JP5908386B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばねじ切り加工が可能な旋盤等の工作機械に関するものである。
工作機械を用いて加工を行う際(特に低剛性のワークに対して加工を行ったり、低剛性の工具により加工を行う際)、加工中にびびり振動と呼ばれる激しい振動がしばしば発生し、加工面に所謂びびりマークが生じてしまったり、工具が欠損してしまう等、従来問題となっている。そこで、たとえば特許文献1に開示されているように、ねじ切り加工サイクル中に主軸回転速度を変更することにより、上述したようなびびり振動を抑制しようとする技術が考案されている。また、出願人は、本件出願に先立って、ねじ切り加工サイクル中に主軸回転速度をパス単位で変更するにあたり、全てのパスにおけるねじ切り上げ角度を等しくすることで切削負荷の増大抑制を可能とする技術を考案した(特願2012−121107)。
特開2004−209558号公報
しかしながら、上記従来の技術の如く低速回転速度での切削と高速回転速度での切削を交互に行うような場合、高速回転速度での切削の方がびびり振動が生じにくいということが経験的に知られているため、びびり振動が生じやすい特定回数目の工具パスが既知であるとすると、当該特定回数目の工具パスにおける切削は高速回転速度の方が望ましい。また、特に加工面精度を考えると、最終の工具パスにおける切削についても高速回転速度の方が望ましい。しかしながら、主軸回転速度を複数パス毎に変更する場合、加工開始に伴う最初の切削における主軸回転速度を低速/高速のどちらにすればよいか分かりづらいため、特定回数目の工具パスや最終の工具パスにおける切削が低速回転速度で行われてしまい、びびり振動が効果的に抑制できなかったり、加工面精度が悪化してしまうおそれがあるという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、特定回数目の工具パスにおける切削を確実に高速回転速度で行うことができる工作機械を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、軸状のワークを装着する把持装置と、前記ワークに対してその径方向及び軸方向へ移動可能な工具と、前記ワークと前記工具とを相対的に前記ワークの軸線周りに回転させながら、前記ワークに対して前記工具を径方向へ切り込ませて前記軸方向へ移動させた後、前記工具を径方向へ逃がすといった工具パスを繰り返してねじ切り加工を行う加工制御手段と、前記回転速度を工具パス単位で変更可能な回転速度制御手段と、前記工具パス毎の前記ワークと前記工具との相対的な回転速度を演算する回転速度演算部とを備えた工作機械であって、前記回転速度制御手段が、前記回転速度を所定の高速回転速度と所定の低速回転速度とで変更する一方、前記ねじ切り加工における特定回数目の工具パスが前記高速回転速度で行われるように、1回目の工具パスにおける前記回転速度を前記高速回転速度と前記低速回転速度との何れかとするかを決定する特定回転速度演算部を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記特定回数目の工具パスが前記ねじ切り加工における最終の工具パスであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記加工制御手段が、前記工具の切込様式の異なる複数種類の切削モードで前記ねじ切り加工可能であり、前記切削モードとして、両刃切削モード、片刃切削モード、及び千鳥切削モードが設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、ねじ切り加工における特定回数目の工具パスが高速回転速度で行われるように、1回目の工具パスにおける回転速度を高速回転速度と低速回転速度との何れかとするかを決定する特定回転速度演算部を備えているため、たとえばびびり振動が発生しやすいような特定回数目の工具パスが既知であると、当該特定回数目の工具パスを容易に高速回転速度で行うようにすることができ、びびり振動の抑制を一層容易に図ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、容易且つ確実に最終の工具パスでの切削を高速回転速度で行うことができるため、加工面精度が悪化してしまう等といった最終の工具パスにおける切削が低速回転速度で行われてしまうことに起因する問題の発生を確実に防止することができる。
旋盤の全体的な構成を示した説明図である。 旋盤でのねじ切り加工サイクルにおける工具パスの一例について示した説明図である。 ねじ切りサイクル加工中に主軸回転速度を変更する様子の一態様を示した説明図である。 両刃切削モード、片刃切削モード、及び千鳥切削モードの3種類の切削モードにおけるそれぞれの工具パス、及び前加工面から影響を受ける幅を示した説明図である。 最終の工具パスにおける切削が高速回転速度での切削となる主軸回転速度の変更態様を示した説明図である。 変更実施形態となる旋盤の全体的な構成を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる工作機械について、図面にもとづき詳細に説明する。
まず旋盤1の全体的な構成について図1にもとづき説明すると、旋盤1は、主軸2の先端に爪4を有するチャック3を備えてなり、該チャック3によって軸状のワーク5を把持可能となっている。また、主軸2を回転可能に支持する主軸台8内には、主軸2を回転させるためのモータ7、及び主軸2の主軸回転速度を検出するためのエンコーダ6が内臓されている。
一方、9は、エンコーダ6によって主軸2の主軸回転速度を監視しつつ主軸2の主軸回転速度を制御するための主軸制御部である。また、10は、旋盤1全体の挙動を制御する旋盤制御部であって、上記主軸制御部9、切削モードを設定したり主軸回転速度の変更を指示したりするための入力手段11、加工プログラム等を記憶する記憶部12、主軸回転速度を演算する回転速度演算部13、同一回転速度切削パス数(すなわち同一の主軸回転速度で継続して切削するパス数)を決定する同一回転速度切削パス数演算部14、及び最終の工具パスにおける切削が高速回転速度での切削となるように最初のパス(1回目のパス)における主軸回転速度を演算するための1パス目の回転速度演算部15と接続されている。そして、旋盤1では、主軸制御部9を介してワーク5の回転速度(すなわち主軸回転速度)を制御する他、工具19を回転中のワーク5の周面へ切り込ませるとともに、ワーク5や工具19を回転軸方向及び径方向へ送るといった加工動作についても周知の構成により制御するようになっている。
次に、旋盤1による加工の一形態であるねじ切り加工サイクルにおける工具パスの一例について、図2にもとづき説明する。
上記旋盤1では、記憶部12に記憶されている加工プログラムにしたがい、主軸制御部9による制御のもとモータ7へ電力が供給されて主軸2を所定の主軸回転速度で回転させてワーク5を軸線周りで回転させるとともに、旋盤制御部10の制御のもと、刃物台20に固定した工具19をワーク5の径方向に切り込ませ、長手方向(回転軸方向)に送ってねじ部Aの加工を行った後に、工具19を径方向へ逃がすという工具パス(図2において矢印で示す)を1サイクルとして複数回繰り返すことにより、ねじを加工するようになっている。
また、旋盤1によるねじ切りサイクル加工中には、主軸回転速度を低速としたり又は高速としたり所定の周期で変更している。そこで、ねじ切りサイクル加工中に主軸回転速度を変更する様子の一態様を図3に示すとともに簡略に説明する。
図3において、S0は基準回転速度、Wは主軸回転速度変更幅であり、入力手段11により作業者が予め入力するものである。そして、回転速度演算部13は、それらのパラメータをもとに下記式(1)で高速回転速度SHと低速回転速度SLとを算出し、主軸回転速度を1パス毎に高速回転速度SH又は低速回転速度SLの何れかに変更するようになっている。これにより、全てのパスを一定の主軸回転速度で切削する場合に比べ、びびり振動の成長を抑制することができる。
Figure 0005908386
ここで、同一回転速度切削パス数演算部14による同一回転速度切削パス数の決定について説明する。なお、旋盤1では、切削モード(すなわち工具パスの切込様式)の実施形態である両刃切削モード、片刃切削モード、及び千鳥切削モードの3種類の切削モードが設定可能であるとする。また、図4は、上記3種の切削モードにおけるそれぞれの工具パス、及び前加工面から影響を受ける幅(以下、再生幅と称す)を示した説明図である。
図4(a)に示す両刃切削モードは、工具19の刃先における左右両側(図2における左右両側)の切れ刃で切削する切削モードであって、図4(a)中における最も小さなv字面が1パス目の工具パスとなり、加工が進むにつれて工具パスは徐々に大きなv字面へと移行し、最も大きなv字面が10パス目の工具パスとなる。したがって、両刃切削モードにおけるnパス目の加工はn−1パス目の加工面にのみ影響を受けることになり、10パス目の加工における1パス前の再生幅は、図4(a)中のbd1aとなる。
また、図4(b)に示す片刃切削モードは、工具19の刃先における左側の切れ刃で切削する切削モードであって、図4(b)中における最も右側の小さなv字が1パス目の工具パスとなり、加工が進むについて工具パスは徐々に左側の傾斜面を含んだv字面へ移行し、最も左側の傾斜面を含んだ大きなv字が10パス目の工具パスとなる。したがって、片刃切削モードにおけるnパス目の加工についてもn−1パス目の加工面にのみ影響を受けることになり、10パス目の加工における1パス前の再生幅は、図4(b)中のbd1bとなる。
一方、図4(c)に示す千鳥切削モードは、工具19の左右の切れ刃を1パス毎に交互に利用して切削する切削モードであって、図4(c)中における最も小さなv字面が1パス目の工具パスとなり、加工が進むにつれて工具パスは交互に左右の傾斜面を含んだv字面へと移行し、左右最も大きな傾斜面を含んだv字面が10パス目の工具パスとなる。したがって、千鳥切削モードにおけるnパス目の加工はn−1パス目の加工面及びn−2パス目の加工面の影響を受けることになり、10パス目の加工における1パス前の再生幅は図4(c)中のbd1c、2パス前の再生幅は図4(c)中のbd2cとなる。ここで、再生幅とびびり振動との関係を考えると、再生幅が大きいほど前加工面の影響を受けてびびり振動が発生しやすい。そのため、千鳥旋削モードでは、2パス前の再生幅の方が1パス前の再生幅よりも大きいため、2パス前の加工面の影響によりびびり振動が発生しやすいと言える。
以上を鑑み、旋盤1では、同一回転速度切削パス数演算部14が、設定された加工プログラム等からねじ切り加工の切削モードを判別し、切削モードとして千鳥切削モードが設定されていると同一回転速度切削パス数を「2」とする一方、両刃切削モード及び片刃切削モード(すなわち千鳥切削モード以外の切削モード)が設定されていると同一回転速度切削パス数を「1」とするようになっている。
次に、1パス目の回転速度演算部15による1パス目の主軸回転速度の算出について説明する。図5は、最終の工具パスにおける切削が高速回転速度での切削となる主軸回転速度の変更態様を示した説明図である。
図5中のCは同一回転速度切削パス数であり、Nは総切り込み回数であって、図5に示す加工ではC=2、N=6となっている。また、図5中のPは主軸回転速度の変更周期であり、(n)はP内の切削パスの順序を表し、s(n)(n=1、2・・、P)はP内で切削を行うパスでの主軸回転速度である。ここで、s(1)〜s(C)では高速回転速度SHで主軸2を回転させる一方、s(C+1)〜s(P)では低速回転速度SLで主軸2を回転させるものとする。すると、1パス目の回転速度演算部15では、下記式(2)〜(4)で1パス目の主軸回転速度ssを算出する。すなわち、s(1)〜s(C)における高速回転速度SHと、s(C+1)〜s(P)における低速回転速度SLとのどちらを1パス目の主軸回転速度ssとするかを決定する。
P=2×C ・・・(2)
nm=(N−1)mod P ・・・(3)
ss=s(P−nm+1) ・・・(4)
なお、総切り込み回数Nについては、総切り込み量を1パスあたりの切り込み量で除することにより算出することができる。
以上のような旋盤1によれば、同一回転速度切削パス数を決定する同一回転速度切削パス数演算部14を備えており、設定された加工プログラム等からねじ切り加工の切削モードを判別し、切削モードに応じて最適な同一回転速度切削パス数を自動的に決定するようになっている。したがって、熟練していない作業者であってもびびり振動の抑制を容易に図ることができ、使い勝手が良い。
また、1パス目の回転速度演算部15を備えており、最終の工具パスにおける切削を高速回転速度での切削とするには、1パス目における主軸回転速度を高速回転速度SHとすればよいのか、それとも、低速回転速度SLとすればよいのか自動的に決定するようになっている。したがって、最終の工具パスにおける切削が低速回転速度で行われてしまうような事態を確実に防止することができる。
なお、本発明に係る工作機械は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、工作機械の全体的な構成は勿論、主軸回転速度の変更態様等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態の旋盤1では、切削モードを手動により設定するとしているが、主軸に生じる振動を検出することにより、振動を抑制しやすい切削モードを自動で設定するように構成することも可能である。以下、そのような変更実施形態となる旋盤21について、図6にもとづき説明する。なお、図6において、図1に記載の旋盤1と同じ構成要素については同じ符号を付している。
旋盤21は、旋盤1と同様の構成を有した上で、更に主軸台8内における主軸2の近傍に、主軸2に生じる振動を検出する振動センサ18を内蔵してなる。また、旋盤21の全体の挙動を制御する旋盤制御部22には、振動センサ18からの出力に応じて振動しやすい方向を判定する振動方向判定部16、及び振動しやすい方向にもとづいて切削モードを決定する切削モード決定部17が接続されている。
上記旋盤21では、両刃切削モードを自動的に選択して加工を開始した後、振動センサ18によって主軸2に生じる切り込み方向における振動と軸方向における振動とを検出し、振動方向判定部16において振動の大きい方向を振動しやすい方向として判断する。そして、切り込み方向に振動しやすい場合、切削モード決定部17は、両刃切削モードに比べて切り込み方向に見た切削幅が小さくなるために切削断面積が変動しにくく、さらに合成切削力に占める切り込み方向成分(背分力)の割合が小さくなる片刃切削モード又は千鳥切削モードを選択し、切削モードを両刃切削モードから片刃切削モード又は千鳥切削モードへと変更し加工を継続する。一方、軸方向に振動しやすい場合、切削モード決定部17は、切削モードのうち、片刃切削モードや千鳥切削モードと比べて、軸方向で見た切削幅が小さくなるために切削断面積が変動しにくく、さらに合成切削力にしめる軸方向成分(送り方向分力)の割合が小さくなる両刃切削モードを選択し、切削モードを変更することなく加工を継続する。また、切削モードを変更した場合、1パス目の回転速度演算部15では、総切り込み回数に代えて残りの切り込み回数をNに代入し、上記式(2)〜(4)で切削モード変更後の1パス目の主軸回転速度ssを算出する。なお、切削モードを変更するに際して片刃切削モードと千鳥切削モードとのいずれの切削モードを選択するかについては、予め作業者が設定するようにしてもよいし、加工プログラム等にもとづいて自動的に決定するようにしてもよい。
以上のような旋盤21によっても、熟練していない作業者であってもびびり振動の抑制を容易に図ることができる、最終の工具パスにおける切削が低速回転速度で行われてしまうような事態を確実に防止することができる等といった旋盤1と同様の効果を期待することができる。
さらに、主軸2に生じる振動を検出する振動センサ18が設けられているとともに、振動しやすい方向を判定する振動方向判定部16、及び振動しやすい方向にもとづいて切削モードを決定する切削モード決定部17が備えられており、振動しやすい方向に応じてびびり振動が生じにくい切削モードを決定し、当該切削モードにて加工を行うため、びびり振動の一層の抑制を図ることができる。
また、他の変更例としては、たとえば上記実施形態及び変更実施形態では、最終の工具パスにおける切削が高速回転速度での切削となるようにしているが、びびり振動が発生しやすい等の理由から、最終の工具パスではなく特定回数目の工具パスにおける切削が高速回転速度での切削となるように構成することも可能であり、高速回転速度で切削したいパス(若しくは当該パスまでの残りの切り込み回数)をNとして、上記式(2)〜(4)により1パス目(若しくは切削モード変更後における1パス目)の主軸回転速度ssを算出すればよい。
さらに、主軸回転速度を変更するにあたり、その周期を3パス毎としたり、高速回転速度SHで2パス加工し低速回転速度SLで1パス加工する等、切削モードや他の加工条件などから上記実施形態及び変更実施形態の変更パターンとは異なる他の変更パターンを採用しても何ら問題はない。
また、上記実施形態及び変更実施形態のねじ切り加工に係る制御は、外径のねじ切り加工のみならず、筒状部等における内径のねじ切り加工についても採用可能である。
さらに、上記実施形態及び変更実施形態では、切削モードとして両刃切削モード、片刃切削モード、及び千鳥切削モードの3種類の切削モードを設定可能としているが、更に別の切削モードを設定可能としてもよいし、逆に千鳥切削モードを含む2種類しか設定できないとしても何ら問題はない。
さらにまた、上記変更実施形態において切削モードを手動でも入力可能とし、手動で入力されている場合には、両刃切削モードではなく入力された切削モードにより加工を開始したり、切削モードの変更を行わないようにしたりすることも可能である。
またさらに、上記変更実施形態では振動センサ18を主軸台8に内蔵しているが、振動センサ18を刃物台20に設置し、ワーク5に生じる振動を検出するように構成しても何ら問題はない。
加えて、上記実施形態及び変更実施形態では、工作機械の一実施形態であるワークを回転させる旋盤について説明しているが、主軸の回転に変えて送り軸で工具とワークを相対的に回転させることにより同様の加工を行うマシニングセンタ等といった他の工作機械であってもよい。
1、21・・旋盤(工作機械)、2・・主軸(回転軸)、3・・チャック(把持装置)、4・・爪、5・・ワーク、6・・エンコーダ、7・・モータ、9・・主軸制御部(回転速度制御手段)、10、22・・旋盤制御部(加工制御手段)、11・・入力手段、12・・記憶部、13・・回転速度演算部、14・・同一回転速度切削パス数演算部、15・・1パス目の回転速度演算部(特定回転速度演算部)、16・・振動方向判定部、17・・切削モード決定部、18・・振動センサ(振動検出手段)、19・・工具、20・・刃物台。

Claims (3)

  1. 軸状のワークを装着する把持装置と、前記ワークに対してその径方向及び軸方向へ移動可能な工具と、前記ワークと前記工具とを相対的に前記ワークの軸線周りに回転させながら、前記ワークに対して前記工具を径方向へ切り込ませて前記軸方向へ移動させた後、前記工具を径方向へ逃がすといった工具パスを繰り返してねじ切り加工を行う加工制御手段と、前記回転速度を工具パス単位で変更可能な回転速度制御手段と、前記工具パス毎の前記ワークと前記工具との相対的な回転速度を演算する回転速度演算部とを備えた工作機械であって、
    前記回転速度制御手段が、前記回転速度を所定の高速回転速度と所定の低速回転速度とで変更する一方、
    前記ねじ切り加工における特定回数目の工具パスが前記高速回転速度で行われるように、1回目の工具パスにおける前記回転速度を前記高速回転速度と前記低速回転速度との何れかとするかを決定する特定回転速度演算部を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記特定回数目の工具パスが前記ねじ切り加工における最終の工具パスであることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記加工制御手段が、前記工具の切込様式の異なる複数種類の切削モードで前記ねじ切り加工可能であり、前記切削モードとして、両刃切削モード、片刃切削モード、及び千鳥切削モードが設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
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