JP2007272870A - 印刷制御装置、ｇｕｉ表示方法、プリンタドライバ及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】資源の消費を抑制しつつ複数言語による表示を簡便に行うことのできる印刷制御装置、ＧＵＩ表示方法、プリンタドライバ及び記録媒体の提供を目的とする。
【解決手段】言語ごとの表示文字列が格納された言語依存ファイルを用いてＧＵＩの表示を行うプリンタドライバを備えた印刷制御装置であって、言語ごとの前記言語依存ファイルが圧縮された圧縮言語依存ファイルと、前記プリンタドライバが用いる言語を選択させる言語選択手段と、選択された言語に係る前記言語依存ファイルを前記圧縮言語依存ファイルより解凍する解凍手段とを有し、前記プリンタドライバは、前記解凍手段によって解凍された前記言語依存ファイルを用いてＧＵＩの表示を行うことにより上記課題を解決する。
【選択図】図３

Description

本発明は、印刷制御装置、ＧＵＩ表示方法、プリンタドライバ及び記録媒体に関し、特に複数言語による表示に対応する印刷制御装置、ＧＵＩ表示方法、プリンタドライバ及び記録媒体に関する。

プリンタドライバは、プリンタを制御するためのプログラムモジュールである。プリンタドライバは、アプリケーションから文書を印刷させる際等にそのＧＵＩ（Graphical User Interface）を表示させる。例えば、一般的なＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）アプリケーションでは、ファイルメニューの印刷メニュー項目を選択すると当該アプリケーションによって印刷ダイアログが表示される。その印刷ダイアログにおけるプロパティボタンを押すと、印刷先として選択されているプリンタに対応するプリンタドライバのＧＵＩ、すなわち、プリンタプロパティダイアログが表示される。

プリンタプロパティダイアログ等のプリンタドライバのＧＵＩ上の文字列は、他の一般的なアプリケーションと同様、ユーザに適した言語によって表示されるのが好ましい。例えば、日本人が利用する環境では日本語、英語圏のユーザが利用する環境では英語で表示されるとユーザにとって便宜である。したがって、従来、プリンタドライバにおいてもいわゆる複数言語対応は行われていた。
特開２０００−１８１６５０号公報

しかしながら、従来における一般的なプリンタドライバは、言語別にパッケージ化されてリリースされていた。したがって、このようなプリンタドライバを利用するユーザが、複数言語によってプリンタドライバを利用したい場合、その言語分のプリンタドライバのインストール作業を行わなければならないという問題があった。また、言語ごとに別個にインストールされたプリンタドライバは、同一のプリンタに対するものであっても、アプリケーションからはそれぞれ別個のプリンタとして見えてしまうという問題もあった。

かかる問題を解決可能なプリンタドライバとして、複数言語に対応したプリンタドライバ（以下「複数言語ドライバ」という。）がある。複数言語ドライバでは、一回のインストール時に複数言語分の言語依存ファイルがインストールされる。インストール後（印刷時等）に利用する言語が選択されると、それに応じて利用する言語依存ファイルを切り替えることで、複数言語の利用が可能となる。ここで、言語依存ファイルとは、ＧＵＩ上の表示文字列が格納されたリソースファイルや、ヘルプファイル等を指す。

しかしながら、複数言語ドライバでは、普段は利用されない言語の言語依存ファイルについても一回のインストール時にハードディスク等の記憶媒体上にそのままのサイズで展開されてしまうため、不必要に記憶媒体等の資源を圧迫してしまうという問題があった。

本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、資源の消費を抑制しつつ複数言語による表示を簡便に行うことのできる印刷制御装置、ＧＵＩ表示方法、プリンタドライバ及び記録媒体の提供を目的とする。

そこで上記課題を解決するため、本発明は、言語ごとの表示文字列が格納された言語依存ファイルを用いてＧＵＩの表示を行うプリンタドライバを備えた印刷制御装置であって、言語ごとの前記言語依存ファイルが圧縮された圧縮言語依存ファイルと、前記プリンタドライバが用いる言語を選択させる言語選択手段と、選択された言語に係る前記言語依存ファイルを前記圧縮言語依存ファイルより解凍する解凍手段とを有し、前記プリンタドライバは、前記解凍手段によって解凍された前記言語依存ファイルを用いてＧＵＩの表示を行うことを特徴とする。

また、上記課題を解決するため、本発明は、表示部品に直接関連付けられた仮表示文字列が格納されたリソースファイルに基づいてＧＵＩの表示を行うプリンタドライバを備えた印刷制御装置であって、前記リソースファイルに格納された仮表示文字列ごとに言語ごとの表示文字列が格納された言語依存ファイルと、前記プリンタドライバが用いる言語を選択させる言語選択手段とを有し、前記プリンタドライバは、前記リソースファイルに格納された仮表示文字列に基づいて、前記言語選択手段によって選択された言語に係る前記表示文字列を前記言語依存ファイルより取得し、取得された前記表示文字列を用いてＧＵＩの表示を行うことを特徴とする。

上記のような印刷制御装置では、資源の消費を抑制しつつ複数言語による表示を簡便に行うことができる。

また、上記課題を解決するため、本発明は、上記印刷制御装置におけるＧＵＩ表示方法、前記ＧＵＩ表示方法をコンピュータに実行させるためのプリンタドライバ、又は前記プリンタドライバを記録した記録媒体としてもよい。

本発明によれば、資源の消費を抑制しつつ複数言語による表示を簡便に行うことのできる印刷制御装置、ＧＵＩ表示方法、プリンタドライバ及び記録媒体を提供することができる。

以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図１は、本発明の実施の形態における印刷システムの構成例を示す図である。図１において、印刷システム１は、ＬＡＮ（Local Area Network）等のネットワーク３０（有線又は無線の別は問わない。）によって接続された印刷制御装置１０とプリンタ２０とによって構成される。

印刷制御装置１０は、プリンタドライバを用いてプリンタ２０に対して電子文書等の印刷指示を行う装置であり、例えば、ＰＣ（Personal Computer）等の汎用的なコンピュータによって構成される。プリンタ２０は、印刷機能を備えた機器であり、一般的なプリンタの他、複合機又は融合機といわれる多機能的な複写機によって構成してもよい。

なお、印刷システム１において、印刷制御装置１０及びプリンタ２０は、それぞれ複数台存在してもよい。また、印刷制御装置１０とプリンタ２０との間は、ＵＳＢケーブル等のケーブルによって接続されていてもよい。

図２は、本発明の実施の形態における印刷制御装置のハードウェア構成例を示す図である。図２の印刷制御装置１０は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置１００と、補助記憶装置１０２と、メモリ装置１０３と、演算処理装置１０４と、インタフェース装置１０５と、表示装置１０６と、入力装置１０７とを有するように構成される。

印刷制御装置１０での処理を実現するプリンタドライバ等のプログラムは、CD―ROM等の記録媒体１０１によって提供される。プログラムを記録した記録媒体１０１がドライブ装置１００にセットされると、プログラムが記録媒体１０１からドライブ装置１００を介して補助記憶装置１０２にインストールされる。補助記憶装置１０２は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。

メモリ装置１０３は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置１０２からプログラムを読み出して格納する。演算処理装置１０４は、メモリ装置１０３に格納されたプログラムに従って印刷制御装置１０に係る機能を実現する。インタフェース装置１０５は、図１のネットワーク３０に接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置１０６はプログラムによるＧＵＩ（Graphical User Interface）等を表示する。入力装置１０７はキーボード及びマウス等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。

なお、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体１０１より行う必要はなく、ネットワーク３０を介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。

以下、印刷制御装置１０の処理手順について説明する。図３は、第一の実施の形態における印刷制御装置の処理概要を説明するための図である。

図３において、記録媒体１０１には、プリンタドライバ１１と、圧縮言語依存ファイル１２とが格納されている。

プリンタドライバ１１は、複数言語に共通のロジックが実装されたプリンタドライバである。したがって、いずれの言語が用いられる場合であっても、一つのプリンタドライバ１１が共通的に用いられる。圧縮言語依存ファイル１２は、言語ごとの言語依存ファイルが圧縮されたファイルである。言語依存ファイルとは、プリンタドライバ１１において言語に依存する情報が言語ごとに格納されたファイルである。したがって、言語ごとに言語依存ファイルが存在する。言語に依存する情報としては、例えば、ＧＵＩ上の表示文字列や、ヘルプ情報等が相当する。ＧＵＩ上の表示文字列については、例えば、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）環境においては、リソースファイルと呼ばれるＤＬＬ（Dynamic Link Library）ファイルに格納される。したがって、このようなリソースファイルは、本実施の形態における言語依存ファイルに相当する。なお、リソースファイル内では、ＧＵＩ（Graphical User Interface）上の表示部品（のＩＤ）と、当該表示部品に表示させる文字列（表示文字列）とが直接的に対応付けられている。

図３において、プリンタドライバ１１のインストールの際は、プリンタドライバ１１と共に、圧縮言語依存ファイル１２が印刷制御装置１０内（補助記憶装置１０２）にコピーされる（Ｓ１１、Ｓ１２）。続いて、デフォルトの言語の言語依存ファイル１２１が解凍されて圧縮言語依存ファイル１２より展開される（Ｓ１３）。展開された言語依存ファイル１２１は、表示対象の言語依存ファイルとして設定される。図３においては、日本語の言語依存ファイル１２１が展開された例が示されている。

以下、インストールされたプリンタドライバ１１がプリンタプロパティダイアログ等のＧＵＩを表示させる際等の処理手順について、フローチャートも用いて説明する。なお、プリンタプロパティダイアログとは、プリンタドライバ１１が表示させるＧＵＩの一つであり、各種の印刷条件を設定させるためのダイアログである。例えば、一般的なＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）アプリケーションは、ファイルメニューの印刷メニュー項目が選択されると印刷ダイアログを表示させる。その印刷ダイアログにおけるプロパティボタンが押下されると、印刷先として選択されているプリンタに対応するプリンタドライバがプリンタプロパティダイアログを表示させる。

図４は、第一の実施の形態におけるプリンタドライバの処理手順を説明するためのフローチャートである。図４におけるステップ番号は、図３におけるものと対応している。但し、図３には図４における全てのステップは表現されていない。

ユーザが、例えば、アプリケーションによって表示されている印刷ダイアログのプロパティボタンをクリックすることにより、プリンタプロパティダイアログの表示指示を行うと（Ｓ１１１）、プリンタドライバ１１は、現在表示対象として設定されている言語依存ファイルを読み込む（Ｓ１１２）。しがたって、図３の場合、インストール後に後述する言語の切り替えがなされていなければ、日本語の言語依存ファイル１２１が読み込まれる。続いて、プリンタドライバ１１は、読み込んだ言語依存ファイルを用いてプリンタプロパティダイアログを表示させる。したがって、図３の場合、当該プリンタプロパティダイアログ上の文字列は、日本語によって表示される。

続いて、ユーザが、プリンタプロパティダイアログにおいて言語の切り替えを指示したとする（Ｓ１１４）。言語の切り替えは、例えば、プリンタプロパティダイアログに言語を選択させるためのＧＵＩ部品（例えば、コンボボックス等）を表示させ、そのＧＵＩ部品によって行わせてもよい。また、プリンタプロパティダイアログから言語切り替え用の別のダイアログ（以下「言語切り替えダイアログ」という。）を表示させ、言語切り替えダイアログ上のＧＵＩ部品（例えば、コンボボックス等）によって言語の切り替えを行わせてもよい。

プリンタドライバ１１は、言語の切り替え指示において選択された言語の言語依存ファイルを圧縮言語依存ファイル１２より解凍して展開する（Ｓ１１５）。図３では、英語の言語依存ファイル１２２が展開された例が示されている。続いて、プリンタドライバ１１は、これまで表示対象だった言語依存ファイル（図３では、日本語の言語依存ファイル１２１）を削除し（Ｓ１１６）、新たに展開された言語依存ファイルを用いてプリンタプロパティダイアログや言語切り替えダイアログ等のＧＵＩ上の文字列を表示させる（Ｓ１１７）。したがって、図３では、ＧＵＩ上の文字列が英語の表示に切り替わる。

上記の処理によって、言語切り替えダイアログの表示言語が切り替わる様子を図５に示す。図５は、表示言語が切り替わる様子を示す図である。

図５において、（Ａ）は、日本語用の言語依存ファイルが用いられて表示されている言語切り替えダイアログ１３０を示す。言語切り替えダイアログ１３０には、言語を切り替えるためのＧＵＩ部品としてコンボボックス１３１が配置されている。

（Ｂ）に示されるように、ユーザは、コンボボックス１３１を用いて表示言語を切り替えることができる。（Ｂ）では、Ｅｎｇｌｉｓｈが選択されている。Ｅｎｇｌｉｓｈが選択された状態で、ＯＫボタン１３２が押下されると（Ｃ）、ステップＳ１１５〜Ｓ１１７の処理によって言語切り替えダイアログ１３０の表示文字列は英語に切り替わる（Ｄ）。

上述したように、第一の実施の形態における印刷制御装置１０によれば、表示対象の言語依存ファイル以外の言語依存ファイルについては、圧縮された状態で保持される。したがって、各言語依存ファイルがそのまま（展開時）のサイズで保持される場合に比べ、補助記憶装置１０２等の資源の消費を抑制することができる。

ところで、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）環境において言語依存ファイルに相当するリソースファイルは、ＤＬＬとして実装される。しかし、ＤＬＬを生成するためには、コンパイル及びリンク等の作業が必要とされるため、取り扱いが不便なことがある。そこで、第二の実施の形態として、言語依存ファイルの取り扱いを容易にした例を説明する。

図６は、第二の実施の形態における印刷制御装置の処理概要を説明するための図である。図６において、記録媒体１０１には、プリンタドライバ２１と、言語依存ファイル２２と、雛型リソースファイル２３とが格納されている。

プリンタドライバ２１は、複数の言語に共通のロジックが実装されたプリンタドライバである。したがって、いずれの言語が用いられる場合であっても、一つのプリンタドライバ２１が共通的に用いられる。雛型リソースファイル２３は、ＧＵＩ（Graphical User Interface）上の表示部品（のＩＤ）と、当該表示部品に表示させる文字列（表示文字列）とが直接的に対応付けられているファイルであり、例えば、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）環境においては、ＤＬＬ形式のリソースファイルとして実装される。但し、本実施の形態における雛型リソースファイル２３には、実際に表示させる文字列ではなく、ＩＤ化された文字列（以下「仮表示文字列」という。）が表示部品に対応づけられている。

言語依存ファイル２２は、実際に表示させるための表示文字列がテキスト形式によって言語ごとに格納されたファイルである。言語ごとに別個のファイルでもよいし、一つのファイル内で言語ごとに区別されていてもよいが、本実施の形態では、言語ごとに別個のファイルによって構成されているものとする。言語依存ファイル２２では、リソースファイル２３における仮表示文字列と表示文字列との対応付けが定義されている。

図７は、第二の実施の形態における言語依存ファイルの定義例を示す図である。図７において（Ａ）は日本語用の、（Ｂ）は英語用の言語依存ファイルの定義内容を示す。いずれの場合も＜仮表示文字列＞＝＜表示文字列＞の形式で、各表示部品に対する表示文字列がテキスト形式で定義されている。すなわち、「ＳＴＲ＿ＯＫ」、「ＳＴＲ＿ＣＡＮＣＥＬ」等は、仮表示文字列を示す。雛型リソースファイル２３では、このようなＩＤ化された仮表示文字列が表示部品に対応付けられているのである。なお、図７の言語依存ファイルにおいて、「ＳＴＲ＿ＣＡＮＣＥＬ」に対応する日本語の表示文字列は"キャンセル"として、英語の表示文字列は、「Ｃａｎｃｅｌ」として定義されている。

言語依存ファイル２２は、ＸＭＬ（eXtensible Markup Language）形式によって定義されていてもよい。図８は、第二の実施の形態における言語依存ファイルのＸＭＬによる定義例を示す図である。

図８の言語依存ファイル２２ａでは、＜ＬａｎｇＬｉｓｔ＞タグに囲まれた＜ＬａｎｇＬｉｓｔ＞要素の子要素として、言語ごとにｌａｎｇｕａｇｅ要素が定義されている。各ｌａｎｇｕａｇｅ要素が対応する言語は、ｌａｎｇｕａｇｅ要素のｎａｍｅ属性によって識別される。図８において、ｌａｎｇｕａｇｅ要素２２０１は日本語に対応し、ｌａｎｇｕａｇｅ要素２２０２は英語に対応する。

ｌａｎｇｕａｇｅ要素には、ｋｅｙ要素が子要素として定義される。一つのｋｅｙ要素内では、仮表示文字列と表示文字列との対応が定義される。ｋｅｙ要素のｎａｍｅ属性の値は仮表示文字列を示す。また、ｋｅｙ要素の子要素であるｗｏｒｄ要素の値は表示文字列を示す。したがって、例えば、日本語に対応するｌａｎｇｕａｇｅ要素２２０１の子要素であるｋｅｙ要素２２０１ａでは、「ＳＴＲ＿ＣＡＮＣＥＬ」に対応する表示文字列として、"キャンセル"が定義されている。また、英語に対応するｌａｎｇｕａｇｅ要素２２０２の子要素であるｋｅｙ要素２２０２ａでは、「ＳＴＲ＿ＣＡＮＣＥＬ」に対応する表示文字列として、"Ｃａｎｃｅｌ"が定義されている。

図６において、プリンタドライバ２１のインストールの際は、プリンタドライバ２１と共に、言語依存ファイル２２及び雛型リソースファイル２３が印刷制御装置１０内（補助記憶装置１０２）にコピーされる（Ｓ２１、Ｓ２２、Ｓ２３）。この際に表示対象とする言語が、インストーラによって自動的に、又はユーザによる選択によって設定される。

以下、インストールされたプリンタドライバ２１がプリンタプロパティダイアログ等のＧＵＩを表示させる際等の処理手順について、フローチャートも用いて説明する。

図９は、第二の実施の形態におけるプリンタドライバの処理手順を説明するためのフローチャートである。図９におけるステップ番号は、図６におけるものと対応している。但し、図６には図９における全てのステップは表現されていない。

ユーザが、プリンタプロパティダイアログの表示指示を行うと（Ｓ２１１）、プリンタドライバ２１は、雛型リソースファイル２３を読み込む（Ｓ２１２）。ここで、仮に、雛型リソースファイル２３を通常のリソースファイルと同様に扱ってしまうと、プリンタドライバ２１が表示するＧＵＩの表示は図１０のようなものとなる。

図１０は、雛型リソースファイルに基づいて表示されるプリンタドライバのＧＵＩの例を示す図である。図１０に示されるように、ダイアログ上の各表示部品の表示文字列には、「ＳＴＲＸＸＸＸ」といった仮表示文字列がそのまま表示されている。このままでは、ユーザには全く意味不明なユーザインタフェースである。そこで、以下の処理が必要とされる。

ステップＳ２１２に続いて、プリンタドライバ２１は、現在表示対象として設定されている言語の言語依存ファイル２２を読み込み（Ｓ２１３）、読み込んだ言語依存ファイル２２の対応関係に基づいて、雛型リソースファイル２３における仮表示文字列を言語依存ファイル２２における表示文字列に置換する（Ｓ２１４）。図６においては日本語の言語依存ファイル２２１が読み込まれる例が示されている。

続いて、プリンタドライバ２１は、置換された表示文字列を用いてプリンタプロパティダイアログを表示させる（Ｓ２１５）。したがって、図６の場合、当該プリンタプロパティダイアログ上の文字列は、日本語によって表示される。

図１１は、第二の実施の形態においてプリンタドライバのＧＵＩが日本語で表示される例を示す図である。図１１におけるダイアログの各表示部品の表示文字列は、図１０と異なり日本語で表示されている。これは、図１０においてそのまま表示されていた仮表示文字列が日本語の表示文字列に置換されたためである。

続いて、ユーザが、プリンタプロパティダイアログにおいて言語の切り替えを指示したとする（Ｓ２１６）。言語の切り替えは、第一の実施の形態と同様に行わせればよい。

プリンタドライバ２１は、選択された言語に係る言語依存ファイル２２を表示対象とし新たに読み込む（Ｓ２１７）。続いて、プリンタドライバ２１は、新たに読み込んだ言語依存ファイル２２における表示文字列によって仮表示文字列を置換し、置換された表示文字列を用いてプリンタプロパティダイアログを表示させる（Ｓ２１８）。

図６においては英語の言語依存ファイル２２１に切り替えられた例が示されている。したがって、この場合、プリンタプロパティダイアログ上の文字列は、英語によって表示される。

図１２は、第二の実施の形態においてプリンタドライバのＧＵＩが英語で表示される例を示す図である。図１２におけるダイアログの各表示部品の表示文字列は、図１０と異なり英語で表示されている。これは、図１０においてそのまま表示されていた仮表示文字列が英語の表示文字列に置換されたためである。

上述したように、第二の実施の形態における印刷制御装置１０によれば、言語依存ファイル２２をテキスト形式のファイルによって実現することができる。したがって、言語依存ファイル２２の編集後、コンパイル及びリンク等を行うことなくＧＵＩの表示確認を行うことができる等、言語依存ファイルの取り扱いを容易にすることができる。また、第二の実施の形態における言語依存ファイル２２は、テキスト形式によるため、圧縮しなくても補助記憶装置１０２等の消費を抑制することができる。但し、第一の実施の形態と同様、表示対象以外の言語依存ファイル２２については、圧縮しておくようにしてもよい。その場合の処理手順については、第一の実施の形態と第二の実施の形態とより自明であるため、ここでの説明は省略する。

以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

本発明の実施の形態における印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における印刷制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 第一の実施の形態における印刷制御装置の処理概要を説明するための図である。 第一の実施の形態におけるプリンタドライバの処理手順を説明するためのフローチャートである。 表示言語が切り替わる様子を示す図である。 第二の実施の形態における印刷制御装置の処理概要を説明するための図である。 第二の実施の形態における言語依存ファイルの定義例を示す図である。 第二の実施の形態における言語依存ファイルのＸＭＬによる定義例を示す図である。 第二の実施の形態におけるプリンタドライバの処理手順を説明するためのフローチャートである。 雛型リソースファイルに基づいて表示されるプリンタドライバのＧＵＩの例を示す図である。 第二の実施の形態においてプリンタドライバのＧＵＩが日本語で表示される例を示す図である。 第二の実施の形態においてプリンタドライバのＧＵＩが英語で表示される例を示す図である。

符号の説明

１ 印刷システム
１０ 印刷制御装置
２０ プリンタ
１１、２１ プリンタドライバ
１２、２２ 言語依存ファイル
２３ 雛型リソースファイル
３０ ネットワーク
１００ ドライブ装置
１０１ 記録媒体
１０２ 補助記憶装置
１０３ メモリ装置
１０４ 演算処理装置
１０５ インタフェース装置
１０６ 表示装置
１０７ 入力装置
Ｂ バス

Claims (12)

1. 言語ごとの表示文字列が格納された言語依存ファイルを用いてＧＵＩの表示を行うプリンタドライバを備えた印刷制御装置であって、
   言語ごとの前記言語依存ファイルが圧縮された圧縮言語依存ファイルと、
   前記プリンタドライバが用いる言語を選択させる言語選択手段と、
   選択された言語に係る前記言語依存ファイルを前記圧縮言語依存ファイルより解凍する解凍手段とを有し、
   前記プリンタドライバは、前記解凍手段によって解凍された前記言語依存ファイルを用いてＧＵＩの表示を行うことを特徴とする印刷制御装置。
2. 前記言語選択手段によって言語を選択させるまでに前記プリンタドライバが用いていた前記言語依存ファイルを削除する削除手段を有することを特徴とする請求項１記載の印刷制御装置。
3. 表示部品に直接関連付けられた仮表示文字列が格納されたリソースファイルに基づいてＧＵＩの表示を行うプリンタドライバを備えた印刷制御装置であって、
   前記リソースファイルに格納された仮表示文字列ごとに言語ごとの表示文字列が格納された言語依存ファイルと、
   前記プリンタドライバが用いる言語を選択させる言語選択手段とを有し、
   前記プリンタドライバは、前記リソースファイルに格納された仮表示文字列に基づいて、前記言語選択手段によって選択された言語に係る前記表示文字列を前記言語依存ファイルより取得し、取得された前記表示文字列を用いてＧＵＩの表示を行うことを特徴とする印刷制御装置。
4. 前記言語依存ファイルは、テキスト形式によって前記表示文字列を格納することを特徴とする請求項３記載の印刷制御装置。
5. 言語ごとの表示文字列が格納された言語依存ファイルを用いてＧＵＩの表示を行うプリンタドライバを備えた印刷制御装置におけるＧＵＩ表示方法であって、
   前記プリンタドライバが用いる言語を選択させる言語選択手順と、
   選択された言語に係る前記言語依存ファイルを、前記言語依存ファイルが圧縮された圧縮言語依存ファイルより解凍する解凍手順と、
   前記解凍手順において解凍された前記言語依存ファイルを用いて前記プリンタドライバのＧＵＩの表示を行う表示手順とを有することを特徴とするＧＵＩ表示方法。
6. 前記言語選択手順において言語を選択させるまでに前記プリンタドライバが用いていた前記言語依存ファイルを削除する削除手順を有することを特徴とする請求項５記載のＧＵＩ表示方法。
7. 表示部品に直接関連付けられた仮表示文字列が格納されたリソースファイルに基づいてＧＵＩの表示を行うプリンタドライバを備えた印刷制御装置におけるＧＵＩ表示方法であって、
   前記プリンタドライバが用いる言語を選択させる言語選択手順と、
   前記リソースファイルに基づいて、前記リソースファイルに格納されたそれぞれの仮表示文字列ごとに言語ごとの表示文字列が格納された言語依存ファイルより、前記言語選択手順において選択された言語に係る前記表示文字列を取得する表示文字列取得手順と、
   前記表示文字列取得手順において取得された前記表示文字列を用いて前記プリンタドライバのＧＵＩの表示を行う表示手順とを有することを特徴とするＧＵＩ表示方法。
8. 前記言語依存ファイルは、テキスト形式によって前記表示文字列を格納することを特徴とする請求項７記載のＧＵＩ表示方法。
9. 請求項５又は６記載のＧＵＩ表示方法をコンピュータに実行させるためのプリンタドライバ。
10. 請求項９記載のプリンタドライバを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
11. 請求項７又は８記載のＧＵＩ表示方法をコンピュータに実行させるためのプリンタドライバ。
12. 請求項１１記載のプリンタドライバを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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