JP2007283461A - 工作機械、及び異物検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】稼働時の振動や消費電力に基づいて、ホルダと保持部との当接面に挟み込んだ異物を検出することができる工作機械を提供すること。
【解決手段】ワーク40に対して所定の加工を行う切削工具14又はワーク40が装着されたホルダ15と、ホルダ15を脱着可能に保持する保持部16と、保持部16とともにホルダ15を回転駆動する駆動部18と、駆動部18の単位時間当たりの消費電力を計測する電力センサ10と、電力センサに接続され、駆動部18の消費電力に基づいて異物の挟み込みを判定する比較判定手段11と、を備え、比較判定手段11によって、駆動部18の基準消費電力と実消費電力とに基づいて異物を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークの切削加工等に用いられる工作機械に関するものであり、特に、切削工具又はワークが装着されたホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に異物を挟み込んだこと検出する機能を備えた工作機械、及びその異物を挟み込んだことを検出する異物検出方法に関するものである。
現在、ワークに対して切削加工を施すための切削工具が装着されたホルダを保持部によって脱着可能に保持する工作機械が広く用いられている。
このような工作機械では、予め用意された多種類の切削工具の中から必要な切削工具を選択することによって、ワークの加工が行われる。この時、加工精度を良好に維持するため、又は加工精度を向上させるために、切削工具が装着されたホルダを保持部に正確に装着することが要求される。そのためには、ホルダを保持部に対して脱着するときに、ホルダと保持部との当接面に異物を挟み込まないことが大変重要である。
ところが、ワークの加工に伴って発生した切削屑や切粉等の異物がホルダ等に付着し、ホルダを保持部に装着したときに、ホルダと保持部との当接面にこの異物を挟み込むことがある。このような状態で工作機械を稼働すると、ホルダ、及び保持部の回転軸が本来の正しい回転軸から外れることとなる。ホルダ、及び保持部の回転軸が正しい回転軸から外れたままワークに加工を施してしまうと、ワークの仕上寸法の精度が低下することとなる。
そこで、ホルダと保持部との当接面における異物の挟み込みを検出する機能を備えた工作機械が提案されている。例えば、特許文献1で開示された工作機械では、リニアスケールを設置して、ホルダの引き込み位置を当該リニアスケールにより測定するものである。すなわち、ホルダと保持部との当接面に異物を挟み込んだ場合には、ホルダの引き込みが規定の位置に達しないことを利用して、当接面に異物を挟み込んだことを検出するものである。
また、特許文献2で開示された工作機械では、ギャップセンサを設置して、ホルダ及び保持部が回転するときの回転軸の振れ量を当該ギャップセンサにより測定するものである。すなわち、ホルダと保持部との当接面に異物を挟み込んだ場合には、ホルダ、及び保持部の回転軸が振れることを利用して、当接面に異物を挟み込んだことを検出するものである。
特開平5−309548号公報 特開2000−5907号公報
特許文献1で開示された、リニアスケール44を備えた工作機械200を図6(a)に示す。工作機械200では、リニアスケール44がホルダ15の挿入前端部15a側に設置されており、ホルダ15を保持部16に装着したときのホルダ15の引き込み位置を測定する。ホルダ15の引き込み量を正確に測定するためには、リニアスケール44はホルダ15の挿入前端部15aの近傍に設置することが望ましい。
しかしながら、図6(a)に示すように、ホルダ15の挿入前端部15aの近傍には、ホルダ15、及び保持部16を回転駆動するための駆動モータ18、ホルダ15を保持部16に引っ張り込むためのプルスタッド26、さらには、コイルバネ28等の多くの周辺装置が設置されている。このため、リニアスケール44をホルダ15の挿入前端部15aの近傍に設置することはスペースの都合上難しいことがある。
このような状況に鑑みて、工作機械200では、リニアスケール44はホルダ15の挿入前端部15aから離れた場所に設置することとなるが、リニアスケール44をホルダ15の挿入前端部15aから離れた場所に設置すると、ホルダ15と保持部16との当接面に異物30を挟み込みんだとしても、それを正確に検出できないことがある。
すなわち、リニアスケール44の感度を繊細にすると、リニアスケール44は駆動モータ18やコイルバネ28等の周辺装置の稼働による発熱に伴うホルダ15、保持部16、プルスタッド26等の熱膨張を検出してしまい、ホルダ15と保持部16との当接面に異物30を挟み込んでいないにも関わらず、リニアスケール44は異物を挟み込んだと誤判定することがある。
これに対し、リニアスケール44の感度を鈍くすると、ホルダ15、保持部16、プルスタッド26等の熱膨張に起因する誤判定を避けることができるものの、ホルダ15と保持部16との当接面に挟み込みんだ異物30を検出する能力が低下することは避けられない。
また、特許文献2で開示された、ギャップセンサ42を備えた工作機械210を図4(b)に示す。工作機械210では、ギャップセンサ42がホルダ15の挿入後端部15bの近傍に設置されている。
しかしながら、ギャップセンサ42をホルダ15の挿入後端部15bの近傍に設置すると、ワークの加工に伴って発生する切削屑や切粉等によってギャップセンサ42が覆われてしまい、ギャップセンサ42の回転軸の振れ量を検出する精度が低下することがある。
ギャップセンサ42の検出精度を維持するためには、例えば、ホルダ15を交換する都度、ギャップセンサ42を覆った切削屑や切粉等を除去作業を行えばよいが、切削屑や切粉は潤滑油等を含んで粘性が高いことが多いため、都度除去作業を行うためのコスト負荷は大きく、また、除去作業に伴う工作機械210の停止による製造機会損失も大きいものとなる。
そこで、本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、切削加工等に用いられる工作機械において、ホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に切削屑や切粉等の異物を挟み込んだ場合に、工作機械の発熱や切粉堆積等の影響を受けることなく異物の挟み込みを検出することができる工作機械、及びその異物を検出する異物検出方法を提供することにある。
請求項1〜19に記載の発明は、上記課題を解決するための工作機械に係るものである。請求項1に係る工作機械は、ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと、ホルダを脱着可能に保持する保持部と、ホルダとともに保持部を回転駆動する駆動部と、駆動部の単位時間当たりの消費電力を計測する電力センサと、電力センサに接続された比較判定手段と、を備え、比較判定手段は、予め所定の条件下で計測された駆動部の基準消費電力、及び駆動部が実際に消費した実消費電力に基づいて、ホルダと保持部との当接面における異物の挟み込みを判定することを特徴とする。
これにより、ホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に切削屑や切粉等の異物を挟み込んだ場合、工作機械の発熱や切粉堆積等の影響を受けることなく、駆動モータの消費電力に基づいて、異物の挟み込みを検出することができる。
請求項2に記載のように、基準消費電力として、当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに駆動部が消費する消費電力を採用し、実消費電力として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに駆動部が消費する消費電力を採用すれば、ワークの加工前に当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。
また、請求項3に記載のように、基準消費電力として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに駆動部が消費する消費電力を採用し、実消費電力として、ワークに対して所定の加工を行っているときに、駆動部が消費する消費電力を採用すれば、ワークの加工中でも当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。
比較判定手段は、請求項4に記載のように、実消費電力から取り出した出力波形に基づく実消費電力のピーク値が基準消費電力を超えたとき、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにできる。また、請求項5に記載のように、基準消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と実消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、第2の波形積分値が第1の波形積分値を超えたとき、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにしてもよい。
請求項6に係る工作機械は、ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと、ホルダを脱着可能に保持する保持部と、ホルダとともに保持部を回転駆動する駆動部と、駆動部の駆動によって保持部及びホルダが回転したときに発生する振動に係る振動量を計測する振動センサと、振動センサに接続された比較判定手段と、を備え、比較判定手段は、予め所定の条件下で計測された基準振動量及び実際に発生した実振動量に基づいて、ホルダと保持部との当接面における異物の挟み込みを判定することを特徴とする。
これにより、ホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に切削屑や切粉等の異物を挟み込んだ場合、工作機械の発熱や切粉堆積等の影響を受けることなく、回転駆動によって発生する振動に基づいて、異物の挟み込みを検出することができる。
請求項7に記載のように、基準振動量として、当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量を採用し、実振動量として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量を採用すれば、ワークの加工前に当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。
また、請求項8に記載のように、基準振動量として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量を採用し、実振動量として、所定の加工を行っているときに発生する振動に係る振動量を採用すれば、ワークの加工中でも当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。
比較判定手段は、請求項9に記載のように、実振動量から取り出した出力波形に基づく実振動量のピーク値が基準振動量を超えたとき、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにできる。また、請求項10に記載のように、基準振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と実振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、第2の波形積分値が第1の波形積分値を超えたとき、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにしてもよい。
請求項11に係る工作機械は、ワークに対して所定の加工を行う切削工具又は切削工具が装着されたホルダと、ホルダを脱着可能に保持する保持部と、ホルダとともに保持部を回転駆動する駆動部と、駆動部の単位時間当たりの消費電力を計測する電力センサと、駆動部の駆動によって保持部及びホルダが回転したときに発生する振動に係る振動量を計測する振動センサと、電力センサ、及び振動センサに接続された比較判定手段と、を備え、比較判定手段は、予め所定の条件下で計測された駆動部の基準消費電力と駆動部が実際に消費した実消費電力とからなる組合せ、及び所定の条件下で予め計測された基準振動量と実際に発生した実振動量とからなる組合せの少なくとも一方の組合せに基づいて、ホルダと保持部との当接面における異物の挟み込みを判定することを特徴とする。
これにより、ホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に切削屑や切粉等の異物を挟み込んだ場合、工作機械の発熱や切粉堆積等の影響を受けることなく、駆動モータの消費電力、及び発生する振動の少なくとも一方に基づいて、異物の挟み込みを検出することができる。
請求項12〜19に係る工作機械により得られる効果は、上述した請求項2〜5、7〜10における効果と同等であるため、その説明を省略する。
請求項20〜42に記載の発明は、上記課題を解決するための異物検出方法に係るものである。
請求項20に係る異物検出方法は、ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダとホルダを脱着可能に保持する保持部との当接面における異物の挟み込みを検出する工作機械の異物検出方法において、保持したホルダとともに保持部を回転駆動する駆動部が実際に消費した単位時間当たりの実消費電力を計測する第1の工程と、予め所定の条件下で計測された駆動部の基準消費電流と実消費電力との比較を行い、その比較結果に基づいて、保持部とホルダとの当接面における異物の挟み込みの判定を行う第2の工程と、を有することを特徴とする。
これにより、ホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に切削屑や切粉等の異物を挟み込んだ場合、工作機械の発熱や切粉堆積等の影響を受けることなく、駆動モータの消費電力に基づいて、異物の挟み込みを検出することができる。
請求項21に係る異物検出方法は、基準消費電力として、当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに駆動部が消費する消費電力を採用し、実消費電力として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに駆動部が消費する消費電力を採用すれば、ワークの加工前に当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。また、請求項22記載のように、基準消費電力として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに駆動部が消費する消費電力を採用し、実消費電力として、ワークに対して所定の加工を行っているときに、駆動部が消費する消費電力を採用すれば、ワークの加工中でも当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。
請求項23に記載のように、第2工程において、実消費電力から取り出した出力波形に基づく実消費電力のピーク値が基準消費電力を超えたときに、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにできる。
また、請求項24に記載のように、第2の工程において、基準消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と実消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とをそれぞれ算出するとともに比較し、第2の波形積分値が第1の波形積分値を超えたときに、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにできる。
異物の挟み込みの判定は、請求項25に記載のように、ワークの加工前、加工時は勿論のこと、ワークの加工後にホルダに装着された切削工具又はワークの交換時にも行うことができる。
請求項26に係る異物検出方法は、ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと前記ホルダを脱着可能に保持する保持部との当接面における異物の挟み込みを検出する工作機械の異物検出方法において、前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動することで実際に発生した振動に係る実振動量を計測する第1の工程と、予め所定の条件下で計測された基準振動量と前記実振動量との比較を行い、その比較結果に基づいて、前記保持部と前記ホルダとの当接面における異物の挟み込みの判定を行う第2の工程と、を有することを特徴とする。
これにより、ホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に切削屑や切粉等の異物を挟み込んだ場合、工作機械の発熱や切粉堆積等の影響を受けることなく、回転駆動によって発生する振動に基づいて、異物の挟み込みを検出することができる。
請求項27に記載のように、基準振動量として、当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量を採用し、実振動量として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量を採用すれば、ワークの加工前に当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。
また、請求項28に記載のように、基準振動量として、所定の加工を行う前に、保持したホルダとともに保持部を所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量を採用し、実振動量として、所定の加工を行っているときに発生する振動に係る振動量を採用すれば、ワークの加工中でも当接面への異物の挟み込みの判定を行うことができる。
請求項29に記載のように、第2の工程は、実振動量から取り出した出力波形に基づく実振動量のピーク値が基準振動量を超えたとき、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにできる。また、請求項30に記載のように、基準振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と実振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、第2の波形積分値が第1の波形積分値を超えたとき、当接面に異物を挟み込んでいると判定するようにしてもよい。
異物の挟み込みの判定は、請求項31に記載のように、ワークの加工前、加工時は勿論のこと、ワークの加工後にホルダに装着された切削工具又はワークの交換時にも行うことができる。
請求項32に係る異物検出方法は、ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダとホルダを脱着可能に保持する保持部との当接面における異物の挟み込みを検出する工作機械の異物検出方法において、ホルダとともに保持部を回転駆動する駆動部が実際に消費した単位時間当たりの実消費電力を計測する第1の工程と、ホルダとともに保持部を回転駆動することで実際に発生した振動に係る実振動量を計測する第2の工程と、予め所定の条件下で計測された駆動部の基準消費電流と実消費電力との比較、及び予め所定の条件下で計測された基準振動量と実振動量との比較を行い、少なくとも一方の比較結果に基づいて、保持部とホルダとの当接面における異物の挟み込みの判定を行う第3の工程と、を有することを特徴とする。
これにより、ホルダとこのホルダを保持する保持部との当接面に切削屑や切粉等の異物を挟み込んだ場合、工作機械の発熱や切粉堆積等の影響を受けることなく、駆動モータの消費電力、及び回転駆動に伴って発生する振動の少なくとも一方に基づいて、異物の挟み込みを検出することができる。
請求項33〜42に係る異物検出方法により得られる効果は、上述した請求項21〜24、27〜31における効果と同等であるため、その説明を省略する。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、各図において同一、もしくは、均等である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る工作機械(一例としてマシニングセンタ)100の概略断面を示す図面である。本実施形態に係る工作機械100は、一端部(挿入前端部15a)にプルスタッド26が連係し、他方の端部に切削工具14が装着されたホルダ15が挿入前端部15a側から保持孔16aに挿入され、保持部16によって保持されている。
具体的には、保持部16に装着されたホルダ15は、バネ28の作用により図1上を左右方向に移動することで開閉自在となるドローバー13の先端部に設けられたコレットチャック13aがホルダ15の一方の端部に形成されたプルスタッド26を挟み込む。そして、ドローバー13を図示しない引張手段(例えば、油圧式シリンダ装置)が数百キログラム重の張力でホルダ15を保持孔16aに引っ張り込むように作用して、ホルダ15が保持部16に保持されている。なお、図1には、1面拘束型のホルダ15を使用した例を示しているが、フランジ部15bが保持部16の端面に当接する、いわゆる2面拘束型の工具を使用してもよい。
工具15の他端部には、ワーク40に対して所定の加工、例えば、切削加工を行うための切削工具14が取り付けられている。切削工具14の先端部には、ワーク40の素材に応じた材質の切刃14aが取り付けられている。また、切削工具14の側面部分にはワーク40を加工した際に発生する切削屑や切粉等を排出する排出溝(図示せず)が形成されている。切削工具14は、その材質や太さ等、ワーク40の加工条件等に応じて、切削工具保持部12からの突出量を調整することができるようになっている。
保持部16の外周部には、軸受部材24を介して保持部16を回転可能に支持するハウジング22が配置されている。駆動部としての駆動モータ18の作用によって保持部16が回転すると、保持部16に保持されたホルダ15、及び切削工具14(以下、保持部16、ホルダ15、及び切削工具14を主軸という)が一体となって、軸41を回転軸として回転する。
なお、図示しない搬送装置によって、ハウジング22は主軸とともに3次元方向に自在に移動が可能である。これにより、ハウジング22、及び主軸が3次元方向に自在に移動することで、主軸の前方に設置されたワーク40に所望の加工を施すことができる。
ハウジング22には、駆動モータ18が稼働しているときの単位時間当たりの消費電力を計測可能な電力センサ10が設置されている。また、電力センサ10には、比較判定手段としての比較判定装置11が接続されている。
駆動モータ18の単位時間当たりの消費電力は、主軸の回転状態、回転軸の振れ等に応じて変動するが、この変動幅は僅かである。したがって、この僅かな変動を正確に計測するために、できる限り駆動モータ18の近傍に電流センサ10を設置することが望ましい。
上述したように、ホルダ15はその一端部側から保持孔16aに挿入され、保持部16によって保持されている。ホルダ15を保持孔16aに挿入するにあたり、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込まないことが大変重要である。
これは、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込まないようにして、ホルダ15を保持部16に正確に装着することができれば、主軸の回転時に切削工具14に振れ41aが発生しにくくなるからである。
しかしながら、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込み、ホルダ15が保持部16に正確に装着することができなかった場合、主軸の回転時に切削工具14に振れ41aが発生することがある。
また、上述したように、ホルダ15にはホルダ15を保持孔16aに引っ張り込む方向に数百キログラム重の張力Pが加えられているため、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んでしまうと、ホルダ15や保持部16にキズが付いたり、歪んだりすることがある。すると、ホルダ15や保持部16の形状のバランスや重量のバランスが崩れ、主軸の回転時に振動が発生したり、切削工具14に振れ41aが発生することがある。
このように、切削工具14に振れ41aが発生した状態でワーク40に対する加工を行うと、加工精度が低下してワーク40の仕上寸法に誤差を生じることとなる。また、このようなワーク40を量産してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態に係る工作機械100は、主軸の回転状態に応じて変動する駆動モータ18の単位時間当たりの消費電力を電力センサ10によって計測し、計測された消費電力に基づいて、以下の各工程1の1〜1の3を経ることによって、ホルダ15と保持部16との当接面における異物の挟み込みを精度良く検出するものである。図4(a)、(b)に示すフローを参照して各工程について説明する。
(工程1の1)
ホルダ15を保持部16に装着し、ワーク40に対する加工準備が整った状態にして、ワーク40に対する加工前に主軸を常用回転域(例えば、毎分4000〜5000回転)で空回転させる(S100、S200)。このときの駆動モータ18が消費する消費電力(単位時間当たり)を電力センサ10によって計測し、これを基準消費電力とする(S110、S210)。基準消費電力は図示しない記憶手段等に記憶蓄積されて、基準消費電力に係るデータベースを構築する。なお、基準消費電力は本工程(S100、S110、又はS200、S210)を実行して得る代わりに、駆動モータ18の定格消費電力等で代用してもよい。
ところで、このデータベースを基準消費電力と見なし、上記空回転時の消費電力を後述する実消費電力と見なせば、ワーク40に対する加工前に当接面における異物の挟み込みの判定を行うことができる。
(工程1の2)
上記の常用回転域にてワーク40に対して実際に加工を行う。このときの駆動モータ18が実際に消費した単位時間当たりの実消費電力を電力センサ10によって計測する(S120、S220)。なお、この実消費電力は図示しない記憶手段等に記憶蓄積されて実消費電力に係るデータベースを構築する。
(工程1の3)
比較判定装置11にて、基準消費電力と実消費電力とに基づいて、ホルダ15と保持部16との当接面における異物の挟み込みを判定する。判定は以下のようにして行うことができる(工程1の3の1、及び1の3の2)。
発明者等の知見によると、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込まず、主軸が軸41を回転軸として正しく回転し、この状態でワーク40を加工した場合、駆動モータ18が加工時に実際に消費した実消費電力は基準消費電力と比較して大きく変動することがない。これに対し、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んでおり、主軸の回転時において、切削工具14に振れ41aが発生した状態でワーク40を加工した場合、駆動モータ18が加工時に実際に消費した実消費電力は基準消費電力と比較して変動(増加)する。なお、この変動は、切削工具14がワーク40から受ける加工抵抗が増加するためであると考えられる。
(工程1の3の1)
そこで、実消費電力から取り出した出力波形に基づくピーク値が基準消費電力超えた場合(S130)、比較判定手段11はホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んでいると判定する(S140)。なお、基準消費電力と比較する実消費電力は、ワーク40の加工時に1回だけ抽出すればよいが、異物検知の精度を高めるために複数回抽出して、それらを平均したものを用いてもよい。
(工程1の3の2)
上記の工程1の3の1とは別の工程として、基準消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値を算出する(S230)。さらに、実消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値を算出(S240)する。そして、第1の波形積分値と第2の波形積分値とを比較し、第2の波形積分値が第1の波形積分値を超えたとき(S250)、すなわち、基準消費電力より実消費電力の方が大きくなったとき、比較判定手段11はホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んでいると判定する(S260)。なお、第2の波形積分値はワークの加工時に1回抽出すればよいが、異物検知の精度を高めるために複数回抽出して平均したものを第2の波形積分値としてもよい。
ところで、上記の工程1の1、及び1の2は、工作機械100の主軸や軸受部材24等に発生した損傷の事前、又は早期の発見に応用することができる。これにより、主軸や軸受部材24等に発生した損傷の拡大を防ぐことが可能となるとともに、ワーク40に与える影響を最小限に食い止めることができる。具体的には以下の通りである。
(工程1の1の応用)
ワーク40の加工前に主軸を常用回転域で空回転させ、このときの駆動モータ18が消費する消費電力が、上記の基準消費電力に係るデータベースに基づく数値範囲から外れた場合には、工作機械100の主軸や軸受部材24等が損傷していることがある。主軸や軸受部材24等に損傷が発生していると、これらが抵抗源となり駆動モータ18が実際に消費する実消費電力が増大するためである。
(工程1の2の応用)
工作機械100の稼働中(ワーク40の加工中)に駆動モータ18が実際に消費した実消費電力が変動して、上記の基準消費電力データベースに基づく数値範囲から外れた場合、工作機械100の主軸や軸受部材24等に何等かの損傷が発生した可能性がある。
これは、例えば、切削工具14がワーク40の加工中に折損すると、ワーク40から受ける加工抵抗が減少し、これに伴って、実消費電力が減少する(上記の数値範囲から外れる)ためである。また、主軸や軸受部材24が損傷すると、これらが抵抗源となり、実消費電力は増大する(上記の数値範囲から外れる)ためである。
これらの場合、直ちに工作機械100の稼働を停止させることで、発生した損傷の拡大を防ぐことができるとともに、ワーク40に与える影響を最小限に食い止めることができる。
ところで、挟み込んだ異物や損傷の度合いがごく小さいものであった場合、ワーク40の加工前や加工時には、これらが発見されることなくワーク40に対する加工を終了することが考えられる。しかしながら、本実施形態に係る工作機械100では、異物の挟み込みや損傷の判定は、ワーク40に対する加工終了後(切削工具14の交換時)にも行うことができる。すなわち、ワーク40に対する加工終了後(切削工具14の交換時)に、基準消費電力に係るデータベースと実消費電力に係るデータベースとを比較して、両データに違いが生じていれば、異物の挟み込みや損傷を疑うことができる。異物の挟み込みや損傷の疑いがあれば、ホルダ15と保持部16との当接面やワーク40の仕上寸法について検査する切っ掛けとすることができる。
なお、本実施形態では、工作機械の一例としてマシニングセンタを示したが、これに限らず、本発明を旋盤に適用することもできる。すなわち、切削工具14の代わりに加工対象となるワークをホルダ15に取り付けて、主軸とともにワークを回転させつつ移動させ、固定された切削工具でワークに対して切削加工を施すようにしてもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る工作機械(一例としてマシニングセンタ)110について、その概略断面を示す図2を用いて説明する。
本実施形態に係る工作機械110は、主軸の回転に伴って発生する振動に係る振動量を計測する振動センサ20をハウジング22に設置し、振動センサ20によって計測された振動量に基づいて、以下の各工程(工程2の1〜2の3)を経ることによって、ホルダ15と保持部16との当接面における異物の挟み込みを精度良く検出するものである。なお、振動センサ20は、3次元の各方向の振動を計測可能な3次元振動センサが好適であるが、1次元振動センサを3つ配置して3方向の振動を計測してもよい。図5(a)、(b)に示すフローを参照して各工程について説明する。
(工程2の1)
ホルダ15を保持部16に装着し、ワーク40に対する加工準備が整った状態にして、ワーク40に対する加工前に主軸を空回転させる(S300、S400)。このときに発生する振動に係る振動量を振動センサ20によって計測し、これを基準振動量とする(S310、S410)。基準振動量は図示しない記憶手段等に記憶蓄積されて、基準振動量に係るデータベースを構築する。なお、最も大きい振動量を基準振動量とするために、上記の空回転は駆動モータ18の許容最高回転数で行うことが望ましい。
ところで、このデータベースを基準振動量と見なし、上記空回転時に発生する振動に係る振動量を後述する実振動量と見なせば、ワーク40に対する加工前に当接面における異物の挟み込みの判定を行うことができる。
(工程2の2)
常用回転域にてワーク40に対して実際に加工を行う。この加工に伴って発生する振動に係る振動量を振動センサ20によって計測し、これを実振動量とする(S320、S420)。実振動量は図示しない記憶手段等に記憶され、蓄積されて実振動量に係るデータベースを構築する。
(工程2の3)
比較判定装置11にて、基準振動量と実振動量とに基づいて、ホルダ15と保持部16との当接面における異物の挟み込みを判定する。判定は以下のようにして行うことができる(工程2の3の1、及び2の3の2)。
発明者等の知見によると、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込まず、主軸が軸41を回転軸として正しく回転し、この状態でワーク40を加工した場合、発生する実振動量は基準振動量と比較して大きく変動することはない。これに対し、ホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んでおり、主軸の回転時において、切削工具14に振れ41aが発生した状態でワーク40を加工した場合、実振動量は基準振動量と比較して変動(増加)する。この変動は、切削工具14がワーク40から受ける加工抵抗が増加するためであると考えられる。
(工程2の3の1)
そこで、実振動量から取り出した出力波形に基づくピーク値が基準振動量を超えた場合(S330)、比較判定手段11はホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んでいると判定する(S340)。なお、基準振動量と比較する実振動量は、ワーク40の加工時に1回だけ抽出すればよいが、異物検知の精度を高めるために複数回抽出して、それらを平均したものを用いてもよい。
(工程2の3の2)
上記の工程2の3の1とは別の工程として、基準振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値を算出する(S430)。さらに、実振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値を算出(S440)する。そして、第1の波形積分値と第2の波形積分値とを比較し、第2の波形積分値が第1の波形積分値を超えたとき(S450)、比較判定手段11はホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んでいると判定する(S460)。なお、第2の波形積分値はワークの加工時に1回抽出すればよいが、異物検知の精度を高めるために複数回抽出して平均したものを第2の波形積分値としてもよい。
ところで、上述の工程2の1、及び2の2は、工作機械110の主軸や軸受部材24等に発生した損傷の事前、又は早期の発見に応用することができる。これにより、主軸や軸受部材24等に発生した損傷の拡大を防ぐことが可能となるとともに、ワーク40に与える影響を最小限に食い止めることができる。具体的には以下の通りである。
(工程2の1の応用)
ワーク40の加工前に主軸を最高回転数で空回転させ、このときに発生する実振動量が、上記の基準振動量に係るデータベースに基づく数値範囲から外れた場合には、工作機械110の主軸や軸受部材24等が損傷していることがある。
主軸や軸受部材24に損傷が発生していると、回転軸に振れが発生したり軸受部材24が摩擦抵抗となったりして、実振動量が変動するためである。
(工程2の2の応用)
工作機械110の稼働中(ワーク40の加工中)に発生する振動に係る実振動量が変動して、上記の基準振動量に係るデータベースに基づく数値範囲から外れた場合、主軸や軸受部材24等に何等かの損傷が発生した可能性がある。
これは、例えば、切削工具14がワーク40の加工中に折損すると、ワーク40から受ける加工抵抗が減少し、実振動量が減少する(上記の数値範囲から外れる)ためである。この場合、直ちに工作機械110の稼働を停止させることで、発生した破損、損傷の拡大を防ぐことができるとともに、ワーク40に与える影響を最小限に食い止めることができる。
ところで、挟み込んだ異物や損傷の度合いがごく小さいものであった場合、ワーク40の加工前や加工時には、これらが発見されることなくワーク40に対する加工を終了することが考えられる。しかしながら、本実施形態に係る工作機械110では、異物の挟み込みや損傷の判定は、ワーク40に対する加工終了後(切削工具14の交換時)にも行うことができる。すなわち、ワーク40に対する加工終了後(切削工具14の交換時)に、基準振動量に係るデータベースと実振動量に係るデータベースとを比較して、両データに違いが生じていれば、異物の挟み込みや損傷を疑うことができる。異物の挟み込みや損傷の疑いがあれば、ホルダ15と保持部16との当接面やワーク40の仕上寸法について検査する切っ掛けとすることができる。
なお、本実施形態では、工作機械の一例してマシニングセンタを示したが、これに限らず、第1の実施形態と同様に、本発明を旋盤に適用することもできる。
(その他の実施形態)
本発明のその他の実施形態に係る工作機械(一例としてマシニングセンタ)120について、その概略断面を示す図3を用いて説明する。
。工作機械120は、駆動モータが稼働しているときの単位時間当たりの消費電力を計測する電力センサ10、及び主軸の回転に伴って発生する振動に係る振動量を計測する振動センサ20がハウジング22に設置されている。電力センサ10、及び振動センサ20には、比較判定手段としての比較判定装置11が接続されている。電力センサ10、振動センサ20が有する各機能については第1、第2の実施形態で説明した通りであるため、その説明を省略する。
本実施形態に係る工作機械120は、電力センサ10、及び振動センサ20を用いて、主軸の回転状態に応じて変動する駆動モータ18の単位時間当たりの消費電力、及び主軸の回転に伴って発生する振動に係る振動量を計測し、これらに基づいて、ホルダ15と保持部16との当接面に挟み込んだ異物を検出するものである。
本実施形態に係る工作機械120では、異物の挟み込みを検出するにあたり、切削工具14の種類(太さ、素材)、ワーク40の素材、加工精度、主軸の回転数等に基づいて、比較判定装置11の判定基準を適宜設定することができる。
例えば、ワーク40に対して高い加工精度が要求される場合、第1の実施形態に係る工程1の2で計測した実消費電力から取り出した出力波形に基づくピーク値が工程1の1で計測した基準消費電力を超え、且つ、第2の実施形態に係る工程2の2で計測した実振動量から取り出した出力波形に基づくピーク値が工程2の1で計測した基準振動量を超えた場合に、工作機械130におけるホルダ15と保持部16との当接面に異物を挟み込んだと判定するように設定しておけば、異物の挟み込みを高い精度で検出できる。したがって、異物の挟み込みによる加工精度の低下を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、工作機械の一例としてマシニングセンタの例を示したが、これに限らず、第1、第2の実施形態と同様に、本発明を旋盤に適用することもできる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、数々の変形実施が可能である。また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。
本発明の第1の実施形態に係る工作機械の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る工作機械の断面図である。 本発明のその他の実施形態に係る工作機械の断面図である。 駆動モータの消費電力に基づいて異物の挟み込みを検出するフローチャートである。 主軸の回転に伴って発生する振動量に基づいて異物の挟み込みを検出するフローチャートである。 従来の工作機械の断面図であり、(a)はリニアスケールを備えた工作機械、(b)はギャップセンサを備えた工作機械である。
符号の説明
10・・・電流センサ、11・・・比較判定装置、13・・・ドローバー、13a・・・コレットチャック、14・・・切削工具、14a・・・切刃、15・・・ホルダ、16・・・保持部、16a・・・保持孔、18・・・駆動モータ、20・・・振動センサ、22・・・ハウジング、24・・・軸受部材、26・・・プルスタッド、28・・・バネ、30・・・異物、40・・・ワーク、42・・・ギャップセンサ、44・・・リニアスケール

Claims (42)

  1. ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと、
    前記ホルダを脱着可能に保持する保持部と、
    前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動する駆動部と、
    前記駆動部の単位時間当たりの消費電力を計測する電力センサと、
    前記電力センサに接続された比較判定手段と、を備え、
    前記比較判定手段は、
    予め所定の条件下で計測された前記駆動部の基準消費電力、及び前記駆動部が実際に消費した実消費電力に基づいて、前記ホルダと前記保持部との当接面における異物の挟み込みを判定することを特徴とする工作機械。
  2. 前記基準消費電力は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記基準消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行っているときに、前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  4. 前記比較判定手段は、
    前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく前記実消費電力のピーク値が前記基準消費電力を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の工作機械。
  5. 前記比較判定手段は、
    前記基準消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項2又は3に記載の工作機械。
  6. ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと、
    前記ホルダを脱着可能に保持する保持部と、
    前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動する駆動部と、
    前記駆動部の駆動によって前記保持部及び前記ホルダが回転したときに発生する振動に係る振動量を計測する振動センサと、
    前記振動センサに接続された比較判定手段と、を備え、
    前記比較判定手段は、
    予め所定の条件下で計測された基準振動量及び実際に発生した実振動量に基づいて、前記ホルダと前記保持部との当接面における異物の挟み込みを判定することを特徴とする工作機械。
  7. 前記基準振動量は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり、
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項6に記載の工作機械。
  8. 前記基準振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行っているときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項6に記載の工作機械。
  9. 前記比較判定手段は、
    前記実振動量から取り出した出力波形に基づく前記実振動量のピーク値が前記基準振動量を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項7又は8に記載の工作機械。
  10. 前記比較判定手段は、
    前記基準振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項7又は8に記載の工作機械。
  11. ワークに対して所定の加工を行う切削工具又は切削工具が装着されたホルダと、
    前記ホルダを脱着可能に保持する保持部と、
    前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動する駆動部と、
    前記駆動部の単位時間当たりの消費電力を計測する電力センサと、
    前記駆動部の駆動によって前記保持部及び前記ホルダが回転したときに発生する振動に係る振動量を計測する振動センサと、
    前記電力センサ、及び前記振動センサに接続された比較判定手段と、を備え、
    前記比較判定手段は、
    予め所定の条件下で計測された前記駆動部の基準消費電力と前記駆動部が実際に消費した実消費電力とからなる組合せ、及び所定の条件下で予め計測された基準振動量と実際に発生した実振動量とからなる組合せの少なくとも一方の組合せに基づいて、前記ホルダと前記保持部との当接面における異物の挟み込みを判定することを特徴とする工作機械。
  12. 前記基準消費電力は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項11に記載の工作機械。
  13. 前記基準消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行っているときに、前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項11に記載の工作機械。
  14. 前記基準振動量は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり、
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項11に記載の工作機械。
  15. 前記基準振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行っているときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項11に記載の工作機械。
  16. 前記比較判定手段は、
    前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく前記実消費電力のピーク値が前記基準消費電力を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項12又は13に記載の工作機械。
  17. 前記比較判定手段は、
    前記基準消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項12又は13に記載の工作機械。
  18. 前記比較判定手段は、
    前記実振動量から取り出した出力波形に基づく前記実振動量のピーク値が前記基準振動量を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項14又は15に記載の工作機械。
  19. 前記比較判定手段は、
    前記基準振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項14又は15に記載の工作機械。
  20. ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと前記ホルダを脱着可能に保持する保持部との当接面における異物の挟み込みを検出する工作機械の異物検出方法において、
    保持した前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動する駆動部が実際に消費した単位時間当たりの実消費電力を計測する第1の工程と、
    予め所定の条件下で計測された前記駆動部の基準消費電流と前記実消費電力との比較を行い、その比較結果に基づいて、前記保持部と前記ホルダとの当接面における異物の挟み込みの判定を行う第2の工程と、を有することを特徴とする異物検出方法。
  21. 前記基準消費電力は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項20に記載の異物検出方法。
  22. 前記基準消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行っているときに、前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項20に記載の異物検出方法。
  23. 前記第2の工程において、
    前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく前記実消費電力のピーク値が前記基準消費電力を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項21又は22に記載の異物検出方法。
  24. 前記第2の工程において、
    前記基準消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項21又は22に記載の異物検出方法。
  25. 前記異物の挟み込みの判定は、
    前記所定の加工前、前記所定の加工時、前記所定の加工後における前記切削工具又は前記ワークの交換時の少なくともいずれかの時点で行うことを特徴とする請求項23又は24に記載の異物検出方法。
  26. ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと前記ホルダを脱着可能に保持する保持部との当接面における異物の挟み込みを検出する工作機械の異物検出方法において、
    前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動することで実際に発生した振動に係る実振動量を計測する第1の工程と、
    予め所定の条件下で計測された基準振動量と前記実振動量との比較を行い、その比較結果に基づいて、前記保持部と前記ホルダとの当接面における異物の挟み込みの判定を行う第2の工程と、を有することを特徴とする異物検出方法。
  27. 前記基準振動量は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり、
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項26に記載の異物検出方法。
  28. 前記基準振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行っているときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項26に記載の異物検出方法。
  29. 前記第2の工程において、
    前記実振動量から取り出した出力波形に基づく前記実振動量のピーク値が前記基準振動量を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項27又は28に記載の工作機械。
  30. 前記第2の工程において、
    前記基準振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項27又は28に記載の工作機械。
  31. 前記異物の挟み込みの判定は、
    前記所定の加工前、前記所定の加工時、前記所定の加工後における前記切削工具又は前記ワークの交換時の少なくともいずれかの時点で行うことを特徴とする請求項29又は30に記載の異物検出方法。
  32. ワークに対して所定の加工を行う切削工具又はワークが装着されたホルダと前記ホルダを脱着可能に保持する保持部との当接面における異物の挟み込みを検出する工作機械の異物検出方法において、
    前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動する駆動部が実際に消費した単位時間当たりの実消費電力を計測する第1の工程と、
    前記ホルダとともに前記保持部を回転駆動することで実際に発生した振動に係る実振動量を計測する第2の工程と、
    予め所定の条件下で計測された前記駆動部の基準消費電流と前記実消費電力との比較、及び予め所定の条件下で計測された基準振動量と前記実振動量との比較を行い、少なくとも一方の比較結果に基づいて、前記保持部と前記ホルダとの当接面における異物の挟み込みの判定を行う第3の工程と、を有することを特徴とする異物検出方法。
  33. 前記基準消費電力は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項32に記載の異物検出方法。
  34. 前記基準消費電力は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに前記駆動部が消費する消費電力であり、
    前記実消費電力は、
    前記所定の加工を行っているときに、前記駆動部が消費する消費電力であることを特徴とする請求項32に記載の異物検出方法。
  35. 前記第3の工程において、
    前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく前記実消費電力のピーク値が前記基準消費電力を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項33又は34に記載の異物検出方法。
  36. 前記第3の工程において、
    前記基準消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実消費電力から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項33又は34に記載の異物検出方法。
  37. 前記異物の挟み込みの判定は、
    前記所定の加工前、前記所定の加工時、前記切削工具又は前記ワークの交換時の少なくともいずれかの時点で行うことを特徴とする請求項35又は36に記載の異物検出方法。
  38. 前記基準振動量は、
    前記当接面に異物を挟み込んでいないときに、保持した前記ホルダとともに前記保持部を所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり、
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項32に記載の異物検出方法。
  39. 前記基準振動量は、
    前記所定の加工を行う前に、保持した前記ホルダとともに前記保持部を前記所定の加工を行うときの回転数で空回転させ、このときに発生する振動に係る振動量であり
    前記実振動量は、
    前記所定の加工を行っているときに発生する振動に係る振動量であることを特徴とする請求項32に記載の異物検出方法。
  40. 前記第3の工程において、
    前記実振動量から取り出した出力波形に基づく前記実振動量のピーク値が前記基準振動量を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項38又は39に記載の工作機械。
  41. 前記第3の工程において、
    前記基準振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第1の波形積分値と前記実振動量から取り出した出力波形に基づく単位時間における第2の波形積分値とを比較し、前記第2の波形積分値が前記第1の波形積分値を超えたとき、前記ホルダと前記保持部との当接面に異物を挟み込んでいると判定することを特徴とする請求項38又は39に記載の工作機械。
  42. 前記異物の挟み込みの判定は、
    前記所定の加工前、前記所定の加工時、前記所定の加工後における前記切削工具又は前記ワークの交換時の少なくともいずれかの時点で行うことを特徴とする請求項40又は41に記載の異物検出方法。
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