に対して焼き付け可能な樹脂が選定される。例えばポリアミドイミドを好適に用いることができ、それ以外(例えばポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルイミドなど)であってもよい。
上記のような構成をなす電線10が本実施形態では複数(3本)設けられており、その複数の電線10がパイプ20の内部において保護チューブ60によって覆われている。
図1に示すように、保護チューブ60は、パイプ20の全長に亘る形態で配されており、図1、図2のように、パイプ20の内径よりも一回り小さいサイズとなっている。本実施形態では、3本の電線10が保護チューブ60によって一括して束ねられている。
保護チューブ60は、例えば合成樹脂材或いは合成樹脂材に慣用の添加剤、例えば充填剤や強化材(ガラス繊維、炭素繊維、カ―ボンブラック、シリカ、酸化チタンなど)が含有された材料などからなるものであり、本実施形態の保護チューブ60は、ガラス繊維を含んだ材料からなるガラス繊維チューブとしとして構成されている。
パイプ20は、金属製(例えば、アルミニウム合金や銅合金など)であって、空気よりも熱伝導率が高くなっている。パイプ20の断面形状は、図2に示すように電線10と同様、真円形をなしている。パイプ20内には3本の電線10が挿通され、電線10の両端部はパイプ20の外部へ導出されている。
パイプ20内において3本の電線10は、上述の保護チューブ60によって概ね俵積み状(電線10の中心を結んだときにほぼ正三角形を描く形態)をなすように位置関係を保ちつつ束ねられている。そして、電線10を束ねる保護チューブ60とパイプ20の内壁との間には空気層が介在するようになっている。即ち、パイプ20内において、パイプ20の内壁と保護チューブ60の間に空隙が構成されるようになっている。
また、図1に示すように、パイプ20の両端部には、可撓性シールド部材50が接続されている。この可撓性シールド部材50は、編組線からなり、電線10におけるパイプ20からの延出部を包囲する構成をなしている。
この可撓性シールド部材50は、固定具40によって締め付けられることによりパイプ20対して圧着されており、パイプ20と可撓性シールド部材50とが電気的に接続される格好となっている。なお、本実施形態に係る固定具40は、環状の金属材料をカシメなどの塑性加工によってパイプ20の周囲に締め付けるものとされているが、可撓性シールド部材60をパイプ20に接続可能な構成であれば図1の構成に限定されない。なお、電線10においてパイプ20から延出する部分については、様々な構成を採用することができ、例えば、電線10におけるパイプ20から延出する部分の端部に接続端子を設け、これに他の電線(例えば、銅編組によって被覆された電気自動車用電線など)を接続するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態では、パイプ20内に挿通される電線10が、導体11を絶縁皮膜12で覆った構成のものであるため、耐熱性が高く、かつ電線10の径を抑制しやすくなる。従って、シールド導電路1全体の軽量化、低コスト化を効果的に実現できる。
また、電線10が保護チューブ60によって覆われ、かつ保護チューブ60がパイプ20の内壁との間で空隙を構成するため、パイプ20に対して電線10及び保護チューブ60を組み付ける際に組み付け作業がスムーズに行われ、かつ組み付け時及び組み付け後において電線10の損傷を効果的に防止できるようになっている。
また、電線10は具体的にはエナメル線によって構成されているため、電線の耐熱性が高く、かつ電線の径を抑制しやすくなっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では1つのパイプ内に3本の電線を挿通したが、本発明によれば、1つのパイプに挿通される電線の本数は1本、2本、4本以上のいずれとしてもよい。
(2)上記実施形態では電線として単芯のエナメル線を利用したが、導体が絶縁皮膜によって被覆されたこれ以外の電線を用いてもよい。具体的には、マグネットワイヤとして用いられる種類の電線(マグネットワイヤ用電線)を好適に用いることができ、例えば複数のエナメル線をより合わせたリッツ線や、横巻線、組合せ巻線などと同様の構成の電線を用いてもよい。
(3)上記実施形態では、3本の電線を一括して束ねるように保護チューブ60が配されていたが、各電線ごとに保護チューブが設けられていてもよい。
実施形態1のシールド導電体の側面図 図1のA−A断面図
符号の説明
Wc…シールド導電路
10…電線
11…導体
12…絶縁皮膜
20…パイプ
50…可撓性シールド部材
60…保護チューブ

Claims (3)

  1. 金属製のパイプと、
    前記パイプの端部に接続される円筒状の可撓性シールド部材と、
    導体が絶縁皮膜によって被覆された構成をなし、かつ、前記パイプ及び前記可撓性シールド部材の内部に挿通される電線と、
    前記電線を覆う形態で前記パイプ内に挿通され、かつ前記パイプの内壁との間で空隙を構成する保護チューブと、
    を備えることを特徴とするシールド導電路。
  2. 前記電線は、エナメル線であることを特徴とする請求項1に記載のシールド導電路。
  3. 前記保護チューブは、ガラス繊維を含んだ材料からなるガラス繊維チューブであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシールド導電路。
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