JP2007003061A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に食品や氷の保存を目的とした、使い勝手が良好で貯蔵管理がしやすい冷蔵庫を提供するものである。
【解決手段】冷蔵庫内の少なくとも一貯蔵室にLED素子を用いた光源13を設置し、この貯蔵室内の温度の切り替えと光源13の照射する光の色調の切り替えを連動させ、また光の色調から温度や保存対象食品が連想しやすいものにすることにより、使用者が貯蔵室内の温度状況を一目で確認することが可能となるとともに、貯蔵室の温度状況に適した食品の収納を促すことができ、使用者の満足感を高めることができるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫における、使い勝手性の向上に関するものである。
近年、お客様の多様化したニーズを満たすため、食品の保存性を向上させるのみでなく、人間工学的な観点から使い勝手性を進化させた冷蔵庫が普及している(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示すものである。
図5に示すように、断熱構造の本体1上部の冷蔵室2と、本体1下部の冷凍室3と、冷蔵室2と冷凍室3の間で冷蔵室2に隣接して設けた野菜室4と、野菜室4と冷凍室3の間に併設した製氷室5及び切り替え室6と、冷蔵室2の前面に設けた回転式扉7と、野菜室4、冷凍室3、製氷室5及び切り替え室6の前面に設けられ収納容器と一体に引き出される引き出し式扉8とからなるものである。
このようなレイアウトをとることにより、最も使用頻度の高い冷蔵室2が目線の高さにあり使い勝手がよく、また、次いで使用頻度の高い野菜室4についても、平均身長の女性がかがまずに野菜室4容器内の食品を取り出すことができる。さらに、平均身長の女性がかがまずに製氷室5及び切り替え室6の引き出し式扉8の開閉を行えるとともに、氷や食品の取り出しについてもしゃがむ姿勢をとらずに行え、肉体的な負担を低減することできた。
このように特許文献1では、人間工学的に冷蔵庫本体のレイアウトを決定することにより、使い勝手性を高めた冷蔵庫を提供していた。
特開2000−186883号公報
しかしながら従来の冷蔵庫では、各室の保存対象となる食品が識別しにくく、また庫内の温度状況の確認も困難であった。特に冷蔵温度から冷凍温度、その中間温度など複数の温度帯への切り替えが可能な切り替え室においては、使用者にとって一層保存対象となる食品や温度状況の確認が難化するという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷蔵庫の各室において温度状況の認識を簡便におこない、より使い勝手性を高めた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室に備えられた光源とを有し、前記光源によって照射される光は複数の異なる色に発色する色調を有し、前記貯蔵室内の設定された温度帯または貯蔵室内の温度に対応して予め設定された色調を発光させるものである。
これにより、温度設定または温度状態の相違または変化によって色調が相違または変化し、使用者が、貯蔵室内部の温度設定または温度状態を目視により認識することができるようになり、食品を各貯蔵室へ収納する際、使用者の混乱を防止しながら各貯蔵室に適した収納を促すことができる。
本発明の冷蔵庫は、使用者が、貯蔵室内部の温度設定または温度状態を目視により認識することができるようになり、食品を各貯蔵室へ収納する際、使用者の混乱を防止しながら各貯蔵室に適した収納を促すことができる。また、光源から照射される光の色調によっては、保存対象となる食品を連想させたり、清潔感や効果的に冷却されているような好ましい印象を与えたりすることができ、使用者に視覚的な満足感を与えることができ、使い勝手の良好な冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室に備えられた光源とを有し、前記光源によって照射される光は複数の異なる色に発色する色調を有し、前記貯蔵室内の設定された温度帯に対応して予め設定された色調を発光させるものである。
これにより、温度設定状態の相違によって色調が相違し、使用者が、貯蔵室内部の温度設定を目視により認識することができるようになり、食品を各貯蔵室へ収納する際、使用者の混乱を防止しながら各貯蔵室に適した収納を促すことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記光源によって照射される光は、複数の異なる色に発光する色調を有し、前記貯蔵室は、複数の温度帯に切り替え設定が可能であるとともに、前記切り替え設定によって設定された温度帯のそれぞれに対応して前記光源によって照射される色調が変化するものである。
これによって、貯蔵室の温度設定が切り替わった場合には異なる色調の光に切り替わり、貯蔵室内の設定温度帯の状況を一目で認識することが可能となる。このため、それぞれの光の色調と温度帯とを関連付けておけば、使用者の食品収納等の混乱を防止し、正しい食品貯蔵を啓蒙できるので使い勝手がよく、貯蔵品質も良好に維持できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記貯蔵室内の温度を検知する温度検知手段を有し、前記設定された温度帯に代えて前記温度検知手段によって検知された貯蔵室内の温度によって予め設定された色調を発光させるものである。
これによって、貯蔵室内の実際の温度を検知し、貯蔵室内に備えられた光源はその温度に対応する色調を発光するので、区画内の温度設定が切り替わることで温度が変化した場合や、区画内の温度設定が同じ場合でも温度変動が著しい場合には貯蔵室内の温度状態の変化によって色調が変化し、使用者が、貯蔵室内部の温度状態を目視により認識することができるようになる。
よって、食品を各貯蔵室へ収納する際、使用者の混乱を防止しながら各貯蔵室に適した収納を促すことができる。
また、一つの貯蔵室内で複数の温度帯に切り替えることで、任意の温度帯を設定できるような切り替え機能を有した貯蔵室の場合には特に、使用者は貯蔵室の温度状態がわかりにくく、食品を収納する際の混乱が生じやすいが、そういった場合でも、貯蔵室の温度設定が切り替わり貯蔵室内の温度が変化した場合には異なる色調の光に切り替わり、貯蔵室内の温度の状況を一目で認識することが可能となる。このため、それぞれの光の色調と温度状態とを関連付けておけば、使用者の食品収納等の混乱を防止し、正しい食品貯蔵を啓蒙できるので使い勝手がよく、貯蔵品質も良好に維持できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、複数の異なる色に対応する複数の発光源を備えたものであり、これにより、貯蔵室の温度設定が切り替わった場合や、貯蔵室内部の温度変動が著しい場合には異なる光に切り替わり、貯蔵室内の温度状況の変化を一目で認識することが可能となる。また、複数の光源を組み合わせて用いることにより、発光する光の色調のバリエーションが多くなるので、貯蔵室内の温度変化に応じた光の色調の切り替えを、より多様に行うことができる。また、同一貯蔵室内における複数の光源の設置は一箇所に限定するものではなく、個々の光源が同一貯蔵室内の異なる場所に設置されていても構わないものとする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記光源は、前記貯蔵室を開閉する扉の開放時に発光するものであり、使用者が食品収納に際して扉を開けた時に光の色調を認知できるので、認知効果が高く販売店等での冷蔵庫の商品訴求的にも効果が高くなる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、前記光源から発光される光の色調は、使用者がその色調から貯蔵室内の温度状態または保存対象物を連想することができるものである。
これにより、色調のイメージによっては、使用者が貯蔵室内部に対して清潔感や効果的に冷却されているような好ましい印象を感じることができ、冷蔵庫に対する満足度を高めることができる。また、光源から照射される光の色調によって、使用者に対して保存対象となる食品を連想させるので、使用者が食品収納時に混乱することを防止でき、正しい食品収納を啓蒙して使い勝手が良好で、貯蔵品質に影響の少ない冷蔵庫を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、扉開放による温度上昇時に、通常時と異なる色調の光を放射するものとしたものである。
これにより、扉開放が長時間に渡り行われ、貯蔵室内の温度が上昇した場合、貯蔵室内部の食品に悪影響を及ぼしやすくなる。特に、マイナス温度では、扉の長期開放による雰囲気温度の上昇により凍結された食品中の水分が気化し、それらが再び冷却された際に食品周囲へ着霜が生じることがあり、その場合食品の品質において外観、風味、食感などの面で低下がみられる。扉が長期に渡り開放される場合としては、食品の出し入れ時や、または閉め忘れた場合などが挙げられる。特に幼児や小児によるいたずらや、身長や力が及ばず完全に扉を閉められない場合において、光により注意を促すことが有効である。
また、従来から音により扉開放を知らせる機能は存在していたが、本発明のような視覚的に訴える手段に替えたり、これらを併用したりすることにより、聴覚障害者においても扉の閉め忘れによる庫内の温度上昇の認識が可能となる。
本請求項記載の発明では、貯蔵室内の温度上昇時に光源の放射する光の色調を特定のものに切り替えることにより、扉の長期開放を使用者に認識させるもので、貯蔵室内の食品または氷等の品質を守ることができる。又、扉の長期開放後の温度復帰にかかる電力消費の増大を未然に防止することが可能となるため、消費エネルギー量の低減効果が得られる。
なお、使用者に貯蔵室内の温度上昇を認識させる光源の色については特に指定するものではないが、色彩工学的には赤色系統が注意や警告、危険な印象を与えるとともに、多くの使用者の目にはっきりと認識されやすい色であることから好ましいと考える。
また、光源の色を黄色系統とした場合、健常者、色覚障害者ともに同一の色として認識することができ、両者が同じように使うことのできる、使い勝手の良好な冷蔵庫を提供することができる。
また、このような光源の入力をおこなう際には、温度センサーやドア開閉スイッチなどの検知手段により一定温度の検知後に入力をおこなう手法や、扉開放を検知したのちの一定時間後に入力をおこなう手法などが挙げられるが、特に指定するものではない。
請求項8に記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の発明において、前記光源を設けた貯蔵室を比較的低温から比較的高温まで複数の温度に切り替えが可能な切り替え室としたものである。従来切り替え室は、多目的用途に使用できることを前提とし、その用途としては冷蔵や冷凍、またその中間温度とされている氷温やパーシャル解凍、調理機能などが挙げられ、温度や湿度をコントロールすることにより多種多様な使い方を提供してきた。しかし、切り替えが多種に及ぶ程、使用者にとっては収納対象となる食品の判別が困難となるとともに、設定されている温度の判断を誤る可能性があった。
本請求項に記載の発明は、切り替え室に光源を設け、設定温度毎に光源から放射する光の色調を切り換えることにより、その光の色調によって設定されている温度帯がどの程度の温度であるか、またどのような食品を収納するのに適している温度帯であるかを使用者に認識させることができるので、使い勝手の良好な切り替え室を有した冷蔵庫を提供することができる。
また、各温度における光源から放射する光の色調については、特に指定するものではないが、比較的高温である冷蔵温度については暖か味を感じさせる赤系統やマイルドな印象を与える緑系統を、比較的低温である冷凍温度については冷たい印象を与える青系統が好ましいと考える。また中間温度帯であるパーシャルや氷温については、赤と青の中間色であり、清潔感を感じさせる紫系統などが好ましいと考える。解凍や調理機能については、あたたかみやエネルギーを感じさせる赤系統や、黄色系統などが好ましいと考える。
請求項9に記載の発明は、請求項2から8のいずれか一項に記載の発明において、前記光源を設けた切り替え室が冷蔵室の下方に位置するとともに、野菜室と冷凍室の上方に位置しているものである。このようなレイアウトとすることにより、平均身長の女性が腰をかがめずに切り替え室の扉の開閉を行うことができ、また食品の出し入れについても腰をかがめず、楽な姿勢で行うことができるので、切り替え室の使い勝手性が向上する。また、使用頻度の高い野菜室についても、平均身長の女性が腰をかがめずに扉開閉を行うことができるとともに、重量感のある野菜についてもしゃがまずに出し入れを行うことができるので、従来の使い勝手性を損なうことがない。このように楽な姿勢での使用が可能なレイアウトにすることにより、使用者の肉体的な負担を軽減することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明において、前記貯蔵室は、前記本体の最上部に機械室を有するとしたものである。圧縮機や凝縮器などの冷凍サイクルの主要構成部品を収納している機械室12は、従来は本体の最下部の背面に位置しており、そのため本体最下部の貯蔵室の容積を減少させていた。
そこで、圧縮機を従来の冷蔵庫庫内において有効に利用されていなかった本体の最上部の背面に配置したことにより、従来の圧縮機の部分を冷蔵・冷凍スペースとして利用することができるので、外形寸法を大きくすることなく、有効庫内容積を大きくできる。
請求項11に記載の発明は、請求項2から10のいずれか一項に記載の発明において、前記光源を設けた切り替え室は、冷凍温度帯と低温温度帯とに温度帯の切り替えが可能であり、前記切り替え室が低温温度帯に設定された場合にのみ前記光源が点灯するものとしたものである。
これによって、使用者が冷凍温度と低温温度との識別を光照射の有無によって視覚的に行うことが可能となるので、使用者に対して保存対象となる食品を官能的に連想させることができ、使用者が食品収納時に混乱することを防止する。この結果、正しい食品収納を啓蒙して使い勝手が良好で、貯蔵品質に影響の少ない冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図を示すものである。
図1において、本体1はABSなどの樹脂体を真空成型した内箱22とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱23とで構成された空間に発泡断熱体24を注入してなる断熱壁を備えている。発泡断熱体24はたとえば硬質ウレタンフォームやフェノールフォームやスチレンフォームなどが用いられる。発泡材としてはハイドロカーボン系のシクロペンタンを用いると、温暖化防止の観点でさらによい。
また、発泡前の内箱22と外箱23とで構成される空間には真空断熱材25が外箱側に図示しない接着部材を用いて密着貼付けされている。また、真空断熱材25は本体1の璧厚内に配設するために薄い平面形状のものが必要となる。さらに、ホットメルトなどの接着部材は接着部に空気が混入しないように真空断熱材25貼付け面に全面塗布されている。真空断熱材25は発泡断熱体24と一体に発泡されて本体1を構成しており、発泡断熱体24と比べて5倍〜20倍の断熱性能を有する真空断熱材25により性能向上させるものである。
本体1は複数の断熱区画に区分されており上部を回転扉式、下部を引出し式とする構成をとってある。上から冷蔵室2、並べて設けた引出し式の切り替え室6および製氷室5と、引出し式の野菜室4と引出し式の冷凍室3となっている。各断熱区画にはそれぞれ断熱扉がガスケット32を介して設けられている。上から冷蔵室回転扉7、切り替え室引出し扉8、製氷室引出し扉9、野菜室引出し扉10、冷凍室引出し扉11である。
冷蔵室回転扉7には扉ポケット34が収納スペースとして設けられており、庫内には複数の収納棚8が設けられてある。また冷蔵室2の最下部には貯蔵ケース35が設けてある。
冷蔵室2は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1〜5℃で設定されているが、収納物によって、使用者が自由に上記のような温度設定を切り替えることを可能としている場合もある。また、ワインや根野菜等の保鮮のために、例えば10℃前後の若干高めの温度設定とする場合もある。
また、貯蔵ケース35は肉魚や肉魚類加工食品、乳製品などの保鮮性向上のため比較的低めの温度、たとえば−3〜1℃で設定される。野菜室4は冷蔵室2と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃とすることが多い。低温にするほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。
切り替え室6はユーザーの設定により温度設定を変更可能であり、冷凍室温度帯から冷蔵、野菜室温度帯まで所定の温度設定にすることができ、冷蔵室回転式扉7上の操作パネル14を操作することにより、切り替え室6内の温度調節が行われ、切り替え室6内の温度は検知手段17により検知されている。また、製氷室5は独立の氷保存室であり、図示しない自動製氷装置を備えて、氷を自動的に作製、貯留するものである。氷を保存するために冷凍温度帯であるが、氷の保存が目的であるために冷凍温度帯よりも比較的高い冷凍温度設定も可能である。
冷凍室3は冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。
本体1は天面後方部を窪ませた機械室12を設けてある。また機械室12の下方背壁面に第二の機械室36を設けた。
冷凍サイクルは機械室12に配設した圧縮機16と図示しない凝縮器と減圧器であるキャピラリと蒸発器20とを環状に接続して構成されている。蒸発器20は冷却ファン21で強制対流熱交換させている。図示しない凝縮器はファンを用いて強制空冷してもよいし、外箱23の内側に熱伝達よく貼り付けられた自然空冷タイプであってもよいし、各室断熱扉体間の仕切りに配設して防滴防止を行うための配管を組み合わせてもよい。
また電動三方弁などの流路制御手段を用いて、区画構成や温度設定の構成に応じた複数の蒸発器を使い分けたり、複数のキャピラリを切り替えたり、圧縮機16の停止中にガスカットなどしてもよい。
冷凍サイクルを動作させる制御基板37は第二の機械室36に取外し可能なカバーで密閉して配置されている。さらに機械室12も背面カバー15で取外し可能に略密閉されている。
また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器20は冷却ファン21と共に、中段に位置する野菜室4の背面部に設けられている。これにより最下段の貯蔵室である冷凍室3の内容積と奥行きを最大限に大きくすることが可能である。
なお、中段の野菜室4と最下段の冷凍室3は逆の構成となれば、野菜室4の内容積と奥行きを最大限に大きくすることが可能となる。
切り替え室6内の天面には光源13が、点灯時に切り替え室6内部を照らすよう設置されている。食品の出し入れに際して、引き出し式扉8の開閉時に使用者が引き出し式扉8を開けると、光源13から照射される光が室外に漏れるので、冷蔵庫の使用者が光やその光の色調を認識することが可能である。また、本実施の形態では、光源13には複数個の発光源を備えており、各々が異なる色調の光を発するとともに、それら発光源の点灯や消灯の動作は制御基盤37を通じて行われる。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルの動作について説明する。庫内の設定された温度に応じて制御基板37からの信号により冷凍サイクルが動作して冷却運転が行われる。圧縮機16の動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器にて放熱して凝縮液化し、キャピラリで減圧されて低温低圧の液冷媒となり蒸発器20に至る。
冷却ファン21の動作により、庫内の空気と熱交換されて蒸発器20内の冷媒は蒸発気化する。低温の冷気を図示しないダンパなどで分配することで各室の冷却を行う。また複数の蒸発器や減圧器を用いる場合は流路制御手段により必要な蒸発器20へ冷媒が供給される。蒸発器20を出た冷媒は圧縮機16へと吸い込まれる。このようにサイクル運転を繰り返すことで庫内の冷却が行われる。
切り替え室6では、使用者の目的や好みに応じて冷凍温度帯から冷蔵温度まで、数段階に切り替えが可能である。本実施の形態では、切り替え室6の温度区分を3℃の冷蔵温度、−18℃の冷凍温度、その中間温度である−3℃のパーシャル温度、0℃のチルド温度に切り換えることができ、使用者が操作パネル14より温度切り替えを行うと、同時に光源13より各温度毎に予め設定されていた色調の光が発光源13より照射されるように設定されている。
発光源13にはLED素子を用い、赤色、緑色、青色それぞれの波長領域の光を放射する素子を同一基盤に設置し、それらの点灯を制御することにより7色まで色の切り替えが可能となる。
また、各温度における光源13の色設定については特に指定するものではないが、本実施の形態では比較的高温である冷蔵温度についてはマイルドな印象を与える緑を用い比較的低温である冷凍温度については冷え冷えした印象を与える青色を用いた。また一般に新温度帯と呼ばれる中間温度帯であり、主に肉魚類などの生鮮食品を収納するパーシャル温度については清潔感や中間的な印象を感じさせる紫色を、乳製品や加工食品等の保存に向くチルド温度には白色を用いた。
このように設定した温度設定の変更にともなう光の色調の変化により、切り替え室内6部の温度設定や温度変化を目視により認識することができ、またその色調から使用者は容易に保存対象物を連想することができる。そのため、食品を切り替え室6へ収納する際、使用者の混乱を防止しながら設定温度に適した食品の収納を促すことができる。
また、色調のイメージによっては、使用者が切り替え室6内部に対して清潔感や効果的に冷却されているような好ましい印象を感じることができ、冷蔵庫に対して使用者の満足度を高めることができる。
なお、光の波長については特に限定するものではないが、紫外光を含む光を放射する光源13を使用した場合には、紫外光が貯蔵室内に浮遊または壁面や食品表面に付着している微生物の遺伝子に対して働きかけ、微生物の増殖機能を不活性化させることができる。これにより貯蔵室内部の衛生性が保たれるとともに、食品については微生物によって生じる変色や腐敗臭、食品表面のネト発生を遅らせることが可能となる。このように紫外光を含む光源13を設けることにより、食品の保存性を高めた衛生的な保存が行える。
さらに、きのこ類や魚類には、ビタミンDの前駆物質を多く含むものがあり、それらに紫外線が照射されることで分子が励起され、ビタミンDへ変換される。よって、紫外光を含む光源13を貯蔵室内に設けることで、貯蔵室内の特定の食品のビタミンD含有量を高めながら保存することができる。
また、光源13の種類については豆電球や発光ダイオード、蛍光ランプ、紫外ランプ等が挙げられるが、特に指定するものではなく、如何なる光源13でも適用可能である。中でも発光ダイオードはランプ自身による発熱が殆どなく、ランニングコストや耐久性の面においても優れており、汎用性が高い。
また、同一貯蔵室内における複数の光源13の設置は一箇所に限定するものではなく、個々の光源13が同一貯蔵室内の異なる場所に設置されていても構わないものとする。
なお、本実施の形態の冷蔵庫では、切り替え室6の扉開放による温度上昇時に通常と異なる色調の光を放射させることも可能である。一般に扉開放が長時間に渡り行われ、貯蔵室内の温度が上昇した場合、貯蔵室内部の食品に悪影響を及ぼしやすくなる。特に、マイナス温度では、扉の長期開放による雰囲気温度の上昇により凍結された食品中の水分が気化し、それらが再び冷却された際に食品周囲へ着霜が生じることがあり、その場合食品の品質において外観、風味、食感などの面で低下がみられる。扉が長期に渡り開放される場合としては、食品の搬入や搬出時、または閉め忘れた場合などが挙げられ、特に閉め忘れられた場合には開放時間が長期に及ぶことが多い。
貯蔵室内の温度上昇時に光源13の放射する色調を特定のものに切り替えることにより、扉の長期開放を使用者に認識させるもので、貯蔵室内の食品または氷等の品質を守ることができる。又、扉の長期開放後の温度復帰にかかる電力消費の増大を未然に防止することが可能となるため、消費エネルギー量の低減効果が得られる。
なお、使用者に貯蔵室内の温度上昇を認識させる光源13の色については特に指定するものではないが、色彩工学的には赤色系統が注意や警告、危険な印象を与えるとともに、多くの使用者の目にはっきりと認識されやすい色であることから好ましいと考える。
また、光源13の色を黄色系統とした場合、目立つ色彩であるため認識されやすくなるとともに、黄色は健常者、色覚障害者ともに同一の色として認識することができるため、両者が同じように使うことのできる、使い勝手の良好な冷蔵庫を提供することができる。
また、このような光源13の入力は、検知手段17の反応によりおこなわれる。検知手段17には、温度センサーを用い、一定温度の検知後に入力をおこなうものとしたが、たとえば検知手段17がドアスイッチである場合は、扉開放を検知したのちの一定時間後に入力をおこなうとしてもよく、特に指定するものではない。
本実施の形態の冷蔵庫において、切り替え室6は、冷蔵室2の下方に位置するとともに、野菜室4と冷凍室3の上方に位置しているものである。このようなレイアウトにすることにより、平均身長の女性が腰をかがめずに切り替え室6の扉の開閉を行うことができ、また食品の出し入れについても腰をかがめず、楽な姿勢で行うことができるので、使い勝手性が向上する。また、使用頻度の高い野菜室4についても、平均身長の女性が腰をかがめずに扉開閉を行うことができるとともに、重量感のある野菜についてもしゃがまずに出し入れを行うことができるので、従来の使い勝手性を損なうことがない。また、このように楽な姿勢での使用が可能なレイアウトにすることにより、使用者の肉体的な負担を軽減することができる。
なお、本実施の形態では各貯蔵室の扉の形態について、使い勝手性を考慮して冷蔵室については回転式、その他については引き出し式としたが、これらは特に限定するものではない。
以上より本実施の形態の冷蔵庫の切り替え室6では、光源13から照射される光の色調によって、使用者に対して設定温度下での保存対象となる食品を連想させるとともに、設定温度状況の認識を促すことにより、使い勝手の良好な冷蔵庫を提供することができる。
なお、本実施の形態では、光源13から発光される色調を切り替え室6内を温度機能別に切り替える温度帯設定と対応させて変化させるものを中心に説明したが、このように設定された温度帯によって固定された色調を対応させるもののほか、温度帯の設定のみに関わらず、実用上変化する切り替え室6内の温度状態そのものを温度センサー等の温度検知手段で検出し、この検出結果に基づいて一定の温度範囲ごとに特定の色調の光を発光させることも現実の使用実態により即する意味では有効である。
また、本実施の形態では、冷蔵から冷凍までなどの幅広い温度帯の切り替え機能を有する切り替え室6内を対象に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば冷凍室3内や野菜室4内などに設けて、一般的によく用いられる強から弱などの温度調節範囲に対応させて特定の色調の光を発光させるものでも有効であり、使用者に温度調節の実感を持たせ、過冷却の防止や省エネルギー意識の啓蒙など上手な使い方をサポートすることなども可能である。
さらに、本発明の趣旨から言えば、光源13は必ずしも複数の色調を予め備えているものでなくても、例えば該当する貯蔵室の庫内の冷却イメージや貯蔵食品のイメージに関連づけられる特定の色調のみを有する光源13を設けても構わず、温度帯の異なる貯蔵室ごとに区分してそれぞれに特定の光源13を設けてもよい。
また、標準化や共用化の経済性の観点からみれば、光源13は複数の異なる色調を発光可能な光源としておいて、各貯蔵室の温度帯設定に対応して選択した特定の色調を固定して用いることも可能である。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の縦断面図を示すものである。
図2において、光源213は切り替え室206内に設置されており、また圧縮機216や図示しない凝縮器などの冷凍サイクルの主要構成部品を収納する機械室212は、冷蔵室202の最上段の背面に設置されている。
従来、機械室212は本体201の最下部である冷凍室203の背面に位置しており、そのため冷凍室203の容積を減少させていたが、機械室212を従来の冷蔵庫庫内において有効に利用されていなかった冷蔵室202の最上部の背面に配置したことにより、従来の機械室212の部分を冷凍スペースとして利用することができるので、外形寸法を大きくすることなく、冷凍室203の有効庫内容積を大きくできる。
また、従来は本体201最下部の冷凍室203の容量不足を補うため、切り替え室206は冷凍モードとして使用される頻度が高かったが、冷凍室203の容量が増大したことにより、切り替え室206の冷凍温度以外での活用を促すことができ、使用者にとってはより幅広い温度で食品の保存をおこなえる。この結果、切り替え室206のメリットである状況に応じた多目的な利用を促進することができ、光源213の光の色調によって温度切り替えを使用者へ知らせる機能を有効に活用することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の縦断面図である。
図3において、切り替え室306内の天面に光源313を備え、また冷蔵室302内壁に操作パネル314を備えたものである。
図4は、本発明の実施の形態3における冷蔵庫の切り替え室に設置された光源の断面図である。
図4において、光源313は波長ピーク387nmの紫外光を放射する紫外LED326と、波長ピーク468nmの青色光を放射する青色LED327とを備えた光源用基盤328からなり、カバー329により被覆される。また、光源313は切り替え室306天面において、切り替え室306の略中央部かもしくは奥行きの2分の1よりも手前側に設置されており、紫外LED326と青色LED327が底面を照らすよう下方向に向けて、図示しないビスなどで固定されている。カバー329と切り替え室306の間のクッション330や、カバー329周囲に設けられたツメ331a,331bは水滴などの侵入を防止している。
以上のように構成された冷蔵庫では、切り替え室306が操作パネル314において0℃から−7℃のチルドや氷温、パーシャル温度帯等の低温温度帯に設定された場合にのみ、紫外LED326と青色LED327が点灯するように設定されている。
このような0℃から−7℃のチルドや氷温、パーシャル温度帯は、通常乳製品や肉類、魚類などの比較的保存期間の短いものを凍るか凍らないかの境目の微凍結状態で保存するものであり、冷蔵保存よりも長期な保存が可能であることに加え、冷凍保存よりも楽に包丁が入るなど使い勝手が良好である。しかし、この温度帯では見かけ上食品が凍結状態であるように見えるが、実際の氷結率は冷凍よりもはるかに低く、食品内部では酵素反応や脂質酸化反応、微生物の増殖などが進行し、徐々に品質が低下している。よってこの温度帯で保存された生鮮食品類の大部分は1〜2週間程度で使い切る必要がある。しかし、食品が見かけ上凍結状態であるがゆえに、使用者は『食品が冷凍並みに長持ちする』というイメージを抱きやすく、その結果長期に放置された食品が腐敗するケースもしばしば見られる。
このような使用者の誤認を解くため、本実施の形態では冷凍温度帯では光源を点灯せず、チルド・氷温・パーシャル温度等の低温温度帯に設定した時にのみ光源313を点灯させることにより、庫内に光が照射されている時は、生鮮食品類の短期保存用の低温温度に設定されているという認識を促すことができる。すなわち、使用者が冷凍温度と低温温度との識別を光照射の有無によって視覚的に行うことが可能となる。よって、光源313が点灯している低温温度帯設定時における食材の長期放置を防止するので、その結果、食材の無駄を防ぐことができ、冷蔵庫の使い勝手を向上させることができる。
また、光源313を紫外LED326と青色LED327とにしたことにより、切り替え室306内部にはやや紫がかった青色となり、使用者に対して青色の視覚効果により、官能的に肉類や魚類などの保存に相応しいクリーンな部屋であるという印象を与えることが出来る。
紫外LED326により放射される紫外線は、切り替え室306内に浮遊したり壁面や食品表面に付着したりしている微生物の遺伝子に対して働きかけ、微生物の増殖機能を不活性化させる作用を有している。これにより貯蔵室内部の衛生性が保たれるとともに、食品については微生物によって生じる変色や腐敗臭、食品表面のネト発生を遅らせることが可能となる。このように紫外光を含む光源313を設けることにより、食品の保存性を高めた衛生的な保存が行える。
なお、一般に紫外線の食品への長期照射は食品の脂質酸化を促進し、品質を低下させることが危惧されるが、肉類や魚類の1〜2週間程度の短期的な保存時に照射するのであれば特に問題がない。また光源313をLED素子としたことにより他のランプと比較して放射される光の量が弱まるため、脂質酸化への影響は低減する。さらにLED素子はランプ自身による発熱も殆ど無いため、冷却効率に与える悪影響も他のランプと比較して極めて小さい。
また、光源313を切り替え室306の略中央部かもしくは奥行きの2分の1よりも手前側に設置しているので、光源313から照射された可視光線が手前側に届きやすく、切り替え室306の引き出し扉308の開放時に際に漏れる光の量が大きくなるため、使用者の光の視認性を高めることができる。
また、本実施の形態では、切り替え室306の光の拡散性を高めるために、光源313は切り替え室の天面における略中央部分に光の照射部分が下方向へ向けて設置されることで、切り替え室の底面全体に光が行き届くようになっている。
さらに、切り替え室6の隅々まで光を行き渡らせるために、カバー329の一部分を偏光機能を有する梨地加工等を施すことで、光の拡散性を高めることが可能である。さらにこういった偏光効果を有する加工や、偏光板等を取り付けた上で、カバー329の一部分を透明にし、光が行き届きにくい部分へ光を拡散させることも可能である。
また、カバー329は切り替え室の天面306aよりも出っ張っている凸部を有しているので、庫内の光を庫内の横方向へと拡散させることができ、隅々まで光が行き届きやすくなる。
このように、光を庫内へ拡散させることによって、使用者はより光を認識しやすくなり、また、青色の光によって庫内が照らされている状態を視覚的に認識すると、青色の視覚効果により、官能的に肉類や魚類などの保存に相応しいクリーンな部屋であるという印象を与えることが出来、冷蔵庫の品位を向上させることができる。
また、この凸部は紫外LED326および青色LED327の直下に位置する部分に平面部329aを有し、平面部329aの外周部分に傾斜部329bを有しているので、光源の直下に位置する部分に対しては平面部329aから光が照射され、光源より横方向に対しては傾斜部329bより光が照射されることとなる。
よって、光源の光を横に広がるように照射したい場合には、平面部329aの一部に偏光機能を持たせた上で、傾斜部329bを透光性の高い透明なカバーとすることで光を庫内の横方向へと拡散させる効果を奏することができる。
なお、偏光機能を有する構成の中でも、この梨地加工等は透明なカバー329と比較して、カバー内部の部品等が見えにくく、制御基盤やそれに付属する配線等を目隠しする作用もあるので、偏光効果による拡散性を高めるとともに、使用者からの目線が届きやすい場所に梨地加工を施すことでカバー329の内部が見えにくく、光源313の品位を高めることができるという効果も有する。
また、光源313のカバー329に使用する材料は特に指定するものではないが、光透過性が高く紫外線への耐久性の高い樹脂素材が好ましく、さらに梨地加工等によって偏光機能を施す位置を内部の光源用基盤328が使用者の目からみてむき出しにならない位置に施すと、光源313の見栄えがよくなり、光源313を備えた切り替え室の品位がより向上する。
なお、光源313を切り替え室306の天面に設置することで、防汚性を高め、使用者が光源313を直視できないという効果も奏する。
以上の様に、本発明にかかる冷蔵庫は、光源を用いて貯蔵室内の温度や、各貯蔵室に適した保存対象物の認識を促すことができ、冷蔵庫の使い勝手を向上させたものである。よって、保冷のみのならず保温を目的とする機器においても適用することができ、例えばショーケースやクーラーボックス、保温保冷庫、保温器などの使い勝手の向上に対して利用することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の切り替え室に設置された光源の断面図 従来の冷蔵庫の縦断面図
符号の説明
1,201 本体
2,202,302 冷蔵室(上段貯蔵室)
3 冷凍室(下段貯蔵室)
4 野菜室(下段貯蔵室)
6,206,306 切り替え室(貯蔵室)
12,212 機械室
13,313 光源

Claims (11)

  1. 断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室に備えられた光源とを有し、前記光源によって照射される光は複数の異なる色に発色する色調を有し、前記貯蔵室内の設定された温度帯に対応して予め設定された色調を発光させる冷蔵庫。
  2. 前記光源によって照射される光は、複数の異なる色に発光する色調を有し、前記貯蔵室は、複数の温度帯に切り替え設定が可能であるとともに、前記切り替え設定によって設定された温度帯のそれぞれに対応して前記光源によって照射される色調が変化するものである請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記貯蔵室内の温度を検知する温度検知手段を有し、前記設定された温度帯に代えて前記温度検知手段によって検知された貯蔵室内の温度によって予め設定された色調を発光させるものである請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記光源は、複数の異なる色に対応する複数の発光源を備えた請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記光源は、前記貯蔵室を開閉する扉の開放時に発光するものである請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記光源から発光される光の色調は、使用者がその色調から貯蔵室内の温度状態または保存対象物を連想することができるものである請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 扉開放による温度上昇時に、通常時と異なる色調の光を放射するものとした請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記光源を設けた貯蔵室は、比較的低温から比較的高温まで複数の温度に切り替えが可能な切り替え室に設けたものである請求項2から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記光源を設けた切り替え室は、冷蔵室の下方に位置するとともに、野菜室と冷凍室の上方に位置しているものである請求項2から8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記貯蔵室は、前記本体の最上部に機械室を有するものである請求項1から9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  11. 前記光源を設けた切り替え室は、冷凍温度帯と低温温度帯とに温度帯の切り替えが可能であり、前記切り替え室が低温温度帯に設定された場合にのみ前記光源が点灯するものとした請求項2から10のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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