JP2007285642A - 冷蔵庫 - Google Patents

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淑子 小嶋
Hisae Ashida
弥恵 芦田
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Abstract

【課題】冷蔵庫の使用時に発生する、温度などの庫内環境の変化を段階的に、わかりやすく視覚的に冷蔵庫使用者にお知らせし、冷蔵庫使用者が自らの判断で動作を選択することを目的とする。
【解決手段】使用者の可視範囲内における冷蔵室6内の貯蔵スペース内に照明用光源1と報知機能を有する第2の光源2を配置し、第2の光源2の点灯方式を変化させることによって、冷蔵庫の使用者が冷蔵庫内に保存している食品などを出し入れする際に、庫内の環境を常に視覚的に認識することが可能となるような冷蔵庫を提供するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯蔵室の貯蔵スペース内に照明用の光源と報知用の光源を合わせて配置したことによって、冷蔵庫使用者に対して視覚的に貯蔵環境を知らせることを提供する冷蔵庫に関するものである。
近年省エネは既に生活者の必須・前提の価値となっており、社団法人日本電気工業会が2004年度に行なった調査でも、家電購入時において環境配慮製品であるかを考えて選択しているかについては、「まぁ考えて選ぶ」が60.4%で最も多く、「非常に考えて選ぶ」を合わせると66.0%が環境を考慮して製品選択していると回答している。冷蔵庫の消費電力量は断熱材の高性能化や冷凍サイクルの進化によって年々減少傾向にある。しかし、冷蔵庫の扉開放時の冷気の流出による庫内の温度上昇を抑制することは非常に困難であることから、冷蔵庫使用者に対して、扉開放時間を短くさせたり、扉の閉め忘れを防止する方策として、警告ブザーなどでお知らせする方法が通常用いられている。さらに、冷蔵室の庫内灯を点滅させることによって、冷蔵庫使用者が目と耳で温度上昇などの状態を確認することが可能である方法も用いられている(特許文献1参照)。
図6は特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示す図である。図6において、1は冷蔵室の扉、2は冷凍室(上)の扉、3は冷蔵室の扉1の開閉を検知する扉開閉検知手段である冷蔵室ドアSW、4は冷凍室(上)の扉2の開閉を検知する扉開閉検知手段である冷凍室(上)ドアSWである。図7は実施の形態1における冷蔵庫の庫内灯周辺を制御する回路のブロック図である。図7において、5は冷蔵庫全体を制御する制御手段を構成するマイコン、6は庫内を照らす庫内灯7をON/OFFさせる回路、8は警告音を発生する警告音発生手段であるブザーで、ブザー8は図6のヒンジカバー9の中に取り付けられる。例えば、冷蔵室の扉1又は冷凍室(上)の扉2が開いてから一定時間(例えば3分)経過したら、ブザー8を「ピィーッ、ピィーッ」と2回鳴らして警告する。さらに一定時間(例えば5分)経過しても扉が開いている場合は、扉閉め忘れであると判定して、ブザー8を「ピィーッ、ピィーッ、・・・」と連続して鳴らしながら、庫内灯7を点滅させることによって警告する。この警告は扉が閉まるまで継続し、またこれら一連の制御は扉が閉まった時点で中止する。これによって、冷蔵庫使用者は、扉を閉め忘れたことを目と耳の両方から知ることができるので、冷蔵庫の周辺が騒がしくブザー8の音が聞こえない可能性があるときでも、目で庫内灯7の点滅を検知することができるから、従来のブザー8のみの警告に比べて、扉の閉め忘れを知る機会が大幅に増えるという効果が得られる。さらに、ブザー8と庫内灯7の警告によって冷蔵庫使用者が扉閉め忘れを知ることができれば、冷蔵庫内の食品の腐敗を防ぐという効果が得られる。
特開2000−130917号公報
しかしながら、従来の冷蔵庫は、扉検開閉知手段によって扉の閉め忘れを音と庫内灯を点滅させて警告するが、庫内照明の点滅のみでの視覚効果であるために、冷蔵庫の使用者に対して単一的な警告となり、扉を開放していたことによって、冷蔵庫貯蔵室内の例えば温度などの環境がどのような状態であるのかまでは冷蔵庫使用者にお知らせするものではなかった。
また、扉を閉め忘れに対する警告用のブザー音は、通常冷蔵庫使用者に対して不快な音として認識されるので、使用者の意向に関わらず不快音を発生させることで冷蔵庫の異常状態を使用者に素早く気づいてもらうための機能であり、ブザーの補足的手段として庫内灯を点滅させているのに過ぎない。
一方で、警告灯として庫内灯を用いることは、冷蔵庫使用者が扉の閉め忘れを認識する場合には有用であるが、仮に扉開放時に温度上昇を知らせる警告灯として庫内灯が点滅している間は、本来有すべきである庫内空間に対する照明機能が欠如することによって冷蔵庫空間が暗くなり、冷蔵庫使用者が庫内の食材などの保存物を確認しにくくなり、非常に使い難い状態になる。それ故、警告としての庫内灯点滅時には、冷蔵庫使用者の動作が悪くなり、さらに扉開放時間が長くなることで、冷蔵庫内の温度上昇をさらに加速する要因となり得る。
また、扉開放時間のみによって警告シグナルを制御している場合は、庫外の温度によって庫内の温度上昇速度が異なり、例えば、夏場で非常に温度の高い環境下で扉を開放した場合は、庫内の温度上昇がかなり進行する恐れがあり、警告した時点ではすでに、食品の腐敗を促進している可能性が高い。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷蔵庫使用者の視点に立ち返り、冷蔵庫の環境変化を冷蔵庫使用者にわかりやすく、かつ、不快感を与えずお知らせするという新しい観点のもとで、貯蔵室内部に照明用の光源と視覚的にわかりやすく冷蔵庫環境を使用者に知らせることを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の貯蔵室内に照明用の第1の光源と、視覚的にわかりやすく前記貯蔵室内の環境を使用者に知らせる報知機能を有する第2の光源とを備えたものである。
これによって、冷蔵庫使用者が冷蔵庫内に保存している食品などを出し入れする際に報知用の第2の光源は、庫内の温度環境を色の区別や点灯方式の違いによって、冷蔵庫使用者に対して視覚的に認識させることが可能であり、冷蔵庫の庫内温度上昇を未然に防止する、保存性能を高めるなどの効果が得られるものである。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫の庫内温度上昇を未然に防止し、保存性能を高めるなどによって、より使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体の貯蔵室内に照明用の第1の光源と、視覚的にわかりやすく前記貯蔵室内の環境を使用者に知らせる報知機能を有する第2の光源とを備えたことにより、冷蔵庫使用者が冷蔵庫内に保存している食品などを出し入れする際に、庫内を照明用光源によって照らしながら、報知機能を有する第2の光源によって、庫内の温度やその他の警告を行いたい環境を視覚的に認識させることが可能であり、使用者への注意喚起を効果的に促すことができる。また、この報知機能を庫内温度の上昇に用いる場合には、冷蔵庫の庫内温度上昇を未然に防止する、それによって保存性能を高めるなどの効果が得られる。
請求項2に記載の発明は、冷蔵庫本体の貯蔵室内に照明用の第1の光源と、視覚的にわかりやすく冷蔵庫環境を使用者に知らせる報知機能を有する第2の光源とを前記照明用の第1の光源の近傍に配置することにより、貯蔵室内の限られた空間の中で、省スペース化を創出することが可能となり、さらに、一般的に貯蔵室内全体を明るく照らすことが可能な位置に備えられる第一の光源の近傍に第2の光源を備えることで、第2の光源による光も貯蔵室内全体に照射されることにより使用者への報知機能をより効果的に行うことが可能となる。
請求項3に記載の発明は、貯蔵室の前面に回転式の扉が配置されているとともに、第2の光源は、貯蔵室の内壁に縦型に複数個配置していることによって、縦型に配置することによって、全体を満遍なく照射することが可能であり、使用者が冷蔵庫の食品などの保存物を見渡しやすくなり、食品を素早く出し入れできることで、扉開放による冷気の漏れを抑制することも可能となり、食品の劣化を抑制するだけでなく、省エネ効果も得られる。
さらに、縦型に配置することで照射された光が使用者の目により入り易くなるため使用者への報知機能をより効果的に行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明は、第2の光源は、平均身長の日本人女性の目線の高さに備えられているものであり、これによって、冷蔵庫使用者(女性の平均身長157cm)の目線を含んで配置する場合は、保存物の見やすさを提供しながら、報知機能を付加させることが可能である。さらに、これに加え請求項3のように上下方向に縦に備える場合には、より使用者が官能的に認知しやすくなり視覚的にわかりやすく冷蔵庫内の環境を使用者に知らせる機能の効果を高めることが可能となる。
また、例えば目線より下となる範囲(UD領域といわれる60cmから160cm範囲)には照明用光源を配置し、目線より上の範囲に報知機能を有する第2の光源を配置する場合は、保存物の見やすさを提供しながら、報知機能を付加させることが可能である。
請求項5に記載の発明は、照明用光源と報知機能を有する第2の光源はLEDであることを特徴とすることによって、照明用LEDと報知用の第2のLEDを複数個実装した実装基板を1枚の実装基板に実装することができ、証明用光源と第2の光源とを近傍に一体感を持って違和感なく配置することができるので、使用者に注意喚起する報知機能を照明と協調させることで、冷蔵庫の照明意匠を向上させた上で、より使用者が官能的に認知しやすくなり視覚的にわかりやすく冷蔵庫内の環境を使用者に知らせる機能の効果を高めることが可能となる。
さらに、設置スペースが最小に抑えられるので、貯蔵室内の収納スペースを減らすことなく内容積の確保が可能である。また、照明用の発光源としてLEDを使用したことで、電球と比較して発熱量や消費電力量を抑制することが可能となり、照明用の他に報知用の第2の機能を持つ光源を併せ持つことを可能とする。さらに、報知用のLEDの照射強度を変化させることで、より視覚的に報知することが可能である。
請求項6に記載の発明は、報知機能を有する第2の光源は少なくとも一つ以上の波長を有する複数個のLEDで構成していることを特徴とすることによって、それらLEDの波長を変えることによって、例えば、青色の場合は冷えているイメージを与えるため、温度環境は良好であることを示し、赤色系の色に変化させた場合は冷蔵庫使用者の視覚に対して、温度上昇異常のイメージを与えるため扉を閉めたほうがよいということを認識させるなど、冷蔵庫使用者の視覚に対して貯蔵空間の温度環境等の庫内環境を知らせることが可能である。このように、少なくとも一つ以上の波長を有することによって、冷蔵庫使用者に庫内の温度環境の変化を段階的に報知することが可能となり、冷蔵庫使用者自身が自ら扉を閉めなければならないという意識を持ちやすくなる為、より保存状態を良好にすることが可能である。また、報知機能を有する異なる波長のLEDを縦に並べ、温度環境の変化に伴い、段階的に点灯させていくことにより、冷蔵庫使用者は点灯しているLEDの個数によって温度環境の変化を認識することが可能である。
請求項7に記載の発明は、報知機能を有する第2の光源は点滅点灯することを特徴とすることによって、暖かいイメージを与える赤色系の色を点滅照射させた場合は冷蔵庫使用者に対して、温度上昇の為、扉を閉めるように警告することが可能であり、冷蔵庫使用者は点滅点灯を認識し、扉を素早く閉める動作を行い、庫内の温度上昇をある程度のところで防ぐことが可能となり、保存している食品の温度上昇や劣化を抑制できる。なお、この場合、光源の色は特には限定しないが、できるだけ、使用者が抱く色のイメージに忠実である方が望ましい。また、点滅点灯するタイミングは、温度検知センサで検知したある一定温度に到達した時のみであり、点滅点灯する前は、照明灯としての機能を持っていてもよい。
請求項8に記載の発明は、第2の光源は、視覚的にわかりやすく冷蔵庫環境を使用者に知らせる報知機能に加え、静菌作用を有する静菌機能を備えたことによって、扉を閉めている時には、280nmから400nm紫外光を含む波長や、400nmから500nmの青色を含む波長を有する場合は、菌やカビなどに対して、増殖を抑制したり、死滅させることが可能であり、貯蔵空間を清潔に保つことが可能である。また、第2の光源は点滅照射する機能を有することを特徴とすることで、例えば、可視領域の光の中で、特に紫外領域をほとんど含まない波長であるにも関わらず、青色を含む波長を点滅照射することで最も効果的に静菌作用を行うことが可能であり、紫外領域の波長の連続照射による、人体への悪影響や、樹脂への劣化などの影響を与えず静菌作用をすることが可能である。また使用者が冷蔵庫の扉を開けた時に、点滅照射されている光を認識し、動作を確認できることから、機能付加による効果を視覚的に訴求でき、商品としても冷蔵庫を常に清潔に保っているというような安心感も提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の扉を開けた状態の正面図である。図2は、同実施の形態における図1のA−A線断面図である。図3は、同実施の形態における実装基盤部の断面図である。
図1及び図2において、断熱材で周囲と断熱して構成されている冷蔵庫本体5は複数の区画に区分された貯蔵室を形成しており、最上部の貯蔵室を冷蔵室6、冷蔵室6の直下には断熱されて仕切壁よって区画された製氷室7と切替室8を横並びで配置している。最下段の貯蔵室は冷凍室10、そして製氷室7及び切替室8と冷凍室10との間には野菜室9が配置される構成となっている。
また、これらの貯蔵室の前面開口部には扉(図示せず)が備えられており、扉が閉まることで貯蔵室を略密閉している。
冷蔵室6内には、照明用光源1が冷蔵庫の前後方向における中心よりも前側でかつ収納棚12よりも前側に備えられている。また、照明用光源1に加えて、視覚的にわかりやすく貯蔵室内の環境を使用者に知らせる報知機能を有する第2の光源2を配置しており、照明用光源1と第2の光源2とを分散させることなく集中させて配置している。
照明用光源と第2の光源とは、貯蔵スペース内部の壁に縦型に配置している。
冷蔵室6内には、保存物を重ならず整理して保存するための複数の収納棚12が設けられ、一部は上下に可動にできるように構成されている。最下段には前面に専用扉を有する特定低温室13が設けられ、主に、選定した肉や魚などの生鮮食品やハムやちくわなどの加工品など特定保存物が最適な温度で保存される。さらに特定低温室13の反対側の壁の横側には製氷装置へ製氷水を供給する光透過性の材料で形成された製氷用給水タンク14が設置されている。そして、特定低温室13と製氷用給水タンク14の間には、卵ケース15が設置されている。冷蔵室6の庫内には、瓶類やペットボトルに入った調味料やドレッシングや、バターやチーズやジャムといった常備性があり一定期間保存されることの多い食品と、牛乳やジュースなどの飲料、肉類や野菜、サラダ類、残り物のおかずなど保存期間が長くても約1週間以内であるような、比較的使用頻度の高い食品など、多種多様な食品や薬品が複数の収納棚12の上やドア側の収納ケース(図示せず)や最下段に設置している前面に専用扉を有する特定低温室13などに収納されている。冷蔵室6は野菜室9などとは異なり、多種多様な食品や薬品など食品以外の収納物も存在している可能性が高い空間である。また、紙製の牛乳パックに入った牛乳などの液体物や不安定な皿に入った残り物のおかずが収納されている場合なども想定でき、冷蔵室6のドア開閉時にそれらの食品の一部が飛散することも考えられ、冷蔵室6内の壁面や収納棚12は最も汚れが付着しやすい場所である。また、長期にわたり常備している食品も多く存在している為、使用者が頻繁に棚や壁の汚れを除去するという作業を施しにくい場所でもある。しかしながら、その反面、使用者は非常に冷蔵室6内の汚れについて、気にかける傾向があり、菌やカビを除去してできるだけ清潔に保ちたいというニーズが高い。また、できる限り汚れにくく、汚れを常に連続して自動的に除去し、安心で清潔な保存空間が得られるような付加機能を冷蔵庫には求められている為、照明用光源1に加えて、照明以外の機能を併せ持つ第2の光源2として静菌作用効果のある静菌機能を有した光源を配置している。ここで、照明用光源とは例えば白色の光源のように、貯蔵空間内の食品を冷蔵庫使用者が見やすくなるような色であることとする。尚、本実施の形態1においては、光源として発光ダイオードを用いているが、光源の種類は限定するものではない。すなわち、冷蔵室6の室内側壁には扉開放前面から見て左右に、それぞれ実装基板16が埋設されており、実装基板16の上面はランプカバー11で覆われている。
図3において、実装基板16、照明用光源1、通電端子3および断熱板4とで従来例と同様に照明装置を構成している。照明用光源1の間には任意の位置に複数の第2の光源2が配置され、実装基板16に実装されている。実装基板16は冷蔵室側壁17の室内側凹部にスペーサー18によって保持されており、照明用光源1及び第2の光源2の発光部から一定の距離をおいて、ランプカバー11が各光源の発光部全体を覆うように冷蔵室側壁17の室内側凹部に装着されている。ランプカバー11としては、エポキシ、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの透明樹脂のうち、一つの材料もしくは複合材料をベース材として形成され、拡散性の持つものがよい。
尚、本実施例では照明装置を冷蔵室の側壁に埋設したが、ランプカバー11を通して食品等の保存物が照射できれば、天壁や収納棚12など室内の何処の位置に埋設しても良い。さらに、光の照射強度については、限定するものではなく、より機能性効果を向上させる為に、強い照射強度が求められる場合は、例えば発光ダイオードの個数を増加したり、輝度の高いものを選定してもよい。本実施の形態1においては、発光源として、発光ダイオードは発熱量が小さく、貯蔵空間内の温度上昇を防ぐことが可能であり、食品の保存性を安定させることができることや、ランニングコストが安く、その上耐久性に優れておりコンパクト設計が可能なことから、汎用性が高く、冷蔵庫の仕様として望ましい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷蔵室6内を照明用光源1で照明する場合には、通電端子3を通して照明用光源1に順方向電流を流して発光させ、この光がランプカバー11に進光して、ランプカバー11で拡散されて冷蔵室6内が照射されることになる。この照明用の光の波長領域については、一般的に可視光線と呼ばれるものであって、およそ380nmから780nmの領域の中で複合されたものであって、一般的に家庭用で用いられる蛍光灯や白熱灯と同等のものである。
また、照明を消灯する場合には、照明用光源1への順方向電流の通電を停止させる。すなわち、照明用光源1は使用者が冷蔵室6の扉を開いて冷蔵室6内に保存している食品を眺める、出し入れをする時に冷蔵室6内を明るく照らすものであり、できる限り冷蔵室6全体に光が遮られることなく照射される方が望ましい。また使用者が冷蔵室6の扉を閉めた後には速やかに消灯される。
次に、冷蔵室6内を第2の光源2で食品保鮮向上させる光を照射する場合には、照明用光源1と同様に、通電端子3を通して第2の光源2に順方向電流を流して発光させ、この照明用以外の光がランプカバー11に進光して、ランプカバー11で拡散されて冷蔵室6内が照射されることになる。また、照射を停止させる場合には、第2の光源2への順方向電流の通電を停止させればよい。
すなわち、食品保鮮向上させることを目的とした第2の光源2は照明用の照明用光源1とは異なり、例えば、扉が開いている時にのみ照射するのではなく、冷蔵室6の扉を閉めている時に、冷蔵室6内に浮遊する菌類やカビ類などの雑菌や、壁面に付着する菌類やカビなどの増殖を抑制する為に、照射し続けていることが望ましい。尚、第2の光源2の波長は、280nmから400nmの範囲で比較的人体や材料に対する悪影響の少ない紫外領域を含むものであるが、冷蔵室6内は温度が10℃以下である為に菌やカビの増殖速度が非常に遅い為、これら比較的安全な紫外領域の照射でも、それを連続照射することによって食品や壁面に付着する菌の増殖が抑制され、保鮮性能が向上する。さらに、280nmから400nmの範囲の波長の場合は、比較的人体に対する悪影響が少ないので、照明用の光源と併用させた本実施の形態のような、冷蔵室6全体領域を照射する仕様にすることが可能であり、ダクトに設置している場合に比べて直接的に菌やカビなどの雑菌に対して照射することが可能な為、保鮮度性能が更に向上する。
また、第2の光源2の波長として、視覚的にわかりやすく貯蔵室内の環境を使用者に知らせる報知機能を備える為に可視領域を選定する場合は、さらに人体や樹脂劣化などの懸念される悪影響が払拭される為、非常に汎用性が向上する。例えば、第2の光源2に400nmから500nmの波長である青色を含む波長を用いた場合はカビや菌の繁殖を抑制することが可能であり、色調も青色であり、視覚的にわかりやすく貯蔵室内の環境を使用者に知らせることが可能である。
さらに、青色を含む波長の第2の光源2を点滅照射させて使用した場合、より報知機能が高まる上に瞬間的な光によって菌の細胞の奥まで光が到達する、若しくは、菌の表面で吸収された光が熱に変換され、急激な温度上昇を生じさせることにより、瞬間的に殺菌効果を得ることが可能である。さらに、550nm付近にピークを持つ緑色の波長についても同様の効果が期待できるため、使用してもよい。この場合、冷蔵室6の扉を閉めている場合には、照明用の光源は消灯されており、第2の光源2のみ点滅点灯していることにより、暗条件のもとで点滅させることによってさらに菌類に対する光刺激が強くなる為効果が向上する。それに加えて、紫外領域を含まないので、より安全で安心な仕様となり、使用者の可視範囲内に設置することが可能となり、より汎用性が高く、さらに、近紫外線領域の波長成分は少ないが紫外線領域の発光ダイオードと比較し低コストであるため、商品設計上でも合理的である。
また、冷蔵室6内を第2の光源2で冷蔵室6の庫内環境を知らせる報知機能ことを目的として照射する場合に、照明用光源1とは異なり、使用者が扉を開けている間に、冷蔵室6内の温度が急激に上昇した場合などに限定して、冷蔵室6内の温度センサなどと連動することによって、点灯もしくは色別点灯、さらには点滅照射するように設定されている。
これによって、使用者は温度上昇を視覚的に感じることが可能となり、冷蔵室6内に保存している食品などの鮮度を保持するために直ちに扉を閉じるなど、行動に移行しやすい。
例えば、庫内環境の変化をもたらす要因としては、上記のように、温度上昇によるものが非常に可能性として高く、冷蔵庫のデフロストのタイミング時、長時間のドア開放やドア開放回数が多いことによるもの、半ドア、閉め忘れによるもの、圧縮機などの故障によるもの等が考えられ、冷蔵室内の温度センサと連動して、段階的に第2の照明の色を変化させる、または複数の色を同時に照射するなどによって、視覚的に変化のある色の違いや点滅方法の違いによって庫内の温度環境を、使用者に常に状況をお知らせする。その他、庫内環境の変化をもたらす要因として、湿度、ガス濃度などが挙げられる。ガス濃度については、例えば、長期保存中に腐敗したものが庫内に存在している場合、それらの腐敗した食品から放出されるガスを検知する手段と連動することによって、ガス濃度に応じて段階的に照明の色を変化させるなどによってお知らせすることによって、腐らないタイミングで食品を食することが可能になったり、腐敗を防止することが可能である。また、腐敗によって生じるガスだけでなく、野菜や果物が放出するエチレンガス濃度などでも同様で、野菜や果物の熟成が最もほどよい美味しい時期を認識することが可能である。一方で、第2の光源2の照射方法は、使用者に視覚的に認識させやすい方法で変化させながら冷蔵室6内を照射することが望ましく、波長を変えたり、色を混合させるなどにより段階的に色を変化させていく方法や、色の強弱をつけることによって段階的に変化させる方法、輝度を変えることによって変化させる方法、連続や点滅方式を変える方法などが考えられる。
以上のように、本実施の形態の冷蔵庫本体5の最上部に設置する冷蔵室6の室内側壁には、扉開放前面から見て左右に、それぞれ実装基板16が埋設されており、実装基板16の上面はランプカバー11で覆われている。実装基板16、照明用光源1、通電端子3および断熱板4とで従来例と同様に照明装置を構成している。照明用光源1の間には任意の位置に複数の第2の光源2が配置され、実装基板16に実装され、冷蔵室6の照明用の働きをする発光ダイオードに加えて、冷蔵室6内を清潔に保ち、保鮮性を向上させるための第2の光源2を備えていることによって、使用者が冷蔵室6の扉を開放している時は、照明用光源1によって食品や壁面が明るく照射されているため見やすい状態になっており、さらに、人体にも悪影響のない第2の光源2が照射されていることによって、連続して照射し続けることが可能な為、より静菌効果が向上する。
尚、静菌効果は本実施の形態では、菌を殺さないがその増殖を止めることとして用いているが、その効果は従来の冷蔵庫保存と比較して、第2の光源2が照射されている保存対象物の菌の増殖速度が遅くなり、例えば7日保存後に、第2の光源2がない場合は腐敗臭がしているのに対し、第2の光源2を照射している場合は腐敗臭がしないといったように、保存日数が延長していることが望ましい。同時に、生菌数を測定すると、明らかに生菌数が少ないことが望まれる。
また、使用者が第2の光源2の持つ保鮮性を向上させる為の殺菌機能を視覚的に認知することが可能であり、安心感を提供することが可能であり、商品の訴求効果も向上する。尚、照明用光源1と第2の光源2を配置する場所については、特には限定しないが、冷蔵庫を最もよく使用する女性の平均身長が約157cmであり、60cmから160cmが157cmの女性にとっては最も作業のしやすい高さ範囲であり、視野に最も入りやすい高さ範囲であることから、60cmから160cmの位置に配置されることが効率的であり望ましい。
このように、第2の光源2は、平均身長の日本人女性の目線の高さに備えられているものであり、これによって、冷蔵庫使用者(女性の平均身長157cm)の目線を含んで配置する場合は、保存物の見やすさを提供しながら、報知機能を付加させることが可能である。さらに、これに加え請求項3のように上下方向に縦に備える場合には、より使用者が官能的に認知しやすくなり視覚的にわかりやすく冷蔵庫内の環境を使用者に知らせる機能の効果を高めることが可能となる。
また、例えば目線より下となる範囲(UD領域といわれる60cmから160cm範囲)には照明用光源を配置し、目線より上の範囲に報知機能を有する第2の光源を配置する場合は、保存物の見やすさを提供しながら、報知機能を付加させることが可能である。
また、本実施の形態では照明用光源1と第2の光源2とを分散させることなく集中させて配置していることで、貯蔵室6内において、照明部分の部材による凹凸を分散させることなく集結させることによって、外観的にすっきりとする。また、貯蔵スペース内部の壁内の凹凸が減少するため、拭き掃除の際の手入れの操作性の向上が可能である。さらに、凹凸部の面積を小さくすることで、凸凹部分に付着する汚れの低減や目詰まり防止することが可能である。
さらに、照明用の光源と、照明用以外の機能を併せ持つ第2の光源を発光する光源を同時に用い、さらにはそれらの光源を発光ダイオードとした場合、照明用の発光ダイオードと照明用以外の機能を併せ持つ第2の発光ダイオードを複数個実装した実装基板を有し、実装基板を貯蔵室6に設けたことにより、照明用の発光ダイオードと照明用以外の機能を併せ持つ第2の発光ダイオードが1枚の実装基板に実装されて、設置スペースが最小に抑えられるので、貯蔵室内の収納スペースを減らすことがないため、非常に使い勝手がよい。また、照明用の発光源として発光ダイオードを使用したことで、発熱量や消費電力量を抑制することが可能となり、照明用の他に第2の機能を持つ光源を併せ持つことを可能とする。さらに、照明用の他に設置した第2の機能を持つ光源も発光ダイオードとすることによって、さらに汎用性が向上する。
また、本実施の形態では照明用光源1と第2の光源とは、貯蔵室6の壁に縦型に配置していることで、全体を満遍なく照射することが可能であり、使用者が冷蔵庫の食品などの保存物を見渡しやすくなり、食品を素早く出し入れできることで、扉開放による冷気の漏れを抑制することも可能となり、食品の劣化を抑制するだけでなく、省エネ効果も得られる。
さらに、縦型に配置することで照射された光が使用者の目により入り易くなるため使用者への報知機能をより効果的に行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、照明用光源1と第2の光源2とは、貯蔵室6の前後方向の中央より前面側に配置していることで、使用者の目線や手元付近を明るく照射することが可能であるため、使用者が冷蔵庫の貯蔵室6内の食品などの保存物を見渡しやすい。また、第2の光源2が静菌作用を持つ場合には、中央より前面に配置していることで、冷蔵庫の前面側に配置された扉に近い位置に配置されていることから、扉開閉時に冷蔵庫外からの菌やカビなどの雑菌の進入を防ぐことが可能であり、効果的である。
また、本実施の形態では冷蔵庫本体5は断熱区画された複数の貯蔵室を有し、照明用光源と、第2の光源とが配置されている貯蔵室は、複数の貯蔵室の中で最上部に位置する冷蔵室6であることで、冷蔵庫使用者にとって最も使いやすいとされる範囲において、手元が明るくなったり、冷蔵室6内に保存されている保存物が見えやすくなることで使い勝手が向上する。さらに、最上部に位置する貯蔵室である冷蔵室6には、その他の貯蔵室と比較すると多種多様な食品や薬品など食品以外の収納物も存在している可能性が高い空間であり、また、紙製の牛乳パックに入った牛乳などの液体物や不安定な皿に入った残り物のおかずが収納されている場合なども想定でき、扉開閉時にそれらの食品の一部が飛散することも考えられ、壁面や収納棚に最も汚れが付着しやすい場所であるため、第2の光源として静菌作用を有する場合には、連続して光を照射しながら、冷蔵庫使用者が汚れについて、最も気にかける貯蔵空間に対する静菌効果を高めることが可能である。
さらに、照明用光源と、第2の光源とが配置されている冷蔵室6は、回転式の扉が備えられており、使用者が回転式の扉を開いた場合に、照明用光源1と、第2の光源2からの光が直接使用者の目に入ることで、冷蔵庫使用者が扉を開ける動作を行いながら光源の点灯状態を確認することが可能である。
尚、本実施の形態においては、主要な効果として静菌効果の向上としたが、第2の光源2の波長を多様に変化させることによって機能特徴を変えることも可能である。
例えば、第2の光源2を照明用光源1周囲と同程度の色温度で、照明用光源1と比べて演色性の良い高輝度光源で照明すると、魚が自然な色に見え、外皮の艶が表現されて新鮮で生き生きと美味しそうに見える、また、周囲よりやや色温度が低い演色性の良い高輝度光源で照明すると、肉が鮮やかに見え、表面に艶が表現されて新鮮で美味しそうに見える。さらに、果物類は周囲よりやや色温度が低い演色性の良い高輝度光源で照明すると、果物の赤、黄、橙が鮮やかに見え、表面には艶が表現されて、新鮮で美味しそうに見える。これにより、第2の光源2を食品など保存物の色を好ましく見せる効果演色にすることが可能である。
このように、魚や肉や果物を貯蔵する冷蔵室6においては、第2の光源2を照明用光源1と同程度以下の色温度でかつ照明用光源1と同程度以上の輝度で照射することによって、使用者に対して魚や肉がより新鮮で美味しそうに見えるという効果を演出することができる。
ここでいう色温度とは光の色を人間の目に見える感覚に置き換えて表した数値のことであって、K(ケルビン)という単位で表される。一般的に昼間の太陽光は5500K、白熱電球は3500〜3000Kであり、色温度が高いと青っぽく見え、低いと赤っぽく見えるものである。
また、輝度とは単位面積当たりの光束の量であり、単位は、cd/m(カンデラ毎平方メートル)で表される。この輝度は、平面状の光源から単位面積あたりにどれだけの光を放射できるかを表し、数値が大きいほど、照射部分が明るくなるので、冷蔵庫の貯蔵空間に使用する際には、ドア開放時に輝度を向上させて、保存物を見やすくする。
次に、第2の光源2の波長が280nmから400nmの紫外線領域の波長を含むことによって、きのこ類や魚類には、ビタミンDの前駆物質であるエルゴステロールを多く含むものがあり、それらに紫外線が照射されることで分子が励起され、ビタミンDへと変換されるため、ビタミンD含有量を高めながら保存することができる。また、アントシアニンを含む葡萄やりんごやいちごなどの果物類や野菜類において、ポリフェノールを増加させながら保存することが可能となる。従って、食品の機能性を高めながら保存することが可能となり、冷蔵庫の機能的価値が向上する。また、野菜や果物に付着している残留農薬は紫外線を含む波長の光源を照射することによって、光分解反応を生じ、毒性が低減する効果があることから、より安全に保存することが可能となり、冷蔵庫の機能的価値が向上する。
さらに、第2の光源2を冷蔵室6内の図示しない温度センサに連動させて構成することによって、冷蔵室6内の温度上昇が著しい場合は、温度センサが温度上昇以上を検知し、第2の光源2を例えば、赤色に連続点灯させたり、点滅点灯させるような警告用の照明とする。これによって、冷蔵庫使用者は扉開時における温度上昇を確認することが可能となり、すぐに扉を閉めるなど、温度上昇を防ぐ行動をとり、冷蔵室6内に保存されている食品の劣化を抑制することが可能である。また、第2の光源2は冷蔵室6内ではなく、冷蔵庫本体の外側に設置されていてもよい。これによって、冷蔵室6の扉を開放することなく、冷蔵室6の温度状況を確認することができ、異常の際は速やかに対処することが可能である。また、第2の光源2は扉開放時間や扉開閉回数を計測する手段と連動させることによって、消費電力や電気代を認識させることも可能であり、使用者の省エネに対する意識を高めることが可能である。
また、第2の光源2を癒し効果の高い波長とすることで、冷蔵庫使用者が扉開放した時に第2の光源2から照射される光によって、ストレスが低減されるなど、心地の良い気持ちを持つことが可能である。また、第2の光源2の強弱を一定とせず例えば1/fゆらぎの性質を持たせる調光制御をすることによって、冷蔵庫使用者に対して使い心地のよい商品を提供することが可能である。
また、就寝時に、喉が渇いたときなどに、冷蔵庫を開けて飲料を飲むことがあるが、冷蔵庫を扉開放した際に眠気が覚めてしまい、飲料を飲んだ後に眠りにつけないという不眠の要因ともなり得る。そこで、第2の光源の波長の中で、青色を含まないように調光し、人間の体のメカニズムによって暗い夜の時間帯になると分泌されるメラトニンという睡眠・覚醒のリズムを整える作用があり良質な睡眠の素といわれるホルモンを不活性化しないようにし、不眠にならないようにすることも可能である。
さらに、第2の光源2によって、冷蔵庫の隅の汚れなどを見えやすくしたり、冷蔵庫の奥の方に入っている収納物が何であるのかを見えやすくすることも可能である。これによって、収納物の使い忘れや、それによって腐敗している状態を確認することが可能となる。
第2の光源2を冷蔵庫外に設置することによって、例えばキッチンを照らす間接照明として用いることも可能である。
また、本実施の形態は冷蔵室6への適用例として説明したが、野菜室や製氷室、温度切替室などその他の貯蔵室に対しても同様の効果が期待できる。さらに、冷蔵庫のみならず、ショーケース、保存庫など幅広く活用ができる。
以上のように、本実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体5の貯蔵室内に照明用の第1の光源1と、視覚的にわかりやすく貯蔵室内の環境を使用者に知らせる報知機能を有する第2の光源2とを備えたことによって、冷蔵庫使用者が冷蔵庫内に保存している食品などを出し入れする際に報知用の第2の光源2は、庫内の温度環境を色の区別や点灯方式の違いによって、冷蔵庫使用者に対して視覚的に認識させることが可能であり、冷蔵庫の庫内温度上昇を未然に防止する、保存性能を高めるなどの効果が得られるものであり、より使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の図1のA−A線断面図である。図4において、基本構成は、実施の形態1と同一であり詳細な説明は省略する。縦型に配置した実装基板16には、上方に報知機能を有する第2の光源を集約して実装し、冷蔵庫使用者の目線および、目線より下方の見えやすい位置に照明用光源1を集約して実装している。第2の光源は少なくとも1種類以上であり、何種類かの波長を組み合わせていても良い。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
照明用光源1及び第2の光源2の点灯、消灯は、実施の形態1と同様に各光源の順方向電流を通電もしくは停止して制御させる。冷蔵室6内の図示しない温度検知手段によって、冷蔵室6の扉開時に規定の温度が保持されている場合は、例えばよく冷えているイメージである青色が点灯しているが、時間の経過とともに冷蔵室6内温度上昇が生じ、図示しない温度検知手段で段階的に温度上昇を検知した時は、点滅点灯に変化させたり、他の波長である赤色などに切り替えたりすることによって冷蔵庫使用者に対して、庫内の温度環境が一目でわかりやすい仕様となり、報知機能の効果をより高めることが可能となる。
以上のように、本実施の形態においては、第2の光源2を縦型の実装基板16の中で、上部に配置したことによって、冷蔵庫使用者の目線より下の食品などの保存物の出し入れのしやすい場所は、照明用光源が優位に照射されるようにし、第2の光源は冷蔵庫使用者の目線より上の方向で点灯することで、保存物の出し入れの際に目障りにはならない。尚、第2の光源は冷蔵室6内の温度環境に応じて、LEDの個数を増やして照射強度が異なる場合や、LEDの発光波長を変えたものを併せて配置することによって色を変化させてもよい。温度上昇が著しい時には、点滅させたり、照明用光源1も報知用光源と同じ動作をしてもよい。
尚、本実施の形態2では温度環境を報知しているが、検知手段を庫内のガスを検知することが可能であれば、臭いの強度を報知することも可能である。これによって、庫内に腐敗している食品がある場合、庫内を確認するように報知することが可能であり、さらには果実の熟成度合いを報知し食べごろをお知らせすることも可能である。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の図1のA−A線断面図である。図5において、実装基盤16は特定低温室13の天面に配置されている。実装基盤16には第2の光源2が実装されており、特定低温室13内に保存されている主に生鮮食品や、特定低温室13内に浮遊する菌やカビなどに対して、静菌効果を有している。照明用光源1は、冷蔵庫貯蔵空間内の限定しない場所に配置している。第2の光源2の光源の種類は特には限定しないが、発光ダイオードは発熱量が小さく、貯蔵空間内の温度上昇を防ぐことが可能であり、食品の保存性を安定させることができることや、ランニングコストが安く、その上耐久性に優れておりコンパクト設計が可能なことから、汎用性が高く望ましい。
また、特定低温室13は使用者の目的や好みに応じて数段階に温度を切り替えることが可能である。本実施の形態では、特定低温室13の温度区分を約3℃の冷蔵温度、約−3℃前後のパーシャルフリージング温度、約0℃のチルド温度に切り換えることができる。これらの温度切替と連動させて、特定低温室13の光源2の色を変化させることによって、冷蔵庫使用者に対して、特定低温室13がどのような温度環境であるのかを報知する報知機能を備えることが可能である。
以上のように、構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷蔵室6内を照明用光源1で照明する場合には、通電端子3を通して照明用光源1に順方向電流を流して発光させ、この光がランプカバー11に進光して、ランプカバー11で拡散されて冷蔵室6内が照射されることになる。また、照明を消灯する場合には、照明用光源1への順方向電流の通電を停止させる。すなわち、照明用光源1は使用者が冷蔵室6の扉を開いて冷蔵室6内に保存している食品を眺める、出し入れをする時に冷蔵室6内を明るく照らすものであり、できる限り冷蔵室6全体に光が遮られることなく照射される方が望ましい。また使用者が冷蔵室6の扉を閉めた後には速やかに消灯される。
次に、特定低温室13内を第2の光源2で食品保鮮向上させる光を照射する場合には、照明用光源1と同様に、通電端子3を通して第2の光源2に順方向電流を流して発光させ、この照明用以外の光がランプカバー11に進光して、ランプカバー11で拡散されて特定低温室13内が照射されることになる。また、照射を停止させる場合には、第2の光源2への順方向電流の通電を停止させればよい。すなわち、本実施の形態3では、全体照明用の照明光源1に加えて、食品保鮮を目的とした特定低温室13内の静菌効果を向上させる、第2の光源2を特定低温室13内に配置し、より効果を向上させた。特定低温室13は比較的内容積が小さく、ケースによって区分されている為、静菌効果が向上しやすい。
尚、本実施の形態3では実装基盤16には第2の光源2のみを実装しているが、保存物をより明るく照射したい場合には、扉開時に照明用光源1も実装基盤16に合わせて実装してもよい。尚、本実施の形態3では光源の取り付け位置を天面としているが、特に限定するものではない。
尚、本実施の形態3では特定低温室13にのみ第2の光源2を照射することを特徴としているが、製氷用給水タンク14や卵ケース15に対しても同様である。
また、これらの温度切替と連動させて、特定低温室13の光源2の色を変化させることによって、冷蔵庫使用者に対して、特定低温室13がどのような温度環境であるのかを報知することで、一目で温度環境を認識することが可能であり使い勝手が向上する。
以上の様に、本発明にかかる冷蔵庫は、照明用光源と報知機能を有する第2の光源を配置し、報知用の第2の光源によって、冷蔵庫使用者が冷蔵庫内に保存している食品などを出し入れする際に、色の区別や点灯方式の違いによって、庫内の温度環境を視覚的に認識させることが可能であり、冷蔵庫の庫内温度上昇を未然に防止する、保存性能を高めるなどの効果が得られるので、家庭用または業務用機器においても適用することができ、例えばショーケースやクーラーボックス、業務用冷蔵庫などの保存性の向上に対して利用することができる。
また、保存用の機器だけでなく、空気清浄機やエアコン、洗濯機、トイレ、便座洗浄などの衛生機器などにも利用することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における図1のA−A線断面図 本発明の実施の形態1における実装基盤部の断面図 本発明の実施の形態2における図1のA−A線断面図 本発明の実施の形態3における図1のA−A線断面図 従来の冷蔵庫の縦断面図 従来の冷蔵庫の庫内灯周辺を制御する回路のブロック図
符号の説明
1 照明用光源
2 第2の光源
5 冷蔵庫本体
6 冷蔵室(貯蔵室)

Claims (8)

  1. 冷蔵庫本体の貯蔵室内に照明用の第1の光源と、視覚的にわかりやすく前記貯蔵室内の環境を使用者に知らせる報知機能を有する第2の光源とを備えた冷蔵庫。
  2. 冷蔵庫本体の貯蔵室内に照明用の第1の光源と、視覚的にわかりやすく冷蔵庫環境を使用者に知らせる報知機能を有する第2の光源とを前記照明用の第1の光源の近傍に配置する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 貯蔵室の前面に回転式の扉が配置されているとともに、第2の光源は、貯蔵室の内壁に縦型に複数個配置している請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 第2の光源は、平均身長の日本人女性の目線の高さに備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 第1の光源と第2の光源はLEDである請求項1から4いずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 第2の光源は少なくとも一つ以上の波長を有する複数個のLEDで構成している請求項1から5いずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 第2の光源は点滅点灯する請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 第2の光源は、視覚的にわかりやすく冷蔵庫環境を使用者に知らせる報知機能に加え、静菌作用を有する静菌機能を備えた請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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